JP4196617B2 - ドアロック装置 - Google Patents
ドアロック装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4196617B2 JP4196617B2 JP2002250682A JP2002250682A JP4196617B2 JP 4196617 B2 JP4196617 B2 JP 4196617B2 JP 2002250682 A JP2002250682 A JP 2002250682A JP 2002250682 A JP2002250682 A JP 2002250682A JP 4196617 B2 JP4196617 B2 JP 4196617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- open
- state
- lock
- lift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B83/00—Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
- E05B83/36—Locks for passenger or like doors
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B77/00—Vehicle locks characterised by special functions or purposes
- E05B77/22—Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle
- E05B77/30—Functions related to actuation of locks from the passenger compartment of the vehicle allowing opening by means of an inner door handle, even if the door is locked
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B77/00—Vehicle locks characterised by special functions or purposes
- E05B77/32—Vehicle locks characterised by special functions or purposes allowing simultaneous actuation of locking or unlocking elements and a handle, e.g. preventing interference between an unlocking and an unlatching action
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S292/00—Closure fasteners
- Y10S292/23—Vehicle door latches
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T292/00—Closure fasteners
- Y10T292/08—Bolts
- Y10T292/1043—Swinging
- Y10T292/1044—Multiple head
- Y10T292/1045—Operating means
- Y10T292/1047—Closure
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアロック装置としては、車両ドアに適用可能であると共に車両ボデー側のストライカと係脱可能なラッチ機構と、ラッチ機構をストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバーと、車両ドアに配設された開扉部材の操作により作動するオープンレバーと、車両ドアに配設された施解錠部材の操作によりアンロック位置とロック位置との間を移動可能なロックレバーと、ロックレバーと連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合には前記オープンレバーからの操作によりリフトレバーと該リフトレバーを作動可能な一方向に係合し、ロック位置にある場合にはオープンレバーからの操作によりリフトレバーに対して空振りしかつ空振り状態でロック位置からアンロック位置に移動した場合にリフトレバーと該リフトレバーを作動不可能な他方向に係合するオープン部材とを備えるものが公知となっている。
【0003】
かかる装置では、オープン部材がアンロック位置にある場合をアンロック状態、ロック位置にある場合をロック状態と称する。そして、アンロック状態においては、ドアハンドル等の操作によって、オープン部材がリフトレバーと係合、作動させ、その結果、ラッチ機構のストライカとの係合が外れる。ロック状態においては、ドアハンドル等が操作されても、オープン部材はリフトレバーに対して空振りするためにリフトレバーが作動しない。その結果、ラッチ機構のストライカとの係合が外れないようになっている。
【0004】
これらの装置は、ロック状態において、ドアハンドル等とロックノブ等の施解錠部材を重畳的に操作した場合には、次の様な不具合が起こることが知られている。即ち、ドアハンドルの方が早く操作された場合には、オープン部材がリフトレバーに対して空振りし、その後、空振りした位置からアンロック位置の方向に移動する。この際、オープン部材がリフトレバーと他方向に係合するため、ロックレバー、オープン部材共にアンロック位置方向に移動できないという状態が発生し得る。従って、その後ドアハンドルの操作を元に戻したときは、一度ロックノブを操作したにも関わらず、アンロック状態への切替えが未成立のままの状態となる(この状態をパニック状態と称する)。よって、アンロック状態へ切替えるためには、再度ロックノブを操作する必要があり、操作が煩わしいという不具合があった。この様な不具合は、他にも、人がドアハンドルを操作するためにドアハンドルに手を接近させたことを感知して自動的にロック状態からアンロック状態に切替える様なドアロックシステムにおいても同様に起こり得る。なぜなら、制御のタイミングによっては、自動的なアンロック状態への切替え作動より、手動によるドアハンドル操作の方が早く行われることが起こり得るからである。
【0005】
上記の不具合を解決するための装置としては、特開平11−166337号公報に示されるものが公知となっている。その構成を図17に示した。この装置は、ラッチ機構を車両ボデー側のストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバー100と、車両ドアに配設されたドアハンドル等の操作により作動するオープンレバー101と、車両ドアに配設されたロックノブ等の操作に移動するロックレバー102と、ロックレバー102と連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合にはオープンレバー101からの操作によりリフトレバー100と図示S方向に係合してリフトレバー100を作動させ、ロック位置にある場合にはオープンレバー100に対して空振りするオープンリンク103とを備えるドアロック装置である。そして、オープンリンク103が、オープンレバー101およびロックレバー102と連結するメインリンク103aと、メインリンク103aに対してピン104にて相対回動可能に支持されると共に、リフトレバー100に対して係合可能なサブリンク103bとを備えるものである。尚、図17は、サブリンク103bがリフトレバー100と係合しないロック状態を示している。
【0006】
この装置においては、ロック状態においてドアハンドル等とロックノブ等を重畳的に操作した場合には、次の様に作動する。まず、ドアハンドル等の操作により、オープンリンク103がリフトレバー100に対して空振りしつつ図示略S方向に移動する。その後、ロックノブ等の操作によって、オープンリンク103はアンロック位置方向である図示T方向に移動する。その際、サブリンク103bはリフトレバー100と係合するが、サブリンク103bがメインリンク103aに対して相対回動する。その結果、オープンリンク103のうちメインリンク103aの部分は、ロックレバー102と共に、アンロック位置まで移動することができる。その後、ドアハンドルを元に戻した場合には、スプリング105によってサブリンク103bがメインリンク103aに対して相対回動することによって、オープンリンク103全体が、アンロック初期位置に復帰する(パニック状態から復帰する)。従って、再度ロックノブを操作する必要が無い。
【0007】
