JP4034002B2 - 分散仮想空間情報管理伝送方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の端末がネットワークを介して通信し、端末に表示される3次元仮想空間を端末利用者間で共有する分散仮想空間共有システムにおける情報管理と伝送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の利用者がそれぞれ仮想空間を散策するための視点として、かつ他の仮想空間の利用者に自分を認識させるために、分身(アバタ)を存在させて、ネットワークを介して共有する仮想世界をアバタとともに各端末の画面上に表示させるシステムとして、NTTのインタースペースがある。そのようなシステムは、分散仮想空間共有システムと呼ばれる。
【0003】
従来の分散仮想空間共有システムでは、各端末で処理する仮想空間の情報を低減することを目的として、仮想空間内に存在する動的物体であるアバタやその他の移動物体として簡素な形態を採用し、仮想空間を距離に基づいて分割し管理している。
【0004】
分散仮想空間共有システムでは、利用者のアバタだけではなく、仮想空間内で利用者にサービスを提供するための車や列車に該当する利用者が特定の目的地へ移動するための手段として物体が移動することや、現実的な仮想空間を表現するための雲や旗のたなびきによる物体の動きが発生する。多数の物体が仮想空間内で移動することによって、仮想空間内に発生する物体の変化による情報量が比例して増大し、各端末における仮想空間の変化情報を処理する時間及び端末画面の表示処理の時間が長くなり、仮想空間の表示のリアルタイム性が損なわれる。
また、分散仮想空間共有システムを、顔の表情、腕、脚、手の動きといった言語情報ではない物体の動きによるコミュケーション手段として利用した場合には、それぞれの物体の仮想空間の変化情報を処理する必要が生じる。しかし、利用者の視点から遠く離れた他の利用者のアバタにおいても、もっとも近くにいる利用者のアバタと同量の情報を処理させることは、ネットワークトラフィックの増大を招くのに加えて、計算機の情報処理及び画面表示能力の利用効率が低下する。
【0005】
これを解決する従来例として、例えば特開平10−40423号公報では、自身のアバタからの距離によって他のアバタの詳細度を変える方法が示されている。即ち、近くのアバタは詳細に、遠くのアバタは粗く表示をして、画像表示の処理量と時間を減らそうとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の仮想空間を共有するシステムにおける構成物の表示方法は、以上のように構成されており、精密な表示をしようとすると、伝送量が多くなり、あるいは3次元表示のためのデータ処理に時間がかかり、リアルタイム性が失われると云う課題があった。
また自身のアバタからの距離により他のアバタ等の表示精細度を変更するものは、遠距離のものは全て粗くして画一的に取り扱うので、必要な表示情報が脱落することがあるという課題があった。
【0007】
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、表示のための情報を構成物毎に詳細度のレベル別に階層化して管理し、必要な場合に必要な詳細度の情報を伝送、処理するようにして、伝送、処理の時間の削減と、必要な詳細度の確保との両立ができる情報管理方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る分散仮想空間情報管理伝送方法は、複数のクライアントが自身の分身であるアバタにより3次元空間を共有するシステムにおいて、
設定した区域毎に表示対象の構成物を定めておき、この定めた各構成物の要素である部品毎に詳細度のレベルを粗い度合いから精密な度合いまで階層管理するテーブルを備えて、
表示情報の管理に際しては、表示対象である構成物毎に、詳細度レベル別に部品の表示内容と部品間の関係を指定して階層管理テーブルに記憶するレベル登録ステップを備え、
