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JP4099663B2 - 音響再生装置 - Google Patents

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Description

この発明は音響再生装置、特に、BGMとして再生される楽曲の再生装置に関する。
何らかの作業をしている際に流される音楽、いわゆるBGMは、適切な音量であれば、作業の能率を高めたり、疲労や居眠りを防止したりするなどの効果を期待できる。つまり、BGMの音量は、以下のとおりである。
(A) BGMの音量が小さすぎてまったく聞こえないと、あるいはほとんど聞こえないと、BGMを流す意味がない。
(B) 音量が大きすぎると、作業者の意識がBGMに向いてしまい、本来の作業に差し支える。
(C) 音量が適切で明確に意識はされないが、聞いている状態がちょうどいい。
そこで、作業者の脈拍や脳波などの生体情報をデータベース化して平均的な生体情報を求め、この平均的な生体情報と、作業者の現在の生体情報とに基づいてBGMを制御する技術が考えられている。この技術によれば、作業者に適切なBGMを提供することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−244383号公報
ところが、BGMの適切な音量は、作業者によって異なり、しかも、同じ作業者であっても周囲の環境や作業の内容によって異なる。さらに、作業者の意識が集中している対象によっても異なる。このため、適正な音量を見つけることは難しい。
この発明は、このような問題点を解決しようとするものである。
この発明においては、
作業者の生体情報を検出するセンサと、
オーディオ信号を提供する再生手段と、
上記オーディオ信号を再生音として出力するスピーカと、
上記センサの検出した上記生体情報と、上記オーディオ信号との相関を求める相関検出回路と
を有し、
上記相関検出回路の検出出力を上記再生手段にフィードバックして上記スピーカから出力される上記再生音の音量、音質あるいはテンポの少なくとも1つを制御する
ようにした音響再生装置
とするものである。
したがって、BGMとして再生される再生音は、作業者にとって最適なものとなるようにフィードバック制御される。
この発明によれば、作業者、作業環境あるいは作業内容によって、BGMとして適切な音量、適切な音の高低、適切なテンポなどが異なっていても、適切なBGMを提供することができる。また、それらの調整は自動的に行われ、作業の妨げにならない。
1.この発明のアウトライン
人間が音楽を聞くときには、無意識のうちに手足でリズムを取ったり、鼻歌を歌ったり、口ずさんだりすることが多い。そこで、この発明は、そのような点を利用して、BGMのリズム、テンポ、メロディと、作業者の動き、呼吸、発声などのリズム、テンポ、音の高低との一致を検出する。そして、
(1) これらの一致がまったくなければ、上記(A)の状態。
(2) 一致していて動きが大きく、動かす体の部位も多ければ、上記(B)の状態。
(3) 一致しているが、動きがさほど大きくなく、動かす体の部位も多くなければ、上記(C)の状態。
であると判定する。
そして、判定結果が、
(A)の状態のときには、BGMの音量を大きくする。
(B)の状態のときには、BGMの音量を小さくする。
(C)の状態のときには、ちょうどよい音量なので、そのままにする。
のようにBGMの音量、音質などを制御して、常に適切なBGMを実現する。
2−1 第1の実施例
図1および図2はこの発明の一例を示し、図1はその全体を示し、図2はその要部の詳細を示す。なお、この例においては、上記のアウトラインの方法に加えて、
(4) 作業者の頭部の動きや視線がBGMを流しているスピーカにたびたび向かうならば、上記(B)の状態であると判定する。
という処理も併用する場合である。また、それぞれの判定結果に応じて
・BGMのテンポおよび音の高さも制御する。
という処理も行うものである。
図1および図2において、符号10は作業者を示し、この例においては、作業者10は、作業台11に向かうとともに、椅子12に座って作業をしている場合である。
そして、BGMの再生装置40が設けられる。この例においては、BGM用の信号源として例えばCDプレーヤ41が用意されてBGMに適した内容のオーディオ信号が取り出され、このオーディオ信号がイコライザ回路42に供給されてBGMに適した信号に加工され、その後、出力アンプ43を通じてスピーカ44に供給される。
この場合、CDプレーヤ41は、これが再生するオーディオ信号のテンポを変更できるように構成されている。また、イコライザ回路42は、オーディオ信号の全体のレベルを変更できるとともに、中域および高域のレベルを変更できるようにされている。また、スピーカ44は、作業者10のいる部屋、例えば作業者10の前方の壁の上方に設けられている。
