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JP4713055B2 - コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびプログラム - Google Patents

コンテンツ管理装置、コンテンツ管理方法およびプログラム Download PDF

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JP4713055B2
JP4713055B2 JP2002327267A JP2002327267A JP4713055B2 JP 4713055 B2 JP4713055 B2 JP 4713055B2 JP 2002327267 A JP2002327267 A JP 2002327267A JP 2002327267 A JP2002327267 A JP 2002327267A JP 4713055 B2 JP4713055 B2 JP 4713055B2
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正樹 竹内
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録されているコンテンツを管理するコンテンツ管理装置コンテンツ管理方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置に記録されているコンテンツから利用者が視聴したいコンテンツを選択するときの利便性を高めるために、利用者が視聴していないコンテンツに関する情報を利用者に報知する従来技術がある。
【0003】
そのような第1の従来技術として、記録媒体に記録されたデジタルデータのうち、未再生のデジタルデータを検索して、前記未再生のデジタルデータのタイトルを表示するデジタル記録再生装置がある(たとえば特許文献1参照)。
【0004】
また第2の従来技術として、受信した動画像データを格納するための録画ファイルを作成するときに、前記録画ファイルの、たとえば再生回数および再生箇所などの利用状況を格納するプロパティファイルを作成し、利用状況に応じたアイコンによって録画ファイルの利用状況を提示するファイル管理システムがある(たとえば特許文献2参照)。
【0005】
また第3の従来技術として、録画再生機器に接続して録画番組情報を受信する映像再生機器において、起動時に録画番組情報とともに、利用者に録画番組を再生するかをたずねるダイアログをもあわせて表示する録画番組の再生方法がある(たとえば特許文献3参照)。
【0006】
また第4の従来技術として、記録再生装置にネットワークを介して接続可能であり、前記記録再生装置に未再生録画が存在する場合、未再生録画があることを表示する未再生録画通知装置がある(たとえば特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−167565号公報
【特許文献2】
特開2002−16866号公報
【特許文献3】
特開2002−185904号公報
【特許文献4】
特開2002−218369号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
今後、各家庭内において、パーソナルコンピュータおよびネットワーク接続可能な情報家電機器を含むネットワーク化が進むとともに、家の内外を問わずインターネットを含むコンピュータネットワークにシームレス(seamless:つなぎ目がない)に繋がるユビキタス(ubiquitous:偏在)化が進む傾向にある。これに伴って、複数のアプリケーションを提供するサーバおよびネットワーク接続可能な機器の情報を利用できる「サーバ・クライアントアプリケーション」などの創出が考えられる。また、今後、ネットワーク接続可能な機器が、利用者のオペレーション通りの指示に従いコンテンツを作成するだけでなく、自動的に利用者に最適なコンテンツを作成するような機器、たとえば利用者の視聴履歴に基づき、利用者が予約操作を行なわなくても自動的に録画を行う録画機器が登場する。
【0009】
このような機器を利用するネットワーク上では、利用者自身が感知しない大量のコンテンツであふれるため、利用者が各機器に接続してコンテンツを1つずつ確認するような利用方法は、非現実的であると考えられる。テレビジョンコンテンツの視聴、ビデオへのコンテンツの記録、ビデオに記録されているコンテンツの視聴、および写真アルバムなどのコンテンツの閲覧などを行うための複数のアプリケーションソフトウェア(以後、単に「アプリケーション」と表記することがある。)を扱う機器において、利用者に提供するコンテンツとしては、ビデオの未視聴コンテンツだけに限らず、現在提供中のコンテンツおよび更新された写真アルバム情報、音楽、ニュース、メール、メッセージ、文章データなど、様々なコンテンツが想定される。
【0010】
