JP4066548B2 - 穀粒乾燥機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は穀粒張込量検出装置に関し、穀粒乾燥装置等に利用しうる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来穀粒乾燥装置にあっては、適宜間隔毎に接点を備えた帯条の検出センサを穀粒貯留部の天井から吊り下げて設け、これの検出信号をコントローラに入力して現在の張込量を検出しうる形態としている(特開平8−128782号公報)。
【0003】
ところが、上記のように適宜間隔毎に接点を有する形態では、側面からの穀粒圧力によって接点がオンする形態であるから、穀粒中に一部乃至そのほとんどが埋没する状態となり、循環乾燥工程で穀粒が徐々にではあるが流下するとその流下に引きづられて帯条が切損するなどの恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記に鑑み、次の技術的手段を講じた。即ち、請求項1においては貯留タンク(2)と、乾燥室(3)と、集穀室(4)と、集穀室(4)に集めた穀粒を揚上する昇降機(11)と、制御部(80)とを設け、貯留タンク(2)内天井部の所定位置には索条体(63)によって重錘(64)を吊り下げ、該重錘(64)を降下して貯留穀粒の上面に接地させ、当該接地する位置までの降下距離又はこの接地位置からの上記索条体(63)の巻き上げ状態までの上昇距離を検出する構成とし、制御部(80)は、前記重錘(64)の降下距離又は上昇距離に基づき張込穀粒量を算出する構成とし、かつ、異なる機種毎に重錘(64)の最大許容降下距離を予め設定することを特徴とする穀粒乾燥機の構成とする。
【0005】
また、請求項2においては、重錘(64)の降下動作の開始後、所定時間経過しても穀粒張込量の検出出力や表示出力が立ち上がらないときには、重錘(64)の巻き上げ動作を行ない、その後に手動設定にて穀粒張込量を入力できる構成としたことを特徴とする請求項1記載の穀粒乾燥機とする。
【0006】
【発明の作用効果】
上記のように請求項1記載の発明は、重錘を上下しながら張込穀粒の表面に接地すべく設けられるから、重錘部分が穀粒中に埋もれる恐れがなく、索条体切損等の事故を少なくできる。又、重錘の接地状態を検出するスイッチを構成するものであるから、重錘の穀粒表層部位置を正確に判定でき索条体の降下距離乃至上昇距離を正確に測定することができる。また、穀粒乾燥機の場合には乾燥部,集穀部を共用し貯留室容量が異なる機種を設定することが多いため、制御部に異なる機種毎に重錘(64)の最大許容降下距離を予め設定することにより、過剰の降下を防止できる効果がある。
【0007】
また、請求項2記載の発明は、最大降下距離まで重錘を降下させても途中で補強用の張棒等に引っかかるなどして重錘が降下できない場合に、重錘を巻き上げして、手動で張込穀粒を設定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施例を図面に基づき説明する。1は穀粒乾燥機の機枠で、この機枠内には上部から貯留タンク2、乾燥室3、集穀室4を縦設し、このうち乾燥室3は、バ−ナ5に通じる熱風室6と排風装置7に通じる排風室8との間に穀粒流下通路9,9をV字状に形成してなり、各流下通路9,9の下部に設ける繰出バルブ10の正逆回転連動により所定量毎に流下する穀粒に熱風を浴びせて乾燥する構成である。
【0009】
上記機枠1外部には集穀室4の一側に集めた穀粒を貯留タンク2に揚上還元する昇穀機11を立設する。この昇穀機11は内部上下のプーリ12,12間にバケット13付ベルト14を巻回する構成であり、集穀室4下部に横設する下部移送螺旋15により一側に移送された乾燥穀粒を掬い上げ上部に移送できる構成としている。この昇穀機11で掬われ上部で投てきされる穀粒は、投げ口開口部16を介して上部移送螺旋17を設ける移送樋18の始端側に案内される。尚、移送螺旋17で水平移送される穀粒は貯留タンク2の中央上部に配設する回転拡散盤19に案内され、貯留タンク2内に拡散落下される構成としている。
