JP4173831B2 - サンプリングデバイス - Google Patents
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Description
また、文献は不詳であるが、図7に示すように、入口部122及び出口部123を有する略円筒形状の内部流路121と、該内部流路121の長手方向の中央部から分岐するサンプリング孔124を包囲するサンプリングポート部125とが、全体として略T字形状をなすように組み合わされたデバイス本体120に、キャップ部130が取り付けられた構成を有しているデバイスも知られている。
内部流路101に流体を流す場合には、サンプリング孔102を可撓性シール体105が封止し、該可撓性シール体105をその外周側に沿って固定ブロック106が固定し、該固定ブロック106の空間部107に消毒液含浸体を配置して、該空間部107の開口部を密閉栓109が封止するという関係で互いに組み合わせられて、内部流路101を流れる流体がサンプリング孔102から漏出することを防止している。この状態を、以下、「流体の流通状態」とも称する。
サンプリング終了後、針を抜くと、可撓性シール体105はそれ自体が有している弾性によって、針が刺し込まれていた痕を自発的に封ずることができる。そこで、再び、消毒液含浸体及び密閉栓109を固定ブロック106に取り付けることによって、「流体の流通状態」に戻すことができる。
更に、特許文献1に記載されているサンプリングデバイスでは、その空間部107に消毒液含浸体が配置されることになっているが、上述のように消毒液が可撓性シール体105の外側表面に残存することを防止するために、消毒液含浸体に含浸させる消毒液の量を少なくして、消毒が不十分となる場合や、消毒液の種類が不適当なものである場合には、「サンプリング状態」と「流体の流通状態」とを複数回、交互に繰り返して実施する際に、その空間部106に大腸菌やブドウ球菌などの雑菌が付着したり、空気が存在することによってその菌が繁殖したりという可能性を完全に排除することが困難であった。
また、サンプリングデバイスはポリプロピレン等のプラスチック材料によって形成されており、中空に形成したサンプリングデバイスの壁部の厚さの寸法は非常に小さいので、サンプリングデバイスにチューブを連結する際、又はサンプリングデバイスからチューブを外す際に、過剰な力がサンプリングデバイスに加わることによって、サンプリングデバイスを破損する事態も生じていた。
従って、本出願の発明は、血液透析装置、輸液装置又は人工心肺装置についてサンプリングデバイスを用いる場合に生じ得る上述のような複数の問題点を解決することができるサンプリングデバイスを提供することを目的とする。
(第1の形態)
図1は、この出願の発明の中で最も好ましいサンプリングデバイスの分解断面図を示している。このサンプリングデバイスは、図の紙面について左右方向を長手方向として実質的に円筒形態に延びる主流路部11、及びその主流路部11の略中央部分から上向きに分岐する分岐流路部21が、正面から観察して略T字形状に交わる形態を有するサンプリングデバイス本体10と、分岐流路部21の開口端に取り付けられるキャップ部30とによって実質的に構成されている。
また、図1に示すように、中央開口部37の上端部側であって、ホルダー部32の内周側の部分には、円筒形態の中央開口部37から上向きに拡がって開くテーパー部38が形成されているが、封止体39の栓部分の上側部分はそのテーパー部38の全体も満たして更に上方へ続いている。この封止体39の栓部分の頂部は、キャップ部を上方から観察して、円形のキャップ部の上面を実質的に覆うように、円形に拡がっており、図1に示すように正面側から観察して、中央部分が最も高く膨らんだドーム形態となっている。
図5は、本発明のサンプリングデバイスのもう1つの好ましい態様を示している。この形態におけるサンプリングデバイスの内部の構成は、上述した第1の形態と同様であるが、主流路部の外側に膨出部60を設けた点が第1の形態と異なっている。膨出部60は、デバイスの外側において、主流路部と分岐流路部とが交わる部分の前方側及び後方に設けられて、デバイスの前後方向の厚みを大きくしている。図5において、膨出部60は、例えば赤血球のように、厚みのある円盤であって、中央部分が若干凹み、その外周部分が盛り上がる形態となっているが、この例に限られず、デバイスの前方及び後方に膨らんで、両方向から指で持ちやすい形態であればよい。従って、正面から観察した膨出部60の平面形状は円形に限られず、四角形若しくはそれ以上の多角形、又は種々の曲線及び直線の組み合わせによって囲まれた形状であってもよい。
Claims (7)
- 左右方向を長手方向として延び、内部に主流路を有する実質的に円筒形態の主流路部、及び前記主流路部の中間部分から上向きに分岐して延び、内部に分岐流路を有する実質的に円筒形態の分岐流路部からなるサンプリングデバイス本体と、前記分岐流路部の開口端に取り付けて、分岐流路を封止するキャップ部とを少なくとも有してなるサンプリングデバイスであって、
前記キャップ部は、前記分岐流路部の開口端に取り付けた状態で、前記分岐流路部の開口端における分岐流路部壁部をその厚さ方向について実質的に覆う寸法及び形状の環状のホルダー部、前記ホルダー部の内周側から分岐流路部の内周面に実質的に接して下向きに延びる内周側円筒状壁部、及び前記ホルダー部の外周側から分岐流路部の外周面に実質的に接して下向きに延びる外周側円筒状壁部とからなるキャップ基体と、該キャップ基体の少なくとも中央開口部を封止する封止体とによって形成されており、
前記封止体は、キャップ基体の中央開口部の全体を封止する栓部分と、ホルダー部の下面側において内周側円筒状壁部と外周側円筒状壁部との間に環状に存在する環状部分とに配されており、前記主流路部に流体を流通させる場合に、外部からサンプリング針を刺し込むことができ、かつ、前記サンプリング針を抜いた後にサンプリング針の刺痕を自発的に封じて、内部の流体が漏れ出すことを防止し得る弾性を有する材料によって形成されていることを特徴とするサンプリングデバイス。 - 前記キャップ基体と前記封止体とが二色成型によって一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサンプリングデバイス。
- 前記キャップ基体における内周側円筒状壁部の外周面に設けられているネジ山部と、前記分岐流路部の開口端付近の内周面に設けられているネジ山部とが係合することによって、前記キャップ部がサンプリングデバイス本体に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2記載のサンプリングデバイス。
- 前記キャップ基体において、ホルダー部には該ホルダー部を上下方向に貫通するスルーホールが少なくとも1箇所に設けられており、
前記栓部分の頂部はキャップ部の上面側全体を覆って、中央部分が最も高く膨らんだドーム形態となっており、
該栓部分と前記環状部分とは、スルーホール内に配される封止体によって連絡していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサンプリングデバイス。 - 前記キャップ部をサンプリングデバイス本体に取り付けた場合に、分岐流路の実質的に全体を封止体が封止することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサンプリングデバイス。
- 前記キャップ部をサンプリングデバイス本体に取り付けた場合に、封止体の環状部分が、前記ホルダー部と分岐流路部の開口端との間を封止することを特徴とする請求項5記載のサンプリングデバイス。
- 上方から観察して略円環状であるホルダー部の2箇所又はそれ以上の回転対称な位置に、スルーホールが配されている請求項4〜6のいずれかに記載のサンプリングデバイス。
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