利用者がサーバアプリケーションを利用するために、パーソナルコンピュータなどのクライアントマシンからサーバに接続したときに、サーバが提供するアプリケーションを新着情報として一括して提供することによって、利用者は接続しているサーバで何を利用すればいいのかすぐに認識でき、その新着情報をスタート地点としてアプリケーションを利用しやすくなる。このようなことは、上述の従来技術の構成では達成できない。
【0011】
したがって本発明の目的は、記録されているコンテンツの新着情報を、フレーム構成情報で表される表示形態で端末装置に表示させるコンテンツ管理装置コンテンツ管理方法およびプログラムを提供することである。
【0012】
本発明は、通信回線を介して端末装置に接続可能なコンテンツ管理装置であって、
新着判断情報とともに、異なるアプリケーションから得られる種別の異なる複数のコンテンツと、前記複数のコンテンツの登録者の視聴情報とを記録する記録手段と、
前記端末装置毎に選択される種別のコンテンツの新着情報を、前記新着判断情報および前記視聴情報に基づいて生成する新着情報生成手段と、
新着情報出力要求した端末装置に、生成された新着情報を出力する情報出力手段とを備えることを特徴とするコンテンツ管理装置である。
【0013】
本発明に従えば、端末装置から新着情報出力要求されると、新着情報生成手段は、新着判断情報および視聴情報に基づいて端末装置毎に選択される種別のコンテンツの新着情報を生成する。種別の異なるコンテンツは、異なるアプリケーションから得られる。生成された新着情報は、情報出力手段によって、新着情報出力要求した端末装置に出力される。これによって端末装置は、情報出力手段からの新着情報を受信して、たとえば端末装置に設けられる端末表示手段に新着情報を表示して、端末装置の利用者に新着情報を報知することができる。したがって利用者自身がコンテンツ管理装置の記録手段に記録されているコンテンツを検索することなく、端末装置は新着情報出力要求するだけで、自動的に新着情報を受信することができる。このように利用者は、端末装置によって報知される新着情報に基づいて、コンテンツ管理装置の記録手段に記録されている新着コンテンツを把握して、コンテンツ管理装置に対して、たとえば当該コンテンツを出力するように要求したり、当該コンテンツを編集するように要求したりできる。
また本発明は、前記記手段に記憶された新着判断情報を時間経緯に応じて更新する更新手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
また本発明は、新着情報生成手段は、前記端末装置の通信回線上の接続環境に応じて新着情報に含めるコンテンツ種別を制限することを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、新着情報生成手段は、新着情報出力要求した端末装置の接続環境に基づいて、新着情報に出力が許可されている接続環境の端末装置から新着情報出力要求があると、新着情報を生成する。これによって新着情報の出力が許可されていない接続環境の端末装置から新着情報出力要求があっても、当該端末装置には新着情報を出力しないので、通信回線を有効に利用することができる。
また本発明は、前記通信回線上の接続環境を端末装置のIPアドレスを用いて識別することを特徴とする。
本発明に従えば、端末装置のIPアドレスによって通信回線上の接続環境を識別するので、新着情報出力要求のあった端末装置に対する新着情報の出力の可否を判断することができる。
また本発明は、新着情報生成手段は、新着情報出力要求した前記端末装置のコンテンツ処理能力に応じて新着情報に含めるコンテンツ種別を制限することを特徴とする。
本発明に従えば、新着情報生成手段は、新着情報出力要求した端末装置のコンテンツ処理能力にさらに基づいて、新着情報を生成するので、端末装置のコンテンツ処理能力に対応する新着情報を端末装置に生成することができる。これによって、たとえば端末装置が動画像再生能力を有していないのに、当該端末装置に動画像のコンテンツを表す新着情報を生成して出力するという無駄な作業をすることを防止して、新着情報を円滑かつ迅速に生成して出力することができる。
また本発明は、新着情報生成手段は、前記端末装置を利用する利用者情報に応じて新着情報に含めるコンテンツ種別を制限することを特徴とする。
本発明に従えば、新着情報生成手段は、新着情報出力要求に含まれる、端末装置の利用者に関する利用者情報にさらに基づいて、新着情報を生成するので、利用者に対応する新着情報を生成することができる。これによって端末装置は、利用者に最適な新着情報を受信することができる。また同一ネットワーク上において、複数の利用者が異なる端末装置を持って利用しているような場合でも、利用者環境に基づいたコンテンツを提供可能であり、複数の利用者毎のプライバシについても向上することができる。
【0026】