【0010】
前記昇穀機11、上部及び下部移送螺旋15,17等からなる穀粒循環系は、機枠下隅部の駆動モ−タ20により回転連動する。該モ−タ20駆動軸にはカウンタプーリ21を介して下部移送螺旋15を回転連動し、該下部移送螺旋15の回転は、昇穀機11のバケットベルト14を連動回転すると共に、この昇降機11の上部側プーリ12と上部移送螺旋17との間の連動ベルト(図示せず)により当該上部移送螺旋17を連動しうる構成である。
【0011】
上記昇穀機11の適宜高さの位置における側壁22には、バケットベルト14の往行程と復行程との左右間隔部以内に対応すべく供給口23を設けると共に、この供給口23部には水分計24を着脱自在に設けている。水分計24は、例えば供給口23の繰出ロール(図示せず)の下方にのぞませた一対の電極ロール(図示せず)間でサンプル粒の1粒を圧砕しながらその抵抗値を電気的処理して穀粒水分値に換算する構成である。
【0012】
機枠1正面側には、左右幅にわたって接続案内枠25、この接続案内枠25の前面に着脱自在の熱風発生胴26を設け、該熱風発生胴26の内部に前記バーナ5を収容している。上記熱風発生胴26内において、左半部には熱風ダクト36を配設し、バーナ5のファンカバー30及び燃焼筒33を一側下部にレイアウトするが、余りの空間部、即ち一側上部には、乾燥運転に必要な制御を行うコントロールボックス38を接続案内枠25の壁面に吊持状に着脱自在に固定している。
【0013】
上記コントロールボックス38は、その操作盤40面に、運転・燃焼・停止の各運転モードスイッチ41,42,43、仕上水分,張込量の各設定スイッチ44,45、乾燥時間設定のための増・減スイッチ46,47等を配設している。48は緊急停止スイッチ、49は表示部である。機枠1背面側には、前記排風装置7を設ける。排風装置7は、高速回転する遠心ファン50、このファンを内蔵するファン胴51、及び排風ダクト52等からなり、機枠1背面において排風室8にのぞむよう円形開口53を形成するものである。遠心ファン50は、回転軸55中心に複数の羽根56,56…を所定角度に配設して片側吸入に構成し、またファン胴51は遠心ファン50の回転に伴い起風し、上記円形開口53からの空気を上方に放出すべく構成される。
【0014】
上記ファン胴51に接続する上記排風ダクト52は、開口を水平向きに変更するものであり、両者は円形嵌合とされているため、該排風ダクト52を縦軸心まわりに任意の方向に向き調整できる構成である。上記回転軸55の外側端にはプーリ57を設け、前記カウンタプーリ21と一体的に設ける第2カウンタプーリ21aと当該プーリ57との間にベルト58を掛け回し、駆動モータ20に連動する構成としている。
【0015】
前記貯留タンク2内天井部には、穀粒張込量検出装置61を構成している。この検出装置61は、天井部近傍に設ける巻き上げ機構62、この巻き上げ機構61に巻き上げられる索条体63、索条体63の先端に設ける重錘64及び接地スイッチ65部等からなり、これらスイッチ65の検知信号や巻き上げ機構62の正逆転回転数信号は後記コントローラに出力され張込量に換算される構成である。
【0016】
上記重錘64は球体を呈し、接地スイッチ65の接点を内装する。該接点の一の作動突起66は下方に突出し、該突起66には下方広がりのスカート部67を連設して、該スカート部67が堆積穀粒の上面に達するとこれに接地し上記作動突起66を押し上げてスイッチ65をオンできる構成である。なお、78は作動突起66を常時下方に付勢する板バネである。
【0017】
一方、索条体63は、巻き上げ機構62のウインチ68にその上端が固定され、正逆転連動モータ69の正転作用によって、索条体63を巻取って重錘64位置を上昇させ、逆に逆転作用によって重錘64位置を下降させる構成である。なお該モータ69の軸端部には大径のギア70を固定しこれに噛み合う小径のギア71は螺旋軸72を回転連動し、該螺旋軸72には上記索条体63を係合する係合孔73を形成した係合部材74を螺合し、ギア70の正転によって係合部材74を矢印イ方向に進ませ、逆にギア70が逆転するときは、反矢印イ方向に退避すべく構成し、索条体63の巻取りが二重に重ならないよう作動する構成としている。75,76は上記穀粒張込量検出装置61を天井部に吊り下げ支持する支持メタルである。77は前記大径ギア70の回転数をカウントする回転数センサで、該ギア70適所に貼着された磁性体をリードスイッチ形態のセンサで1回転毎に検出して出力する構成とし、ギヤ1回転を索条体の巻上げまたは降下長さに換算しながら、上記正逆転連動モータ69の正転乃至逆転指令信号と相俟って、重錘部の降下距離乃至上昇距離を演算できる構成である。
【0018】
図8は制御ブロック図であり、前記コントロールボックス38の制御部80には、前記操作盤40に配設した運転・燃焼・停止の各運転モードスイッチ41,42,43、仕上水分,張込量の各設定スイッチ44,45、乾燥時間設定のための増・減スイッチ46,47等の入力信号のほか、バルブセンサ81,水分計24,駆動モータ20の負荷検出器82,熱風温度センサ83,外気温度センサ84,風量センサ85、穀粒張込量検出装置61の回転数センサ77等の各種検出信号を入力する。一方出力信号としては、前記昇降機等の循環系兼排風装置7を駆動する駆動モータ20,繰出バルブ10用繰出モータ86駆動信号、バーナ5駆動信号、表示部49の表示出力信号等がある。
【0019】
上記運転スイッチ41がオンすると、駆動モータ20及び繰出モータ67が起動し、燃焼スイッチ42がオンするとバーナ系に起動信号が出力されバーナが点火燃焼状態に入る。停止スイッチ43をオンすると起動状態の各部が停止されるものとなる構成である。従って、所謂張込モード,排出モードとするときには運転スイッチ41をオンしておき、乾燥モードとするには当該運転スイッチ41操作に加え燃焼スイッチ42をオン操作することとなる。
【0020】
上記繰出モータ86は間歇的に正逆回転駆動すべく制御出力される。即ち、円筒ドラム形状の所定幅を切欠き開口する前記繰出バルブ10は、正転して該開口を下向きとなる位置に達し(この位置検出は、例えばバルブ回転軸側のリードスイッチと固定側磁性体とからなる上記バルブセンサ81が行なう)、直ちに360度逆転して再び開口を下向きとする。この動きを所定時間置きに実行させるべく当該繰出モータ86に制御出力される構成としている。
【0021】
また、この制御部80は、水分計24からの検出信号処理によって仕上水分に達したことと判定すると、停止信号を出力する。この停止信号を受けて駆動モータ20や繰出モータ86、あるいはバーナ5がその運転を停止するものである。なお、87は機枠1側部に開口する張込口、88はこの張込口87を開閉しかつ籾袋投入用台座となすサイドホッパである。このサイドホッパ88からの投入穀粒は、下部移送螺旋15,昇降機11,上部移送螺旋17を経て貯留タンク2に張り込まれる構成である。
【0022】
また89は上部螺旋移送樋18の始端側開口部に設ける排出シャッタであり、外部からの引き紐90などの回動操作によって開閉連動しうる構成である。上例の作用について説明する。運転スイッチ41をオンすると、駆動モータ20及び繰出モータ67が起動する。サイドホッパ88から昇穀機11を利用して貯留タンク2に所定量の穀粒を張り込むが、一旦貯留タンク2に張り込まれた穀粒は繰出バルブ10の回転に伴って流下し再び貯留タンク2に戻されるいわゆる循環張込が行われる。その間排風装置7が駆動されているから、流下通路9,9にある穀粒は通風され予備的乾燥が行われる。
【0023】
次いで穀粒種類、仕上水分等を設定して乾燥作業を開始する。燃焼スイッチ42をオンする(張込作業終了後一旦停止スイッチ43をオンして停止動作としたときは、運転スイッチ41もオンする)と、バーナ5に駆動信号が出力されバーナ5が点火され熱風乾燥に入る。ところで、上記燃焼スイッチ42がオンすると、燃焼に先立ち穀粒張込量検出装置61が検出動作し張込量が自動測定され、バーナ5の間歇時間等に影響するものである。即ち、燃焼スイッチ42をオンすると、正逆転連動モータ69は逆転しウインチ68から索条体が順次解かれて重錘が下降し張込穀粒の表面において、スカート部67が接地するとスイッチ65がオンし、その時の回転数センサ77の読み込み値をもって降下距離を求め、既知の最大張込量との関係から現在張込量を算出する。このようにして算出された張込量にて制御部80ではバーナ5の間歇運転の時間を決定し、あらかじめ設定した熱風温度に近づくべく燃焼制御が行われる。
【0024】
こうして算出された設定熱風温度に基づいて、電磁ポンプ31から燃料が供給され、図外点火プラグが作動して点火し火炎を生じる。その火炎は適宜に調整されたファンカバー30から導入される一次空気の通風によって、燃焼筒32,接続筒33及び案内筒34に延長する。この火炎によって発生する輻射熱は上方のガイド筒35に案内されて上方へ抜け、遠心ファン50回転による起風に伴い、熱風室を流通するものである。
【0025】
なお、遠心ファン50と共に、駆動モータ20の回転に伴って、下部移送螺旋15,昇降機11,上部移送螺旋17,拡散盤19、及び排風装置を回転連動する。またモータ86も駆動状態にあるから、繰出バルブ10を正逆連動回転するもので、バルブ10内に溜まる穀粒を下部移送螺旋15に排出しながら、流下通路9,9の穀粒を流下させるものである。従って、貯留タンク2内の穀粒は乾燥室3を所定量毎に流下しながら熱風を浴び、集穀室4に至る。熱風を受けた穀粒は下側の移送螺旋15で一側に移送され昇穀機11で揚穀され、上部移送螺旋17に引き継がれ再び貯留タンク2内に至り、暫くの間調質作用を受ける。このような行程を繰り返し予め設定した仕上水分値に達すると乾燥終了するものである。
【0026】
所期の乾燥運転が終了すると穀粒を排出する排出作業に入る。運転スイッチ41をオンし、そして排出シャッタ89を開くと、穀粒は機外に排出されることとなる。上記の穀粒張込量検出装置61を構成する重錘64の構成は、球体であるから、上面に穀粒が体積するなどの恐れがない効果がある。
【0027】
なお上記実施例では、穀粒張込量検出装置61の起動は燃焼スイッチ42のオン操作に連動する構成としたが、別途張込量スイッチを設けて任意の時期に測定できる構成としてもよい。また、その検出結果を表示部49に表示することもできる。張込量検出装置61を複数設けるか、あるいは水平面にて移動しうる構成とし、張込状態の複数箇所で検出しうる構成とし平均化処理して表示し又は乾燥制御に用いることによって検出精度が向上する。なお、張込量測定の都度重錘64は降下し、測定完了する毎に索条体63は巻き上げられて待機し穀粒中に埋もれることのないように構成されていて、不測の破損事故などを防止している。
【0028】
貯留室内が空に近い状態では、上記張込量検出装置61の重錘64は穀粒あるいは他物との接地位置まで下降することとなるが、貯留室下方の乾燥部では乾燥網が複雑な形状で構成され、穀粒通路が傾斜等する関係で、上記重錘64が他物と接触すると引っかかりや破損の原因となる。そこで、索条体63の長さを一定とし所定以上に降下できない構成とすることにより上記の欠点を解消することができる。また、穀粒乾燥機の場合には乾燥部,集穀部を共用し貯留室容量が異なる機種を設定することが多いため、制御部にはかような機種認識手段を設け、該機種認識とあらかじめ機種毎に設定された降下距離、即ち正逆転連動モータ69の許容逆転回数を機種毎に設定しておくことにより、過剰の降下を防止できる効果がある(図9)。
【0029】
図10は異常処理の方法を示し、上記のように設定した最大降下距離にウインチ68を回転させても未だ接地状態を得られない場合がある。これは途中の補強用の張棒91に索条体63が引っかかるなどして重錘64が降下できない場合などであるから、該検出装置61の作動開始ご所定時間経過しても検出出力や表示出力が立ち上がらない場合には一旦巻上げ操作して、再度検出動作に入ることとしている。なお、検出結果が思わしくないときは、手動設定にて張込量を入力できるよう構成するとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部断面した要部の斜視図である。
【図2】 乾燥機本体の正面図である。
【図3】 乾燥機本体の正断面図である。
【図4】 乾燥機正面の拡大図である。
【図5】 その側面図である。
【図6】 乾燥機背面図である。
【図7】 操作盤面の正面図である。
【図8】 制御ブロック図である。
【図9】 フローチャートである。
【図10】 フローチャートである。
【符号の説明】
1…機枠、2…貯留タンク、3…乾燥室、4…集穀室、5…バーナ胴、6…熱風室、7…排風装置、8…排風室、9,9…穀粒流下通路、10…繰出バルブ、11…昇穀機、12,12…プーリ,13…バケット、14…バケットベルト、15…下部移送螺旋、16…投げ口開口部、17…上部移送螺旋、18…移送樋、19…回転拡散盤、20…駆動モ−タ、21…カウンタプーリ、22…側壁、23…供給口、24…水分計、25…接続案内枠、26…熱風発生胴、30…ファンカバー、33…燃焼筒、36…熱風ダクト、38…コントロールボックス、40…操作盤、41,42,43…運転モードスイッチ、44,45…設定スイッチ、46,47…増・減スイッチ、48…緊急停止スイッチ、49…表示部、50…遠心ファン、51…ファン胴、52…排風ダクト、53…円形開口、55…回転軸、56…羽根、57…ぷーり、58…ベルト、61…張込量検出装置、62…巻き上げ機構、63…索条体、64…重錘、65…圧力検知スイッチ、66…突起、67…スカート部、68…ウインチ、69…正逆転連動モータ、70…大径ギア、71…小径ギア、72…螺旋軸、73…係合孔、74…係合部材、75,76…メタル、77…回転数センサ、78…板バネ、80…制御部、81……バルブセンサ、82…負荷検出器、83…熱風温度センサ、84…外気温度センサ、85…風量センサ、86…繰出モータ、87…張込口、88…サイドホッパ、89…排出シャッタ、90…引き紐、91…張棒
Claims (2)
- 貯留タンク(2)と、乾燥室(3)と、集穀室(4)と、集穀室(4)に集めた穀粒を揚上する昇降機(11)と、制御部(80)とを設け、
貯留タンク(2)内天井部の所定位置には索条体(63)によって重錘(64)を吊り下げ、該重錘(64)を降下して貯留穀粒の上面に接地させ、当該接地する位置までの降下距離又はこの接地位置からの上記索条体(63)の巻き上げ状態までの上昇距離を検出する構成とし、
制御部(80)は、前記重錘(64)の降下距離又は上昇距離に基づき張込穀粒量を算出する構成とし、かつ、異なる機種毎に重錘(64)の最大許容降下距離を予め設定することを特徴とする穀粒乾燥機。 - 重錘(64)の降下動作の開始後、所定時間経過しても穀粒張込量の検出出力や表示出力が立ち上がらないときには、重錘(64)の巻き上げ動作を行ない、その後に手動設定にて穀粒張込量を入力できる構成としたことを特徴とする請求項1記載の穀粒乾燥機。
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