JP4076813B2 - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤトレッド用ゴム組成物に関する。さらに詳しくは、耐疲労特性を低下させることなく耐摩耗性を向上させながら、低燃費性能に優れるタイヤトレッド用ゴム組成物、とりわけ重荷重用タイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トラック、バスなどの重荷重用タイヤにおいては、耐摩耗性能が最重要視されてきており、タイヤライフ向上を目的とした配合、パターン開発が進められてきた。
【0003】
一方、近年では、省エネ、低発熱性の観点から、ヒステリシスの低い配合もまた必要になってきている。したがって、タイヤ、とくに重荷重用タイヤにおいては、耐摩耗性を大幅に向上させながら、発熱性が低く、低燃費性に優れる配合開発が必要になってきている。
【0004】
耐摩耗性改善手法の一つとして、カーボンブラックの粒子径を細かくしてポリマーとの相互作用を高めることによって、耐摩耗性を向上させる手法が取られている。しかし、カーボンブラックの粒子径を細かくすると、発熱性が高くなり燃費がわるくなるという問題があった。
【0005】
そのほかに、1次粒子のつながりを高くした(ハイストラクチャ化)カーボンブラックをゴム組成物に配合すると、耐摩耗性と低発熱性が改善される技術が知られている。しかし、1次粒子のつながりを高くしすぎると、伸びなどの耐疲労特性が低下する傾向にあった。
【0006】
また、カーボンブラックの表面活性度を向上させると、耐摩耗性と低発熱性が改善される技術が知られている。しかし、表面活性度を高くしすぎると、耐摩耗性の改善が不充分になったり、伸びなどの耐疲労特性が低下する傾向にあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低燃費性および耐疲労特性を良好に保ちながら、耐摩耗性を大幅に向上し得るタイヤトレッド用ゴム組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために検討した結果、ブタジエンゴム(BR)を特定比率で配合したジエン系ゴムに、特定の範囲の粒径、ストラクチャー、表面活性度を有するカーボンブラックを特定量配合することによって、本発明の目的に達し得ることを見いだした。
【0009】
また、前記BRのタイプに関しても、リニアリティを示すトルエン溶液粘度と分子量を示すムーニー粘度に関して良好な領域があることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明は、ブタジエンゴム15〜30重量%を含有するジエン系ゴム成分100重量部に対して、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド吸着比表面積(CTAB)が145〜151m2/g、圧縮ジブチルフタレート吸油量(24M4DBP)が104〜110ml/100g、ヨウ素吸着量(IA)に対するCTABの比(CTAB/IA)が0.95〜1.04m2/mg、チッ素吸着比表面積(N2SA)が164〜170m2/gであるカーボンブラック50〜56重量部を含有するタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
【0011】
前記ブタジエンゴムは、ムーニー粘度(ML1+4、100℃)が40以上、5%トルエン溶液粘度(5% T−CP、25℃)が100以上であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、ジエン系ゴムに特定のカーボンブラックを特定量配合してなる。
【0013】
本発明に使用される前記ジエン系ゴムは、耐摩耗性を改善させる目的でブタジエンゴム(BR)を15〜30重量%、好ましくは17〜27重量%含有する。ジエン系ゴムに占めるBRの配合量が15重量%未満では、耐摩耗性改善の効果が不充分であり、耐亀裂成長性も劣る。一方、BRの配合量が30重量%より多くなると発熱性が高くなり、低燃費性が低下する。
【0014】
前記BRは、分子量に関しては高いほうが、また、分子構造に関して直鎖状であるほうが、耐摩耗性と低発熱性のバランスが優れており好ましい。本発明では、前記分子量の指標としてムーニー粘度を、また、前記直鎖状の指標としてトルエン溶液粘度を用いる。
【0015】
前記BRの100℃におけるムーニー粘度(ML1+4、100℃)は、40以上、とくには43〜53であることが好ましい。前記ムーニー粘度が40未満では、耐摩耗性および低燃費性の大幅な改善がみられない傾向があり、53より大きいと、加工性が低下し、耐摩耗性および低燃費性のさらなる改善がみられない傾向がある。前記ムーニー粘度ML1+4は、JIS K6300に準じて求めた。
【0016】
前記BRの25℃における5%トルエン溶液粘度(5% T−CP)は、100以上、とくには100〜130であることが好ましい。5% T−CPが100未満では、耐摩耗性および低燃費性の大幅な改善がみられない傾向があり、130より大きいと、加工性が著しく劣る傾向がある。
【0017】
前記ジエン系ゴムにおいて、前記BR以外に本発明に使用されるジエン系ゴムとしては、通常タイヤトレッドに使用されるジエン系ゴムであれば、とくに限定されず、たとえば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)などがあげられ、これらは単独で、または2種類以上を混練りして用いられる。
【0018】
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物に配合される前記カーボンブラックは、特定の範囲の粒径、ストラクチャー、表面活性度を有する。
【0019】
本発明では、前記カーボンブラックの粒径、ストラクチャーおよび表面活性度に対して、それぞれセチルトリメチルアンモニウムブロマイド吸着比表面積(CTAB)、圧縮ジブチルフタレート吸油量(24M4DBP)およびヨウ素吸着量(IA)に対するCTABの比(CTAB/IA)の値を指標とする。
【0020】
前記カーボンブラックのCTABは、145〜151m2/g、好ましくは146〜150m2/gである。前記カーボンブラックのCTABが145m2/g未満では、耐摩耗性の改善が不充分となり、151m2/gをこえると発熱性が高くなり、低燃費性が低下する。CTABは、JIS K6217−3に準じて求めた。
【0021】
前記カーボンブラックの24M4DBPは、104〜110ml/100g、好ましくは105〜110ml/100gである。前記カーボンブラックの24M4DBPが104ml/100g未満では、耐摩耗性および低発熱性の改善が不充分となり、110ml/100gをこえると伸びなどの耐疲労特性が低下する。24M4DBPは、JIS K6217−4に準じて求めた。
【0022】
前記カーボンブラックは、ヨウ素吸着量(IA)が146〜152mg/gであることが好ましい。前記カーボンブラックのIAが146mg/g未満では、耐摩耗性の改善が不充分となる傾向があり、152mg/gをこえると発熱性が高くなり、低燃費性が低下する傾向がある。IAは、JIS K6217−1に準じて求めた。
【0023】
前記カーボンブラックのCTAB/IAは、0.95〜1.04m2/mg、好ましくは0.95〜1.03m2/mg、とくに好ましくは0.96〜1.03m2/mgである。前記カーボンブラックのCTAB/IAが0.95m2/mg未満では、耐摩耗性および低発熱性の改善が不充分となり、1.04m2/mgをこえると摩耗性の改善が不充分になったり、伸びなどの耐疲労特性が低下したりする。
【0024】
また、前記カーボンブラックは、チッ素吸着比表面積(N2SA)が164〜170m2/gである。前記カーボンブラックのN2SAが164m2/g未満では、耐摩耗性の改善が不充分となり、170m2/gをこえると発熱性が高くなり、低燃費性が低下する。N2SAは、JIS K6217−2に準じて求めた。
【0025】
前記カーボンブラックは、IAに対するN2SAの比(N2SA/IA)が1.07〜1.17m2/mgであることが好ましい。前記カーボンブラックのN2SA/IAが1.07m2/mg未満では、耐摩耗性および低発熱性の改善が不充分になる傾向があり、1.17m2/mgをこえると耐摩耗性の改善が不充分になり、伸びなどの耐疲労特性が低下する傾向がある。
【0026】
前記カーボンブラックは、通常のジブチルフタレート吸油量(DBP)が123〜129ml/100gであることが好ましい。前記カーボンブラックのDBPが123ml/100g未満では、耐摩耗性および低発熱性の改善が不充分となる傾向があり、129ml/100gをこえると伸びなどの耐疲労特性が低下する傾向がある。DBPは、JIS K6217−4の測定方法により求めた。
【0027】
かかるカーボンブラックは、通常のカーボンブラック製造方法により得られる。具体的には、たとえばファーネス法などの方法において、原料導入量、燃焼用空気導入量、燃焼用空気の酸素含有率、反応温度、反応時間などの因子を適宜調節することにより、前述の各要件をみたすカーボンブラックが得られる。
【0028】
本発明における前記カーボンブラックの配合量は、前記ジエン系ゴム100重量部に対して、50〜56重量部、好ましくは50〜55重量部である。カーボンブラックの配合量が50重量部より少ないと、剛性が低くなり耐摩耗性が不充分であり、56重量部より多いと発熱が多くなり、かえって耐摩耗性能は低下する。
【0029】
前述のとおり、本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、前記ジエン系ゴムに前記カーボンブラックを特定量配合することにより、低燃費性および耐疲労特性を良好に保ちながら、耐摩耗性を大幅に向上し得た。
【0030】
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物には、前記ジエン系ゴム成分、カーボンブラックのほかに、通常タイヤトレッド用ゴム組成物に用いられる配合剤、たとえば、シリカなどの補強剤、シランカップリング剤、オイル、ステアリン酸、ワックス、老化防止剤、硫黄などの架橋剤、架橋助剤、加硫促進剤などを適宜配合できる。
【0031】
低燃費化の観点からは、本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物に、補強剤としてシリカを用いることが効果的である。しかし、とくにトラック、バスなどの重荷重用タイヤのトレッドゴムにおいては、高過酷条件においての耐摩耗性が劣るという難点がある。
【0032】
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、前記ジエン系ゴム、カーボンブラックおよび必要に応じてそのほかの配合剤を、通常の加工装置、たとえば、ロール、バンバリーミキサー、ニーダーなどを用いて混練りすることにより得られる。
【0033】
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、タイヤトレッド、とくに重荷重用タイヤトレッドに適用されることにより、低燃費性および耐疲労特性を良好に保ちながら、耐摩耗性を大幅に向上し得るタイヤが得られる。
【0034】
【実施例】
以下に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例および比較例では、以下の各材料を用いた。
【0035】
(材料)
NR:RSS#3
BR:BR1〜4
カーボンブラック:
N110:三菱化学(株)製のダイアブラックA
カーボンA〜H
老化防止剤:精工化学社製のオゾノン6C
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
ステアリン酸:日本油脂(株)製の桐
酸化亜鉛:東邦亜鉛(株)製の銀嶺R
硫黄:鶴見化学(株)製の硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
【0036】
ブタジエンゴム(BR1〜4)およびカーボンブラック(カーボンA〜H)については、通常のBRおよびカーボンブラック製造方法により、それぞれ得た。
【0037】
BR1〜4の物性を表2に、また、カーボンブラック(N110およびカーボンA〜H)の物性を表3に示す。
【0038】
なお、表2における100℃でのML1+4は、JIS K6300に準じて測定した。また、25℃での5% T−CPは、ポリマーをトルエンに5重量%になるように溶解したのち、粘度校正用標準液(JIS Z8809)を用いて、キャノンフェスケ粘度計によって25℃で測定した。同様に、表3におけるCTABはJIS K6217−3に、24M4DBPはJIS K6217−4に、IAはJIS K6217−1に、N2SAはJIS K6217−2に、DBPはJIS K6217−4に準じて、それぞれ測定した。
【0039】
実施例1〜10および比較例1〜10
(加工方法)
表1に示す基本配合から硫黄、加硫促進剤を除いた配合をバンバリーで約150℃で5分混練りする。その後得られたゴム組成物に、硫黄、加硫促進剤を加えて2軸オープンロールで約80℃で5分間練り込んだ。得られたトレッド用ゴム組成物を150℃45分で加硫した。得られた加硫ゴムの物性を、以下に示す試験方法を行ない評価した。
【0040】
また、本発明のトレッド用ゴム組成物を用いて150℃45分20kgfの条件にて加硫を行ない、11R22.5のトラック用タイヤを製造した。
【0041】
(試験方法)
(1)損失正接(粘弾性試験)
調製した新品タイヤのトレッドゴム組成物から試験片を作成し、(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターで周波数10Hz、動歪1.0%の条件下で60℃の損失正接(tanδ)の測定を行なった。
【0042】
いずれもtanδ値の逆数を求め、比較例1のそれを100として指数で示した。指数が大きいほどtanδが低く性能が良好であり、発熱性が低く低燃費化が可能であることを示している。
【0043】
(2)耐摩耗性
調製したラボのゴム組成物から試験片を作成し、(株)岩本製作所製のランボーン摩耗試験機を用いて、表面回転速度50m/minおよび落砂量15g/minで、温度20℃、スリップ率25%、試験時間3分間として低シビア条件(低過酷度条件)、高シビア条件(高過酷度条件)にて試験を実施し、容積損失を測定し、損失量を求めた。なお、低シビア条件(低過酷度条件)は負荷荷重2.5kgにて、また、高シビア条件(高過酷度条件)は負荷荷重4.5kgにて試験を実施した。
【0044】
いずれも損失量の逆数を求め、比較例1のそれを100として指数で示した。指数が大きいほど、耐摩耗性に優れる。
【0045】
(3)引張試験
調製した新品タイヤのトレッドゴム組成物からJIS−K6251に準じて3号ダンベルを用いて引張り試験を実施し、破断時伸びEB(%)を測定した。
【0046】
いずれも、比較例1のEBを100として指数で示した。指数が大きいほど、耐摩耗性に優れる。
【0047】
(4)タイヤ転がり抵抗
製造したトラックタイヤを用いて、速度80km/h、空気圧800kPa、荷重30kNの条件下で転がり抵抗を測定した。
【0048】
いずれも転がり抵抗の値の逆数を求め、比較例1のそれを100として指数で示した。指数が大きいほど転がり抵抗が低く、発熱性が低く低燃費性に優れる。
【0049】
(5)摩耗ロードテスト
3分割トレッドのトラックタイヤを試作し、主に高速道路を走行する101トラックに装着して20万km走行後の残溝を測定し、耐摩耗性を比較した。
【0050】
いずれも、比較例1の残溝を100として指数で示した。指数が大きいほど、耐摩耗性に優れる。
【0051】
結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
BRを特定比率で含むジエン系ゴムに、CTAB、24M4DBP、CTAB/IA、N2SAが特定の範囲にあるカーボンブラック(カーボンC、D、E)を特定量配合した実施例1〜10は、従来のカーボンブラックを配合した比較例1と比べて耐摩耗性が優れ、EB、損失正接およびタイヤ転がり抵抗が良好であることがわかる。このことは、実施例のゴム組成が、耐摩耗性を大幅に向上させながら、低燃費性および耐疲労特性を良好に保ち得ることを示している。
【0056】
一方、前述の物性値が特定の範囲から外れるカーボンブラックを配合した比較例2〜6では、損失正接および/またはEBが低下した。
【0057】
ジエン系ゴム100重量部に対する、カーボンブラックの配合量が50重量部より少なかった比較例7では、耐摩耗性が改善されたが、充分ではなかった。また、カーボンブラックの配合量が56重量部より多かった比較例8では、損失正接、タイヤ転がり抵抗およびEBが低下した。
【0058】
ジエン系ゴムに占めるBRの配合比率が15重量%未満であった比較例9では、耐摩耗性が改善されたが、充分ではなかった。また、BRの配合比率が30重量%をこえた比較例10では、損失正接、タイヤ転がり抵抗およびEBが低下した。
【0059】
実施例1〜10のなかでは、物性値が本発明の特許請求の範囲(請求項2)に記載のBRを使用した実施例8および10が、耐摩耗性に関してとくに優れていることが分かる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、BRを特定比率で含むジエン系ゴムに、特定のカーボンブラックを特定量配合することによって、低シビア条件だけでなく高シビア条件においても耐摩耗性を大幅に向上させながら、低燃費性および耐疲労特性を良好に保ったタイヤトレッド用ゴム組成物が得られる。したがって、該ゴム組成物は、タイヤトレッドに好適であり、高シビア条件での耐摩耗性が要求されるトラック、バスなどの重荷重用タイヤトレッドにも好適である。
Claims (2)
- ブタジエンゴム15〜30重量%を含有するジエン系ゴム成分100重量部に対して、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド吸着比表面積(CTAB)が145〜151m2/g、圧縮ジブチルフタレート吸油量(24M4DBP)が104〜110ml/100g、ヨウ素吸着量(IA)に対するCTABの比(CTAB/IA)が0.95〜1.04m2/mg、チッ素吸着比表面積(N2SA)が164〜170m2/gであるカーボンブラック50〜56重量部を含有するタイヤトレッド用ゴム組成物。
- 前記ブタジエンゴムが、ムーニー粘度(ML1+4、100℃)40以上、5%トルエン溶液粘度(5% T−CP、25℃)100以上である請求項1記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
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