また本発明は、端末装置には、複数のコンテンツを記録する機能を有する記録端末装置が含まれ、前記記録端末装置に記録されている端末新着判断情報および前記記録端末装置の端末識別情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段によって取得された端末新着判断情報および端末識別情報を記憶する新着識別記憶手段とをさらに備え、前記新着情報生成手段は、前記新着識別記憶手段に記憶された新着情報および端末識別情報を含む新着情報を生成することを特徴とする。
【0027】
本発明に従えば、端末新着判断情報とともに、複数のコンテンツを記録する機能を有する記録端末装置に記録されている端末新着判断情報および前記記録端末装置の端末識別情報は、情報取得手段によって取得されて、新着識別記憶手段に記憶される。このようにコンテンツ管理装置には、新着判断情報だけでなく端末新着判断情報も記憶されるので、コンテンツ管理装置は、記録手段に記録されているコンテンツだけでなく、記録端末装置に記録されているコンテンツをも一括して集中管理することができる。
また新着情報生成手段は、端末装置からの新着情報出力要求に応じて、前記新着判断情報および端末新着判断情報に基づいて新着情報を生成し、端末識別情報および生成された新着情報は、新着情報出力手段によって、新着情報出力要求した端末装置に出力される。これによって端末装置は、情報出力手段からの端末新着判断情報に基づく新着情報を受信して、たとえば端末装置に設けられる端末表示手段に端末新着判断情報に基づく新着情報を表示して、端末装置の利用者に端末新着判断情報に基づく新着情報を報知することができる。したがって利用者自身がコンテンツ管理装置および記録端末装置に記録されているコンテンツを検索することなく、端末装置は新着情報出力要求するだけで、自動的に端末新着判断情報に基づく新着情報を受信することができる。
【0033】
また本発明は、新着情報生成手段は、端末装置に設けられる端末表示手段による新着情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成し、
新着情報出力手段は、新着情報および前記フレーム構成情報を出力することを特徴とする。
【0034】
本発明に従えば、新着情報生成手段は、端末装置に設けられる端末表示手段による新着情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成し、新着情報および生成されたフレーム構成情報は、新着情報出力手段によって出力される。これによって端末装置の端末表示手段には、フレーム構成情報によって表される表示形態で新着情報を表示することができる。フレーム構成情報を利用者が見易いように設定することで、利用者は端末表示手段に表示される新着情報を容易に閲覧して確認することができる。また、複数のフレームに異なるアプリケーションから得られる新着情報を表示することで、大きさの限られた画面内に複数種類の新着情報を同時に効率よく表示することができる。
【0035】
また本発明は、新着情報を表示する表示手段と、
新着情報出力要求を入力する入力手段とをさらに備え、
新着情報生成手段は、入力手段から新着情報出力要求が入力されると、新着情報を生成し、
新着情報出力手段は、生成された新着情報を、表示手段に出力することを特徴とする。
【0036】
本発明に従えば、新着情報生成手段は、入力手段から新着情報出力要求が入力されると、新着情報を生成し、生成された新着情報は、新着情報出力手段によって表示手段に出力されるので、前記新着情報が表示手段に表示される。これによってコンテンツ管理装置の利用者に新着情報を報知することができる。したがって入力手段から新着情報出力要求が入力するだけで、利用者自身がコンテンツ管理装置の記録手段に記録されているコンテンツを検索することなく、自動的に新着情報を表示手段に表示させることができる。
【0037】
また本発明は、新着情報生成手段は、表示手段による新着情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成し、
新着情報出力手段は、種別毎の新着情報および前記フレーム構成情報を、表示手段に出力することを特徴とする。
【0038】
本発明に従えば、新着情報生成手段は、表示手段による新着情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成し、種別毎の新着情報および生成されたフレーム構成情報は、新着情報出力手段によって表示手段に出力される。これによって表示手段には、フレーム構成情報によって表される表示形態で新着情報を表示することができる。フレーム構成情報を利用者が見易いように設定することで、利用者は表示手段に表示される新着情報を容易に閲覧して確認することができる。また、複数のフレームに異なるアプリケーションから得られる新着情報を表示することで、大きさの限られた画面内に複数種類の新着情報を同時に効率よく表示することができる。
【0045】
また本発明は、新着判断情報とともに、異なるアプリケーションから得られる種別の異なる複数のコンテンツと、前記複数のコンテンツの登録者の視聴情報とを記録する記録手段における記録情報に基づいて、
