JP4035983B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛生洗浄装置の温水タンク、とりわけ空焚き検知の制御手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の衛生洗浄装置の温水タンク空焚き検知手段としては、温水タンク内の水位を検出し温水ヒータへの通電の有無を判定するものが知られている。
【0003】
例えば、図13に示すように、温水タンク1内の水温を温度検出手段2で検出し、所定の設定温度になるように制御手段3は、温水ヒータ4を制御している。また、設定温度に速やかになるように、設定温度近傍まで温水ヒータ4へ通電を続ける。なお、空焚き検知手段として、温水タンク1内の水位が所定の値以下であれば温水ヒータ4への通電を停止させるフロートスイッチ5を設けている。フロートスイッチ5にはフロート6が設けられており、フロート6の位置で水位を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、温水タンクユニット自体を傾ければフロートスイッチ5が温水タンク1内が空水の場合においても満水であると誤検知し、制御手段3は温水ヒータ4への通電を開始する。温度検出手段2は雰囲気温度しか検知していないために、その雰囲気温度が水温設定温度になるまで温水ヒータ4への通電は継続する。その間に温水ヒータ4の表面温度は異常上昇し、その熱により温水タンクユニットが焼損するという課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、いかなる状況下でも確実に焼損を起こさない衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の衛生洗浄装置は、人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段からなり、前記制御手段は、前記温水ヒータへの通電開始時に、所定のON−OFF通電を複数回繰返し行うものである。
【0007】
これにより、いかなる状態、状況下で温水タンク内が空水であったとしても、温水ヒータの熱を熱伝導手段を介して温度検出手段に伝えられるため、確実に温水ヒータへの通電を遮断することができ、所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことで、温水ヒータの表面温度を下げられるため温水ヒータの輻射熱による温水タンク内部及びその周辺部材の損傷を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、温水タンク内を温める温水ヒータと、温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、温水ヒータの熱を温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、温度検出手段の検出温度をもとに温水ヒータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記温水ヒータへの通電開始時に、所定のON−OFF通電を複数回繰返し行い、前記温水ヒータへのON−OFF通電の回数は、前記温水ヒータ通電開始時の前記温度検出手段の検出値に応じて変更することにより、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができる。あるいは、温水タンク内部及びその周辺部材への熱的ストレスを抑制し、故障もしくは損傷を防止することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、衛生洗浄装置周囲の温度を検出する室温検出手段とを備え、前記制御手段は、前記温水ヒータへの通電開始時に、所定のON−OFF通電を複数回繰返し行い、前記温水ヒータへのON−OFF通電の回数は、前記温水ヒータ通電開始時の前記室温検出手段の検出値に応じて変更することにより、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができる。あるいは、温水タンク内部及びその周辺部材への熱的ストレスを抑制し、故障もしくは損傷を防止することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、前記温水タンク内の温水温度を複数設定できる温水温度設定手段とを備え、前記制御手段は、前記温水温度設定手段の設定が変化した場合に、前記温水ヒータへ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことで、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができると共に、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク内の空焚きが検出できる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、前記温水ヒータの通電を切り設定にすることができる切り設定手段とを備え、前記制御手段は、前記切り設定手段の設定が切りから入りに変化した場合に、前記温水ヒータへ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことで、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができると共に、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク内の空焚きが検出できる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、衛生洗浄装置の異常を検出する異常検出手段とを備え、前記制御手段は、前記異常検出手段によって異常検知され前記温水ヒータへの通電を遮断した後に、異常が解除された場合に、前記温水ヒータへ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことにより、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができると共に、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク内の空焚きが検出できる。
