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JP4060646B2 - Rubber composition for tire tread - Google Patents

Rubber composition for tire tread Download PDF

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JP4060646B2
JP4060646B2 JP2002177465A JP2002177465A JP4060646B2 JP 4060646 B2 JP4060646 B2 JP 4060646B2 JP 2002177465 A JP2002177465 A JP 2002177465A JP 2002177465 A JP2002177465 A JP 2002177465A JP 4060646 B2 JP4060646 B2 JP 4060646B2
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silica
rubber
rubber composition
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤトレッド用ゴム組成物に関し、とりわけ、二輪車の前輪のトレッドに用いて、耐摩耗性の低下および中低速度で旋回する際のタイヤの倒れこみを招くことなく、惰性走行などにともなうハンドルの振れ(シミーモーション)を制御することができるタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
二輪車で中低速度域をギアがニュートラルの状態で惰性走行した際には、コーナーリングフォース(CF)およびセルフアライニングトルク(SAT)などに起因して、ハンドルが左右に激しく振動する、いわゆるシミーモーションが発生しやすい。従来、このシミーモーションを制御するために、トレッドゴムのゴム厚さを増加すること、また、トレッドゴムの硬度を減じることなどが行なわれている。
【0003】
しかしながら、このような従来のタイヤでは、とくにショルダー部の剛性が不充分となり、中低速度域で旋回する際にタイヤの倒れこみが起こるという問題があった。さらに、トレッドゴムのゴム厚さを増加したタイヤは、コストの上昇を招くという問題があった、また、トレッドゴムの硬度を減じたものは、耐摩耗性を損ねて摩耗寿命を低減するという問題があった。
【0004】
そのため、耐摩耗性の低下と中低速度で旋回する際にタイヤの倒れこみを起こすことなく、シミーモーションを制御することができるトレッドゴム配合を開発することが急務であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、耐摩耗性の低下および中低速度で旋回する際のタイヤの倒れこみを招くことなく、シミーモーションを制御することができる二輪車用のトレッドゴムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(A)スチレン−ブタジエン共重合体を60〜100重量%含む原料ゴム100重量部に対し、(B)カーボンブラックと(C)シリカを合計で50〜120重量部、および(D)軟化剤を20〜65重量部含み、カーボンブラック(B)とシリカ(C)の合計量に占めるシリカの割合が30〜95重量%であるゴム組成物であ
加硫後における25℃で測定したJIS−A硬度をH25、50℃で測定したJIS−A硬度をH50としたとき、式(1)および式(2)を満たすタイヤトレッド用ゴム組成物であって、二輪車前輪のトレッドに用いられてなるゴム組成物に関する。
52≦H25≦60 (1)
25−H50≦5.0 (2)
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、(A)原料ゴム、(B)カーボンブラック、(C)シリカおよび(D)軟化剤からなる。
【0008】
原料ゴム(A)は、主成分としてスチレン−ブタジエン共重合体(SBR)を含有する。前記SBRは、スチレン単位量が25〜50重量%、とくには30〜45重量%であることが好ましい。SBRのスチレン単位量が25重量%未満では高速で旋回する際に充分なグリップが得られにくい傾向があり、50重量%をこえると耐摩耗性が低下してしまい、タイヤ寿命が短くなる傾向がある。
【0009】
前記SBRは、原料ゴム(A)中に60〜100重量%、好ましくは70〜100重量%、より好ましくは80〜100重量%含まれる。SBRの含有量が60重量%未満では旋回する際に充分なグリップが得られない。
【0010】
原料ゴム(A)は、SBRのほかにも、たとえば、イソプレンゴム(IR)、天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、ニトリルゴム(NBR)などを含むことができる。
【0011】
カーボンブラック(B)としては、とくに制限はないが、チッ素吸着比表面積(N2SA)が、好ましくは40〜250m2/g、より好ましくは50〜200m2/gのカーボンブラックが用いられる。カーボンブラックのN2SAが40m2/g未満では充分な補強性が得られず耐摩耗性が低下する傾向があり、250m2/gをこえると混練り時の粘度が上昇し、加工性が低下する傾向がある。
