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JP4096189B2 - クラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法 - Google Patents

クラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法 Download PDF

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Description

本発明は、板材の形状制御を高精度に行うためのクラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法に関する。
クラスタ圧延機は、厚さが数μm〜20μm程度の薄い板材を圧延するための圧延機であって、1対のワークロールと2対以上のバックアップロールとを有する多段式圧延機である。かかるクラスタ圧延機のワークロールは、大径のワークロールでは弾性変形してしまって薄い板材を圧延できないため、例えば、直径が50mm、幅が1000mmと細長い形状をしている。したがって、ワークロールに撓みが生じやすいという問題がある。そこで、その撓みを解消するために、2対以上のバックアップロールでワークロールをサポートしている(特許文献1及び2参照)。
また、薄い板材を圧延するには、製品の板形状精度が高度に要求されるため、クラスタ圧延機にはロールクラウンの制御機構が設けられている。
例えば、図4に示す特許文献1に記載のクラスタ圧延機では、中央のバックアップロール40を軸方向に分割した分割ロールを採用している。前記分割ロール(中央のバックアップロール40)は、各ロールがサドル41により遊転自在に支持され、サドル41を独立して上下方向に移動可能とすることによって、クラウン調整可能となっている。なお、図4において、42は第2中間ロール、43は第2中間ロール端部の外周面、44は左右両側に配置されたバックアップロール、45は左右両側に配置されたバックアップロールの軸受である。
また、図示しないが、特許文献2に記載のクラスタ圧延機では、ロール内に圧力室を設けて、媒体加圧ユニットにより圧力室に高圧の媒体を供給し、ロールのクラウン量を制御するようになっている。
特開平5−92202号公報
特公昭60−36322号公報
しかし、上述したクラスタ圧延機のロールクラウン制御機構では、以下のような問題があった。
(1)分割ロールでは、各ロールに独立して上下方向に移動可能な分割サドルが設置されているため、構造が複雑であり、保守や点検作業に多大な労力と時間を要していた。
(2)膨張・収縮可能なロールだけでは、クラウン制御のパターンが少なく、形状制御が不十分であった。特に、板材の幅方向の端部ではそれが顕著であった。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、簡易な構造でクラウン制御パターンを増やし、板材の形状制御を高精度に行うことができるクラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法を提供することにある。
参考例によれば、1対のワークロールと2対以上のバックアップロールとを有するクラスタ圧延機において、前記バックアップロールのうち少なくとも1本を径方向に膨張又は収縮可能に構成するとともに、前記ワークロールにベンディング装置を設置した、ことを特徴とするクラスタ圧延機が提供される。
上記参考例の構成によれば、バックアップロールに膨張・収縮ロールを採用するとともに、ワークロールにベンディング装置を設けているので、板材の幅方向中央部を膨張・収縮ロールで形状制御することができ、板材の幅方向端部をベンディング装置で形状制御することができる。
また、参考例では、前記ワークロールに駆動トルクを与える駆動装置が前記バックアップロールに接続されている。この構成により、ワークロールに駆動装置を設ける必要がなく、ねじりモーメントがかからないので、その分だけ耐曲げ荷重を増やすことができ、ワークロールのネック強度を高めることができる。すなわち、ワークロールに負荷するベンディング力を高めることができ、板材の形状制御に幅を持たせることができる。
また、参考例では、前記ワークロールを冷却又は加熱するクーラント装置が設置されている。この構成により、ワークロールのクラウン制御手段を増やすことができ、より高精度な板材の形状制御を行うことができる。
また、本発明によれば、1対のワークロールと2対以上のバックアップロールとを有するクラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法において、前記バックアップロールのうち少なくとも1本を径方向に膨張又は収縮させることによって板材中央部のクラウン制御を行い、前記ワークロールに設置されたベンディング装置により板材両端部のクラウン制御を行う、ことを特徴とする板材の圧延方法が提供される。
上記本発明の構成によれば、板材の幅方向中央部を膨張・収縮ロールで形状制御し、板材の幅方向端部をベンディング装置で形状制御することによって、2パターン以上のクラウン制御を行うことができる。
(1)上記参考例によれば、構造が簡易であり、保守や点検作業が容易である。
(2)本発明によれば、2パターン以上のクラウン制御が可能となり、板材の形状制御を高精度に行うことができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1はクラスタ圧延機の正面図であり、図3は図1におけるA−A矢視図である。これらの図に示すように、クラスタ圧延機は、1対のワークロール1a,1bと、2対のバックアップロール2a,2b,3a,3bとを有し、1本のバックアップロール2aを径方向に膨張又は収縮可能に構成するとともに、ワークロール1a,1bの端部にベンディング装置4を設置し、更にワークロール1a,1bを冷却又は加熱するクーラント装置5を設置したものである。なお、図1及び図3において、各ロールの軸受、圧延機の支持部材の図は省略してある。
膨張・収縮ロールであるバックアップロール2aは、内部に圧力室7を有し、圧力室7には外部の油圧源から導管8を経由して高圧の油が供給されるようになっている。圧力室7はバックアップロール2aと略同心円状に形成された筒形状の空間で、径方向外方に膨張又は収縮するようになっている。導管8はロール端部からロール内に挿通され、ロールの略中央部で分岐して圧力室7に均等に油圧を供給するようになっている。油圧源は図示しない制御装置に接続されており、圧力室7に供給する油圧を加減することによってロールクラウン制御を行う。また、図示しないが、圧力室7内に先端がテーパ状に形成されたピストンを設置して、このピストンに油圧を供給することによって先端部をスライドさせ、バックアップロール2aの外周面を膨張・収縮させるようにしてもよい。
このような膨張・収縮ロールを採用することによって、従来の分割ロールを採用したクラスタ圧延機に比して、構造が簡易であり、保守や点検作業が容易となる。なお、ここでは、バックアップロール2aのみが膨張・収縮ロールである場合について説明したが、バックアップロール2a,2bを膨張・収縮ロールとしてもよいし、全てのバックアップロールを膨張・収縮ロールとしてもよい。
ベンディング装置4は、ワークロール1a,1bの端部に接続された液圧シリンダであって、この液圧シリンダに供給する液圧を制御することによりロールベンドを調節するようになっている。バックアップロール2aの膨張・収縮では、主にロールの幅方向中央部をクラウン制御するのに適しているが、このベンディング装置4は、主にロールの幅方向両端部をクラウン制御するのに適している。
クーラント装置5は、図3に示すように、板材進行方向の上流側に設置されており、クーラント・ノズルと、各ノズルに冷水又は温水を供給するクーラント・ヘッダとから構成されている。このクーラント装置5によって、ワークロール1a,1bを冷却又は加熱することによって、ワークロール1a,1bのロールクラウン制御を行うことができる。
また、クラスタ圧延機を、バックアップロール駆動式とすることが好ましい。バックアップロール駆動式とすれば、ワークロールに駆動装置を設ける必要がなく、ねじりモーメントがかからないので、その分だけ耐曲げ荷重を増やすことができ、ワークロールのネック強度を高めることができる。すなわち、ワークロールに負荷するベンディング力を高めることができ、板材の形状制御に幅を持たせることができる。具体的には、駆動装置6は、ユニバーサルジョイント9,スピンドル10を介してバックアップロール2a,2bに接続されている。この駆動装置6は別のバックアップロール3a,3bに接続するようにしてもよい。
図2は、上述のクラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法の説明図である。なお、図2では、説明の便宜上ワークロール1aとバックアップロール2aのみを図示している。上述のクラスタ圧延機は、厚さが数μm〜20μm程度の薄い板材を圧延するものであって、大径のワークロールでは弾性変形が生じて十分な圧延ができないため、小径のワークロールが用いられる。小径のワークロールの場合には、撓みが生じ易いため、2対以上のバックアップロールでワークロールをサポートしている(図3参照)。
図1及び図3に示したクラスタ圧延機で板材を圧延する場合、所望の薄さの圧延するために、ロールクラウン制御を行う必要がある。圧延しようとする板材の幅方向中央部が所望の板厚よりも厚い場合には、油圧源より圧力室7に油を供給することによって、バックアップロール2aの外形を径方向外方に膨張させる。それによって、ワークロール1aの中央部が板材を下のワークロールに押し付ける方向に変形する。しかし、それだけではロール端部の形状制御が十分でないため、本発明では、ベンディング装置4によって、図のFで示した方向に力を加えることによって、ワークロール1aの両端部をバックアップロール2aに押し付けるようにする。これによって、ワークロール1aのロールクラウン制御を十分に行うことができ、板材を所望の板厚に圧延することができる。すなわち、本発明の板材の圧延方法によれば、2パターン以上のクラウン制御が可能となり、板材の形状制御を高精度に行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である
ラスタ圧延機の正面図である。 図1のクラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法の説明図である。 図1におけるA−A矢視図である。 従来のクラスタ圧延機を示す図である。
符号の説明
1a,1b ワークロール
2a,2b,3a,3b バックアップロール
4 ベンディング装置
5 クーラント装置
6 駆動装置
7 圧力室
8 導管
9 ユニバーサルジョイント
10 スピンドル
40 バックアップロール(分割ロール)
41 サドル
42 第2中間ロール
43 第2中間ロール端部の外周面
44 左右両側に配置されたバックアップロール
45 左右両側に配置されたバックアップロールの軸受

Claims (3)

  1. 1対のワークロールと2対以上のバックアップロールとを有するクラスタ圧延機を用いた板材の圧延方法において、
    前記バックアップロールのうち少なくとも1本を径方向に膨張又は収縮させることによって板材中央部のクラウン制御を行い、
    前記ワークロールに設置されたベンディング装置により板材両端部のクラウン制御を行う、ことを特徴とする板材の圧延方法。
  2. 前記ワークロールをクーラント装置により冷却又は加熱することで、前記ワークロールのロールクラウン制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の板材の圧延方法。
  3. 前記バックアップロールに接続された駆動装置により、前記バックアップロールに駆動トルクを与える、ことを特徴とする請求項1または2に記載の板材の圧延方法。
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