しかしながら、この装置においては、その構成上、次の様な不具合が生じうる。アンロック状態においての開扉作動においては、ドアハンドルの操作によるトルクが、オープンレバー101、メインリンク103aに伝達される。そして、メインリンク103aがサブリンク103bをその略長手方向(図17示左下方向)へ移動させ、サブリンク103bの先端部によりリフトレバー100を押圧する構成となっている。ここで、メインリンク103aとサブリンク103bとは、前述の様に、ピン104にて回動可能に連結している。よって、サブリンク103bがリフトレバー100を押圧する際に、サブリンク103bがメインリンク103aに対して安定して支持されないという不具合がある。つまり、サブリンク103bとメインリンク103aが相対回動し、リフトレバー100を正確に押圧できないという不具合が生じる恐れがある。尚、サブリンク103bとメインリンク103a間の相対回動は、スプリング105により規制されているが、スプリング105の付勢力とリフトレバー100の操作必要トルクとの相対関係が変化した場合には、上記不具合が生じる恐れがあり、ドアロック装置の操作の不安定性を伴うものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ドアロック装置の操作の不安定性を伴うことなく、操作の煩わしさを抑えることを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、車両ドアに適用可能であると共に車両ボデー側のストライカと係脱可能なラッチ機構と、該ラッチ機構を前記ストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバーと、前記車両ドアに配設された開扉部材の操作により作動するオープンレバーと、前記車両ドアに配設された施解錠部材の操作によりアンロック位置とロック位置との間を移動可能なロックレバーと、一端が前記オープンレバーに回動自在に支持されるとともに他端が前記ロックレバーに連結され、前記ロックレバーと連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーと該リフトレバーを作動可能な一方向に係合し、ロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーに対して空振りしかつ空振り状態でロック位置からアンロック位置方向に移動した場合に前記リフトレバーと該リフトレバーを作動不可能な他方向に係合する係合部を一体に有するオープン部材とを備えるドアロック装置であって、前記ロックレバーが、ベースに対して回動自在に軸支され前記施解錠部材側と連結するメインレバーと、該メインレバーと同軸上で前記ベースに対して回動自在に軸支され前記メインレバーに対して相対移動可能に配設されると共に前記オープン部材の他端に連結されたサブレバーとを備え、前記メインレバー及び前記サブレバーの同軸回りに配設され一端が前記メインレバーに係止され且つ他端が前記サブレバーに係止されると共に、前記オープン部材が前記リフトレバーと他方向に係合した状態で前記オープン部材がロック位置に保持されつつ前記メインレバーがアンロック位置に位置した際に前記サブレバーを前記メインレバーとの相対移動前の初期位置方向へ付勢する弾性部材とを備える構成としたことである。
【0010】
この構成は、ロック状態において開扉部材と施解錠部材を重畳的に操作した場合には、次のように作動する。まず、開扉部材の操作によりオープン部材はリフトレバーに対して空振りする。そして、空振り状態において施解錠部材が操作された場合には、オープン部材がロックレバーと連動して、アンロック位置方向へ移動し、リフトレバーに対して他方向に係合する。このとき、サブレバーとメインレバーは相対移動可能となっているため、ロックレバーのうちメインレバーの部分は、オープン部材およびオープン部材側と連結するサブレバーに規制されることなく、アンロック位置まで移動することができる。この状態で開扉部材の操作が元に戻った場合には、オープン部材とリフトレバーとの係合が外れる。そして、弾性部材の付勢力により、サブレバーがメインレバーとの相対移動前の初期位置に移動(復帰)することにより、ロック状態からアンロック状態への切替えが成立する。つまり、これらの構成によって、ロック状態において、開扉部材、施解錠部材が重畳的に操作された場合であってもパニック状態とならず、アンロック状態への切替えを成立させることができる。従って、再度の施解錠部材の操作の必要がなく、操作の煩わしさを抑えることができる。
【0011】
また、この構成は、リフトレバーと係合するオープン部材を分割する構成となっていない。よって、アンロック状態におけるオープン部材がリフトレバーと係合し作動させる操作は、安定なものとなる。
【0012】
好ましくは、前記開扉部材が前記車両ドアの車両室内側に配設されるインサイドハンドルを含み、前記オープン部材がロック位置にある状態で前記インサイドハンドルが操作された場合に、前記オープンレバーと連動して前記オープン部材をアンロック位置へ移動させるキャンセルレバーを備え、前記係合部は、前記オープン部材が前記キャンセルレバーによりアンロック位置に移動された際に前記リフトレバーと前記一方向に係合するように構成されていると良い。
【0013】
この構成では、ロック状態であっても、インサイドハンドルを一回操作することによって、リフトレバーを作動させることができる。すなわち、オープン部材はキャンセルレバーによってアンロック位置方向へ移動し、係合部がリフトレバーと一方向に係合するため、リフトレバーが作動する。その結果、ラッチ機構を作動させて、車両ドアを車両ボデーに対して開作動可能とすることができる。
【0014】
好ましくは、前記開扉部材が前記車両ドアの車両室内側に配設されるインサイドハンドルを含み、前記オープン部材がロック位置にある状態で前記インサイドハンドルが操作された場合に、前記オープンレバーと連動して前記オープン部材をアンロック位置へ移動させるキャンセルレバーを備え、前記係合部は、前記オープン部材が前記キャンセルレバーによりアンロック位置に移動された際に前記リフトレバーと前記他方向に係合するように構成されていると良い。
【0015】
この構成では、ロック状態であっても、インサイドハンドルをニ回操作することによって、リフトレバーを作動させることができる。すなわち、オープン部材はキャンセルレバーによってアンロック位置方向へ移動し、まず、係合部がリフトレバーと他方向に係合する。この操作ではリフトレバーは作動しないが、サブレバーとメインレバーは相対移動可能となっているため、ロックレバーのうちメインレバーの部分は、オープン部材およびオープン部材側と連結するサブレバーに規制されることなく、アンロック位置まで移動することができる。従って、インサイドハンドルの一回目の操作終了時には、オープン部材とリフトレバーとの係合が外れ、弾性部材の付勢力の作用により、サブレバーがメインレバーとの相対移動前の初期位置に移動(復帰)する。以上の作動によって、ロック状態からアンロック状態への切替えが成立する。従って、インサイドハンドルを二回操作すると、オープン部材がリフトレバーに一方向に係合し、リフトレバーを作動させることができる。その結果、ラッチ機構を作動させて、車両ドアを車両ボデーに対して開作動可能とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態を図を基に説明する。各図においては、車両前方向(以下、前方向)をF、車両後方向(以下、後方向)をR、車両幅室内方向(以下、室内方向)をI、車両室外方向(以下、室外方向)をO、車両上方向(以下、上方向)をU、車両下方向(以下、下方向)をDにて矢視している。
【0017】
まず、図1を基に、ドアロック装置10(ドアロック装置)のラッチ機構の部分の説明する。ドアロック装置10は、ドア(図示なし)(車両ドア)に配設されるものであり、ラッチ11(ラッチ機構)及びポール12(ラッチ機構)を備えている。また、ラッチ11は収容溝11aを備えている。収容溝11aは車両ボデー(図示なし)に取り付けられたストライカ13(ストライカ)を、その内部に保持するものである。またポール12は当接部12aを有している。当接部12aはラッチ11と当接し、ラッチ11の回動を規制する。尚、ラッチ11とポール12はドアロック装置10の軸14、軸15に一体的に回動可能に軸支されている。
【0018】
ここで、ドアロック装置10のラッチ機構の作動を説明する。図1は、ラッチ11がストライカ13を保持するラッチ状態を示している。このラッチ状態は、ドアが車両ボデーに対して保持された閉保持状態である。ラッチ状態からラッチ11が図1示時計回りに所定量回動したアンラッチ状態では、ストライカ13が図1示左方向に離脱可能となる。よって、ドアは車両ボデーに対して開作動可能状態となる。なお、ラッチ11は、軸14の周りに配設されたスプリング(図示なし)により図1示時計回り方向に付勢されている。つまり、ラッチ11の回動は、そのスプリングの付勢力による。前述の様に、ポール12は、ラッチ状態では当接部12aによりラッチ11の回動を抑えている。しかしながら、ポール12が図1示時計回り方向に所定量だけ回動すると、当接部12aとラッチ11の当接が外れ、ラッチ11はアンラッチ状態まで回動する。ポール12は、ラッチ11に対して当接状態から非当接状態となることによりラッチ11を作動させるものである。なお、ポール12も、軸15の周りに配設されたスプリング(図示なし)により、図1示反時計回り方向に付勢されている。以上説明した様に、ラッチ11はストライカを係脱可能な構成となっている。
【0019】
