JP4080385B2 - 画像形成装置、給電制御方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却やオゾン空気の除去のためのファンを有する画像形成装置に係り、特に、省エネを考慮した前記ファンを有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
省エネを考慮した画像形成装置として特許文献1に開示された発明が公知である。この発明は、画像メモリに画像データを蓄積しておき、メイン電源の電圧値が所定値以下に低下したときにのみ、バックアップ電池(2次電池)により画像メモリをバックアップし、バックアップ電池の劣化を防止するようにしたものである。
【0003】
また、画像形成装置の待機時消費電力の低減に関するものとして特許文献2あるいは特許文献3に開示された発明も公知である。この発明は、ファンにより機内のオゾンを除去し、あるいは温度上昇の防止するようにしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特許第2885873号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−63011号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2002−40892号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように特許文献1に開示された発明では、メイン電源の電圧値が所定値以下に低下したときにのみ、バックアップ電池(2次電池)により画像メモリをバックアップし、バックアップ電池の劣化を防止し、特許文献2に開示された発明では、ホスト電源がオンである時の省エネモードに移行するようにしている。
【0008】
ところで、最近ではメモリが安価になったことに伴い、大量の画像データをファイル単位でコピー機内のメモリに蓄積させておくようにしたものがある。このような装置や機械では、スキャナ読み込みやブロック出力等消費電力の高い動作を必要としない例えばLANを通じた画像転送動作や夜間時のFAX受信動作等の場合においてはメモリへの蓄積動作を行うだけなので一部のユニットへの電源供給さえあれば良い。また、夜間等殆どマシンを使用しない場合には、極力商用電力を使わないようにすることが望ましい。このような状況下においても高速処理の実現にあたっては、部品の発熱を伴うものも少なくない。そのような電装部品を用いた場合には機内温度上昇を抑える必要が生じる。
【0009】
しかし、前記特許文献3に開示された発明では、ファンにより機内のオゾンを除去し、あるいは機内の温度上昇を防止させる技術が開示されているが、この技術では、商用電源をオフした場合には機内のオゾンを除去し、あるいは機内の温度上昇を防止させることはできなかった。また、省エネモード移行の条件としてオゾン除去や温度上昇等の制約があり、画像形成を行わない状態になっても省エネモードに直ぐに移行することができなかった。
【0010】
また、省エネモード時においては電力を極力少なく、且つ適切な放熱をすることが必要である。基本的に電源を遮断することにより温度は徐々には下がるが、電源を遮断する前にファンによって放熱がされていたものが、ファンが突然止まってしまうと、余熱により一時的に温度上昇が生じる場合もあり、ファンの停止条件の設定も難しいものが合った。
【0011】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、省エネモード時の電力消費を少なくすること、電源オフ直後の余熱が生じている場合においても耐熱温度の低い部品の保全を確保すること、及びオゾン排出を的確に実施することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、電源回路から供給される電源の供給を受け、エンジン部を含む各部の制御を実行し、画像を形成させる画像形成装置において、冷却および/またはオゾン排出のためのファンと、前記ファンの駆動制御を行う制御手段と、前記ファンを駆動するための蓄電手段とを備え、前記制御手段は、電源オフ状態または省エネモード状態以外のときは、前記電源回路から前記ファンの駆動手段に給電してファンの駆動を行い、電源オフ状態または省エネモード状態になったときは、前記蓄電手段から前記ファンの駆動手段に給電してファンの駆動を行い、装置の外装部が開いたときは、前記ファンへの給電を解除することを特徴とする。
【0014】
第2の手段は、第1の手段において、前記蓄電手段の出力先を選択する手段を備え、該当するユニット又は冷却が必要なデバイス部近傍に備え付けられたファンの制御のみ行うことを特徴とする。
【0015】
第3の手段は、第2の手段において、前記ファンは前記デバイスに対して脱着可能に設けられていることを特徴とする。
【0017】
第4の手段は、第1の手段において、前記制御手段が、前記電源回路のDC電源を降圧する降圧手段と、前記DC電源の出力電圧を監視する手段と、前記ファンへの供給電圧を前記圧を降圧手段によって降圧された電源あるいは前記蓄電手段のいずれかに切り換える切り換え手段とを備え、前記監視する手段により前記出力電圧が予め設定した値以下になったときに前記ファンへの供給電圧を前記蓄電手段に切り換えて電源オフ状態または省エネモード状態になることを特徴とする。
【0018】
第5の手段は、第4の手段において、前記蓄電手段に充電する充電手段を備え、前記制御手段は、ファンの動作履歴に基づいて前記蓄電手段への充電の可否を決定することを特徴とする。
【0019】
第6の手段は、電源回路から供給される電源の供給を受け、各部の制御を実行し、画像を形成させる画像形成装置の給電制御方法において、前記画像形成装置は、冷却および/またはオゾン排出のためのファンと前記ファンを駆動するための蓄電手段とを備え、前記画像形成装置で行われる給電制御は、電源オフ状態または省エネモード状態以外のときは前記電源回路から前記ファンの駆動手段に給電してファンを駆動し、電源オフ状態または省エネモード状態になったときは前記蓄電手段から前記ファンの駆動手段に給電してファンを駆動し、装置の外装部が開いたときは、前記ファンへの給電を解除することを特徴とする。
【0020】
第7の手段は、第6の手段において、前記蓄電手段への充電が前記ファンの駆動履歴に基づいて行われることを特徴とする。
【0021】
第8の手段は、コンピュータプログラムに第6または第7の手段に係る画像形成装置の給電制御方法をコンピュータで実行するための手順が含まれていることを特徴とする。
【0022】
第9の手段は、第8の手段に係るコンピュータプログラムがコンピュータによって読み込まれ、実行可能に記録媒体に記録されていることを特徴とする。
【0023】
なお、以下の実施形態において、電源回路はPSU70に、エンジン部はエンジン部20に、各部はスキャナ40、プロッタ、FAX部80、ADF60に、ファンはファン17cに、制御手段は給電制御部17およびCPU15に、選択手段はリレー76に、降圧手段はレギュレータ73に、DC電源の出力電圧を監視する手段は電圧検出IC75に、切り換え手段はCPU15およびリレー76にそれぞれ対応する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0025】
図1は本発明の実施形態に係るMFP(Multi functionPeripheral)と称されるデジタル複合機(画像形成装置)の電気的構成の概略を示すブロック図であり、メインSWがOFFされたときにファンを起動する場合の電源状態の具体例を示すものである。
【0026】
同図において、MFPは、コントローラ部10、エンジン部20、操作部30、スキャナ40、プロッタ50、ADF(Automatic Documennt Feeder)60、PSU(Power Supply Unit)70及びFAX部80から基本的に構成されている。エンジン部20にはスキャナ40とプロッタ50が接続され、コントローラ10には、操作部30、エンジン部20、ADF60、FAX部80が接続され、こららの各部にはコントローラ10を介してPSU70から電源供給されている。
【0027】
コントローラ部10は複合機MFP全体の制御と描画、通信、操作部30からの入力を制御する機能を有し、また、AC電源からDC電源を各ユニットへ給電するPSU70が接続されている。
【0028】
エンジン部20にはスキャナ40とプロッタ50とが接続されるとともに、誤差拡散やγ変換などの画像処理を行う画像処理部21を含むASIC22とCPU23及びROM24が設けられている。CPUはエンジン部20及びエンジン部20に接続されたスキャナ40とプロッタ50の制御を司り、その制御のためのプログラムはROM24に格納されている。
【0029】
コントローラ10は、システムメモリ(ROM)11、各種データ格納用メモリ(揮発メモリ12a、不揮発メモリ12b)12、制御ASIC13、CPU14、省エネ用CPU15、制御データ格納用のNVRAM16、及び給電制御部17により構成されている。
【0030】
FAX部80は、FAX制御を行うCPU81、CPU81のプログラムが格納されたROM82、網制御のNCU85が接続された通信制御の用のASIC83、及びFAX画像データを蓄積する揮発性のメモリ84により構成されている。このFAX部80は、前記コントローラ10とPCI接続されている。
【0031】
給電制御部17には、温度センサ17a、ファン駆動用の電池17b、冷却及びオゾン排出用のファン17c及び省エネCPU15が接続され、省エネCPU15はPSU70のAC電源スイッチ71の状態を監視している。この監視は、後述のようにAC電源スイッチ71のフラグの状態を省エネCPU15が監視することにより行っている。なお、この実施形態では、省エネCPU15を使用しているが、コントローラ10のCPU14が供給電源を2系統以上備え、例えば一方をPSU70からの供給するDC電源、もう一方を電池からの供給を行うことが可能なように構成し、省エネCPU15の代わりをしても良い。さらに、省エネCPU15内にA/D変換部を設け、発熱部の温度を計測させるように制御をすれば一層効率的である。
【0032】
FAX部80、コントローラ部10、エンジン部20とそれぞれ離れた箇所に耐熱温度の低い部品が存在する場合においては各ファン17c毎に制御CPU15を備えるようなオプション別の構成にしても良い。さらに場合によってはオゾンを機内から排出する用途のファンを設けることもできる。
【0033】
AC電源スイッチ71は外部からオペレータも操作可能な構成であり、給電制御部17が電池17bからの給電をすることが決定した場合には電池給電フラグを立てる。本フラグは例えば不揮発性のNVRAM16に格納するようにし、加算していくようにすれば良い。
【0034】
CPU15は給電制御部17に接続されている各電池17bの状態、オペレータが設定した省エネモード設定及び電池給電フラグの状態を定期的に監視し、電池給電フラグがなく電圧が降下した場合はAC電源スイッチがOFFされたと判断する。
【0035】
なお、図1の例では、各ユニットに対して1つの電源回路から電源供給を行っているが、省エネモード移行時にはDC電源(後述の図3における電源1,2に対してさらに電源3をPSU70から生成する)を別途作成し、必要なユニット又はデバイス毎に供給するようにすることもできる。
【0036】
図2は本実施形態に係るMFPの機械的構成の概略を示す図である。
【0037】
同図において、MFPはファクシミリ本体100、ADF(自動原稿送り装置)200、及び増設給紙装置300から基本的に構成されている。ファクシミリ本体100は、コンタクトガラス101、感光体ドラム102、搬送ベルト103、第1及び第2の給紙トレイ104,105を備え、感光体ドラム102の外周に沿って図示しない電子写真方式の作像要素が配置されている。電子写真方式の作像要素や作像工程については公知の電子写真方式の画像形成装置と同等に構成されているので、詳細な説明は省略する。
【0038】
ADF200は、原稿給紙台201、原稿給紙台201からコンタクトガラス101上に原稿を導く搬送ベルト203を含む原稿給送機構、コンタクトガラス101上に給紙され、読み取られた原稿を搬送ベルト203によって搬送し、排紙トレイ202上に排紙する排送機構とから基本的に構成されている。
【0039】
増設給紙装置300は第3ないし第5の給紙トレイ301,302,303が設けられ、給紙トレイ301,302,303のいずれかからピックアップした用紙を縦搬送路に沿って感光体ドラム102に送り込み、感光体ドラム102上に形成されたトナー像を図示しない転写ユニットで転写し、画像を定着ユニットで定着して排紙トレイ400に排紙する。用紙は、用紙サイズに応じて第1〜第5の給紙トレイ104,105,301,302,303のいずれかから自動的に給紙される。
【0040】
電池17bの状態は、満充電状態から過去の省エネモード移行回数、及びファン回転中に電源オフされた履歴をそれぞれカウントし算出する。このカウント値が一定基準を超えた場合は、省エネモード解除時に充電を開始するように制御される。電池は充電可能な2次電池だけでなく予備的な電池として一部1次電池を利用することもできる。また、複数の並列に配置されたれた電池群を直列接続になるようにスイッチ回路を構成し、所望の電圧値にレベル変換してもよいし、レギュレータやDC/DCコンバータを用いて一時的に高圧出力させることにより所望の電圧値を得るように構成することもできる。
【0041】
図3は本実施形態に係るMFPのPSU70と給電制御部17と電源17bとの概略構成を示す図である。この実施形態では、PSU70のDC電源72に接続された電源1をレギュレータ73により降圧して電源2とし、ダイオード74を介してファン17cを駆動する電源2’とする。一方、電源1は電圧検出IC75を介してCPU15に導かれる。電圧検出IC75は電源1の電圧を監視し、検出電圧(所定の低電圧)になるとCPU15がリレー76をONし、電源2’は電源2から電池17bの出力へと切り替わる。それと同時に定期的にサンプリングしていた直前の入力データを元にCPU15は必要なファン17cへの電源を規定の時間供給するように制御する。なお、電池17bには充電回路77を介して電源2が接続され、所定のタイミングあるいは条件によって充電される。なお、電池17bの下流側にもダイオード78が設けられ、前記ダイオード74の場合と同様に電流の逆流を防止している。なお、ここでは図示していないが、省エネモード移行時またはメインSWがOFFされた場合においては、CPU15及びリレー76を駆動する電源も電池からの供給となる。
【0042】
このように構成された電源回路の制御手順を図4のフローチャートに、また、制御タイミングを図5のタイミングチャートにそれぞれ示す。
