JP4148100B2 - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents
感放射線性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4148100B2 JP4148100B2 JP2003370249A JP2003370249A JP4148100B2 JP 4148100 B2 JP4148100 B2 JP 4148100B2 JP 2003370249 A JP2003370249 A JP 2003370249A JP 2003370249 A JP2003370249 A JP 2003370249A JP 4148100 B2 JP4148100 B2 JP 4148100B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- structural unit
- group
- radiation
- derived
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Description
TFTの絶縁膜は、感放射線性樹脂組成物を用いて製造されるが、感放射線性樹脂組成物には、TFTの絶縁膜の形成時に使用される放射線に対する高い感度が要求されることに加えて、得られるTFTの絶縁膜には、より明るい表示画像を得るために、可視光に対する高い透過率が要求される。
即ち、本発明は、不飽和カルボン酸から導かれる構成単位(a1)、オキセタニル基を有する不飽和化合物(ただし、不飽和カルボン酸を除く。)から導かれる構成単位(a2)並びにオレフィン性二重結合を有するカルボン酸エステルから導かれる構成単位(a31)、芳香族ビニル化合物から導かれる構成単位(a32)、シアン化ビニル化合物から導かれる構成単位(a33)、およびN−置換マレイミド化合物から導かれる構成単位(a34)からなる群から選ばれる少なくとも1種の構成単位(a30)を含む共重合体(A)と、一般式(1)で示されるフェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル(B)と、カチオン重合開始剤(C)と、溶剤(H)とを含有し、カチオン重合開始剤(C)は、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート及びオニウムカチオンからなる塩である感放射線性樹脂組成物を提供するものである。
オキセタニル基とは、オキセタン(トリメチレンオキシド)環を有する基を意味する。
構成単位(a30)としては、例えば、重合性の炭素−炭素不飽和結合から導かれる構成単位が挙げられる。
ここで、オレフィン性二重結合を有するカルボン酸エステルとしては、例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、ペンチルアクリレート、ペンチルメタクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、イタコン酸ジエチルなどの不飽和カルボン酸エステル、アミノエチルアクリレートなどの不飽和カルボン酸アミノアルキルエステル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステルなどが挙げられる。
芳香族ビニル化合物としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンなどが挙げられる。
シアン化ビニル化合物としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロニトリルなどが挙げられる。
N−置換マレイミド化合物としては、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−ブチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(4−アセチルフェニル)マレイミド、N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド、N−(4−ジメチルアミノ−3,5−ジニトロフェニル)マレイミド、N−スクシンイミジル−3−マレイミドベンゾエート、N−スクシンイミジル−3−マレイミドプロピオネート、N−スクシンイミジル−4−マレイミドブチレート、N−スクシンイミジル−6−マレイミドカプロエート、N−(1−アニリノナフチル−4)−マレイミド、N−[4−(2−ベンズオキサゾリル)フェニル]マレイミド、N−(9−アクリジニル)マレイミドなどが挙げられる。
構成単位(a30)としては、ジシクロペンタニルメタクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミドが特に好ましい。
オレフィン性二重結合を有するカルボン酸エステルから導かれる構成単位(a31)、芳香族ビニル化合物から導かれる構成単位(a32)、シアン化ビニル化合物から導かれる構成単位(a33)、N−置換マレイミド化合物から導かれる構成単位(a34)は、それぞれ単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記の共重合体(A)において、(a1)および(a2)の構成比率が、前記の範囲にあると、現像液に対して適正な溶解速度を有しながら、高い硬化性を示す傾向にあることから好ましい。
本発明の感放射線性樹脂組成物において、(a1)および(a2)を含む共重合体(A)の含有量は、感放射線性樹脂組成物の固形分に対して、質量分率で、通常、50〜98%、好ましくは60〜95%である。
ここで、Y1およびY2のうち少なくとも一つは水酸基であり、かつZ1〜Z7からなる群から選ばれる少なくとも二つは水酸基である。
特に、Y1およびY2のうち一つが水酸基で、Z1〜Z7のうちの二つが水酸基であるものは、組成物の解像度が高いため好ましく用いられる。