そして、作業者10の生体情報を取得するため、作業者10の身体あるいはその周囲には、各種の生体センサ21〜29が設けられている。すなわち、センサ21は、作業者10の身体、手、足、頭部などの位置、向き、動き、視線の方向などを検出するためのもので、この例においてはビデオカメラとされて作業者10のいる部屋の後方の壁などに取り付けられ、作業者10の身体の全体、あるいは手、足、頭部などを撮像するようにされている。
また、センサ22〜25は、作業者10の体、手足、頭部などの動きを振動から検出する振動センサとされている。そして、センサ22および23は、作業者10の身体の各部位の振動および位置を検出するものであり、バンドなどにより作業者10の例えば手および足に装着されている。さらに、センサ24は作業台11に取り付けられ、作業者10の手の動きにより生じる作業台11の振動を検出する。また、センサ25は椅子12に埋め込まれ、作業者10の足の動きにより床に生じる振動を検出する。
さらに、センサ26および27は、作業者10の呼吸を検出するためのものであり、この例においては、伸縮計および圧力センサとされている。そして、伸縮計26は作業者10の胸などにバンドにより装着されて呼吸による胴体の伸縮から呼吸を検出する。また、圧力センサ27は椅子12の背もたれ部などに設けられて作業者10の呼吸によりその身体が背もたれ部に押しつけられたときの圧力から呼吸を検出する。
なお、圧力センサ27として、例えば「特開2001−145605号公報」に記載されているように、気密性および柔軟性を有する袋体の内部に、空気圧センサを収納したものを使用することができる。
また、センサ28は、例えばジャイロセンサとされて作業者10の頭部に装着され、作業者10の頭部の動きおよび向きを検出するようにされている。さらに、センサ29は、作業者10の発する鼻歌などの音声を集音する小型のマイクロフォンであり、作業者10の胸や作業台11などにセットされる。
そして、これらセンサ21〜29の出力信号が制御回路30の生体情報処理回路31に供給される。すなわち、ビデオカメラ21の出力信号が、画像処理回路311に供給され、パターン認識の手法により作業者10の手、足、頭などの位置が検出されるとともに、頭の向きが検出され、これら検出信号が体動処理回路312に供給される。また、振動センサ22〜25の出力信号も体動処理回路312に供給される。
この体動処理回路312は、振動センサ22〜25の出力信号をフィルタ処理することによりノイズ成分を除去して、作業者10の身体の各部位の動きの速さ、大きさ、タイミングなどを検出するとともに、作業台11や椅子12に接している身体の部位の動きの情報を取り出す。また、このとき、画像処理回路311から、作業者10の手、足、頭などの位置情報がリアルタイムで送られてくるので、その時間変化を求めることにより当該部位の動きの情報を取り出す。
さらに、伸縮計26および圧力センサ27の出力信号が呼吸処理回路313に供給され、その出力信号のピーク検出することにより呼吸のタイミングが検出される。また、センサ28の出力信号が視線処理回路314に供給されるとともに、画像処理回路311の出力信号が視線処理回路314に供給され、あらかじめ設定されたスピーカ44の位置情報から、作業者10の顔がスピーカ44の方向を向いているかどうかが検出される。
さらに、マイクロフォン29の出力信号が音声処理回路315に供給され、所定のフィルタ処理を行うことにより、人間の音声の周波数帯域にあたる信号成分が取り出され、そのトーン(ピッチ)の時間変化と、音量のピークのタイミングとを示す信号が取り出される。また、プレーヤ41から出力されるオーディオ信号が音楽情報処理回路316に供給され、そのオーディオ信号に含まれる楽音(BGM)のトーンの時間変化およびリズムが検出される。
そして、これら処理回路312〜316の検出信号が相関検出回路317に供給され、処理回路312〜315の検出信号と、処理回路316の検出信号との相関が以下のようにして検出される。すなわち、処理回路313〜315によって得られた体動、呼吸、音声のリズムおよびタイミングと、音楽情報処理回路316によって得られた楽音のリズムおよびタイミングとを比較することにより相関が検出される。また、これらリズムおよびタイミングが一致する場合には、その強さも検出される。なお、単位時間内に一致が生じている時間の割り合いおよび体動の大きさをもってリズムおよびタイミングの一致の強さとする。
さらに、音声処理回路315によって得られた音声のトーン(ピッチ)と、音楽情報処理回路316によって得られた楽音のトーンとを比較することにより相関が検出されるとともに、一致する場合には、その強さも求められる。ここでも、単位時間内に一致が生じている時間の割り合いおよび音声の大きさをもってピッチの一致の強さとする。また、視線処理回路314の出力信号が、作業者10の顔がスピーカ44に向いていることを示している場合には、単位時間内に向いている時間の割り合いをもって視線の一致の強さとする。
こうして、生体情報処理回路31からは、作業者10の身体の動きとBGMとの相関を示す信号S31が取り出される。そして、この出力信号S31が判別回路32に供給される。
この判別回路32は、信号S31にしたがってプレーヤ41およびイコライザ回路42を以下のように制御するためのものである。すなわち、
(a) 楽音と一致した身体の部位の数(呼吸、音声もそれぞれ1つの部位とする)と、一致の強さとが所定の上限値EHを超える場合には、作業者10の意識が楽音に向いていると判断し、注意の喚起度を下げるように指示する指示信号S32を制御回路33に送る。
(b) 楽音と一致した身体の部位の数と一致の強さとが所定の下限値ELに達していない場合には、作業者10に楽音が聞こえていないと判断し、注意の喚起度を上げるように指示する指示信号S32を制御回路33に送る。
ここで、値EH、ELは、EH>ELであり、楽音と一致した部位の数と、一致の強さとが、上限値EH以下で、かつ、下限値EL以上の場合、現在の制御状態を変更しないで、続行させるものとする。
そして、制御回路33は、指示信号S32が注意の喚起度を下げるように指示している場合には、プレーヤ41が、再生しているオーディオ信号のテンポを遅くし、イコライザ回路42が、オーディオ信号の全体のレベルを下げるとともに、刺激的な音響成分の多いとされる中域および高域のレベルを下げて低域のレベルを相対的に上げるように、プレーヤ41およびイコライザ回路42を制御する。
また、制御信号S32が注意の喚起度を上げるように指示している場合には、プレーヤ41が、再生しているオーディオ信号のテンポを速くし、イコライザ回路42が、オーディオ信号の全体のレベルを上げるとともに、中域および高域のレベルを上げて低域のレベルを相対的に下げるように、プレーヤ41およびイコライザ回路42を制御する。
したがって、スピーカ44から再生される楽曲のテンポ、音量、音質は、作業者10の楽曲に対する注意度に対応してフィードバック制御されることになり、その結果、スピーカ44から再生される楽音は(C)項の状態、すなわち、BGMとして適切なものとなる。
こうして、このBGM再生装置によれば、作業者10にBGMを提供することができるが、この場合、作業者10の生体情報のうち、身体の動きや呼吸、鼻歌などのリズム、テンポ、高低と、BGMのリズム、テンポ、高低との相関を求め、作業者の意識がどの程度BGMに向いているかを検出している。また、作業者10の生体情報のうち、頭や視線の方向と、BGMの音源であるスピーカ44の方向との一致の強さを調べることにより、BGMに対する作業者10の意識を検出している。
そして、そのような検出結果にしたがって、スピーカ44から出力されるBGM、聞いてはいるが意識が引きつけられない程度のちょうどよい楽曲にフィードバック制御しているので、作業者10、作業環境あるいは作業内容によって、BGMとして適切な音量、適切な音の高低、適切なテンポなどが異なっていても、適切なBGMとすることができる。また、作業中には、BGMの音量の調整など本来の作業を中断することはできるだけ避けたいが、上述のBGM再生装置によれば、それらの調整は自動的に行われるので、作業の妨げにならずに、適切なBGMとすることができる。
さらに、BGMの他にもさまざまなものが作業者10の生体情報に影響を与えるが、それらの影響を排除してBGMのみの影響を知ることができ、的確なBGMに制御することができる。また、BGMの音量が大きすぎる場合の問題点は、作業者10の意識がBGMの音源の方向に向いてしまい、本来の作業から離れてしまうことであるが、上述のBGM再生装置によれば、作業者10のBGM への意識の集中自体を検出してBGMを制御しているので、作業者10の意識がBGMに集中することを的確に防ぐことができる。
2−2 第2の実施例
この例においては、作業者10の生体情報にしたがってBGMの内容を切り換えるようにした場合であり、図3はその要部の詳細を示す。なお、全体の構成は例えば図1に示すとおりとされる。
そして、この例においては、BGM用の信号源41がHDDとされるとともに、このHDD41には、音楽ライブラリとしてBGM用の多数の楽曲のオーディオ信号が用意される。また、HDD41には、各楽曲のオーディオ信号ごとに、その楽曲が作業者10の注意を喚起する度合いを数値化したデータが用意されている。ここで、楽曲が注意を喚起する度合いは、あらかじめある程度の人数の被験者(作業者)に各種の楽曲を聞かせ、その場合の各楽曲に対する生体情報処理回路31の出力信号をデータベース化したものとすることができる。
そして、上述のように生体情報処理回路31からは、作業者10の身体の動きとBGMとの相関を示す信号S31が取り出され、この信号S31が指示部32により指示信号S32とされて制御回路33に供給され、HDD41に記録されている各楽曲のオーディオ信号が制御回路33により選択的に取り出される。
すなわち、指示信号S32が注意の喚起度を下げるように指示している場合には、HDD41の音源ライブラリの中から、現在再生中の楽曲のオーディオ信号よりも注意の喚起度の低い楽曲のオーディオ信号を選択する。逆に注意の喚起度を上げるように指示している場合にHDD41の音源ライブラリの中から、現在再生中の楽曲のオーディオ信号よりも注意の喚起度の高い楽曲のオーディオ信号を選択する。なお、このとき、再生中の楽曲から、選択された楽曲への切り換えは、いわゆるクロスフェード(一方の音を次第に小さくしていくとともに、他方の音を次第に大きくしていく)とすることが好ましい。
そして、HDD41から再生されたオーディオ信号がD/Aコンバータ回路45に供給されてアナログ信号にD/A変換されてから出力アンプ43を通じてスピーカ44に供給される。
したがって、スピーカ44から再生される楽曲は、作業者10のBGMに対する注意度に対応してフィードバック制御されることになるので、スピーカ44から再生される楽音は(C)項に示すように、BGMとして適切なものとなる。
3 その他
上述において、BGM用の信号源41を、専用回線やネットワークを通じた多チャンネルの音楽配信システム、CDチェンジャなどとすることもできる。また、第1の実施例においては、BGMの音量、音質およびテンポを制御したが、これらのうちのどれかひとつ、あるいはどれか2つの組み合わせて制御することもできる。さらに、第1および第2の実施例を組み合わせることもできる。
また、複数の作業者を対象とする場合には、各作業者をブースにより区切り、BGM再生装置の全体を、各作業者に共通の共用部分と、各作業者ごとの個人ブース部分とに分ける。そして、第1の実施例については、共用部分には、プレーヤ41を設け、個人ブース部分には、制御回路30と、イコライザ回路42〜スピーカ44とを設ければよい。ただし、この場合には、BGMのテンポは制御しない。
さらに、第2の実施例については、共用部分には、HDD41および多チャンネルの配信手段を設け、個人ブース部分には、制御装置30と、配信された音楽データ受信装置と、アンプ43と、スピーカ44とを設け、多チャンネルで配信される楽曲のうち、注意の喚起度に基づいた楽曲を選択して各作業者のブースに供給すればよい。
また、多チャンネルで配信された楽曲のうち、注意の喚起度にしたがって楽曲を選択し、その選択した楽曲の音量および音質を制御することもできる。さらに、スピーカ44を複数個配置するとともに、それらのスピーカ44に供給されるオーディオ信号をDSPなどにより補正することにより、BGMとして再生される音像の位置を適切な位置に制御することもできる。また、エコーないし残響成分を制御することもできる。
〔特許請求の範囲および明細書で使用している略語の一覧〕
BGM:Background Music
CD :Compact Disc
D/A:Digital to Analog
DSP:Digital Signal Processor
HDD:Hard Disk Drive
この発明の全体の一形態を示す図である。 この発明の要部の一形態を示す系統図である。 この発明の要部の他の形態を示す系統図である。
符号の説明
10…作業者、21〜29…センサ、30…制御装置、31…生体情報処理回路、32…判別回路、33…制御回路、40…再生装置、41…信号源、42…イコライザ回路、43…出力アンプ、44…スピーカ、311…画像処理回路、312…体動処理回路、313…呼吸処理回路、314…視線処理回路、315…音声処理回路、316…音楽情報処理回路

Claims (4)

  1. 作業者の生体情報を検出するセンサと、
    オーディオ信号を提供する再生手段と、
    上記オーディオ信号を再生音として出力するスピーカと、
    上記センサの検出した上記生体情報と、上記オーディオ信号との相関を求める相関検出回路と
    を有し、
    上記相関検出回路の検出出力を上記再生手段にフィードバックして上記スピーカから出力される上記再生音の音量、音質あるいはテンポの少なくとも1つを制御する
    ようにした音響再生装置。
  2. 作業者の生体情報を検出するセンサと、
    複数のオーディオ信号のうちの1つのオーディオ信号を選択して提供する再生手段と、
    上記選択されたオーディオ信号を再生音として出力するスピーカと、
    上記センサの検出した上記生体情報と、上記選択されたオーディオ信号との相関を求める相関検出回路と
    を有し、
    上記相関検出回路の検出出力を上記再生手段にフィードバックして上記スピーカに供給されるオーディオ信号を、上記複数のオーディオ信号の中から選択する
    ようにした音響再生装置。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載の音響再生装置において、
    上記センサが、
    上記作業者を撮像してその身体の動きや位置を検出するビデオカメラと、
    上記作業者の身体の動きを振動から検出する振動センサと、
    上記作業者の呼吸を検出する伸縮計と、
    上記作業者の呼吸を検出する圧力センサと、
    上記作業者の頭部の動きおよび向きを検出するセンサと、
    上記作業者の発する音声を検出するマイクロフォンと
    のいずれか、あるいはすべてを含む
    ようにしたBGM再生装置。
  4. 請求項1、請求項2あるいは請求項3に記載の音響再生装置において、
    上記再生手段が、上記スピーカから出力される再生音の音量あるいは音質を変更するイコライザ回路を
    有する音響再生装置。
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