[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4003755B2 - 画像形成装置並びにノズル回復方法 - Google Patents

画像形成装置並びにノズル回復方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4003755B2
JP4003755B2 JP2004100904A JP2004100904A JP4003755B2 JP 4003755 B2 JP4003755 B2 JP 4003755B2 JP 2004100904 A JP2004100904 A JP 2004100904A JP 2004100904 A JP2004100904 A JP 2004100904A JP 4003755 B2 JP4003755 B2 JP 4003755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
nozzles
discharge
image recording
ejection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004100904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005280248A (ja
Inventor
浩志 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2004100904A priority Critical patent/JP4003755B2/ja
Priority to US11/092,546 priority patent/US7524013B2/en
Publication of JP2005280248A publication Critical patent/JP2005280248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4003755B2 publication Critical patent/JP4003755B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • G06K15/10Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers
    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16579Detection means therefor, e.g. for nozzle clogging
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2146Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding for line print heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0082Architecture adapted for a particular function
    • G06K2215/0085Error recovery

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置並びにノズル回復方法に係り、特に、インク等の液滴を記録媒体に吐出して画像を記録する画像形成装置とそのノズル回復方法に関する。
従来より、画像形成装置として、多数のノズル(インク吐出口)を配列させたインクジェットヘッド(インク(液滴)吐出ヘッド)を有し、このインクジェットヘッドと記録媒体を相対的に移動させながら、記録媒体に向けてノズルからインクを液滴として吐出することにより、記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)が知られている。
このようなインクジェット記録装置におけるインク吐出方法として、従来から様々な方法が知られている。例えば、圧電素子(圧電セラミック)の変形によって圧力室(インク室)の一部を構成する振動板を変形させて、圧力室の容積を変化させ、圧力室の容積増大時にインク供給路から圧力室内にインクを導入し、圧力室の容積減少時に圧力室内のインクをノズルから液滴として吐出する圧電方式や、インクを加熱して気泡を発生させ、この気泡が成長する際の膨張エネルギーでインクを吐出させるサーマルインクジェット方式などが知られている。
インクジェット記録装置のようなインク吐出ヘッドを有する画像形成装置においては、インクを貯蔵するインクタンクからインク供給路を介してインク吐出ヘッドにインクを供給し、上記様々な吐出方法でインクを吐出しているが、インクの吐出量、吐出速度、吐出方向及び吐出されるインクの形状(体積)等が、常に一定となるように安定して吐出する必要がある。
しかし、印字中においては、印字の指示があった場合に直ちに印字が実行されるようにインク吐出ヘッドのノズルには常にインクが満たされており、ノズルのインクは空気にさらされているため、長時間吐出が行われないノズルのインクが乾燥し、インク粘度が高くなったり、ノズルが目詰まりしたりすることがある。このようなノズルのインクメニスカス部における増粘はインクの不吐出の原因となることがある。また、インク供給路内等に混入した塵埃等の異物や気泡が溜まり、インク供給を遮断したりして吐出不良が発生する場合もある。
そこで、従来このようなインクの吐出不良や不吐出を解消するための様々な工夫がなされており、インク不吐出の原因となるノズルのメニスカス部におけるインクの増粘に対しては、この増粘したインクを定期的に強制的に機外に排出するパージ(唾吐き、予備吐出)や吸引などの回復処理が行われていた。
例えば、共通インク液室に直接的に連通して画素密度毎に配列される複数の印字ノズルを有し、各印字ノズル内に吐出エネルギー印加手段を設けたインクジェットヘッドの印字ノズルに対し、共通インク液室に連通し且つ流路抵抗が印字ノズルよりも小さい印字に供されないダミーノズルを設け、インクジェットヘッド内の塵埃や気泡等を効果的に排出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
また、例えば異なる量のインクを吐出する吐出口径の異なる複数のインク吐出口が配された吐出面に、各インク吐出口の吐出量に応じて最適なインク吐出面の親水部分の形状を持たせることにより、安定したインクの吐出を行えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2等参照)。
また、例えばインクを吐出するための複数の吐出口に大径吐出口と小径吐出口があり、大径吐出口の数よりも小径吐出口の数の方が多く、大径吐出口が連通するインク流路と小径吐出口が連通するインク流路とがインク供給口に沿って混在して配列され、大径吐出口同士の間に複数の小径吐出口群を配置することにより、大径吐出口と小径吐出口の回復処理を均等に行うことができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献3等参照)。
また、例えば記録ヘッドの周囲の温度及び湿度を検出し、その検出結果に応じて設定される予備吐出駆動条件に応じて記録を行わない吐出である予備吐出を行うようにして、温度、湿度が変化する環境下においても安定した吐出を行えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献4等参照)。
特開平6−270400号公報 特開平8−39805号公報 特開2003−127383号公報 特開2000−190528号公報
しかしながら、従来は前述したような吐出不良の生じたノズルを回復するためのパージ(予備吐出)をタイマーや打滴数の頻度に応じて実施していたが、ノズル近傍の環境(温度や湿度)やインク粘度等により不吐出が発生するタイミングは異なるため、ある安全率を見込んでパージを行うタイミングを設定していたため、実際にはまだインクが増粘しておらずパージの必要がないときにもパージが行われてしまうので、回復処理の頻度が高く、インクが無駄に消費されていたという問題がある。
また、上記特許文献1に記載のものでは、塵埃や気泡等を排出するダミーノズルの流路抵抗を印字ノズルの流路抵抗よりも小さくしているため、吸引時にはダミーノズルからより多くのインクが排出されてしまい、印字ノズルの回復が十分でなく、また無駄なインクの消費量も多くなってしまうという問題がある。
また、上記特許文献2に記載のものは、上述したように径の異なるノズルを配置しているのは記録濃度を低下させないように保つためのものであり、回復処理の制御に用いるものではなく、やはり回復処理の頻度が高く無駄なインクの発生という前述した問題を有している。
また、上記特許文献3に記載のものは、大径吐出口の相互間に複数の小径吐出口を形成することにより大径吐出口のみならず小径吐出口についても回復処理を均等に行うようにしているが、前記特許文献2のものと同様に、やはり回復処理の頻度が高く無駄インクの発生という問題がある。
また、上記特許文献4に記載のものでは予備吐出(パージ)までの時間が決められており、やはり必要のない予備吐出が行われている場合もあり無駄なインクの消費があるという問題がある。なお、上記特許文献4では、記録ヘッドの周囲の温度及び湿度を検出し、その検出結果に応じて予備吐出の時期を設定しているが、環境条件としては、例えば記録ヘッドが記録媒体上を往復運動する際にメニスカス面が受ける風量や記録媒体からの輻射熱等の要因があり、単に記録ヘッド周囲の温度、湿度だけでは予備吐出の時期は決まらないという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ノズルの回復処理が必要な時期を正確に判断し、不必要なノズルの回復処理による無駄インクを削減して生産性を向上させることのできる画像形成装置並びにノズル回復方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置であって、前記画像記録を行う複数のノズルと並列して前記液滴吐出ヘッド内に別途設けられ、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で前記液滴を吐出する前記画像記録には用いない複数のノズルと、前記所定の吐出条件で吐出を行う複数のノズルから前記記録媒体と前記液滴吐出ヘッドの間に配置された静電容量検出手段上に吐出された液滴による該静電容量検出手段の静電容量の変化により、その液滴吐出状態を検出する吐出検出手段と、前記吐出検出手段の検出結果に基づき前記画像記録を行う複数のノズルに対する回復処理を行う時期を制御する回復制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する