【0013】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における衛生洗浄装置のブロック図を示すものである。図2は、本発明の実施例1における衛生洗浄装置の温水タンクユニットの部分断面図である。
【0015】
図1、図2において、1は人体局部の洗浄を行うための洗浄水を貯湯するための温水タンク、2は前記温水タンク内の温水温度を検出するための温度検出手段、4は温水タンク内に配置してある温水ヒータであり、3は温度検出手段2で検出された温水温度に基づき、温水ヒータ3への通電を制御するための制御手段である。ここで、温水ヒータ4からの熱の一部は熱伝導手段7を介して温度検出手段2に伝導させる構成となっており、制御手段3は、温水ヒータ4への通電開始時に所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うよう構成されている。
【0016】
尚、本実施例では、温度検出手段2と温水ヒータ4と熱伝導手段7の3部品は温水タンク1内で接触しあっている構成であるが、熱伝導手段7を用いずに直接温水ヒータ4と温度検出手段2とを接触させ、熱伝導させる手段も考えられる。
【0017】
以上のように構成された衛生洗浄装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0018】
制御手段3は、温水タンク1内の水温を温度検出手段2で検出し、所定の設定温度になるよう温水ヒータ4を制御するが、水が温水タンク1内に入っている時は、温水ヒータ4から熱伝導手段7を介して温度検出手段に伝わる熱は温度検出手段2まで伝わる前に、熱伝導手段7から水中に放熱されるため、温度検出手段2は実際の水温のみを検知することとなる。
【0019】
一方、温水タンク1内の水が抜け、温水タンク1内が空になった場合には、温水ヒータ4からの熱は熱伝導手段7を介して温度検出手段2まで直に伝わるので、温度検出手段2により、即座に高温であることを検出することができ、制御手段3は温水ヒータ4への通電を遮断する。従って、仮に、温水タンク1内が空の状態で衛生洗浄装置本体を傾けて持ったりしたとしても、温水ヒータ4の熱は温度検出手段2まで伝わる構成のため、温度検出手段2が高温となり、制御手段3は温水ヒータ4への通電を遮断するため、温水タンク1が焼損することはない。
【0020】
次に、図3に温水タンク内が空の時に所定のON−OFF通電を複数回繰返し行う場合、図4に常に通電し続けた場合の温水ヒータ表面温度と時間の関係を示す。図3及び図4から、温水タンク1内が空の時に、温水ヒータ4を連続的に通電した場合には、所定のON−OFF通電を複数回繰返し行う場合に比べ温水ヒータ4の表面温度はより高温となることがわかる。即ち、温水温度と温水ヒータの表面温度の差は連続通電の時間に比例して増大する傾向があるため、温水ヒータ4の通電開始時に所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことで、温水タンク1内が空の時の温水ヒータ4表面温度は、常に温水ヒータ4に通電して温水設定温度に達した場合より低くなり、温水ヒータ4の輻射熱による温水タンク1への影響を軽減することができる。
【0021】
従って、本発明によると制御手段3において、温水ヒータ4への通電開始時に所定のON−OFF通電を複数回行うことで、いかなる状態、状況下で温水タンク1内が空であったとしても、温水ヒータ4の熱を熱伝導手段7を介して温度検出手段2に伝えられるため、確実に温水ヒータ4への通電を遮断することが可能となり、連続して通電する場合に比べ温水ヒータ4の表面温度を下げられるため、温水ヒータ4の輻射熱による温水タンク1内部及びその周辺部材の損傷を防止することができる。
【0022】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について図5、6を用いて説明を行う。実施例2において、実施例1と異なる点は、制御手段3を、温水ヒータ4の通電開始時の温度検出手段2の検出値に応じて、温水ヒータ4へのON−OFF通電の回数を変更するようにした点である。本実施例では、温度検出手段2の検出温度が高い場合には、低い場合に比べてON−OFF通電の回数を少なくしている。
【0023】
図5に温水ヒータ4通電開始時に温水温度が高い場合、図6に温水ヒータ4通電開始時に温水温度が低い場合の温水ヒータ4表面温度と時間の関係を示す。例えば、温水ヒータ4通電開始時に行うON−OFF通電を固定回数とした場合に、温水ヒータ4の通電開始時の温度検出手段2の検出値が比較的高い時は、図5の点線で示すように、温水ヒータをOFFする分不必要に温水沸き上げ時間がかかってしまうのに対し、ON−OFF通電回数を少なくすることにより、実線で示すように、素早く設定温度に到達することができる。
【0024】