次に図2および図3を基にして、ドアロック装置10のロック機構の部分の説明をする。ドアロック装置10のロック機構は、大まかに見て、オープン系操作部材と、ロック系操作部材とから構成されている。オープン系操作部材は、ドアの車両外側に配設されるアウトサイドハンドル(開扉部材)(図示なし)や車両室内側に配設されるインサイドハンドル(開扉部材・インサイドハンドル)(図示なし)の操作に応じ、ラッチ11を作動させて、ドアを車両ボデーから開作動させる部材である。ロック系操作部材は、ドアの室外側に配設されるキーシリンダ(施解錠部材)(図示なし)やドアの室内側に配設されるロックノブ(施解錠部材)等の操作に応じ、アウトサイドハンドル等の操作によってラッチ11の作動が可能なアンロック状態と、作動が不可能なロック状態とを切替える部材である。
【0020】
図2に示す様に、オープン系操作部材としては、ベース20上に配設されるオープンレバー21(オープンレバー)、オープンリンク22(オープン部材)、リフトレバー23(リフトレバー)、から構成されている。
【0021】
オープンレバー21は、その長手方向のほぼ中央に位置するピン25により、ベース20に対して回動可能に軸支されている。オープンレバー21は、スプリング(図示なし)により図2示時計回り方向に付勢されている。また、オープンレバー21はその図2示右側端に係合端部21aが形成されている。係合端部21aは、他のレバー(図示なし)等を介して、ドアの車両室内側に配設されたインサイドハンドルの操作により作動する構成となっている。つまり、オープンレバー21は、インサイドハンドルの操作によってピン25を中心として図2示反時計回り方向に所定量回動する。
【0022】
また、オープンレバー21には、係合端部21aのピン25を挟んだ反対側に連結端部21bと係止爪部21cが形成されている。連結端部21bはドアの車両外側に配設されたアウトサイドハンドルに連係されるロッド27が連結されている。よって、アウトサイドハンドルの操作によっても、オープンレバー21はピン25を中心として、図2示反時計回り方向へ所定量回動する。係止爪部21cはオープンレバー21より図2示紙面手前方向に屈曲延在するものである。係止爪部21cはオープンリンク22に係止されており、これによりオープンリンク22とオープンレバー21は連結している。
【0023】
オープンリンク22には、連結孔22a、係合部22b(係合部)、長孔22cが形成されている。連結孔22aはオープンリンク22の一端(図2示上側端)に形成された略8字状の孔であり、係止爪部21cが係止されている。また、オープンリンク22の他端(図2示下側端)には、オープンリンク22の長手方向に沿って延びる長孔22cが形成されている。オープンリンク22の長手方向のほぼ中央からは、図2示右斜下方向に延在する係合部22bが形成されている。係合部22bはリフトレバー23の近傍に位置している。
【0024】
リフトレバー23は、ポール12を軸支する軸15に軸支されている。リフトレバー23は、アーム部23aの先端に図2示紙面手前方向に延在するフランジ23bが形成されている。尚、リフトレバー23は、ポール12と一体的に軸15を中心として回動する様に構成されている。つまり、リフトレバー23が図2示反時計回り方向に回動した場合は、ポール12は、図1示時計回り方向に回動することとなり、その結果、ラッチ11を前述のラッチ状態からアンラッチ状態へと切替える。
【0025】
ドアロック装置のロック系操作部材は、ロッキングレバー24(ロックレバー)等から構成されている。図2に示す様に、ロッキングレバー24はメインレバー30(メインレバー)とサブレバー31(サブレバー)とから構成されている。
【0026】
メインレバー30は図2示略左右方向がその長手方向となっており、長手方向のほぼ中央には孔部30aが形成されている。また、サブレバー31は、メインレバー30上に配設されている。図3に示す様に、サブレバー31は、連結軸31aを備えており、連結軸31aが、メインレバー30の孔部30aおよびベース20に形成された孔部20aを一体的に挿通している。また、連結軸31aの先端には、係止部31bが形成されており、それらの構成により、メインレバー30とサブレバー31が、それぞれ、連結軸31aにてベース20に対して回動可能に軸支されている。尚、メインレバー30とサブレバー31の間も、連結軸31aにて相対回動可能となっている。
【0027】
また、メインレバー30とサブレバー31との間にはスプリング32(弾性部材)が配設されている。そして、図2に示す様にスプリング32の一端32aはメインレバー30に係止され、他端32bはサブレバー31に係止されている。さらに、メインレバー30には、図2示紙面手前方向に延在するストッパ30bが形成されている。以上の構成により、サブレバー31は、スプリング32の付勢力により、ストッパ30bと当接する方向に付勢されている。図2および図3に示す様に、サブレバー31の上方向の端部には、前方向(図3示上方向)に延在する連結ピン31cが形成されている。この連結ピン31cがオープンリンク22の長孔22c内に挿通することにより、サブレバー31はオープンリンク22と連結している。
【0028】
尚、メインレバー30は、図2示左側端部に連結長孔30cが形成されており、図2示右側端部には、連結孔30d、30eが形成されている。連結長孔30cは、ロッド35等を介してドアの車両外側に配設されるキーシリンダ(図示なし)(施解錠部材)に連結されている。また、連結孔30dは、ロッド33等を介してドアの車両室内側に配設されるロックノブに連結されている。連結孔30eには、ロッキングアクチュエータ(図示なし)の出力アーム34が挿通している。尚、ロッキングアクチュエータは、車両ボデー内に配設されたECU(図示なし)によって作動するものである。このECUは、車両内に配設されたロック施解錠スイッチ(図示無し)(施解錠部材)の信号や、キーに設けられたキーレスエントリースイッチ(図示無し)(施解錠部材)の信号や、アウトサイドハンドル付近に配設された静電容量センサ(図示無し)(施解錠部材)等からなる人検出システム(スマートキーエントリーシステムと称す)からの信号や、或いは、アウトサイドハンドルに押圧式のスイッチ(施解錠部材)を配設した場合にはそのスイッチ信号を受けてロッキングアクチュエータに作動信号を送るものである。以上の構成により、メインレバー30は、ロッキングアクチュエータ等の操作によって、連結軸31aを中心としてベース20に対して回動可能となっている。
【0029】
以下、図2および図4乃至図8を基にして、ドアロック装置10の作動を説明する。なお、図4乃至図8は、オープンレバー21、オープンリンク22、リフトレバー23、ロッキングレバー24の作動状態のみを表している。
【0030】
まず、アウトサイドハンドル等によって、ドアを開操作する作動について説明する。図2は、ドアロック装置10のアンロック状態を示している。アンロック状態では、オープンリンク22は、その係合部22bがリフトレバー23の上側に位置する様なアンロック位置に位置している。また、このとき、ロッキングレバー24全体もアンロック位置に位置している。この状態で、オープン操作されたときは、以下の様に作動する。アウトサイドハンドル等が操作された場合には、オープンレバー21等を介して、オープンリンク22が下方向に移動する。その結果、図4に示す様にオープンリンク22の係合部22bがリフトレバー23のフランジ23aと下方向(一方向)に係合し、フランジ23aを押す。これにより、リフトレバー23は、軸15を中心として図4示反時計回り方向に回作動する。その結果、ドアロック装置10はアンラッチ状態に切替わる。
【0031】
次に、ロッキングアクチュエータ等によって、ドアロック装置10のアンロック状態とロック状態とを切替える作動について説明する。ロック状態とは、アウトサイドハンドル等の操作によっては、ドアを開操作不可能な(ラッチ11をラッチ状態からアンラッチ状態へ切替え不可能な)状態である。
【0032】
次に、図2に示すアンロック状態において、ロック操作(ロック状態への切替操作)がされたときは、以下の様に作動する。例えば、ロッキングアクチュエータが作動した場合には、メインレバー30が、連結軸31aを中心として図2示時計回り方向へ所定角度分だけ回作動する。このとき、ストッパ30bがサブレバー31を押し、サブレバー31もメインレバー30と一体的に回動する。その結果、連結ピン31cと長孔22cを介してオープンリンク22が連動する。つまり、オープンリンク22は連結孔22aを中心として、図2示反時計回り方向へ所定角度分だけ回作動する。その状態を図5に示した。図5の状態では、ロックレバー24全体、オープンリンク23共にロック位置に位置するロック状態となっている。
【0033】
尚、図5に示すロック状態からロッキングアクチュエータ等の操作によって、メインレバー30が図5示反時計回り方向に回動した場合には、スプリング32の付勢力がサブレバー31を同方向に押すため、サブレバー31もメインレバー30と一体的に回動する。その結果、オープンリンク22はアンロック位置まで移動し、図2に示すアンロック状態になる。つまり、スプリング32の付勢力は、オープンリンク22がロック位置からアンロック位置まで移動するのに必要なトルクより大きく設定されているため、この作動においては、サブレバー31がメインレバー30と相対回動しない。