さらに、Y1およびY2のうち一つが水酸基で、Z1〜Z4のうち少なくとも一つが水酸基であり、かつZ5〜Z7のうち少なくとも一つが水酸基であるものは組成物の現像残膜率が高くなるので好ましく用いられる。
一般式(1)におけるR1〜R6としては、例えば、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基などの炭素数1〜10のアルキル基、エテニル基、プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基などの炭素数2〜4のアルケニル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基などの炭素数3〜10のシクロアルキル基、またはフェニル基が挙げられ、フェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていてもよい。
フェノール化合物(1)のキノンジアジドスルホン酸エステル(B)の含有量は、感放射線性樹脂組成物の固形分に対して、質量分率で、通常、2〜50%、好ましくは5〜40%である。キノンジアジドスルホン酸エステルの含有量が質量分率で2〜50%であると、未露光部と露光部の溶解速度差が高くなって現像残膜率が高く保持できる傾向があることから好ましい。
オニウムカチオンとしては、例えば、ジフェニルヨードニウム、ビス(p−トリル)ヨードニウム、ビス(p−t−ブチルフェニル)ヨードニウム、ビス(p−オクチルフェニル)ヨードニウム、ビス(p−オクタデシルフェニル)ヨードニウム、ビス(p−オクチルオキシフェニル)ヨードニウム、ビス(p−オクタデシルオキシフェニル)ヨードニウム、フェニル(p−オクタデシルオキシフェニル)ヨードニウム、(p−トリル)(p−イソプロピルフェニル)ヨードニウム、トリフェニルスルホニウム、トリス(p−トリル)スルホニウム、トリス(p−イソプロピルフェニル)スルホニウム、トリス(2,6−ジメチルフェニル)スルホニウム、トリス(p−t−ブチルフェニル)スルホニウム、トリス(p−シアノフェニル)スルホニウム、トリス(p−クロロフェニル)スルホニウム、ジメチル(メトキシ)スルホニウム、ジメチル(エトキシ)スルホニウム、ジメチル(プロポキシ)スルホニウム、ジメチル(ブトキシ)スルホニウム、ジメチル(オクチルオキシ)スルホニウム、ジメチル(オクタデカンオキシ)スルホニウム、ジメチル(イソプロポキシ)スルホニウム、ジメチル(t−ブトキシ)スルホニウム、ジメチル(シクロペンチルオキシ)スルホニウム、ジメチル(シクロヘキシルオキシ)スルホニウム、ジメチル(フルオロメトキシ)スルホニウム、ジメチル(2−クロロエトキシ)スルホニウム、ジメチル(3−ブロモプロポキシ)スルホニウム、ジメチル(4−シアノブトキシ)スルホニウム、ジメチル(8−ニトロオクチルオキシ)スルホニウム、ジメチル(18−トリフルオロメチルオクタデカンオキシ)スルホニウム、ジメチル(2−ヒドロキシイソプロポキシ)スルホニウム、ジメチル(トリス(トリクロロメチル)メチル)スルホニウムなどが挙げられ、好ましくは、ビス(p−トリル)ヨードニウム、(p−トリル)(p−イソプロピルフェニル)ヨードニウム、ビス(p−t−ブチルフェニル)ヨードニウム、トリフェニルスルホニウム、トリス(p−t−ブチルフェニル)スルホニウムなどが挙げられる。
ルイス酸由来のアニオンとしては、例えば、ヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアンチモネート、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどが挙げられる。
本発明におけるカチオン重合開始剤(C)の含有量は、感放射線性樹脂組成物の固形分に対して、質量分率で、好ましくは0.01〜10%、より好ましくは0.1〜5%である。カチオン重合開始剤(C)の含有量が、質量分率で0.01〜10%であると、熱硬化時の硬化速度を高めることで、熱硬化時の解像度低下を抑制し、さらに硬化膜の耐溶剤性が向上する傾向があることから好ましい。
前記の増感剤(D)の含有量は、感放射線性樹脂組成物の固形分に対して、質量分率で、通常、10%以下、好ましくは5%以下である。増感剤(D)は全面露光でのカチオン重合開始剤の分解を促進し、熱硬化時の硬化速度を高めることで、熱硬化時の解像度低下を防止するものであるが、質量分率で、含有量が10%を超えると、硬化膜の透明性が低下する傾向がある。
分子中に2個以上のフェノール性水酸基を有する化合物としては、例えば、トリヒドロキシベンゾフェノン類、テトラヒドロキシベンゾフェノン類、ペンタヒドロキシベンゾフェノン類、ヘキサヒドロキシベンゾフェノン類、(ポリヒドロキシフェニル)アルカン類などが挙げられる。
ノボラック樹脂は、フェノール類、クレゾール類およびカテコール類からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物と、アルデヒド類およびケトン類からなる群から選ばれる1以上の化合物とを縮重合して得ることができる。
前記のラジカル重合性モノマーの中でも、2官能または3官能以上のラジカル重合性モノマーが好ましく用いられる。具体的には、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートなどが好ましく、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートがより好ましい。また、2官能または3官能以上のラジカル重合性モノマーと、単官能のラジカル重合性モノマーとを組み合わせて用いてもよい。
ビニルエーテル基を含むカチオン重合性モノマーとしては、例えば、トリエチレングリコールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテルなどが挙げられ、プロペニルエーテル基を含むカチオン重合性モノマーとしては、例えば、4−(1−プロペニルオキシメチル)−1,3−ジオキソラン−2−オンなどが挙げられ、オキセタニル基を含むカチオン重合性モノマーとしては、例えば、ビス{3−(3−エチルオキセタニル)メチル}エーテル、1,4−ビス{3−(3−エチルオキセタニル)メトキシ}ベンゼン、1,4−ビス{3−(3−エチルオキセタニル)メトキシ}メチルベンゼン、1,4−ビス{3−(3−エチルオキセタニル)メトキシ}シクロヘキサン、1,4−ビス{3−(3−エチルオキセタニル)メトキシ}メチルシクロヘキサン、3−(3−エチルオキセタニル)メチル化ノボラック樹脂などが挙げられる。