逆に、温水ヒータ4の通電開始時の温度検出手段2の検出値が比較的低い時には、図6の点線で示すように、ON−OFF通電後の通常の温度制御において、温水タンク1内の温水温度が設定温度に到達したときの温水ヒータ4の表面温度はある所定の温度Tを越えてしまうが、ON−OFF通電回数を多くすることにより、実線で示すように温水温度が設定温度に達すのに時間を要するものの、温水ヒータ4の表面温度上昇を緩和することができ、温水タンク1内部及びその周辺部材に熱的ストレスを軽減して、故障もしくは損傷を防止できる。
【0025】
従って、温水ヒータ4通電開始時の温水温度に応じ、高い場合には、低い場合に比べてON−OFF通電の回数を少なく変更する制御手段を備えたので、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク1内の空焚きが検出でき、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができる。あるいは、温水タンク1内部及びその周辺部材への熱的ストレスを抑制し、故障もしくは損傷を防止することができる。
【0026】
(実施例3)
次に、本は発明の実施例3について図7〜9を用いて説明を行う。
【0027】
図7は、本発明の実施例3における衛生洗浄装置のブロック図である。実施例3において、実施例1と異なる点は、図7に示すように、衛生洗浄装置周囲の温度を検出する室温検出手段8を有し、制御手段3を、温水ヒータ4通電開始時の室温検出手段8の検出値に応じて、温水ヒータ4へのON−OFF通電の回数を変更するようにした点である。本実施例では、室温検出手段8の検出温度が高い場合には、低い場合に比べてON−OFF通電の回数を少なくしている。
【0028】
図8に温水ヒータ4通電開始時に衛生洗浄装置周辺の温度が高い場合、図9に温水ヒータ4通電開始時に衛生洗浄装置周辺の温度が低い場合の温水ヒータ4表面温度の時間関係を示す。
【0029】
例えば、温水ヒータ4の通電開始時に行うON−OFF通電を固定回数とした場合、衛生洗浄装置周辺の温度が高い時には、図8の点線で示すように、不必要に温水沸き上げ時間がかかってしまうのに対して、ON−OFF通電回数を少なくすることにより実線で示すように、短時間で設定温度とすることができる。
【0030】
逆に、衛生洗浄装置周辺の温度が低い時には、温水ヒータ4や熱伝導手段7などの周辺部材も十分冷えており、温水ヒータ4の熱が熱伝導手段7を介して温度検出手段2に伝わり難いため、図9の点線で示すように、温水タンク1内の温水温度が設定温度に到達したときの温水ヒータ4の表面温度はある所定の温度Tを越えてしまうが、ON−OFF通電回数を多くすることにより、実線で示すように温水温度が設定温度に達すのに時間を要するものの、温水ヒータ4の表面温度上昇を緩和することができ、温水タンク1内部及びその周辺部材に熱的ストレスを軽減して、故障もしくは損傷を防止できる。
【0031】
従って、温水ヒータ4通電開始時の衛生洗浄装置の周辺温度に応じ、高い場合には、低い場合に比べてON−OFF通電の回数を少なく変更する制御手段を備えたので、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク1内の空焚きが検出でき、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができる。あるいは、温水タンク1内部及びその周辺部材への熱的ストレスを抑制し、故障もしくは損傷を防止することができる。
【0032】
(実施例4)
図10は、本発明の実施例4における衛生洗浄装置のブロック図である。
【0033】
図10に示すように、温水タンク1内の温水温度を複数設定できる温水温度設定手段9を有し、制御手段3は、温水温度設定手段9の設定が変化した場合に、温水ヒータ4へ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うものである。
【0034】
所定のON−OFF通電を、温水ヒータ4への通電時、毎回行うと、不必要に温水の沸き上げ時間が長くなってしまい使用者の使い勝手が悪くなるが、温水温度設定が変えられたときにのみ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことで、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができると共に、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク1内の空焚きが検出できる。
【0035】
(実施例5)
図11は、本発明の実施例5における衛生洗浄装置のブロック図である。
【0036】
図11に示すように、温水ヒータ4の通電を切り設定にすることができる切り設定手段10を有し、制御手段3は、切り設定手段10の設定が切りから入りに変化した場合に、温水ヒータ4へ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うものである。
【0037】
昨今、省エネのニーズから、使用者の意思で温水ヒータ4への通電を行わない機能として、温水温度を切り設定にするものやある所定の時間のみ温水ヒータ4への通電を行わないもの(例えば、10間切りスイッチ)などがある。
【0038】
所定のON−OFF通電を、温水ヒータ4への通電時、毎回行うと、不必要に温水の沸き上げ時間が長くなってしまい使用者の使い勝手が悪くなるが、制御手段3において、切り設定手段10の設定が切りから入りに変化したときにのみ所定のON−OFF通電を複数回繰り返すことで、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができると共に、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク1内の空焚きが検出できる。
【0039】
(実施例6)
図12は、本発明の実施例6における衛生洗浄装置のブロック図である。
【0040】
