JP4024005B2 - Dmaコントローラ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、DMAからバスを通して共通のメモリデバイスにアクセスするDMAコントローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コントローラ装置には多くのDMAが内蔵されており、これらDMAからバスを通して共通のメモリデバイスにアクセスするよう回路形成されている。そのためアクセス時にバスに競合が生じ、これを調停するためにメモリアービタが設けられている。このメモリアービタは、メモリアクセスを調停し、順次メモリにアクセス可能にする。
近年、メモリデバイスの動作速度がシステムのパフォーマンスを左右するようになり高速メモリデバイスの開発が進んでいる。メモリデバイスのアクセス速度が高速になると、システムパフォーマンスはDMAにつながるインターフェース(I/F)回路の速度に左右されることになり、従って、メモリデバイスの高速化に伴いインターフェース(I/F)回路の速度も追随して高速化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のインターフェース(I/F)回路が接続されたシステムでは、各DMAはメモリアービタにより優先度が決められメモリアクセスが行われるため、優先度の低いDMAに接続されたインターフェース(I/F)回路は、複数のDMAのメモリアクセス要求が競合した場合、インターフェース(I/F)回路が高速化してもシステムパフォーマンスの向上に殆ど役に立たないという問題があった。
【0004】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、高速化したインターフェース(I/F)回路に接続されている優先度の低いDMAが、他のインターフェース(I/F)回路に接続されているDMAと競合した場合においても、当該システムのパフォーマンスの劣化が生じないようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、共通のメモリにアクセスし、該メモリアクセスの優先度が予め決められた複数のDMAと、該DMAのメモリアクセス要求の競合を前記優先度に従って調停するメモリアービタと、前記DMAの各々に接続されるインターフェース回路とを備え、前記DMAの複数のメモリアクセス要求が競合したときは前記優先度順に前記メモリにアクセスさせるDMAコントローラ装置において、前記優先度が最も低いDMAのメモリアクセス要求の競合数を計測する手段と、該競合数が予め定められた所定の数以上であり、かつ優先度が最も低いDMAに接続されているインターフェース回路がその他のDMAに接続されているインターフェース回路より高速化されているときは、前記優先度が最も低いDMAのメモリアクセスデータのバースト長を、連続するメモリアドレスのデータの範囲で長くして、該DMAのメモリコマンド数を減らす手段を備えたことにより、前記優先度が最も低いDMAに接続されたインターフェース回路の高速化によるパフォーマンス向上を行なうことを特徴とするDMAコントローラ装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるDMAコントローラ装置の要部ブロック図であり、図示しない各デバイスからのデータ転送要求によりI/F1回路31〜I/F3回路33は、それぞれDMA1回路41〜DMA3回路43に要求を出す。各DMA回路41〜43はそれぞれメモリアービタ回路1にバスの競合の調停を要求する。
メモリアービタ回路1は、予め決められたDMA1>DMA2>DMA3の優先度で要求を受け付け、更にメモリインターフェース(I/F)回路2に外部メモリ3へのアクセス要求を出す。メモリインターフェース(I/F)回路2は、決められた優先度に従って外部メモリ3にコマンドを発行し該メモリ3にアクセスする。
【0010】
図2〜図4は、アクセスデータとアクセス時間の関係を示すタイミングチャートであり、図中、CLKはメモリアクセスクロック、ICLKはI/F用クロックを示す。
また、DMA1、DMA2及びDMA3のそれぞれCは、メモリコマンドであり、それによってDMA1回路41がメモリアクセスするデータはDat1-1、Dat1-2、DMA2回路42がメモリアクセスするデータはDat2-1、Dat2-2、及びDMA3回路43がメモリアクセスするデータは、Dat3-1、Dat3-2である。
更に、CMD1、CMD2及びCMD3は、それぞれインターフェース(I/F)回路31用、インターフェース(I/F)回路32用及びインターフェース(I/F)回路33用のメモリコマンドであり、それによってインターフェース(I/F)回路31にアクセスするデータは、Data1-1、Data1-2、インターフェース(I/F)回路32にアクセスするデータは、Data2-1、Data2-2、インターフェース(I/F)回路33にアクセスするデータはData3-1、Data3-2である。
メモリアービタは、DMA1〉DMA2〉DMA3の順で優先されている。図2〜図4において、このときのメモリアクセスデータのバースト長は各DMAとも4CLKである。
【0011】
図3は、図2の状態からインターフェース(I/F)回路33のアクセスを高速化したときのアクセスデータとアクセス時間の関係を示すタイミングチャートである。
データアクセス期間が図2ではData3-1をアクセスするのに4ICLKであるが、高速化により、図3の場合は同じデータアクセスが2ICLKでよい。
しかしインターフェース(I/F)回路33のデータアクセス終了する期間は、Data3-2のアクセス終了時なのでICLK14で終了し、高速化しない図2に比べ2ICLKしか早くならない。
【0012】
そこで、インターフェース(I/F)回路33のDMA3回路43によるメモリアクセスの優先度を変えずに優先度の低いDMA3回路43によるメモリアクセスデータのみバースト長を、インターフェース(I/F)回路43より優位にあるDMAとの競合数により(この場合はDMA1、DMA2の2個)長くする。そして1メモリコマンドでアクセスさせる。
【0013】
図3は、8CKLにDat3-1、Dat3-2を1メモリコマンドでアクセスさせた場合のアクセスデータとアクセス時間の関係を示すタイミングチャートである。
このようにメモリアクセスデータのバースト長を長くし、1メモリコマンドでアクセスさせることにより、バースアービタによるWAIT状態を緩和し、I/F3のデータアクセス終了期間は、ICLK9となり、I/F3の高速化を有効なものにすることができる。
【0014】
これを具体的に行うには、メモリアービタ回路1(図1)がDMA3回路43の要求に対してその他のDMA回路との競合数(要求数)を確認し、予め決められた要求数以上の場合に、外部メモリアクセス3のバースト長を確定するbsize信号をバースト長の長い方に切り替えるようにする。
DMA1回路41,DMA2回路42に関しては固定のバースト長である。メモリインターフェース(I/F)回路2は、bsize信号によりバースト長を確定し、外部メモリ3にコマンドを発行しアクセスする。
【0015】
また、メモリアービタ回路1がDMA3回路43の要求受付時に競合数(他のDMA回路の要求数)を確認し、所定のバースト長を加算するように切り替える。更に、切り替えるバーストサイズを設定可能にする。
【0016】
本実施形態によれば、状況に応じて容易にバースト長を変更し、他のインターフェース(I/F)回路に影響を与えすぎないようにしてシステムのパフォーマンスの劣化を避けることができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、高速化したインターフェース(I/F)回路に接続されている優先度の最も低いDMAが、他のDMAと競合した場合、優先度の最も低いDMAのみメモリアクセスデータのバースト長を、連続するメモリアドレスのデータの範囲で長くして、該DMAのメモリコマンド数を減らすことにより、当該システムのパフォーマンスの劣化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるDMAコントローラ装置の要部ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るアクセスデータとアクセス時間の関係を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の実施形態に係るアクセスデータとアクセス時間の関係を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るアクセスデータとアクセス時間の関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1・・メモリアービタ回路、2・・メモリI/F回路、3・・外部メモリ
Claims (1)
- 共通のメモリにアクセスし、該メモリアクセスの優先度が予め決められた複数のDMAと、該DMAのメモリアクセス要求の競合を前記優先度に従って調停するメモリアービタと、前記DMAの各々に接続されるインターフェース回路とを備え、前記DMAの複数のメモリアクセス要求が競合したときは前記優先度順に前記メモリにアクセスさせるDMAコントローラ装置において、前記優先度が最も低いDMAのメモリアクセス要求の競合数を計測する手段と、該競合数が予め定められた所定の数以上であり、かつ優先度が最も低いDMAに接続されているインターフェース回路がその他のDMAに接続されているインターフェース回路より高速化されているときは、前記優先度が最も低いDMAのメモリアクセスデータのバースト長を、連続するメモリアドレスのデータの範囲で長くして、該DMAのメモリコマンド数を減らす手段を備えたことにより、前記優先度が最も低いDMAに接続されたインターフェース回路の高速化によるパフォーマンス向上を行なうことを特徴とするDMAコントローラ装置。
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