これによれば、画像記録を行うノズルの回復を行うタイミングを液滴吐出状態を直接観測することで判断できるため、回復処理を行うタイミングを示す回復処理時間テーブルを印字環境や液滴の粘度等によるパラメータから設定して持つ必要がなく、真に必要なときにのみ回復処理を行うことができ、無駄な液滴を削減し、生産性を向上させることができる。ここで液滴が吐出状態とは、ノズルから出た液滴、飛翔中の液滴、着弾後の液滴等を言う。
また、同様に前記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置であって、前記画像記録を行う複数のノズルと並列して前記液滴吐出ヘッド内に別途設けられ、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さいという所定の吐出条件で前記液滴を吐出する前記画像記録には用いない複数のノズルと、前記所定の吐出条件で吐出を行う複数のノズルから前記記録媒体に向けて吐出された飛翔中のインク滴を光源と受光素子からなる光学系で観測することにより、その液滴吐出状態を検出する吐出検出手段と、
前記吐出検出手段の検出結果に基づき前記画像記録を行う複数のノズルに対する回復処理を行う時期を制御する回復制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、請求項に示すように、前記所定の吐出条件で吐出するノズルは、それ以外の前記画像記録を行うノズルより数が少ないことが好ましい。これにより、ノズルの加工も容易であり、コスト上昇を招くこともなく、無駄な液滴を減少させることができる。
また、請求項に示すように、前記所定の吐出条件で吐出するノズルは、前記所定の吐出条件での吐出を、前記画像記録を行うノズルが前記画像記録中に行うことが好ましい。これにより、生産性を落とすことなく、回復処理のタイミングを判断するための吐出検出を行うことができる。
また、同様に前記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数の画像記録用のノズルと、前記画像記録用のノズルとは別に、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で吐出を行う複数の吐出検出用のノズルを前記画像記録用のノズルに並列して同一の液滴吐出ヘッド内に有し、画像記録用のノズルが画像記録中に、前記吐出検出用のノズルを所定時間毎に1つずつ順番に前記所定の吐出条件で吐出し、その吐出状態を検出した結果に基づいて前記画像記録用のノズル及び吐出検出用のノズルの少なくとも一方のノズルの回復処理を行うことを特徴とするノズル回復方法を提供する。これにより、真に回復処理が必要な時期が確実に検出でき、回復処理における無駄な液滴を削減して生産性を向上させることができる。
また、同様に前記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数の画像記録用のノズルと、前記画像記録用のノズルとは別に、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で吐出を行う複数の吐出検出用のノズルを前記画像記録用のノズルに並列して同一の液滴吐出ヘッド内に有し、前記画像記録用のノズルが画像記録中に、前記吐出検出用のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記吐出検出用のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続し、ある順番で吐出を開始しようとした前記吐出検出用のノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、その後前記不吐出が検出された前記吐出検出用のノズルより前に吐出を継続していた前記吐出検出用のノズルのみを用いて前と同様に前記画像記録用のノズルに対する回復処理を行うタイミングを制御し、前記吐出検出用のノズルがすべて不吐出なった場合には、前記画像記録用のノズル及び前記吐出検出用のノズルに対する回復処理を行うようにすることを特徴とするノズル回復方法を提供する。これにより、吐出検出用のノズルの回復処理を少なくして、吐出検出用のノズルを少なくともその一部を使い回すことにより効率的に吐出検出を行い、無駄な液滴の削減及び生産性の向上を図ることができる。
また、同様に前記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数の画像記録用のノズルと、前記画像記録用のノズルとは別に、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で吐出を行う複数の吐出検出用のノズルから成る吐出検出用ノズルセットをNを2以上の任意の整数としてN組前記画像記録用のノズルに並列して同一の液滴吐出ヘッド内に有し、前記画像記録用のノズルが画像記録中に、前記吐出検出用ノズルセットの第1の組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第1の組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続するとともに、他の組のすべてのノズルからも前記第1の組のノズルからの吐出に合わせて吐出を行い、このとき前記第1の組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、その後前記第1の組のノズルは吐出を行わず、前記画像記録用のノズルによる画像記録を再開し、(1)N=2の場合には、前記画像記録用のノズルによる画像記録の再開に合わせて第2の組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第2の組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続し、前記第2の組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、全ての前記吐出検出用のノズルに対する回復処理を行い、また、(2)N>2の場合、Mが2≦M≦N−1の整数のとき、Mを2から1ずつ増加させながら、Mの一つの値に対して、前記第1の組から第M−1組のノズルは吐出を行わず、前記画像記録用のノズルによる画像記録の再開に合わせて第M組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第M組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続するとともに、前記第M+1組から第N組のノズルからも前記第M組のノズルからの吐出に合わせて吐出を行い、このとき前記第M組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行った後、Mの値を1増加し、前記第N−1組のノズルの制御が終了したら、次には第N組のノズルについて、前記第1の組から第N−1組のノズルは吐出を行わず、前記画像記録用のノズルによる画像記録を再開し、前記画像記録用のノズルによる画像記録の再開に合わせて第N組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第N組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続し、このとき前記第N組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、全ての前記吐出検出用のノズルに対する回復処理を行うことを特徴とするノズル回復方法を提供する。
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置並びにノズル回復方法によれば、吐出検出用の所定の吐出条件で吐出された吐出結果に基づいて前記画像記録用のノズルの回復処理を行う時期を決定するようにしたため、不必要な回復処理による無駄な液滴を削減し、生産性を向上させることが可能となる。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る画像形成装置並びにノズル回復方法について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてのインクを液滴として記録媒体上に吐出して画像を形成するインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。
図1に示したように、このインクジェット記録装置10は、インクの色毎に設けられた複数の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yを有する印字部12と、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26とを備えている。
図1では、給紙部18の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置されている。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
