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JP4141376B2 - 液滴吐出装置、マイクロアレイの製造装置及びマイクロアレイの製造方法 - Google Patents

液滴吐出装置、マイクロアレイの製造装置及びマイクロアレイの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、微少量の液体を吐出する液滴吐出装置、該液滴吐出装置を用いたマイクロアレイの製造装置及びマイクロアレイの製造方法に関する。
近年、DNAの塩基配列の解読、及び遺伝子情報の機能解析が課題となっており、遺伝子発現パターンのモニタリング、新規遺伝子のスクリーニングをするための技術として、DNAマイクロアレイが利用されている。同アレイは、プローブDNAを調製し、スライドガラスなどの基板上に高密度にスポッティングした後、蛍光標識したターゲットDNAのうちプローブDNAと相補的な塩基配列を有するターゲットDNAをハイブリダイズさせ、蛍光パターンを観察することにより、遺伝子発現量を評価するものである。
また、このような技術を応用した、基板上にタンパク質を高密度に貼り付けたプロテインチップも開発されており、タンパク質の発現解析やタンパク質間の相互作用の解析等に用いられている。
このようなマイクロアレイを製造するためには、多種のプローブを基板上に高密度に載せる必要があり、このような高密度に基板上に多種のプローブを載置させる方法として、例えばインクジェット方式を利用した液滴吐出装置による方法がある。
例えば、特開2002−286735号公報(特許文献1)には、縦横に整列された複数の液体収容部と各々流路により接続され縦横に整列された液体供給口を有し、この液体収容部の配列のピッチがノズル開口の配列のピッチより大きい液滴吐出装置が開示されている。この液滴吐出装置では、ノズル間隔と対応する液体収容部の配置間隔の自由度を高めるためにノズルと液体収容部とを接続する流路を形成する流路基板を多層にすることで解決を図っている。
しかしながら、このような液滴吐出装置では流路が多層構造を有するため、装置の小型化という観点からは未だ改良の余地があった。
特開2002−286735号公報
したがって、本発明は高密度アレイを製造し得る小型の液滴吐出装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するため、液体を収容する複数の収容室(液体収容室)を備えた第一の基板と、前記収容室に貯留される液体の供給を受ける供給口、当該供給口から供給された液体に圧力を付与する加圧室及び当該加圧室で加圧された液体を外部に吐出する吐出口を含む吐出ユニットを複数備えた第二の基板と、前記第一の基板と前記第二の基板との間に挟持され、前記複数の収容室とこれに対応する前記複数の供給口を接続する流路を備えた第三の基板と、を含み、前記第二の基板に設けられた複数の供給口の配列が、千鳥状の配置となる位置関係にある液滴吐出装置を提供する。
かかる構成によれば、供給口が千鳥状配置を有することで流路間の幅(壁部の厚み)を所定厚み確保しても、流路自体の幅(流路幅)の選択の自由度が大きいので、流路間のシール性に優れ、しかも流路幅が制限されることによる流路抵抗の上昇を防止することが可能となる。また、供給口がこのような配置をとることで、流路及び収容室の配置の自由度が高まり、液滴吐出装置の小型化を図ることが可能となる。
前記千鳥状に配置された複数の供給口に接続する流路が、当該供給口の配列の両側に交互に形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、流路を分散させることでそれに接続する収容室を分散配置させることが可能となるので、液滴吐出装置の一層の小型化が図れる。
前記第二の基板に形成される複数の流路の流路長が全て略同一であることが好ましい。これによれば、流路長のバラツキにより生じる流路抵抗の差を減少することが可能となるので、吐出口(ノズル)ごとの吐出特性のバラツキを抑えることが可能となる。
前記第二の基板が、表面に電極を有する電極基板と、前記電極基板に対して微小ギャップをおいて対向配置され、前記電極により誘起される静電力によって振動する振動板の変位により内部の圧力が調整される加圧室を備える加圧室基板と、前記加圧室基板の反対側に配置され、前記加圧室内に充填される前記液体を外部に吐出するノズル孔を有するノズル基板、とを含み構成されていることが好ましい。このような静電駆動方式によれば熱を発生しないため、吐出液体として生体試料含有溶液を用いた場合においても生体試料に熱による影響を及ぼさないので好ましい。
また、液滴吐出装置の駆動方式は、静電駆動に限らず、発熱を伴わない圧電駆動(ピエゾ)方式であってもよい。
前記第一の基板又は前記第三の基板の一方がガラスから構成され、前記第一の基板又は第三の基板の一方がシリコンから構成されており、前記第一の基板と前記第三の基板が陽極接合により接合されていることが好ましい。このようにガラス基板とシリコン基板を主要構成部材としていると、半導体製造プロセス等で利用されているリソグラフィ工程を用いることが可能となるので、容易に設計、加工することができる。また、陽極接合によれば、接合時に接着剤等の他の要素を介在させないので接着剤成分の混入による液体の汚染等の他の要素による影響を防止することが可能となる。
前記流路の一部が第一の基板に形成されていてもよい。これによれば、流路設計の自由度が広がる。
前記第一の基板及び/又は前記第三の基板に形成される流路がフォトリソグラフィー技術を利用して形成されることが好ましい。これによれば、微細な流路加工を簡易に行うことが可能となる。また、パラメータの変更がフォトマスクのパターンを変更するだけで済むため、設計変更に便利である。
本発明の第二の態様は、上記液滴吐出装置と、前記液滴吐出装置から吐出される液滴を固定する基板と前記液滴吐出装置との位置を相対的に調整する位置合わせ手段と、を備えたマイクロアレイ製造装置である。
かかる構成によれば、上記のような小型の液滴吐出装置を備えているので、操作性を増すことが可能となり、精度の高いマイクロアレイを低コストで提供し得る。
本発明のマイクロアレイの製造方法は、特に医療診断等に用いられるプロテインチップを作成するためのチップ上に各種タンパク質をスポッティングするための吐出装置として好適である。
本発明の第三の態様は、上記液滴吐出装置を用いて、基板上に液滴を吐出しマイクロアレイを製造するマイクロアレイの製造方法である。
かかる構成によれば、上記のような小型の液滴吐出装置を備えているので、操作性を増すことが可能となり、精度の高いマイクロアレイを低コストで提供し得る。
以下、各図を参照して本発明の実施形態について説明する。
図4は、本実施形態のマイクロアレイの製造装置を説明する図である。
本実施形態のマイクロアレイの製造装置500は、マイクロアレイ作成用の基板10上にスポットを複数配置してなるマイクロアレイを製造するためのものであり、テーブル510、Y方向駆動軸520、液滴吐出装置100、X方向駆動軸530、駆動部540及び制御手段としての制御用コンピュータ600から要部が構成されている。なお、位置の制御は、テーブル510、Y方向駆動軸520、X方向駆動軸530、駆動部540、制御用コンピュータ600によりなされる(位置制御手段)。
テーブル510は、マイクロアレイを構成する基板10を載置するためのものである。このテーブル510は、複数の基板10を載置可能となっており、例えば真空吸着によって各基板10を固定可能に構成されている。
Y方向駆動軸520は、テーブル510を図示のY方向に沿って自在に移動させるためのものである。このY方向駆動軸520は、駆動部540に含まれる駆動モータ(図示せず)と接続されており、当該駆動モータによる駆動力を得てテーブル510を移動させる。
液滴吐出装置100は、制御用コンピュータ600から供給される駆動信号に基づいて、生体試料溶液を基板10に向けて吐出するものであり、溶液を吐出するノズル面がテーブル510に向かうように、X方向駆動軸530に設置される。生体試料溶液に含まれる生体試料としては、例えばDNA、タンパク質等が用いられる。なお、液滴吐出装置100の構成については後に詳述する。
X方向駆動軸530は、液滴吐出装置100を図示のX方向に沿って自在に移動させるためのものである。このX方向駆動軸530は、駆動部540に含まれる駆動モータ(図示せず)と接続されており、当該駆動モータによる駆動力を得て液滴吐出装置100を移動させる
駆動部540は、Y方向駆動軸520、X方向駆動軸530をそれぞれ駆動するモータやその他の駆動機構を含んで構成される。これらのモータ等が制御用コンピュータ600から供給される駆動信号に基づいて動作することにより、基板10が載置されたテーブル510と液滴吐出装置100との相対位置が制御される。
制御用コンピュータ600は、駆動部540の筐体内に設置されており、液滴吐出装置100の動作(溶液の吐出タイミング、吐出回数等)を制御すると共に、駆動部540の動作を制御する。
次に、図1及び図2を参照しつつ本実施形態の液滴吐出装置について説明する。
図1は、本実施形態の液滴吐出装置を説明するための平面図であり、図2(a)は、図1におけるA−A線断面図、図2(b)は、図1におけるB−B線断面図である。
液滴吐出装置100は、複数の液体収容室(収容室)111を備えた第一の基板110と、液体収容室111から供給される液体に圧力を付与する複数の加圧室131を備えた第二の基板150と、各液体収容室111と対応する加圧室131との間を接続する複数の流路161を備えた第三の基板160との三層構造を有している。
第二の基板(ヘッド部)150は、電極基板120、加圧室基板130及びノズル基板140を含み構成される。
電極基板120は、加圧室基板130と対向する面に複数の凹部123を有し、各凹部123の底面には個別電極122が形成されている。また、電極基板120には、液体収容室111に収容された液体を加圧室131に接続するための供給口121が形成されている。
供給口121は第二の基板150を上面から見たときに千鳥状となるように配置される。
図3は、第二の基板150における供給口121とノズル孔141の位置関係を示す図であり、図3(a)は平面図を、図3(b)は図3(a)におけるC−C線断面図を示す。同図(a)に示すように、供給口121はヘッド部の小型化を図るためノズル孔141の間隔と略同一の間隔で配置されている。また、複数の供給口121は互いの位置がずれるように千鳥状(ジグザグ)に配置されている。
加圧室基板130は、液滴を外部に押出すための力を付与する加圧室131を備えている。加圧室131の底部は薄板(振動板)となっている。図示しない加圧室基板130上に形成された共通電極と電極基板120に形成された電極122とに、図示しない外部電源より電圧を印加するとこの底部が電極基板120側に静電力により引き寄せられる。その後、電圧をオフにすると底部が元の位置に復帰し、このとき加圧室131の圧力が一時的に高まるため液滴が外部に押出されることになる。
ノズル基板140は、加圧室131より押出された液体を外部に吐出するための吐出口(ノズル孔)141を有する。
このような電極基板120、加圧室基板130及びノズル基板140は、例えばガラス又はシリコン等から構成される。
このように構成される第二の基板150上に第三の基板160及び第一の基板110が積層される。
第一の基板(収容室基板)110には、液体を収容するための複数の液体収容室111が形成されている。液体収容室111は、図1に示すように千鳥状に配列された第二の基板150の液体の供給口121の両側に交互に位置するように配置される。このように、一の供給口121配列に対して液体収容室111が分散して配置されるので、液体収容室111を一列に配置する場合と比べ空間の効率化が図られ、液滴吐出装置100の小型化を図ることが可能となる。
第三の基板(流路基板)160は、第一の基板110と第二の基板150との間に配置される。第三の基板150の第一の基板110と対向する面には、液体収容室111と供給口121を接続する平面方向に伸びた微細な流路161aが形成されている。流路161aは、供給口121の上部で垂直に降りて供給口121と接続されている。第三の基板160としては、例えばシリコン基板を用いることができ、微細な流路161aは、例えばフォトリソグラフィーを利用して形成できる。
第一の基板及び第三の基板は、特に限定するものではないが、陽極接合により接合されることが好ましい。このように陽極接合により接合されていると、接着剤等を介在させる必要もなく、生体試料に与える影響が少ない。但し、本発明から接着剤で接合する場合を除く趣旨ではなく、接着剤で各基板を接合してもよい。この場合は、適宜生体試料に与える影響の少ない接着剤を選択して使用するとよい。なお、陽極接合をする場合には、第一の基板としてはガラス基板、より具体的にはホウケイ酸ガラス基板が用いられる。
図1には、第一の基板110(又は第三の基板160)と第二の基板150との位置関係、特に、供給口121、流路161a及び液体収容室111の位置関係が示されている。本実施形態の液滴吐出装置100のように、微細溝が形成された基板を張り合わせることで流路161aを形成する場合、近接する流路161a間のシール性を確保するために所定の壁厚(δ)を確保する必要がある。しかし、流路を同じ向きに並べた場合には必要な壁厚(δ)を確保すると流路幅(W)が狭くなり流路抵抗が上昇する。本実施形態では、供給口121を千鳥状に配置して、流路161aを供給口121の配列の両側に交互に形成することで、流路161aの幅W1を狭めずに、流路間の壁厚δ1に所定の厚みをもたせることが可能となる。また、供給口121を千鳥配置とすることで、液体収容室111を供給口121配列の両側に分散させることが可能となり、液体収容室111の配置位置と流路幅の設計の自由度が広がる。また、液体収容室111と供給口121までの流路の距離を全て略同一に形成することができるので、流路長のバラツキによるノズル毎の吐出特性のバラツキを抑えることができる。
本実施形態によれば、供給口121が千鳥状配置を有することで流路間161aの幅(壁部の厚み)δ1を所定厚み確保しても、流路161a自体の幅(流路幅)W1の選択の自由度が大きいので、流路間のシール性に優れ、しかも流路幅が制限されることによる流路抵抗の上昇を防止することが可能となる。また、流路長を全て一定とすることでノズル毎の吐出特性のバラツキを抑えることが可能となる。また、供給口121の配列の両側に交互に流路161a及び液体収容室111を配置することで、流路161a及び液体収容室111の分散化が図れるので液滴吐出装置100の小型化を図ることが可能となる。したがって、安価で操作性のよい液滴吐出装置を提供し得る。
また、このような液滴吐出装置を用いてマイクロアレイを作成すると精度のよいマイクロアレイを安価に提供することが可能となる。
なお、本実施形態では、第一の基板としてガラス基板、第三の基板としてシリコン基板を用いたがこれに限定されず、第一の基板としてシリコン基板、第三の基板としてガラス基板を用いてもよい。また、素材の組合せもこれに限定されるものではない。
また、上記例においては、第三の基板160上に流路を形成した例を説明したが、これに限定されず、流路の一部を第一の基板110上に形成してもよい。具体的には、第三の基板160に供給口121に接続される垂直方向の流路161bのみを形成し、横方向の流路161aを第一の基板110の裏面(第三の基板160に対向する面)に形成してもよい。この場合には、第一の基板110をシリコン基板とすると微細流路を精度よく形成し得るので好ましい。また、第一の基板110及び第三の基板160を陽極接合により接合する場合には、第三の基板160としてガラス基板を用いるとよい。
図5に、本発明の効果を説明するための比較例としての液滴吐出装置を示す。
図5(a)は、供給口が直線状に配置された比較例としてのヘッド部を説明するための図である。図5(b)は、供給口と液体収容部の位置関係を説明するための比較例としての液滴吐出装置を説明するための図である。
図5(a)、(b)に示すように、複数の供給口121をノズル孔の間隔に併せて直線状に配置した場合には、流路161a間の壁厚δ2を所定の厚みだけ確保すると、流路161aの流路幅W2が制限される。したがって、流路幅W2の狭窄により流路抵抗が高まり、粘度の高い液体等は吐出性が低下するため、吐出し得る液体が制限されるなどの問題があった。また、図5(b)に示すように、全ての液体収容室111を供給口121の配列の片側に配置した場合には、液滴吐出装置の外形寸法が大きくなってしまい装置の操作性の点で劣り、またコスト的にも高価なものとなる。
しかも各流路長がばらつくため、流路長の相違から生じる流路抵抗の差により、ノズル毎の吐出特性が均一化しないという問題があった。
本発明の液滴吐出装置はこのような問題を解決したものである。
図1は、本実施形態の液滴吐出装置を説明するための平面図である。 図2(a)は、図1におけるA−A線断面図、図2(b)は、図1におけるB−B線断面図である。 図3は、ヘッド部における供給口とノズル孔との位置関係を示す図である。 図4は、本実施形態のマイクロアレイの製造装置を説明する図である。 図5は、比較例としての液滴吐出装置を説明する図である。
符号の説明
10・・・基板、100・・・液滴吐出装置、110・・・第一の基板、111・・・液体収容室、120・・・電極基板、121・・・供給口、122・・・個別電極、123・・・凹部、130・・・加圧室基板、131・・・加圧室、140・・・ノズル基板、141・・・吐出口、150・・・第二の基板、160・・・第三の基板、161・・・流路、500・・・マイクロアレイの製造装置、510・・・テーブル、520・・・Y方向駆動軸、530・・・X方向駆動軸、540・・・駆動部、600・・・制御用コンピュータ

Claims (7)

  1. 液体を収容する複数の収容室を備えた第一の基板と、
    前記収容室に貯留される液体の供給を受ける供給口、当該供給口から供給された液体に圧力を付与する加圧室及び当該加圧室で加圧された液体を外部に吐出する吐出口を含む吐出ユニットを複数備えた第二の基板と、
    前記第一の基板と前記第二の基板との間に挟持され、前記複数の収容室とこれに対応する前記複数の供給口を接続する流路を備えた第三の基板と、を含み、
    前記第二の基板に設けられた複数の吐出口の配列が、直線状の配置となる位置関係にあり、
    前記第二の基板に設けられた複数の供給口の配列が、千鳥状の配置となる位置関係にあり、
    前記千鳥状に配置された複数の供給口に接続する流路が、当該供給口の配列の両側に交互に形成され、
    前記第三の基板に形成される複数の流路の流路長が全て略同一である、液滴吐出装置。
  2. 前記第二の基板が、表面に電極を有する電極基板と、前記電極基板に対して微小ギャップをおいて対向配置され、前記電極により誘起される静電力によって振動する振動板の変位により内部の圧力が調整される加圧室を備える加圧室基板と、前記加圧室基板の反対側に配置され、前記加圧室内に充填される前記液体を外部に吐出するノズル孔を有するノズル基板、とを含み構成されている、請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記第一の基板又は前記第三の基板の一方がガラスから構成され、前記第一の基板又は第三の基板の一方がシリコンから構成されており、前記第一の基板と前記第三の基板が陽極接合により接合されている、請求項1または請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記流路の一部が第一の基板に形成される、請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記第一の基板及び/又は前記第三の基板に形成される流路がフォトリソグラフィー技術を利用して形成される、請求項1乃至4のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の液滴吐出装置と、
    前記液滴吐出装置から吐出される液滴を固定する基板と前記液滴吐出装置との位置を相対的に調整する位置合わせ手段と、を備えたマイクロアレイ製造装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の液滴吐出装置を用いて、基板上に液滴を吐出しマイクロアレイを製造するマイクロアレイの製造方法。
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