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JP4066594B2 - 給紙装置 - Google Patents

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JP4066594B2
JP4066594B2 JP2000250537A JP2000250537A JP4066594B2 JP 4066594 B2 JP4066594 B2 JP 4066594B2 JP 2000250537 A JP2000250537 A JP 2000250537A JP 2000250537 A JP2000250537 A JP 2000250537A JP 4066594 B2 JP4066594 B2 JP 4066594B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層された用紙束から用紙を繰り出す給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
積層された用紙束から1枚ずつ用紙を繰り出す給紙装置としては、例えば、特許第2654595号に示される給紙装置(図6)がある。この給紙装置では、吸着ドラム3に用紙Pを吸着して給紙口4から用紙Pを供給し、吸着ドラム3とこの吸着ドラム3に頂端を用紙1枚分程度の隙間をもって近接させたさばきガイド15との隙間を通して用紙Pを通過させ、吸着ドラム3と反転ローラ6とで構成するニップを通過させる。このようにすることで、用紙の乱れを修正すると共に、用紙が複数枚同時に送られたときに用紙を1枚ずつ分離して重送などを防止するものである。
上記特許では、用紙Pを吸着する吸着ドラム3を用いるので、用紙Pは吸着ドラム3に吸着されて搬送されるため、反転ローラ6と吸着ドラム3とのニップに容易に導くことができるので、このニップにおいても用紙Pを確実に分離することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、用紙束から用紙Pを繰り出すのに際し、吸着ローラ3に代えて、ゴム製などの給紙ローラなどを用いて、これを用紙束に当接させて用紙Pを吸着することなく、摩擦などによりこの用紙Pを繰り出す構成を用いたい場合がある。
かかる場合には、給紙ローラから繰り出された用紙Pは、給紙ローラに吸着されないため、給紙ローラから離れる方向に、具体的には給紙ローラが用紙Pと当接する給紙ポイントにおける給紙ローラの接平面に沿う方向に進む。このため、給紙ローラとサバキガイド15との間を通過した後に、用紙Pが給紙ローラと反転ローラ6とのニップの方向に導かれず、その先端が反転ローラ6に当接(衝突)して、用紙Pの搬送が困難となったり、用紙Pの一部が折れ曲がったりする不具合を生じることがある。
また、給紙ローラ(吸着ドラム3)に頂端を、例えば上記のように用紙1枚分程度などの微小な隙間をもって近接させてサバキガイド15を配置するには、給紙ローラやサバキガイドを高精度に配置する必要があり、調整困難となったり、各部材を高精度に製作する必要が有るため高価になる。
【0004】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、用紙束から用紙を繰り出す給紙ローラを備える給紙装置において、用紙をスムーズに搬送し、しかも用紙を1枚ずつ確実に分離して安定供給することができ、調整容易で安価な給紙装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
しかしてその解決手段は、積層された用紙束のうち最上位の用紙の上面に給紙ポイントで当接して、この給紙ポイントでの接平面方向に沿って、この用紙を繰り出す給紙ローラと、上記給紙ポイントよりも用紙搬送方向下流側で上記給紙ローラに当接してサバキニップを構成し、用紙をさばくサバキ部材と、用紙を案内するガイド部を有し、上記給紙ローラの周表面のうち上記給紙ポイントと上記サバキニップとの間に、上記ガイド部の先端辺が圧接するガイド部材と、上記給紙ローラを挟むようにして、上記給紙ローラよりも軸方向外側に位置し、上記給紙ローラから繰り出された用紙のうち、給紙ローラが当接する部分だけ凹字状に曲がるのを防止する補助ガイド部を有する補助ガイド部材と、を備える給紙装置である。