他のサーバまたはクライアントからの設定した区域内の各構成物の表示情報を伝送する要求に対しては、この伝送する要求に指定された詳細度のレベルで部品の表示情報を伝送する伝送ステップを備えた。
【0009】
また更に、他のサーバまたはクライアントからの表示情報の伝送要求に際して、所定の単位時間当たりの処理/伝送量を定めて、
設定した区域内の、サーバまたはクライアントへ伝送すべき各構成物の積算した情報量が、所定の処理/伝送量を超える場合は、設定区域内にある表示対象である構成物の部品の詳細度レベルを下げるステップを備えて、
所定の処理/伝送量を超えないレベルとして部品情報を伝送するようにした。
【0010】
また更に、各構成物を部品に分解して表示情報を階層管理するテーブルは、構成物毎に部品の詳細度のレベルの関係を精密なレベルから粗いレベルに統合されるようツリー状に展開し、ツリーの粗いレベルの情報量を少なくした。
【0011】
また更に、詳細度には構成物毎に優先度識別子を設け、各構成物の表示情報を階層管理するテーブルには、管理する構成物毎に優先度識別子を記憶し、
他のサーバまたはクライアントからの優先度を指定した伝送要求に際しては、指定された構成物は所定の優先度を保って、区域内の積算した情報量が、所定の処理/伝送量以下となるよう他の構成物の詳細度レベルを操作するようにした。
【0012】
また更に、詳細度には構成物毎に優先度識別子を設け、各構成物の表示情報を階層管理するテーブルには、管理する構成物毎に優先度識別子を記憶し、
他のサーバまたはクライアントからの優先度を指定した伝送要求に際しては、指定された構成物は所定の優先度を保って、区域内の積算した情報量が、所定の処理/伝送量以下となるよう構成物の表示情報の伝送間隔を操作するようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
要求元からの詳細度レベルに応じられるよう表示情報を管理し、それぞれの要求に即応して、制約条件の中で出来るだけ精密な情報を、または出来るだけ短時間に、処理/伝送を行う情報管理方法の具体例を説明する。
【0014】
分散仮想空間共有システムを戦闘訓練システムとして利用する場合を考える。その場合、指揮官と戦闘員の様に利用者が異なる役割を持ち、それぞれの利用者の役割に応じて仮想空間の異なる情報を必要とする。指揮官は、空間的に連続性を持たなくても良いほど距離の離れた多数の地点での戦力(戦闘員や戦闘機、船舶らの数や破損状況)を把握しなければならない。各地点に居る戦闘員は、その地点での仮想空間の詳細な情報である地形や木々や敵戦闘員や戦闘機や船舶の情報を必要としている。しかし、指揮官や戦闘員の様に役割の異なる利用者においても、同一の仮想空間の情報を処理させることは、ネットワークトラフィックの増大を招くのに加えて、計算機の情報処理の利用効率が低下する。こうした場合にも、それぞれ適切な情報が得られるようにする。
【0015】
図1は、仮想空間に接続するクライアントまたはサーバに設けた表示情報の階層管理テーブルに記憶される階層データの例を示す図である。これは、管理対象である各構成物を部品に分解して、階層間で簡略化の関係を示しており、図ではアバタの例を、詳細度としては最も粗いレベル1から、最も精密なレベル5までを示している。
図2は、管理サーバが集中的に表示情報を管理するシステムの、仮想空間への接続形態を示すシステム構成図である。図において、11は管理サーバ、12、13、14は利用者としての端末、21はネットワークとしての公衆回線である。もちろん、サーバを接続する換わりにクライアントのみを平等に接続して構成するシステムであってもよい。
【0016】
図3は、図2に示す仮想空間共有システムの一例を示す図であり、図では仮想的な戦闘場面を示している。図において、指揮官は101の仮想世界全体の様子を把握する必要があり、そのためには戦闘領域1ないし4、111、112、113、114の表示情報をマクロに短時間に得る必要がある。一方、例えば地上の戦闘領域111の部隊長は、各戦闘員121ないし124の詳しいレベルの詳細度情報が必要である。また空中の戦闘領域112の部隊長は、各戦闘機131ないし133の詳しいレベルの詳細度情報が必要である。