【0034】
ロック状態にて、アウトサイドハンドルを操作した場合(オープン操作した場合)には、図6に示す様に、オープンリンク22が略下方向に移動する。しかしながら、このときの係合部22bの移動軌跡は、フランジ23aとオフセットしており、オープンリンク22はリフトレバー23に対して空振りする。従って、ロック状態でオープン操作された場合には、リフトレバー23が作動せず、アンラッチ状態とはならない。
【0035】
図6に示す状態にてアンロック操作(アンロック状態への切替え操作)がされたときには以下の様に作動する。例えば、ロッキングアクチュエータが作動した場合には、メインレバー30が図6示反時計回り方向へ連結軸31aを中心として回動する。この場合、サブレバー31を介してオープンリンク22がアンロック位置の方向に移動する。その結果、図7に示す様に、係合部22bはフランジ23aと室外方向(他方向)に係合する。そして、更なるロッキングアクチュエータ等の操作によって、スプリング32の付勢力に抗して、サブレバー31がメインレバー30に相対回動する。その結果、図8に示す状態となる。この状態において、アウトサイドハンドルの操作が元に戻った場合には、オープンリンク22が上方向に移動し、係合部22bとフランジ23aの係合が外れる。そして、スプリング31の付勢力によって、サブレバー31は、メインレバー30との相対回動する前の初期位置方向(図8示反時計回り方向)へ連結軸31aを中心として所定量回動する。このとき、オープンリンク22も、連結孔22aを中心として図8示時計周り方向に所定量回動する。以上の作動により、ドアロック装置10は図2に示すアンロック状態となる。
【0036】
以上説明した様に、ロック状態において、アウトサイドハンドル等の操作およびロッキングアクチュエータ等の操作が重畳的に加わった場合であっても、アウトサイドハンドル等の操作を元に戻した場合はアンロック状態に切替わる。よって、再度のアンロック状態への切替え操作を行う必要が無く、操作の煩わしさが抑えられる。
【0037】
また、本実施の形態においては、この目的(操作の煩わしさの低減)のためにオープンリンク22を分割する構成をとっていない。よって、通常のドア開操作時においては、オープンリンク22がリフトレバー23を作動させる操作が安定なものとなっている。尚、本実施の形態においては、ロッキングレバー24がメインレバー30とサブレバー31とからなり、それらの間で相対回動可能な構成とした。ここで、メインレバー30とサブレバー31は共に、連結軸31aにてベース20に対して軸支されているため、その回動操作は安定なものとなっており、かつその軸支構造も簡易な構成となっている。
【0038】
(第2の実施の形態)次に図9から図15を基にして、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態であるドアロック装置50のラッチ機構の部分は、第1の実施の形態を同一であるため、説明を省略する。
【0039】
まず、図9を基にして、ドアロック装置50のロック機構の説明をする。ドアロック装置50は、ハウジング60に各部材が収容されている。図9は、ハウジング60の一つのケース部60aに主要な部材を収容した状態を示す平面図である。そして、ドアロック装置50は、図9に示した状態に、ケース部60aの他のケース部(図示なし)が覆い被さることにより構成される。
【0040】
ドアロック装置50のロック機構も、第1の実施の形態と同様に、オープン系操作部材と、ロック系操作部材とから構成されている。
【0041】
オープン系部材は、アウトサイドオープンレバー71(オープンレバー)、インサイドオープンレバー72(オープンレバー)(図9示2点鎖線)、オープンリンク73(オープン部材)、リフトレバー74(リフトレバー)(図9示2点鎖線)、キャンセルレバー75(キャンセルレバー)(図9示2点鎖線)から構成されている。
【0042】
アウトサイドオープンレバー71は、車両前後方向の軸76に回動自在に軸支されている。その一端には、連結孔71a(図10示)が形成されており、ロッド(図示なし)等を介してアウトサイドハンドルが連結している。また、他端側には略8字形状の連結孔71bが形成されている。そして、アウトサイドオープンレバー71はアウトサイドハンドルを操作すると、軸76を中心として回動する構成となっている。
【0043】
インサイドオープンレバー72は、ハウジング60の図示しないケース部にピン78にて回動自在に固定されている。インサイドオープンレバー72は、連結孔72aを備えている。連結孔72aには、ハウジング60外に配設される他のオープンレバー(図示なし)やロッド等を介して、インサイドハンドルからの操作力が入力される。その操作力により、インサイドオープンレバー72は回動する。また、インサイドオープンレバー72には、突起部72b、とフランジ72cが形成されている。
【0044】
オープンリンク73は剛性を有する金属性板状物であり、以下の部分を備えている。オープンリンク73の車両下方向の端部側に形成された連結部73a、オープンリンク73の上方向の端部側に形成される長孔73b、オープンリンク73の長手方向(車両上下方向)の略中央に形成されるフランジ73c(係合部)およびフランジ73cから略垂直に屈曲するフランジ73d、異形孔73e、を備えている。
【0045】
連結部73aは、前述のアウトサイドオープンレバー71の連結孔71b内に連結している。そして、この部分を介して、オープンレバー71からオープンリンク73へトルクが伝達される。すなわち、オープンレバー71が軸76を中心として回動した場合には、オープンリンク73は連動して、上下方向に移動する。
【0046】
フランジ73cは、図9に示す様に、リフトレバー74の近傍に位置している。尚、リフトレバー74は、前述のポール12が軸支されている軸15に一体回転可能に軸支されており、リフトレバー74が図9示上方向に移動した場合には、ポール12が図1示時計回り方向に回動する様に構成されている。
【0047】
フランジ73dは、インサイドオープンレバー72が図9示反時計回り方向に回動したときに、突起部72bが係合するものである。つまり、該レバー72が回動したときには、突起部72bがフランジ73dと係合し、フランジ73dにトルクが入力される。その結果、オープンリンク73は図9示上方向に移動し得る。尚、オープンリンク73の長孔73bと異形孔73eの詳細は後述する。
【0048】
キャンセルレバー75は、ピン79にて、ケース部60aに回動自在に固定されており、突起部75aおよびボス75bを備えている。突起部75aは、インサイドオープンレバー72が図9示反時計回り方向に回動したときにフランジ72cが係合するものである。この構成により、係合した後には、インサイドオープンレバー72とキャンセルレバー75は連動する。また、ボス75bはオープンリンク73の異形孔73e内に連結している。
【0049】
ドアロック装置50のロック系操作部材は、インサイドロッキングレバー82、キーレバー83、モータ84、ホイルギア85、アクティブレバー86(ロックレバー)等から構成されている。インサイドロッキングレバー82は、ピン87によってケース部60aに回動可能に固定されている。そして、その一端の連結孔82aは、ケーブル(図示なし)等を介して、ドアの車両室内側に配設されるロックノブに連結している。そして、ロックノブの操作によって、インサイドロッキングレバー82はピン87を中心として回動する。また、インサイドロッキングレバー82の他端側には、連結長孔82bが形成されている。
【0050】
キーレバー83は、ロッド(図示なし)等を介して、ドアの車両外側に配設されるキーシリンダに連結している。そして、キーシリンダをキー操作することによって、回動する構成となっている。また、キーレバー83には連結切欠83aが形成されている。
【0051】
モータ84は、第1の実施の形態のロッキングアクチュエータと同様に、ドア若しくは車両ボデー内に配設されたECU(図示なし)によって作動するものである。ホイルギア85は軸88によって、ケース20aに回転自在に配設されており、モータ84の駆動に応じて回転する。また、ホイルギア85は、2本の連結ピン85aが形成されている。
【0052】
アクティブレバー86は略扇形状を呈しており、メインレバー90(メインレバー)、サブレバー91(サブレバー)およびスプリング92(弾性部材)から構成されている。メインレバー90は、軸93にて、ケース部70aに対して回動可能に配設されている。そして、メインレバー90は、図9紙面奥行方向であるケース部70a側に延在する連結ピン90aおよび節度ピン90d、図9紙面手前方向に延在する連結ピン90b、および連結凹部90cが形成されている。
【0053】
連結ピン90aはインサイドロッキングレバー82の連結長孔82bと連結しており、連結ピン90bはキーレバー83の連結切欠83aと連結している。また、ホイルギア85の回転によっては、2本の連結ピン85aが連結凹部90cと係脱する構成となっている。つまり、メインレバー90は、施解錠部材からの操作力が入力されるインサイドロッキングレバー82、キーレバー83、ホイルギア85(ひいてはモータ84)と連結している。そして、メインレバー90は、インサイドロッキングレバー82、キーレバー83、モータ84からの操作によって、軸93を中心として回動する。この回動する際には、節度ピン90dがケース20aに固定された節度スプリング94内を移動する。そして、節度スプリング94の挟持形状と節度ピン90dの構成によって、メインレバー90が回動する際の節度感が得られる。