複数種類の記録紙を利用可能な構成にした場合、紙の種類情報を記録したバーコードあるいは無線タグ等の情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される用紙の種類を自動的に判別し、用紙の種類に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻き癖が残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻き癖方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラ31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面のセンサ面に対向する部分が平面(フラット面)をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(図示省略)が形成されている。図1に示したとおり、ローラ31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバ34が設けられており、この吸着チャンバ34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラ31、32の少なくとも一方にモータ(図示省略)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1において、時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は、図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。ベルト清掃部36の構成について詳細は図示しないが、例えば、ブラシ・ロール、吸水ロール等をニップする方式、清浄エアーを吹き掛けるエアーブロー方式、あるいはこれらの組み合わせなどがある。清掃用ロールをニップする方式の場合、ベルト線速度とローラ線速度を変えると清掃効果が大きい。
なお、吸着ベルト搬送部22に代えて、ローラ・ニップ搬送機構を用いる態様も考えられるが、印字領域をローラ・ニップ搬送すると、印字直後に用紙の印字面にローラが接触するので、画像が滲み易いという問題がある。したがって、本例のように、印字領域では画像面と接触させない吸着ベルト搬送が好ましい。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹きつけ、記録紙16を加熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、4色(KCMY)に対応する印字ヘッド12K、12C、12M、12Yからなり、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、それぞれ複数の吐出口(ノズル)を有し、記録紙16の全幅を担うように、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yの長手方向を紙搬送方向(副走査方向)と直交する記録紙16の幅方向(主走査方向)に並べて配置され、最大紙幅に対応する長さを有する、いわゆるフルライン型ヘッドとなっている(図2参照)。
図2に示すように、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が、その長手方向に複数配列されたライン型ヘッドとして構成されている。
また詳しくは後述するが、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yは、インクの吐出を検出するための検出手段や検出のための光束を所定の形状に形成するための光学系や、その他インク吐出状態やインク滴サイズ、インク吐出速度等の検出に関わる様々な手段を備えている。
記録紙16の搬送方向(紙搬送方向)に沿って上流側(図の左側)から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応した印字ヘッド12K、12C、12M、12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするフルラインヘッドがインク色毎に設けられてなる印字部12によれば、紙搬送方向について記録紙16と印字部12を相対的に移動させる動作を一回行うだけで(すなわち、一回の走査で)記録紙16の全面に画像を記録することができる。これにより、印字ヘッドが紙搬送方向と直交する方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
なお、本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態には限定されず、必要に応じて淡インク、濃インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタ等のライト系インクを吐出する印字ヘッドを追加する構成も可能である。
図1に示したように、インク貯蔵/装填部14は、各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yに対応する色のインクを貯蔵するタンクを有し、各タンクは図示を省略した管路を介して各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部14は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段等)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
印字部12の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹きつける方式が好ましい。
多孔質のペーパに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
このようにして生成されたプリント物は、排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り換える選別手段(図示省略)が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。カッター48は、排紙部26の直前に設けられており、画像余白部にテスト印字を行った場合に、本画像とテスト印字部を切断するためのものである。カッター48の構造は前述した第1のカッター28と同様であり、固定刃48Aと丸刃48Bとから構成されている。
また、図示を省略したが、本画像の排出部26Aには、オーダー別に画像を集積するソーターが設けられている。
なお、本実施形態では図2に示したように印字ヘッド12K、12C、12M、12Yはインクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたフルライン型ヘッドとして説明するが、さらに図3に示すように、短尺の2次元に配列されたヘッド50’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせて、記録媒体の全幅に対応する長さとするようにしてもよい。なお、この場合には各短尺ヘッド50’に対して本実施形態のノズル配列が適用される。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置10のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置10は、通信インターフェース70、システムコントローラ72、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78、プリント制御部80、画像バッファメモリ82、ヘッドドライバ84等を備えている。
通信インターフェース70は、ホストコンピュータ86から送られてくる画像データを受信するインターフェース部である。通信インターフェース70にはUSB、IEEE1394、イーサネット、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(図示省略)を搭載してもよい。ホストコンピュータ86から送出された画像データは通信インターフェース70を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ74に記憶される。画像メモリ74は、通信インターフェース70を介して入力された画像を一旦格納する記憶手段であり、システムコントローラ72を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ74は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ72は、通信インターフェース70、画像メモリ74、モータドライバ76、ヒータドライバ78等の各部を制御する制御部である。システムコントローラ72は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、ホストコンピュータ86との間の通信制御、画像メモリ74の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ88やヒータ89を制御する制御信号を生成する。
モータドライバ76は、システムコントローラ72からの指示にしたがってモータ88を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ78は、システムコントローラ72からの指示にしたがって後乾燥部42等のヒータ89を駆動するドライバである。
プリント制御部80は、システムコントローラ72の制御に従い、画像メモリ74内の画像データから印字制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理機能を有し、生成した印字制御信号(印字データ)をヘッドドライバ84に供給する制御部である。プリント制御部80において所要の信号処理が施され、該画像データに基づいてヘッドドライバ84を介して印字ヘッド50のインク液滴の吐出量や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