図12に示すように、衛生洗浄装置の異常を検出する異常検出手段11を有し、制御手段3は、異常検出手段11によって異常検知され温水ヒータへの通電を遮断した後に、異常が解除された場合に、温水ヒータ4へ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うものである。
【0041】
所定のON−OFF通電を、温水ヒータ4への通電時、毎回行うと、不必要に温水の沸き上げ時間が長くなってしまい使用者の使い勝手が悪くなるが、制御手段3において、衛生洗浄装置の異常を異常検出手段11で検出した後、衛生洗浄装置の異常が解除されたときに所定のON−OFF通電を複数回繰り返すことで、不必要なON−OFF通電を繰り返すことなく温水の沸き上げ時間を短縮することができると共に、いかなる状態、状況下においても確実に温水タンク1内の空焚きが検出できる。
【0042】
なお、実施例4〜6においては、ON−OFF通電を行うタイミングを、温水温度設定手段の設定が変化した場合と切り設定手段の設定が切りから入りに変化した場合と異常が解除された場合について個々に限定して説明したが、これらの条件を組み合わせることも可能であり、同様の効果を得ることが出来る。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、温水ヒータへの通電開始時に所定のON−OFF通電を複数回行うことで、いかなる状態、状況下で温水タンク内が空水であったとしても、温水ヒータの熱を熱伝導手段を介して温度検出手段に伝えられるため、確実に温水ヒータへの通電を遮断することができると共に、ON−OFF通電を複数回繰り返し行うことで、温水ヒータの表面温度を下げられるため、温水ヒータの輻射熱による温水タンク内部及びその周辺部材の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における衛生洗浄装置のブロック図
【図2】 本発明の実施例1における衛生洗浄装置の温水タンクユニットの部分断面図
【図3】 本発明の実施例1における所定のON−OFF通電を複数回繰り返しさせた場合の温水ヒータ表面温度と時間を示す図
【図4】 本発明の実施例1における常に通電し続けた場合の温水ヒータ表面温度と時間を示す図
【図5】 本発明の実施例2における温水ヒータ通電開始時に温水温度が高い場合の温水ヒータ表面温度と時間を示す図
【図6】 本発明の実施例2における温水ヒータ通電開始時に温水温度が低い場合の温水ヒータ表面温度と時間を示す図
【図7】 本発明の実施例3における衛生洗浄装置のブロック図
【図8】 本発明の実施例3における衛生洗浄装置周辺の温度が高い場合の温水ヒータ表面温度と時間を示す図
【図9】 本発明の実施例3における衛生洗浄装置周辺の温度が低い場合の温水ヒータ表面温度と時間を示す図
【図10】 本発明の実施例4における衛生洗浄装置のブロック図
【図11】 本発明の実施例5における衛生洗浄装置のブロック図
【図12】 本発明の実施例6における衛生洗浄装置のブロック図
【図13】 従来の衛生洗浄装置の温水タンクユニット断面概略図
【符号の説明】
1 温水タンク
2 温度検出手段
3 制御手段
4 温水ヒータ
7 熱伝導手段
8 室温検出手段
9 温水温度設定手段
10 切り設定手段
11 異常検出手段
Claims (5)
- 人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記温水ヒータへの通電開始時に、所定のON−OFF通電を複数回繰返し行い、前記温水ヒータへのON−OFF通電の回数は、前記温水ヒータ通電開始時の前記温度検出手段の検出値に応じて変更することを特徴とした衛生洗浄装置。
- 人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、衛生洗浄装置周囲の温度を検出する室温検出手段とを備え、前記制御手段は、前記温水ヒータへの通電開始時に、所定のON−OFF通電を複数回繰返し行い、前記温水ヒータへのON−OFF通電の回数は、前記温水ヒータ通電開始時の前記室温検出手段の検出値に応じて変更することを特徴とした衛生洗浄装置。
- 人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、前記温水タンク内の温水温度を複数設定できる温水温度設定手段とを備え、前記制御手段は、前記温水温度設定手段の設定が変化した場合に、前記温水ヒータへ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことを特徴とした衛生洗浄装置。
- 人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、前記温水ヒータの通電を切り設定にすることができる切り設定手段とを備え、前記制御手段は、前記切り設定手段の設定が切りから入りに変化した場合に、前記温水ヒータへ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことを特徴とした衛生洗浄装置。
- 人体局部を洗浄する温水を貯湯する温水タンクと、前記温水タンク内を温める温水ヒータと、前記温水タンク内の水温を検出する温度検出手段と、前記温水ヒータの熱を前記温度検出手段に熱伝導させる熱伝導手段と、前記温度検出手段の検出温度をもとに前記温水ヒータを制御する制御手段と、衛生洗浄装置の異常を検出する異常検出手段とを備え、前記制御手段は、前記異常検出手段によって異常検知され、前記温水ヒータへの通電を遮断した後に、異常が解除された場合に、前記温水ヒータへ所定のON−OFF通電を複数回繰り返し行うことを特徴とした衛生洗浄装置。
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