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JP4173406B2 - 無線装置および通信制御方法 - Google Patents

無線装置および通信制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空間多重(SDMA;Spatial Division Multiple Access)方式の無線通信システムに用いて好適な無線装置および通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のSDMA無線通信システムは、無線基地局にアダプティブアレーアンテナ(Adaptive Array Antenna)を備え、ユーザ端末(以下、端末という)毎に指向性の異なる放射パターンの送信ビームを形成して同じ時間に複数の端末向けの電波を送信している。無線基地局は、ある端末の放射パターンを形成する際に、アダプティブビームフォーミング(AdaptiveBeam Forming)により送信相手の端末の方向に指向性を持たせ、かつ、アダプティブヌルスティアリング(Adaptive Null Steering)によりそれ以外の端末の方向にヌルを形成する。これにより、複数の端末に対して同じ時間に同じ周波数チャネルを割当てて、チャネルの利用効率を上げている。
【0003】
上記したSDMA無線通信システムとしては、例えばPHS(Personal Handyphone System)と呼ばれるシステムがある。このシステムにおいて無線基地局は、PHS規格で定められた時分割多重方式(TDMA/TDD;Time Division Multiple Access/Time Division Duplex)により端末と無線接続し、該時分割多重に加えて、さらに空間多重を行って端末と通信する。そして、無線基地局は、端末との間の受信情報に基づいて適切な放射パターンを形成している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、無線基地局は、空間多重中の複数の端末の通信品質が劣化した場合に、当該端末に対して時分割チャネルの切替又はハンドオーバーを指示する。また、シームレス対応端末の場合には、現在の時分割チャネルで通信を継続しながら、時分割チャネルの切替動作が可能である。このため、無線基地局は、切替先のチャネル確立が成功するまでは現在のチャネルを維持し、切替先のチャネル確立が成功したときに切替元のチャネルを切断する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−58061号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のPHS無線基地局では、通信品質が劣化した端末宛に送信したチャネル切替又はハンドオーバーの指示メッセージが、通信品質が悪いために端末側で正常に受信されないことがある。この結果、通信品質の悪い状態が継続し、さらには通信が切断される虞があり問題である。
【0007】
また、指示先の端末がシームレス対応端末である場合、端末側は、切替先のチャネル確立が成功すると、無線基地局側とは無関係に切替元のチャネルを切断する。このため、端末側の切断時期が無線基地局側よりも遅れたときは、端末側では所望波が存在しなくなる。この所望波が存在しない状況下では、特に、空間多重相手の所望波を誤って受信しやすくなっており、空間多重相手の所望波を誤受信してノイズが発生する虞がある。
【0008】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーの指示に伴う不具合を改善することができる無線装置および通信制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、時分割多重及び空間多重により複数の端末と無線通信を行う無線装置において、複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示するときは、送信出力を増加させる出力制御手段と、前記指示の終了後、前記指示先の端末の空間多重相手である端末によるチャネル解放を検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に応じて、前記空間多重相手である端末のチャネル復帰を準備するチャネル制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、時分割多重及び空間多重によりシームレス端末を含む複数の端末と無線通信を行う無線装置において、複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示したときは、この指示先の端末についてチャネル解放する時期を、前記指示時点から前記指示先の端末によるチャネル解放までの期間以上遅延させるチャネル制御手段を備えたことを特徴としている。
【0012】
また、前記チャネル制御手段は、少なくとも一定期間遅延させることを特徴とする。
【0014】
本発明は、時分割多重及び空間多重により複数の端末と無線通信を行う無線装置における通信制御方法であって、複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示するときは、送信出力を増加させる出力制御過程と、前記指示の終了後、前記指示先の端末の空間多重相手である端末によるチャネル解放を検出する検出過程と、前記検出過程による検出結果に応じて、前記空間多重相手である端末のチャネル復帰を準備するチャネル制御過程と、
を含むことを特徴とする。
【0016】