プリント制御部80には画像バッファメモリ82が備えられており、プリント制御部80における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ82に一時的に格納される。なお、図4において画像バッファメモリ82はプリント制御部80に付随する態様で示されているが、画像メモリ74と兼用することも可能である。また、プリント制御部80とシステムコントローラ72とを統合して一つのプロセッサで構成する態様も可能である。
ヘッドドライバ84はプリント制御部80から与えられる印字データに基づいて各色の印字ヘッド12K、12C、12M、12Yのアクチュエータ58を駆動する。ヘッドドライバ84にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでもよい。
また、本実施形態においては、これらの構成の他に、画像記録を行うノズルからの吐出とは異なる所定の吐出条件でインクを吐出するノズルの吐出状態を検出する吐出検出手段60、吐出検出手段60の検出結果に基づいてメンテナンスユニット57により画像記録を行うノズルの回復処理を行う時期を制御する回復制御手段68を有している。吐出検出手段60及び回復制御手段68による回復処理の制御については詳しくは後述する。
吐出検出手段60により、所定の吐出条件による吐出を行うノズルの不吐出が検出された場合には、検出結果はシステムコントローラ72に送られ、システムコントローラ72により回復制御手段68を通じて印字ヘッド50及びメンテナンスユニット57に対し回復処理を行うよう制御信号が送られるようになっている。
次に、印字ヘッドの構造について説明する。インク色毎に設けられている各印字ヘッド12K、12C、12M、12Yの構造は共通しているため、以下、これらを一つの印字ヘッド50で代表させて説明する事とする。
図5に、印字ヘッド50を示す。図5は、印字ヘッド50のノズル面50aを示す平面図である。ノズル面50aには、記録紙16に対してインクを吐出して画像記録を行う画像記録用のノズル(メインノズル)51と、予め設定された所定の吐出条件で吐出を行う吐出検出用のノズル(サブノズル)52が設けられている。
メインノズル51は、図5に示すように、千鳥状の2次元マトリクス状に配列されている。そして各メインノズル51にインクを供給する共通流路毎にそれぞれ第1ブロックB1、第2ブロックB2、・・・等と、ブロック化されている。このようにインクの共通流路毎にノズルをブロック化したのは、パージや吸引等の回復処理をこの共通流路毎に行うことにより、処理効率を向上させるためである。
また、サブノズル52は、メインノズル51よりも少ない個数で各ブロック(B1、B2、・・・)毎に複数個(M個)が、図に符号53で示すように1列に配列されている。サブノズル52は、メインノズル51のパージによる回復時期を判断するものであり、メインノズル51よりも先に不吐出が発生するように吐出条件をメインノズル51よりも厳しく設定する必要がある。
一般的に、ノズル径が小さいと、メニスカスの増粘の影響を受けて不吐出になりやすい。そこで、本実施形態では、サブノズル52のノズル径をメインノズル51のノズル径よりも小さくすることで、その吐出条件をメインノズル51よりも厳しくしている。そのため、吐出条件の厳しいサブノズル52で吐出検出用の吐出ができれば、メインノズル51の回復処理(パージ)をする必要はない。
なお、この厳しい吐出条件としては、ノズル径を小さくすることの他に、サブノズル52を駆動する駆動波形の振幅をメインノズル51を駆動する駆動波形よりも小さくすること、あるいはサブノズル52の駆動波形の立ち上がり時間をメインノズル51よりも長くすること等が考えられる。また、増粘による不吐出は、使用していないノズルで発生し易いため、サブノズル52は画像記録用の吐出に使用していないノズルを用いるようにすれば、より厳しい条件となり好ましい。
したがって、画像記録用のメインノズル51の他に、吐出検出用のサブノズル52を設けることなく、メインノズル51の一部(例えば、画像データによって、その画像記録の間中使用されないメインノズル51でもよい。)をその駆動波形の振幅を画像記録用の通常の吐出時よりも小さくする等によって吐出検出用のノズルとして用いるようにしてもよい。
また、図5に示す例では、各ブロックB1、B2、・・・毎に、M個のサブノズル52が1列に配列されていたが、サブノズル52の個数はこれに限定されず、後述するように、M個のサブノズル52を1セットとして、各ブロックB1、B2、・・・毎に、M個からなるサブノズル52のセットを複数セット(例えば、後述するようにNセット)ずつ設けるようにしてもよい。
図6に、回復処理時の様子を示す。図6は回復処理時の印字ヘッド50を側面から見た図(例えば図5の左方向から見た図)である。図6に示すように、印字ヘッド50のノズル面50a側に、メインノズル51(図6では図示省略)を有するメインノズル部51aと、サブノズル52(図6では図示省略)を有するサブノズル部52aとが設けられている。
これに対して、印字ヘッド50のノズル面50aを覆うキャップ54と吸引口55を介してメインノズル部51a及びサブノズル部52aの増粘したインクを吸引する吸引ポンプ56からなるメンテナンスユニット57が配置されている。
メンテナンスユニット57は、画像記録時においては、印字ヘッド50が通常の画像記録を行う位置とは別の位置に配置されており、メンテナンス(回復処理)時に印字ヘッド50が画像記録を中断してメンテナンスユニット57の位置まで移動して、キャップ54がノズル面50aの直下に位置するようにする。回復処理としてパージを行う際には、メインノズル51あるいはサブノズル52からこのキャップに向けてパージ(予備吐出)が行われる。また、吸引する場合には、キャップ54でノズル面50aを覆い、吸引ポンプ56で各メインノズル51及びサブノズル52の増粘したインクを吸引する。このとき、メインノズル51よりサブノズル52の方がノズル径が小さいため、その流路抵抗の違いからサブノズル52の増粘インクを吸引できないことがあるので、図6に示すように、吸引ポンプ56に繋がる吸引口55をサブノズル部52aの直下に設けることが好ましい。
また、サブノズル52は、メインノズル51よりノズル径が小さい等吐出条件が厳しいため、メインノズル51よりも不吐出が発生し易い。サブノズル52が全て不吐出状態となってしまうと、メインノズル51の回復処理の時期を検出できなくなってしまうため、サブノズル52のみに対して回復処理を行って回復できることが好ましい。
サブノズル52が不吐出になった場合、パージでは回復できないことがある。その場合にはサブノズル52のみを吸引できることが望ましい。そこで、図7に示すように、メインノズル部51a、及びサブノズル部52a毎にそれぞれメンテナンスユニット57a、57bを設けて、メインノズル部51aにはキャップ54aを押し当てて吸引ポンプ56aでインクを吸引し、またサブノズル部52aにはキャップ54bを押し当ててメインノズル部51aとは別々に吸引ポンプ56bでインクを吸引できるようにすることが好ましい。
次に、サブノズル52による所定の厳しい吐出条件での吐出(吐出検出用の吐出)とその吐出状態の検出方法について説明する。
図8に、吐出検出の様子を示す。図8の印字ヘッド50は、図6あるいは図7と同様印字ヘッド50を側面から見たものである。記録紙16は、印字ヘッド50の下を図に矢印Aで示すように右から左へ搬送される。記録紙16上にはメインノズル部51aからインク滴51bが吐出される。
一方、サブノズル部52aからの吐出検出用のインク滴52bは、吐出検出手段60を構成する検出基板61に設置された電極板62a上に吐出される。このとき、電極板62aの直下の記録紙16側にも電極62bが設置されており、インク滴52bによるこの電極間の静電容量の変化を吐出検出手段60の検出回路64で検出することにより、インクの吐出の有無が検出されるようになっている。したがって、この検出回路64によってインク吐出が検出されない場合には、そのサブノズル52は不吐出であると判断されることになる。
また、電極板62aにサブノズル52からインク吐出を繰り返すため電極板62aを清掃するための電極清掃部材66が設けられている。電極板62aを清掃する場合には、図8に二点鎖線で示した位置まで検出基板61及び電極板62aを移動して電極清掃部材66によって付着したインク滴52bを清掃するようになっている。
通常、吐出検出を行わない場合には、検出基板61及び電極板62aはこの位置で待機しており、吐出検出時には図に矢印Bで示した方向に移動して、印字ヘッド50のサブノズル部52aの下に電極板62aを挿入するようにする。
なお、このように印字ヘッド50と記録紙16との間に電極板62aを挿入してその上にサブノズル52から吐出することにより、画像記録中もサブノズル52による吐出検出を行うことができる。
なお、サブノズル52による吐出検出用のインク吐出は、このように電極板62a上にするものに限定はされず、サブノズル52のノズル径が小さく視認されにくいため記録紙16上に行っても画像に影響することはないため、画像記録中に記録紙16上におこなってもよい。ただし、この場合には吐出の有無は、光源と受光素子等の光学系を所定の位置に設置して、吐出され飛翔中のインク滴を観測する必要がある。
または、サブノズル52あるいはメインノズル51によって記録紙16に所定のテストパターンを印字し、これをラインセンサで読み取って、吐出の有無を検出するようにしてもよい。ラインセンサとしては、例えば、印字ヘッド50によるインク吐出幅(画像記録幅)よりも幅の広い受光素子列を有するものが用いられる。このラインセンサは、具体的には、赤(R)の色フィルタが設けられた光電変換素子(画素)がライン状に配列されたRセンサ列と、緑(G)の色フィルタが設けられたGセンサ列と、青(B)の色フィルタが設けられたBセンサ列とからなる色分解ラインCCDセンサで構成されている。ラインセンサによる吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定等で構成される。
あるいは、印字ヘッド50を退避位置に移動して、メンテナンスユニット57のキャップ54上に吐出するようにしてもよいが、これだと画像記録中には吐出検出ができないため、上記のように電極板62aあるいは記録紙16上に吐出する方が望ましい。