溶剤(H)としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルなどのエチレングリコールモノアルキルエーテル類;
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエチレングリコールジアルキルエーテル類;
メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類;
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテートなどのプロピレングリコールアルキルエーテルアセテート類;
ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素類;
メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;
エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類;
2−ヒドロキシイソブタン酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチルなどのエステル類;
γ−ブチロラクトンなどの環状エステル類などが挙げられる。好ましい溶剤としは、2−ヒドロキシイソブタン酸メチル、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3−エトキシプロピオン酸エチルなどが挙げられ、中でも2−ヒドロキシイソブタン酸メチルが好ましい。
溶剤(H)は、単独で用いても2種以上を組合わせて用いてもよく、その使用量は、感放射線性樹脂組成物の合計量に対して、質量分率で、通常、50〜95%、好ましくは60〜90%である。
撹拌機、冷却管及び温度計を装着した200mLの四つ口フラスコに、以下の原料を仕込んで、窒素気流下、四つ口フラスコを油浴に浸し、フラスコ内温を85〜95℃に保ちながら3時間撹拌して反応を行い、樹脂A1を得た。この樹脂A1のポリスチレン換算重量平均分子量は15,000であった。
メタクリル酸 7.3g
シクロヘキシルメタクリレート 12.5g
3−エチル−3−メタクリロキシメチルオキセタン 17.8g
2−ヒドロキシイソブタン酸メチル 87.6g
アゾビスイソブチロニトリル 0.9g
撹拌機、冷却管及び温度計を装着した200mLの四つ口フラスコに、以下の原料を仕込んで、窒素気流下、四つ口フラスコを油浴に浸し、フラスコ内温を85〜95℃に保ちながら3時間撹拌して反応を行い、樹脂A2を得た。この樹脂A2のポリスチレン換算重量平均分子量は15,000であった。
メタクリル酸 6.8g
N−フェニルマレイミド 13.7g
3−エチル−3−メタクリロキシメチルオキセタン 17.8g
2−ヒドロキシイソブタン酸メチル 89.5g
アゾビスイソブチロニトリル 0.9g
撹拌機、冷却管及び温度計を装着した200mLの四つ口フラスコに、以下の原料を仕込んで、窒素気流下、四つ口フラスコを油浴に浸し、フラスコ内温を85〜95℃に保ちながら3時間撹拌して反応を行い、樹脂A3を得た。この樹脂A3のポリスチレン換算重量平均分子量は15,000であった。
N−シクロヘキシルマレイミド 14.2g
3−エチル−3−メタクリロキシメチルオキセタン 17.8g
2−ヒドロキシイソブタン酸メチル 90.7g
アゾビスイソブチロニトリル 0.9g
共重合体(A):製造例1で得られた樹脂A1(100質量部)、
フェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル(B):下記式(2)で示される化合物(22質量部)、
カチオン重合開始剤(C):(p−トリル)(p−イソプロピルフェニル)ヨードニウム テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート[Rhodorsil Photoinitiator2074(ローディア社製)](2質量部)、
溶剤(H):2−ヒドロキシイソブタン酸メチル(429質量部)を、23℃で混合したのち、孔径1.0μmのポリテトラフルオロエチレン製カートリッジフィルターを通して加圧濾過して、感放射線性樹脂組成物を濾液として得た。
式(2)の化合物において、Q1〜Q3のうち、式(2−1)で示される置換基が、式(2)の化合物1モルにつき2モル置換されており、1モルは水素原子であるキノンジアジドスルホン酸エステルを使用する以外は実施例1と同様に操作して、感放射線性樹脂組成物を得た。
(A)樹脂A1(100質量部)を(A)樹脂A2(100質量部)に変更する以外は実施例1と同様に操作して、感放射線性樹脂組成物を得た。
実施例1と同様の操作を行い基板の上に透明硬化樹脂パターンを形成した。実効感度90mJ/cm2で3μmコンタクトホールパターンを解像した。実施例1と同様に操作して測定した光線透過率は99.6%と高い透明性を示し、着色はみられなかった。
(A)樹脂A1(100質量部)を(A)樹脂A3(100質量部)に変更する以外は実施例1と同様に操作して、感放射線性樹脂組成物を得た。
実施例1と同様の操作を行い基板の上に透明硬化樹脂パターンを形成した。実効感度75mJ/cm2で3μmコンタクトホールパターンを解像した。実施例1と同様に操作して測定した光線透過率は99.5%と高い透明性を示し、着色はみられなかった。
フェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル(B)を下記式(3)で示される化合物のQ1〜Q3のうち、式(2−1)で示される置換基が、式(2)の化合物1モルにつき2モル置換されており、1モルは水素原子であるキノンジアジドスルホン酸エステルに変更する以外は実施例1と同様に操作して、感放射線性樹脂組成物を得た。
フェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル(B)して、下記式(3)で示される化合物を用いた以外は実施例1と同様に操作して、感放射線性樹脂組成物を得た。
フェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル(B)として、下記式(4)を用いた以外は実施例1と同様に操作して、感放射線性樹脂組成物を得た。
11:放射線未照射領域、 12:放射線照射領域
2:基板
3:ポジマスク
4:放射線
5:透明硬化樹脂パターン
Claims (7)
- 不飽和カルボン酸から導かれる構成単位(a1)、オキセタニル基を有する不飽和化合物(ただし、不飽和カルボン酸を除く。)から導かれる構成単位(a2)並びにオレフィン性二重結合を有するカルボン酸エステルから導かれる構成単位(a31)、芳香族ビニル化合物から導かれる構成単位(a32)、シアン化ビニル化合物から導かれる構成単位(a33)、およびN−置換マレイミド化合物から導かれる構成単位(a34)からなる群から選ばれる少なくとも1種の構成単位(a30)を含む共重合体(A)と、一般式(1)で示されるフェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル(B)と、カチオン重合開始剤(C)と、溶剤(H)とを含有し、カチオン重合開始剤(C)は、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート及びオニウムカチオンからなる塩である感放射線性樹脂組成物。
(式中、Y1、Y2、Z1〜Z7は、それぞれ独立に、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基、水素原子、または水酸基を表わし、Y1およびY2からなる群から選ばれる少なくとも一つは水酸基であり、かつZ1〜Z7からなる群から選ばれる少なくとも二つは水酸基を表わし、R1〜R6は、それぞれ独立に、水素原子を表わすか、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜4のアルケニル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、またはフェニル基を表わし、前記のフェニル基は、炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されていてもよい。) - 不飽和カルボン酸から導かれる構成単位(a1)、オキセタニル基を有する不飽和化合物(ただし、不飽和カルボン酸を除く。)から導かれる構成単位(a2)並びにオレフィン性二重結合を有するカルボン酸エステルから導かれる構成単位(a31)、芳香族ビニル化合物から導かれる構成単位(a32)、シアン化ビニル化合物から導かれる構成単位(a33)、およびN−置換マレイミド化合物から導かれる構成単位(a34)からなる群から選ばれる少なくとも1種の構成単位(a30)を含む共重合体(A)の含有量が、感放射線性樹脂組成物の固形分に対して、質量分率で60〜95%であり、一般式(1)で示されるフェノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル(B)の含有量が、前記の固形分に対して、質量分率で5〜40%である請求項1記載の感放射線性樹脂組成物。
- オレフィン性二重結合を有するカルボン酸エステルから導かれる構成単位(a31)、芳香族ビニル化合物から導かれる構成単位(a32)、シアン化ビニル化合物から導かれる構成単位(a33)、およびN−置換マレイミド化合物から導かれる構成単位(a34)からなる群から選ばれる少なくとも1種の構成単位(a30)が、オレフィン性二重結合を有するカルボン酸エステルから導かれる構成単位(a31)、芳香族ビニル化合物から導かれる構成単位(a32)およびシアン化ビニル化合物から導かれる構成単位(a33)からなる群から選ばれる少なくとも1種の構成単位(a30)を含む請求項1又は2記載の感放射線性樹脂組成物。
- カチオン重合開始剤(C)の含有量が、共重合体(A)の固形分に対して、質量分率で0.01〜10%である請求項1〜3のいずれか記載の感放射線性樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか記載の感放射線性樹脂組成物を用いて形成される透明硬化樹脂パターン。
- 基板上に請求項1〜4のいずれか記載の感放射線性樹脂組成物を塗布し、マスクを介して放射線を照射したのち、現像して所定のパターンを形成し、次いで放射線を照射する透明硬化樹脂パターンの製造方法。
- 現像して所定のパターンを形成し、次いで放射線を照射した後、加熱する請求項6記載の透明硬化樹脂パターンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370249A JP4148100B2 (ja) | 2002-11-01 | 2003-10-30 | 感放射線性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002319509 | 2002-11-01 | ||
JP2003370249A JP4148100B2 (ja) | 2002-11-01 | 2003-10-30 | 感放射線性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004170951A JP2004170951A (ja) | 2004-06-17 |
JP4148100B2 true JP4148100B2 (ja) | 2008-09-10 |
Family
ID=32715913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003370249A Expired - Fee Related JP4148100B2 (ja) | 2002-11-01 | 2003-10-30 | 感放射線性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4148100B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005330481A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-12-02 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 高分子化合物およびその製造方法 |
JP2006048017A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-02-16 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 感放射線性樹脂組成物 |
JP4640099B2 (ja) * | 2004-10-14 | 2011-03-02 | 住友化学株式会社 | 感放射線性樹脂組成物 |
KR100958581B1 (ko) * | 2006-06-28 | 2010-05-18 | 타코마테크놀러지 주식회사 | 감광성 경화 수지 조성물 |
JP6292058B2 (ja) * | 2014-07-09 | 2018-03-14 | Jsr株式会社 | 感放射線性樹脂組成物、硬化膜及びその形成方法、並びに表示素子 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003370249A patent/JP4148100B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004170951A (ja) | 2004-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008009121A (ja) | ポジ型着色感放射線性樹脂組成物 | |
JP4148098B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP4148100B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP4403805B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
KR100990703B1 (ko) | 감방사선성 수지 조성물 | |
JP4586703B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
KR101056719B1 (ko) | 경화 수지 패턴의 형성 방법 | |
KR101039558B1 (ko) | 감방사선성 수지 조성물 | |
JP4720320B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP4640099B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP2005265866A (ja) | 硬化樹脂パターンの形成方法 | |
JP2005181353A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP4696761B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP4655864B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP2003156843A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP2004139070A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP4784179B2 (ja) | 共重合体 | |
KR101180541B1 (ko) | 감방사선성 수지 조성물 | |
JP2004029535A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
TW200401165A (en) | Radiation sensitive resin composition | |
JP2008191367A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP2009098637A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP2004287346A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP2007148208A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 | |
JP2006048017A (ja) | 感放射線性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060928 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20080130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080414 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20080513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080603 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080616 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |