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JP4078156B2 - 単結晶引上げ装置及び単結晶引上げ方法 - Google Patents

単結晶引上げ装置及び単結晶引上げ方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単結晶引上げ装置及び単結晶引上げ方法に係わり、特に固液界面に形成されるメニスカスの円弧形状を基にして演算した楕円の長径をテール部直径として単結晶の直径の制御を行なう単結晶引上げ装置及び単結晶引上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にシリコンウェーハを製造するには、多結晶シリコンからチョクラルスキー法(以下、CZ法という。)によりシリコン単結晶のインゴットを作り、このインゴットをスライシングマシンで所定の厚さに切断し、シリコンウェーハを製造する。
【0003】
このようなシリコン単結晶の引上げには図8に示すような単結晶引上げ装置が用いられる。
【0004】
このような従来の単結晶装置21を用いた単結晶の育成工程において、育成される単結晶Ig中に転位が発生しないように2度の絞り込み工程が行われる。第1の絞り込み工程は、ネック部育成工程であり、このネック部Nは、結晶育成の初期に種結晶22が、ヒータ23により加熱、溶融された石英ルツボ24中のシリコン融液Mに接触することによる温度ショックにより、単結晶Ig中に転位が発生するため、比較的高速で引上げてネック部Nを育成し、転位を完全に除去するものである。第2の絞り込み工程は、テール部育成工程であり、テール部Tは最大直径の直胴部B育成後の結晶育成終期に縮径を行ない、単結晶Igを融液Mから切り離すときに転位が単結晶Ig内に生じるのを防止するためのものである。
【0005】
しかしながら、従来の単結晶引上げ装置では、装置上部に設けられた2次元カメラによって、固液界面に形成されるメニスカスの直径を撮像し、これを基にして単結晶直径の制御を行なっているため、上記のような単結晶を縮径するテール部の育成工程時には、図7に示すように、図7(a)に示すテール部Tの育成工程初期から、図7(b)に示す中期、図7(c)に示す終期へと徐々にメニスカスmが光らなくなり、直接完全な結晶径(結晶幅)を撮像することが困難になり、また、撮像が直径の大きな直胴部Bが撮像の障害になり、正確にメニスカスmの直径を撮像することができないため、メニスカスmを撮像し、これを基にしてテール部Tの直径の制御を行なうことが困難であった。
【0006】
従来、チョクラルスキー法において、メニスカスを撮像し、これを基にしてテール部の直径の制御を行なう方法が種々提案されている。
【0007】
特許文献1には、単結晶引上げ装置は2次元カメラを用いて結晶近傍の光輝リングの部分画像パターンを作成する画像平面とを有し、この画像平面は、シリコン結晶に対する2次元カメラの位置によって生じる画像パターンのひずみを補正するために、概ねシリコン融液表面と平行とし、また、画像パターンの特徴を検出するための検出回路と、光輝領域のエッジを検出特徴の関数として定義すると共に光輝領域の定義されたエッジを含む形を定義する定義回路とを有して、この測定回路は定義された形状の寸法を求め、これによりシリコン結晶の寸法が定義形状の決定寸法の関数として求めるものである。この公報記載の単結晶引上げ装置は、自動的に結晶径を測定できるが、画像平面に画像円が得られるようにするため、2次元カメラを含む撮像系が複雑になり、さらに、テール部の育成工程時には、上記のように、メニスカスを完全な弧状として撮像することが困難であり、また、正確にメニスカスの直径を撮像することができないため、メニスカスを撮像し、これを基にしてテール部の直径の制御を行なうことは困難である。
【0008】
また、特許文献2には、単結晶引上げ装置は複数台の2次元カメラを用いて、育成工程毎に特定の画像角を有する2次元カメラを切替え、結晶近傍の光輝リングの部分画像パターンを作成する画像平面とを有し、完全に撮像される楕円の円弧形状から結晶径を求めるものである。この公報記載の単結晶引上げ装置は、完全な楕円の円弧形状を用いるので、複数台の2次元カメラを必要とするため、装置の構造が複雑になり、高価になる。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−175896号公報(第6頁段落番号29、第4図)
【0010】
【特許文献2】
特開平11−153418号公報(第7〜8頁段落番号0049〜0062、第10図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、一般的な撮像手段を用いて、メニスカスを撮像し、これを基にしてテール部の直径の自動制御が容易かつ正確に行なえ、かつ、装置の構造が簡単で安価な単結晶引上げ装置が要望されていた。
【0012】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、一般的な撮像手段を用いて、メニスカスを撮像し、これを基にしてテール部の直径の自動制御が容易かつ正確に行なえ、かつ、装置の構造が簡単で安価な単結晶引上げ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の1つの態様によれば、チャンバ内に設けられたルツボと、このルツボに装填されたポリシリコンを加熱して溶融するヒータと、育成された単結晶を引上げる結晶引上げ手段と、固液界面に形成されるメニスカスを撮像する撮像手段と、この撮像手段からのメニスカス画像信号を2値化し、画像処理手段を介して入力され前記結晶引上げ手段を制御して単結晶径を制御する制御手段とを有し、種結晶をポリシリコンが溶融された融液に浸漬して単結晶を引上げる単結晶引上げ装置において、単結晶を縮径するテール部の育成工程時、前記撮像手段により前記メニスカスの円弧形状を撮像し、この撮像した円弧形状を基にして前記画像処理手段により平均移動法を用いて楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径として前記制御手段により前記結晶引上げ手段を制御しテール部の育成を行なうことを特徴とする単結晶引上げ装置が提供される。これにより、一般的な撮像手段を用いて、メニスカスを撮像し、これを基にしてテール部の直径の自動制御を容易かつ正確に行なえ、かつ、装置の構造が簡単で安価な単結晶引上げ装置が実現される。
【0014】
好適な一例では、上記単結晶を一定の直径で育成する直胴部の育成工程時は、撮像手段によりメニスカスの直径を撮像しこれを直胴部直径として直胴部の育成を行なう。これにより、直胴部育成工程は、完全なメニスカスを撮像して結晶直径画像情報に基づき直径が算出され、テール部の育成工程においては、部分的に撮像可能なメニスカスの円弧形状を基にして楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径とするので、効率よく確実に結晶径の自動制御を行なえる。
【0015】
本発明の他の態様によれば、固液界面に形成されるメニスカスを撮像し、メニスカス画像信号を2値化し、画像処理して径情報として入力されて単結晶径を制御するチョクラルスキー法を用いた単結晶引上げ方法において、単結晶を縮径するテール部の育成工程時、メニスカスの円弧形状を撮像し、この撮像した円弧形状を基にして平均移動法を用いて楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径として結晶径の制御を行ないながらテール部の育成を行なうことを特徴とする単結晶引上げ方法が提供される。これにより、テール部の直径の自動制御を容易かつ正確に行なえる。
【0016】
好適な一例では、上記単結晶を一定の直径で育成する直胴部の育成工程時は、メニスカスの直径を撮像しこれを直胴部直径として直胴部の育成を行なう。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる単結晶引上げ装置の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明に係わる単結晶引上げ装置の実施形態の概念図である。
【0019】
図1に示すように、単結晶引上げ装置1は、水冷された炉体2と、この炉体2に収納され原料であるポリシリコンを溶融し溶融シリコンMにする石英ルツボ3と、この石英ルツボ3を保持する黒鉛ルツボ4と、この黒鉛ルツボ4を囲繞するヒータ5とを有している。この黒鉛ルツボ4は炉体2を貫通し、モータ6に結合されて回転され、かつ昇降装置7によって昇降されるルツボ回転軸8に取り付けられている。また、石英ルツボ3の上方には、単結晶引上げのための種結晶9を保持するシードチャック10が取り付けられた引上げ用のワイヤー11が設けられている。このワイヤー11は炉体2外に設けられモータMtにより付勢されワイヤー11を巻き取ると共に回転させる結晶引上げ手段としてのワイヤー回転装置12が取り付けられている。
【0020】
また、炉体2のショルダー2aの外壁には、透孔を耐熱ガラスにより塞ぎ透光可能なカメラポート13が設けられ、このカメラポート13を貫通する光軸Lを有する撮像手段としての通常の2次元カメラ14は、その焦点が単結晶成長領域Aに合わされて設置されて、単結晶Igの育成領域に形成されるメニスカスを撮像するようになっている。
【0021】
この2次元カメラ14はAD変換回路15に接続され、2次元カメラ14からの結晶直径信号がAD変換回路15に送信されるようになっている。このAD変換回路15により結晶直径信号は2値化され、画像処理手段としての画像処理装置16に送信され、画像処理装置16により画像処理されて結晶直径データとして出力され制御装置17に送られるようになっている。
【0022】
図2に示すように、画像処理装置16は、2次元カメラ14からの結晶直径データを処理するカメラ情報演算処理部16aと、メモリ16bとを有し、制御装置17は、一般的なコンピュータが用いられて制御手段をなし、後述する各制御器を制御する制御部17aと、テーブルメモリ17bが設けられたメモリ17cとを有し、テーブルメモリ17bには、結晶の形状情報(テール長に対する結晶径の減少量)、その形状にするのに必要な引上げ速度、ヒータ入力、ルツボ回転数、ルツボ上昇速度等の最適な引上げ条件を予め設定し記憶させてある。この最適な引上げ条件の各種のデータ等は、理論上からあるいは過去の経験や実験等によって、種々の結晶形状に対応してそれぞれ求められた最適な値で構成されたものである。
【0023】
これらを実際に制御するために制御系として、制御装置17には、シリコン融液の温度を制御するヒータ5の供給電力量を制御するヒータ制御器5c、石英ルツボ3の回転数を制御するモータ制御器6c、石英ルツボ3の高さを制御する昇降装置制御器7c、成長結晶の引上げ速度と回転数を制御するワイヤーリール回転装置制御装置12cなどが接続されて制御され、これら各制御器5c、6c、7c、12cなどを制御して、引上げ条件を変更し、成長結晶の直径を制御する。
【0024】
なお、単結晶育成工程中、制御装置17によるこれらの各制御器5c、6c、7c、12c、アルゴン供給制御装置制御器(図示せず)の制御は、事前に制御装置17にプログラムされた制御手順に従って行われ、また、必要に応じ制御装置17に設けられた入力手段(図示せず)からの入力により行われる。また、2次元カメラからの結晶直径データを処理するカメラ情報演算処理部は、画像処理装置に設けられても、制御装置と一体的に形成されてもよい。また、引上げ速度を制御する方法としては、PIDやファジー制御が有効である。
【0025】
次に本発明に係わるシリコン単結晶の引上げ方法について説明する。
【0026】
図1に示すように、ポリシリコンを石英ルツボ3に入れ、プログラム化された育成工程により育成が自動的に行われる。このとき、図3(a)に示すように、ネック部育成工程においては、2次元カメラ14は、ネック成長領域An、例えば、石英ルツボ3の中心から3mm外側に偏位した位置に焦点を合わせ、かつ育成の開始時点から撮像可能な電源ONの状態にしておく。
【0027】
引上げ準備完了後、図1に示すように、例えばアルゴンガスを炉体2の上方より炉体2内に流入させ、ヒータ5に通電して石英ルツボ3を加熱し、ルツボ回転モータ6に通電してこのルツボ回転モータ6に結合されたルツボ回転軸8を回転させて石英ルツボ3を回転させる。
【0028】
一定時間が経過した後、ワイヤー11を下ろし、シード9をシリコン融液Mの液面に接触させなじませる。
【0029】
しかる後、育成を開始し、図3(a)のように2次元カメラ14でネック成長領域Anのネック部Nのメニスカスの幅(径)を撮像し、図1及び図2に示すように、2次元カメラ14の結晶直径画像情報はAD変換回路15に送信されて2値化され、画像処理装置16により画像処理され、結晶直径画像データからカメラ情報演算部16aにより、直径の正味値が演算され、結晶直径データとして制御装置17に送られ、この制御部17aにより直径が算出され、テーブルメモリ17bに記憶された直径との比較が行われ、制御装置17により、ヒータ制御器5c、モータ制御器6c、昇降装置制御器7c、及びワイヤー巻取装置制御器12cを制御し、ネックNが一定の長さ、例えば、300mmまで育成が継続される。
【0030】
ネックNが300mmになった時点でメモリ17cに組み込まれた工程用のプログラムにより制御装置17を介してヒータ制御器5c、モータ制御器6c、昇降装置制御器7c、及びワイヤー巻取装置制御器12cを制御し、単結晶の育成は、図3(b)に示すクラウンCの育成工程に入る。引続き、2次元カメラ14でクラウン成長領域Aをモニタし、上記同様に、2次元カメラ14の結晶直径画像情報に基づき直径が算出され、テーブルメモリ17bに記憶された直径との比較が行われ、制御部17eにより、各制御器5c、6c、7c、12cを制御し、クラウン部Cが育成される。
【0031】
さらに、図3(c)に示すように、直胴部Bの育成を行なう。
【0032】
この直胴部育成工程も、上記ネック部育成工程及びクラウン部育成工程と同様に、2次元カメラ14により図4に示すようなメニスカスを撮像し、結晶直径画像情報に基づき直径が算出され、テーブルメモリ17bに記憶された直径との比較が行われ、制御部17eにより、各制御器5c、6c、7c、12cを制御し、直胴部Bが育成される。
【0033】
この単結晶Igの主要部であり最大直径の直胴部Bの育成が完了すると、図3(d)に示すように、テール部Tの育成が開始される。
【0034】
このテール部育成工程においては、図7(a)に示すテール部Tの育成工程初期から、図7(b)に示す中期、図7(c)に示す終期へと徐々にメニスカスが光らなくなり、直接完全な結晶径(メニスカス幅)を撮像することが困難となる。
【0035】
そこで、図7(a)〜図7(c)の各工程において、直接完全なメニスカス幅を撮像することができないため、メニスカスの部分的な円弧形状を撮像し、この撮像した円弧形状を基にして楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径として育成を行なう。
【0036】
例えば、図5に示すように、2次元カメラ14により、メニスカスの部分的な円弧形状を撮像し、AD変換回路15により2値化し、画像処理装置16により、図6に示す円弧形状を基にして、この円弧形状線上の30点(n1、n2…n30)の画像から測定画像を作成し、この測定画像に対して長径の測定を行い、楕円を演算し、この楕円の長径を演算する。
【0037】
ここで、単なる楕円算出法を用いると、引上げ工程中、単結晶に振れが発生すると大きな算出誤差が生じるおそれがあり、本発明ではこのような誤差を最小限にするために、平均移動法を用いて算出を行なう。この平均移動法は、例えば、はじめに、30点の画像を取り込み(n、n…n30)、これから算出される径値の平均を初期データとし、所定時間経過後に1点での算出値をとり(n31)、n…n31の平均値を次データとし、順次n…n32、n…n33の平均値をとっていく方法である。
【0038】
制御装置17は、演算された楕円の長径を結晶径(D)とみなし、予め設定されテーブルメモリ17bに記憶された目標径(D)と比較する。
【0039】
結晶径(D)が目標径(D)に対して許容範囲内であれば、育成を継続し。結晶径(D)が目標径(D)よりも小さい場合(D<D)には、制御装置17により、モータ制御器6c、昇降装置制御器7c、及びワイヤー巻取装置制御器12cを制御して、引上げ速度を減じて、結晶径(D)が大きくなるように修正する。
【0040】
また、結晶径(D)が目標径(D)よりも大きい場合(D>D)には、制御装置17により、引上げ速度を増して、結晶径(D)が小さくなるように修正する。
【0041】
このように、直接結晶径(幅)を計測できないテール部の育成工程において、1個の2次元カメラにより部分的に撮像可能なメニスカスの円弧形状を基にして楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径とすることにより、結晶径の自動制御が可能となる。また、直胴部育成工程は、完全なメニスカスを撮像して結晶直径画像情報に基づき直径が算出され、テール部の育成工程においては、部分的に撮像可能なメニスカスの円弧形状を基にして楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径とするので、効率よく確実に結晶径の自動制御を行なえる。さらに、1個の2次元カメラしか設置する必要がないので、装置の構造が簡単で安価な単結晶引上げ装置が実現できる。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係わる単結晶引上げ装置によれば、一般的な撮像手段を用いて、メニスカスを撮像し、これを基にしてテール部の直径の自動制御が容易かつ正確に行なえ、かつ、装置の構造が簡単で安価な単結晶引上げ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる単結晶引上げ装置の概念図。
【図2】本発明に係わる単結晶引上げ装置に用いられる制御回路図。
【図3】本発明に係わる単結晶引上げ方法の工程概念図。
【図4】本発明に係わる単結晶引上げ方法の直胴部の結晶直径撮像状態の概念図。
【図5】本発明に係わる単結晶引上げ方法のテール部育成工程の結晶径制御プロセス図。
【図6】本発明に係わる単結晶引上げ方法のテール部育成工程の結晶径演算方法の概念図。
【図7】(a)〜(c)は、一般的な単結晶引上げ方法のテール部育成工程のメニスカスの撮像状態の概念図。
【図8】従来のチョクラルスキー法を用いた単結晶引上げ装置の概念図。
【符号の説明】
1 単結晶引上げ装置
2 炉体
2a ショルダー
3 石英ルツボ
4 黒鉛ルツボ
5 ヒータ
5c ヒータ制御器
6 モータ
6c モータ制御器
7 昇降装置
7c 昇降装置制御器
8 ルツボ回転軸
9 種結晶
10 シードチャック
11 ワイヤー
12 ワイヤー回転装置
12c ワイヤーリール回転装置制御装置
13 カメラポート
14 2次元カメラ
15 AD変換回路
16 画像処理装置
16a カメラ情報演算処理部
16b メモリ
17 制御装置
17a 制御部
17b テーブルメモリ
17c メモリ

Claims (4)

  1. チャンバ内に設けられたルツボと、このルツボに装填されたポリシリコンを加熱して溶融するヒータと、育成された単結晶を引上げる結晶引上げ手段と、固液界面に形成されるメニスカスを撮像する撮像手段と、この撮像手段からのメニスカス画像信号を2値化し、画像処理手段を介して入力され前記結晶引上げ手段を制御して単結晶径を制御する制御手段とを有し、種結晶をポリシリコンが溶融された融液に浸漬して単結晶を引上げる単結晶引上げ装置において、単結晶を縮径するテール部の育成工程時、前記撮像手段により前記メニスカスの円弧形状を撮像し、この撮像した円弧形状を基にして前記画像処理手段により平均移動法を用いて楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径として前記制御手段により前記結晶引上げ手段を制御しテール部の育成を行なうことを特徴とする単結晶引上げ装置。
  2. 請求項1に記載の単結晶引上げ装置において、上記単結晶を一定の直径で育成する直胴部の育成工程時は、撮像手段によりメニスカスの直径を撮像しこれを直胴部直径として直胴部の育成を行なうことを特徴とする単結晶引上げ装置。
  3. 固液界面に形成されるメニスカスを撮像し、メニスカス画像信号を2値化し、画像処理して径情報として入力されて単結晶径を制御するチョクラルスキー法を用いた単結晶引上げ方法において、単結晶を縮径するテール部の育成工程時、メニスカスの円弧形状を撮像し、この撮像した円弧形状を基にして平均移動法を用いて楕円を演算し、この楕円の長径をテール部直径として結晶径の制御を行ないながらテール部の育成を行なうことを特徴とする単結晶引上げ方法。
  4. 請求項3に記載の単結晶引上げ方法において、上記単結晶を一定の直径で育成する直胴部の育成工程時は、メニスカスの直径を撮像しこれを直胴部直径として直胴部の育成を行なうことを特徴とする単結晶引上げ方法。
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