本発明は、画像記録を行うメインノズル51の回復処理(パージ)時期を、メインノズル51より厳しい所定の吐出条件で吐出を行うサブノズル52の吐出状態を検出することによって決定しようというものである。
図9に、第1実施形態に係るノズル回復方法におけるサブノズル52の吐出タイミングを示し、図10に第1実施形態のノズル回復方法における処理手順をフローチャートで示す。図9において、メインノズルの線分上の0は印刷開始時、tはサブノズルからの吐出検出用の吐出を行う時間間隔を示し、また白丸は各サブノズルからの吐出検出用の吐出で吐出OKを示し、黒丸は吐出検出用の吐出において不吐出であったことを示す。
以下、これらの図9及び図10を参照して本実施形態のノズル回復方法について説明する。
まず図10のフローチャートにおけるステップS100において、印刷が開始される。すなわちインクジェット記録装置10に送られた画像データに基づいて、画像記録用のメインノズル51より記録紙16に向けてインクを吐出して画像記録を行う。この画像記録開始の時点が図9の一番上のメインノズル51の回復処理を示す線分の0の位置である。以下、全ての画像データについて記録を終えるまでノズル回復処理時を除いてメインノズル51から画像記録用のインクが吐出され続ける。
ステップS110において印刷すべき画像データがあるか否か判断され、まだ画像データがある場合には、次のステップS120へ進む。ステップS110では、予め設定されたサブノズル52から吐出検出用のインク吐出を行う所定の時間間隔tが経過したか否か判断される。まだ印刷開始からあるいは前回の吐出検出用の吐出から所定時間tが経過していない場合には、またステップS110に戻りメインノズル51による画像記録を続ける。
ステップS120で所定時間tが経過したと判断されると、次のステップS130に進み、印刷開始から時間t経過の時点で、1番目のサブノズル52から所定の吐出条件で吐出検出用の吐出が行われる。この吐出は、前述したように例えば図8に示すような吐出検出手段60の電極板62a上に行われる。
次にステップS140において、図8に示す吐出検出手段60の検出回路64によりこの1番目のサブノズル52からのインク吐出が実際に行われたか否か検出する。図9に時間tの位置に白丸で示すように、確かに吐出が行われたことが検出されたら、ステップS110に戻り、メインノズル51による画像記録を続行する。
次のステップS120において1番目のサブノズル52からの吐出からさらに所定時間tが経過(印刷開始から2t時間経過)したと判断されたら次のステップS130において、画像記録開始から2t時間経過後の時点で2番目のサブノズル52から吐出検出用の吐出を行う。この吐出も1番目のサブノズル52と同様に吐出検出手段60の電極板62a上に行われ、次のステップ140において検出回路64で吐出の有無が検出される。
図9に時間2tの位置に白丸で示すように、吐出がOKであれば、再びステップS110に戻り、以上と同様の処理を繰り返す。このようにして、図9に示すようにk−1番目のサブノズル52まで、吐出が正常に行われたと吐出検出手段60によって判断され、次のk番目のサブノズル52の時に、ステップS140において吐出が検出されなかった場合、すなわち図9のk番目のサブノズル52の位置に黒丸で示したように不吐出であるとされた場合には、次のステップS150において、図9に示すようにメインノズル51の回復処理としてパージを行う。また、次のステップS160において図9に示すようにサブノズル52に対して強制吐出を行うことによりサブノズル52を初期状態にリセットする。すなわち、この実施形態では、強制吐出によりサブノズル52を回復することができるものとしている。強制吐出の方法としては、通常の吐出検出用の吐出時よりも駆動電圧を高くしたり、振幅を大きくしたり、吐出周波数を落とすなどの方法が適用可能である。また、例えば図7に示したようにサブノズル52のみ吸引することでリセットする方法もある。
サブノズル52をリセットした後、再びステップS110に戻り、メインノズル51による画像記録を続行するとともに上記と同様にして、また1番目のサブノズルから所定時間t毎に吐出検出用の吐出を行う。そして、ステップS110において画像データ(印刷データ)がなくなったと判断されたらステップS170に進み、印刷を終了する。以上が第1実施形態のノズル回復方法における処理である。この実施例によれば、メインノズルからの不用意なパージを削減することができ、省インク、生産性の向上を図ることができる。
次に、第2実施形態に係るノズル回復方法について説明する。
図11に、第2実施形態に係るノズル回復方法におけるサブノズル52の吐出タイミングを示し、図12に第2実施形態のノズル回復方法における処理手順をフローチャートで示す。図11において、t及びt1はサブノズル52からの吐出検出用の吐出を行う時間間隔を示し、白丸及び黒丸は図9と同様に吐出検出用の吐出の結果、吐出OK及び不吐出を示す。また、白三角は吐出検出を行わない単なる吐出、×はそのサブノズル52は使用禁止(吐出できても吐出しない)であることを示す。
以下、これらの図11及び図12を参照して本実施形態のノズル回復方法について説明する。
まず図12のフローチャートにおけるステップS200において、印刷が開始される。すなわちインクジェット記録装置10に送られた画像データに基づいて、画像記録用のメインノズル51より記録紙16に向けてインクを吐出して画像記録を行う。この画像記録開始の時点が図11の一番上のメインノズル51の回復処理を示す線分の0の位置である。以下、全ての画像データについて記録を終えるまでノズル回復処理時を除いてメインノズル51から画像記録用のインクが吐出され続ける。
次に、ステップS202において、吐出検出に用いることのできるサブノズル52の個数を示す定数nの値が設定される。最初は、もちろん全てのサブノズル52を用いることができるため、この定数nとしてはサブノズル52の個数Mが設定される。
次に、ステップS204において現在吐出検出に用いられているサブノズル52の番号(順番)を示すインデックスkに初期値1を設定する。次にステップS206において、画像記録が終了したか否か、すなわちまだ印字すべきデータがあるか判断される。まだ印字データがある場合には、次のステップS208に進み、印刷開始からあるいは前回の吐出検出用の吐出から所定時間tが経過したか否か判断する。所定時間tが経過した場合には、次のステップS210において、1番目のサブノズル52から吐出検出用の吐出を行う。この吐出は、上記第1実施形態と同様に、吐出検出手段60の電極板62a上に行われる。
次にステップS212において、吐出検出手段60の検出回路64により今吐出したサブノズル52からの吐出の有無を検出する。図11の時間tにおける1番目のサブノズル52のところに白丸で示すように、確かに吐出があった(吐出OK)の場合には、ステップS214において、吐出検出用の吐出を行うサブノズル52の番号を示すインデックスkを1増加して、ステップS216において、このインデックスkの値と現在吐出検出に用いられているサブノズル52の個数nとを比較し、k≦nであれば、ステップS206へ戻り、メインノズル51による画像記録を続ける。
また、ステップS216において、k≦nが成立しない場合、すなわちk>nとなる場合には、これ以上吐出検出に用いることのできるサブノズル52は存在しないため、ステップS204に戻り、インデックスkを1にリセットして、再び1番目のサブノズル52から順番に用いて吐出検出を行う。
ステップS216においてk≦nが成立するとして、ステップS206に戻った場合において、ステップS206で印字データがまだあるとされた場合には、ステップS208へ進み、前回の1番目のサブノズル52による吐出検出用の吐出からさらに所定時間tが経過したか否か判断する。
前回の1番目のサブノズル52による吐出検出用の吐出から時間tが経過(印刷開始からは2t時間経過)したら、次のステップS210において、この印刷開始から2t時間経過後の時点で2番目のサブノズル52から吐出検出用の吐出を行う。このとき前述した第1実施形態とは異なり、この2t時間経過時に吐出するのは2番目のサブノズル52だけではなく、前回吐出した1番目のサブノズル52も同時に吐出する。ただし、このとき吐出する1番目の吐出は検出用の吐出ではなく、ノズルの増粘を防ぎ常に初期の状態に保つための吐出である。これを図11においては、2t時間の位置に吐出検出用の2番目のサブノズル52の吐出がOKであったことを白丸で示し、状態維持のための1番目のサブノズル52の単なる吐出を白三角で示している。
このように、一度吐出検出用の吐出を行ったサブノズル52は、それ以降次の順番のサブノズル52の吐出検出用の吐出時に同時に単なる吐出を繰り返し行う。
次のステップS212において今吐出した2番目のサブノズル52から確かに吐出が確認された場合には、ステップS214でインデックスkを1増加して、ステップS216でインデックスkを現在吐出検出に用いられているサブノズル52の個数nと比較する。当初この値nは1ブロック中のサブノズル52の数Mであり、当分はkがnを超えることはなく、k≦nが成り立つと判定され、ステップS206に戻り、上と同様の処理を繰り返すことになる。
すなわち、次のステップS208で2番目のサブノズル52からの吐出検出用の吐出からさらに時間tが経過(印刷開始からは3t時間が経過)した場合には、ステップS210において、3番目のサブノズル52から吐出検出用の吐出をするとともに、同時に1番目のサブノズル52及び2番目のサブノズル52からも単なる吐出を行う。
このようにして、k−1番目のサブノズル52まで吐出検出用の吐出を行い、図11にk−1番目のサブノズル52の吐出結果を白丸で示すように吐出OKであったとする。このとき、1番目からk−2番目までのサブノズル52は、図11に白三角で示すように、k−1番目のサブノズル52が吐出検出用の吐出を行うのと同時に単なる吐出を行っている。
次にステップS214で(現在k−1である)インデックスkが1増加されて(kとなり)ステップS216でk≦nが成り立つと判断されるとステップS206へ戻り、印字データがあれば次のステップS208において前回の(k−1番目のサブノズル52による吐出検出用の)吐出から時間tが経過したと判断されたらステップS210においてk番目のサブノズル52から吐出検出用の吐出が行われる。もちろんこのとき、1番目からk−1番目のサブノズル52から同時に単なる吐出が行われている。