即ち、各クライアントは、各戦闘領域111ないし114は、表示対象の構成物が異なり、かつそれぞれ構成物毎に部品として異なるツリー形式の、異なる詳細度レベルで連結された階層管理テーブルを持っている。
図4は、図3のように分割された1つの戦闘領域内を担当するクライアントまたはサーバにおいて、表示情報を登録、管理、伝送する処理動作を示すフローチャートである。
図5は、戦闘機ではなくて、もっと一般的な人の動画像の詳細度の関係を説明する図である。
【0017】
次にこのシステムにおける表示情報の管理と伝送動作について説明する。
本実施の形態では、戦闘シミュレーションを題材にして、指揮官の役割を持つ操作者の端末と戦闘機の操縦者の端末と戦闘員の端末について処理を記述する。
図3は、指揮官の仮想空間と戦闘領域1(111)内に居る戦闘員A123の仮想空間と戦闘領域2(112)内に居る戦闘機A131の仮想空間を関連付けして示したものである。指揮官の仮想空間は、戦闘領域1(111)から戦闘領域4まで4つの部分領域と自分自身の居る部分領域により構成する。戦闘員Aの仮想空間は、戦闘領域1(111)の部分領域のみにより構成する。戦闘機Aの仮想空間は、戦闘領域2(112)の部分領域のみにより構成する。
処理動作を示す図4において、クライアント毎に自身の領域、例えば戦闘領域の構成物毎の表示情報を管理する場合は、そのステップ(以後、Sと記述する)1で、例えば図2の管理サーバ1からの指示により、管理領域を定める。
S2で、管理対象の構成物を部品に分解して、図5に示す詳細度別に、構成物の部品間の関係を規定して、図1のトリー形式の階層管理テーブルに登録する。即ち、S2は登録ステップである。
【0018】
図1(A)には、戦闘員Aに所属する部品とそれぞれの詳細度を示している。
図1(B)には、戦闘機Aに所属する部品とそれぞれの詳細度を示している。
次に、S3において、構成物が同一の領域内に存在するものか判断する。戦闘員Aと戦闘機Aが操作しているクライアント(端末)での処理では、仮想空間は一つの部分領域のみで構成されており、ステップ3の判断は常に、”はい”であり、S4に進む。S4において、自分自身のアバタの位置と他のアバタとの距離を求める。次に、S5において、求められた距離から処理対象となるアバタの処理すべき詳細度を決定する。
図4のS3において、指揮官が操作しているクライアント(端末)での処理では、同一の部分領域に居る構成物であれば、S4に進み、自分自身のアバタの位置と構成物との距離を求める。次に、S5において、求められた距離から処理対象となるアバタの処理すべき詳細度を決定する。
同一の部分領域に居ない構成物である戦闘員Aと戦闘機Aを処理する場合には、S4Aに進む。S4Aにおいて、指揮官が操作している端末での処理では、自分自身の役割から戦闘員Aと戦闘機Aを処理すべき詳細度をそれぞれ2と設定する。
【0019】
図4のS6において、指揮官が操作している端末では、戦闘員Aと戦闘機Aについては、詳細度2までのそれぞれに所属する構成物の変化情報を取得するする。戦闘員Aが操作している端末では、戦闘員Aの仮想空間を構成する部分領域である戦闘領域1内の他の戦闘員に所属するすべての構成物の変化情報を取得する。戦闘機Aが操作している端末では、戦闘機Aの仮想空間を構成する部分領域である戦闘領域2内の他の戦闘機に所属するすべての構成物の変化情報を取得する。
図4のS7において、それぞれの端末が取得した構成物の変化情報(向きや位置)を処理する。最後に、図4のS8において、S7において処理した構成物の向きと位置及び各構成物に付属する画像データを基に、操作画面上にそれぞれの戦闘員及び戦闘機を表示する。
【0020】
本実施の形態の様に、各操作端末毎に役割が異なる場合には、各操作者の必要な仮想空間の情報も異なっている。指揮官の役割を持つ操作者が操作する端末では、戦闘の指揮を行うために必要な仮想空間の情報のみ処理することになる。指揮官が操作する端末では、戦闘領域1からの情報は、戦闘員の位置や負傷の度合いである。また、戦闘領域2からの情報は、戦闘機の位置や燃料、ミサイルの残数である。表示画面において、複数の戦闘領域における戦闘員の数や負傷度、戦闘機の数や燃料やミサイルの残数を表示することができる。戦闘員の役割を持つ操作者が操作する端末では、表示画面において戦闘領域1内の戦闘員の詳細な動きを表現することができ、戦闘訓練を行うことが可能となる。戦闘機の操縦士の役割を持つ操作者が操作する端末では、表示画面において戦闘領域2内の戦闘機の詳細な動きを表現することができ、戦闘訓練を行うことが可能となる。
この効果により、操作者の必要な情報のみを端末は処理し、画面に表示する。そのため、ネットワークトラフィック及び仮想空間の膨大な情報を処理する負荷を低減できる。
【0021】
構成物の詳細度別の登録を他の例に基づいて説明する。
図6は、仮想空間内の構成物の一つである利用者のアバタに所属する各部品の相対的な関係と各部品の距離に応じた詳細度の関係を示している。つまり、アバタは、5つのレベルの詳細度を持つ複数の動的物体により構成する。仮想空間内で利用者のアバタの向きや位置は、詳細度1を持つアバタを構成する「アバタルート」動的物体により決定される。「アバタルート」構成物には、詳細度2を持つ手、体、脚、足のアバタを構成する各部品(「手」部品、「体」部品、「脚」部品、「足」部品)が関連付けられて配置されており、仮想空間内ではアバタルート構成物との相対的な向きと位置が保持されている。仮想空間内において、アバタの手や脚が動いた場合には、「手」部品や「脚」部品の向きと位置が変更される。各端末において変更された動的物体の向きと位置は、各端末に仮想空間の変化情報として伝えられる。
【0022】
図5(C)の(1)は、こうして画面に表示される他の利用者のアバタであるアバタ1とアバタ2を示している。詳細度5までの各アバタに所属する構成物を処理することにより、指の動作まで表現される。図5(C)の(2)は、画面に表示される詳細度の低い他の利用者のアバタであるアバタ3とアバタ4を示している。詳細度2までの各アバタに所属する構成物を処理しているために、腕の動作や脚の動作のみが表現され、詳細な指の動作は表現されない。しかし、利用者自身の端末において処理する構成物の変化情報は、同等のアバタであるアバタ1とアバタ2と比べ、飛躍的に少なくなる。また、表示する構成物が少なくなることにより、画面に表示する処理の低減も行われる。また、アバタ3とアバタ4は、画面上に遠距離の地点に表示されるために、実際の表示は小さくなり、違和感を感じることはない。
【0023】
同様に図5(A)は、画面に表示される他の利用者のアバタであるアバタ1の手の全体を示している。詳細度5までの各アバタに所属する動的物体を処理することにより、指の動作まで表現される。指の動作によりジェスチャーによる非言語情報の表現が可能となっている。図5(A)の(2)は、画面に表示される他の利用者のアバタであるアバタ7の手全体を示している。詳細度4までの各アバタに所属する動的物体を処理することにより、指全体の動作だけが表現される。しかし、自分自身の端末で処理される手全体の動きを表現するために必要な構成物の変化情報は、アバタ1に比べて62.5%も低減することができる。
図5(A)の(3)には、画面に表示される他の利用者のアバタであるアバタ3の手を示している。自分自身の端末においては、詳細度2の「手」部品の変化情報が処理され、詳細度4以上の動物物体である「指」部品や「指節」部品の変化情報は処理されない。しかし、自分自身の端末で処理される手全体の動きを表現するために必要な動的物体の変化情報は、アバタ1とアバタ2に比べて6%程度である。
【0024】
図5(B)の(1)は、画面に表示される他の利用者のアバタであるアバタ5の脚全体を示している。詳細度4までの各アバタに所属する部品を処理することにより、脚の間接の動作まで表現される。踊るや蹴る等の非言語情報の表現が可能となっている。図5(B)の(2)は、画面に表示される他の利用者のアバタであるアバタ3の脚全体を示している。詳細度3までの各アバタに所属する部品を処理することにより、脚全体と足の動作だけが表現される。しかし、自分自身の端末で処理される脚全体の動きを表現するために必要な部品の変化情報は、アバタ5に比べて30%も低減することができる。
【0025】
実施の形態2.
システムを構成するネットワークの時間あたりの伝送量を制限する又はクライアント、サーバの処理量を抑えるため、設定制限値を定め伝送又は表示処理量がこの設定制限値を越えると、指定の優先度順に詳細度を下げて対処する方法を説明する。
システム構成、階層管理テーブルは実施の形態1と同様であるが、動作フローが図7で表される。本実施の形態では、仮想空間情報管理サーバが各クライアントのレスポンスを監視し、仮想空間情報管理サーバから指示して取得する構成物の詳細度を変更する。
【0026】
本実施の形態の動作を説明する。
図7は、実施の形態1での図4のフローチャートとステップ13まで図4のS5までと全く同等の処理を行う。図7のS14では、前回の仮想空間情報管理サーバから仮想空間の情報を取得するまでの時間と取得したデータ量から実通信速度値を求め、既知の公衆回線の理論通信速度値により仮想空間情報管理サーバとの通信状態を示す通信状態値(通信状態値=実通信速度値/理論通信速度値:0<通信状態値<1)を求める。
S15では、S3で求められた各アバタに所属する構成物の詳細度に対して、S14で求められた通信状態値を掛け合わせ、各アバタの部品の詳細度を再設定する。即ち詳細度レベルを下げるステップを設ける。
【0027】
図7のS16では、自分自身が操作している端末は、仮想空間情報管理サーバから、アバタ1とアバタ2については、再設定された詳細度(詳細度5に通信状態値を掛け合わせた値)までのそれぞれのアバタに所属する部品の情報を取得し、アバタ3とアバタ4については、再設定された詳細度(詳細度2に通信状態値を掛け合わせた値)までのそれぞれのアバタに所属する部品の情報を取得する。さらに、アバタ5については、再設定された詳細度(詳細度3に通信状態値を掛け合わせた値)までアバタ5に所属する部品の情報を取得する。
【0028】
図7のステップ17では、仮想空間情報管理サーバから取得した情報について処理する。最後に、図7のS18において、S17において処理したアバタ1、アバタ2及びアバタ3、アバタ4の部品の変化(向きと位置)と各部品に付属する画像データを基に、操作画面上にそれぞれのアバタを表示する。
【0029】
以上、伝送量を抑える場合の動作を説明したが、同一領域内でクライアントが自身の表示処理量を減らす動作も、図7のS16で上記と同様の処理を行うことで対応できる。
また、詳細度のレベルを下げる(粗くする)方法として、順に粗いレベルで仮の伝送量を求め、許容伝送量以下で一番詳しいレベルを得るようにしてもよい。
【0030】
このようにクライアント端末が、仮想空間情報管理サーバから得る仮想空間の情報量を、仮想空間情報管理サーバのレスポンスの変化に対応して変更し、具体的には伝送量が増えると詳細度を下げて、仮想空間表示のリアルタイム性を保持することができる。
【0031】
実施の形態3.
実施の形態2では、伝送/処理量が設定制限値を上まわる場合、どの構成物も同様に詳細度を粗くする場合を説明した。本実施の形態では、各構成物毎にそれぞれ別に優先度を受ける欄を設け、特定の構成物は指定の優先度か、またはより詳細な詳細度レベルで伝送/表示処理する方法を説明する。
システム構成階層管理テーブルは、実施の形態1と同様である。図8は本実施の形態におけるクライアントなどの動作フローチャートである。
【0032】
本実施の形態での動作を説明する。
図1では、図4のS1と同じ処理を行う。次に、S22では、利用者がマウス等の入力デバイスを用いてグラフィックユーザインターフェースを操作し指定した仮想空間内の構成物(例えばアバタ)であるか判断する。利用者から指定されたアバタでなければ、図4のS2と同じ処理である図8のS23を行う。以下、8のS24からS27までは、図4のS5からS8と同じ処理を行う。
【0033】
図8のS22において、利用者から指定されたアバタであれば、自分自身のアバタとの距離により処理する構成物の詳細度は求めず、ステップ5Aに進む。ステップ5Aでは、指定したアバタに所属するすべての構成物の情報を、仮想空間情報管理サーバから得る。次に、図8のS26において、取得した情報を処理する。最後に、図8のS27において、求められた動的物体の向きと位置により、取得したの動的物体について画面に表示する。
【0034】
この方法によれば、利用者が指定した仮想空間内の特定の構成物(例えばアバタ)について、距離とは関係なく詳細に表示することができる。利用者は、距離が離れると、または数が多くなると、詳細度が粗く表示されて詳細度に不満を感じる場合には、利用者自身により詳細度の表示を変更することができる。また、各構成物毎に優先度を受け入れるテーブルとしているので、特定の構成物の詳細度を常に詳しく表示されることもできる。
【0035】
実施の形態4.
先の実施の形態2、3では伝送/処理量を抑えるため、階層管理テーブルの詳細度を粗くする方法を説明したが、本実施の形態ではそれとは異なる、または併用できる時分割伝送/処理の方法を説明する。
システム構成、階層管理テーブルは実施の形態1と同様である。
図9は、本実施の形態におけるクライアントが行う処理などの動作フローチャートである。図10は時間詳細度の例を説明する図である。即ち、図1等の距離を元にして求められた構成物を部品の詳細度を変更して取り扱うのではなく、情報を取得する間隔をあける。
【0036】
図9、図10を用いて動作を説明する。
図9のS31からS33は、図7のS11からS13までと同じ処理を行う。次に、図9のS34では、求められたアバタを処理する詳細度から、図10を用いて処理する時間詳細度に応じた取得時間間隔を決定する。
次に、図9のS35では、前回、仮想空間情報管理サーバから取得した時刻と現在の時刻を比較し、S34で設定された取得時間間隔が経過したか判断する。経過していなければ、S37に進み、アバタを処理する詳細度に応じた部品の情報を得る。
図9のS35において、S34で設定した取得時間間隔が経過していれば、S36に進み、アバタを処理する詳細度よりも詳細度の大きい部品の情報を得る。次に、図9のS37に進み、アバタを処理する詳細度に応じた部品の情報を得る。
図9のS38において、取得した情報を処理する。最後に、S38で処理した構成物の情報(向きと位置)を用いて画面に表示する。
【0037】
この方法によれば、ネットワークのトラフィック及び仮想空間の膨大な情報を処理する負荷を低減しながら、仮想空間内の構成物を詳細に表示することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、構成物を詳細なレベルから粗いレベルまで階層管理するテーブルを備えて管理し、登録、指定の詳細度対応でデータを伝送するステップを設けたので、クライアントにより異なる詳細度の要求があっても、効率よく伝送でき、またリアルタイム性を保持できる効果がある。
【0039】
また更に、所定時間当たりの処理/伝送量を定めて、この値以下になるよう詳細度を下げるようにしたので、計算機負荷を減らし、システムを構成する網のトラフィックを下げて、リアルタイム性を保持できる効果がある。
【0040】
また更に、優先度識別子を設け、階層管理テーブルは構成物単位でこの優先識別子を付加して管理するようにしたので、リアルタイム性を損なわないで特定の構成物を詳細に表示ができる効果がある。
【0041】
また更に、詳細度は、時間詳細度としたので、表示の連続性を損なわない範囲で特定の構成物を詳細に表示ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における階層管理テーブルが管理する構成物の詳細度別データの例を示す図である。
【図2】 本発明における管理サーバとクライアントが接続したシステムの例を示す図である。
【図3】 本発明を説明する仮想空間共有システムの例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1におけるサーバまたはクライアントの動作を示すフローチャート図である。
【図5】 詳細度と表示情報の例を示す図である。
【図6】 実施の形態1における他の構成物の詳細度を説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態2におけるサーバまたはクライアントの動作を示すフローチャート図である。
【図8】 本発明の実施の形態3におけるサーバまたはクライアントの動作を示すフローチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態4におけるサーバまたはクライアントの動作を示すフローチャート図である。
【図10】 実施の形態4における時間詳細度の例を示す図である。
【符号の説明】
11 管理サーバ、12,13,14 クライアント(端末)、21 網、20,30 階層管理テーブル、21,22,23,24,25,26,31,32,33,34,35 詳細度別構成物、101 仮想世界全体、111 戦闘領域1、112 戦闘領域2、113 戦闘領域3、114 戦闘領域4、121,122,123,124 戦闘員、131,132,133 戦闘機、S1分割ステップ、S2,S11,S21,S31 登録ステップ、S5 詳細度決定ステップ、S15 詳細度再設定ステップ、S22 優先度検出ステップ、S34 時間詳細度設定ステップ。
Claims (3)
- サーバと複数のクライアント端末とが公衆回線を通じて該端末を表す表示対象を用いて3次元空間の複数の所定領域を共有するシステムにおける分散仮想空間情報管理伝送方法において、
上記端末は、上記3次元空間に設定した上記所定領域毎に上記表示対象である構成物を定めておき、該定めた各構成物の要素である部品毎に表示の詳細度のレベルを粗い度合いから精密な度合いまで表示情報として階層管理するテーブルを備えて、
上記端末が、上記表示対象である構成物毎に、上記詳細度のレベル別に上記部品の表示内容と部品間の関係を指定して上記表示情報として上記テーブルに記憶するレベル登録ステップと、
上記サーバが、上記公衆回線における各端末とサーバとのデータの実通信速度値から通信状態値を求めて端末に指示するステップと、
上記端末が、ある詳細度で上記公衆回線を経由して該端末自身の上記表示情報を送るよう要求する相手端末の上記3次元空間における位置と、自身の端末の位置とが同一の上記所定領域にある場合は、相手端末から要求された詳細度にサーバから指示された上記通信状態値を重み付けした詳細度を再設定するステップと、
上記端末が、上記再設定された詳細度のレベルに基づいて自身の上記管理するテーブルの表示情報を取得して上記相手端末へ伝送するステップと、
上記端末が、ある詳細度で上記公衆回線を経由して該端末自身の上記表示情報を送るよう要求する相手端末の上記3次元空間における位置と、自身の端末の位置とが同一の上記所定領域にない場合は、自身の上記管理するテーブルにおける詳細度が粗い部品による表示情報を取得して上記相手端末へ伝送するステップと、を備えたことを特徴とする分散仮想空間情報管理伝送方法。 - 端末が、サーバまたは他の端末からある詳細度で表示情報を送るよう伝送要求を受取ると、該要求された詳細度で決まるデータ取得間隔時間を決定するステップを備えて、
上記端末が、自身が管理するテーブルから上記決定した間隔時間毎にデータを得て、該データを要求があった相手の端末に伝送することを特徴とする請求項1記載の分散仮想空間情報管理伝送方法。 - 階層管理するテーブルは、構成物の要素である関係する部品に関して詳細度のレベルの関係を精密なレベルから粗いレベルに統合されるようなツリー状に展開し、該ツリー状の粗いレベルの情報量を少なくして関係した部品の詳細度を記憶するようにしたことを特徴とする請求項1記載の分散仮想空間情報管理伝送方法。
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