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JP4142219B2 - Water discharge device - Google Patents

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JP4142219B2
JP4142219B2 JP27716899A JP27716899A JP4142219B2 JP 4142219 B2 JP4142219 B2 JP 4142219B2 JP 27716899 A JP27716899 A JP 27716899A JP 27716899 A JP27716899 A JP 27716899A JP 4142219 B2 JP4142219 B2 JP 4142219B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は吐水装置に関し、詳しくは吐止水操作及び流量調節操作の操作性が良好な吐水装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、単水栓等の吐水装置にあっては、ハンドルの回転操作により弁体を弁座に当接させ又は離間させることによって吐水口からの吐止水を行い、また弁体の開弁量に応じて吐水口からの吐水流量を調節するようにしている。
この場合、吐止水を行うごとに吐水口からの吐水流量が所望の流量となるように流量調節を行わなければならず、使い勝手の点で十分とは言えないものであった。
【0003】
一方湯水混合水栓等の吐水装置において、吐止水弁とその操作部である吐止水操作部及び流量調節弁とその操作部である流調操作部とを別々に設けたものもあるが、この吐水装置では吐止水操作部及び流調操作部が別々の離れた位置にあり、従って同一箇所で吐止水操作と流調操作とを行うことができず、同じく操作性の点で十分とは言えないものであった。
【0004】
ところで、近年キッチン水栓装置として吐水管の先端部をシャワーヘッドとして構成し、これをシャワーホースとともに引き出して吐水口から吐水可能となしたものが用いられるようになって来ている。
或いはまた、洗面化粧室に備えられる洗髪シャワー水栓においても同様の形態のものが用いられている。
【0005】
一方浴室においては、従来より水栓本体からシャワーホースを延び出させてその先端にシャワーヘッドを接続し、水栓本体から供給した水をシャワーヘッドよりシャワー吐水するようになしたものが広く用いられている。
【0006】
ところでこれらの吐水装置の場合、シャワーヘッドを自在に目的の位置に持ち来して吐水することができ、吐水位置がほぼ固定の他の従来一般の吐水装置に比べて利便性が高いものの、反面において吐水口からの吐水・止水(吐止水)を行うための吐止水操作部及び吐水口からの吐水流量調節のための流調操作部がシャワーヘッドから遠い位置にあるため、それらの操作がし辛いといった問題があった。
【0007】
そこで例えば浴室の吐水装置において、シャワーヘッドに手元操作部として吐止水操作部を設けるといったことが行われている。
図10はその一例を示したものである。同図において300はシャワーヘッド、302は継手管で、それらに対し所定長さの可撓性のシャワーホース304の各端部が接続されている。
継手管302は接続口306を有していて、その接続口306において水栓本体に接続され、水栓本体からの水がシャワーホース304内部の主水路308及びシャワーヘッド300内部の主水路308を通じてシャワーヘッド300の吐水口へと供給される。
【0008】
シャワーヘッド300には手元操作部として吐止水操作部310が設けられており、その吐止水操作部310の操作によって主水路308を開閉する主弁体312が開閉動作するようになっている。
【0009】
詳しくは、シャワーホース304及びシャワーヘッド300の内部には可撓性のチューブ314が挿通されていてその内部にパイロット水路316が形成されており、吐止水操作部310を図10に示す状態から右向きに押込操作すると、軸318の右向きの移動及びこれに伴うボール320の下向きの押出しによってパイロット弁体322が弁座324から離れて開弁し、パイロット水路316内部の水をシャワーヘッド300内部の主水路308に流出させる。
【0010】
すると主弁体312の背面側に形成された背圧室326(この背圧室326はパイロット水路316に連通している)内部の圧力が低下し、主弁体312が給水圧により図中上向きに開弁動作する。
ここにおいてシャワーホース304内の主水路308に水栓本体側からの水が供給される。供給された水はシャワーヘッド300内部の主水路308を流通した後、先端の吐水口から吐水される。
【0011】
一方吐止水操作部310を左向きに押込操作して図10に示す状態に戻すと、ここにおいてパイロット弁体322が閉弁し、これによって背圧室326内部の圧力が漸次高まって最終的に主弁体312が閉弁し、吐水口への水の供給が停止する。
【0012】
この図10に示す吐水装置にあっては、シャワーヘッド300を手に持った状態で吐止水操作部310を手元操作することにより吐水口からの吐止水を行うことができ、しかもその吐止水操作部310はパイロット水路316を開閉するものであるため、小さい力で楽に操作でき、この点で利便性の高いものであるが、この吐水装置にあっては、吐水口からの流量を調節する場合にはシャワーヘッド300から遠く離れた水栓本体の流調操作部を操作しなければならず、利便性の点で未だ十分とは言えないものである。
【0013】
図11は別の従来例を示したもので、この例のものはシャワーヘッド300に設けた吐止水操作部328の操作摘み330を回転操作することで弁体332を軸方向に移動させ、そしてこれを弁座334に当接させ或いは離間させることによって主水路308を開閉し、吐水口336からの吐水及び止水を行うようになしたものである。
尚この例の吐水装置の場合、弁体332を閉弁させるとシャワーホース304の上流部に配設してある主弁体312も閉弁する。
【0014】
この例の吐水装置にあっても、シャワーヘッド300を手に持ちながら手元操作により吐止水を行うことができる。
またこの吐水装置の場合、吐止水操作部328における操作摘み330の回転量を調節することで、吐水口336からの吐水流量の調節も併せて行うことが可能である。
【0015】
しかしながらこの吐水装置においても、吐止水を行う度にその都度流量調節も行わなければならず、操作が面倒であって、使い勝手の点で問題のあるものである。
即ち折角適正流量となるように弁体332の位置を調節したとしても、その後止水を行うと必然的に弁体332の位置が移動してしまうため、次に吐水を行うとき再び適正流量となるように操作しなければならないといった面倒がある。
【0016】
以上シャワーヘッドを有する吐水装置の場合を例に挙げたが、このようなシャワーヘッドを有しない通常の長い吐水管の先端の吐水口から吐水を行う一般のキッチン水栓装置(吐水装置)においても大なり小なり同様の問題が内在する。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の吐水装置はこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、(イ)吐水口に連通し、大流量で水を流通させる主水路と、(ロ)該主水路を開閉するとともに開弁量に応じた水量で該吐水口から吐水させる主弁体と、(ハ)該主弁体の開閉方向に移動可能に設けられ、該主弁体の開弁動作時に該主弁体に当接することによって該主弁体の開弁量を規制し、流量調節を行う流量調節部材と、(ニ)前記主弁体の背面側に形成され、該主弁体を閉弁方向に押圧する背圧室と前記主水路の該主弁体より下流部とを連通させる、該主弁体の動作制御用のパイロット水路及び該パイロット水路を開閉するパイロット弁体と、(ホ)該パイロット弁体を開閉操作して前記吐水口からの吐止水を行う吐止水操作部と、(ヘ)前記流量調節部材を前記主弁体の開閉方向に操作して流量調節を行う流調操作部とを有していることを特徴とする。
【0018】
請求項2のものは、請求項1に記載の吐水装置において、前記パイロット水路が前記主弁体を貫通する形態で形成され、前記パイロット弁体が該主弁体を貫通する該パイロット水路の開口を開閉するものとされていることを特徴とする。
【0019】
請求項3のものは、請求項1に記載の吐水装置において、前記流量調節部材が前記背圧室の構成部材を成していて前記パイロット水路が該流量調節部材を貫通する形態で形成され、前記パイロット弁体が該流量調節部材を貫通する該パイロット水路の開口を開閉するものとされていることを特徴とする。
【0020】
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかに記載の吐水装置において、前記吐止水操作部及び流調操作部が同じ箇所に同軸に、且つ該吐止水操作部が内側で、該流調操作部が外側にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
【0021】
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかに記載の吐水装置において、前記吐止水操作部が押ボタン式の操作部であることを特徴とする。
【0022】
請求項6のものは、請求項5に記載の吐水装置において、前記吐止水操作部が、操作力の入力部である押ボタン式の操作部材と、該操作部材を押し込むごとに前記パイロット弁体を閉弁位置と開弁位置とに交互に保持するロック機構を有していることを特徴とする。
【0023】
請求項7のものは、請求項1〜6の何れかに記載の吐水装置において、前記流調操作部が回転ハンドル式の操作部であることを特徴とする。
【0024】
請求項8のものは、請求項1〜7の何れかに記載の吐水装置において、前記主弁体,流量調節部材,パイロット弁体,吐止水操作部及び流調操作部が、内部に前記主水路を有するシャワーヘッド又は吐水管から成る吐水部に設けられていることを特徴とする。
【0025】
請求項9のものは、請求項8に記載の吐水装置において、前記吐水部よりも上流部の主水路内に、前記流調操作部による吐水量の減少操作時に該吐水部内の前記主水路の圧力を給水圧に対し減圧状態に保持する減圧弁が組み込んであることを特徴とする。
【0026】
【作用及び発明の効果】
上記のように請求項1の吐水装置は、主水路を開閉する主弁体をパイロット弁体によるパイロット水路の開閉により開弁及び閉弁させ、また主弁体の開閉方向に移動可能に設けた流量調節部材による主弁体への当接作用により主弁体の開弁量を規制し、流量調節するようになしたもので、この吐水装置においては、小さな操作力で容易に吐止水操作を行うことができ、吐止水の操作性が良好である外、主弁体の開弁量を流量調節部材の当接作用で規定するようにしていることから、その流量調節部材を適正な位置に位置させた状態で吐止水を行うことで、吐水当初から目的とする適正流量で吐水口から吐水を行わせることが可能となる。
【0027】
またパイロット弁体の開閉により吐止水を行うようにしているため、吐止水操作部を押ボタン式のワンタッチで操作可能な簡便な操作部として構成することができる。
また主水路に吐止水用の弁体と流量調節用の弁体とをそれぞれ別々に設けたものに比べて、本発明の吐水装置は同じ主弁体によって主水路の開閉と流量調節を行うようにしているため、弁体,吐止水操作部,流調操作部を含む装置をコンパクトに構成することができる。
更にまた同じ主弁体によって吐止水と流量調節とを行うようにしているため、その操作部である吐止水操作部と流調操作部とを同じ箇所に容易に配設することができる。
【0028】
ここで上記パイロット水路は主弁体を貫通する形態で形成しておき、そのパイロット水路の開口をパイロット弁体にて開閉するようになすことができる(請求項2)。
或いはまた、流量調節部材を貫通する形態でパイロット水路を形成し、その流量調節部材を貫通するパイロット水路の開口をパイロット弁体にて開閉するようになすことができる(請求項3)。
【0029】
本発明ではまた、上記主弁体をダイヤフラム弁体にて構成することができる。
或いはまたその主弁体を円筒形の滑り面に沿って摺動する摺動弁体にて構成することができる。
【0030】
上記のように本発明においては、吐止水操作部及び流調操作部を容易に同じ箇所に配設することができ、而してこれらを同じ箇所に同軸に且つ吐止水操作部を内側に、流調操作部を外側にそれぞれ配置しておくことで、吐止水操作と流調操作とを同じ箇所で行うことができ、それらの操作性が良好となる(請求項4)。
【0031】
また本発明では、上記のように吐止水操作部を容易に押ボタン式の操作部となすことができ(請求項5)、このようにすれば吐止水操作を押ボタンの押込みによってワンタッチで簡単に行うことができる。
【0032】
この場合において吐止水操作部は、操作力の入力部である押ボタン式の操作部材と、操作部材を押し込むごとにパイロット弁体を閉弁位置と開弁位置とに交互に保持するロック機構を有するように構成しておくことができる(請求項6)。
このようにすれば、押込力を加えた後その押込力を解除した場合においても吐水状態又は止水状態を維持することができ、操作がより簡単となる。
【0033】
本発明においては、上記流量調節部材をねじ部材として構成しておき、流調操作部の操作によりこれをねじ送り作用で主弁体の開閉方向に進退するようになすことができる。
またその流調操作部は回転ハンドル式の操作部となしておくことができる(請求項7)。
【0034】
本発明においては、上記主弁体,流量調節部材,パイロット弁体,吐止水操作部及び流調操作部を、シャワーヘッド又は吐水管から成る吐水部に設けておくことができる(請求項8)。
このようにすれば、シャワーヘッドをシャワーホースとともに自在に持ち運びできる吐水装置において或いは長い吐水管を有する吐水装置において、吐止水操作と流調操作とを手元操作で行うことができ、吐水装置の利便性を飛躍的に高めることができる。
【0035】
本発明では、上記吐水部よりも上流部の主水路内に、吐水部内の主水路の圧力を給水圧に対し減圧状態に保持する減圧弁を組み込んでおくことができる(請求項9)。
このようにした場合、手元操作によって吐水部、例えばシャワーヘッドの流調操作部を吐水量が減少する方向に操作したとき、シャワーホース内に一次給水圧が篭ってしまってシャワーホースが硬くなったりするのを防止することができるとともに、減圧弁の減圧作用により流量調節を小さい力で軽やかに行うことができるようになる。
また減圧弁の作用で、その減圧弁の配設部位よりも下流側が減圧状態に保持されるため、シャワーホースを含む下流側の部分を耐圧構造にしなくても良く、コストを低減できる利点も得られる。
更に減圧弁を閉じた後オン・オフ操作力を軽くすることができる。
【0036】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は本発明を単水栓に適用した場合の実施例で、図中10は水栓本体であり、管体12を有している。
管体12の内部には主水路14が形成されており、また管体12の先端部には、この主水路14に連通する状態で吐水口16が設けられている。
【0037】
主水路14上には弁座18が形成されており、そしてこの弁座18に当接し又は離間することによって主水路14を開閉するダイヤフラム弁体から成る主弁体20が設けられている。
この主弁体20の背面側(図中上面側)には背圧室22が形成されており、主弁体20は、通常時はこの背圧室22の下向きの押圧力により弁座18に当接した状態、即ち閉弁状態に保持される。
【0038】
この主弁体20には、弁座18よりも上流部において主水路14と背圧室22とを連通させる連通孔24及び弁座18の下流部において主水路14と背圧室22とを連通させる連通孔26が形成されており、それら連通孔24,26を含んで主弁体20の動作制御用のパイロット水路30が形成されている。
【0039】
本例ではこのパイロット水路30、具体的には連通孔26の開口がパイロット弁体32、具体的にはその軸部34により開閉されることで主弁体20が開弁又は閉弁動作させられる。
詳しくはパイロット弁体32が主弁体20の弁座28から図中上向きに離間することによってパイロット水路30が開放され、ここにおいて背圧室22内の水が連通孔26を通じて主水路14へと流れ出て背圧室22の圧力が減少する。すると主弁体20が主水路14に供給された給水圧により開弁運動させられて、吐水口16から主水路14を通じて送られて来た水が吐水される。
【0040】
また一方、パイロット弁体32が弁座28に当接してパイロット水路30を閉鎖すると、連通孔24を通じて背圧室22内部に主水路14の上流側の水が流入し、これにより背圧室22内部の圧力が増大して主弁体20が閉弁動作させられる。
【0041】
上記管体12には円筒形状の立上り部36が形成されており、そこに円筒形状のスリーブ38がねじ締結され、それらによってハウジング39が形成されている。
このハウジング39、具体的にはスリーブ38の内面には円筒形の滑り面42が形成されており、そこに円筒形の流量調節部材40が軸方向に摺動可能に嵌合されている。
【0042】
この流量調節部材40は、主弁体20の開弁時に主弁体20に当接してその開弁量を規定する部材で、主水路14からの水はその主弁体20の開弁量に応じた水量で吐水口16から吐水される。
この流量調節部材40は、後述の回転ハンドル式の流調操作部46の回転操作によって軸方向の位置を変化させ、主弁体20に対する当接位置、即ちその開弁量を制御する。従って本例においてはこの流量調節部材40の軸方向位置の変化に応じて、吐水口16からの吐水流量が制御される。
【0043】
この流量調節部材40の更に内側には、背圧室22形成用のプラグ45が配設されており、このプラグ45と主弁体20との間に上記背圧室22が形成されている。
【0044】
流調操作部46には、操作力を上記流量調節部材40に伝達するためのスリーブ48が一体回転状態に組み付けられている。
このスリーブ48の下端部外周面には雄ねじ50が設けられていて、その雄ねじ50が流量調節部材40の雌ねじ44に螺合されており、流調操作部46が回転操作されると、スリーブ48の回転に伴ってねじ送り作用で流量調節部材40が軸方向、即ち図1中上下方向に進退駆動される。
尚、スリーブ48には外向きの突起52が設けられており、この突起52がハウジング39を構成するスリーブ38の内向きの突起54に当接することによって抜止めされる。
【0045】
56は流調操作部46と同軸且つその内側に設けられた吐止水操作部で、この例の吐止水操作部56は、逆カップ状をなす押ボタン式の操作部材58と、パイロット水路30を開閉するための上記パイロット弁体32を、操作部材58を押し込むごとに閉弁位置と開弁位置とに保持するロック機構62とを有している。
【0046】
本例において、ロック機構62はスラストロック式のもので外筒88と、その内周面に突出する状態で形成された円筒形状のガイド部90(図4参照)とを有している。
ガイド部90は、上端面に沿って周方向に鋸刃状の係合歯92を有しており、更に周方向に沿って所定間隔ごとに複数の溝94を有している。
【0047】
一方、パイロット弁体32には大径の固定リング96と回転リング98とが設けられている。
回転リング98は軸部100の周りに回転可能とされており、更に軸部100に設けられたストッパ部102と固定リング96との間で微小ストローク上下に相対移動可能とされている。
【0048】
固定リング96の外周面には周方向に一定間隔で突起104が設けられており、その上端に係合歯106が形成されている。
他方、回転リング98にも周方向に沿って一定間隔ごとに突起108が設けられており、そしてそれら突起108を含む回転リング98下端部に、周方向に沿って鋸刃状の係合歯110が形成されている。
【0049】
尚、図1に示しているようにパイロット弁体32は回転リング98の上面においてスプリング112により常時下向きに付勢されており、またロック機構62の外筒88はスプリング114により常時上向きに付勢されている。
【0050】
この例のスラストロック式のロック機構62は次のように作用する。
図4(B)(I)はパイロット弁体32が弁座28に当接した状態、即ちパイロット水路30を閉鎖した状態を示している。
【0051】
この状態において操作部材58及びロック機構62の外筒88をスプリング112及び114の付勢力に抗して下向きに押し込むと、図4(B)(II)に示しているようにパイロット弁体32の回転リング98がガイド部90の溝94から外れた状態となり、ここにおいて回転リング98が、固定リング96側の突起104の係合歯106と回転リング98側の係合歯110のカム面の作用で微小角度反時計方向に回転させられる。
【0052】
その後押込力を除くと、スプリング114の付勢力でガイド部90が外筒88とともに上昇運動し、このときガイド部90の上端の係合歯92と回転リング98の係合歯110とが一部噛み合った状態となる。
【0053】
更にガイド部90が上向きに押し上げられると、回転リング98が固定リング96から浮き上がるとともにそれら係合歯92,110のカム面の作用で回転リング98が更に微小角度反時計方向に回転させられてガイド部90の係合歯92と回転リング98の係合歯110とが完全に噛み合った状態となり(図4(B)(III)参照)、これとともに回転リング98とストッパ部102との当接作用で回転リング98,固定リング96を含むパイロット弁体32全体が上昇端まで上昇させられてその上昇端に保持される。即ちパイロット弁体32が開弁位置に保持される。
ここにおいてパイロット水路30が開放状態とされて主弁体20が開かれ、主水路14内を水が流通する。
【0054】
さて再び操作部材58を押込操作すると、これとともにロック機構62の外筒88及びガイド部90が下向きに移動し、ここにおいて回転リング98の係合歯110とガイド部90の係合歯92との噛合いが外れるとともに、スプリング112の付勢力でパイロット弁体32における固定リング96の係合歯106と回転リング98の係合歯110とが接触し(図4(B)(IV),(V)参照)、更にガイド部90が下降して回転リング98が自由回転状態になると、固定リング96及び回転リング98の各係合歯106,110のカム面の作用により回転リング98が微小角度反時計方向に回転させられ、そしてそれら係合歯106及び110が完全に噛み合ったところで回転リング98の回転が停止する(図4(B)(VI)参照)。
【0055】
その後操作力を除くことによって、(VII)に示しているようにガイド部90がスプリング114の付勢力で上向きに移動すると、回転リング98が浮き上がった後、ガイド部90の係合歯92と回転リング98の係合歯110とのカム面の作用で回転リング98が微小角度回転した上で、回転リング98の突起108が固定リング96の突起104とともにガイド部90の溝94に嵌り合い、続いてスプリング112及び114の付勢力でそれら突起104,108が外筒88の上昇運動を伴って溝94の底部まで落ち込む(図4(B)(VIII)参照)。ここにおいてパイロット弁体32が再びパイロット水路30を閉鎖した状態となる。
尚このロック機構自体は従来公知であるのでここでは更に詳しい説明は省略する。
【0056】
次に本例の吐水装置の作用を説明する。
図1及び図2(I)はパイロット弁体32が閉弁した状態、従って主弁体20が閉弁した状態を表しており、この状態で吐止水操作部56を下向きに押込操作すると、ここにおいて図2(II)に示しているようにパイロット弁体32が開弁動作し、これにより背圧室22の圧力が抜かれて主弁体20が給水圧により開弁動作する。
【0057】
ここにおいて主水路14が開かれた状態となり、吐水口16から吐水が行われる。
但しこのときの吐水口16からの吐水流量は、主弁体20の開弁量に応じた水量で行われる。而してその主弁体20の開弁量は流量調節部材40の位置によって規定される。
【0058】
図3はその流量調節部材40による流調調節の作用を表したもので、図示のように流調操作部46を回転操作することによって流量調節部材40が例えば図1及び図2に示す状態よりも軸方向下向きに移動させられると、これに応じて主弁体20の開弁量が少なくなり、これによって吐水口16からの吐水流量が減少する(図3(I))。
【0059】
逆に図3(II)に示しているように流量調節部材40を軸方向上向きに移動させると、主弁体20に対する当接位置が図中上方に後退し、主弁体20が大きく開弁させられる。これによって吐水口16からの吐水流量が増大せしめられる。
尚、本例は吐水管に主弁体20と流量調節部材40とパイロット水路30及びパイロット弁体32と吐止水操作部56と流調操作部46とを設けたものと考えることもできる。
【0060】
本例の吐水装置によれば、小さな操作力で容易に吐止水操作を行うことができ、吐止水の操作性が良好である外、主弁体20の開弁量を流量調節部材40の当接作用で規定するようにしていることから、その流量調節部材40を適正な位置に位置させた状態で吐止水を行うことで、吐水当初から目的とする適正流量で吐水口16から吐水を行わせることができる。
【0061】
また本例の吐水装置は、吐止水操作部56を押ボタン式のワンタッチで操作可能な簡便な操作部として構成しているとともに、同じ主弁体20によって主水路14の開閉と流量調節を行うようにしているため、主弁体20,吐止水操作部56,流調操作部46を含む装置をコンパクトに構成することができ、またその操作部である吐止水操作部56と流調操作部46とを同じ箇所に容易に配設できる。
【0062】
また吐止水操作部56を押ボタン式の操作部としており、吐止水操作を押ボタンの押込みによってワンタッチで簡単に行うことができる。
【0063】
またその吐止水操作部56は、操作力の入力部である操作部材58と、操作部材58を押し込むごとにパイロット弁体32を閉弁位置と開弁位置とに交互に保持するロック機構62を有する構成となっているため、押込力を加えた後その押込力を解除した場合においても吐水状態又は止水状態を維持することができ、操作がより簡単である。
【0064】
図5は本発明の他の実施例を示したもので、この例では流量調節部材40が背圧室22の構成部材を成しているとともに流量調節部材40にパイロット水路30及び弁座28が形成され、その弁座28に対してパイロット弁体32が当接し又はこれから離間することによって、ダイヤフラム弁体から成る主弁体20が開閉動作するようになっている。
尚他の点については上記第一実施例と同様である。
【0065】
この例の場合、第一の実施例(図1〜図3の実施例)に比べて弁座28がパイロット弁体32に近い位置にあるため、パイロット弁体32を弁座28に対し簡単に且つ確実に当接させ且つその当接状態を容易に保持できる利点がある。
【0066】
図6は本発明の更に他の実施例を示したもので、この例では、主弁体20が管体12及びスリーブ38に形成された円筒形の滑り面64に沿って軸方向に摺動する摺動弁体として構成されている。
尚他の点については図5に示す第二の実施例と同様である。
【0067】
図7は本発明をシャワーヘッドに適用した場合の実施例を表している。
図示のようにこの例では、吐水部としてのシャワーヘッド66の先端部に図1に示す機構と同様の機構が組み込まれている。
従ってこの吐水装置の場合、シャワーヘッド66を手に持ったまま吐止水操作部56を操作することで吐水口68からの吐水と止水とを行うことができ、また回転ハンドル式の流調操作部70を回転操作することで主弁体20の開弁量を制御し、吐水口68からの吐水流量を調節することができる。
【0068】
尚、図7の例では主弁体20がダイヤフラム弁体にて構成してあるが、この主弁体20を図6の摺動弁体にて構成することもできる。
或いはまた、主弁体20をダイヤフラム弁体又は摺動弁体にて構成するとともに、図5に示しているように流量調節部材40にパイロット水路30及び弁座28を設けて、そのパイロット水路30の開口をパイロット弁体32にて開閉するようになすことも可能である。
【0069】
本例においては、図に示しているようにシャワーヘッド66に接続されたシャワーホースよりも上流部において主水路14内にピストン式の減圧弁72が組み込まれている。
減圧弁72は大径のピストン部74を有しており、そのピストン部74が円筒形の摺動面76に摺動可能に嵌合されている。
【0070】
この減圧弁72は、図8に拡大して示しているようにその下流部分、詳しくは主水路14における減圧弁72の配設部位よりも下流部分(図中左側)の圧力が上昇して一定圧に達したとき、上流部と下流部とに対する受圧面積の差によって図中右向きに押動され、図8(II)に示しているようにその当接部78を弁座80に接近又は当接させることによって、主水路14を絞り又は主弁体20の上流側で閉鎖する。
【0071】
即ち減圧弁72は、主水路14を絞り又は閉鎖することにより、これより下流側の主水路14内の圧力をその上流側(一次側)の給水圧よりも低い圧力状態(減圧状態)に保つ働きをする。
尚この減圧弁72はスプリング82により常時開弁方向に付勢されている。
【0072】
このような減圧弁を設けない場合、吐水口68からの吐水流量を絞ったときにシャワーヘッド66先端部まで、詳しくは主水路14の先端部まで一次給水圧が導かれてシャワーホース内に圧力が篭った状態となってしまい、またこれに伴ってシャワーホースが硬くなってしまい、自由に曲り難くなる。
【0073】
しかるに本例の吐水装置においては主弁体20の上流側に減圧弁72が設けられており、その減圧弁72の配設部位よりも下流部分の主水路14内部の圧力が高まって来ると、即ちシャワーホース内部の圧力が上昇してくると、その減圧弁72が閉弁方向に動作して主水路14を絞り又は減圧弁72の上流部と下流部とで遮断する。
【0074】
これにより減圧弁72よりも下流側の主水路14内部の圧力が給水圧に対し一定圧低い減圧状態に保たれ、従って主弁体20を開いた状態の下で流量を絞った場合においても、シャワーホース内部に過大な圧力が篭ってシャワーホースが硬くなってしまうのが有効に防止される。
【0075】
本例の場合、シャワーホースとともに自在に持ち運びできるシャワーヘッド66において、吐止水操作と流調操作とを手元操作で行うことができ、吐水装置の利便性を飛躍的に高めることができる。
【0076】
また手元操作によって流調操作部46を吐水量が減少する方向に操作する際、減圧弁72の減圧作用により流量調節を軽やかに行うことができる。
また減圧弁72の作用でその減圧弁72の配設部位よりも下流側が減圧状態に保持されるため、シャワーホースを含む下流側の部分を耐圧構造にしなくても良く、コストを低減できる利点も得られる。
【0077】
尚この減圧弁72は、図9に示しているように図1ないし図6の実施例において主弁体20の上流部に設けておくこともできる。
このようにした場合においても、流調操作部46によって吐水口16からの吐水流量を調節する際、操作負荷を軽減できる利点が得られる。
【0078】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明においては水栓本体から長い吐水管が延び出している通常の水栓装置(吐水装置)において、その吐水管の先端部に上記のような主弁体と流量調節部材とパイロット水路及びパイロット弁体と吐止水操作部と流調操作部とを設けるといったことも可能である。
更にまた本発明は洗髪シャワー水栓装置のシャワーヘッド或いは浴室のシャワーヘッドに適用することも可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である吐水装置の構成を示す図である。
【図2】同じ実施例の吐水装置の一作用状態を示す図である。
【図3】同じ実施例の吐水装置の図2とは異なる一作用状態を示す図である。
【図4】図1のロック機構の作用説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の吐水装置を示す図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の吐水装置を示す図である。
【図7】本発明の更に他の実施例の吐水装置を示す図である。
【図8】図7の吐水装置の減圧弁とその周辺部をその作用とともに示す図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の吐水装置を示す図である。
【図10】従来の吐水装置の一例の要部を示す図である。
【図11】従来の吐水装置の図10とは異なる例の要部を示す図である。
【符号の説明】
12 管体
14 主水路
16,68 吐水口
20 主弁体
22 背圧室
30 パイロット水路
32 パイロット弁体
39 ハウジング
40 流量調節部材
46,70 流調操作部
56 吐止水操作部
58 操作部材
62 ロック機構
66 シャワーヘッド
72 減圧弁
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water discharge device, and more particularly, to a water discharge device with good operability in a water discharge operation and a flow rate adjustment operation.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, in a water discharge device such as a single water faucet, water is discharged from the water discharge port by bringing the valve body into contact with or away from the valve seat by rotating the handle, and the valve opening amount of the valve body The water discharge flow rate from the water discharge port is adjusted according to the conditions.
In this case, it is necessary to adjust the flow rate so that the flow rate of water discharged from the water discharge port becomes a desired flow rate every time water discharge is performed, which is not sufficient in terms of convenience.
[0003]
On the other hand, in a water discharge device such as a hot and cold water mixing faucet, there is a water discharge valve, a water discharge operation unit that is an operation unit thereof, a flow rate adjustment valve, and a flow adjustment operation unit that is an operation unit thereof. In this water discharge device, the water discharge operation section and the flow adjustment operation section are located at separate positions, and therefore, the water discharge operation and the flow adjustment operation cannot be performed at the same location. It was not enough.
[0004]
By the way, in recent years, a kitchen faucet device has been used in which the tip of a water discharge pipe is configured as a shower head, which can be drawn out together with a shower hose and discharged from a water discharge port.
Or the thing of the same form is used also in the hair-washing shower faucet with which a bathroom vanity is equipped.
[0005]
On the other hand, in the bathroom, a shower hose that extends from the faucet body and a shower head connected to the tip of the shower hose has been widely used so that water supplied from the faucet body can be discharged from the shower head. ing.
[0006]
By the way, in the case of these water discharge devices, the shower head can be freely brought to the target position to discharge water, which is more convenient than other conventional water discharge devices whose water discharge position is almost fixed, but on the other hand The water discharge operation part for performing water discharge / water stop (water discharge) from the water discharge port and the flow control operation part for adjusting the water discharge flow rate from the water discharge port are located far from the shower head. There was a problem that operation was difficult.
[0007]
Thus, for example, in a bathroom water discharge device, a shower head is provided with a water discharge operation section as a hand operation section.
FIG. 10 shows an example. In the figure, reference numeral 300 denotes a shower head, and 302 denotes a joint pipe, to which end portions of a flexible shower hose 304 having a predetermined length are connected.
The joint pipe 302 has a connection port 306 and is connected to the faucet body at the connection port 306, and water from the faucet body passes through the main water channel 308 inside the shower hose 304 and the main water channel 308 inside the shower head 300. It is supplied to the water outlet of the shower head 300.
[0008]
The shower head 300 is provided with a spout water operation section 310 as a hand operation section, and a main valve body 312 that opens and closes the main water channel 308 is opened and closed by the operation of the spout water operation section 310. .
[0009]
Specifically, a flexible tube 314 is inserted into the shower hose 304 and the shower head 300, and a pilot water channel 316 is formed therein. When the pushing operation is performed to the right, the pilot valve body 322 is opened away from the valve seat 324 by the rightward movement of the shaft 318 and the downward pushing of the ball 320, and the water inside the pilot water channel 316 is discharged inside the shower head 300. Drain to main channel 308.
[0010]
Then, the internal pressure of the back pressure chamber 326 formed on the back side of the main valve body 312 (this back pressure chamber 326 communicates with the pilot water channel 316) decreases, and the main valve body 312 is upward in the figure by the water supply pressure. The valve opens.
Here, water from the faucet body side is supplied to the main water channel 308 in the shower hose 304. The supplied water flows through the main water channel 308 inside the shower head 300 and is then discharged from the water outlet at the tip.
[0011]
On the other hand, when the spout water operation unit 310 is pushed leftward to return to the state shown in FIG. 10, the pilot valve body 322 is closed here, and the pressure inside the back pressure chamber 326 gradually increases, finally. The main valve body 312 is closed and the supply of water to the water outlet is stopped.
[0012]
In the water discharge device shown in FIG. 10, the water discharge from the water discharge port can be performed by operating the water discharge operation unit 310 with the shower head 300 held in hand. Since the water stop operation part 310 opens and closes the pilot water channel 316, it can be easily operated with a small force and is highly convenient in this respect. However, in this water discharge device, the flow rate from the water discharge port is reduced. In the case of adjustment, it is necessary to operate the flow control operation part of the faucet body far away from the shower head 300, which is not yet sufficient in terms of convenience.
[0013]
FIG. 11 shows another conventional example. In this example, the valve body 332 is moved in the axial direction by rotating the operation knob 330 of the spout water operation section 328 provided in the shower head 300. Then, the main water channel 308 is opened and closed by bringing the valve seat 334 into contact with or separating from the valve seat 334, and water discharge and water stop from the water discharge port 336 are performed.
In the case of the water discharge device of this example, when the valve body 332 is closed, the main valve body 312 disposed upstream of the shower hose 304 is also closed.
[0014]
Even in the water discharge device of this example, water discharge can be performed by hand operation while holding the shower head 300 in the hand.
In the case of this water discharge device, it is also possible to adjust the water discharge flow rate from the water discharge port 336 by adjusting the rotation amount of the operation knob 330 in the water discharge operation section 328.
[0015]
However, even in this water discharge device, the flow rate must be adjusted each time water discharge is performed, and the operation is troublesome and problematic in terms of usability.
That is, even if the position of the valve body 332 is adjusted so that the flow rate is appropriate, if the water is subsequently stopped, the position of the valve body 332 will inevitably move. There is a hassle that you have to operate to become.
[0016]
Although the case of the water discharging apparatus which has a shower head was mentioned as an example above, also in the general kitchen faucet apparatus (water discharging apparatus) which discharges water from the water outlet at the front-end | tip of the normal long water discharging pipe which does not have such a shower head The same problem, greater or lesser, is inherent.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The water discharging apparatus of the present invention has been devised to solve such problems.
Thus, according to the first aspect of the present invention, (a) a main water channel that communicates with the water discharge port and allows water to flow at a large flow rate, and (b) the main water channel is opened and closed, and the water discharge is performed in an amount corresponding to the valve opening amount. A main valve body that discharges water from the water port; and (c) the main valve body is provided so as to be movable in the opening and closing direction of the main valve body, and the main valve body is opened by contacting the main valve body when the main valve body is opened. A flow control member that regulates the valve amount and performs flow control; and (d) a back pressure chamber that is formed on the back side of the main valve body and presses the main valve body in a valve closing direction; A pilot water passage for controlling the operation of the main valve body and a pilot valve body for opening and closing the pilot water passage, which communicate with a downstream portion from the valve body; and (e) opening and closing the pilot valve body to (I) The flow rate is adjusted by operating the flow rate adjusting member in the opening / closing direction of the main valve body. Characterized in that it has a regulating operation unit.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, in the water discharge device according to the first aspect, the pilot water passage is formed in a form penetrating the main valve body, and the pilot water passage opens through the main valve body. It is characterized by opening and closing.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, in the water discharge device according to the first aspect, the flow rate adjusting member forms a constituent member of the back pressure chamber, and the pilot water channel penetrates the flow rate adjusting member. The pilot valve body is configured to open and close an opening of the pilot water channel that penetrates the flow rate adjusting member.
[0020]
According to a fourth aspect of the present invention, in the water discharge device according to any one of the first to third aspects, the water discharge operation portion and the flow adjustment operation portion are coaxially located at the same location, and the water discharge operation portion is on the inside. The flow control operation portions are respectively arranged outside.
[0021]
According to a fifth aspect of the present invention, in the water discharge device according to any one of the first to fourth aspects, the water discharge operation section is a push button type operation section.
[0022]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the water discharge device according to the fifth aspect, wherein the water discharge operation portion is a push button type operation member that is an operation force input portion, and the pilot valve every time the operation member is pushed in. It has the lock mechanism which hold | maintains a body alternately in a valve closing position and a valve opening position, It is characterized by the above-mentioned.
[0023]
According to a seventh aspect of the present invention, in the water discharge device according to any one of the first to sixth aspects, the flow adjustment operation unit is a rotary handle type operation unit.
[0024]
According to an eighth aspect of the present invention, in the water discharge device according to any one of the first to seventh aspects, the main valve body, the flow rate adjusting member, the pilot valve body, the water discharge operation section, and the flow adjustment operation section are provided inside. It is provided in the water discharge part which consists of a shower head which has a main water channel, or a water discharge pipe.
[0025]
According to a ninth aspect of the present invention, in the water discharge device according to the eighth aspect, in the main water channel upstream of the water discharge unit, the main water channel in the water discharge unit is operated when the flow adjustment operation unit reduces the water discharge amount. A pressure reducing valve for holding the pressure in a reduced pressure state relative to the feed water pressure is incorporated.
[0026]
[Operation and effect of the invention]
As described above, the water discharge device of the first aspect is provided such that the main valve body that opens and closes the main water passage is opened and closed by opening and closing the pilot water passage by the pilot valve body, and is movable in the opening and closing direction of the main valve body. The amount of opening of the main valve element is regulated by the contact action of the flow rate adjusting member on the main valve element, and the flow rate is adjusted. In this water discharge device, the water discharge operation can be easily performed with a small operating force. In addition to good operability of the discharge water, the valve opening amount of the main valve body is regulated by the contact action of the flow rate adjustment member. It is possible to discharge water from the water outlet at an appropriate flow rate from the beginning of water discharge by performing water discharge in a state where it is positioned.
[0027]
In addition, since the stop water is performed by opening and closing the pilot valve body, the stop water operation section can be configured as a simple operation section that can be operated by a push button type one-touch.
In addition, the water discharge device of the present invention opens and closes the main water channel and adjusts the flow rate with the same main valve body, as compared with the main water channel provided with a valve body for water discharge and a valve body for flow rate adjustment. Therefore, the apparatus including the valve body, the water discharge operation section, and the flow adjustment operation section can be configured in a compact manner.
Furthermore, since the same main valve body is used to control the water discharge and the flow rate, the water discharge operation unit and the flow adjustment operation unit, which are the operation units, can be easily disposed at the same location. .
[0028]
Here, the pilot water channel is formed so as to penetrate the main valve body, and the opening of the pilot water channel can be opened and closed by the pilot valve body (Claim 2).
Alternatively, the pilot water channel can be formed so as to penetrate the flow rate adjusting member, and the pilot water channel opening penetrating the flow rate adjusting member can be opened and closed by the pilot valve body.
[0029]
In the present invention, the main valve body can be constituted by a diaphragm valve body.
Alternatively, the main valve body can be constituted by a sliding valve body that slides along a cylindrical sliding surface.
[0030]
As described above, in the present invention, the spouting water operating section and the flow control operating section can be easily disposed at the same place, and thus they are coaxially arranged at the same place and the spouting water operating section is disposed inside. In addition, by disposing the flow adjustment operation portions respectively on the outside, the spout water operation and the flow adjustment operation can be performed at the same place, and the operability thereof is improved.
[0031]
Further, in the present invention, as described above, the spout water operation section can be easily formed into a push button type operation section (Claim 5). In this way, the spout water operation can be performed with one touch by pushing the push button. Easy to do.
[0032]
In this case, the spouting water operating section includes a push button type operating member that is an operating force input section, and a lock mechanism that alternately holds the pilot valve body at the valve closing position and the valve opening position each time the operating member is pushed. (Claim 6).
In this way, even when the pushing force is applied and then the pushing force is released, the water discharge state or the water stopping state can be maintained, and the operation becomes easier.
[0033]
In the present invention, the flow rate adjusting member can be configured as a screw member, and can be advanced and retracted in the opening and closing direction of the main valve body by a screw feed action by operation of the flow adjustment operation unit.
In addition, the flow adjustment operation unit can be a rotary handle type operation unit.
[0034]
In the present invention, the main valve body, the flow rate adjusting member, the pilot valve body, the water discharge operation section, and the flow adjustment operation section can be provided in a water discharge section including a shower head or a water discharge pipe. ).
In this way, in the water discharger that can freely carry the shower head with the shower hose or in the water discharger having a long water discharge pipe, the water discharge operation and the flow control operation can be performed by hand operation. Convenience can be dramatically improved.
[0035]
In this invention, the pressure-reduction valve which hold | maintains the pressure of the main water channel in a water discharging part in a pressure reduction state with respect to a water supply pressure can be incorporated in the main water channel upstream from the said water discharging part.
In such a case, when the water discharge unit, for example, the flow control operation unit of the shower head is operated in the direction of decreasing the water discharge amount by the hand operation, the primary water supply pressure is increased in the shower hose and the shower hose becomes hard. In addition, the flow rate can be adjusted lightly with a small force by the pressure reducing action of the pressure reducing valve.
In addition, since the downstream side of the pressure reducing valve is maintained in a reduced pressure state by the action of the pressure reducing valve, the downstream side portion including the shower hose need not have a pressure resistant structure, and the cost can be reduced. It is done.
Further, the on / off operation force can be reduced after the pressure reducing valve is closed.
[0036]
【Example】
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 shows an embodiment in which the present invention is applied to a single faucet. In the figure, reference numeral 10 denotes a faucet body having a tube body 12.
A main water channel 14 is formed inside the tube body 12, and a water discharge port 16 is provided at a distal end portion of the tube body 12 so as to communicate with the main water channel 14.
[0037]
A valve seat 18 is formed on the main water passage 14, and a main valve body 20 including a diaphragm valve body that opens and closes the main water passage 14 by contacting or separating from the valve seat 18 is provided.
A back pressure chamber 22 is formed on the back side (upper surface side in the figure) of the main valve body 20, and the main valve body 20 is normally pressed against the valve seat 18 by a downward pressing force of the back pressure chamber 22. The contacted state, that is, the valve closed state is maintained.
[0038]
The main valve body 20 communicates between the main water passage 14 and the back pressure chamber 22 in the downstream portion of the valve seat 18 and the communication hole 24 communicating the main water passage 14 and the back pressure chamber 22 in the upstream portion of the valve seat 18. A communication hole 26 is formed, and a pilot water channel 30 for controlling the operation of the main valve body 20 is formed including the communication holes 24 and 26.
[0039]
In this example, the pilot water channel 30, specifically, the opening of the communication hole 26 is opened and closed by the pilot valve body 32, specifically the shaft portion 34 thereof, so that the main valve body 20 is opened or closed. .
Specifically, the pilot water passage 30 is opened when the pilot valve body 32 is spaced upward from the valve seat 28 of the main valve body 20 in the figure, and here, the water in the back pressure chamber 22 flows into the main water passage 14 through the communication hole 26. It flows out and the pressure of the back pressure chamber 22 decreases. Then, the main valve body 20 is opened by the water supply pressure supplied to the main water channel 14, and the water sent from the water outlet 16 through the main water channel 14 is discharged.
[0040]
On the other hand, when the pilot valve body 32 comes into contact with the valve seat 28 and closes the pilot water channel 30, the water upstream of the main water channel 14 flows into the back pressure chamber 22 through the communication hole 24, and thereby the back pressure chamber 22. The internal pressure increases and the main valve body 20 is closed.
[0041]
The tubular body 12 is formed with a cylindrical rising portion 36, and a cylindrical sleeve 38 is screwed to the housing 12, thereby forming a housing 39.
A cylindrical sliding surface 42 is formed on the inner surface of the housing 39, specifically, the sleeve 38, and a cylindrical flow rate adjusting member 40 is fitted therein so as to be slidable in the axial direction.
[0042]
The flow rate adjusting member 40 is a member that abuts the main valve body 20 when the main valve body 20 is opened and regulates the valve opening amount, and water from the main water channel 14 is set to the valve opening amount of the main valve body 20. Water is discharged from the water outlet 16 with a corresponding amount of water.
The flow rate adjusting member 40 changes the position in the axial direction by a rotation operation of a rotary handle type flow adjustment operation unit 46 described later, and controls the contact position with respect to the main valve body 20, that is, the valve opening amount. Accordingly, in this example, the water discharge flow rate from the water discharge port 16 is controlled in accordance with the change in the axial position of the flow rate adjusting member 40.
[0043]
A plug 45 for forming the back pressure chamber 22 is disposed further inside the flow rate adjusting member 40, and the back pressure chamber 22 is formed between the plug 45 and the main valve body 20.
[0044]
A sleeve 48 for transmitting an operation force to the flow rate adjusting member 40 is assembled to the flow adjustment operation unit 46 in an integrally rotated state.
A male screw 50 is provided on the outer peripheral surface of the lower end portion of the sleeve 48, and the male screw 50 is screwed into the female screw 44 of the flow rate adjusting member 40. When the flow adjustment operation unit 46 is rotated, the sleeve 48 is rotated. With this rotation, the flow rate adjusting member 40 is driven back and forth in the axial direction, that is, the vertical direction in FIG.
The sleeve 48 is provided with an outward projection 52, and the projection 52 is prevented from being pulled out by coming into contact with the inward projection 54 of the sleeve 38 constituting the housing 39.
[0045]
56 is a water stop operation portion provided coaxially with and inside the flow control operation portion 46. The water stop operation portion 56 in this example includes a push button type operation member 58 having a reverse cup shape, and a pilot water channel. A lock mechanism 62 that holds the pilot valve body 32 for opening and closing the valve 30 at the valve closing position and the valve opening position every time the operating member 58 is pushed in.
[0046]
In this example, the lock mechanism 62 is of a thrust lock type, and has an outer cylinder 88 and a cylindrical guide portion 90 (see FIG. 4) formed in a state protruding from the inner peripheral surface thereof.
The guide portion 90 has sawtooth-like engagement teeth 92 in the circumferential direction along the upper end surface, and further has a plurality of grooves 94 at predetermined intervals along the circumferential direction.
[0047]
On the other hand, the pilot valve body 32 is provided with a large-diameter fixed ring 96 and a rotating ring 98.
The rotating ring 98 is rotatable around the shaft portion 100, and is relatively movable up and down a minute stroke between the stopper portion 102 provided on the shaft portion 100 and the fixing ring 96.
[0048]
Protrusions 104 are provided on the outer peripheral surface of the fixing ring 96 at regular intervals in the circumferential direction, and engaging teeth 106 are formed on the upper ends thereof.
On the other hand, the rotation ring 98 is also provided with projections 108 at regular intervals along the circumferential direction, and the lower end of the rotation ring 98 including the projections 108 has a saw blade-like engagement tooth 110 along the circumferential direction. Is formed.
[0049]
As shown in FIG. 1, the pilot valve body 32 is always urged downward by the spring 112 on the upper surface of the rotating ring 98, and the outer cylinder 88 of the lock mechanism 62 is always urged upward by the spring 114. Has been.
[0050]
The thrust lock type locking mechanism 62 of this example operates as follows.
4B and 4I show a state in which the pilot valve body 32 is in contact with the valve seat 28, that is, a state in which the pilot water channel 30 is closed.
[0051]
In this state, when the operating member 58 and the outer cylinder 88 of the lock mechanism 62 are pushed downward against the urging force of the springs 112 and 114, the pilot valve body 32 of the pilot valve body 32 is shown in FIGS. The rotating ring 98 is disengaged from the groove 94 of the guide portion 90. Here, the rotating ring 98 acts on the cam surface of the engaging tooth 106 of the protrusion 104 on the fixed ring 96 side and the engaging tooth 110 on the rotating ring 98 side. With a small angle, it can be rotated counterclockwise.
[0052]
Thereafter, when the pushing force is removed, the guide portion 90 moves upward together with the outer cylinder 88 by the urging force of the spring 114, and at this time, the engaging teeth 92 at the upper end of the guide portion 90 and the engaging teeth 110 of the rotating ring 98 are partially. It becomes in mesh.
[0053]
When the guide portion 90 is further pushed upward, the rotating ring 98 is lifted from the fixed ring 96 and the rotating ring 98 is further rotated counterclockwise by a minute angle by the action of the cam surfaces of the engaging teeth 92 and 110. The engaging teeth 92 of the portion 90 and the engaging teeth 110 of the rotating ring 98 are completely meshed (see FIGS. 4B and III), and together with this, the rotating ring 98 and the stopper portion 102 come into contact with each other. Thus, the entire pilot valve body 32 including the rotating ring 98 and the fixed ring 96 is raised to the rising end and held at the rising end. That is, the pilot valve body 32 is held in the valve open position.
Here, the pilot water channel 30 is opened, the main valve body 20 is opened, and water flows through the main water channel 14.
[0054]
Now, when the operation member 58 is pushed again, the outer cylinder 88 and the guide portion 90 of the lock mechanism 62 are moved downward together, and here, the engagement teeth 110 of the rotating ring 98 and the engagement teeth 92 of the guide portion 90 are moved. At the same time, the engagement teeth 106 of the fixed ring 96 and the engagement teeth 110 of the rotating ring 98 in the pilot valve body 32 come into contact with each other by the urging force of the spring 112 (FIGS. 4B, IV, and V). When the guide portion 90 is further lowered and the rotating ring 98 is in a free rotating state, the rotating ring 98 is slightly deviated by the action of the cam surfaces of the engaging rings 106 and 110 of the fixing ring 96 and the rotating ring 98. When the engagement teeth 106 and 110 are completely meshed with each other, the rotation of the rotary ring 98 is stopped (see FIGS. 4B and VI).
[0055]
Thereafter, by removing the operating force, as shown in (VII), when the guide portion 90 moves upward by the biasing force of the spring 114, the rotating ring 98 is lifted and then rotated with the engaging teeth 92 of the guide portion 90. The rotating ring 98 is rotated by a small angle by the action of the cam surface with the engagement tooth 110 of the ring 98, and the protrusion 108 of the rotating ring 98 fits into the groove 94 of the guide portion 90 together with the protrusion 104 of the fixing ring 96. Then, the projections 104 and 108 fall to the bottom of the groove 94 with the upward movement of the outer cylinder 88 by the urging force of the springs 112 and 114 (see FIGS. 4B and VIII). Here, the pilot valve body 32 is in a state of closing the pilot water channel 30 again.
Since this lock mechanism is known in the art, further detailed explanation is omitted here.
[0056]
Next, the operation of the water discharge device of this example will be described.
1 and 2 (I) show a state where the pilot valve body 32 is closed, and thus the main valve body 20 is closed. In this state, when the discharge water operation portion 56 is pushed downward, Here, as shown in FIG. 2 (II), the pilot valve body 32 is opened, whereby the pressure in the back pressure chamber 22 is released and the main valve body 20 is opened by the supply water pressure.
[0057]
Here, the main water channel 14 is opened, and water is discharged from the water outlet 16.
However, the water discharge flow rate from the water discharge port 16 at this time is performed with a water amount corresponding to the valve opening amount of the main valve body 20. Thus, the valve opening amount of the main valve body 20 is defined by the position of the flow rate adjusting member 40.
[0058]
FIG. 3 shows the effect of the flow adjustment by the flow adjustment member 40, and the flow adjustment member 40 is rotated from the state shown in FIGS. However, if it is moved downward in the axial direction, the valve opening amount of the main valve body 20 decreases accordingly, and the water discharge flow rate from the water discharge port 16 decreases accordingly (FIG. 3 (I)).
[0059]
Conversely, when the flow rate adjusting member 40 is moved upward in the axial direction as shown in FIG. 3 (II), the contact position with respect to the main valve body 20 is retracted upward in the figure, and the main valve body 20 is greatly opened. Be made. Thereby, the water discharge flow rate from the water discharge port 16 is increased.
In this example, it can be considered that the main valve body 20, the flow rate adjusting member 40, the pilot water channel 30, the pilot valve body 32, the water discharge operation section 56, and the flow adjustment operation section 46 are provided in the water discharge pipe.
[0060]
According to the water discharge device of this example, the water discharge operation can be easily performed with a small operation force, and the operability of the water discharge is good, and the valve opening amount of the main valve body 20 is set to the flow rate adjusting member 40. Therefore, by performing the spout water in a state where the flow rate adjusting member 40 is positioned at an appropriate position, the spout 16 can be discharged from the spout 16 at the target proper flow rate. Water can be discharged.
[0061]
Further, the water discharge device of this example is configured as a simple operation unit that can operate the water discharge operation unit 56 with a push button type one-touch, and the same main valve body 20 can open and close the main water channel 14 and adjust the flow rate. Therefore, the apparatus including the main valve body 20, the water discharge operation unit 56, and the flow adjustment operation unit 46 can be configured in a compact manner. The adjustment operation unit 46 can be easily arranged at the same location.
[0062]
Moreover, the water stop operation part 56 is made into the pushbutton type operation part, and a water stop water operation can be easily performed by one-touch by pushing of a pushbutton.
[0063]
In addition, the discharge water operation unit 56 includes an operation member 58 that is an operation force input unit, and a lock mechanism 62 that alternately holds the pilot valve body 32 between the valve closing position and the valve opening position each time the operation member 58 is pushed in. Therefore, even when the pushing force is applied and then the pushing force is released, the water discharge state or the water stopping state can be maintained, and the operation is simpler.
[0064]
FIG. 5 shows another embodiment of the present invention. In this example, the flow rate adjusting member 40 constitutes a component of the back pressure chamber 22, and the pilot water channel 30 and the valve seat 28 are provided in the flow rate adjusting member 40. The main valve body 20 formed of a diaphragm valve body opens and closes when the pilot valve body 32 abuts against or separates from the valve seat 28.
The other points are the same as in the first embodiment.
[0065]
In this example, since the valve seat 28 is located closer to the pilot valve body 32 than in the first embodiment (the embodiment of FIGS. 1 to 3), the pilot valve body 32 can be simplified relative to the valve seat 28. Further, there is an advantage that the contact state can be surely made and the contact state can be easily maintained.
[0066]
FIG. 6 shows still another embodiment of the present invention. In this example, the main valve body 20 slides in the axial direction along a cylindrical sliding surface 64 formed in the tube body 12 and the sleeve 38. It is comprised as a sliding valve body.
The other points are the same as in the second embodiment shown in FIG.
[0067]
FIG. 7 shows an embodiment in which the present invention is applied to a shower head.
As shown in the figure, in this example, a mechanism similar to the mechanism shown in FIG. 1 is incorporated at the tip of the shower head 66 as the water discharger.
Therefore, in the case of this water discharger, water discharge and water stop from the water discharge port 68 can be performed by operating the water discharge operation part 56 while holding the shower head 66 in the hand, and the rotary handle type flow control. By rotating the operation unit 70, the valve opening amount of the main valve body 20 can be controlled, and the water discharge flow rate from the water discharge port 68 can be adjusted.
[0068]
In addition, in the example of FIG. 7, the main valve body 20 is comprised with the diaphragm valve body, However, This main valve body 20 can also be comprised with the sliding valve body of FIG.
Alternatively, the main valve body 20 is constituted by a diaphragm valve body or a sliding valve body, and the pilot water passage 30 and the valve seat 28 are provided in the flow rate adjusting member 40 as shown in FIG. It is also possible to open and close these openings with the pilot valve body 32.
[0069]
In this example, as shown in the drawing, a piston type pressure reducing valve 72 is incorporated in the main water channel 14 upstream of the shower hose connected to the shower head 66.
The pressure reducing valve 72 has a large-diameter piston portion 74, and the piston portion 74 is slidably fitted to a cylindrical sliding surface 76.
[0070]
As shown in the enlarged view of FIG. 8, the pressure reducing valve 72 has a constant pressure because the pressure in the downstream portion, specifically, the downstream portion (left side in the figure) of the main water channel 14 is higher than the portion where the pressure reducing valve 72 is disposed. When the pressure is reached, it is pushed rightward in the figure due to the difference in the pressure receiving area between the upstream part and the downstream part, and as shown in FIG. By making contact, the main water channel 14 is closed on the upstream side of the throttle or the main valve body 20.
[0071]
In other words, the pressure reducing valve 72 throttles or closes the main water channel 14 to maintain the pressure in the main water channel 14 on the downstream side of the main water channel 14 at a pressure state (depressurized state) lower than the supply water pressure on the upstream side (primary side). Work.
The pressure reducing valve 72 is always urged in the valve opening direction by a spring 82.
[0072]
In the case where such a pressure reducing valve is not provided, when the flow rate of water discharged from the water discharge port 68 is reduced, the primary water supply pressure is guided to the tip of the shower head 66, more specifically to the tip of the main water channel 14, and the pressure in the shower hose. As a result, the shower hose becomes stiff and difficult to bend freely.
[0073]
However, in the water discharge device of the present example, the pressure reducing valve 72 is provided on the upstream side of the main valve body 20, and when the pressure inside the main water passage 14 in the downstream portion is higher than the portion where the pressure reducing valve 72 is disposed, That is, when the pressure inside the shower hose rises, the pressure reducing valve 72 operates in the valve closing direction to restrict the main water passage 14 between the upstream portion and the downstream portion of the pressure reducing valve 72.
[0074]
As a result, the pressure inside the main water passage 14 on the downstream side of the pressure reducing valve 72 is kept in a reduced pressure state that is a constant pressure lower than the supply water pressure, and therefore, even when the flow rate is reduced with the main valve body 20 opened, It is effectively prevented that excessive pressure is applied to the inside of the shower hose and the shower hose becomes hard.
[0075]
In the case of this example, in the shower head 66 that can be freely carried along with the shower hose, the water discharge operation and the flow control operation can be performed by hand operation, and the convenience of the water discharge device can be greatly improved.
[0076]
In addition, when the flow adjustment operation unit 46 is operated in a direction in which the water discharge amount decreases by hand operation, the flow rate can be adjusted lightly by the pressure reducing action of the pressure reducing valve 72.
Further, since the downstream side of the portion where the pressure reducing valve 72 is disposed is maintained in a reduced pressure state by the action of the pressure reducing valve 72, the downstream side portion including the shower hose does not need to have a pressure resistant structure, and there is an advantage that the cost can be reduced. can get.
[0077]
The pressure reducing valve 72 may be provided upstream of the main valve body 20 in the embodiment shown in FIGS. 1 to 6, as shown in FIG.
Even in this case, when adjusting the water discharge flow rate from the water discharge port 16 by the flow adjustment operation unit 46, an advantage that the operation load can be reduced is obtained.
[0078]
Although the embodiment of the present invention has been described in detail above, this is merely an example.
For example, in the present invention, in a normal water faucet device (water discharge device) in which a long water discharge pipe extends from the water faucet body, the main valve body, the flow rate adjusting member, the pilot water channel, and the like as described above are provided at the tip of the water discharge pipe. It is also possible to provide a pilot valve body, a water stop operation portion, and a flow adjustment operation portion.
Furthermore, the present invention can be applied to a shower head of a shampoo shower faucet device or a shower head of a bathroom, and can be configured in various forms without departing from the gist thereof.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a water discharging apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing one action state of the water discharge device of the same embodiment.
FIG. 3 is a diagram showing an action state different from that of FIG. 2 of the water discharging device of the same embodiment.
4 is an operation explanatory diagram of the lock mechanism of FIG. 1; FIG.
FIG. 5 is a view showing a water discharge device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a view showing a water discharge device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a view showing a water discharge device according to still another embodiment of the present invention.
8 is a view showing a pressure reducing valve and its peripheral portion of the water discharging device of FIG. 7 together with its operation.
FIG. 9 is a view showing a water discharge device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing a main part of an example of a conventional water discharge device.
FIG. 11 is a diagram showing a main part of an example different from FIG. 10 of a conventional water discharge device.
[Explanation of symbols]
12 tube
14 Main waterway
16, 68 spout
20 Main disc
22 Back pressure chamber
30 Pilot waterway
32 Pilot valve body
39 Housing
40 Flow control member
46,70 Flow control operation unit
56 Water stop operation part
58 Operation members
62 Locking mechanism
66 shower head
72 Pressure reducing valve

Claims (9)

(イ)吐水口に連通し、大流量で水を流通させる主水路と、
(ロ)該主水路を開閉するとともに開弁量に応じた水量で該吐水口から吐水させる主弁体と、
(ハ)該主弁体の開閉方向に移動可能に設けられ、該主弁体の開弁動作時に該主弁体に当接することによって該主弁体の開弁量を規制し、流量調節を行う流量調節部材と、
(ニ)前記主弁体の背面側に形成され、該主弁体を閉弁方向に押圧する背圧室と前記主水路の該主弁体より下流部とを連通させる、該主弁体の動作制御用のパイロット水路及び該パイロット水路を開閉するパイロット弁体と、
(ホ)該パイロット弁体を開閉操作して前記吐水口からの吐止水を行う吐止水操作部と、
(ヘ)前記流量調節部材を前記主弁体の開閉方向に操作して流量調節を行う流調操作部と、
を有していることを特徴とする吐水装置。
(I) a main water channel that communicates with the water outlet and distributes water at a large flow rate;
(B) a main valve body that opens and closes the main water channel and discharges water from the water outlet with a water amount corresponding to the valve opening amount;
(C) It is provided so as to be movable in the opening and closing direction of the main valve body, and the valve opening amount of the main valve body is regulated by contacting the main valve body during the valve opening operation of the main valve body, thereby adjusting the flow rate. A flow rate adjusting member to perform,
(D) a back pressure chamber that is formed on the back side of the main valve body and presses the main valve body in a valve closing direction and communicates with a downstream portion of the main water channel from the main valve body; A pilot water channel for operation control and a pilot valve body for opening and closing the pilot water channel;
(E) a water discharge operation unit that opens and closes the pilot valve body to perform water discharge from the water discharge port;
(F) a flow adjustment operation unit for adjusting the flow rate by operating the flow rate adjustment member in the opening and closing direction of the main valve body;
A water discharge device characterized by comprising:
請求項1に記載の吐水装置において、前記パイロット水路が前記主弁体を貫通する形態で形成され、前記パイロット弁体が該主弁体を貫通する該パイロット水路の開口を開閉するものとされていることを特徴とする吐水装置。The water discharge device according to claim 1, wherein the pilot water channel is formed in a form penetrating the main valve body, and the pilot valve body opens and closes an opening of the pilot water channel that penetrates the main valve body. A water discharging apparatus characterized by comprising: 請求項1に記載の吐水装置において、前記流量調節部材が前記背圧室の構成部材を成していて前記パイロット水路が該流量調節部材を貫通する形態で形成され、前記パイロット弁体が該流量調節部材を貫通する該パイロット水路の開口を開閉するものとされていることを特徴とする吐水装置。2. The water discharge device according to claim 1, wherein the flow rate adjustment member forms a constituent member of the back pressure chamber, and the pilot water channel penetrates the flow rate adjustment member, and the pilot valve body has the flow rate. A water discharger characterized by opening and closing an opening of the pilot water channel that penetrates the adjusting member. 請求項1〜3の何れかに記載の吐水装置において、前記吐止水操作部及び流調操作部が同じ箇所に同軸に、且つ該吐止水操作部が内側で、該流調操作部が外側にそれぞれ配置されていることを特徴とする吐水装置。In the water discharging apparatus in any one of Claims 1-3, the said water stop operation part and a flow control operation part are coaxially in the same location, and this water stop operation part is inside, and this flow control operation part is A water discharger, characterized in that it is arranged on the outside. 請求項1〜4の何れかに記載の吐水装置において、前記吐止水操作部が押ボタン式の操作部であることを特徴とする吐水装置。The water discharging apparatus in any one of Claims 1-4 WHEREIN: The said water discharging operation part is a pushbutton type operation part, The water discharging apparatus characterized by the above-mentioned. 請求項5に記載の吐水装置において、前記吐止水操作部が、操作力の入力部である押ボタン式の操作部材と、該操作部材を押し込むごとに前記パイロット弁体を閉弁位置と開弁位置とに交互に保持するロック機構を有していることを特徴とする吐水装置。6. The water discharge device according to claim 5, wherein the water discharge operation portion is a push button type operation member that is an operation force input portion, and the pilot valve body is opened and closed each time the operation member is pushed. A water discharging device having a lock mechanism for alternately holding the valve position. 請求項1〜6の何れかに記載の吐水装置において、前記流調操作部が回転ハンドル式の操作部であることを特徴とする吐水装置。The water discharger according to any one of claims 1 to 6, wherein the flow adjustment operation unit is a rotary handle type operation unit. 請求項1〜7の何れかに記載の吐水装置において、前記主弁体,流量調節部材,パイロット弁体,吐止水操作部及び流調操作部が、内部に前記主水路を有するシャワーヘッド又は吐水管から成る吐水部に設けられていることを特徴とする吐水装置。In the water discharging apparatus in any one of Claims 1-7, the said main valve body, a flow volume adjustment member, a pilot valve body, a spout water operation part, and a flow control operation part are the shower head which has the said main water channel inside, or A water discharge device, characterized in that the water discharge device is provided in a water discharge portion including a water discharge pipe. 請求項8に記載の吐水装置において、前記吐水部よりも上流部の主水路内に、前記流調操作部による吐水量の減少操作時に該吐水部内の前記主水路の圧力を給水圧に対し減圧状態に保持する減圧弁が組み込んであることを特徴とする吐水装置。The water discharge device according to claim 8, wherein the pressure of the main water channel in the water discharge unit is reduced with respect to the water supply pressure in the main water channel upstream of the water discharge unit during the operation of reducing the water discharge amount by the flow adjustment operation unit. A water discharging device, characterized in that a pressure reducing valve for maintaining the state is incorporated.
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