次にステップS212において、k番目のサブノズル52が図11に黒丸で示すように不吐出であることが検出されると、次のステップS218においてインデックスkが1ではないか判断する。すなわち不吐出になったのは1番目のサブノズル52ではないか判断する。k=1でなければ、次のステップS220において不吐出が検出されたk番目のサブノズル52以降M番目のサブノズル52までは使用禁止のフラッグを立てる。そして図11に×で示すように、それ以降使用しない。この使用禁止は、後述する吸引によるリセットがあるまでは解除されない。
このように、k番目からM番目までのサブノズル52は使用禁止にすることにより、次のメインノズル51のパージの時期の判断は、1番目からk−1番目までのk−1個のサブノズル52を用いて行われる。
次のステップS224において、次のメインノズル51のパージ時期を判断するための(k−1個の)サブノズル52による吐出検出用の吐出の時間間隔tを前回までよりも長いt1(t1>t)に設定する。また、ここで時間間隔t1で再びステップS224に来たときには、次のサブノズル52による吐出検出用の吐出の時間間隔をt1より大きいt2(t2>t1)に設定し、さらに時間間隔t2で再度ステップS224に来たときには、次の吐出検出用の吐出の時間間隔をt2より大きいt3(t3>t2)に設定するようにする。このようにして、以下同様にしてステップS224を通過する毎にこの吐出の時間間隔を次々と大きくなるti(tn>・・・>ti>・・・>t3>t2>t1>t)に設定する。
また、次のステップS226において、吐出検出に用いられるサブノズル52の個数nをk−1に設定する。そしてステップS204に戻り、吐出検出用の吐出を行うサブノズル52の順番を示すインデックスkを1にリセットして次のメインノズル51のパージ時期の判定を開始する。
このパージ時期判定処理は、前回M個のサブノズル52を用いてメインノズル51の最初のパージ時期を判断したのと同様である。異なる点は、今回は前回不吐出が検出されたk番目以降のサブノズル52は使用せずに、1番目からk−1番目までのk−1個のサブノズル52のみが用いられるという点と、これらのサブノズル52の吐出検出用の吐出を行う時間間隔が前回のtよりも長いt1となっている点である。
ステップS206においてまだ印字データがあると判断され、ステップS208で前回のメインノズル51のパージ時からt1の時間が経過したと判断されると、ステップS210において、1番目のサブノズル52により吐出検出用の吐出が行われる。ステップS212において、図11にパージ後のt1時間において1番目のサブノズル52を白丸で示すようにこの吐出がOKであるとすると、ステップS214でインデックスkを1増加して、このk(現在は2になっている。)を現在吐出検出に用いているサブノズル52の数n(今、n=k−1である。)と比較する。
比較の結果k≦nが成り立てば、ステップS206に戻り、前と同様の処理を続行し、ステップS210において、前回の1番目のサブノズル52の吐出検出用の吐出からt’時間経過後(メインノズル51のパージ時からは2t1時間経過後)に2番目のサブノズル52から吐出検出用の吐出を行う。また同時に1番目のサブノズル52からも単なる吐出を行う。
このようにして、k−1個のサブノズル52から順番に吐出検出用の吐出を行い、ステップS212の判断で、吐出OKとなって、ステップS214においてインデックスkが1ずつ増加され、ステップS216においてk≦nが成立しない、すなわち、k>nとなったとすると、次に吐出検出用の吐出を行うサブノズル52は存在しないため、ステップS204に戻り、インデックスkを1にリセットして再び1番目のサブノズル52から順番に用いて吐出検出を行う。
また、ステップS212における判断で、あるインデックスkのサブノズル52が不吐出であるとされた場合には、次のステップS218でk=1でないか判断する。このとき、もしk=1ではない場合、例えばk=2の場合には、次のステップS220でメインノズル51をパージして、ステップS222で2番目以降のサブノズル52を使用禁止にし、ステップS224において吐出検出用の吐出時間間隔t1をさらに長いt2に設定し、ステップS226でn=k−1=2−1=1としてステップS204に戻り、1番目のサブノズル52ただ1つで吐出検出を行うこととなる。
また、ステップS218の判断で、k=1と判断された場合には、もう次回から吐出検出に用いることのできるサブノズル52は存在しないため、ステップS228の吸引モードへ進み、メインノズル51及びM個のサブノズル52を全て吸引することによって回復させる。このメインノズル51及びサブノズル52の吸引は、図6に示すようにノズル面50a全体をキャップ54で覆い、吸引ポンプ56で吸引することによって行われる。この吸引はインクの共通流路毎に、すなわち前述したブロック毎に行われる。
サブノズル52を回復させた後は、ステップS202に戻り、いままで使用禁止とされていたサブノズル52の禁止フラッグを解除して、最初のM個全部のサブノズル52を用いて吐出検出を行い、メインノズル51のパージ時期を判断するようにする。
なお、サブノズル52の吸引は、メインノズル51についての、供給路のフィルタの気泡除去、内圧リセット等のための吸引のタイミングに合わせても行われる。吸引は共通流路毎、すなわちブロック毎に行われる。このように、サブノズル52によって判断されるメインノズル51のパージによる回復の他に、メインノズル51については、予め設定されている吸引による回復があり、このメインノズル51の吸引のタイミングでメインノズル51とともにサブノズル52も一緒に吸引して初期状態に戻すことができる。この場合には、その後の処理は図12のステップS202の状態からスタートすることになる。
このようにして、サブノズル52により吐出検出用の吐出を行い、不吐出を判断することで、メインノズル51のパージ時期を判断して回復処理を行いながら、画像記録を続け、最終的にステップS206において印字データがなくなったと判断されると、ステップS230へ進み、印刷を終了する。
以上説明したように、第2実施形態は、前述した第1実施形態よりもサブノズル52がリセット動作に入る頻度が少ないため、より生産性を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態は、各ブロック毎にM個のサブノズル52からなるサブノズル52のセットが複数セット、例えばNセット用意され、各サブノズル52のセットを順番に用いてメインノズル51のパージ時期を判断するようにしたものである。
図示は省略するが、この各M個のサブノズル52からなるNセットのサブノズル52のノズル面50a(図5参照)上での配置は特に限定はされない。例えば、各セットを構成するM個のサブノズル52を並列してN列に並べるようにしてもよい。
第3実施形態に係るノズル回復方法におけるサブノズル52の吐出タイミングを図13に示す。
図13に示すように、メインノズル51の最初のパージ時期の判断は、第1のサブノズルセットを用いて行う。この判定方法は図9に示したのと略同じで、第1のサブノズルセットの1番目のサブノズル52から順番に1つずつ所定時間間隔tで吐出検出用の吐出を行い、例えばk番目のサブノズル52が不吐出になったら、メインノズル51をパージにより回復する。
このとき第1のサブノズルセット以外の第2から第Nのサブノズルセットの各M個ずつのサブノズル52からも、図13に白三角で示すように、吐出検出は行わない単なる吐出を行い、インクの増粘を防ぎ初期状態を保つようにする。
第1のサブノズルセットによる吐出検出の結果によりメインノズル51をパージした後は、図13に×で示すように第1のサブノズルセットは使用しない。そして次は第2のサブノズルセットを用いてメインノズル51のパージ時期を判断する。このとき、第3から第Nのサブノズルセットの各M個のサブノズル52からは単なる吐出を続ける。
このようにして、N個のサブノズルセットすべてを使用した後は、全てのサブノズル52を吸引することにより回復し、また最初と同様に第1のサブノズルセットを用いて吐出検出を行いメインノズル51のパージ時期の判断を行う。
この例によれば、サブノズルの個数が多くなるが、サブノズルの回復処理の回数が少なくなる。また、吐出検出を行っていないサブノズルセットからも単なる吐出を行わなければならないが、サブノズル52のノズル径は小さく、またサブノズル52の数はメインノズル51の数よりも少ないのでインク消費量はあまり問題とはならない。
以上、各実施形態について説明したが、これらの実施形態によれば、不必要なメインノズルのパージを回避することにより無駄なインクを削減するとともに、画像記録中に吐出検出を行うようにしたため、生産性を落とすことがない。
以上、本発明の液滴吐出ヘッド及び画像形成装置並びにノズル回復方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態としてのインクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。 図1のインクジェット記録装置の印字部周辺の要部平面図である。 印字ヘッドの他の構造例を示す平面透視図である。 本実施形態のインクジェット記録装置のシステム構成を示すブロック図である。 本実施形態の印字ヘッドのノズル面を示す平面図である。 印字ヘッドとメンテナンスユニットとの関係を示す説明図である。 印字ヘッドとメンテナンスユニットとの関係を示す他の説明図である。 本実施形態における吐出検出の様子を示す説明図である。 本発明の第1実施形態における吐出検出の様子を示すタイミング図である。 本発明の第1実施形態におけるノズル回復方法の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における吐出検出の様子を示すタイミング図である。 本発明の第2実施形態におけるノズル回復方法の処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における吐出検出の様子を示すタイミング図である。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12…印字部、14…インク貯蔵/装填部、16…記録紙、18…給紙部、20…デカール処理部、22…吸着ベルト搬送部、26…排紙部、28…カッター、30…加熱ドラム、31、32…ローラ、33…ベルト、34…吸着チャンバ、35…ファン、36…ベルト清掃部、40…加熱ファン、42…後乾燥部、44…加熱・加圧部、45…加圧ローラ、48…カッター、50…印字ヘッド、51…メインノズル、52…サブノズル、57…メンテナンスユニット、60…吐出検出手段、62a…電極板、62b…電極、64…検出回路、66…電極清掃部材、68…回復制御手段