【0054】
また、サブレバー91は軸95にてメインレバー90に相対回動可能に配設されている。メインレバー90には、軸95を要とする略扇形状であって図9紙面奥行方向に凹む凹部90eが形成されており、サブレバー91は、この凹部90e内を移動し、かつ凹部90eの図9示左右の壁によって、その移動が規制される構成となっている。また、スプリング92は、その一端がメインレバー90に、他端がサブレバー91の軸95よりも上側の端部に係止されている。そして、図9に示す様に、スプリング92は、サブレバー91を凹部90eの図9示右側の壁と当節する位置(初期位置)の方向に付勢している。
【0055】
一方、サブレバー91の軸95よりも下側の端部には、図9示紙面手前方向に延在する連結ピン91aが形成されている。そして、連結ピン91aは、オープンリンク73の長孔73bと連結している。つまり、サブレバー91は、オープンリンク73と連結しており、サブレバー91のみ若しくはアクティブレバー86全体が回動した場合には、オープンリンク73が連動(連結部73aの部分を中心として、アウトサイドオープンレバー71に対して回動する)構成となっている。
【0056】
ここで、図10から図15に基づいてドアロック装置50の作動の説明をする。図10はドアロック装置50のアンロック状態を示している。アンロック状態では、オープンリンク73は、そのフランジ73cがリフトレバー74の下側に位置する様なアンロック位置に位置している。また、このとき、アクティブレバー86全体もアンロック位置に位置している。この状態で、オープン操作されたときは、以下の様に作動する。アウトサイドハンドル等が操作されると、前述のアウトサイドオープンレバー71等を介して、オープンリンク73が上方向に移動する。そして、オープンリンク73のフランジ73cがリフトレバー74と上方向(一方向)に係合する。ここで、リフトレバー74は上方向に移動可能となっており、その結果、ポール12、ラッチ11が作動する(アンラッチ状態となる)。その状態を図11に示した。このオープンリンク73全体が移動する場合には、サブレバー91の連結ピン91aがオープンリンク73の長孔73b内を相対的に移動する。
【0057】
次に、図10のアンロック状態でロック操作(ロック状態への切替操作)がされたときは、以下の様に作動する。例えば、モータ84が作動した場合には、ホイルギア85を介して、メインレバー90に軸93を中心として図10示時計回り方向へ回動力が加わる。そして、凹部90eの図10示右側の壁がサブレバー91に作用し、その結果、アクティブレバー86全体が軸93を中心として図10示時計回り方向へ所定量回動する。この場合、連結ピン91aと長孔73bとを介してオープンリンク73へ回動力が伝達され、その結果、オープンリンク73が、連結部73a部分を中心として図10示反時計回り方向へ所定量回動する。その状態を図12に示した。図12の状態では、アクティブレバー86全体、オープンリンク73共に、ロック位置に位置するロック状態となっている。
【0058】
尚、図12に示すロック状態からモータ84等の作動によってメインレバー90に図12示反時計回り方向に回動力が加わった場合には、スプリング92の作用によって、サブレバー91もメインレバー90と一体的に回動する。つまり、アクティブレバー86全体が軸93を中心として図12示反時計回り方向に所定量回動する。その結果、オープンリンク73はアンロック位置まで移動し、図10に示すアンロック状態となる。本実施の形態では、スプリング92の付勢力は、オープンリンク73がロック位置からアンロック位置まで移動するのに必要なトルク、およびメインレバー90がロック位置からアンロック位置まで移動するのに必要なトルク(節度スプリング94の弾性トルクに基づくトルク)より大きく設定されている。従って、この作動においては、サブレバー91がメインレバー90と相対回動しない。
【0059】
ロック状態にてアウトサイドハンドルを操作した場合(オープン操作した場合)には、図13に示す様に、オープンリンク73が略上方向に移動する。しかしながら、このときのフランジ73cの移動軌跡はリフトレバー74とオフセットしており、オープンリンク73は、リフトレバー74に対して空振りする。従って、ロック状態でオープン操作された場合には、リフトレバー74が作動せず、アンラッチ状態とはならない。
【0060】
図13に示す状態にてアンロック操作(アンロック状態への切替え操作)がされたときには以下の様に作動する。例えば、モータ84が作動した場合には、ホイルギア85を介して、アクティブレバー86全体が軸93を中心として図13示反時計回り方向へ所定量回動する。この場合、連結ピン91aおよび長孔73bを介して、オープンリンク73が、連結部73a部分を中心として図13示時計回り方向へ所定量回動する。そして、図14に示す様に、フランジ73cがリフトレバー74に対して後方向である図14示右方向(他方向)に係合する。この方向は、リフトレバー74の作動が不可能な方向である。しかしながら、図15に示す様に、サブレバー91が軸95を中心として、メインレバー90と相対的に回動する。即ち、サブレバー91は、凹部90e内を移動し、移動後には凹部90eの図15示左側の壁に当節する。このサブレバー91の回動は、スプリング92の付勢力に抗して起こるものである。
【0061】
図15に示した様に、サブレバー91がメインレバー90と相対回動することによって、アクティブレバー86のメインレバー90の部分は、オープンリンク73および該リンク73と連結するサブレバー91に規制されることなく、アンロック位置まで移動することができる。
【0062】
図15に示す状態からアウトサイドハンドルの操作を元に戻す(オープン操作を解除する)と、オープンリンク73が図15示下方向に移動し、フランジ73cとリフトレバー74との係合が外れる。そして、スプリング92の付勢力により、サブレバー91が、メインレバー90に対する移動後の位置(凹部90eの図15示左側の壁に当節する位置)から初期位置(凹部90eの図15示右側の壁に当節する位置)に移動(アンロック位置に復帰)する。その結果、図10に示すアンロック状態となる。
【0063】
以上説明した様に、ロック状態において、アウトサイドハンドル等による操作およびモータ等によるの操作が重畳的に加わった場合であっても、アウトサイドハンドル等の操作を元に戻した場合はアンロック状態に切替わる。よって、再度のアンロック状態への切替え操作を行う必要が無く、操作の煩わしさが抑えられる。
【0064】
また、本実施の形態においては、この目的(操作の煩わしさの低減)のために、オープンリンク73を分割する構成をとっていない。よって、通常のドア開操作時においては、オープンリンク73がリフトレバー74を作動させる操作が安定なものとなっている。
【0065】
次に、本実施の形態において、図12示ロック状態からインサイドハンドルを操作した場合の作動を説明する。インサイドハンドルを操作した場合には、前述の様に、インサイドオープンレバー72はキャンセルレバー75を作動させる。そして、キャンセルレバー75に配設されたボス75bおよび異形孔73eを介して、オープンリンク73には、連結部73aを中心として、図12示時計回り方向へ回動力が加えられる。つまり、アンロック位置方向へ回動力が加えられる。更にこの場合、長孔73bと連結ピン91aを介して、アクティブレバー86全体が軸93を中心として図12示反時計回り方向へ回動させられる。つまり、アンロック位置方向への回動力が加えられる。
【0066】
一方、この作動と同時に、インサイドオープンレバー72の突起部72bからオープンリンク73のフランジ73dに操作力が入力される。その結果、オープンリンク73全体が略上方向に移動する。ここで、オープンリンク73のフランジ73cは、図11に示す様に、リフトレバー74に上方向に係合し得る構成となっているため、リフトレバー74を作動させることができる。従って、ポール12、ラッチ11を作動させることができる(アンラッチ状態とすることができる)。以上説明した様に、ドアロック装置50は、ロック状態においてインサイドハンドルを一回操作した場合に、アンロック操作をするまでもなくドアを開けることが可能な構成(ワンモーション操作が可能な構成)となっている。
【0067】
(第3の実施の形態)図16には、第3の実施の形態を示している。本実施の形態では、フランジ73cの図16示上下方向の長さが第2の実施の形態と比較して長く設定してある。それ以外の構成は第2の実施の形態と同じである。
【0068】
本実施の形態では、ロック状態からインサイドハンドルを一回操作した場合には、第2の実施の形態と同様に、インサイドオープンレバー72とキャンセルレバー75からの操作力が加わる。そして、その結果、図16に示す状態となる。すなわち、オープンリンク73のフランジ73cは、リフトレバーに対して車両後方向である図16示右方向(他方向)に係合する様に設定されている。このときはリフトレバー74が作動しないため、一回の操作によっては、ポール12、ラッチ11を作動させることができない。しかしながら、サブレバー91が軸95を中心としてメインレバー90と相対回動することにより、アクティブレバー86のうちメインレバー90の部分は、アンロック位置まで移動し得る。そして、インサイドハンドルの操作を元に戻した場合には、フランジ73cとリフトレバー74との係合が外れ、図10に示す様なアンロック状態となる。そして、再度インサイドハンドルを操作した場合には、ドアを開作動させることができる。
【0069】
以上説明した様に、本実施の形態のドアロック装置50は、ロック状態においてインサイドハンドルをニ回操作した場合に、アンロック操作をするまでもなくドアを開けることが可能な構成(ツーモーション操作が可能な構成)となっている。第2の実施の形態および第3の実施の形態から分かる様に、ドアロック装置50は、フランジ73cの長さを変えるだけで、簡易に、ワンモーション操作の機構とツーモーション操作の機構の何れをも設定することができる。
【0070】
【発明の効果】
本発明は、ロック状態において、開扉部材、施解錠部材が重畳的に操作された場合であってもパニック状態とならず、アンロック状態への切替えを成立させることができる。従って、再度の施解錠部材の操作の必要がなく、操作の煩わしさを抑えることができる。また、この構成は、リフトレバーと係合するオープン部材を分割する構成となっていない。よって、アンロック状態におけるオープン部材がリフトレバーと係合し作動させる操作は、安定なものとなる。
【0071】
本発明は、オープン部材の係合部の構成を変えることにより、ロック状態から、インサイドハンドルを一回若しくは二回操作することによって、車両ドアを車両ボデーに対して開作動可能とすることができる。換言すると、ロック状態からインサイドハンドルを何回操作すれば開作動するかを、オープン部材の係合部の構成を変えることにより、簡易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のドアロック装置のラッチ機構を表す平面図である。
【図2】 第1の実施の形態のドアロック装置のロック機構を表す平面図である。
【図3】 図2におけるA−A断面図である。
【図4】 第1の実施の形態のドアロック装置のロック機構の、アンロック状態においてドアハンドルが操作された状態表す図である。
【図5】第1の実施の形態のドアロック装置のロック機構のロック状態を表す図である。
【図6】 第1の実施の形態のドアロック装置のロック機構の、ロック状態においてオープン操作された状態表す図である。
【図7】 図6示状態からアンロック操作された状態を表す図である。
【図8】 図7示状態からアンロック操作された状態を表す図である。
【図9】 第2の実施の形態のドアロック装置のロック機構を表す平面図である。
【図10】 第2の実施の形態のドアロック装置のロック機構のアンロック状態を表す図である。
【図11】 第2の実施の形態のドアロック装置のロック機構の、アンロック状態においてドアハンドルが操作された状態表す図である。
【図12】 第2の実施の形態のドアロック装置のロック機構のロック状態を表す図である。
【図13】 第2の実施の形態のドアロック装置のロック機構の、ロック状態においてオープン操作された状態表す図である。
【図14】 図13示状態からアンロック操作された状態を表す図である。
【図15】 図14示状態からアンロック操作された状態を表す図である。
【図16】 第3の実施の形態のドアロック装置の、ロック状態においてインサイドハンドルが操作された状態を表す図である。
【図17】 従来のドアロック装置を示す図である。
【符号の説明】
10 ドアロック装置
11 ラッチ(ラッチ機構)
12 ポール(ラッチ機構)
13 ストライカ
21 オープンレバー
22 オープンリンク(オープン部材)
22b 係合部
23 リフトレバー
24 ロッキングレバー(ロックレバー)
30 メインレバー
31 サブレバー
32 スプリング(弾性部材)
71 アウトサイドオープンレバー(オープンレバー)
72 インサイドオープンレバー(オープンレバー)
73 オープンリンク(オープン部材)
73c フランジ(係合部)
74 リフトレバー
75 キャンセルレバー
86 アクティブレバー(ロックレバー)
90 メインレバー
91 サブレバー
92 スプリング(弾性部材)
Claims (3)
- 車両ドアに適用可能であると共に車両ボデー側のストライカと係脱可能なラッチ機構と、
該ラッチ機構を前記ストライカとの係合状態から非係合状態へ作動可能なリフトレバーと、
前記車両ドアに配設された開扉部材の操作により作動するオープンレバーと、
前記車両ドアに配設された施解錠部材の操作によりアンロック位置とロック位置との間を移動可能なロックレバーと、
一端が前記オープンレバーに回動自在に支持されるとともに他端が前記ロックレバーに連結され、前記ロックレバーと連動してアンロック位置とロック位置との間を移動可能であると共に、アンロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーと該リフトレバーを作動可能な一方向に係合し、ロック位置にある場合には、前記オープンレバーからの操作により前記リフトレバーに対して空振りしかつ空振り状態でロック位置からアンロック位置方向に移動した場合に前記リフトレバーと該リフトレバーを作動不可能な他方向に係合する係合部を一体に有するオープン部材とを備えるドアロック装置であって、
前記ロックレバーが、ベースに対して回動自在に軸支され前記施解錠部材側と連結するメインレバーと、該メインレバーと同軸上で前記ベースに対して回動自在に軸支され前記メインレバーに対して相対移動可能に配設されると共に前記オープン部材の他端に連結されたサブレバーとを備え、
前記メインレバー及び前記サブレバーの同軸回りに配設され一端が前記メインレバーに係止され且つ他端が前記サブレバーに係止されると共に、前記オープン部材が前記リフトレバーと他方向に係合した状態で前記オープン部材がロック位置に保持されつつ前記メインレバーがアンロック位置に位置した際に前記サブレバーを前記メインレバーとの相対移動前の初期位置方向へ付勢する弾性部材と
を備えることを特徴とするドアロック装置。 - 前記開扉部材が前記車両ドアの車両室内側に配設されるインサイドハンドルを含み、
前記オープン部材がロック位置にある状態で前記インサイドハンドルが操作された場合に、前記オープンレバーと連動して前記オープン部材をアンロック位置へ移動させるキャンセルレバーを備え、
前記係合部は、前記オープン部材が前記キャンセルレバーによりアンロック位置に移動された際に前記リフトレバーと前記一方向に係合するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。 - 前記開扉部材が前記車両ドアの車両室内側に配設されるインサイドハンドルを含み、
前記オープン部材がロック位置にある状態で前記インサイドハンドルが操作された場合に、前記オープンレバーと連動して前記オープン部材をアンロック位置へ移動させるキャンセルレバーを備え、
前記係合部は、前記オープン部材が前記キャンセルレバーによりアンロック位置に移動された際に前記リフトレバーと前記他方向に係合するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250682A JP4196617B2 (ja) | 2002-05-24 | 2002-08-29 | ドアロック装置 |
DE2003123888 DE10323888A1 (de) | 2002-05-24 | 2003-05-26 | Türverriegelungsvorrichtung |
US10/444,972 US7021681B2 (en) | 2002-05-24 | 2003-05-27 | Door lock device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002150976 | 2002-05-24 | ||
JP2002250682A JP4196617B2 (ja) | 2002-05-24 | 2002-08-29 | ドアロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004044360A JP2004044360A (ja) | 2004-02-12 |
JP4196617B2 true JP4196617B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=30447603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002250682A Expired - Lifetime JP4196617B2 (ja) | 2002-05-24 | 2002-08-29 | ドアロック装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7021681B2 (ja) |
JP (1) | JP4196617B2 (ja) |
DE (1) | DE10323888A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10597914B2 (en) | 2014-11-27 | 2020-03-24 | Mitsui Kinzoku Act Corporation | Vehicle door latch device |
US10954701B2 (en) | 2015-05-08 | 2021-03-23 | Mitsui Kinzoku Act Corporation | Motor vehicle door lock device |
Families Citing this family (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3921439B2 (ja) * | 2002-10-25 | 2007-05-30 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
US20050280265A1 (en) * | 2004-05-04 | 2005-12-22 | Vlad Iliescu | Locking device for locking a closure panel |
US7815231B2 (en) * | 2004-11-17 | 2010-10-19 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door lock device for automotive |
AU2006200582B2 (en) * | 2005-02-23 | 2008-09-25 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door lock apparatus for a vehicle |
JP4618493B2 (ja) * | 2005-02-23 | 2011-01-26 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
JP4659602B2 (ja) | 2005-11-30 | 2011-03-30 | 三井金属アクト株式会社 | 車両用ドアラッチの操作装置 |
JP4795188B2 (ja) * | 2006-10-02 | 2011-10-19 | 三井金属アクト株式会社 | ドアロック装置 |
JP5082415B2 (ja) | 2006-12-07 | 2012-11-28 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドア開閉装置 |
KR100837005B1 (ko) * | 2007-08-17 | 2008-06-10 | 현대자동차주식회사 | 플랩도어 잠금장치 |
JP4775345B2 (ja) * | 2007-08-24 | 2011-09-21 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
JP5108476B2 (ja) * | 2007-11-22 | 2012-12-26 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
JP5279433B2 (ja) | 2008-10-01 | 2013-09-04 | 株式会社ユーシン | ドアロック装置 |
CN102159784B (zh) * | 2009-03-24 | 2013-08-14 | 爱信精机株式会社 | 车辆用门锁装置 |
EP2423415A4 (en) * | 2009-04-23 | 2012-12-12 | Aisin Seiki | DOOR LOCKING DEVICE FOR VEHICLES |
JP4961455B2 (ja) * | 2009-05-19 | 2012-06-27 | 三井金属アクト株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4952752B2 (ja) * | 2009-07-27 | 2012-06-13 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
JP5310473B2 (ja) * | 2009-10-16 | 2013-10-09 | アイシン精機株式会社 | ダブルロック式車両用ドアロック装置 |
JP5310474B2 (ja) * | 2009-10-16 | 2013-10-09 | アイシン精機株式会社 | ダブルロック式車両用ドアロック装置 |
JP4511628B2 (ja) * | 2009-11-12 | 2010-07-28 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4454692B2 (ja) * | 2009-11-13 | 2010-04-21 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4428540B1 (ja) * | 2009-11-13 | 2010-03-10 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4484170B2 (ja) * | 2010-01-22 | 2010-06-16 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4492888B2 (ja) * | 2010-01-28 | 2010-06-30 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4511632B2 (ja) * | 2010-02-22 | 2010-07-28 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP5447860B2 (ja) | 2010-03-24 | 2014-03-19 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
JP4525987B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2010-08-18 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4525988B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2010-08-18 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP5320337B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2013-10-23 | 三井金属アクト株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4530233B1 (ja) * | 2010-04-09 | 2010-08-25 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4539927B2 (ja) * | 2010-04-15 | 2010-09-08 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4521734B1 (ja) * | 2010-04-15 | 2010-08-11 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP4539928B1 (ja) * | 2010-05-21 | 2010-09-08 | 三井金属鉱業株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP5282913B2 (ja) * | 2010-05-26 | 2013-09-04 | アイシン精機株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
JP5320350B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2013-10-23 | 三井金属アクト株式会社 | 車両ドアラッチ装置 |
JP5005801B2 (ja) * | 2010-07-23 | 2012-08-22 | 三井金属アクト株式会社 | 車両ドアラッチ装置のアンチパニック機構 |
JP5005804B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-08-22 | 三井金属アクト株式会社 | 車両ドアラッチ装置 |
DE102011010175A1 (de) * | 2011-02-02 | 2012-08-02 | Kiekert Ag | Kraftfahrzeugschloss nebst Herstellungsverfahren |
DE102013212896A1 (de) * | 2013-07-02 | 2015-01-08 | Kiekert Ag | Kraftfahrzeugschloss mit Positionssicherung |