図4は省エネモードのときの電池17bへの充電、及びファン17cの制御手順の一例を示すフローチャートである。この例では、まず、ファン17cの動作履歴をカウント値を参照して算出する(ステップS101)。この算出値が一定値(基準カウント値)に達していない場合には(ステップS102−no)、省エネCPU15は各種のデータをサンプリングする(ステップS106)。そして、電源1が所定値まで落ち、低電圧になったことを電圧検知IC75が検知すると(ステップS107−yes)、CPU15はリレー76によりファン17cへの給電をPSU70のDC電源72側から電池17b側に切り換える(ステップS108)。そして、省エネモードに移行し、あるいは電源オフし(ステップS109)、規定時間経過すると(ステップS110)、ファン17cへの給電を停止する(ステップS111)。ステップS110における規定時間は省エネモードに入った後、ファン17cが駆動され、ファン17cが停止しても温度の上昇がない所定時間であり、ファン17cによって冷却する必要がなくなるまで機内温度が低下する時間である。この時間はCPU15がカウントし、前記利リレー76をDC電源2側に切り換えることにより行われる。このとき、DC電源72は低電圧になっているので、ファン17cは駆動されない。
【0043】
一方、ステップS102でファン17cの動作履歴が基準カウント以上になっていれば(ステップS102−yes)、電池17bが消耗しているので、充電回路17が電池17cを予め設定された時間(基準時間)充電し(ステップS104)、基準時間経過し、充電が完了するとファン17cの動作履歴カウント値を初期化した(ステップS105)後、ステップS106以降の処理を繰り返す。
【0044】
このときのタイミングは、図5に示すようにDC電源1の電圧が低下すると、電源1が予め設定された電圧に低下したことが電圧検知IC75によって検知される(ステップS107)。電源2は電源1の電圧降下にしたがって低下する。一方、CPU15は電源1の電圧が低下したこと検知すると、リレー出力をONにしてリレー76を電池17b出力側に切り換える。これにより電池出力は立ち上がり(ステップS108)、CPU15が規定時間経過した時点でリレー76がオフされ、電源2’が落ち(ステップS111)、ファン17cは停止する。
【0045】
なお、ファンが複数ある場合には、電源2'からさらに電源を分岐させるような構成にし、各ファン毎に制御するようにしても良い。
【0046】
このように本実施形態では省エネモード移行時又はメインSWがOFFされた場合においてはCPU15及びリレー76を駆動する電源も電池17bからの供給となるので規定の期間ファン17cを回した後、電池17bの電源を遮断することにより、CPU15及びリレー76自体の駆動電源(電源2')がなくなるため不必要な電池の消耗もない。
【0047】
このように最小の電力によって実現を行う省エネモードにおいてのファンの駆動を電池17bにより別電源化し、制御も別制御とすることにより必要最小限の電力消費で省エネモードの実現が可能となる。
【0048】
また、省エネモード中に電装部内の発熱部品が存在する場合においても、給電制御分17によりファン17cへの給電が持続されるため商用電源を使わずに機内温度上昇を抑えることができ、耐熱性が低い部品の保全を確保できる。
【0049】
また、この実施形態では、ダイオード74,78を出力段に備えているので、電流の逆流は防止できる。また電池17bからの出力値を若干低くすることにより、出力が共存しても制御を維持することが可能となる。
【0050】
さらに、電池17cは高温である程放電する時間が長くなることが知られている。従って、本実施形態では、電池17c付近に温度センサ17aを設けているので、温度による制御を加味して給電の切り換えを行い、より効率的な省エネモード時のファン制御を行うことも可能である。この制御で重要なことは、ファン17cを回し続けるのではなく、用途、例えばオゾンが排出される見込みの時間や温度が高い場合のみ、予め設定した時間に限って、ファン17cを回すようにする。したがって直前に帯電動作をしていない場合においてはオゾンを排出するためにファン17cを回す必要はない。
【0051】
このように温度センサ17aによって機内温度を検出できるようにした場合、CPU15は温度センサ17aからのデータに基づいて供給電源が電池17cに変わってから起動するファン及び時間を定期的に更新し続ける。そして、ファン17cへの供給電源が電池17cに切り替わると同時に直前の入力データに基づき起動するファン17cの駆動時間を決定するように制御するようにする。
【0052】
また、定期的な点検等でサービスマンが外装カバーを外した場合において、電源がOFF状態にも関わらずファンが回っているのは危険なため、センサ17aの出力をCPU15に入力し、温度低下により外装カバーが外されと判断CPU15が判断すると、ファン17cの一部のもしくは全部の供給電源を遮断してファン17cを停止させ、サービスマンが危険な状態にさらされるのを防止するようにすることもできる。すなわち、外装カバーが外されたことをトリガとして危険なファンの一部のもしくは全部の供給電源を遮断し、安全性を確保するようにすることもできる。なお、外装部を開けることにより機内温度は下がるので、前記安全性の確保のみならず、メンテナンス時の無駄な電池の消耗を防ぐことができる。
【0053】
なお、前述の実施形態において、CPU15は図示しないROMに格納されたプログラムあるいは別途設けられたHDDなどの記憶媒体にダウンロードされたプログラムにしたがって、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら前記制御を実行する。なお、前記ダウンロードは、プログラムはサーバからネットワークを介して、あるいはCD−ROMなどの記録媒体を介して行われる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、外装部を外したときには、電源オフ状態あるいは省エネルギ状態であってもファンが駆動されることがなく、安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るMFPと称されるデジタル複合機(画像形成装置)の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係るMFPの機械的構成の概略を示す図である。
【図3】本実施形態に係るMFPのPSUと給電制御部と電源との概略構成を示す図である。
【図4】本実施形態に係るMFPの省エネモードのときの電池への充電、及びファンの制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態に係るMFPの省エネモードのときのファン駆動時のタイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 コントローラ
15 (省エネ)CPU
17 給電制御部
17a センサ
17b 電池
17c ファン
70 PSU
72 DC電源
73 レギュレータ
75 電圧検出IC
76 リレー
Claims (9)
- 電源回路から供給される電源の供給を受け、エンジン部を含む各部の制御を実行し、画像を形成させる画像形成装置において、
冷却および/またはオゾン排出のためのファンと、
前記ファンの駆動制御を行う制御手段と、
前記ファンを駆動するための蓄電手段と、
を備え、
前記制御手段は、
電源オフ状態または省エネモード状態以外のときは、前記電源回路から前記ファンの駆動手段に給電してファンの駆動を行い、
電源オフ状態または省エネモード状態になったときは、前記蓄電手段から前記ファンの駆動手段に給電してファンの駆動を行い、
装置の外装部が開いたときは、前記ファンへの給電を解除する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記蓄電手段の出力先を選択する手段を備え、該当するユニット又は冷却が必要なデバイス部近傍に備え付けられたファンの制御のみを行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記ファンは前記デバイスに対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。、
- 前記制御手段は、前記電源回路のDC電源を降圧する降圧手段と、
前記DC電源の出力電圧を監視する手段と、
前記ファンへの供給電圧を前記圧を降圧手段によって降圧された電源あるいは前記蓄電手段のいずれかに切り換える切り換え手段と、
を備え、前記監視する手段により前記出力電圧が予め設定した値以下になったときに前記ファンへの供給電圧を前記蓄電手段に切り換えて電源オフ状態または省エネモード状態になることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記蓄電手段に充電する充電手段を備え、前記制御手段は、前記ファンの動作履歴に基づいて前記蓄電手段への充電の可否を決定することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 電源回路から供給される電源の供給を受け、各部の制御を実行し、画像を形成させる画像形成装置の給電制御方法において、
前記画像形成装置は、
冷却および/またはオゾン排出のためのファンと前記ファンを駆動するための蓄電手段とを備え、
前記画像形成装置で行われる給電制御は、
電源オフ状態または省エネモード状態以外のときは前記電源回路から前記ファンの駆動手段に給電してファンを駆動し、
電源オフ状態または省エネモード状態になったときは前記蓄電手段から前記ファンの駆動手段に給電してファンを駆動し、
装置の外装部が開いたときは、前記ファンへの給電を解除することを特徴とする画像形成装置の給電制御方法。 - 前記蓄電手段への充電が前記ファンの動作履歴に基づいて行われることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置の給電制御方法。
- 請求項6または7記載の画像形成装置の給電制御方法をコンピュータで実行するための手順が含まれていることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 請求項8に係るコンピュータプログラムがコンピュータによって読み込まれ、実行可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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