JP4029701B2 - 多方向入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話や携帯情報端末等の各種電子機器に使用される多方向入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話や携帯情報端末等の各種電子機器の高機能化が進む中、これらの操作用スイッチにおいても、回転操作や押圧操作等の操作形式の異なる様々なスイッチを組合わせ、一つの操作つまみで機器の複合した操作を行うものが増えている。
【0003】
例えば、携帯電話等においては、操作つまみを回転操作に加え押圧操作も可能に形成し、操作つまみの回転操作によって回転型エンコーダを操作して、機器の表示手段に表示された複数の電話番号の中から所定の電話番号を選択した後、同じ操作つまみを回転操作とは異なる方向へ押圧操作することによって、回転型エンコーダを保持する基板を移動させ、この下方のプッシュスイッチを操作して、選択した電話番号を決定し発信するもの等がある。
【0004】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−117751号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の操作方式においては、回転操作や押圧操作等の操作形式の異なる複数のスイッチを組合わせ、これらを一つの操作つまみで操作しているため、各々の部品の配置や構成が制限されると共に、全体のスペースが大きくなり、小型化を図ることが困難であるという課題があった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易な構成で、小型化が図れる多方向入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
【0009】
本発明の請求項1に記載の発明は、多方向操作スイッチと、この多方向操作スイッチが接続される制御手段と、この制御手段に接続される表示手段からなり、上記多方向操作スイッチが、略円盤状の操作体と、この操作体上面を所定の軌跡で略円弧状に押圧摺動することによって連続する第一の信号を出力する第一のスイッチ接点と、更に押圧することによって第二の信号を出力する第二のスイッチ接点とからなる多方向操作スイッチであり、上記制御手段が上記多方向操作スイッチの第一の信号及び第二の信号を検知して上記表示手段の表示を制御すると共に、その第一の信号を検知している間は上記制御手段が上記第二の信号を検知しないことを特徴とする多方向入力装置である。これによれば、多方向操作スイッチそのものも小型化が可能なものを用いているため、簡易な構成で、小型化が図られた多方向入力装置が得られ、例えば表示手段上の帯状のカーソルや矢印状のポインタ等を摺動操作により出力される第一の信号に応じて移動させて電話番号等を選択し、押圧操作により出力される第二の信号を検知することによって選択されたものを決定させること等が可能となり、その操作時において上記操作体上を押圧摺動しながら電話番号を選択している時に、誤って第一の信号を出力するより更に大きな押圧操作力で押圧してしまっても、制御手段がその信号を検知しないため、制御手段が電話番号選択時に決定をしてしまう誤操作等も防止できる多方向入力装置に実現できるという作用を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図9を用いて説明する。
【0016】
(実施の形態1)
実施の形態1について以下に説明する。
【0017】
図1は本発明の第1の実施の形態による多方向操作スイッチの断面図、図2は同分解斜視図である。
【0018】
同図において、21は上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成された絶縁基板で、その上面には銅等の良導電性の二つの略リング状の導電層22A,22Bが電気的に独立して同心状に形成されている。
【0019】
また、25は絶縁基板21上方に設けられた可撓性でポリエチレンテレフタレートフィルム等の抵抗シートで、二つの導電層22A,22Bとの対向面にはリング形状でカーボン等の抵抗層26が形成されている。
【0020】
そして、絶縁基板21と抵抗シート25の間には中央部に通孔を有するスペーサ24が貼付され、二つの導電層22A,22Bと抵抗層26が所定の間隔をあけて対向し、内側の導電層22Aと抵抗層26で第一のスイッチ接点が、外側の導電層22Bと抵抗層26で第二のスイッチ接点が構成されている。
【0021】
また、28は抵抗シート25の上方に設けられた弾性を有するゴムやエラストマー等の略円盤状の操作体で、下面中央近傍の二つのボス28Aが絶縁基板21の孔21Aに圧入されて、装着・固定されている。
【0022】
そして、29Aは操作体28の外周下面の内側から突出したリング状の突起部で、この円弧状の先端が導電層22A上方の抵抗シート25上面に当接している。
【0023】
また、29Bは突起部29Aと同様のリング状で円弧状の先端が導電層22B上方の抵抗シート25に向けて突出した突起部で、この突起部29B先端と抵抗シート25上面には所定の間隔が設けられて、多方向操作スイッチが構成されている。
【0024】
このように、本発明の多方向操作スイッチは構成部品数が絶縁基板21、スペーサ24、抵抗シート25、操作体28のわずか4つと少なく、簡易な構成で、容易に小型化を図ることが可能な構成となっている。
【0025】
また、図3の概念図に示すように、抵抗層26には、ほぼ等間隔で四つの導出部27A,27B,27C,27Dが、二つの導電層22A,22Bには導出部23A,23Bが各々設けられている。
【0026】
そして、これらの導出部27A〜27D,23A,23Bと液晶表示素子等の表示手段50が、絶縁基板21に実装されたマイクロコンピュータ等の制御手段40に接続されて、多方向入力装置が構成されている。
【0027】
以上の構成において、この多方向入力装置を携帯電話として用いて、例えば、表示手段に表示された複数の電話番号の中から所定の電話番号を選択した後、選択した電話番号を決定し発信する場合の動作について説明する。
【0028】
先ず、図4(a)の断面図に示すように、操作体28上面外周を指等で所定の力で押圧操作すると、操作体28が傾倒し、下面内側の突起部29Aが抵抗シート25上面を押圧して、抵抗シート25を下方に撓ませる。
【0029】
このことにより、その下面の抵抗層26が対向する内側の導電層22Aと接触し、抵抗層26と導電層22Aとの間が導通状態となり、この導通した第一の信号が制御手段40へ出力される。
【0030】
そして、例えば、押圧操作した位置が図3に示すA点の場合、先ず、制御手段40は、導出部27Cをアースとして導出部27Aに電圧を印加し、導出部23Aから出力される抵抗値によって押圧位置がA点かB点のいずれかであることを検知する。
【0031】
次に、導出部27Dをアースとして導出部27Bに電圧を印加し、同様にして押圧位置がA点かC点のいずれかであることを検知して、これらから制御手段40がA点を押圧位置として検知する。
【0032】
そして、この操作体28上面を押圧したまま、指を例えば時計回りの方向へ略円弧状に摺動させると、抵抗層26と導電層22Aの接触箇所が時計回りの方向へ変化し、この抵抗値が例えば大きな値から小さな値へ連続して変化する、第一のスイッチ接点からの第一の信号として制御手段40へ出力される。
【0033】
次に、制御手段40がこの第一の信号を検知して、この第一の信号が時計回りの方向の場合には、例えば帯状のカーソルや矢印状のポインタ等を、表示手段50に表示された複数の電話番号上を上から下に向けて移動させる。
【0034】
なお、これとは逆に、反時計回りの方向へ略円弧状に押圧摺動した場合には、この連続して変化する信号を制御手段40が検知して、カーソル等を下から上に向けて移動させる。
【0035】
そして、所望の電話番号の所にカーソル等が位置した状態で、図4(b)に示すように、操作体28上を更に大きな押圧操作力で押圧すると、操作体28は更に傾倒し、下面内側の突起部29Aが押圧している部分に加えて、外側の突起部29Bも抵抗シート25の上面を押圧して、抵抗シート25を下方に撓ませる。
【0036】
このことによって、その下面の抵抗層26が対向する外側の導電層22Bと接触し、抵抗層26と導電層22Bとの間も導通状態となり、この抵抗値が第二のスイッチ接点からの第二の信号として制御手段40へ出力される。
【0037】
そして、制御手段40がこの第二の信号を検知して、送信手段(図示せず)等によって選択された電話番号へ発信が行われる。
【0038】
このように本実施の形態によれば、略円盤状の操作体28上を所定の軌跡で略円弧状に押圧摺動することによって第一のスイッチ接点が連続して変化する第一の信号を出力すると共に、更に押圧することによって第二のスイッチ接点が第二の信号を出力するようにして多方向操作スイッチを構成することによって、二つのスイッチ接点が一体に形成され、個々の部品を組合わせる必要がないため、簡易な構成で、小型化の可能な多方向操作スイッチ及び多方向入力装置を得ることができるものである。
【0039】
また、制御手段40が連続する第一の信号を検知している間は第二の信号を検知しないようにすることによって、例えば、操作体28上を押圧摺動しながら電話番号を選択している時に、誤って更に大きな押圧操作力で押圧してしまい、第二の信号が出力された場合でも制御手段40がその信号を検知しないため、誤操作等を防止することができる。
【0040】
なお、以上の説明では、絶縁基板21上面に二つの略リング状の導電層22A,22Bを同心状に形成し、内側の導電層22Aと抵抗層26で第一のスイッチ接点が、外側の導電層22Bと抵抗層26で第二のスイッチ接点が構成されるものとして説明したが、絶縁基板21上面には第一のスイッチ接点である内側の導電層22Aのみ形成し、この外側の近接位置にプッシュスイッチ等を設けて、このプッシュスイッチを第二のスイッチ接点として用いても本発明の実施は可能である。
【0041】
また、操作体28上面に中央近辺から外周に向けて放射状に伸出する線状の凹部や凸部を設けることによって、指等で略円弧状に押圧摺動する場合に、押圧箇所が判り易くなるため、使い易くすることができる。
【0042】
(実施の形態2)
実施の形態2について以下に説明する。
【0043】
なお、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0044】
図5は本発明の第2の実施の形態による多方向操作スイッチの断面図である。
【0045】
同図において、61は上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成された絶縁基板で、その上面には良導電性の二つの略リング状の導電層62A,62Bに加え、更に外周に三つ目の導電層62Cが電気的に独立して同心状に形成されると共に、中央部には、リング状の外側接点73Aと中央接点73Bが形成されている。
【0046】
また、65は絶縁基板61上方に設けられた可撓性のポリエチレンテレフタレートフィルム等の抵抗シートで、三つの導電層62A,62B,62Cとの対向面にはリング形状の抵抗層66が形成されている。
【0047】
そして、74は金属薄板製の弾性を有する円形ドーム形状の可動接点で、この中央部が中央接点73Bと所定の間隔をあけるようにして、外周下端部が外側接点73A上に載置されている。
【0048】
また、絶縁基板61と抵抗シート65の間にはスペーサ64が貼付され、三つの導電層62A,62B,62Cと抵抗層66が所定の間隔をあけて対向し、内側の導電層62Aと抵抗層66で第一のスイッチ接点が、中側の導電層62Bと抵抗層66で第二のスイッチ接点が形成されると共に、外側の導電層62Cと抵抗層66で第三のスイッチ接点が構成されている。
【0049】
そして、外側接点73A及び中央接点73Bと可動接点74で第四のスイッチ接点が構成されている。
【0050】
また、68は実施の形態1と同様の略円盤状の操作体で、突起部69A,69Bに加えて、外周に三つ目の突起部69Cが設けられ、この三つ目の突起部69Cの先端と抵抗シート65上面との間隔は、内側の突起部68Bの先端と抵抗シート65上面との間隔より更に空けられている。
【0051】
そして、78は可動接点74の上方にポリエチレンテレフタレートフィルム等の可撓性のシート75を介して設けられた押釦で、操作体68中央に薄肉部78Aで連結され一体に形成されると共に、この押釦78が上下動可能に配置されて、多方向操作スイッチが構成されている。
【0052】
また、図6の概念図に示すように、抵抗層66には、ほぼ等間隔で四つの導出部67A,67B,67C,67Dが、三つの導電層62A,62B,62Cには導出部63A,63B,63Cが各々設けられている。
【0053】
そして、これらの導出部67A〜67D、63A〜63Cと、液晶表示素子等の表示手段90が絶縁基板61に実装されたマイクロコンピュータ等の制御手段80に接続されると共に、外側接点73Aがアースに接続され、中央接点73Bがこの制御手段80に接続されて、多方向入力装置が構成されている。
【0054】
以上の構成において、この多方向入力装置を用いて、例えば、表示手段に表示された地図の大きさを変化させたり、指示表示を移動させて所望の場所を選択した後、この選択した場所の電話番号や住所等を表示する場合の動作について説明する。
【0055】
先ず、図9(a)の表示図に示すように、表示手段に所定の地図が表示されている状態で、図7(a)の断面図に示すように、操作体68上面外周を指等で所定の力で押圧操作すると、操作体68が傾倒し、下面内側の突起部69Aが抵抗シート65上面を押圧して、抵抗シート65を下方に撓ませる。
【0056】
これによって、その下面の抵抗層66が対向する内側の導電層62Aと接触し、抵抗層66と導電層62Aとの間が導通状態となり、この導通した第一の信号が制御手段80へ出力され、押圧操作された所定の位置を実施の形態1と同様にして制御手段80が検知する。
【0057】
そして、この操作体68上面を押圧したまま、指を例えば時計回りの方向へ略円弧状に摺動させると、抵抗層66と導電層62Aの接触箇所が時計回りの方向へ変化し、この抵抗値が連続して変化する第一の信号として制御手段80へ出力される。
【0058】
そして、制御手段80がこの第一の信号を検知して、図9(b)に示すように、表示手段90に表示された地図を拡大させる。
【0059】
なお、これとは逆に、反時計回りの方向へ略円弧状に押圧摺動した場合には、この連続して変化する信号を制御手段80が検知して、図9(c)に示すように、逆に地図を縮小させる。
【0060】
そして、地図が図9(a)に示すような所望の大きさに変化した状態で、図7(b)に示すように、操作体68上の右下部を更に大きな押圧操作力で押圧すると、操作体68は更に右下側に傾倒し、下面内側の突起部69Aが押圧している部分に加えて、中側の突起部69Bも抵抗シート65の上面を押圧して、抵抗シート65を下方に撓ませる。
【0061】
これによって、その下面の抵抗層66が対向する中側の導電層62Bと接触し、抵抗層66と導電層62Bとの間も導通状態となり、この抵抗値が第二の信号として制御手段80へ出力される。
【0062】
そして、制御手段80がこの第二の信号を検知して、図9(d)に示すように、矢印状のポインタを予め位置していた右上から右下方向へ移動させる。
【0063】
次に、図7(c)に示すように、操作体68上を更に大きな押圧操作力で押圧すると、操作体68は右下側に更に大きく傾倒し、下面内側の突起部69Aや中側の突起部69Bが押圧している部分に加えて、外側の突起部69Cも抵抗シート65の上面を押圧して、抵抗シート65を下方に撓ませる。
【0064】
これによって、その下面の抵抗層66が対向する外側の導電層62Cと接触し、抵抗層66と導電層62Cとの間も導通状態となり、この抵抗値が第三の信号として制御手段80へ出力される。
【0065】
そして、制御手段80がこの第三の信号を検知して、ポインタを右下方向へ更に加速させて移動させる。
【0066】
そして、図9(e)に示すような所望の場所にポインタが位置した状態で、図8に示すように、押釦78を下方に押圧操作すると、押釦78は薄肉部78Aおよびシート75を撓ませながら、可動接点74の頂点部を下方に押圧する。
【0067】
これによって、押された可動接点74が反転動作して、中央部が中央接点73Bと接触して外側接点73Aと中央接点73Bの間が導通状態となり、この導通した第四の信号が制御手段80へ出力される。
【0068】
そして、制御手段80が第四の信号を検知して、選択された場所の電話番号や住所等を表示するように構成されている。
【0069】
このように本実施の形態によれば、第三のスイッチ接点を設けると共に、操作体68を第二のスイッチ接点より大きな力で押圧することによって、この第三のスイッチ接点から第三の信号を出力することによって、例えば、表示手段に表示されたポインタ等の移動速度を変化させる等、更に多くの機能の切換えを行なうことができるものである。
【0070】
そして、操作体68中央に押釦78を上下動可能に配置すると共に、この押釦78の押圧操作によって電気的接離を行なう第四のスイッチ接点を設けることによって、略円盤状の操作体68の操作に加え、操作体68中央に設けた押釦78によって異なる操作形式で、更に多くの機能の切換えや選択を行なうことができる。
【0071】
なお、以上の説明では、操作体68の上面に加えられる押圧荷重の大きさが三段階である場合について述べたが、導電層62Cの更に外側に同様にして導電層(図示せず)を設け、これに対応する抵抗層66の幅及び操作体68の突起部の数を増すことによって、更に大きな操作力での押圧操作に対しても、同様にして検知することができる。
【0072】
つまり、同心状に電気的に独立した多段の導電層を配設し、これに対応する抵抗層66の幅や突起部を設けて多段のスイッチ接点を構成することによって、例えば、表示手段に表示された指示表示等の移動速度を更に変化させる等、更に多くの機能の切換えを行なうようにしても良い。
【0073】
また、押釦78は操作体68と薄肉部78Aで連結され一体に形成されるものとして説明したが、操作体68とは別体に形成し、この押釦を操作体68に上下動可能に保持しても本発明の実施は可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、簡易な構成で、小型化が図れると共に、誤操作等も防止できる多方向入力装置を得ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による多方向操作スイッチの断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同概念図
【図4】同押圧操作時の断面図
【図5】本発明の第2の実施の形態による多方向操作スイッチの断面図
【図6】同概念図
【図7】同押圧操作時の断面図
【図8】同中央の押釦を押圧操作した時の断面図
【図9】(a)表示手段の表示図
(b)拡大後の表示図
(c)縮小後の表示図
(d)ポインタ移動後の表示図
(e)更にポインタを移動した後の表示図
【符号の説明】
21,61 絶縁基板
21A,61A 孔
22A,22B、62A〜62C 導電層
23A,23B、27A〜27D、63A〜63C、67A〜67D 導出部
24,64 スペーサ
25,65 抵抗シート
26,66 抵抗層
28,68 操作体
28A,68A ボス
29A,29B、69A〜69C 突起部
73A 外側接点
73B 中央接点
74 可動接点
75 シート
78 押釦
78A 薄肉部
Claims (1)
- 多方向操作スイッチと、この多方向操作スイッチが接続される制御手段と、この制御手段に接続される表示手段からなり、上記多方向操作スイッチが、略円盤状の操作体と、この操作体上面を所定の軌跡で略円弧状に押圧摺動することによって連続する第一の信号を出力する第一のスイッチ接点と、更に押圧することによって第二の信号を出力する第二のスイッチ接点とからなる多方向操作スイッチであり、上記制御手段が上記多方向操作スイッチの第一の信号及び第二の信号を検知して上記表示手段の表示を制御すると共に、その第一の信号を検知している間は上記制御手段が上記第二の信号を検知しないことを特徴とする多方向入力装置。
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