JP4085170B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置に係り、特に薄膜トランジスタ(TFT)方式等のアクティブマトリックス型液晶表示装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置、特に液晶の上下基板間の液晶間隙(ギャップ)に横電界を印加するインプレーンスイッチング(IPS)モードの液晶ディスプレイは、高い画質に対する要求を満たすことが可能な表示方式であることが認められており、その画質の更なる改善に向けてさまざまな改良がなされてきた。
【0003】
IPSモードの液晶表示装置の一例は、絶縁膜を挟んだ2層の金属電極間に発生する横電界により液晶をスイッチングする方式である。このような構造の欠点として、TN方式の表示装置に比べ、画素開口率を大きくすることが困難で、光利用効率が低いという欠点がある。これを補うために、バックライト輝度を増大させねばならないため、LCDモジュール全体としてノートブックタイプのパーソナルコンピュータや携帯端末に要求されるような低消費電力化は困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
IPS型液晶表示装置では開口率が低く、高開口率化すなわち高透過率化が必要という課題がある。そして発明者の検討の結果、櫛歯電極を構成する画素電極及び共通電極以外の電界発生源としてのゲート配線も完全にシールドすることが、電界回り込みによる画質の不均一性の低減や光漏れによるコントラスト比の低下を防ぐために望ましいことが判明した。
【0005】
さらにIPS型液晶表示装置では、櫛歯電極間の容量すなわち液晶容量が平面状電極が液晶層を介して対向するTN液晶表示装置に比べて小さいので、電位変動による表示品位の低下を防ぐには大きい保持容量が必要であり、このために保持容量を大きくすると開口率が低下すると言う課題があることが判明した。
【0006】
本願の利点の一つは上記課題を解決し、画像表示に誤動作を与えるゲート配線のシールドを改善し、表示品質が高くさらに開口率を向上し明るい液晶表示装置を提供することである。本願の他の利点および解決する課題は、本願明細書において明らかとなるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による課題を解決するための手段の主な例を挙げると、以下のようになる。
【0008】
(手段1)
液晶層を介して対向配置された第1の基板と第2の基板を有し、前記第1の基板上に複数のゲート配線と、前記複数のゲート配線とマトリクス状に交差する複数のドレイン配線と、前記ゲート配線とドレイン配線のそれぞれの交点に対応して形成された薄膜トランジスタを有し、隣接するゲート配線とドレイン配線とで囲まれる領域で画素が構成される横電界方式の液晶表示装置において、前記第1の基板には半導体層と、該半導体層上に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜上に形成されたゲート配線と、ゲート配線上に第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に形成されたドレイン配線と、ドレイン配線上に形成された第3の絶縁膜と、第3の絶縁膜上に形成された共通電極あるいは共通電極配線を有し、前記半導体層は、前記隣接するゲート配線のうちの該半導体層が接続された薄膜トランジスタが形成されたゲート配線とは別のゲート配線の下部に第1絶縁膜を介して形成された領域を有するように構成する。
【0009】
(手段2)
手段1において、前記ゲート配線は、前記ゲート配線の下部に第1絶縁膜を介して形成された前記半導体層を有し、前記ゲート配線の上部に少なくとも前記第2絶縁膜を介して形成された電極を有するように構成する。
【0010】
(手段3)
手段2において、前記電極が前記第2絶縁膜を介して形成された金属電極であることを特徴とする。
【0011】
(手段4)
手段2あるいは3において、前記ゲート配線の下部に前記第1の絶縁膜を介して形成された半導体層と、前記ゲート配線の上部に少なくとも前記第2の絶縁膜を介して形成された前記電極とにより、前記ゲート配線からの漏洩電界に対するシールド電極を構成していることを特徴とする。
【0012】
(手段5)
手段2ないし4のいずれかにおいて、前記ゲート配線の少なくとも端部が、前記少なくとも前記第2絶縁膜を介して形成された電極と前記共通電極とで平面的に被覆されていることを特徴とする。
【0013】
(手段6)
手段1ないし5のいずれかにおいて、前記第3の絶縁膜が有機膜であることを特徴とする。
【0014】
(手段7)
手段1ないし6のいずれかにおいて、前記第3の絶縁膜上に被覆された共通電極は透明電極であることを特徴とする。
【0015】
(手段8)
手段4において、前記シールドを構成する電極に挟まれた絶縁膜は、前記薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と、前記ゲート配線と前記ドレイン配線とを分離する層間絶縁膜の積層膜であることを特徴とする。
【0016】
(手段9)
液晶層を介して対向配置された第1の基板と第2の基板を有し、前記第1の基板上には複数のゲート配線と、複数の保持容量配線と、前記複数のゲート配線とマトリクス状に交差する複数のドレイン配線と、前記ゲート配線とドレイン配線のそれぞれの交点に対応して形成された薄膜トランジスタを有し、隣接するゲート配線とドレイン配線とで囲まれる領域で画素が構成される横電界方式の液晶表示装置において、前記第1の基板には半導体層と、該半導体層上に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜上に形成されたゲート配線と、ゲート配線上に形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に形成されたドレイン配線と、ドレイン配線上に形成された第3の絶縁膜と、第3の絶縁膜上に形成された共通電極を有し、前記ドレイン配線の下部に前記ドレイン配線延在方向に延在する前記保持容量配線を有し、前記ドレイン配線の上部に前記ドレイン配線延在方向に延在する前記共通電極を有するように構成する。
【0017】
(手段10)
手段9において、前記半導体層は前記ドレイン配線の下部に延在し、該半導体層は前記ドレイン配線延在方向に延在する前記保持容量配線の下部に延在して保持容量を形成する領域を有することを特徴とする。
【0018】
(手段11)
手段10において、前記半導体層は、前記隣接するゲート配線のうちの該半導体層が接続された薄膜トランジスタが形成されたゲート配線とは別のゲート配線の下部に第1絶縁膜を介して形成された領域を有し、該半導体層はゲート配線に対しては漏洩電界のシールド電極を構成し、ドレイン配線に下部に延在する保持容量配線に対しては保持容量を構成していることを特徴とする。
【0019】
(手段12)
手段9ないし11のいずれかにおいて、前記保持容量配線と前記共通電極は表示領域外で接続され同電位が与えられていることを特徴とする。
【0020】
(手段13)
手段1ないし12のいずれかにおいて、前記薄膜トランジスタの半導体層はポリシリコンで構成されていることを特徴とする。
【0021】
本発明の更なる手段は、以下の発明の実施の形態の中で明らかとなるであろう。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴を示す代表的な構造を、以下実施例により説明する。
【0023】
(実施例1)
図1〜図3は本発明の一実施例の液晶表示装置に係る画素の平面図および断面図である。図2、図3はそれぞれ図1における2-2’、3-3’として一点鎖線で示した切断線での断面を示す。図面では切断部を分かりやすくするため、数字を○で囲い切断部を示している。なお図は説明用に要部を記載した物であり、配向膜は図からは省略している図もある。また対向基板側の構成も省略している図もある。以下、順を追って示す。
【0024】
図1は画素の模式平面パターンを示す。隣接するゲート配線GL、隣接するドレイン配線DLに囲まれて1画素を構成する。ゲート配線GLは半導体層がポリシリコンPSIで構成されたTFTのゲート電極としても作用し、TFTをオン/オフさせる電圧を供給する。ドレイン線はポリシリコンPSIへの電流を供給する。すなわち前記ゲート電圧GLがオン電圧を供給したタイミングで印加された映像電圧(ドレイン電圧)を1画素の液晶容量、保持容量に給電し、結果的に、前段のゲート配線の下部まで引き出された低温ポリシリコンPSI、金属画素電極SPM及びこれに連結された透明画素電極SPTの電位が映像電位となる。
【0025】
前記電流の流れはドレイン配線DLから第1のコンタクトホールCNT1を通じてポリシリコンPSIに繋がり、このポリシリコン中の電流は、前段のゲート配線GL近傍の第2のコンタクトホールCNT2を通じて、金属画素電極SPMに流れる。ポリシリコンPSIは透明画素電極SPTの下部を延在し、ゲート線方向に延び、前段のゲート配線GLの下部に埋設される。ここで、前記金属画素電極SPMは第2のコンタクトホールCNT2と接続され、前段のゲート配線をその上部から被覆する。
【0026】
一方、有機絶縁膜上の透明画素電極SPTは、前記金属画素電極SPM上に開けられた第3のコンタクトホールCNT3を介して、金属画素電極SPMと接続されて、1画素内をコの字の平面形状の配置となる。
【0027】
画素電極と共に液晶容量の端子電極を構成するもう一方の電極の共通電極電位は以下の経路を持ち印加される。ゲート配線GLの端部及びドレイン配線DL上を低誘電率の絶縁膜を介してその上部に上記配線をシールドするように透明共通電極配線CLTを配置する。透明共通電極配線CLTは画素内へ分岐し、画素電極SPTと共に液晶を駆動する共通電極の役割を果す。このように、透明共通電極配線CLTは、ゲート配線GL、ドレイン配線DLを被覆するように、メッシュ状に配置され、画面周辺領域で金属の低抵抗の配線(図示されていない)と接続結線されている。この低抵抗配線は共通電位のバスラインとして働くものである。
【0028】
IPS液晶表示装置では図1の透明共通電極CLTと透明画素電極SPT間の横電界で規定される値が液晶容量であるため、その値は対向する上下基板間それぞれに配置された電極間で液晶容量を規定するTN方式などの縦電界方式の液晶表示装置に比べて半分以下である。このため、一方の基板に共通電極と画素電極の双方を有する横電界方式においてのみ、透明共通電極配線CLTの配線抵抗仕様は、インジュウム・スズ・酸化物(ITO)のような抵抗値が高い透明電極材料を用いても配線遅延が小さくでき、良質の画質が選られる。むろん、透明電極材料であればインジュウム・亜鉛・酸化物(IZO)、インジュウム・スズ・亜鉛、酸化物(ITZO)等でもよい。
【0029】
この共通電極及び共通電極配線の電位は、例えばフレーム毎に交流化される画素電位のほぼ中点電位が設定される(図12で再度詳細を説明する)。この画素電極電位と共通電極電位により液晶容量が構成されると共に、この電位間の電位差により電界を液晶層内に生じせしめ、前記ドレイン配線DLから供給された映像電圧と前記共通電圧で映像を表示する。一方、保持容量の電位は前記画素電極電位とゲート配線が走査される前段のゲート配線との間で形成される。ゲート配線の電位は前段のゲート配線の電位が走査された後、該当する画素を駆動するTFTのゲート配線が走査される際は、安定した一定電位に保たれており、保持容量を構成する電極となる。
【0030】
図1における主な透過部は2-2’線にそった4つの開口部である。以下、各部の構成を断面図を用いて詳細に説明する。図2は図1の2-2’線に沿った断面図であり、隣接するドレイン線DL間の1画素領域を横切る部分である。歪点約670℃の無アルカリTFTガラス基板GLS1上に膜厚50nmのSi3N4膜と膜厚120nmのSiO2膜からなる下地絶縁膜ULSが形成されている。下地絶縁膜ULSはTFTガラス基板GLS1からのNa等の不純物の拡散を防止する役割を持つ。下地絶縁膜ULS上には、SiO2からなるゲート絶縁膜GIが成膜されている。ゲート絶縁膜上には画素電位を給電する低温ポリシリコンPSIが配置されている。
【0031】
上記を覆うようにSiO2からなる層間絶縁膜ILIが形成され。層間絶縁膜ILI上にはTi/Al/Tiのように3層金属膜よりなるドレイン配線DLが形成されている。
【0032】
その上層には膜厚200nmのSi3N4からなる保護絶縁膜PASと膜厚2μmのアクリル系樹脂を主成分とする有機保護膜FPASにより被覆されている。有機保護膜FPAS上では、まずドレイン配線DLの幅より広く、インジウム‐スズ酸化物(ITO)よりなる透明共通電極配線CLTが形成されている。同一工程、同一材料で作製されたITOからなる透明画素電極SPTも前記有機絶縁膜FPAS上に形成されている。
【0033】
上記説明中、配線材料は特に限定する物ではない。
【0034】
主な透過領域は(1)ドレイン線DL上の透明共通電極CLTと、図1の平面図において低温ポリシリコンPSIを被覆するように配置された透明画素電極SPT間、(2)前記透明画素電極SPTとゲート配線GL上側から上下に延びた透明共通電極配線CLTの間、(3)前記透明共通電極CLTと透明画素電極SPTとの間、(4)前記透明画素電極SPTとドレイン配線DL上の透明共通電極配線CLTの間の4つの領域である。上記透明画素電極SPT、透明共通電極CLTが液晶を駆動する電極である。
【0035】
一方、液晶LCを封止する対向の基板はカラーフィルタ(CF)基板GLS2である。CFガラス基板GLS2は、液晶側に色表示を行う顔料を分散した有機膜材料から構成された色フィルタ(FIL)がその画素毎に割り当てられた色に応じて、青(B)、赤(R)、緑(G)の透過光を表現する色フィルタ(赤ではFIL(R))となっている。その内側には有機材料からなるオーバコート膜OC膜が形成されている。OC膜は無くても良いが、平坦性を向上する目的ではあるほうが望ましい。CF基板GLS2及びTFT基板GLS1の液晶LCに対して接している面には配向膜OLIが印刷されて所定のラビングが施され、初期配向方向を制御している。また上記、CFガラス基板GLS2及びTFTガラス基板GLS1の外側の面にはそれぞれ偏光板POLが貼られる。この偏光板は互いのガラス基板間で偏向軸が直交するいわゆるクロスニコル状態が形成されている。
【0036】
ラビング方向と偏光板の角度の関係を図4に示す。偏光軸の一方PD2はGLと同方向に、他方PD1はGLと直交方向としている。またラビング方向RDは上下基板ともGLと直交する方向とした。これによりノーマリーブラックモードの配置となり、さらに図1のような屈曲形状の画素パターンによりマルチドメイン化を行っている。むろん、非マルチドメインの場合も本願の範疇に含むものであり、その場合でも偏光板配置がクロスニコルになるようにすることが必要である。
【0037】
本断面のCF基板GLS2には、いわゆる、ブラックマトリクスBMが形成されていない。カラーフィルタFILの色のつなぎあわせは、ドレイン配線DLを被覆するように配置された透明共通電極配線CLT上で行う。
【0038】
ドレイン配線DLを被覆する透明共通電極配線CLT幅はドレイン配線幅の少なくとも2倍以上必要である、これは、IPS液晶表示装置が基本的に液晶に共通電極電位と画素電位以外の電界が加わると誤動作するため、そのシールドが必要なためである。ただし、そのシールド幅はゲート配線に対するほど完全である必要はない。これは、図12の駆動で示すように、ドレイン配線の電位は基本的にはその振幅は、画素電極電位の振幅と同程度であり、TFTのゲート配線を駆動するゲート電位より小さいからである。
【0039】
ポジ型の液晶材料を用いたIPS液晶表示装置では透明電極上であっても中央部では光が透過しない。これは幅の広い電極上では横電界がかからず液晶分子が回転しないためである。透明電極の端部からその幅の内部に向かって1.5μm領域はフリンジの横電界がかかり透過する。
【0040】
図3は図1の3-3’の線に沿った断面図である。本断面図は図1において、低温ポリシリコンPSIのTFTとゲート配線GLに対するシールド構造の断面を示す。図3の断面図の左側はTFTの断面である。ドレイン配線DL、金属画素電極SPMをいわゆるドレイン電極、ソース電極とし、ゲート配線GLをゲート電極として、ゲート絶縁膜GIを有するいわゆるMOS型TFTである。ULS上にポリシリコン層PSIがあり、ドレイン配線DLはゲート絶縁膜GI及び層間絶縁膜ILIに開けられた第1のコンタクトホールCNT1、低温ポリシリコンPSIのリンを不純物としてドープされた高濃度n型層PSI(n+)に接続されている。該高濃度n型層PSI(n+)は導電性が高く、擬似的に配線部として働く。一方、TFT部分のゲート配線GL下のPSIはボロンを不純物としてドープされたp型層PSI(p)となっており、いわゆる半導体層として働き、GLにON電位で導通状態、OFF電位で非導通状態となるスイッチング動作を示す。ゲート配線GLにオン電圧が印加された場合、ゲート配線GL下部でゲート絶縁膜GI下部であり、ボロンを不純物としてドープされたp型層PSI(p)のゲート絶縁膜GI界面のポテンシャルが反転してチャネル層が形成され、n型化されTFTにオン電流が流れ、結果的に金属画素電極SPMへ電流が流れ液晶容量及び保持容量が充電される。
【0041】
前段のゲート配線のシールド構造は図3に示すように、前段のゲート配線の下部はゲート絶縁膜GIを介して、n型ポリシリコン層PSI(n+)が自段のTFTから延びて埋設されており、さらに第2のコンタクトホールCNT2を通じて前記次段のゲート配線GL上に層間絶縁膜ILI上に金属画素電極SPMが被覆する構造となっている。前述のように、IPS液晶表示装置は映像の画素電位と共通電極電位以外は誤動作の原因となるので、上記のようにゲート配線GLを画素電位(ソース電位)のn型ポリシリコンPSI(n+)および金属画素電極SPMで上下よりシールドしており誤動作のない高品位の液晶表示装置が実現できる。
【0042】
一方、前記前段のゲート配線は一方の電極をゲート配線、絶縁膜としてゲート絶縁膜GI、層間絶縁膜ILIの積層膜、他方の電極をn型ポリシリコンPSI(n+)、金属画素電極SPMとして保持容量Caddを形成している。金属画素電極SPMはドレイン配線DLと同一工程、材料で構成されている。n型ポリシリコン層PSI(n+)はドレイン配線DLからTFTを経て給電された画素電位を、金属画素電極SPMも、同様に画素電位が与えられている。
【0043】
透明画素電極SPTへの画素電位の給電は、有機保護膜FPAS、SiNの保護膜PASに開けられた第3のコンタクトホールCNT3を通じて、金属画素電極SPMから行われている。透明共通電CLTおよび透明画素電極SPMも、ゲート配線GLの端部一部を被覆してシールド効果を高めている。
【0044】
またゲート配線シールドの平面的様子を図1にて詳述する。ゲート配線からの漏洩電位は、平面的にはかならずゲート電位以外のいずれかの電位によりシールドされている。図1では、透明共通電極CLTおよび金属画素電極SPMが重畳することにより、平面的に完全なシールド状態を実現している。金属画素電極SPM上には透明画素電極SPTが透明共通電極CLTと同層で形成されているため、透明画素電極SPTと透明共通電極CLT間には空間が設けられている。そしてこの空間が、平面的に金属画素電極SPMによりシールドされている。これにより、平面的に完全なシールドが実現している。
【0045】
保持容量Caddは、TFTのポリシリコンPSIに対してTFTガラス基板GLS1側からの表示のバックライトによる光照射で発生する電子、正孔により増加するリーク電流に対して液晶容量で決まる画像表示期間(保持期間)中の電位を保つために設定されている。この値を大きく設定できれば、表示画面上の均一性を極めて良好に保つことができる。
【0046】
本実施例では、従来のようなゲート配線GLと平行に配置された金属の共通電極配線が設置されていない。従って、この画素中央部のコンタクト領域にも透過領域が形成されている。このように、本実施例では透過領域が多くでき、明るい液晶表示装置が提供できる。
【0047】
次に、図3に示すようなNMOS型TFTの製造工程を図5〜図10及び図3を用いて説明する。
【0048】
厚さ0.7mm、サイズ730mm×920mmの歪点約670℃の無アルカリTFTガラス基板GLS1を洗浄後、SiH4とNH3とN2の混合ガスを用いたプラズマCVD法により膜厚50nmのSi3N4膜、続いて、テトラエトキシシランとO2の混合ガスを用いたプラズマCVD法により、膜厚120nmのSiO2膜の積層の下地絶縁膜ULSを形成する。本絶縁膜ULSは多結晶シリコン膜へのTFTガラス基板GLS1からのNa拡散を防止するためである。Si3N4、SiO2ともに形成温度は400℃である。なお、本願では半導体層として多結晶シリコンで代表するが、巨大結晶シリコン、連続粒界シリコン、アモルファスシリコンでもよい。
【0049】
次に、上にSiH4、Arの混合ガスを用いたプラズマCVD法によりほぼ真性(イントリンシック)の水素化非晶質シリコン膜を50nm形成する。成膜温度は400℃で、成膜直後水素量は約5at%である。次に基板を450℃で約30分アニールすることにより、水素化非晶質シリコン膜中の水素を放出させる。アニ−ル後の水素量は約1at%である。
【0050】
次に、波長308nmのエキシマレーザ光LASERを前記非晶質シリコン膜にフルエンス400mJ/cm2、で照射し、非晶質シリコン膜を溶融再結晶化させて、ほぼ真性の多結晶シリコン膜を得る。この時レーザビームは幅0.3mm、長さ200mmの細線状の形状であり、ビームの長手方向とほぼ垂直な方向に基板を10μmピッチで移動しながら照射した。照射時は窒素雰囲気とした。
【0051】
通常のホトリソグラフィ法により所定のレジストパターンを多結晶シリコン膜上に形成しCF4とO2の混合ガスを用いたリアクティブイオンエッチング法により多結晶シリコン膜PSIを所定の形状に加工する(図5)。
【0052】
次に、テトラエトキシシランと酸素の混合ガスを用いたプラズマCVD法により膜厚100nmのSiO2を形成しゲート絶縁膜GIを得る。この時のテトラエトキシシランとO2の混合比は1:50、形成温度は400℃である。引き続きイオン注入法によりよりBイオンを加速電圧33KeV、ドーズ量1E12(cm−2)で打ちこみ、n型TFTのチャネル領域のポリシリコン膜PSI(p)を形成する。さらに、第2のホトレジストパターンPRESを次段のゲート配線の下部シールド電極となるポリシリコン領域PSIに、Pイオンを加速電圧60KeV、ドーズ量1E15(cm−2)で打ちこみ、n型のポリシリコンPSI(n+)を形成する(図6)。
【0053】
次にスパッタリング法により、金属配線、例えばMoあるいはMoW膜を200nm形成後、通常のホトリソグラフィ法により所定のレジストパターンをMo膜上に形成し、混酸を用いたウエットエッチング法によりMo膜を所定の形状に加工し走査配線GLを得る。
【0054】
エッチングに用いたレジストパターンを残したまま、イオン注入法によりPイオンを加速電圧60KeV、ドーズ量1E15(cm−2)で打ちこみ、n型TFTのソース、ドレイン領域PSI(n+)を形成する(図7)。上記でn型TFTのソース、ドレインがn+型の低温ポリシリコン膜PSI(n+)及びp型のチャネル領域のポリシリコン膜PSI(p)ができあがるが、以下のようにp型とn+型の間にPイオン濃度がn+型より少ないn型のLDD領域を作り、TFTのリーク電流を低減することができる(図示していない)。すなわち、エッチングに用いたレジストパターンを除去後、再度イオン注入法によりPイオンを加速電圧65KeV、ドーズ量2E13(cm−2)で打ちこみ、n型TFTのLDD領域を形成する。LDD領域の長さはMoをウエットエッチングしたときのサイドエッチング量で定められる。本実施例の場合約0.8μmである。この長さはMoのオーバーエッチング時間を変化させることで制御できる。
【0055】
このとき、ゲート配線の幅Wgを図6のPRESの開口部より狭くすることで、Caddを構成する領域のゲート配線の下の半導体もn+化することができる。これにより、図7に示すように、Wgの下の部分も低抵抗のn+状態とすることができ、Caddを構成する一方の電極とすることが可能となる。
【0056】
次に、基板にエキシマランプまたはメタルハライドランプの光を照射するラピッドサーマルアニール(RAT)法により打ち込んだ不純物を活性化する。エキシマランプまたはメタルハライドランプ等の紫外光を多く含む光を用いてアニールすることにより、多結晶シリコン層PSIのみを選択的に加熱でき、ガラス基板が加熱されることによるダメージを回避できる。不純物の活性化は、基板収縮や曲がり変形等が問題にならない範囲で、450℃程度以上の温度での熱処理によっても可能である(図7)。
【0057】
次に、テトラエトキシシランと酸素の混合ガスを用いたプラズマCVD法により膜厚500nmのSiO2を形成し層間絶縁膜ILIを得る。この時のテトラエトキシシランとO2の混合比は1:5、形成温度は350℃である。
【0058】
次に、所定のレジストパターンを形成後、混酸を用いたウエットエッチング法により、前記層間絶縁膜に第1のコンタクトスル−ホールCNT1及び図1の平面図の第2のコンタクトホールCNT2を開孔する(図8)。
【0059】
続いて、スパッタリング法により、Tiを50nm、Al−Si合金を500nm、Tiを50nmを順次積層形成した後に所定のレジストパターンを形成し、その後BCl3とCl2の混合ガスを用いたリアクティブイオンエッチング法により一括エッチングし、ドレイン配線DL、金属画素電極SPMを得る(図9)。
【0060】
SiH4とNH3とN2の混合ガスを用いたプラズマCVD法により膜厚300nmのSi3N4膜である保護膜PASを形成し、さらに、スピン塗布法によりアクリル系感光性樹脂を約3.5μmの膜厚で塗布し、所定のマスクを用いて露光、現像して前記アクリル系樹脂にスルーホールを形成する。次に230℃で20分ベークすることで、アクリル樹脂を焼成し、膜厚2.0μmの平坦化有機保護膜FPASを得る。続いて、前記有機保護膜FPASに設けたスルーホールパターンをマスクとして下層のSi3N4膜をCF4を用いたリアクティブイオンエッチング法により加工し、Si3N4膜に第3のコンタクトホールCNT3形成する(図10)。
【0061】
このように有機保護膜FPASをマスクとして用いて下層の絶縁膜を加工することにより、一回のホトリソグラフィ工程で2層の膜をパターニングでき、工程を簡略化できる。
【0062】
最後にスパッタリング法によりITO膜等の透明導電膜を70nm形成し、混酸を用いたウエットエッチングにより所定の形状に加工して透明共通電極配線CLTおよび透明画素電極SPTを形成しアクティブマトリクス基板が完成する(図3)。以上7回のホトリソグラフィ工程で多結晶シリコンTFTが形成される。
【0063】
図11に表示マトリクス部の等価回路とその周辺回路の結線図を示す。図中、DLはドレイン線を意味しDL1、DL2、DL3とその数字が画面左からの画面内のドレイン配線(映像信号線)を意味する、添字R、GおよびBがそれぞれ赤、緑および青画素に対応して付加されている。GLはゲート配線GLを意味し、GL1、GL2、GL3とその数字が画面上部からの画面内のゲート線を意味する。添字1、2、は走査タイミングの順序に従って付加されている。CLX及びCLYは共通電極配線CLTを意味し、CLX1、CLX2とその数字が画面上部からの画面内の横方向の共通電極配線を意味する。一方、CLYは縦方向の共通電極配線を意味し、CLY1、CLY2とその数字が画面上部からの画面内の縦方向の共通電極配線を意味する。上記共通電極配線CLX、CLYは等価回路上は番号をつけたが、実際は図1に示すように透明共通電極CLTでありCLXはゲート配線の端部を被覆し、CLYはドレイン配線DLを被覆する透明電極であり、メッシュ状に配置されている。そうして画面領域外部の共通電極母線CBLに接続されている。
【0064】
ゲート配線GL(添字省略)はガラス基板上の走査回路GSCLに繋がれ、その走査回路への電源あるいはタイミング信号はガラス基板外部のPCB上に形成された電源及びタイミング回路SCCから供給される。上記において低温ポリシリコンTFTで構成されたガラス基板上の走査回路は、冗長性を高めるために1本のゲート線(走査線)に対して左右の右側GSLRからも給電されているが、画面サイズなどに応じて片側から給電しても良い。
【0065】
一方、ドレイン配線DLへの給電はガラス基板上の低温ポリシリコンTFTで構成された信号回路DDCから給電される。信号回路DDCはガラス基板の映像信号回路ICで構成された回路よりの映像データをR、G、Bの色データに応じて分配する機能を持つ。従って、ガラス基板上の信号回路からの接続端子数は画面内のドレイン配線数の三分の一である。
【0066】
また、共通電極配線は、本実施例では、透明共通電極配線CLTである。
この共通配線は、図1で示したように、メッシュ状の画素内で結線となっている。CLX、CLYは、画面の左右、あるいは上下に引き出され、まとめてインピーダンスの低い共通電極母線CBLに結線され、電源及びタイミング回路ICのSCCに結線される。この共通電極は、画面内の画素の共通(コモン)電位を与える。
【0067】
画面内の低温ポリシリコンTFTは、n型のTFTであり、ゲート配線GLにゲート電圧を印加し、そのタイミングでドレイン線DLに給電されたドレイン電圧(データ)を共通電極配線CLTとの間の液晶容量Clcに給電することにより表示を行う。液晶容量Clcの電位を表示期間中に維持する能力を向上するために、保持容量Caddを形成する。CCはドレイン配線DLの断線を検査する低温ポリシリコンTFTで形成した検査回路であり、CPADは検査端子である。
【0068】
図12に本発明の液晶表示装置の駆動波形を示す。共通電極電圧Vcomを直流電圧とした場合の例を示す。ゲート電圧Vgは1ゲート線毎に順次走査し、ドレイン電位Vdに対して、画素の低温ポリシリコンTFTのしきい電圧を更に加算した電圧が印加された際に画素TFTがオン状態になり、図11に示した液晶容量Clcに充電される。上記共通電極電圧Vcom、ゲート電圧Vg、ドレイン電圧Vdはそれぞれ、図11のメッシュ状の共通電極配線を構成する共通電極配線CLT、ゲート配線GL、ドレイン配線DLに印加される。本実施例では、ドレイン電圧Vdは、例えば、ノーマルブラックモードでの液晶表示で白表示を行う場合を示しており、ゲート線は1ライン毎に選択され、そのライン毎に共通電極電圧Vcomに対してプラス、マイナスの極性反転される。画素電位VpはTFTを通じて液晶容量Clcに充電されるが、奇数、偶数フレームで共通電極電位Vcomに対して反転される。特定のアドレスのTFTのゲート配線GLに対して、ゲート配線が選択されVgがVdより大きくなると液晶容量Clcに画像に対応する電位が充電されるが、上記のように次ぎのフレームになり、共通電極電位Vcomに対して反転されたVdが印加されるまで液晶容量Clcの電位は保持されなければならない。この保持率はTFTのオフ(リーク)電流が大きくなると低下する。これを防止するには、図11の等価回路の保持容量Caddを大きく設定する必要がある。
【0069】
(実施例2)
図13は本発明の第2の実施例を示す画素の平面図であり、図14、図15はその図13における14―14’、15―15’として一点鎖線で示した切断線での断面を示す。図面では切断部を分かりやすくするため、数字を○で囲い切断部を示している。
【0070】
図13は実施例1と同様にドレイン配線DLを横切る方向に主な透過部を4つもつIPS方式の画素パターンである。本実施例での実施例1に対する大きな特徴の一つは、1画素の中央付近に共通電位を与える保持容量配線CLがゲート配線GLに平行して配置され、これが1つの画素領域に対して、ドレイン配線DL下部に埋設される状態でH字状に配置されている点である。もう一つはドレイン配線と第1のコンタクトホールCNT1で接続されたポリシリコンPSIが、透明画素電極SPTの下部から保持容量配線CLの下部に埋設され、さらに図面右手側のドレイン配線DLの下部に埋設された保持容量配線CLのさらに下部に埋設されるように延在している点である。
【0071】
前者のH字形状の保持容量配線CLは、実施例1のゲート配線GLに対して上下に挟むシールド構成に加えて、さらにドレイン配線DLに対しても上部は透明共通電極CLT、下部から保持容量配線CLで上下にシールドして表示の誤動作を完全に除去する役割を果す。後者、ドレイン配線DLの下部に保持容量配線CLを設け、さらにその下部にポリシリコンPSIを設ける構造では、該PSIが画素電位となるため、保持容量配線CLとの間に保持容量Cstgを作ることができる。その結果、実施例1に比べて前段のゲート配線GLとの保持容量Caddを減らすことができ、開口率を向上する役割を果す。図14、図15の断面構造でその詳細を示す。
【0072】
図14は図13の平面図の14−14’の断面図であり、隣接するドレイン配線DL間の4つの透過領域に対する断面構造である。実施例1と大きく異なるのはドレイン配線DLの周辺の断面構成である。すなわち、実施例1ではドレイン配線DLはその上部の保護膜PAS及び有機保護膜FPASの積層膜上に透明共通電極CLTを被覆することでシールドしていた。これに対し、図14ではドレイン配線の下部もゲート配線GLと同一工程、材料で構成した保持容量配線CLでシールドしている。保持容量配線CLと透明共通電極CLTは、一例として表示領域外で共に一定電位の共通電位が印加されている。これにより、IPS型液晶表示装置におけるドレイン配線からの透過領域への漏れ電界をシールドして表示品質が向上する。
【0073】
一方、前記ドレイン配線の下部に配置された保持容量配線CLのさらに下部には、n+型ポリシリコン層PSI(n+)が形成されている。この層はTFTからの画素電位が印加されており、保持容量配線CLとゲート絶縁膜GIを介した保持容量Cstgを形成する。これにより、1画素領域内の保持容量Cstgをドレイン配線DLやその上部の透明共通電極CLTの幅を変えずに大きくできる。結果的に図13のゲート配線GLの幅を狭くできるので開口率を大きくできる。
【0074】
図15は図13の15−15’線上の断面図であり、ドレイン配線DLの第1のコンタクトホールCNT1からのTFT、これが画素電位を充電する経路でn+型ポリシリコンPSI(n+)へ至り、最終的にドレイン配線DL下部間で到達する部分である。ドレイン配線DLから第1のコンタクトホールCNT1を経て印加された映像電圧は、TFTのゲート配線GLにオン電圧を印加することでチャネルが形成され、TFTのソース電極に相当するn+型ポリシリコン層PSI(n+)に画素電位を伝達、ゲート配線GLと同一工程、材料で形成された保持容量配線CLとの保持容量Cstgを充電する。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の主に低温ポリシリコンTFTで構成されたIPS表示方式の液晶表示装置により、画像誤動作がなく表示品質が高く、明るい高画質の液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるTFT液晶表示装置の画素の要部平面図である。
【図2】図1の2−2’線線に沿った画素の要部断面図である。
【図3】図1の3−3’線に沿った画素の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施例による偏光板と初期配向方向の関係を説明する図である。
【図5】本発明の一実施例によるTFT液晶表示装置のTFT基板の第1ホト工程後までの製造方法を説明するための断面図である。
【図6】本発明の一実施例によるTFT液晶表示装置のTFT基板の第2ホト工程後までの製造方法を説明するための断面図である。
【図7】本発明の一実施例によるTFT液晶表示装置のTFT基板の第3ホト工程後までの製造方法を説明するための断面図である。
【図8】本発明の一実施例によるTFT液晶表示装置のTFT基板の第4ホト工程後までの製造方法を説明するための断面図である。
【図9】本発明の一実施例によるTFT液晶表示装置のTFT基板の第5ホト工程後までの製造方法を説明するための断面図である。
【図10】本発明の一実施例によるTFT液晶表示装置のTFT基板の第5ホト工程後までの製造方法を説明するための断面図である。
【図11】TFT―LCDの概略の等価回路を表す平面図である。
【図12】TFT―LCDの画素の駆動波形を表すタイミングチャートである。
【図13】本発明の他の実施例によるTFT液晶表示装置の画素の平面図である。
【図14】本発明の他の実施例における隣接するドレイン線間を横切る図13の14−14’に沿った要部断面図である。
【図15】本発明の他の実施例における図13の15−15’に沿った要部断面図である。
【符号の説明】
CL…保持容量配線、CLT…透明共通電極あるいは配線、CPAD…検査パッド、CNT1…ドレイン配線とSiアイランドをつなぐコンタクトホール、CNT2…金属電極とSiアイランドをつなぐコンタクトホール、CNT3…金属電極と透明画素電極をつなぐコンタクトホール、Cadd、Cstg…保持容量、DDC…ガラス基板上のドレイン分割回路、DL…ドレイン配線、CF…カラーフィルタ層、FIL…カラーフィルタ層、FPAS…有機保護膜、GI…ゲート絶縁膜、GL…ゲート配線、GLS1…TFTガラス基板、GLS2…CFガラス基板、IDC…外付けのドレイン回路、ILI…層間絶縁膜、LC…液晶(分子)、OC…カラーフィルタのオーバコート膜、OLI…配向膜、PAS…保護絶縁膜、POL…偏光板、PSI…p−Siアイランド、PSI(p)…p型p−Si半導体層、PSI(n+)…n+型p−Si半導体層、SPB…拡散フィルム、SPC…支柱、SHD…シャーシ、SPM…金属画素電極、SPT…透明画素電極、SSC…電源、コントロール回路、ULS…下地絶縁膜。
Claims (7)
- 液晶層を介して対向配置された第1の基板と第2の基板を有し、
前記第1の基板上に複数のゲート配線と、前記複数のゲート配線とマトリクス状に交差する複数のドレイン配線と、前記ゲート配線とドレイン配線のそれぞれの交点に対応して形成された薄膜トランジスタを有し、隣接するゲート配線とドレイン配線とで囲まれる領域で画素が構成される横電界方式の液晶表示装置において、
前記第1の基板には半導体層と、該半導体層上に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜上に形成されたゲート配線と、ゲート配線上に第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に形成されたドレイン配線と、ドレイン配線上に形成された第3の絶縁膜と、第3の絶縁膜上に形成された共通電極あるいは共通電極配線を有し、
前記半導体層は、前記隣接するゲート配線のうちの該半導体層が接続された薄膜トランジスタが形成された第1のゲート配線とは別の第2のゲート配線の下部に第1の絶縁膜を介して形成された重畳領域を有し、
前記重畳領域において、前記第2のゲート配線の上部に少なくとも前記第2絶縁膜を介して形成された金属からなるシールド電極を有することを特徴とするアクティブマトリックス型液晶表示装置。 - 前記ゲート配線の少なくとも端部が、前記少なくとも前記第3の絶縁膜を介して形成されたシールド電極と前記共通電極とで平面的に被覆されていることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリックス型液晶表示装置。
- 前記第3の絶縁膜が有機膜であることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリックス型液晶表示装置。
- 前記第3の絶縁膜上に被覆された共通電極は透明電極であることを特徴とする請求項1に記載のアクティブマトリックス型液晶表示装置。
- 液晶層を介して対向配置された第1の基板と第2の基板を有し、
前記第1の基板上には複数のゲート配線と、複数の保持容量配線と、前記複数のゲート配線とマトリクス状に交差する複数のドレイン配線と、前記ゲート配線とドレイン配線のそれぞれの交点に対応して形成された薄膜トランジスタを有し、隣接するゲート配線とドレイン配線とで囲まれる領域で画素が構成される横電界方式の液晶表示装置において、
前記第1の基板には半導体層と、該半導体層上に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜上に形成されたゲート配線と、ゲート配線上に形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に形成されたドレイン配線と、ドレイン配線上に形成された第3の絶縁膜と、第3の絶縁膜上に形成された共通電極を有し、
前記ドレイン配線の下部に前記ドレイン配線延在方向に延在する前記保持容量配線を有し、前記ドレイン配線の上部に前記ドレイン配線延在方向に延在する前記共通電極を有し、
前記半導体層は、前記保持容量配線の下部に延在して保持容量を形成する第1の重畳域と、前記隣接するゲート配線のうちの該半導体層が接続された薄膜トランジスタが形成された第1のゲート配線とは別の第2のゲート配線の下部に前記第1の絶縁膜を介して形成された第2の重畳領域を有し、
前記第2の重畳領域において、前記2のゲート配線の上部に少なくとも前記第2絶縁膜を介して形成された金属からなるシールド電極を有することを特徴とするアクティブマトリックス型液晶表示装置。 - 前記保持容量配線と前記共通電極は表示領域外で接続され同電位が与えられていることを特徴とする請求項5に記載のアクティブマトリックス型液晶表示装置。
- 前記薄膜トランジスタの半導体層はポリシリコンで構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のアクティブマトリックス型液晶表示装置。
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