【0006】
本発明の給紙装置では、ガイド部材のうちガイド部の先端辺が給紙ローラの周表面に圧接しているので、給紙ローラによって繰り出され、ガイド部に案内された用紙は、このガイド部の先端辺と給紙ローラとの間を通ることとなる。この際、ガイド部の先端辺が給紙ローラに圧接しているので、用紙はガイド部の先端辺により給紙ローラに押さえつけられ、給紙ローラのこの点での接平面に沿って進む。このため、用紙が、概略、サバキニップの方向に導かれ、サバキニップを通ってスムーズに進む。従って、用紙がサバキ部材に衝突・当接して用紙の搬送が困難となったり、用紙の一部が折り曲げられる不具合が生じ難い。また、複数枚の用紙が同時に送られたときにも、確実にサバキニップに用紙を導き、このサバキニップにおいて用紙を分離することができる。また、ガイド部材の先端辺が給紙ローラに圧接しているので、圧接力が適正になるように調整すればよく、ガイド部材や給紙ローラを高精度に製作し、これらの隙間を高精度に調整する必要がないので、調整容易でかつ安価に製造することができる。
さらに、補助ガイド部材の補助ガイド部が、給紙ローラを挟むようにして、給紙ローラよりも軸方向外側に位置している。このため、給紙ローラによって用紙が送り出される際に、用紙のうち、給紙ローラが当接する部分だけ凹字状に曲がる、いわゆる腰折れ形状となって、サバキニップの方向へ用紙を誘導し難くなるのを防止できる。
【0007】
ここで、給紙ローラとしては、用紙に当接して給紙ポイントでの接平面方向に沿って、この用紙を繰り出すことができるものであればいずれのものでも良いが、例えば、用紙との当接面をゴムとしたものが挙げられる。
また、サバキ部材としては、用紙をさばくことができるもの、つまり、複数の用紙が同時に搬送されたときに、用紙同士を分離することができるものであればいずれのものでも良く、例えば、サバキローラ(フリクションローラ)、サバキ板(フリクションパッド)などが挙げられる。
【0008】
さらに、上記給紙装置であって、前記ガイド部材は、前記ガイド部に用紙を案内するガイド面を有し、上記ガイド面と前記給紙ローラとの間隔が用紙搬送方向下流側ほど狭くなるように配置された給紙装置とすると良い。
【0009】
本発明の給紙装置では、ガイド部材のガイド部にガイド面を有しているので、給紙ローラによって繰り出された用紙が、ガイド面に案内されてスムーズにガイド部の先端辺と給紙ローラとの圧接部分に導かれる。
さらに、ガイド面と給紙ローラとの間隔が用紙搬送方向下流側ほど狭くなるようにガイド部が配置されているので、複数枚の用紙が同時に搬送されても、それらの先端が互いにズレてガイド面に当接して分離される。従って、用紙が一枚ずつ搬送されやすくなる。
なお、ガイド部のガイド面としては、給紙ローラとの間隔が用紙搬送方向下流側ほど狭くなるように構成できる面で有ればよいが、具体的には、平面や給紙ローラ側に凸の凸面となっているものが挙げられる。
【0010】
さらに、上記給紙装置であって、前記ガイド部のガイド面は平面であり、前記給紙ローラのうち前記ガイド部の先端辺が圧接する線状圧接部において前記給紙ローラに接する仮想接平面と、上記ガイド面とのなす角が、20〜40度である給紙装置とすると良い。
【0011】
本発明の給紙装置では、仮想接平面とガイド面とのなす角を20〜40度とした。
仮想接平面とガイド面とのなす角が小さい場合には、複数枚の用紙を同時にガイド面に当接するためには、ガイド面の用紙搬送方向の長さを大きくする必要がある。このため、仮想接平面とガイド面とのなす角が20度未満の場合には、ガイド面の用紙搬送方向の長さが大きくなり、配置構成上の問題が発生する。このため、20度以上とするのが好ましい。
一方、仮想接平面とガイド面とのなす角が40度を超える場合には、用紙がガイド面に当接する際、用紙先端への衝撃力が大きくなり、用紙に折れやキズが発生したり、給紙ミスが生じやすくなる。従って、40度以下とするのが好ましい。
【0012】
さらに、上記いずれかに記載の給紙装置であって、前記給紙ポイントと前記給紙ローラの中心軸と前記サバキニップとがなす角が35度以上である給紙装置とすると良い。
【0013】
本発明では、給紙ポイントと前記給紙ローラの中心軸とサバキニップとがなす角を35度以上とした。前記したように、給紙ローラで繰り出された用紙は、給紙ローラから離れる方向に進むので、給紙ポイントと前記給紙ローラの中心軸とサバキニップとがなす角が35度以上の大きな角度になると、給紙ポイントから繰り出された用紙が、サバキニップに導かれずに、その先端がサバキ部材に当接して用紙の搬送が困難となったり、用紙の一部が折れ曲がる不具合が特に生じやすい。従って、給紙ポイントとサバキニップとがなす角が35度以上の場合に、特に本発明を適用し、ガイド部材を備えるようにするのが適当である。
【0014】
なお、給紙ポイントとサバキニップとがなす角が60度を超えると、ガイド部材を圧接させるだけでは、給紙ポイントから繰り出された用紙をサバキニップに導くことが困難となる。従って、給紙ポイントとサバキニップとがなす角が60度以下の場合に、本発明を適用するのが好ましい。つまり、上記いずれかに記載の給紙装置であって、前記給紙ローラにおいて、前記給紙ポイントと前記サバキニップとがなす角が35〜60度である給紙装置とするのが好ましい。
【0015】
さらに、いずれかに記載の給紙装置であって、前記ガイド部の先端辺の前記給紙ローラへの圧接線圧が、0.5〜1.5N/cmである給紙装置とすると良い。
【0016】
本発明の給紙装置では、圧接線圧を0.5〜1.5N/cmとした。給紙ローラで繰り出された用紙は、ガイド部の先端辺と給紙ローラとの間を、これらの間の圧接線圧に抗して通り抜ける。
ここで、ガイド部の先端辺の圧接線圧が0.5N/cm未満であると、用紙を給紙ローラに押さえつける力が小さく、用紙の腰付力によりガイドが給紙ローラから離れ、用紙をサバキニップへ誘導できなくなる。
一方、1.5N/cmを超えると、圧接線圧が大きくなりすぎて、圧接線圧に抗して用紙がガイド部の先端辺と給紙ローラとの間に突入し通り抜ける際の抵抗が大きくなり、給紙不良が発生しやすくなる。
従って、圧接線圧を0.5〜1.5N/cmとするのが好ましい。
【0017】
さらに、上記いずれかに記載の給紙装置であって、前記ガイド部材は、少なくとも前記ガイド部が可撓性のフィルムからなる給紙装置とすると良い。
【0018】
本発明の給紙装置では、ガイド部材のうち少なくともガイド部が可撓性のフィルムからなる。このため、用紙がガイド部の先端辺と給紙ローラとの間を通り抜けるとき、ガイド部自身が屈曲して用紙を通すから、ガイド部を含むガイド部材の構造が簡単になる。また、可撓性フィルムの材質や厚さ、寸法を考慮することで、圧接線圧や給紙ローラへの圧接位置などの調整が容易にできる。
【0019】
なお、可撓性のフィルムの材質としては、適正な圧接線圧が得られる強度のほか、給紙ローラとの圧接による摩耗、用紙との接触による摩耗やすべりなどを考慮して選択すれば良く、例えば、ポリエチレン、ポリエチレン、PETなどの有機フィルムや、弾性のあるステンレス、洋白などの金属フィルム(金属板)が挙げられる。
【0020】
また、上記いずれかに記載の給紙装置であって、前記ガイド部材は、可撓性のフィルムからなり、他の部材に固定された基部と、上記基部の先端側において、上記基部に対して、く字状に折れ曲がった前記ガイド部とを有する給紙装置とするのが好ましい。
【0021】
本発明の給紙装置では、ガイド部材が、基部とこの先端側で、く字状に折れ曲がったガイド部とを有する可撓性のフィルムからなる。このため、ガイド部材の構造が簡単になり、安価で製造容易な給紙装置となる。また、ガイド部材が可撓性のフィルムからなるので、基部の固定位置やフィルムの材質、厚さ、寸法、折れ曲がりの角度などを調整することによって、給紙ローラへの圧接位置や圧接線圧などの調整が容易にできる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の第1の実施形態を、図1、図2、図3を参照して説明する。本実施形態の給紙装置100は、図1の斜視図、および図2の断面図に示すように、給紙ローラ110、サバキローラ120、および用紙カセット130の内壁面131と上面132とにまたがる凹部133内に配置された補助ガイド部材140およびサバキガイド150を有する。
給紙ローラ110は、その中心軸111を中心に矢印112に示す方向(図2、図3中、反時計方向)に回転駆動されるように構成されており、給紙ローラ110の周表面113はゴムで覆われているので、用紙PPと給紙ポイント114で当接させて回転させると、摩擦によって用紙PPを図2中、右方向、つまり給紙ポイント114で給紙ポイント110に接する接平面BPに沿う方向に繰り出すことができるようになっている。
【0023】
一方、サバキローラ120は、図2に示すように、給紙ローラ110に圧接して、サバキニップNPを構成しており、図示しない公知のトルクリミット機構を備える。このサバキローラ120は、サバキニップNPに用紙PPが送り込まれず給紙ローラ110と直接接触しているとき、あるいはサバキニップNPに1枚のみ用紙PPが送り込まれたときには、設定されたリミットトルクを超えるので給紙ローラ10に従動して、中心軸121を中心に図2中時計方向に回転する。一方、2枚以上の用紙PPが送り込まれたときには、リミットトルクが複数の用紙PP間の摩擦力に打ち勝って、逆回転してロックされ、周表面122との摩擦によって下側の用紙PPを上流側に押し戻そうとするので、給紙ローラ110と接する用紙PPのみが下流側に搬送されるようになっている。即ち、サバキローラ120はサバキ部材として、同時に搬送された複数の用紙PPを分離して、用紙PPの重送を防止する働きをする。
【0024】
本実施形態では、給紙ローラ110の中心軸111と給紙ポイント114とを結ぶ面と、中心軸111とサバキニップNPを結ぶ面とがなす角α、つまり、給紙ポイント114と中心軸111とサバキニップNPとがなす角αが、40度に設定されている。給紙ポイント114で繰り出された用紙PPは、給紙ローラ110に吸着されているわけではないので、概略、給紙ポイント114での給紙ローラ110への接平面に沿って(図2中、右水平方向)進もうとするから、用紙PPが進行するほど給紙ローラ110から離れるように進行する。これに対し、角αが比較的大きく、給紙ポイント114に対し、サバキニップNPが角度的に離れた位置に設定されている本実施形態のような場合には、用紙PPの進行方向を何らかの手段で規制しないと、サバキローラ120に用紙PPの先端が当接して、用紙PPを搬送できなくなったり、用紙PPの先端が折れ曲がったりする。
【0025】
これに対し、本実施形態では、補助ガイド部材140およびサバキガイド150を備えている。まず、補助ガイド部材140について説明する。用紙カセット130の凹部132に固設された補助ガイド部材140は、コ字形状のステンレス板からなり、基部141の上側両端部には、用紙カセット130の外側(用紙搬送方向下流側)に向け、基部141に対して、く字状に折り曲げられた補助ガイド部142,143を有している。このため、補助ガイド部142,143と給紙ローラ110とは、搬送方向下流側ほど間隔が狭くなる。但し、次述するサバキガイド150と異なり、補助ガイド部142,143は、給紙ローラ110の周表面113とは当接しない。また、補助ガイド部材140のうち、この補助ガイド部142,143は、給紙ローラ110を挟むようにして、給紙ローラ110よりも軸方向外側に位置するように構成されており、用紙カセット130内に積層された用紙束から給紙ローラ110によって用紙PPが送り出される際に、用紙PPのうち、給紙ローラ110が当接する部分だけ凹字状に曲がる、いわゆる腰折れ形状となって、サバキニップNPの方向へ用紙PPを誘導し難くなるのを防止している。
【0026】
次いで、サバキガイド150について説明する。このサバキガイド150は、弾性に富む、厚さ0.188mm、幅30mmのポリエチレンフィルムからなる。そのうち、基部151は、補助ガイド部材140の基部141のうち、中央部144に固着されている。一方、基部151に対してガイド部152は、補助ガイド部材140の補助ガイド部142,143と同様に、用紙カセット130の外側(用紙搬送方向下流側)に向けて、く字状に折り曲げられて平面状のガイド面154を構成している。従って、ガイド面154と給紙ローラ110とも、搬送方向下流側ほど間隔が狭くなる。本実施形態では、ガイド部152は、幅30mm、長さ3.5mmとし、基部151に対する折曲角度は、自由な状態で10〜35度とした。
【0027】
さらに、図2に示すように、用紙カセット130を所定位置にセットしたとき、このサバキガイド150は、給紙ローラ110の周表面113のうち、給紙ポイント114とサバキニップNPとの間の線状圧接部115に対して、ガイド部152の先端辺153が、所望の圧接線圧で圧接するように、厚さや外形寸法、折曲角度、取付位置などが設定されて配置されている。本実施形態では、具体的には、圧接線圧が1.0N/cm(=3.0N/30mm)程度となるように調整されている。後述するように、この圧接線圧が0.5N/cm未満では、用紙PPが通過する際に、容易に押し広げられるため、用紙PPをサバキニップNPの方向に誘導する能力が低く、用紙PPの先端がサバキローラ120に圧接する不具合が生じやすくなる。一方、圧接線圧が1.5N/cmを超えると、圧接力に抗して用紙PPが給紙ローラ110とサバキガイド150の先端辺153の間に突入して通り抜ける際の抵抗が大きくなり、給紙不良が発生しやすくなる。
このように、サバキガイド150が適度な圧接線圧で給紙ローラ110に圧接しているので、前記したように、両者を高精度に製作し、両者間の間隔を調整する必要がない。
【0028】
また、本実施形態では、線状圧接部115において、給紙ローラ110に接する仮想接平面CPを観念すると、この仮想接平面CPとガイド面154とのなす角βを、30度とした。後述するように、この角βが20度未満であると、ガイド面の用紙搬送方向の長さが大きくなり、ガイド部材の配置などに困難が生じる。一方、この角βが40度を超えると、用紙に折れやキズが発生したり、給紙ミスが生じやすくなる。従って、角βとしてこの間の角度を選択するようにしている。
【0029】
さて、この給紙装置100において、用紙カセット130内に用紙束をセットすると、積層された用紙束のうち最上位の用紙PPの上面に、具体的には、図2、図3において、用紙PPの右端上面付近の給紙ポイント114に、給紙ローラ110の周表面113が当接する。給紙指令に従って給紙が開始されると、図2、図3に示すように給紙ローラ110が回転(図3中反時計方向)し、最上位の用紙PPが摩擦によって、接平面BPに沿って搬送方向下流側(図3中右方向)に繰り出される。
繰り出された用紙PPは補助ガイド部材140の補助ガイド部142およびサバキガイド150のガイド部152のガイド面154に沿って搬送方向下流側(図3中右方向)に案内され、線状圧接部115とサバキガイド150の先端辺153との間を、圧接線圧に抗して押し広げてこの間を通過する。この際、用紙PPを十分な圧接線圧で押さえつけているので、用紙PPの先端は、線状圧接部115における仮想接平面CPに沿う方向に進行するように仕向けられる。つまり、用紙PPがサバキニップNPの方向に誘導される。
【0030】
このように、先端辺153が給紙ローラ110に当接するサバキガイド150を設けたので、サバキガイド150の先端辺153で用紙PPを押さえつけ、その進行方向をサバキニップNPの方向に誘導することができる。このため、給紙ポイント114とサバキニップNPとが角度的に離れて構成されている場合、つまり、給紙ポイント114と中心軸111とサバキニップNPとのなす角αが大きい場合でも、用紙PPの先端がサバキローラ120に当接することが防止され、サバキニップNPを通して、スムーズに用紙PPを供給することができるようになる。
このように、角度αが大きい場合、具体的には、角度αが35度以上の場合に本実施形態のようなサバキガイド150を設けると良い。角度αが35度以上の場合には、給紙ポイントから繰り出された用紙が、サバキニップに導かれずに、サバキ部材に当接して用紙の搬送が困難となったり、用紙の一部が折り曲げられる不具合が特に生じやすいからである。
【0031】
次いで、図3に示すように、給紙ポイント114から複数枚(図3では4枚)の用紙PPが同時に繰り出された場合について説明する。サバキガイド150は、ガイド面154と給紙ローラ110との間隔が用紙搬送方向下流側ほど狭くなるように配置されている、具体的には、上記したように、ガイド面154と線状圧接部115において給紙ローラ110に接する仮想接平面CPとがなす角βが30度となるように配置してある。また、サバキガイド150の先端辺153は、所定の圧接線圧でこの給紙ローラ110に圧接している。
【0032】
このため、4枚の用紙PP1,PP2,PP3,PP4が同時に繰り出された場合、用紙の上からの順位によって用紙がサバキガイド150のガイド面154に当接する位置が異なり、上位の用紙ほど搬送方向下流側でガイド面と当接するので上位の用紙ほど下流側に進み、4枚の用紙PP1等は図3に示すように、先端が階段状にずれて分離される。そして、給紙ローラ110に接している最上位の用紙PP1のみが、圧接線圧に抗してサバキガイド150の先端辺153と給紙ローラ110の線状圧接部115との間を押し広げて通過する。従って、このサバキガイド150のガイド面154においても、複数の用紙PPを分離することができる。さらに、その後のサバキニップNPにおいて用紙をさばく、つまり同時に搬送された複数の用紙同士を分離することができる。従って、この給紙装置100では、確実に1枚ずつ分離して用紙PPを給紙することができる。
【0033】
なお、本実施形態では、ガイド面154と線状圧接部115において給紙ローラ110に接する仮想接平面CPとがなす角βを30度とした。この角度βが小さいほど、ガイド面154において用紙同士を分離しやすくなるが、角度βが20度未満の場合には、複数枚の用紙を当接可能とするのに必要なガイド面154の長さ(本実施形態では3.5mm)が大きくなりすぎて、サバキガイド150を適切な位置や形状で配置するのが困難になる。
一方、この角度βが40度以上の場合には、用紙の先端がガイド面に当接した際に、用紙の先端が受ける衝撃力が大きくなり、用紙に折れやキズが発生したり、給紙ミスが生じやすくなる。
【0034】
(実施形態2)
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。上記実施形態1では、用紙カセット130に補助ガイド部材140及びサバキガイド150を設け、く字状に折り曲げたサバキガイド150の弾性によって、その先端辺153を給紙ローラ110に圧接した。これに対し、本実施形態2では、バネなどの弾性体の付勢によって、先端辺を給紙ローラに圧接するようにした点で異なるが、給紙ローラおよびサバキローラについては、実施形態1と同様の構成を有している。従って、異なる部分を中心に説明し、同様な部分については、同じ番号を付すと共に、説明を省略あるいは簡略化する。
【0035】
実施形態2について、図4、図5を参照しつつ説明する。本実施形態の給紙装置200は、実施形態1と同様の給紙ローラ110およびサバキローラ120のほか、用紙カセット230、サバキガイド250を有する。即ち、給紙ローラ110は、実施形態1と同様に、周表面113を用紙PPと給紙ポイント114で当接させて、矢印112に示す方向に回転させると、用紙カセット230内に積層した用紙束から、摩擦によって用紙PPを図5中、接平面BPに沿う右方向に繰り出すことができるようになっている。サバキローラ120も、実施形態1と同様に、給紙ローラ110に圧接してサバキニップNPを構成し、サバキ部材として、同時に搬送された複数の用紙PPを分離して、用紙PPの重送を防止する働きをする。
【0036】
一方、ガイド部材であるサバキガイド250は、実施形態1と異なり、金属板、具体的にはステンレス板を折り曲げて製作したものであり、給紙ローラ110の軸方向長さ(図5中、紙面に垂直方向の長さ)より長い基部251、および、基部251に対して、く字状に折り曲げられ平面状のガイド面254を有するガイド部252を備える。ガイド面254と給紙ローラ110は、搬送方向下流側ほど間隔が狭くなる。本実施形態では、ガイド部252は、幅60mm、長さ3.5mmとし、基部251に対する折曲角度は、30度とした。
【0037】
また、サバキガイド250は、基部251の左右端に、用紙搬送方向に、つまり用紙カセット230から離れる方向に延びる、略L字状のブラケット部255,256を有している。このブラケット部255,256の端部には、共通の軸259を通る軸孔257,258を有する。図5に示すように、この軸孔257,258を通る保持軸271を中心にして、矢印272に示すように、サバキガイド250が回動可能に保持されている。
【0038】
さらに、図5に示すように、基部251の中央下部には、この基部251から略L字状に付勢ブラケット261が延びており、この付勢ブラケット261と給紙装置本体282との間に取り付けられた弾性体、具体的には、圧縮バネ281によって、サバキガイド250が矢印272のうち時計方向に付勢されている。このため、ガイド部252の先端辺253が、給紙ローラ110の周表面113のうち、給紙ポイント114とサバキニップNPとの間の線状圧接部116に圧接する。
このとき、ガイド部252の先端辺253が、所望の圧接線圧で給紙ローラ110に圧接するように、圧縮バネ281の付勢力や、ガイド部252の外形寸法、折曲角度、取付位置などが設定されて配置されている。本実施形態でも圧接線圧が、0.5〜1.5N/cmの範囲、具体的には、1.0N/cm(=3.0N/30mm)程度となるように調整されている。
本実施形態においても、サバキガイド250が給紙ローラ110の圧接しているので、前記したように、両者を高精度に製作し、例えば、両者間の間隔を用紙1枚の間隔にするなど高精度に調整する必要がない。
【0039】
また、本実施形態2でも、図5に示すように、線状圧接部116において、給紙ローラ110に接する仮想接平面CPを観念すると、この仮想接平面CPとガイド面254とのなす角を、30度とした。
【0040】
さて、この給紙装置200においても、用紙カセット230内に用紙束をセットすると、積層された用紙束のうち最上位の用紙PPの右端上面付近の給紙ポイント114に、給紙ローラ110の周表面113が当接する。給紙指令に従って給紙が開始されると、給紙ローラ110が回転し最上位の用紙PPが摩擦によって、接平面BPに沿う搬送方向下流側(図5中右方向)に繰り出される。
繰り出された用紙PPはサバキガイド250のガイド部252のガイド面254に沿って搬送方向下流側(図5中右方向)に案内され、線状圧接部116とサバキガイド250の先端辺253との間を、圧接線圧に抗して押し広げてこの間を通過する。この際、用紙PPを十分な圧接線圧で押さえつけているので、用紙PPの先端は、線状圧接部116における仮想接平面CPに沿う方向に進行するように仕向けられる。つまり、用紙PPがサバキニップNPの方向に誘導される。
【0041】
このように、本実施形態2でも、先端辺253が給紙ローラ110に当接するサバキガイド250を設けたので、サバキガイド250の先端辺253で用紙PPを押さえつけ、その進行方向をサバキニップNPの方向に誘導することができる。このため、給紙ポイント114とサバキニップNPとが角度的に離れて構成されている場合、つまり、給紙ポイント114と中心軸111とサバキニップNPとのなす角αが大きい場合でも、用紙PPの先端がサバキローラ120に当接することが防止され、サバキニップNPを通して、スムーズに用紙PPを供給することができるようになる。
【0042】
また、給紙ポイント114から複数枚の用紙PPが同時に繰り出された場合でも、サバキガイド250のガイド面254が給紙ローラ110との間隔が用紙搬送方向下流側ほど狭くなるように配置され、その先端辺253は、所定の圧接線圧でこの給紙ローラ110に圧接している。このため、複数の用紙PPが同時に繰り出された場合には、その先端が階段状にずれて分離される。そして、給紙ローラ110に接している最上位の用紙のみが、圧接線圧に抗して先端辺253と線状圧接部116との間を押し広げて通過する。従って、このサバキガイド250のガイド面254においても、複数の用紙PPを分離することができる。さらに、その後のサバキニップNPにおいて用紙をさばく、つまり同時に搬送された複数の用紙同士を分離することができる。従って、この給紙装置200でも、確実に1枚ずつ分離して用紙PPを給紙することができる。
【0043】
以上において、本発明を実施形態1,2に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態1では、サバキガイド150として、ポリエチレンフィルムをく字状に折り曲げたものを使用し、フィルムの弾性により付勢した。また、実施形態2では、ステンレス板を折り曲げたものを使用し、圧縮バネ281で付勢した。しかし、線状圧接部115,116の圧接線圧を適宜調整できるのであれば、他の構成を採用しても良く、例えば、金属板の基部に有機フィルムのガイド部を貼り付けてサバキガイドとしても良い。また、実施形態2では、圧縮バネ281によってサバキガイド250を付勢したが、引張バネなど弾性体の引張力を利用して付勢するように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1にかかる給紙装置の要部を示す斜視図である。
【図2】 実施形態1にかかる給紙装置の要部の断面図である。
【図3】 給紙時の作用を説明するための説明図である。
【図4】 実施形態2にかかる給紙装置の要部を示す斜視図である。
【図5】 実施形態2にかかる給紙装置の要部の断面図である。
【図6】 従来の給紙装置の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
100,200 給紙装置
110 給紙ローラ
111 給紙ローラの中心軸
113 給紙ローラの周表面
114 給紙ポイント
115,116 サバキガイドの先端辺との圧接部(線状圧接部)
120 サバキローラ(サバキ部材)
121 サバキローラの中心軸
130,230 用紙カセット
140 補助ガイド部材
150,250 サバキガイド(ガイド部材)
151,251 基部
152,252 ガイド部
153,253 先端辺
154,254 ガイド面
PP 用紙
NP サバキニップ
CP 線状圧接部における仮想接平面
α 給紙ポイント114と中心軸111とサバキニップNPとがなす角
β ガイド面154と接平面CPとがなす角

Claims (6)

  1. 積層された用紙束のうち最上位の用紙の上面に給紙ポイントで当接して、この給紙ポイントでの接平面方向に沿って、この用紙を繰り出す給紙ローラと、
    上記給紙ポイントよりも用紙搬送方向下流側で上記給紙ローラに当接してサバキニップを構成し、用紙をさばくサバキ部材と、
    用紙を案内するガイド部を有し、上記給紙ローラの周表面のうち上記給紙ポイントと上記サバキニップとの間に、上記ガイド部の先端辺が圧接するガイド部材と、
    上記給紙ローラを挟むようにして、上記給紙ローラよりも軸方向外側に位置し、上記給紙ローラから繰り出された用紙のうち、給紙ローラが当接する部分だけ凹字状に曲がるのを防止する補助ガイド部を有する補助ガイド部材と、
    を備える給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置であって、
    前記ガイド部材は、
    前記ガイド部に用紙を案内するガイド面を有し、
    上記ガイド面と前記給紙ローラとの間隔が用紙搬送方向下流側ほど狭くなるように配置された
    給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置であって、
    前記ガイド部のガイド面は平面であり、
    前記給紙ローラのうち前記ガイド部の先端辺が圧接する線状圧接部において前記給紙ローラに接する仮想接平面と、上記ガイド面とのなす角が、20〜40度である
    給紙装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給紙装置であって、
    前記給紙ポイントと前記給紙ローラの中心軸と前記サバキニップとがなす角が35度以上である
    給紙装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の給紙装置であって、
    前記ガイド部の先端辺の前記給紙ローラへの圧接線圧が、0.5〜1.5N/cmである
    給紙装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の給紙装置であって、
    前記ガイド部材は、少なくとも前記ガイド部が可撓性のフィルムからなる
    給紙装置。
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