Claims (7)

  1. 記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置であって、
    前記画像記録を行う複数のノズルと並列して前記液滴吐出ヘッド内に別途設けられ、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で前記液滴を吐出する前記画像記録には用いない複数のノズルと、
    前記所定の吐出条件で吐出を行う複数のノズルから前記記録媒体と前記液滴吐出ヘッドの間に配置された静電容量検出手段上に吐出された液滴による該静電容量検出手段の静電容量の変化により、その液滴吐出状態を検出する吐出検出手段と、
    前記吐出検出手段の検出結果に基づき前記画像記録を行う複数のノズルに対する回復処理を行う時期を制御する回復制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを備えた画像形成装置であって、
    前記画像記録を行う複数のノズルと並列して前記液滴吐出ヘッド内に別途設けられ、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さいという所定の吐出条件で前記液滴を吐出する前記画像記録には用いない複数のノズルと、
    前記所定の吐出条件で吐出を行う複数のノズルから前記記録媒体に向けて吐出された飛翔中のインク滴を光源と受光素子からなる光学系で観測することにより、その液滴吐出状態を検出する吐出検出手段と、
    前記吐出検出手段の検出結果に基づき前記画像記録を行う複数のノズルに対する回復処理を行う時期を制御する回復制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記所定の吐出条件で吐出するノズルは、それ以外の前記画像記録を行うノズルより数が少ないことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の吐出条件で吐出するノズルは、前記所定の吐出条件での吐出を、前記画像記録を行うノズルが前記画像記録中に行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数の画像記録用のノズルと、前記画像記録用のノズルとは別に、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で吐出を行う複数の吐出検出用のノズルを前記画像記録用のノズルに並列して同一の液滴吐出ヘッド内に有し、画像記録用のノズルが画像記録中に、前記吐出検出用のノズルを所定時間毎に1つずつ順番に前記所定の吐出条件で吐出し、その吐出状態を検出した結果に基づいて前記画像記録用のノズル及び吐出検出用のノズルの少なくとも一方のノズルの回復処理を行うことを特徴とするノズル回復方法。
  6. 記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数の画像記録用のノズルと、前記画像記録用のノズルとは別に、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で吐出を行う複数の吐出検出用のノズルを前記画像記録用のノズルに並列して同一の液滴吐出ヘッド内に有し、前記画像記録用のノズルが画像記録中に、前記吐出検出用のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記吐出検出用のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続し、ある順番で吐出を開始しようとした前記吐出検出用のノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、その後前記不吐出が検出された前記吐出検出用のノズルより前に吐出を継続していた前記吐出検出用のノズルのみを用いて前と同様に前記画像記録用のノズルに対する回復処理を行うタイミングを制御し、前記吐出検出用のノズルがすべて不吐出となった場合には、前記画像記録用のノズル及び前記吐出検出用のノズルに対する回復処理を行うようにすることを特徴とするノズル回復方法。
  7. 記録媒体に対して液滴を吐出して画像記録を行う複数の画像記録用のノズルと、前記画像記録用のノズルとは別に、前記画像記録を行うノズルよりもノズル径が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりもノズルを駆動する駆動波形の振幅が小さい、または前記画像記録を行うノズルよりも前記駆動波形の立ち上がり時間が長いという所定の吐出条件で吐出を行う複数の吐出検出用のノズルから成る吐出検出用ノズルセットをNを2以上の任意の整数としてN組前記画像記録用のノズルに並列して同一の液滴吐出ヘッド内に有し、
    前記画像記録用のノズルが画像記録中に、前記吐出検出用ノズルセットの第1の組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第1の組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続するとともに、他の組のすべてのノズルからも前記第1の組のノズルからの吐出に合わせて吐出を行い、このとき前記第1の組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、その後前記第1の組のノズルは吐出を行わず、前記画像記録用のノズルによる画像記録を再開し、
    (1)N=2の場合には、前記画像記録用のノズルによる画像記録の再開に合わせて第2の組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第2の組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続し、前記第2の組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、全ての前記吐出検出用のノズルに対する回復処理を行い、
    また、(2)N>2の場合、Mが2≦M≦N−1の整数のとき、Mを2から1ずつ増加させながら、Mの一つの値に対して、前記第1の組から第M−1組のノズルは吐出を行わず、前記画像記録用のノズルによる画像記録の再開に合わせて第M組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第M組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続するとともに、前記第M+1組から第N組のノズルからも前記第M組のノズルからの吐出に合わせて吐出を行い、このとき前記第M組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行った後、Mの値を1増加し、前記第N−1組のノズルの制御が終了したら、次には第N組のノズルについて、前記第1の組から第N−1組のノズルは吐出を行わず、前記画像記録用のノズルによる画像記録を再開し、前記画像記録用のノズルによる画像記録の再開に合わせて第N組のノズルからの吐出を所定時間間隔で1つずつ順番に開始し、1度吐出を開始した前記第N組のノズルは前記所定時間間隔で吐出を継続し、このとき前記第N組のある順番で吐出を開始しようとしたノズルが不吐出であることが検出された場合には、前記画像記録用のノズルに対して回復処理を行うとともに、全ての前記吐出検出用のノズルに対する回復処理を行うことを特徴とするノズル回復方法。
JP2004100904A 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置並びにノズル回復方法 Expired - Fee Related JP4003755B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100904A JP4003755B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置並びにノズル回復方法
US11/092,546 US7524013B2 (en) 2004-03-30 2005-03-29 Image forming apparatus and nozzle restoring method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100904A JP4003755B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置並びにノズル回復方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005280248A JP2005280248A (ja) 2005-10-13
JP4003755B2 true JP4003755B2 (ja) 2007-11-07

Family

ID=35053767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004100904A Expired - Fee Related JP4003755B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置並びにノズル回復方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7524013B2 (ja)
JP (1) JP4003755B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4844174B2 (ja) * 2006-03-06 2011-12-28 富士ゼロックス株式会社 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP4964615B2 (ja) * 2007-02-23 2012-07-04 リコーエレメックス株式会社 液吐出不良検出装置、およびインクジェット記録装置
JP2009190284A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Seiko Epson Corp 液体吐出装置の制御方法、液体吐出装置及び記録装置
JP5042087B2 (ja) * 2008-03-18 2012-10-03 富士フイルム株式会社 液滴吐出ヘッドの制御装置及び制御方法
US8220895B2 (en) 2008-08-13 2012-07-17 Ricoh Elemex Corporation Liquid-discharge-failure detecting apparatus, inkjet recording apparatus, and method of detecting liquid discharge failure
EP2159058B1 (en) 2008-08-13 2010-05-05 Ricoh Elemex Corporation Liquid-Discharge-Failure Detecting Apparatus, Inkjet Recording Apparatus, and Method of Detecting Liquid Discharge Failure
JP5760299B2 (ja) * 2009-05-29 2015-08-05 ブラザー工業株式会社 液滴吐出装置
JP2011207026A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Brother Industries Ltd 記録装置
JP5760911B2 (ja) * 2011-09-30 2015-08-12 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
MX347337B (es) 2011-10-24 2017-04-24 Hewlett Packard Development Co Lp Dispositivo de cabeza de inyección de tinta, dispositivo de expulsión de fluido, y su método.
JP2020040380A (ja) * 2018-09-10 2020-03-19 株式会社リコー 画像記録装置、画像記録方法およびプログラム
CN110681828A (zh) * 2019-09-26 2020-01-14 共享智能铸造产业创新中心有限公司 打印测试纸自动传送装置及测试纸传送方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3235260B2 (ja) 1993-03-19 2001-12-04 富士ゼロックス株式会社 インクジェットヘッド
EP0694400B1 (en) 1994-07-29 2003-01-08 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet head, ink jet head cartridge, ink jet recording apparatus and method for making ink jet head
JPH0839805A (ja) 1994-07-29 1996-02-13 Canon Inc インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置
EP0785072B1 (en) * 1996-01-16 2002-04-17 Canon Kabushiki Kaisha An ink-jet head, an ink-jet-head cartridge, an ink-jet apparatus and an ink-jet recording method used in gradation recording
JP2000190528A (ja) 1998-12-25 2000-07-11 Canon Inc インクジェット記録装置
US6637853B1 (en) * 1999-07-01 2003-10-28 Lexmark International, Inc. Faulty nozzle detection in an ink jet printer by printing test patterns and scanning with a fixed optical sensor
JP3994636B2 (ja) * 2000-06-09 2007-10-24 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
JP3871320B2 (ja) 2001-06-21 2007-01-24 キヤノン株式会社 インクジェット記録ヘッド
JP3848218B2 (ja) 2001-06-21 2006-11-22 キヤノン株式会社 インクジェット記録ヘッド
JP2003054006A (ja) 2001-08-17 2003-02-26 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2003205623A (ja) 2002-01-11 2003-07-22 Konica Corp インクジェットプリンタ
US6722751B2 (en) * 2002-01-30 2004-04-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method to correct for color error caused by malfunctioning ink ejection elements
JP4257163B2 (ja) * 2002-11-12 2009-04-22 セイコーエプソン株式会社 描画装置におけるノズルの異常判別方法および描画装置、並びに電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US20050219285A1 (en) 2005-10-06
US7524013B2 (en) 2009-04-28
JP2005280248A (ja) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007076168A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2007237563A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4003755B2 (ja) 画像形成装置並びにノズル回復方法
JP3909714B2 (ja) インクジェット記録装置及び予備吐出制御方法
US7240983B2 (en) Inkjet recording apparatus and preliminary discharge control method
JP4883677B2 (ja) 液体吐出装置および液体回復方法
JP4719944B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP3903074B2 (ja) 画像形成装置及び液管理方法
JP4743418B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US20050219338A1 (en) Liquid droplet discharge head, liquid droplet discharge device, and image forming apparatus
JP3823991B2 (ja) インクジェット記録装置及び予備吐出制御方法
JP5000903B2 (ja) 画像形成装置
US7438373B2 (en) Liquid droplet ejection apparatus
JP2005271299A (ja) インクジェット記録ヘッド及び画像形成装置
JP4487826B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、及び画像記録方法
JP3791532B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2005271389A (ja) 液滴吐出装置及び方法並びに画像形成装置
JP2005313635A (ja) 打滴制御方法及び液吐出装置
JP4609648B2 (ja) 液滴吐出装置及び画像記録方法
JP3972212B2 (ja) 画像形成装置
JP3969428B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2005271298A (ja) 液滴吐出装置及び方法
JP2005313636A (ja) 打滴制御方法及び液吐出装置
JP2007050672A (ja) 液滴吐出方法および液滴吐出装置
JP4904103B2 (ja) 画像形成装置及び打滴制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051206

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060426

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061027

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees