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JP4042484B2 - コラボレーション方法、コラボレーションシステム、サーバおよびプログラム - Google Patents

コラボレーション方法、コラボレーションシステム、サーバおよびプログラム Download PDF

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JP4042484B2
JP4042484B2 JP2002201407A JP2002201407A JP4042484B2 JP 4042484 B2 JP4042484 B2 JP 4042484B2 JP 2002201407 A JP2002201407 A JP 2002201407A JP 2002201407 A JP2002201407 A JP 2002201407A JP 4042484 B2 JP4042484 B2 JP 4042484B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽曲の共同制作を行うためのコラボレーション方法、コラボレーションシステム、このシステムに使用されるサーバ、およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及を背景として、様々な人が家庭で音楽を手軽に楽しめるような音楽環境が整備されつつある。例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と言う。)で使用される音楽再生用ソフトウェアには、このPCに記憶された曲データの再生機能に加えて、インターネット経由で予め指定されたサーバにアクセスし、このサーバに記憶されている曲データを再生したり、ダウンロードを行う機能を有するものがある。また、この種のダウンロードサービスを提供するサーバには、アマチュアが作成した曲データのアップロードを受け付け、その曲データのダウンロードサービスを提供するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、音楽業界では、複数の人々でコラボレートして作曲することがある。この種のコラボレーションをインターネットなどの通信ネットワークを利用して提供することができれば、コラボレーションの楽しさをより多くの人が享受でき、また、音楽コミュニケーションを発展させることができると考えられる。
【0004】
従来、コラボレーションを通信ネットワークを利用して行う方法として、ある曲制作者が作成した楽曲のデータを通信ネットワークを経由して他の曲制作者に転送し、これにより楽曲データを交換し、楽曲を共同制作することが行われている。
【0005】
しかしながら、共同制作中の楽曲データを通信ネットワークを介して交換していく方法は、共同制作曲が完成するまでに時間がかかってしまう。また、その曲の既に制作した部分を後で本人が修正する、といったことが容易にできない。また、共同製作中の曲データを全て転送する必要があるため、再生時間が長い曲データの場合は送信や受信に時間がかかってしまう、という問題も生じる。
【0006】
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、楽曲や映像のコンテンツを容易に共同制作することができるコラボレーション方法、コラボレーションシステム、このシステムに使用されるサーバ、およびプログラムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、本発明は、サーバにおいて、コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信ステップと、前記音データ受信ステップにおいて受信した音データを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信ステップとを有することを特徴とするコラボレーション方法を提供する。
【0008】
この構成によれば、サーバが、複数の端末装置に対してコンテンツの一部となる音データの入力を促し、入力された複数の音データを記憶手段の所定領域に記憶させ、所定時刻に読み出して配信することにより、複数の端末装置の操作者によって配信対象のコンテンツを容易に共同制作することができる。
【0009】
また、本発明は、サーバにおいて、コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを受信する音データ受信ステップと、前記音データ受信ステップにおいて受信した音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを、各音データと共に受信された再生開始時刻データが表す再生開始時刻に読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信ステップとを有することを特徴とするコラボレーション方法を提供する。
【0010】
この構成によれば、サーバが、複数の端末装置に対してコンテンツの一部となる音データと、その音データの再生開始時刻の入力を促し、入力された複数の音データと、各音データの再生開始時刻を記憶手段の所定領域に記憶させ、所定時刻に読み出して各音データが各々対応する再生開始時刻に再生が開始されるように配信することにより、複数の端末装置の操作者によって配信対象のコンテンツを容易に共同制作することができる。また、コンテンツにおける各音データの再生開始時刻を異ならせることができる。
【0011】
また、上記構成において、前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信ステップにおいては、当該端末装置に対して、前記記憶領域に記憶されている同一の時間枠の音データのいずれか1つ以上の音データの送信指示の入力を促すステップと、入力された送信指示に基づき、前記記憶手段から対応する音データを読み出して前記送信指示を入力した端末装置に送信するステップとをさらに有することが好ましい。これにより、複数の端末装置の操作者は、コンテンツの一部として記憶済みの音データを試聴することができる。
【0012】
また、上記構成において、サーバが、予め定めた選択基準に従って、前記時間枠の管理者を決定するステップと、記管理者が操作する端末装置に対して、前記管理者を識別するための識別情報の入力を促すステップと、力した前記識別情報を、前記時間枠と対応づけて記憶手段に記憶するステップと、通信ネットワークを経由して接続された複数の端末装置に対して、識別情報の入力を促すステップと、力された識別情報が前記識別情報と一致することを条件に、前記端末装置に対して、前記記憶手段の前記時間枠に対応する記憶領域に記憶された前記複数の音データの編集指示の入力を促すステップと、力された前記編集指示に基づき、前記複数の音データの編集処理を行うステップとをさらに有することが好ましい。これにより、管理者がコンテンツの一部として記憶済みの音データを編集することができる。
【0013】
また、上記構成において、サーバが、入力された識別情報が前記識別情報と一致することを条件に、前記端末装置に対して、前記記憶手段の前記時間枠に対応する記憶領域に記憶された前記複数の音データの編集指示の入力を促すステップにおいては、前記端末装置に対して、前記記憶手段の前記時間枠に対応する記憶領域に記憶された複数の音データのいずれか1つ以上の音データの送信指示の入力を促すステップと、入力された送信指示に基づき、前記記憶手段から、対応する音データを読み出して前記端末装置に送信するステップとをさらに有することが好ましい。これにより、管理者がコンテンツの一部として記憶済みの音データを試聴することができる。この場合において、前記予め定めた選択基準は、前記時間枠の入力を行った端末装置の操作者を前記時間枠の管理者としてもよい。
【0014】
また、上記構成において、コンテンツに映像データを含めてもよい。この場合、前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から映像を示す映像データを受信する映像データ受信ステップと、前記映像データ受信ステップにおいて受信した映像データを前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、前記記憶領域に記憶された映像データの時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠の映像データを前記記憶領域から読み出し、当該時間枠の音データと併せて配信する配信ステップとを更に有するようにすればよい。
【0015】
また、本発明は、複数の端末装置と、前記複数の端末装置と通信ネットワークを経由して接続されるサーバとから構成され、前記サーバは、コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを前記通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された時間枠データが指定する時間枠を前記端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信手段と、前記音データ受信手段により受信された音データを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶手段と、前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信手段とを有することを特徴とするコラボレーションシステムを提供する。
【0016】
この構成によれば、サーバが、複数の端末装置に対してコンテンツの一部となる音データの入力を促す手段と、入力された複数の音データを記憶手段の所定領域に記憶させる手段と、記憶手段から所定時刻に複数の音データを読み出して配信する手段とを有することにより、複数の端末装置の操作者によって配信対象のコンテンツを容易に共同制作することができる。
【0017】
また、本発明は、複数の端末装置と、前記複数の端末装置と通信ネットワークを経由して接続されるサーバとから構成され、前記サーバは、コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを前記通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信手段と、前記受信手段により受信された時間枠データが指定する時間枠を前記端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを受信する音データ受信手段と、前記音データ受信手段により受信された音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶手段と、前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを、各音データと共に受信された再生開始時刻データが表す再生開始時刻に読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信手段とを有することを特徴とするコラボレーションシステムを提供する。
【0018】
この構成によれば、サーバが、複数の端末装置に対してコンテンツの一部となる音データと、その音データの再生開始時刻の入力を促す手段と、入力された複数の音データと、各音データの再生開始時刻を記憶手段の所定領域に記憶させる手段と、記憶手段から所定時刻に複数の音データを読み出して各音データが各々対応する再生開始時刻に再生が開始されるように配信する手段を有することにより、複数の端末装置の操作者によって配信対象のコンテンツを容易に共同制作することができる。また、コンテンツにおける各音データの再生開始時刻を異ならせることができる。
【0019】
この発明は、以上説明したコラボレーション方法およびコラボレーションシステムに適用する他、コラボレーションシステムに使用されるサーバ、この発明を実施するためのプログラムを電気通信回線を介して一般ユーザに配布したり、そのようなプログラムを、CD−ROMや、フロッピーディスクや光記録ディスクといった、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に格納して一般ユーザに配布する、といった態様でも実施され得る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0021】
(1) 実施形態
(1.1) 実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態に係るネットワークコラボレーションシステム1の構成を示す図である。
まず、本実施形態に係るネットワークコラボレーションシステム1の概要を説明する。
Webサーバ10は、インターネット上に楽曲の共同制作を行う環境を提供すると共に、共同制作された楽曲(以下、共同制作曲という)のストリーミング配信(いわゆるインターネット放送)を行う。このWebサーバ10は、経路制御装置(ルーター)11を経由してインターネットに接続され、また、Ethernet(商標)ケーブルを介してWebサーバ10の管理を行うための管理用端末12と接続されている。なお、管理用端末12がインターネットを介してWebサーバ10と接続されるようにしてもよい。
【0022】
ここで、本実施形態における共同制作曲とは、各パートの楽曲(音)が異なる制作者によって制作された複数パートから構成される楽曲である。なお、同一の制作者が、共同制作曲の2つ以上のパートの楽曲(音)の制作者である場合もあり得ることは勿論である。また、本実施形態では、共同制作曲の楽曲データがMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データである場合を例に説明する。MIDIデータは、各パート(トラック)のデータ(以下、説明の便宜上「音データ」という。)に出力チャンネルを指定するデータが付加され、再生側(音源側)でパート(トラック)単位で再生制御することが可能なデータである。
【0023】
端末装置13〜16は、一般ユーザが使用するPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話などであり、WWWブラウザとMIDI音源のアプリケーションがインストールされ、図示しないISP(Internet Service Provider)を経由してインターネットに接続可能なコンピュータである。
【0024】
このネットワークコラボレーションシステム1において、端末装置13〜16は、曲制作者またはインターネット放送のリスナーによって操作され、WWWブラウザを起動してWebサーバ10にアクセスすることによって、曲制作者が制作した音データをWebサーバ10にアップロードしたり、インターネット放送中の共同制作曲を再生する。
【0025】
ここで、このWebサーバ10と各端末装置13〜16との間のデータ通信は、TCP/IPのプロトコルに基づいて行われ、各端末装置13〜16のWWWブラウザによってHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のプロトコルを用いてHTML(Hypertext Markup Language)言語で記載されたファイルであるHP(Home Page)が閲覧される。なお、図示は省略しているが、インターネットには、Webサーバ10と各端末装置13〜16との間で電子メールのやり取りを実現するためのメールサーバ、SMTPサーバ、POPサーバなどの一般的なインターネットサーバ群が存在している。
【0026】
図2は、Webサーバ10の構成を示すブロック図である。
Webサーバ10において、制御部20は、CPUなどから構成され、Webサーバ10の各部の制御や、記憶部21〜23に各種データの記憶または読み出し、記憶部21〜23に記憶されたデータの検索等の演算処理、配信処理などを行う。入力制御部24は、端末装置13〜16からインターネットを経由して入力されるデータの復調などを行う。出力制御部25は、端末装置13〜16に出力するデータの変調などを行う。入出力制御部26は、LANを介して管理用端末12との間でデータの送受信のための通信処理を行う。
【0027】
記憶部21には、メインプログラムが記憶されている。メインプログラムは、制御部20が読み出して実行するものであり、端末装置13〜16にメインメニュー画面(HPに相当する画面)などの各種画面を表示させるプログラム、音データのアップロードやダウンロードのためのプログラム、電子メールを送受信するためのプログラム、共同制作曲の配信(インターネット放送)を行うためのプログラム等から構成される。
【0028】
記憶部22には、図3に示すように、インターネット放送の各放送チャンネルを構成する複数の放送枠(時間枠)単位でトラック領域が割り当てられており、複数の曲制作者がアップロードした音データが各トラック領域に記憶されている。
【0029】
また、記憶部23には、曲制作者情報DMと、放送管理情報DHとが記憶されている。
曲制作者情報DMは、曲制作者に関する情報であり、例えば、音データの曲制作者のハンドルネームと、メールアドレスとを対応づけて格納したテーブルデータが適用される。
また、放送管理情報DHは、放送枠毎の管理者を記述する情報であり、例えば、図4に示すように、各放送チャンネルの放送枠に対して、それぞれ日時と管理者のハンドルネームとを対応づけて格納したテーブルデータが適用される。ここで、放送枠の管理者とは、その放送枠に登録された音データの削除や修正を行うことができる者である。本実施形態においては、管理者を選定する基準として、最初にその放送枠を予約した曲制作者をその放送枠の管理者とする場合を説明するが、選定基準は上記基準に限る必要は無く、様々な選定基準を適用することができる。
【0030】
(1.2) 実施形態の動作
次に、本実施形態におけるWebサーバ10の動作を説明する。以下、説明の便宜上、Webサーバ10に端末装置13がアクセスしている場合を例に説明する。
まず、端末装置13がWebサーバ10のHPのアドレス(URL:Uniform Resource Locators)にアクセスしてWebサーバ10との通信リンクが確立すると、Webサーバ10の制御部20は、図5のフローチャートに示すように、端末装置13の画面にメインメニュー画面を表示させる(ステップS1)。このメインメニュー画面は、端末操作者に対して、本実施形態の処理である「放送予約」、「放送内容の管理」、「放送視聴」の中から所望する処理の選択を促す画面である。かかるメインメニュー画面や以下に述べる各種画面においては、マウスカーソルが表示され、端末操作者が所望の処理に対応する表示領域にマウスカーソルを移動してマウスをクリック操作することにより、所望の処理を選択できるようになっている。
【0031】
(1.2.1) 放送予約
このメインメニュー画面において、端末装置13の端末操作者が「放送予約」の処理を選択すると、制御部20は、端末装置13の画面に放送予約画面を表示させ、端末操作者に対して、「新規放送枠の予約」、「既存の放送枠への予約」の中から所望する処理を選択するように促す(ステップS2)。
【0032】
ここで、「新規放送枠の予約」が選択された場合、制御部20は、放送管理情報DHを参照して各放送チャンネルの予約可能日時を端末装置13の画面に表示させ、端末操作者に対し、放送枠の指定、より詳しく説明すると、希望する放送チャンネルおよび放送日時の入力を促す(ステップS3)。なお、この種の入力作業は、端末操作者が入力ボックスやGUI(Graphical User Interface)ボタンの表示領域にマウスカーソルを移動してマウスをクリック操作したり、キーボードを操作することによって文字入力やボタン操作が行われる。
【0033】
そして、端末操作者により、希望する放送枠(放送チャンネル、放送日時)が入力され、所定の入力完了操作(図5に示す「送信」ボタンの操作)がなされると、制御部20は、入力された情報を受信して放送枠を作成する処理(例えば記録部22に対応する領域を確保し、かつ、記憶部23の放送管理情報DHにその放送枠の日時を格納する処理)を行った後、端末装置13の画面にアップロード画面を表示させる(ステップS4)。
【0034】
このアップロード画面には、曲制作者のハンドルネームおよびメールアドレスを入力する入力ボックス、アップロード対象の音データの格納場所および音データの再生開始時刻を入力する入力ボックス、およびアップロードの開始を指示する「アップロード開始」ボタンが表示される。
【0035】
ここで、音データの再生開始時刻は、端末操作者(曲制作者)が指定した放送枠の時間範囲内であればよく、例えば、放送枠を12時00分00秒から12時05分00秒に予約していた場合は、その時間範囲内であればよい。この場合、音データの長さが2分である場合に、再生開始時刻を12時00分00秒にすれば再生終了時刻が12時02分00秒となるし、再生開始時刻を12時01分00秒にすれば再生終了時刻が12時03分00秒となる。また、再生開始時刻として、12時00分00秒および12時02分30秒の2つを入力すれば、12時00分00秒から12時02分00秒の間と、12時02分30秒から12時04分30秒の間に再生されることとなる。
【0036】
そして、アップロード画面において、端末操作者により全ての情報が入力され、「アップロード開始」ボタンが操作されると、制御部20は、入力された制作者の情報と、指定された音データを受信し、曲制作者の情報を曲制作者情報DMに追加すると共に、音データを記憶部22の対応する放送枠のレコード領域に格納する(ステップS5)。なお、音データは再生開始時刻の情報が付加されて記憶部22に格納される。
【0037】
また、制御部20は、放送管理情報DHのその放送枠の管理者の欄に、入力されたハンドルネームを格納する。そして、このステップS4の受信データの格納処理が終了すると、制御部20は、端末装置13の画面に「放送予約が完了しました。」といった旨のメッセージを表示させ、端末操作者に放送予約が済んだことを通知する(ステップS6)。このとき、制御部20は、入力されたメールアドレスを用いて、予約された放送枠の日時を記述した電子メールを送信することにより、予約内容を端末操作者(管理者となった曲制作者)に通知する(ステップS7)。なお、メインメニュー画面以外の各種画面においては、所定の操作によりいつでもメインメニュー画面に戻ることができるようになっている。
【0038】
一方、ステップS2において、「既存の放送枠への予約」が選択された場合、制御部20は、放送管理情報DHを参照して、放送開始時刻が現在時刻より1時間以上後の放送チャンネルの放送枠を端末装置13の画面に表示させ、端末操作者に対して選択を促す(ステップS8)。そして、いずれかの放送枠が選択されると、制御部20は、記憶部22を参照して、図6に一例を示すように、その放送枠の内容を端末装置13に画面に表示させる(ステップS9)。この図においては、トラック1に12:00:00〜12:05:00まで再生される音データ(楽曲A)が格納され、トラック2以降には音データが格納されていない場合を示している。また、音データが格納されるトラックには、チェックボックスCBが表示され、制御部20は、端末操作者によりチェックボックスCBにチェックが入れられると、そのトラックのデータを端末装置13に送信する。これにより、端末装置13の端末操作者は、この放送枠(放送チャンネルの12:00:00〜12:05:00の放送枠)に登録されている楽曲Aの音データをダウンロードして聞くことができ、この楽曲Aに合わせた旋律を演奏して録音することによって、その楽曲に加えたい楽曲Bの音データを容易に作成することが可能となる。
【0039】
そして、端末操作者が、作成した楽曲Bのアップロードを行うべく「アップロード画面へ」ボタンを操作すると、制御部20は、ステップS4に処理を進めてアップロード画面を表示する。以降の処理は既に説明した処理と同一であるため、説明は省略する。ただし、この場合、ステップS7の電子メール送信処理においては、アップロードした端末操作者宛の電子メールに加えて、その放送枠の管理者宛の電子メールを作成して送信し、その放送枠に音データが追加された旨を管理者にも通知する。このようにして各端末装置13〜16の端末操作者は、自身が予約した放送枠や他人が制作した放送枠に自身が制作した楽曲の音データをアップロードすることができる。
【0040】
なお、ステップS9において、選択した放送枠に複数の音データが格納されている場合は、例えば、図7に示す画面が表示される。この図においては、トラック1に12:00:00から12:05:00まで再生される音データ(楽曲A)が格納され、トラック2に12:00:30から12:05:00まで再生される音データ(楽曲B)が格納され、トラック3以降には音データが格納されていない場合を示している。この場合、いずれか1つのチェックボックスCBにチェックが入れられると、制御部20は、そのトラックの音データを端末装置13に送信する一方、複数のチェックボックスCBにチェックが入れられると、指定された複数トラックの音データを合成して端末装置13に送信するようになされている。これにより、端末装置13の端末操作者は、放送予定の楽曲そのものを試聴したり、いずれかのパート(トラック)の楽曲のみを試聴することができる。
このようにして、Webサーバ10は、任意の端末装置13〜16の端末操作者に対して放送枠の作成を促し、その放送枠への音データのアップロードを促すことによって、楽曲を共同制作する場を提供するのである。
【0041】
(1.2.2) 放送内容の管理
次に、放送内容の管理について説明する。この放送内容の管理は、各放送枠の管理者だけに与えられた作業である。メインメニュー画面において、端末操作者が「放送内容の管理」の処理を選択すると、制御部20は、図8のフローチャートに示すように、端末装置13の画面にログイン画面を表示させ、端末操作者に対し、登録済みのハンドルネームと、メールアドレスの入力を促す(ステップS10)。
【0042】
そして、端末操作者により情報が入力され、「ログイン」ボタンが操作されると、制御部20は、受信した入力情報に基づいてこの端末操作者が管理者となっている放送枠であって、放送開始時刻が現在時刻から30分以上後の放送枠を検索する(ステップS11)。この場合、制御部20は、曲制作者情報DMを参照して、入力されたハンドルネームとメールアドレスの組み合わせの曲制作者が存在するかを判断することにより、曲制作者の正当性を判断し、正当性が認められた場合に、放送管理情報DHからそのハンドルネームが管理者として登録されている放送枠を検索すればよい。なお、この方法に代えてハンドルネームの入力だけを要求し、放送管理情報DHを参照してそのハンドルネームが管理者として登録されている放送枠を検索するようにしてもよい。
【0043】
次に、制御部20は、放送枠が抽出されたか否かを判断し(ステップS12)、放送枠が抽出されなかった場合は、その旨を表示し(ステップS13)、その後、ステップS1のメインメニュー画面の表示処理に処理を移行する一方、放送枠が抽出された場合は、抽出した放送枠の内容を表示する(ステップS14)。
【0044】
図9は、ステップS14における表示画面の一例を示す図である。この表示画面は、図6および図7に示した表示画面の内容とほぼ同様であるため、異なる部分について説明する。この画面において、音データが格納される各トラックには、上述した試聴のためのチェックボックスCBに加えて、各トラックの音データの削除指示を行うためのチェックボックスCB1と、修正依頼を行うための「メール」ボタンBSが表示される。
【0045】
この表示画面においては、端末操作者によりいずれかのチェックボックスCB1にチェックが入れられると、制御部20は、そのトラックの音データを記憶部22から削除する処理を行う。また、端末操作者により「メール」ボタンBSが操作されると、制御部20は、曲制作者情報DMを参照して、そのトラックの音データの曲制作者のメールアドレスを検索して、その曲制作者宛のメール作成画面を表示する。これにより、管理者は、このメール作成画面にて修正依頼内容を書き込んで送信指示を行うことにより、修正依頼を行うことができる。この場合、上述したように、放送枠に新たに音データが登録された場合は、その旨が管理者に通知されるため、管理者は、修正された音データが新たに登録(アップロード)された後、修正前の音データを削除すればよい。
【0046】
また、この表示画面において、端末操作者により「メインメニューへ」ボタンが操作されると、制御部20は、端末装置13にメインメニュー画面を表示させる。
【0047】
このようにして、このネットワークコラボレーションシステム1においては、放送開始時刻の30分前までは、管理者が放送枠の内容を確認でき、その放送枠に登録された音データの削除や、修正依頼を行うことができるようになっている。なお、本実施形態では、放送枠の管理者以外の端末操作者は、上述したように、その放送枠への音データのアップロードを放送開始時刻の1時間前までしか行うことができない。このため、管理者は、放送開始時刻より1時間以上前に修正依頼を行うこととなる。
【0048】
(1.2.3) インターネット放送
次に、Webサーバ10のインターネット放送のための動作を説明する。前提として、Webサーバ10の制御部20は、放送管理情報DHを所定周期で参照することにより、放送開始時刻が間近に迫った放送枠の検出処理を行い、放送開始時刻が間近に迫った放送枠を検出すると、その放送枠の各トラックの音データを合成して放送用の楽曲データDmを生成し、放送開始時刻になるとストリーミング配信を行うようになされている。この音データの合成処理は、各トラックの音データに出力チャンネルをそれぞれ付加して1つのMIDIデータにする処理である。また、制御部20は、この音データの合成処理の際、各音データに付加されている再生開始時刻の情報に基づき、各音データが各々対応する再生開始時刻に再生が開始されるように合成する。このように、各音データに再生開始時刻時の情報を付加しておくことにより、各音データの再生開始時刻を任意に設定でき、多彩な共同制作曲を制作することが可能となるのである。
【0049】
メインメニュー画面において、端末操作者が「放送視聴」の処理を選択すると、制御部20は、図10のフローチャートに示すように、端末装置13の画面に放送チャンネル選択画面を表示させ、端末操作者に対して放送チャンネルの選択を促す(ステップS20)。そして、端末操作者によりいずれかの放送チャンネルが選択されると、制御部20は、視聴画面を端末装置13の画面に表示させる(ステップS21)。また、制御部20は、その放送チャンネルで配信中の楽曲データDmの送信先に端末装置13を含めることにより、端末装置13をストリーミング配信先に含めて配信する。これにより、端末装置13においては、放送中の楽曲データDmが再生され、端末操作者(リスナー)が視聴することができる。
【0050】
ここで、図11は、視聴画面の一例を示す図である。この視聴画面においては、配信中の放送枠の各トラックの音データの曲制作者名(ハンドルネーム(図11における「COMPOSER」))や、再生位置を示すバーBARが表示されると共に、音データの消音を指示するためのチェックボックスCB2が表示される。この画面では、チェックボックスCB2にチェックが入っている音データが再生されている場合を示している。そして、端末操作者の操作によりいずれかのチェックボックスCB2のチェックが外されると、端末装置13においては、そのチェックが外された音データの再生のみが中止される。これにより、リスナー(端末操作者)は、各トラックの音データのうち所望の音データの組み合わせで楽曲を視聴することもできるようになっている。
【0051】
以上説明したように、本実施形態に係るネットワークコラボレーションシステム1においては、Webサーバ10がインターネットを介して端末装置13〜16から放送枠の予約を受け付け、その放送枠の各トラックへの音データのアップロードを受け付けることにより、楽曲の共同制作の場を提供する。このため、従来の共同製作中の楽曲データを通信ネットワークを介して交換する方法に比して、容易に、かつ短時間で共同制作曲を制作することが可能となる。
また、Webサーバ10が放送枠の管理者を予め定めた選択基準に従って定め、その管理者の指示に基づき放送枠内のいずれかの音データの削除や修正依頼メールの送信を行うので、アップロードされた音データから構成される共同制作曲を、管理者が変更することもできる。これにより、共同制作曲の修正を簡易に行うことが可能となる。この結果、各端末装置13〜16の端末操作者が容易に放送対象の楽曲を共同して作成することが可能となるのである。
【0052】
(2) 変形例
本願発明は、上述した実施形態に限らず種々の態様にて実施することができる。例えば、以下のような変形実施が可能である。
【0053】
(2.1)
上述の実施形態では、共同制作曲の楽曲データをストリーミング配信する場合について述べたが、その楽曲データに映像データを付加して映像と音声のストリーミング配信を行ってもよい。この場合に付加する映像データは、予めWebサーバ10に記憶しておいたデータでもよいし、端末装置13〜16からアップロードされた映像データでもよい。
【0054】
具体的には、Webサーバ10が、端末装置13〜16から放送枠への音データのアップロードを受け付ける際、若しくは、音データのアップロードとは別に、端末装置13〜16から希望する放送枠への映像データのアップロードを受け付け、アップロードされた映像データを記憶部22のその時間枠に対応する領域(空いているトラック領域など)に格納し、その放送枠の時刻になると、この映像データについても読み出し、楽曲データDMと共に配信するようにすればよい。このようにすれば、楽曲と映像の総合的な共同制作を簡易に行うことが可能となる。つまり、本発明における配信対象のコンテンツには、楽曲データだけの場合に限らず、楽曲データと映像データの両方を含む場合もあり得るのである。
【0055】
(2.2)
上述の実施形態では、放送枠への音データのアップロードを放送開始時刻の1時間前までしか受け付けない場合について述べたが、アップロードをいつまで可能とするかは任意に決めればよい。同様に、放送枠にアップロードされた音データの削除や修正依頼を放送開始時刻の30分前までしか受け付けない場合について述べたが、いつまで可能とするかは任意に決めればよい。
また、アップロードの際に再生開始時刻を入力する場合について述べたが、放送枠の開始時刻から再生を開始する音データから共同制作曲を制作する場合は、再生開始時刻を入力しないようにしてもよい。
【0056】
(2.3)
上述の実施形態では、Webサーバ10は、複数の音データを1つの楽曲データDMに合成してストリーミング配信する場合について述べたが、Webサーバ10は複数の音データをそのまま別々のデータとして配信し、再生側の端末装置13〜16でミックスダウンして再生するようにしてもよい。この場合に配信される各音データには再生開始時刻の情報を含め、端末装置13〜16側で再生開始時刻を認識して、正しい再生開始時刻に各々が再生されるようにミックスダウンできるようにしてもよい。なお、音データは、MIDIデータに限らず、MSF(Music Studio File)、WAVなど様々なデータ形式を適用することができる。
【0057】
(2.4)
上述の実施形態では、共同制作を行う複数の放送枠にまたがる音データを受け付けること(アップロードするなど)はできなかったが、同一の端末操作者が放送時間がつながっている放送枠を複数予約した場合などは、その複数の放送枠を関連する放送枠とし、関連する放送枠の場合は放送枠をまたがる音データを受け付け、配信できるようにしてもよい。これにより、複数の放送枠にまたがる長時間の音データを受け付けることが可能となる。
【0058】
(2.5)
上述の実施形態では、音データの再生開始時刻を絶対時刻(12:00:00など)で入力する場合について述べたが、放送枠の開始時刻からの相対時間を入力するようにしてもよい。相対時間を使用すれば、放送枠内における各音データの時間管理が各端末操作者(管理者など)にとって容易となる。また、Webサーバ10が、予約された放送枠を一意に特定可能な識別情報IDを発行して、管理者などに通知するようにし、この識別情報IDを用いて管理者などがその放送枠を指定できるようにしてもよい。
【0059】
(2.6)
上述の実施形態では、コラボレーションのためのプログラムを予めWebサーバ10に格納しておく場合について述べたが、このプログラムを磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータが記録媒体からこのプログラムを読み取って実行するようにしてもよい。また、このプログラムをネットワーク上のサーバからダウンロードできるようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、複数の端末装置の端末操作者によって容易に楽曲や映像のコンテンツを共同制作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るネットワークコラボレーションシステム1の構成を示す図である。
【図2】 Webサーバ10の構成を示すブロック図である。
【図3】 記憶部22の記憶内容の説明に供する図である。
【図4】 放送管理情報DHを説明する図である。
【図5】 Webサーバ10の動作を示すフローチャートである。
【図6】 端末装置13に表示される表示画面を示す図である。
【図7】 端末装置13に表示される表示画面を示す図である。
【図8】 Webサーバ10の動作を示すフローチャートである。
【図9】 端末装置13に表示される表示画面を示す図である。
【図10】 Webサーバ10の動作を示すフローチャートである。
【図11】 端末装置13に表示される表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1……ネットワークコラボレーションシステム、10……Webサーバ、
11……経路制御装置、12……管理用端末、13〜16……端末装置、
20……制御部、21〜23……記憶部、24……入力制御部、
25……出力制御部、26……入出力制御部、DM……曲制作者情報、
DH……放送管理情報、Dm……楽曲データ。

Claims (14)

  1. サーバにおいて、
    コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信ステップと、
    前記音データ受信ステップにおいて受信した音データを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信ステップと
    を有することを特徴とするコラボレーション方法。
  2. サーバにおいて、
    コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを受信する音データ受信ステップと、
    前記音データ受信ステップにおいて受信した音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを、各音データと共に受信された再生開始時刻データが表す再生開始時刻に読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信ステップと
    を有することを特徴とするコラボレーション方法。
  3. 前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信ステップにおいては、
    当該端末装置に対して、前記記憶領域に記憶されている同一の時間枠の音データのいずれか1つ以上の音データの送信指示の入力を促すステップと、
    入力された送信指示に基づき、前記記憶手段から対応する音データを読み出して前記送信指示を入力した端末装置に送信するステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のコラボレーション方法。
  4. サーバにおいて、
    め定めた選択基準に従って、前記時間枠の管理者を決定するステップと、
    記管理者が操作する端末装置に対して、前記管理者を識別するための識別情報の入力を促すステップと、
    力した前記識別情報を、前記時間枠と対応づけて記憶手段に記憶するステップと、
    通信ネットワークを経由して接続された複数の端末装置に対して、識別情報の入力を促すステップと、
    力された識別情報が前記識別情報と一致することを条件に、前記端末装置に対して、前記記憶手段の前記時間枠に対応する記憶領域に記憶された前記複数の音データの編集指示の入力を促すステップと、
    力された前記編集指示に基づき、前記複数の音データの編集処理を行うステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコラボレーション方法。
  5. サーバにおいて、
    力された識別情報が前記識別情報と一致することを条件に、前記端末装置に対して、前記記憶手段の前記時間枠に対応する記憶領域に記憶された前記複数の音データの編集指示の入力を促すステップにおいては、
    前記端末装置に対して、前記記憶手段の前記時間枠に対応する記憶領域に記憶された複数の音データのいずれか1つ以上の音データの送信指示の入力を促すステップと、
    入力された送信指示に基づき、前記記憶手段から、対応する音データを読み出して前記端末装置に送信するステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のコラボレーション方法。
  6. 前記予め定めた選択基準は、前記時間枠の入力を行った端末装置の操作者を、前記時間枠の管理者とすることであることを特徴とする請求項4または5に記載のコラボレーション方法。
  7. 前記サーバから前記端末装置に送信される音データと併せて、映像データが送信されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のコラボレーション方法。
  8. 前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から映像を示す映像データを受信する映像データ受信ステップと、
    前記映像データ受信ステップにおいて受信した映像データを前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶領域に記憶された映像データの時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠の映像データを前記記憶領域から読み出し、当該時間枠の音データと併せて配信する配信ステップと
    を有することを特徴とする請求項7に記載のコラボレーション方法。
  9. 複数の端末装置と、
    前記複数の端末装置と通信ネットワークを経由して接続されるサーバとから構成され、
    前記サーバは、
    コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを前記通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された時間枠データが指定する時間枠を前記端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信手段と、
    前記音データ受信手段により受信された音データを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶手段と、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信手段と
    を有することを特徴とするコラボレーションシステム。
  10. 複数の端末装置と、
    前記複数の端末装置と通信ネットワークを経由して接続されるサーバとから構成され、
    前記サーバは、
    コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを前記通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された時間枠データが指定する時間枠を前記端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを受信する音データ受信手段と、
    前記音データ受信手段により受信された音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶手段と、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを、各音データと共に受信された再生開始時刻データが表す再生開始時刻に読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信手段と
    を有することを特徴とするコラボレーションシステム。
  11. コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信手段と、
    前記音データ受信手段により受信された音データを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶手段と、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信手段と
    を有することを特徴とするサーバ。
  12. コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを受信する音データ受信手段と、
    前記音データ受信手段により受信された音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶手段と、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを、各音データと共に受信された再生開始時刻データが表す再生開始時刻に読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信手段と
    を有することを特徴とするサーバ。
  13. コンピュータに、
    コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データを受信する音データ受信ステップと、
    前記音データ受信ステップにおいて受信された音データを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信ステップと
    を実行させるためのプログラム。
  14. コンピュータに、
    コンテンツの配信を行う時間枠を指定する時間枠データを通信ネットワークに接続された端末装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信された時間枠データが指定する時間枠を前記通信ネットワークに接続された端末装置に提示し、当該端末装置から音を示す音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを受信する音データ受信ステップと、
    前記音データ受信ステップにおいて受信された音データと前記音データの再生開始時刻を表す再生開始時刻データとを記憶領域に記憶するとともに、同一の時間枠について複数の端末装置から音データを受信した場合は、前記音データを各端末装置に対して個別のパートを割り当てて前記記憶領域に記憶する記憶ステップと、
    前記時間枠に対応する時刻になると、当該時間枠に対応する前記記憶領域にある音データを、各音データと共に受信された再生開始時刻データが表す再生開始時刻に読み出すとともに、同一時間枠に対応する音データが複数のパートについて記憶されている場合は、それらのパートの音データを読み出して併せて配信する配信ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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