【0012】
このようなカーボンブラックの具体例としては、たとえば、HAF、ISAF、SAFクラスカーボンなどがあげられる。
【0013】
シリカ(C)としては、とくに制限はないが、汎用ゴムの配合用として一般に用いられるものが使用される。具体的には、乾式法シリカ、湿式法シリカ、コロイダルシリカ、沈降シリカなどが例示される。
【0014】
シリカ(C)は、BET比表面積が50〜300m2/g、とくには100〜250m2/gであることが好ましい。シリカ(C)のBET比表面積が50m2/g未満では補強効果が小さくなる傾向があり、300m2/gをこえると分散性が低下する傾向がある。
【0015】
このようなシリカの具体例としては、たとえば、デグッサ社製のウルトラシル(ultrasil)VN3、日本シリカ工業(株)製のニプシールVN3などがあげられる。
【0016】
カーボンブラック(B)およびシリカ(C)の含有量は、合計で、原料ゴム(A)100重量部に対し、50〜120重量部、好ましくは60〜100重量部、より好ましくは60〜90重量部である。カーボンブラックとシリカの合計量が50重量部未満では、充分な補強性が得られず、耐摩耗性が低下し、120重量部をこえると組成物の粘度が上昇し、加工性が低下する。
【0017】
また、カーボンブラック(B)とシリカ(C)の合計量に占めるシリカの割合は、30〜95重量%、好ましくは40〜80重量%、より好ましくは40〜60重量%である。シリカの割合が30重量%未満では、充分なグリップが得られない。また、シリカの割合が95重量%をこえると加工性の低下を招き、さらに併用するシランカップリング剤が増えるため、経済的でない。
【0018】
軟化剤(D)としては、通常トレッド用ゴム組成物に汎用される軟化剤であれば、とくに限定されず、たとえば、アロマチックオイル、パラフィンオイル、ナフテンオイルなどのプロセスオイルが用いられる。
【0019】
軟化剤(D)の含有量は、原料ゴム(A)100重量部に対して、20〜65重量部、好ましくは25〜60重量部、より好ましくは30〜60重量部である。軟化剤の含有量が20重量部未満では混練り加工性が低下する。また、軟化剤の含有量が65重量部をこえると耐摩耗性が損なわれる。
【0020】
さらに、本発明のゴム組成物は、シランカップリング剤を含むことができる。シランカップリング剤としては、たとえば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフイド、ビス(トリエトキシシリルプロピル)ジスルフイド、トリエトキシシリルプロピルイソシアネート、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−(ポリエチレンアミノ)−プロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N’−ビニルベンジル−N−トリメトキシシリルプロピルエチレンジアミン塩などがあげられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのうちでは、カップリング剤添加効果とコストの両立の点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフイドなどが好ましい。
【0021】
シランカップリング剤の配合量は、好ましくは前記シリカの配合量の3〜15重量%、さらに好ましくは5〜10重量%である。シランカップリング剤の配合量が3重量%未満であるとシリカとゴムの結合が弱くなり、発熱量が増加するため、LRR化に反する傾向があり、15重量%をこえるとカップリング剤が過剰に配合されるだけで、コスト高になる傾向がある。
【0022】
また、本発明のゴム組成物は、原料ゴム(A)、カーボンブラック(B)、シリカ(C)、軟化剤(D)、シランカップリング剤のほかにも、ワックス、老化防止剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄などの加硫剤、加硫促進剤などを含むことができる。
【0023】
本発明のゴム組成物は、原料ゴム(A)、カーボンブラック(B)、シリカ(C)、軟化剤(D)および、必要に応じてその他の配合剤を混合して得ることができ、混合後、加硫されることが好ましい。
【0024】
本発明のゴム組成物は、加硫後における25℃のJIS−A硬度(H25)が52〜60であり、好ましくは52〜58、より好ましくは52〜56である。H25が52未満では、充分な面トレッド剛性が得られず、操縦安定性が低下する。また、H25が60をこえるとシミーモーションが発生しやすくなる。H25を52〜60とすることにより、シミーモーションを制御できる。
【0025】
また、25℃で測定したJIS−A硬度をH25、50℃で測定したJIS−A硬度をH50としたとき、(H25−H50)は5.0以下、好ましくは4以下である。(H25−H50)が5.0をこえるとシミーモーションと倒れ込み防止性能を両立できない。(H25−H50)を5.0以下とすることにより、倒れこみを防止することができる。
【0026】
本発明のゴム組成物は、スクーターやバイクなどの二輪車用のトレッドゴムとして用いられ、耐摩耗性の低下と中低速度で旋回する際のタイヤの倒れこみを招くことなく、シミーモーションを制御することができる。
【0027】
【実施例】
以下に実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明は、これらのみに限定されるものではない。
【0028】
以下に実施例および比較例で用いた材料をまとめて示す。
SBR:旭化成(株)製のタフデン3330、スチレン単位量39重量%
SAFカーボン:三菱化学(株)製のダイヤブラックA、N2SA140m2/g
シリカ:デグッサ製のウルトラジルVN3、BET比表面積175m2/g、DBP吸油量210ml/100g
アロマチックオイル:(株)ジャパンエナジー製のプロセスX−260
ステアリン酸:日本油脂(株)の桐
亜鉛華:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2種
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックN
老化防止剤:フレキシス製のサントフレックス13
シランカップリング剤:デグッサ製のSi−69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
加硫促進剤NS:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS
加硫促進剤DPG:住友化学工業(株)製のソクシールD
硫黄:鶴見化学(株)製の粉末硫黄
【0029】
実施例1〜3および比較例1〜4
表1に示す配合にしたがって、バンバリーミキサー、オープンロールなどを用いて、常法により加硫ゴムを製造した。この加硫ゴムを用いて、以下の試験を行なった。
【0030】
(硬度)
JIS−A硬度計を用いて、加硫ゴムのゴム硬度を25℃および50℃の雰囲気下で測定した。
【0031】
(実車試験)
各加硫ゴムをトレッドに有する120/70−14サイズの二輪車用タイヤを試作した。このタイヤで1周4kmのサーキットを実走することにより、シミーモーション制御性、倒れこみ防止性能および耐摩耗性能を評価し、比較例1の場合を100として指数表示した。指数が大きいほど、これらの性能が高いことを表す。
【0032】
表1に結果を示す。
【0033】
【表1】

Figure 0004060646
【0034】
比較例1〜3は従来一般的な自動2輪車前輪用タイヤのトレッド配合である。補強剤としてシリカを用いず、カーボンブラックのみを用いた配合では、硬度を小さくしても、シミーモーション制御性は向上するが、倒れこみ防止性能や耐摩耗性能が低下した。
【0035】
比較例4は、シリカとカーボンブラックの両方を用いた配合であるが、シリカの割合が少なく、H25が高く、また、H25とH50の差が大きい。このような配合では、シミーモーション制御性はあまり向上しなかった。
【0036】
実施例1〜3では、カーボンブラックとシリカの合計量に占めるシリカの割合を30〜95重量%とし、H25を52〜60、H25−H50を5以下とすることによって、耐摩耗性の低下および中低速度で旋回する際のタイヤの倒れこみを招くことなく、シミーモーション制御性能を向上させることができた。
【0037】
【発明の効果】
本発明のゴム組成物は、二輪車用のトレッドゴムとして用いて、耐摩耗性の低下および中低速度で旋回する際のタイヤの倒れこみを招くことなく、シミーモーションを制御することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rubber composition for a tire tread, and in particular, used for a tread of a front wheel of a two-wheeled vehicle, for reducing the wear resistance and causing the tire to fall down when turning at a medium to low speed, and for coasting. The present invention also relates to a rubber composition for a tire tread capable of controlling the steering wheel shake (shimmy motion).
[0002]
[Prior art]
The so-called shimmy motion that causes the steering wheel to vibrate vigorously from side to side due to cornering force (CF) and self-aligning torque (SAT) when the motorcycle is coasting in the middle and low speed range with a neutral gear. Is likely to occur. Conventionally, in order to control this shimmy motion, the rubber thickness of the tread rubber is increased and the hardness of the tread rubber is decreased.
[0003]
However, such a conventional tire has a problem that the rigidity of the shoulder portion becomes insufficient, and the tire collapses when turning in a middle / low speed range. Furthermore, tires with increased rubber thickness of the tread rubber have the problem of increasing costs, and those with reduced hardness of the tread rubber have a problem of reducing the wear life by reducing the wear resistance. was there.
[0004]
For this reason, there is an urgent need to develop a tread rubber formulation that can control shimmy motion without causing the tire to collapse when turning at a low and low speed and turning at medium and low speeds.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a tread rubber for a motorcycle that can control shimmy motion without causing deterioration of wear resistance and collapse of a tire when turning at a medium to low speed.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides (A) 50 to 120 parts by weight of (B) carbon black and (C) silica in total with respect to 100 parts by weight of raw rubber containing 60 to 100% by weight of a styrene-butadiene copolymer, and (D ) a softening agent comprises 20 to 65 parts by weight, Ri rubber composition der 30 to 95% by weight ratio of silica to the total amount of carbon black (B) and silica (C),
Rubber composition for tire tread satisfying the formula (1) and the formula (2) when the JIS-A hardness measured at 25 ° C. after vulcanization is H 25 and the JIS-A hardness measured at 50 ° C. is H 50 The present invention relates to a rubber composition used for a tread of a front wheel of a motorcycle .
52 ≦ H 25 ≦ 60 (1)
H 25 −H 50 ≦ 5.0 (2)
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The rubber composition for tire treads of the present invention comprises (A) raw rubber, (B) carbon black, (C) silica, and (D) a softening agent.
[0008]
The raw rubber (A) contains a styrene-butadiene copolymer (SBR) as a main component. The SBR preferably has a styrene unit amount of 25 to 50% by weight, particularly 30 to 45% by weight. When the styrene unit amount of SBR is less than 25% by weight, there is a tendency that sufficient grip is difficult to obtain when turning at high speed, and when it exceeds 50% by weight, the wear resistance is lowered and the tire life tends to be shortened. is there.
[0009]
The SBR is contained in the raw rubber (A) in an amount of 60 to 100% by weight, preferably 70 to 100% by weight, more preferably 80 to 100% by weight. If the SBR content is less than 60% by weight, a sufficient grip cannot be obtained when turning.
[0010]
In addition to SBR, the raw rubber (A) is, for example, isoprene rubber (IR), natural rubber (NR), butadiene rubber (BR), chloroprene rubber (CR), ethylene-propylene rubber (EPDM), butyl rubber (IIR). ), Nitrile rubber (NBR), and the like.
[0011]
The carbon black (B) is not particularly limited, and carbon black having a nitrogen adsorption specific surface area (N 2 SA) of preferably 40 to 250 m 2 / g, more preferably 50 to 200 m 2 / g is used. . If the N 2 SA of the carbon black is less than 40 m 2 / g, sufficient reinforcement cannot be obtained and the wear resistance tends to decrease. If it exceeds 250 m 2 / g, the viscosity at the time of kneading increases and the workability increases. There is a tendency to decrease.
[0012]
Specific examples of such carbon black include HAF, ISAF, SAF class carbon, and the like.
[0013]
Silica (C) is not particularly limited, but those generally used for compounding general-purpose rubber are used. Specific examples include dry method silica, wet method silica, colloidal silica, and precipitated silica.
[0014]
Silica (C) is, BET specific surface area is preferably 50 to 300 m 2 / g, in particular a 100 to 250 m 2 / g. If the BET specific surface area of silica (C) is less than 50 m 2 / g, the reinforcing effect tends to be small, and if it exceeds 300 m 2 / g, the dispersibility tends to decrease.
[0015]
Specific examples of such silica include, for example, Ultrasil VN3 manufactured by Degussa, Nipsil VN3 manufactured by Nippon Silica Kogyo Co., Ltd.
[0016]
The total content of carbon black (B) and silica (C) is 50 to 120 parts by weight, preferably 60 to 100 parts by weight, and more preferably 60 to 90 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the raw rubber (A). Part. If the total amount of carbon black and silica is less than 50 parts by weight, sufficient reinforcing properties cannot be obtained and wear resistance is lowered, and if it exceeds 120 parts by weight, the viscosity of the composition is increased and workability is lowered.
[0017]
The proportion of silica in the total amount of carbon black (B) and silica (C) is 30 to 95% by weight, preferably 40 to 80% by weight, more preferably 40 to 60% by weight. When the ratio of silica is less than 30% by weight, a sufficient grip cannot be obtained. On the other hand, if the ratio of silica exceeds 95% by weight, the processability is lowered, and the silane coupling agent used in combination is increased, which is not economical.
[0018]
The softener (D) is not particularly limited as long as it is a softener generally used in rubber compositions for treads. For example, process oils such as aromatic oil, paraffin oil, and naphthene oil are used.
[0019]
The content of the softening agent (D) is 20 to 65 parts by weight, preferably 25 to 60 parts by weight, and more preferably 30 to 60 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the raw rubber (A). If the content of the softening agent is less than 20 parts by weight, the kneading processability decreases. Further, if the content of the softening agent exceeds 65 parts by weight, the wear resistance is impaired.
[0020]
Furthermore, the rubber composition of the present invention can contain a silane coupling agent. Examples of the silane coupling agent include bis (3-triethoxysilylpropyl) tetrasulfide, bis (triethoxysilylpropyl) disulfide, triethoxysilylpropyl isocyanate, vinyltriethoxysilane, vinyltrimethoxysilane, and γ-methacryloxypropyl. Trimethoxysilane, γ-methacryloxypropylmethyldimethoxysilane, γ-glycidoxypropylmethyldiethoxysilane, γ-mercaptopropyltrimethoxysilane, γ- (polyethyleneamino) -propyltrimethoxysilane, N-β- (amino Ethyl) -γ-aminopropyltrimethoxysilane, N′-vinylbenzyl-N-trimethoxysilylpropylethylenediamine salt and the like. These may be used alone or in combination of two or more. Of these, bis (3-triethoxysilylpropyl) tetrasulfide and the like are preferable from the viewpoint of both the effect of adding a coupling agent and the cost.
[0021]
The amount of the silane coupling agent is preferably 3 to 15% by weight, more preferably 5 to 10% by weight, based on the amount of silica. If the compounding amount of the silane coupling agent is less than 3% by weight, the bond between silica and rubber becomes weak and the calorific value increases, which tends to be contrary to LRR conversion. If the amount exceeds 15% by weight, the coupling agent is excessive. There is a tendency for the cost to be increased simply by blending in.
[0022]
Further, the rubber composition of the present invention comprises a raw material rubber (A), carbon black (B), silica (C), softener (D), silane coupling agent, wax, anti-aging agent, stearic acid Further, vulcanizing agents such as zinc oxide and sulfur, vulcanization accelerators and the like can be included.
[0023]
The rubber composition of the present invention can be obtained by mixing raw rubber (A), carbon black (B), silica (C), softener (D), and other compounding agents as necessary. Thereafter, it is preferably vulcanized.
[0024]
The rubber composition of the present invention has a JIS-A hardness (H 25 ) at 25 ° C. after vulcanization of 52 to 60, preferably 52 to 58, more preferably 52 to 56. If H 25 is less than 52, sufficient surface tread rigidity cannot be obtained, and steering stability decreases. Further, when H 25 exceeds 60, shimmy motion is likely to occur. The H 25 With 52-60, can be controlled shimmy motion.
[0025]
When the JIS-A hardness measured at 25 ° C. is H 25 and the JIS-A hardness measured at 50 ° C. is H 50 , (H 25 -H 50 ) is 5.0 or less, preferably 4 or less. . When (H 25 -H 50 ) exceeds 5.0, both shimmy motion and fall prevention performance cannot be achieved. By setting (H 25 -H 50 ) to 5.0 or less, collapse can be prevented.
[0026]
The rubber composition of the present invention is used as a tread rubber for motorcycles such as scooters and motorcycles, and controls shimmy motion without lowering the wear resistance and causing the tire to collapse when turning at a medium to low speed. be able to.
[0027]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on examples, but the present invention is not limited thereto.
[0028]
The materials used in the examples and comparative examples are summarized below.
SBR: Toughden 3330 manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd., 39% by weight of styrene unit
SAF carbon: Dia Black A, N 2 SA 140 m 2 / g manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation
Silica: Degussa Ultrasil VN3, BET specific surface area 175 m 2 / g, DBP oil absorption 210 ml / 100 g
Aromatic oil: Process X-260 manufactured by Japan Energy Co., Ltd.
Stearic acid: Tung Zinc Hua from Nippon Oil & Fats Co., Ltd .: Two types of zinc oxide manufactured by Mitsui Kinzoku Mining Co., Ltd.
Anti-aging agent: Santoflex 13 from Flexis
Silane coupling agent: Si-69 (bis (3-triethoxysilylpropyl) tetrasulfide) manufactured by Degussa
Vulcanization accelerator NS: Noxeller NS manufactured by Ouchi Shinsei Chemical Industry Co., Ltd.
Vulcanization accelerator DPG: Sokuseal D manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd.
Sulfur: Powder sulfur manufactured by Tsurumi Chemical Co., Ltd. [0029]
Examples 1-3 and Comparative Examples 1-4
According to the formulation shown in Table 1, vulcanized rubber was produced by a conventional method using a Banbury mixer, an open roll, and the like. The following tests were conducted using this vulcanized rubber.
[0030]
(hardness)
Using a JIS-A hardness meter, the rubber hardness of the vulcanized rubber was measured in an atmosphere of 25 ° C. and 50 ° C.
[0031]
(Actual vehicle test)
Trial tires for 120 / 70-14 size motorcycles having each vulcanized rubber in the tread were produced. This tire was actually run on a circuit of 4 km per lap to evaluate shimmy motion controllability, fall-prevention performance, and wear resistance performance. The larger the index, the higher the performance.
[0032]
Table 1 shows the results.
[0033]
[Table 1]
Figure 0004060646
[0034]
Comparative Examples 1 to 3 are conventional tread formulations of conventional motorcycle front wheel tires. In the composition using only carbon black without using silica as a reinforcing agent, the shimmy motion controllability is improved even if the hardness is reduced, but the fall prevention performance and wear resistance performance are lowered.
[0035]
Comparative Example 4 is a blend using both silica and carbon black, but the ratio of silica is small, H 25 is high, and the difference between H 25 and H 50 is large. With such a composition, shimmy motion controllability was not improved so much.
[0036]
In Examples 1 to 3, the proportion of silica in the total amount of carbon black and silica is 30 to 95% by weight, H 25 is 52 to 60, and H 25 to H 50 is 5 or less, thereby providing abrasion resistance. The shimmy motion control performance could be improved without causing the tire to fall down when turning at medium and low speeds.
[0037]
【The invention's effect】
The rubber composition of the present invention can be used as a tread rubber for a motorcycle, and can control shimmy motion without causing deterioration of wear resistance and falling of the tire when turning at a medium to low speed.

Claims (1)

(A)スチレン−ブタジエン共重合体を60〜100重量%含む原料ゴム100重量部に対し、(B)カーボンブラックと(C)シリカを合計で50〜120重量部、および(D)軟化剤を20〜65重量部含み、カーボンブラック(B)とシリカ(C)の合計量に占めるシリカの割合が30〜95重量%であるゴム組成物であ
加硫後における25℃で測定したJIS−A硬度をH25、50℃で測定したJIS−A硬度をH50としたとき、式(1)および式(2)を満たすタイヤトレッド用ゴム組成物であって、二輪車前輪のトレッドに用いられてなるゴム組成物
52≦H25≦60 (1)
25−H50≦5.0 (2)
(A) 50 to 120 parts by weight of (B) carbon black and (C) silica in total with respect to 100 parts by weight of raw rubber containing 60 to 100% by weight of a styrene-butadiene copolymer, and (D) a softener comprising 20 to 65 parts by weight, Ri the rubber composition der 30 to 95% by weight ratio of silica to the total amount of carbon black (B) and silica (C),
Rubber composition for tire tread satisfying the formula (1) and the formula (2) when the JIS-A hardness measured at 25 ° C. after vulcanization is H 25 and the JIS-A hardness measured at 50 ° C. is H 50 A rubber composition used for a tread of a front wheel of a motorcycle .
52 ≦ H 25 ≦ 60 (1)
H 25 −H 50 ≦ 5.0 (2)
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