JP6331479B2 (ja) | 2014-02-28 | 2018-05-30 | アイシン精機株式会社 | ロッキングレバー及び車両用ドア開閉装置 |
US10190342B2 (en) * | 2014-09-05 | 2019-01-29 | HYUNDAI MOTOR INDIA ENGINEERING Pvt. Ltd. | Door lock mechanism for vehicle |
JP6648373B2 (ja) * | 2016-02-23 | 2020-02-14 | 三井金属アクト株式会社 | チャイルドロック機構付きドアラッチ装置及びチャイルドロック機構の組付方法 |
JP6678932B2 (ja) | 2016-04-14 | 2020-04-15 | 三井金属アクト株式会社 | 車両ドアラッチ装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2177291A5 (ja) * | 1972-03-17 | 1973-11-02 | Kiekert Soehne Arn | |
IT1211160B (it) | 1987-06-09 | 1989-09-29 | Motrol Spa | Serratura ad azionamento meccanico per un autoveicolo |
US5181754A (en) * | 1990-07-20 | 1993-01-26 | Mitsui Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha | Vehicular door lock device |
DE4313248C3 (de) | 1993-04-23 | 2003-02-13 | Bosch Gmbh Robert | Kraftfahrzeug-Türschloß |
US5531488A (en) * | 1994-05-20 | 1996-07-02 | Mitsui Kinzoku Kogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle door lock device |
DE29507642U1 (de) | 1995-05-09 | 1995-07-13 | Kiekert AG, 42579 Heiligenhaus | Kraftfahrzeugtürverschluß |
US5715713A (en) * | 1996-01-11 | 1998-02-10 | General Motors Corporation | Door latch locking actuator assembly |
US5803515A (en) * | 1996-09-04 | 1998-09-08 | General Motors Corporation | Vehicle door latch |
JP3574990B2 (ja) | 1997-12-05 | 2004-10-06 | 株式会社大井製作所 | 自動車用ドアロック装置 |
GB2337295B (en) * | 1998-05-12 | 2000-08-02 | Mitsui Mining & Smelting Co | Anti-panic vehicle door latch device |
US6079757A (en) * | 1998-08-11 | 2000-06-27 | General Motors Corporation | Door latch with manually resettable deadbolt lock |
JP3310960B2 (ja) | 1999-09-21 | 2002-08-05 | 三井金属鉱業株式会社 | ダブルアクション機構付車両ドアラッチ装置におけるインサイドロックボタンとロックレバーの連結装置 |
US6945574B2 (en) | 2000-03-17 | 2005-09-20 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Door lock system for vehicle |
DE10016632A1 (de) | 2000-04-04 | 2001-10-18 | Bosch Gmbh Robert | Kraftfahrzeug-Türschloß mit elastisch auslenkbarem Kupplungselement |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002250682A patent/JP4196617B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-05-26 DE DE2003123888 patent/DE10323888A1/de not_active Ceased
- 2003-05-27 US US10/444,972 patent/US7021681B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10597914B2 (en) | 2014-11-27 | 2020-03-24 | Mitsui Kinzoku Act Corporation | Vehicle door latch device |
US10954701B2 (en) | 2015-05-08 | 2021-03-23 | Mitsui Kinzoku Act Corporation | Motor vehicle door lock device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040036298A1 (en) | 2004-02-26 |
DE10323888A1 (de) | 2004-02-12 |
JP2004044360A (ja) | 2004-02-12 |
US7021681B2 (en) | 2006-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4196617B2 (ja) | ドアロック装置 | |
US7399010B2 (en) | Power-actuated motor-vehicle door latch with quick unlock | |
JP3301738B2 (ja) | ダブルアクション機構付車両ドアラッチ装置 | |
US8011700B2 (en) | Door lock system | |
JPH0119027B2 (ja) | ||
US6863318B2 (en) | Latch for a vehicle door | |
JP4165176B2 (ja) | ドアロック装置 | |
US7390034B2 (en) | Latch apparatus | |
JP2002138730A (ja) | 車両用ドアロック装置 | |
JP3310964B2 (ja) | ダブルアクション機構及びアンチセフト機構付車両ドアラッチ装置 | |
JP4564077B2 (ja) | 自動車用ドアラッチ装置 | |
JP4196665B2 (ja) | ドアロック装置 | |
JP4196258B2 (ja) | ドアロック装置 | |
JP5135642B2 (ja) | 自動車用ドアラッチ装置 | |
JPH11166337A (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
JP2004176415A (ja) | ドアラッチ装置 | |
JP4346251B2 (ja) | 車両用ドアロック装置 | |
JP4458957B2 (ja) | ドアロック装置 | |
JP3588996B2 (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
JP2001182405A (ja) | 車両用ロックのオープン及びクローズ装置 | |
JP3310962B2 (ja) | ブロック式アンチセフト機構付車両ドアラッチ装置 | |
JP2002129802A (ja) | 車両用ドアロックアクチュエータ | |
JP2001248347A (ja) | 自動車用ドアロック装置 | |
JP2000345754A (ja) | アンチセフト機構付車両ドアラッチ装置におけるワンモーション開扉機構 | |
JP4458956B2 (ja) | ドアロック装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080909 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080922 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4196617 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 5 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |