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JP4079477B2 - 分岐管接続工法 - Google Patents

分岐管接続工法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分岐管接続用の分岐用管部を備えた分岐管継手を既設管に連通接続し、前記分岐用管部に分岐管を接続して、その分岐管と前記既設管とを前記分岐管継手を介して連通させるまでの一連の工程を、前記既設管内の流体の流出を阻止しながら行う分岐管接続工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
冒記分岐管接続工法によれば、分岐用管部に分岐管を接続して、その分岐管と既設管とを分岐管継手を介して連通させるまでの一連の工程を、既設管内の流体の流出を阻止しながら行うので、既設管が水道管の場合には、断水等の不便を利用者に強いることなく、分岐管を接続することができる。
そして、従来の冒記分岐管接続工法においては、例えば特開平7−113489号公報に記載されているように、分岐用管部を開閉自在な仕切り弁が備えられている分岐管継手を、既設管内の流体の流出を阻止しながら既設管に連通接続し、分岐管継手を既設管に連通接続したあとは、その仕切弁で分岐用管部を閉じて流体の流出を阻止して、その仕切弁に分岐管を接続するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、分岐用管部を開閉自在な仕切弁が備えられている分岐管継手を使用する必要があり、分岐管の接続工費が高く付く欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、分岐用管部と分岐管との接続方法を工夫することにより、分岐管の接続工費を安くすることができるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の分岐管接続工法は、
分岐管を、分岐用管部側にフランジ継手で連結される接続管部に接続するように構成し、そのフランジ継手のフランジどうしの間に塞ぎ板を挟み込んで接続管部を分岐用管部側に連結して、分岐用管部からの流体の流出をその塞ぎ板で阻止し、接続管部に分岐管が接続されている状態でフランジ継手を緩めて、分岐管と分岐用管部とが連通するように塞ぎ板を引き抜き、フランジ継手を締め付けて、接続管部を分岐用管部側に連通接続する。
従って、分岐管と分岐管継手とをその間に仕切り弁を介在させることなく連通接続することができ、分岐管の接続工費を安くすることができる。
【0005】
また、流路形成部材を既設管の外周面に固定して、分岐用管部を通して既設管の管壁に貫通孔を形成するので、分岐管継手自体を、既設管内の流体の流出を阻止する作業用の密閉ケースの一部に兼用して、既設管の管壁に貫通孔を形成することができる。
請求項2記載の分岐管接続工法は、
前記フランジ継手が、前記接続管部に形成の接続管部側フランジと、前記塞ぎ部を下方に備えた塞ぎ部材に形成の塞ぎ部材側フランジと、前記分岐用管部に形成の分岐用管部側フランジとから構成されている分岐管接続工法である。
請求項3記載の分岐管接続工法は、
前記塞ぎ板が、前記接続管部側フランジと前記塞ぎ部材側フランジとの間に挟み込まれている分岐管接続工法である。
請求項4記載の分岐管接続工法は、
前記塞ぎ部材には、前記分岐用管部に嵌め込み可能な円筒状の嵌込部が形成されている分岐管接続工法である。
【0006】
請求項記載の分岐管接続工法は、
フランジ継手を緩めて塞ぎ板を引き抜く為の、その塞ぎ板を挟み込んでいるフランジどうしの締め付けボルトの緩め代が一定範囲内になるように規制されているので、締め付けボルトを緩めすぎて、フランジどうしの間から多量の流体が流れ出してしまうような事態を防止できる。
【0007】
請求項記載の分岐管接続工法は、
締め付けボルトが塞ぎ板を挟み込んでいるフランジのうちの一方のフランジに対して螺合され、その締め付けボルトを緩めるに伴ってフランジ側に接当する接当部材をその締め付けボルトに設けて、緩め代が一定範囲内になるように規制されているので、締め付けボルトの一方のフランジに対する螺進操作でフランジ継手を一定範囲内で簡便に緩めることができる。
【0008】
岐管接続工法において、前記塞ぎ板の一端部に、その塞ぎ板を前記フランジどうしの間から引き抜くための引き抜き具を係脱自在に係止する被係止部が形成し、前記塞ぎ板が、前記被係止部が前記フランジどうしの間からはみ出る状態で挟み込まれている構成にすれば、塞ぎ板の一端部に被係止部を形成して、その被係止部がフランジどうしの間からはみ出るように塞ぎ板を挟み込み、塞ぎ板を引き抜くときには、引き抜き具をその被係止部に係止して引き抜くので、引き抜き具を予め取り付てある大型の塞ぎ板をその引き抜き具がフランジどうしの間からはみ出るように挟み込む場合に比べて、塞ぎ板のフランジどうしの間からのはみ出し部分が作業の邪魔になるおそれが少ない。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1,図2は、既設管の一例としての地中に埋設されている既設水道管Aと、消火栓Cが接続されている分岐管の一例としてのボール弁付き分岐管Bとをダクタイル鋳鉄製の分岐管継手Dを介して連通接続してある分岐管の接続構造を示し、分岐管継手Dは、既設水道管Aの外周面との間に形成した既設管下部から既設管上部に亘って既設管周方向に沿う渦巻き状の案内流路2と、案内流路2内の下部に連通するように既設水道管Aの下部管壁A1に形成した下部貫通孔1aとを介して既設水道管Aと分岐管Bとを連通接続するように構成されている。
【0010】
前記分岐管継手Dは、既設水道管Aの外周面に対して水密に固定される筒状の流路形成部材3に分岐管接続用の分岐用管部4を一体形成して構成され、既設水道管Aの上部管壁A2に設けた作業用の上部貫通孔1bを後述する塞ぎ部5で塞いで、既設水道管Aの外周面と流路形成部材3の内面との間に案内流路2を形成するように構成され、分岐用管部4が案内流路2内の上部において開口するように既設水道管径方向に向けて略垂直に設けられている。
【0011】
前記分岐管Bは、分岐用管部4にフランジ継手6で連結される接続管部としての短管Eに接続するように構成され、既設水道管Aの下部貫通孔1aから流出した水道水を既設水道管A外周面に沿ってその周方向上部に案内して分岐用管部4に流入させ、短管Eに接続した分岐管Bを介して、消火栓Cから放水できるように構成されている。
【0012】
前記流路形成部材3は、既設水道管A外周面を囲繞する筒形に形成され、既設水道管A外周面を径方向から挟み付ける状態でその既設水道管Aに固定できるよう上下二個の分割部材3a,3bに分割されているとともに、その分割部材3a,3bを既設水道管Aの周方向に沿って径方向外方に膨出させて、その内側に案内流路2を形成するように構成され、分割部材3a,3bと既設水道管Aとの間、並びに、分割部材3a,3bどうしの間には、ゴム製パッキン材3cが装着されている。
従って、この流路形成部材3が既設水道管Aの外周面を囲むように固定されるケース形成部材に構成され、分岐管継手Dがこのケース形成部材3に分岐用管部4を連通接続して構成されている。
【0013】
前記分岐用管部4内に嵌め込まれる円形の筒状体7(塞ぎ部材7、詳しくは、塞ぎ部材7の円筒状の嵌込部)の下端には、前記上部貫通孔1bを塞ぐ塞ぎ部5が一体形成され、この塞ぎ部5の中心部には、空気抜き孔5aが形成されている。
前記筒状体7には、分岐用管部4の上部に形成した上部フランジ(分岐用管部側フランジ)6aと短管Eの下部に形成した下部フランジ(接続管部側フランジ)6bとの間に挟み込んで共締め状態で固定される固定用フランジ(塞ぎ部材側フランジ)6cと、案内流路2に連通する開口7aとが形成されている。
【0014】
そして、開口7aを案内流路2側に向けた筒状体7を、固定用フランジ6cで上部フランジ6aと下部フランジ6bとの間に挟み込んで固定することにより、塞ぎ部5を上部貫通孔周縁との間に隙間fを形成する状態でその上部貫通孔1b内に入り込ませて、その上部貫通孔1bを塞ぐように構成されている。
【0015】
次に、前記分岐管継手Dを地中に埋設されている既設水道管Aに固定して、分岐管Bを短管Eを介して分岐用管部4に接続し、その分岐管Bと既設水道管Aとを分岐管継手Dを介して連通させるまでの一連の工程を、既設水道管A内の水道水の流通を遮断せずに、分岐管継手Dからの水道水の流出を阻止しながら行う分岐管接続工法を、図12〜図18を参照しながら説明する。
【0016】
消火栓Cの設置箇所にピットを掘削して既設水道管Aを露出させて、その外周面を清掃した後、パッキン材3cを装着した各分割部材3a,3bをその外周面に対して水密に連結固定して、流路形成部材3の内面と既設水道管A外周面との間に案内流路2を形成し、図12に示すように、分岐用管部4に作業用の仕切り弁Gを取付けるとともに、穿孔機Hの円筒状カッターH1が内側にセットされている作業用の第1密閉ケースJをその仕切り弁Gに固定する。
尚、分岐用管部4の上部フランジ6aのボルト孔には、筒状体7を位置決めする為のガイドピンK1を備えた止水用ボルトKが螺着されている。
【0017】
次に、図13に示すように、仕切り弁Gを開いて、分岐用管部4を通して案内流路2にカッターH1を入り込ませて、既設水道管Aの下部管壁A1に下部貫通孔1aを形成する為の作業用の上部貫通孔1bをそのカッターH1で上部管壁A2を設け、その上部貫通孔1bの切片bを保持したカッターH1を仕切り弁Gの上部に持ち上げてから、その仕切り弁Gを閉じて、その切片aをカッターH1から取り外し、次に、図14に示すように、上部貫通孔1bを通して既設水道管A内に入り込ませたカッターH1で既設水道管Aの下部管壁A1に下部貫通孔1aを形成し、その切片aを保持したカッターH1を仕切り弁Gの上部に持ち上げてから、仕切り弁Gを閉じて、穿孔機Hを第1密閉ケースJとともに仕切り弁Gから撤去する。
【0018】
次に、図15に示すように、昇降用の操作軸部材L1に連結されている短管Eと筒状体7とを内側にセットしてある第2密閉ケースLを仕切り弁Gに固定する。
前記第2密閉ケースLの内側にセットされている短管Eの下部フランジ6bには、図3に示すように、筒状体7が固定用フランジ6cで予めボルト固定され、下部フランジ6bと固定用フランジ6cは、それらのフランジ6b,6cどうしの間に分岐用管部4を塞ぐ塞ぎ板8を径方向に引き抜き可能に挟み込んで、フランジ径方向で対向する2箇所に装着した固定用の締め付けボルト・ナット9で仮固定されている。
【0019】
前記塞ぎ板8の一端部には、図4に示すように、その塞ぎ板8を下部フランジ6bと固定用フランジ6cとの間から引き抜く為の引き抜き具10が係脱自在に係止される被係止部としての二個の係止孔8aが形成され、締め付けボルト・ナット9は、塞ぎ板8をそれらの係止孔8aがフランジ6b,6cどうしの間からはみ出るように挟み込んで締め付けている。
【0020】
図6,図7は、下部フランジ6bと固定用フランジ6cとを塞ぎ板8を挟んで固定用の締め付けボルト・ナット9で固定する際の作業手順を示し、ネジ回しの先端が差し込まれる溝が形成されている平頭9cを備えた締め付けボルトとしての頭付きボルト9aを、図6に示すように、平頭9cが固定用フランジ6cの下面に接当するまでその固定用フランジ6cにねじ込み、次に、その頭付きボルト9aを予め規定されている量、例えば半回転だけ緩める側に回して、平頭9cと固定用フランジ6cの下面との間に隙間mを形成してから、図7に示すように、その頭付きボルト9aの下部フランジ6bからの突出端にナット9bをねじ込んで、下部フランジ6bと固定用フランジ6cとを締め付けて、下部フランジ6bと固定用フランジ6cとを塞ぎ板8を挟んで固定し、その固定状態で頭付きボルト9aとナット9bとが一体に回転するように互いに溶接してある。
【0021】
従って、頭付きボルト9aが、塞ぎ板8を挟み込んでいるフランジ6b,6cのうちの一方のフランジである固定用フランジ6cに対して螺合され、その頭付きボルト9aに、その頭付きボルト9aをナット9bで緩めるに伴ってフランジ9c側に接当する接当部材としての平頭9cが設けられ、頭付きボルト9aの塞ぎ板8を引き抜く為の緩め代が一定範囲内になるように規制されている。
【0022】
次に、図16に示すように、仕切り弁Gを開いて、操作軸部材L1の操作で、筒状体7の固定用フランジ6cが分岐用管部4の上部フランジ6aに接当するまで、短管Eと筒状体7とを分岐用管部4を通して下降させ、固定用フランジ6cの4箇所の連結用ボルト孔6dに止水用ボルトKのガイドピンK1を入り込ませて位置決めした後、止水用ボルトKを外しながら、図17に示すように、その止水用ボルトKに代えて挿通した連結用ボルト11を固定用フランジ6cにねじ込んで、短管Eを分岐用管部4側にフランジ継手6で連結する。
従って、この状態では、図5に示すように、分岐用管部4を通して挿入した塞ぎ部5が上部貫通孔1bに入り込んで、その上部貫通孔1bが塞がれているとともに、分岐用管部4からの水道水の流出が塞ぎ板8で阻止されている。
【0023】
次に、第2密閉ケースLの仕切り弁Gとの連結を解除して、その第2密閉ケースLを操作軸部材L1に沿って持ち上げ、操作軸部材1と短管Eとの連結を解除して、第2密閉ケースLを仕切り弁Gから撤去し、更に、仕切り弁Gを分岐用管部4から撤去して、図18に示すように、短管Eに分岐管Bを接続し、その分岐管Bに消火栓Cを接続する。
【0024】
次に、図8に示すように、下部フランジ6bと固定用フランジ6cとを塞ぎ板8を挟んで固定している頭付きボルト9aを平頭9cが固定用フランジ6cの下面に接当するまでナット9b側から回して、フランジ継手6を緩め、図9に示すように、塞ぎ板8に鋼板製の引き抜き具10を係止してその塞ぎ板8を引き抜く。
【0025】
前記引き抜き具10は、図10に示すように、塞ぎ板8の係止孔8aに係止する係止突起10aと持ち手部10bとを備え、係止孔8aに係止突起10aを係止した状態で、その持ち手部10bを掴んでフランジ径方向に引っ張ることで、塞ぎ板8を容易に引き抜けるように構成してある。
【0026】
次に、図11に示すように、頭付きボルト9aをナット9bで締め付けて、下部フランジ6bと固定用フランジ6cとを固定したあと、図1に示すように、連結用ボルト11のナット11aをねじ込んで、フランジ継手6を構成している上部フランジ6aと下部フランジ6bと固定用フランジ6cとを共締め状態で固定して、一連の工程を終了する。
【0027】
〔その他の実施例〕
1.本発明による分岐管接続工法は、既設の水道管に分岐管を接続するものに限定されず、例えば、既設の下水管に分岐管を接続するものであっても良い。
2.分岐用管部と接続管部とを直接連結するフランジ継手を設けて、そのフランジ継手のフランジどうしの間に、塞ぎ板を引き抜き可能に挟み込んでも良い。
3.二枚のフランジの双方に亘って挿通した締め付けボルトにナットをねじ込んで、それらのフランジどうしの間に塞ぎ板を挟み込むように構成し、ナットの締め付けボルトに対する螺進範囲を規制する規制部材を設けて、その締め付けボルトの緩め代が一定範囲内になるように規制しても良い。
4.引き抜き具が予め固定されている塞ぎ板をフランジどうしの間に引き抜き可能に挟み込んで実施しても良い。
5 既設管を囲む作業用の密閉ケース内で既設管の一定長さを切除し、その切除部分に分岐管継手を接続して、分岐管継手と既設管を連通接続する分岐管接続工法であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】分岐管の接続構造を示す一部断面正面図
【図2】分岐管の接続構造を示す一部断面側面図
【図3】短管と筒状体との仮固定状態を示す一部断面側面図
【図4】要部の平面図
【図5】要部の断面図
【図6】要部の断面図
【図7】要部の断面図
【図8】要部の断面図
【図9】要部の断面図
【図10】要部の斜視図
【図11】要部の断面図
【図12】分岐管接続工法の説明図
【図13】分岐管接続工法の説明図
【図14】分岐管接続工法の説明図
【図15】分岐管接続工法の説明図
【図16】分岐管接続工法の説明図
【図17】分岐管接続工法の説明図
【図18】分岐管接続工法の説明図
【符号の説明】
1a 下部貫通孔
3 ケース形成部材
4 分岐用管部
6 フランジ継手
6b,6c フランジ
8 塞ぎ板
8a 被係止部
9a 締め付けボルト
9c 接当部材
10 引き抜き具
A 既設管
A1 管壁
B 分岐管B
D 分岐管継手
E 接続管部

Claims (6)

  1. 既設管の外周面との間に既設管下部から既設管上部に亘って既設管周方向に沿う案内流路を形成する流路形成部材に、分岐管接続用の分岐用管部が前記案内流路内の上部において開口するように既設管径方向に向けて設けられている分岐管継手を前記既設管の外周面に固定し、
    前記分岐用管部を通して、前記既設管の下部管壁に前記案内流路内の下部に連通する下部貫通孔を形成するための上部貫通孔をその既設管の上部管壁に設け、
    前記下部貫通孔を形成した後の前記上部貫通孔を前記分岐用管部を通して塞ぎ、
    前記分岐用管部に分岐管を接続して、その分岐管と前記既設管とを前記案内流路及び前記下部貫通孔を介して連通させるまでの一連の工程を、前記分岐管継手からの流体の流出を阻止しながら行う分岐管接続工法であって、
    前記分岐管を、前記分岐用管部側にフランジ継手で連結される接続管部に接続するように構成し、
    前記分岐用管部からの流体の流出を阻止する仕切り弁を前記分岐管継手に取り付けたのち、前記上部貫通孔を前記既設管に設け、
    前記上部貫通孔を塞ぐ塞ぎ部が前記分岐用管部を通して挿入可能に形成され、且つ、前記分岐用管部を塞ぐ塞ぎ板がフランジどうしの間に引き抜き可能に挟み込まれている前記フランジ継手で、前記上部貫通孔を塞ぎつつ前記接続管部を前記分岐用管部側に連結したのち、前記仕切り弁を前記分岐管継手から取り外し、
    次に、前記接続管部に前記分岐管が接続されている状態で、前記フランジ継手を緩めて前記塞ぎ板を引き抜き、
    次に、前記フランジ継手を締め付けて、前記接続管部を前記分岐用管部側に連通接続する分岐管接続工法。
  2. 前記フランジ継手が、前記接続管部に形成の接続管部側フランジと、前記塞ぎ部を下方に備えた塞ぎ部材に形成の塞ぎ部材側フランジと、前記分岐用管部に形成の分岐用管部側フランジとから構成されている請求項1記載の分岐管接続工法。
  3. 前記塞ぎ板が、前記接続管部側フランジと前記塞ぎ部材側フランジとの間に挟み込まれている請求項2記載の分岐管接続工法。
  4. 前記塞ぎ部材には、前記分岐用管部に嵌め込み可能な円筒状の嵌込部が形成されている請求項2又は3記載の分岐管接続工法。
  5. 前記塞ぎ板を挟み込んでいるフランジどうしの締め付けボルトの緩め代が一定範囲内になるように規制されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の分岐管接続工法。
  6. 前記締め付けボルトが、前記塞ぎ板を挟み込んでいるフランジのうちの一方のフランジに対して螺合され、
    前記締め付けボルトに、その締め付けボルトを緩めるに伴って前記フランジ側に接当する接当部材を設けて、前記緩め代が一定範囲内になるように規制されている請求項5記載の分岐管接続工法。
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