JP4054140B2 - Method and apparatus for analyzing mercury in gas - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴミ焼却炉の排ガス等に含まれる水銀を分析する水銀分析方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴミ焼却炉の排ガス等に含まれる水銀を分析するのに、金属錫を還元剤として水銀含有ガスを処理して、水銀含有ガス中の化合物水銀を金属水銀に還元し、その金属水銀を分析器で分析する方法(特許第1567717号(特公平1−54655号公報))が知られている。すなわち、例えばゴミ焼却炉の排ガスには、金属水銀のほか、金属水銀が塩化水素ガスと反応して生成される塩化第二水銀が含まれるが、前記分析方法では、前記塩化第二水銀を金属水銀に還元させてフレームレス原子吸光水銀分析装置などの分析器で分析する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記分析方法は、古いタイプのゴミ焼却炉には有効であるが、新しいタイプのゴミ焼却炉には使えないことがわかった。その原因を調べたところ、次のことが判明した。すなわち、金属錫自身には還元能力はないが、古いゴミ焼却炉等では、その排ガスにおける塩化水素(HCl)の含有量が比較的多いので、その塩化水素と金属錫が反応することにより、金属錫が塩化第一錫となり、この塩化第一錫が還元剤として前記塩化第二水銀と反応し、これにより塩化第二水銀中のHg2+が金属水銀(Hg0 )に還元される。ところが、新しいタイプの焼却炉では、その排ガスにおける塩化水素の含有量が少ないので、上述した従来の水銀分析方法のように金属錫を用いても、排ガスに含まれる塩化第二水銀中のHg2+が金属水銀(Hg0 )に還元されず、正確な水銀分析ができない。
【0004】
本発明は、前記の知見に基づいてなされたもので、ゴミ焼却炉等の排ガスのような、塩化第二水銀を含有するガス中の水銀を、正しく分析できるガス中の水銀分析方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るガス中の水銀分析方法は、塩化第二水銀を含有するガス中の水銀を分析する方法であって、錫の粒子の表面に塩化第一錫の被膜を形成してなる還元剤を用意し、前記還元剤により前記塩化第二水銀中のHg2+をHg0 に還元したのち分析するものである。
【0006】
前記水銀分析方法によれば、ガス中の塩化水素ガスの濃度が低い場合でも、錫粒子の表面に形成された塩化第一錫の被膜により、ガス中に含まれる塩化第二水銀中のHg2+がHg0 に還元されるので、ゴミ焼却炉等の排ガスのような塩化第二水銀を含有するガス中の水銀を正しく分析できる。
【0007】
また、前記目的を達成するために、本発明の請求項2に係る水銀分析装置は、塩化第二水銀を含有するガス中の水銀を分析する装置であって、錫の粒子の表面に塩化第一錫の被膜を形成してなる還元剤を有する還元反応器と、前記ガスを前記還元反応器を通過させて、前記還元剤により前記塩化第二水銀中のHg2+をHg0 に還元する還元装置と、還元されたHg0 を分析する分析器とを備えている。
【0008】
前記水銀分析装置によれば、塩化第二水銀を含有するガスが還元装置により還元反応器を通過させられて、この還元反応器における還元剤である錫の粒子の表面の塩化第一錫により、前記ガスに含まれる塩化第二水銀中のHg2+がHg0 に還元され、還元されたHg0 が分析器により分析されるので、ゴミ焼却炉等の排ガスのような塩化第二水銀を含有するガス中の水銀を、そのガス中の塩化水素ガスの濃度が低い場合でも、正しく分析できる。
【0009】
また、本発明の請求項3に係る水銀分析装置は、請求項2の構成において、さらに、前記還元反応器を加熱してガス中の水分の凝結を防止する加熱器を備えている。
【0010】
還元剤の温度が低いとガス中の水分が凝結して塩化第一錫の被膜が溶解し、流出するおそれがある。前記水銀分析装置によれば、前記水分の凝結が防止されるので、還元剤が保護され、その結果、ガス中の水銀分析を正確かつ迅速に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)は本発明の一実施形態である水銀分析装置の概略の構成を示す概念図である。この水銀分析装置1は、ゴミ焼却炉等の排ガスのような、塩化第二水銀を含有するガス中の水銀を分析する装置であって、図1(B)に断面図で示すように、錫の粒子2の表面に塩化第一錫の被膜3を形成してなる還元剤4を有する還元反応器5を備える。
【0012】
錫粒子2の表面に塩化第一錫の被膜3を形成した前記還元剤4は、塩酸に金属錫を浸漬することにより形成され、その粒径は2mmφ程度とされる。前記還元反応器5は、例えば主要部径を12mmφ、両端部径を8mmφ、主要部長を15cmとした石英管からなり、その主要部内に前記還元剤4の複数個が充填されている。還元反応器5の、主要部内に前記還元剤4を閉じ込めるために、両端部には石英グラスウール6が詰められる。
【0013】
塩化第二水銀を含有するガスは、前記還元反応器5を備えた還元装置7を通過して還元される。この還元装置7は、還元反応器5の入口に接続され先端にフィルタ8を有する配管9と、還元反応器5の出口に接続され、途中に冷却器10が介在し、後端に吸引ポンプ11を有する配管12とで構成される。この還元装置7により、前記ガスが還元反応器5を通過させられるとき、そのガスに含まれる塩化第二水銀中のHg2+は還元剤4により金属水銀(Hg0 )に還元される。
【0014】
前記フィルタ8は配管9内に導入されるガス中に含まれる粉塵等を除去するためのものであり、例えば石英グラスウールからなる。前記配管9は、一定温度(例えば150℃)に加熱される加熱配管からなり、これにより導入されるガス中の水分が配管内で結露しない。
【0015】
前記還元反応器5は、加熱器13によって100〜130℃に加熱される。還元剤4の温度がガス中水分の露点未満であると、ガス中の水分が凝結して塩化第一錫が溶解し流出するおそれがある。また、同温度の上限は金属錫の融点232℃以下であるが、後工程で金属水銀を分析するために冷却する必要があるので、迅速な冷却のために、130℃以下とするのが好ましい。前記還元装置7の後端には、還元装置7で導出されるガス中に含まれる金属水銀(Hg0 )を分析する分析器14が設けられる。この分析器14は、例えばフレームレス原子吸光水銀分析装置からなる。
【0016】
次に、塩化第二水銀を含有するガス中の水銀の分析を、前記構成の水銀分析装置1により行う場合の処理工程を説明する。
図1(A)において、塩化第二水銀を含有するガスは、例えばゴミ焼却炉の煙突15から排出される排ガスであり、その煙突15内に、還元装置7を構成する配管9の先端を臨ませ、吸引ポンプ11を作動させることにより、前記排ガスが配管9から導入されて還元反応器5内を通過する。なお、煙突15から前記配管9に導入される排ガスには、水銀成分として塩化第二水銀および金属水銀が含まれるが、前記配管9は先述したように加熱配管からなり所定温度(例えば150℃)に維持されるので、排ガス中の水分が凝結しない。これにより、配管9を通過中に塩化第二水銀や金属水銀が水滴に付着するのを防止でき、水滴への付着により水銀分析が不正確になるのを回避できる。
【0017】
排ガスが前記還元反応器5内を通過するとき、その排ガスに含まれる塩化第二水銀中のHg2+は、以下の反応式(1),(2)により、還元剤4の塩化第一錫(SnCl2 )と反応して、金属水銀(Hg0 )に還元される。
HgCl2 +SnCl2 →Hg0 +SnCl4 (1)
HgCl2 +SnCl2 +2H2 O→Hg0 +SnO2 +4HCl (2)
すなわち、この場合には、排ガス中の塩化水素ガス濃度が低い場合でも、還元剤4の塩化第一錫により、塩化第二水銀中のHg2+を金属水銀(Hg0 )に確実に還元できる。
【0018】
また、還元反応器5は、その内部が前記還元剤を保護し、かつ金属水銀のその後の冷却に有利な雰囲気温度となるように、加熱器13で100〜130℃に加熱されるので、それだけ水銀分析をより正確かつ迅速に行える。
【0019】
このようにして還元された金属水銀および元から排ガス中に含まれていた金属水銀は、排ガスとともに還元装置7の配管12を経て分析器14に送られ、この分析器14により金属水銀の分析が行われる。配管12を経て分析器14に排ガスが送られるとき、配管12の途中の冷却器10により排ガスが周囲温度以下に冷却されて、排ガス中の水分が除去されるので、冷却器より下流の配管や分析器に水分が凝結するのを防止でき、分析器14による水銀分析をより正確に行うことができる。
【0020】
なお、前記還元反応器5での還元作用により、還元剤4における錫粒子2の表面の塩化第一錫の被膜3は消耗されるが、ゴミ焼却炉の排ガスなどの場合には、濃度に程度の差はあっても多少の塩化水素ガスが含まれているので、この塩化水素ガスとの反応により、前記錫粒子2の表面に新たな塩化第一錫の被膜3が形成される。その結果、還元反応器5内に充填される還元剤4は、短期間で還元能力が無くなることはなく、長期にわたって還元剤として有効に機能する。
【0021】
また、ガス中に金属水銀と化合物水銀の両方が含まれている場合、本発明の化合物水銀を金属水銀に還元する方法を使用しないでガス中の水銀分析を行うと、金属水銀のみが分析される。したがって。これを本発明と組合せることにより、塩化水素ガスが高濃度なゴミ焼却場煙道はもちろん、塩化水素ガスが希薄なゴミ焼却場煙道排ガスでも、金属水銀と化合物水銀の分別定量が可能となる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、請求項1および3の発明によれば、ガス中に含有する塩化第二水銀中のHg2+を、錫の粒子の表面に塩化第一錫の被膜を形成してなる還元剤でHg0 に還元したのちに水銀分析するので、ガス中の塩化水素ガスの濃度が低い場合でも、ガス中の水銀を正しく分析できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態に係る水銀分析装置を示す概略構成図、(B)は同水銀分析装置に使用する還元剤の断面図である。
【符号の説明】
1…水銀分析装置、2…錫粒子、3…塩化第一錫の被膜、4…還元剤、5…還元反応器、7…還元装置、13…加熱器、14…分析器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mercury analysis method and apparatus for analyzing mercury contained in exhaust gas from a refuse incinerator.
[0002]
[Prior art]
To analyze mercury contained in waste gas from incinerators, treat mercury-containing gas with metallic tin as a reducing agent, reduce compound mercury in mercury-containing gas to metallic mercury, and analyze the metallic mercury (Patent No. 1567717 (Japanese Patent Publication No. 1-54655)) is known. That is, for example, exhaust gas from a garbage incinerator contains mercuric chloride generated by the reaction of metal mercury with hydrogen chloride gas in addition to metal mercury. In the analysis method, the mercuric chloride is converted into metal. Reduce to mercury and analyze with an analyzer such as a flameless atomic absorption mercury analyzer.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The analysis method is effective for old type garbage incinerators but not for new type garbage incinerators. When the cause was investigated, the following was found. In other words, metal tin itself does not have a reducing ability, but in old garbage incinerators and the like, the content of hydrogen chloride (HCl) in the exhaust gas is relatively high. Tin becomes stannous chloride, and this stannous chloride reacts with the mercuric chloride as a reducing agent, whereby Hg 2+ in the mercuric chloride is reduced to metallic mercury (Hg 0 ). However, in the new type incinerator, since the content of hydrogen chloride in the exhaust gas is small, Hg 2 in the mercuric chloride contained in the exhaust gas can be used even if metallic tin is used as in the conventional mercury analysis method described above. + Is not reduced to metallic mercury (Hg 0 ), and accurate mercury analysis cannot be performed.
[0004]
The present invention has been made on the basis of the above knowledge, and a method and apparatus for analyzing mercury in a gas capable of correctly analyzing mercury in a gas containing mercuric chloride such as exhaust gas from a garbage incinerator or the like. The purpose is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, a method for analyzing mercury in a gas according to claim 1 of the present invention is a method for analyzing mercury in a gas containing mercuric chloride, wherein the surface of tin particles is chlorinated. A reducing agent formed by forming a stannous coating is prepared, and after the reduction of Hg 2+ in the mercuric chloride to Hg 0 by the reducing agent, analysis is performed.
[0006]
According to the mercury analysis method, even when the concentration of hydrogen chloride gas in the gas is low, Hg 2 in mercuric chloride contained in the gas is formed by the coating of stannous chloride formed on the surface of the tin particles. Since + is reduced to Hg 0 , mercury in a gas containing mercuric chloride such as exhaust gas from a garbage incinerator can be correctly analyzed.
[0007]
In order to achieve the above object, a mercury analyzer according to
[0008]
According to the mercury analyzer, gas containing mercuric chloride is allowed to pass through the reduction reactor by the reduction device, and by the stannous chloride on the surface of the tin particles as the reducing agent in the reduction reactor, Since Hg 2+ in mercuric chloride contained in the gas is reduced to Hg 0 and the reduced Hg 0 is analyzed by an analyzer, it contains mercuric chloride such as exhaust gas from a garbage incinerator. Even if the concentration of hydrogen chloride gas in the gas is low, it can be analyzed correctly.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, the mercury analyzer further comprises a heater for heating the reduction reactor to prevent condensation of water in the gas.
[0010]
If the temperature of the reducing agent is low, moisture in the gas may condense and the stannous chloride film may dissolve and flow out. According to the mercury analyzer, the condensation of the water is prevented, so that the reducing agent is protected. As a result, the mercury in the gas can be analyzed accurately and rapidly.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1A is a conceptual diagram showing a schematic configuration of a mercury analyzer according to an embodiment of the present invention. This mercury analyzer 1 is an apparatus for analyzing mercury in a gas containing mercuric chloride, such as exhaust gas from a garbage incinerator or the like. As shown in a cross-sectional view in FIG. A reduction reactor 5 having a reducing
[0012]
The reducing
[0013]
The gas containing mercuric chloride is reduced by passing through the reduction device 7 provided with the reduction reactor 5. This reduction device 7 is connected to the inlet of the reduction reactor 5 and has a pipe 9 having a
[0014]
The
[0015]
The reduction reactor 5 is heated to 100 to 130 ° C. by the heater 13. If the temperature of the reducing
[0016]
Next, processing steps in the case where mercury in a gas containing mercuric chloride is analyzed by the mercury analyzer 1 having the above-described configuration will be described.
In FIG. 1A, the gas containing mercuric chloride is, for example, exhaust gas discharged from a
[0017]
When exhaust gas passes through the reduction reactor 5, Hg 2+ in mercuric chloride contained in the exhaust gas is converted to stannous chloride of the reducing
HgCl 2 + SnCl 2 → Hg 0 + SnCl 4 (1)
HgCl 2 + SnCl 2 + 2H 2 O → Hg 0 + SnO 2 + 4HCl (2)
That is, in this case, even when the hydrogen chloride gas concentration in the exhaust gas is low, the stannous chloride of the reducing
[0018]
Further, the reduction reactor 5 is heated to 100 to 130 ° C. by the heater 13 so that the inside thereof protects the reducing agent and has an advantageous atmospheric temperature for subsequent cooling of the metal mercury. Mercury analysis can be performed more accurately and quickly.
[0019]
The metal mercury thus reduced and the metal mercury originally contained in the exhaust gas are sent together with the exhaust gas to the
[0020]
Note that the stannous chloride coating 3 on the surface of the
[0021]
In addition, when the gas contains both metallic mercury and compound mercury, if mercury analysis is performed in the gas without using the method of reducing the compound mercury of the present invention to metallic mercury, only metallic mercury is analyzed. The Therefore. By combining this with the present invention, it is possible to separate and determine metallic mercury and compound mercury not only in waste incineration flue with high hydrogen chloride gas concentration, but also in waste incineration flue exhaust gas with dilute hydrogen chloride gas. Become.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the inventions of claims 1 and 3, Hg 2+ in mercuric chloride contained in gas is reduced by forming a film of stannous chloride on the surface of tin particles. Since mercury is analyzed after reducing it to Hg 0 with an agent, mercury in the gas can be correctly analyzed even when the concentration of hydrogen chloride gas in the gas is low.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a schematic configuration diagram showing a mercury analyzer according to an embodiment of the present invention, and FIG. 1B is a cross-sectional view of a reducing agent used in the mercury analyzer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Mercury analyzer, 2 ... Tin particle, 3 ... Stannous chloride coating, 4 ... Reducing agent, 5 ... Reduction reactor, 7 ... Reduction device, 13 ... Heater, 14 ... Analyzer
Claims (3)
錫の粒子の表面に塩化第一錫の被膜を形成してなる還元剤を用意し、
前記還元剤により前記塩化第二水銀中のHg2+をHg0 に還元したのち分析するガス中の水銀分析方法。A method for analyzing mercury in a gas containing mercuric chloride,
Prepare a reducing agent by forming a film of stannous chloride on the surface of the tin particles,
A method for analyzing mercury in a gas, wherein Hg 2+ in the mercuric chloride is reduced to Hg 0 by the reducing agent and then analyzed.
錫の粒子の表面に塩化第一錫の被膜を形成してなる還元剤を有する還元反応器と、
前記ガスを前記還元反応器を通過させて、前記還元剤により前記塩化第二水銀中のHg2+をHg0 に還元する還元装置と、
還元されたHg0 を分析する分析器と、
を備えた水銀分析装置。An apparatus for analyzing mercury in a gas containing mercuric chloride,
A reduction reactor having a reducing agent formed by forming a film of stannous chloride on the surface of tin particles;
A reducing device that passes the gas through the reduction reactor and reduces Hg 2+ in the mercuric chloride to Hg 0 by the reducing agent;
An analyzer for analyzing the reduced Hg 0 ;
Mercury analyzer with
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