また、時分割多重及び空間多重によりシームレス端末を含む複数の端末と無線通信を行う無線装置における通信制御方法であって、複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示したときは、この指示先の端末についてチャネル解放する時期を、前記指示時点から前記指示先の端末によるチャネル解放までの期間以上遅延させるチャネル制御過程を含むことを特徴としている。
【0017】
また、前記チャネル制御過程において、少なくとも一定期間遅延させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態による無線基地局(無線装置)と移動局(携帯端末)を有する無線通信システムの構成例を示すブロック図である。この例では本実施形態による無線通信システムとして、PHS(Personal Handyphone System)と呼ばれるシステムを挙げて説明する。
【0020】
図1において、無線基地局1は、PHS規格で定められた時分割多重(TDMA/TDD)方式に加え、更に空間多重方式を用いて、同一周波数で複数の信号を空間多重して、複数の端末との間でデジタル無線通信を行う。端末2−1(UserB)と端末2−2(UserC)はPHS端末である。端末2−1,2−2は、無線基地局1との間で、同一の時分割チャネルで空間多重により、それぞれの通信チャネル(TCH)を用いて通信中である。例えば、TCHを介して音声通話やデータ通信が行われている。
【0021】
図2は、上記図1に示す無線基地局1の構成を示すブロック図である。無線基地局1は、アダプティブアレーアンテナ11と無線部12と信号処理部13と回線インタフェース部14と制御部15とを有する。
【0022】
無線基地局1は、PHS規格に従って1つのTDMAフレーム内に4つのチャネル(制御チャネル(CCH)用に1つと、通信チャネル(TCH)用に3つ)を時分割多重し、1つの時分割チャネルにつき空間多重が可能な最大m本(mは2以上の整数)の通信回線の信号を並列に処理する。1つのTDMAフレームは、5ミリ秒の周期を有し、各周期を8等分して得られる4つの送信タイムスロットと4つの受信タイムスロットとから構成される。1つの送信タイムスロットと1つの受信タイムスロットの組は時分割多重による1つの時分割チャネルを構成する。
【0023】
図2において、アダプティブアレーアンテナ11は、無線部12に接続されている。無線部12は、送信部と受信部を備え、アダプティブアレーアンテナ11を時分割で制御して送信と受信との切り替えを行っている。無線部12の送信部は、アッパコンバータ、電力増幅器等を備え、信号処理部13から入力された信号を低周波から高周波に変換し、送信出力レベルにまで増幅してアダプティブアレーアンテナ11に出力する。無線部12の受信部は、ローノイズ増幅器、ダウンコンバータ等を備え、アダプティブアレーアンテナ11で受信された信号を高周波から低周波に変換し、増幅して信号処理部13に出力する。
【0024】
信号処理部13は、指向性パターンの形成に関する制御、即ち、無線部12から入力される空間多重された各端末からの受信信号を分離抽出して回線インタフェース14に出力する。また、回線インタフェース14から入力された送信信号を所望の端末へ送信できるように空間多重用に重み付けした信号を生成して無線部12に出力する制御を行う。信号処理部13は、1つの時分割チャネルにおいて空間多重される最大m個の信号を並列処理する。信号処理部13は、例えばDSP(Digital Signal Processor)により実現される。
【0025】
回線インタフェース14は、TDMA/TDD処理機能を有しており、ISDN回線等のデジタル通信回線に接続され、複数の通信回線と信号処理部13との間で複数の信号(音声又はデータのベースバンド信号)を授受する。
【0026】
制御部15は、無線基地局1全体の制御を行う。また、制御部15は、回線インタフェース14に対して端末を収容する時分割チャネルを切替させる時分割チャネル切替制御処理を行う。また、制御部15は、端末に対してハンドオーバーを指示するハンドオーバー指示処理を行う。制御部15は、CPU及びメモリ等から構成される。
【0027】
次に、上述した図1の無線通信システムにおける通信制御に係る動作を説明する。
初めに、図3〜図6を参照して、第1の実施形態に係る動作を説明する。図3は、時分割チャネルの割当て例を示す図である。図4は、図2に示す無線基地局1の制御部15が行うチャネル切替又はハンドオーバーの指示時における処理の流れを示すフローチャートである。図5,図6は、チャネル切替又はハンドオーバーの指示時における通信制御について説明するためのシーケンスチャートである。
【0028】
本実施例では、図3に示されるように、端末2−1(UserB)と端末2−2(UserC)は、無線基地局1との間で時分割チャネル「Slot3」を使用して空間多重により、それぞれTCHを用いて通信中(例えば通話中)である(図5,図6のステップS101)。また、時分割チャネル「Slot2」においてUserA(図1には図示せず)がTCHを用いて通信中であり、時分割チャネル「Slot4」ではUserD(図1には図示せず)がTCHを用いて通信中である。
【0029】
図4において、先ず、空間多重ユーザ(UserB又はUserC)の通信品質が劣化したことによるチャネル切替又はハンドオーバーの指示の要求が発生する(ステップS1)。次いで、無線基地局1の制御部15は、無線部12へ送信出力の増大を指示し(ステップS2)、当該指示メッセージを送信する(ステップS3)。
【0030】
これにより、例えば、図5に示されるように、端末2−2(UserC)に対するチャネル切替指示であるTCH切替指示メッセージが通常よりも大きな出力で送信され(図5のステップS102)、該端末2−2(UserC)によって正常受信される確度が高まる。図5の例では、時分割チャネル「Slot3」から「Slot4」へのTCH切替指示メッセージが送信される。この結果、端末2−2(UserC)が、該TCH切替指示メッセージを正常受信すると、「Slot4」のチャネル確立動作を開始する(図5のステップS103)。そして、「Slot4」でのTCHが確立すると、該「Slot4」により端末2−2(UserC)の通話が継続される(図5のステップS104)。
【0031】
ところで、上記したように、送信出力を増して、例えば端末2−2(UserC)宛のTCH切替指示メッセージが送信されると、該端末2−2(UserC)の空間多重相手である端末2−1(UserB)が当該指示メッセージを誤受信する可能性が高くなる。しかし、本発明においては、既に通信品質が悪くなっている端末2−2(UserC)をより確実にチャネル切替させて救済することを優先させる。但し、空間多重相手が指示メッセージを誤受信したときのために、図4のステップS4以降の処理を行って通信が継続できるよう対処する。
【0032】
図4において、無線基地局1の制御部15は、端末2−2(UserC)宛の指示メッセージ送信後、端末2−1(UserB)が該指示メッセージを誤受信して現在の時分割チャネル「Slot3」を解放するかを監視する(ステップS4)。そして、チャネル解放ありの場合に、制御部15は、端末2−1(UserB)が時分割チャネル「Slot3」に復帰できるように、端末2−1(UserB)からの時分割チャネル「Slot3」への復帰を待受ける状態となる(ステップS5,S6)。次いで、端末2−1(UserB)からの時分割チャネル「Slot3」の確立要求があると、制御部15はこれを受け付けてチャネル復帰させる(ステップS7)。これにより、端末2−1(UserB)は、時分割チャネル「Slot3」へ復帰して通信を継続することができる。
【0033】
例えば、図6に示されるように、端末2−2(UserC)宛のTCH切替指示メッセージが通常よりも大きな出力で送信され、端末2−1(UserB)が、該時分割チャネル「Slot4」へのTCH切替指示メッセージを誤受信する(図6のステップS201)。この結果、端末2−1(UserB)は、現在の時分割チャネル「Slot3」を解放する。そして、端末2−1(UserB)は、時分割チャネル「Slot4」のチャネル確立動作を開始するが、無線基地局1は該「Slot4」のチャネル確立を受け付けない(図6のステップS202)。このため、端末2−1(UserB)は、時分割チャネル「Slot4」への切替に失敗する。そして、時分割チャネル「Slot3」の確立動作を開始する(図6のステップS203)。この時、無線基地局1側はチャネル復帰の待受け状態となっているので、該「Slot3」の確立が成功し、端末2−1(UserB)は「Slot3」により通信を継続することができる(図6のステップS204)。
【0034】
なお、制御部15は、「移動検出」と呼ばれる処理によってチャネル解放の検出を行う。該移動検出処理では、所定期間(例えば100mS)においてTCH信号が未受信であった場合に、同期バーストを待受け、チャネルの再同期確立を行う状態に移行する。この移行により制御部15はチャネル解放ありと判断する。
【0035】
上述した第1の実施形態によれば、送信出力を増加して指示メッセージが送信されるので、指示先の端末によって該指示メッセージが正常受信される確度が高まる。これにより、通信品質が劣化した端末に対して送信したチャネル切替又はハンドオーバーの指示メッセージが端末側で正常に受信され、該指示がより確実に実行されるので、通信切断等の不具合が防止される。
【0036】
本実施形態によれば、送信出力を増加することによって指示先の端末の空間多重相手が指示メッセージを誤受信しやすくなる。しかし、この対処として、たとえ空間多重相手が誤受信して現在のチャネルを解放しても、該解放チャネルへ復帰できるように準備するので、元のチャネルへ復帰して通信を継続することができる。
【0037】
次に、図3,図7,図8を参照して、第2の実施形態に係る動作を説明する。図7は、図2に示す無線基地局1の制御部15が行うチャネル切替又はハンドオーバーの指示時における処理の流れを示すフローチャートである。図8は、チャネル切替又はハンドオーバーの指示時における通信制御について説明するためのシーケンスチャートである。
【0038】
本実施例では、上記第1の実施形態と同様に、図3に示されるように各端末(UserA〜D)が時分割チャネル「Slot2〜4」に収容されている。但し、この第2の実施形態では、少なくとも「Slot3」で空間多重中の端末2−2(UserC)は、シームレス対応端末である。
【0039】
シームレス対応端末は、現在の時分割チャネルで通信を継続しながら、時分割チャネルの切替動作が可能である。これにより、端末2−2(UserC)は、切替先の時分割チャネルの確立が成功するまでは現在のチャネルを維持し、切替先のチャネル確立が成功すると、無線基地局側とは無関係に切替元のチャネルを切断する。
【0040】
図7において、先ず、空間多重ユーザ(UserB又はUserC)の通信品質が劣化したことによるチャネル切替又はハンドオーバーの指示の要求が発生し、無線基地局1の制御部15は、当該指示メッセージを送信する(ステップS11)。次いで、制御部15は、一定期間(例えば100mS)待機し(ステップS12)、該待機終了後に指示先の端末がチャネル解放したかを判断する(ステップS13)。
【0041】
この判断の結果、チャネル解放があった場合、制御部15は、切替元のチャネルを切断する(ステップS14)。一方、チャネル解放されていない場合には、ステップS12へ戻り、一定期間待機する。これにより、指示先のシームレス対応端末が、無線基地局側よりも遅れて切替元のチャネルを解放することが防止される。
【0042】
例えば、図8に示されるように、シームレス対応端末である端末2−2(UserC)が、時分割チャネル「Slot4」へのTCH切替指示メッセージを受信する(図8のステップS301)。次いで、この指示メッセージに従って端末2−2(UserC)が、シームレス動作により、現在の時分割チャネル「Slot3」を維持しながら「Slot4」のチャネル確立動作を開始する(図8のステップS302)。次いで、該「Slot4」のチャネル確立が成功すると、端末2−2(UserC)が、切替元の「Slot3」を切断する(図8のステップS303)。この切断時点においては、無線基地局1側では、上記図7のステップS12,S13の処理により「Slot3」が維持されている。したがって、端末2−2(UserC)は、切替元の「Slot3」により正常に通信できる。そして、無線基地局1は、端末2−2(UserC)により切替元の「Slot3」が切断されると、該「Slot3」の切断を行う(図8のステップS304)。
【0043】
上述した第2の実施形態によれば、チャネル切替又はハンドオーバーの指示先のシームレス対応端末が、無線基地局側よりも遅れて切替元のチャネルを解放することが防止される。これにより、所望波が存在しないチャネルで通信が継続されることにより、空間多重相手の所望波を誤受信してノイズが発生する等の不具合が防止される。
【0044】
なお、上記第2の実施形態において、無線基地局1が、指示先の端末のチャネル解放を検出せず、指示メッセージ送信時点から端末側のチャネル解放に至るに十分な所定期間の経過後に、切替元のチャネルを切断するようにしてもよい。
【0045】
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーの指示に伴う不具合を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による無線基地局(無線装置)と移動局(携帯端末)を有する無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す無線基地局1の構成を示すブロック図である。
【図3】 時分割チャネルの割当て例を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態による通信制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施形態による通信制御について説明するための第1のシーケンスチャートである。
【図6】 本発明の第1の実施形態による通信制御について説明するための第2のシーケンスチャートである。
【図7】 本発明の第2の実施形態による通信制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施形態による通信制御について説明するためのシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1…無線基地局(無線装置)、2−1,2−2…携帯端末、11…アダプティブアレーアンテナ、12…無線部、13…信号処理部、14…回線インタフェース部、15…制御部

Claims (6)

  1. 時分割多重及び空間多重により複数の端末と無線通信を行う無線装置において、
    複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示するときは、送信出力を増加させる出力制御手段と、
    前記指示の終了後、前記指示先の端末の空間多重相手である端末によるチャネル解放を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に応じて、前記空間多重相手である端末のチャネル復帰を準備するチャネル制御手段と、
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  2. 時分割多重及び空間多重によりシームレス端末を含む複数の端末と無線通信を行う無線装置において、
    複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示したときは、この指示先の端末についてチャネル解放する時期を、前記指示時点から前記指示先の端末によるチャネル解放までの期間以上遅延させるチャネル制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記チャネル制御手段は、少なくとも一定期間遅延させることを特徴とする請求項に記載の無線装置。
  4. 時分割多重及び空間多重により複数の端末と無線通信を行う無線装置における通信制御方法であって、
    複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示するときは、送信出力を増加させる出力制御過程と、
    前記指示の終了後、前記指示先の端末の空間多重相手である端末によるチャネル解放を検出する検出過程と、
    前記検出過程による検出結果に応じて、前記空間多重相手である端末のチャネル復帰を準備するチャネル制御過程と、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  5. 時分割多重及び空間多重によりシームレス端末を含む複数の端末と無線通信を行う無線装置における通信制御方法であって、
    複数の端末を一つの時分割チャネルで空間多重により収容している場合に、チャネル切替又はハンドオーバーを指示したときは、この指示先の端末についてチャネル解放する時期を、前記指示時点から前記指示先の端末によるチャネル解放までの期間以上遅延させるチャネル制御過程を含むことを特徴とする請求項4に記載の通信制御方法。
  6. 前記チャネル制御過程において、少なくとも一定期間遅延させることを特徴とする請求項に記載の通信制御方法。
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