通信回線を介して接続される端末装置からの新着情報出力要求に応じて、前記端末装置毎に選択される種別のコンテンツの新着情報を前記新着判断情報および前記視聴情報に基づいて生成し、
新着情報出力要求した端末装置に、生成された新着情報を出力することを特徴とするコンテンツ管理方法である。
【0046】
本発明に従えば、端末装置から新着情報出力要求されると、新着判断情報と複数のコンテンツの視聴情報とが記録される記録手段の記録状況に基づき、新着情報を生成する。生成された新着情報は、新着情報出力要求した端末装置に出力される。これによって端末装置は、新着情報を受信して、たとえば端末装置に設けられる端末表示手段に新着情報を表示して、端末装置の利用者に新着情報を報知することができる。したがって利用者自身が記録手段に記録されているコンテンツを検索することなく、端末装置は新着情報出力要求するだけで、自動的に新着情報を受信することができる。このように利用者は、端末装置によって報知される新着情報に基づいて、記録手段に記録されている新着コンテンツを把握して、コンテンツが記録されている装置に対して、たとえば当該コンテンツを出力するように要求したり、当該コンテンツを編集するように要求したりできる。
【0047】
また本発明は、前記コンテンツ管理方法の各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0048】
本発明に従えば、コンピュータを用いて、前述のコンテンツ管理方法を実現することができる。
【0049】
ここで新着情報とは、利用者がまだ利用していないコンテンツだけに限らず、たとえばスケジュールに基づいて過去に特定の場所に出張した時の出張データなどの利用者が利用したい動機に対する情報、利用者が何かの動機に対してそのときに最適な情報、たとえば音楽を扱うサーバに対して蓄積しているデータから自動的におすすめするなどの記録機器が蓄積しているデータから利用者に自動的に提供する情報、および利用者が端末装置で利用する際に最適な情報なども新着情報に相当する。
【0050】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の画像記録再生装置1の構成を示すブロック図である。画像記録再生装置1は、たとえば動画像および音声が含まれる動画像などの経時的に変化するコンテンツを、予め設定される提供時間枠に区切られる提供予定に従って提供する複数の放送局20からのコンテンツを取得し、取得したコンテンツを、画像記録再生装置1に接続される表示装置21に表示させる。また画像記録再生装置1は、取得したコンテンツを記録し、記録されたコンテンツを再生して表示装置21に表示させる。画像記録再生装置1は、画像入出力部2、オンスクリーンディスプレイ生成部3、記録部4、プログラムメモリ5、データメモリ6、指示入力部7、計時部8、通信部9、メモリカード接続部10および中央制御部11を含んで構成される。
【0051】
画像入出力部2は、アナログテレビチューナ2a、ADコンバータ2b、MPEG2エンコーダ2c、MPEG2デコーダ2dおよびDAコンバータ2eを備える。画像入出力部2には、放送局20からのアナログテレビジョン放送電波を受信するためのアンテナ2fが接続される。また画像入出力部2には、たとえばテレビジョン受像装置などで実現される表示装置21および図示しないアナログ方式のビデオテープレコーダ(Video Tape Recorder ;略称:VTR)などに接続可能なアナログ画像出力端子およびアナログ音声出力端子ならびにアナログ画像入力端子およびアナログ音声入力端子が備えられる。以後これらの入力端子および出力端子をまとめて、アナログ入出力端子と表記することがある。
【0052】
各放送局20からのコンテンツは、各放送局20に割り振られたチャンネルに対応する搬送波周波数のアナログテレビジョン放送電波によって提供され、アナログテレビチューナ2aは、選局される放送局20からのアナログテレビジョン放送電波、換言すれば選択されるチャンネルに対応する搬送波周波数のアナログテレビジョン放送電波を、アンテナ2fを介して受信して増幅する。さらにアナログテレビチューナ2aは、受信したアナログテレビジョン放送電波に含まれ、コンテンツを表すアナログコンテンツ信号を抽出する検波を行う。前記アナログテレビチューナ2aによって検波されたアナログコンテンツ信号は、ADコンバータ2aおよびアナログ入出力端子に接続される表示装置21およびVTRに与えられてもよい。コンテンツは、アナログテレビチューナ2aによって、アナログデータとして取得される。
【0053】
ADコンバータ2bは、アナログコンテンツ信号をデジタルコンテンツ信号に変換するアナログ・デジタル(Analog to Digital ;略称:AD)変換を行う。前記アナログコンテンツ信号は、アナログテレビチューナ2aおよびアナログ入出力端子に接続されるVTRから与えられてもよい。前記デジタルコンテンツ信号は、MPEG2エンコーダ2cおよび中央制御部11に与える。コンテンツは、このADコンバータ2bでAD変換されてデジタルデータ化される。
【0054】
MPEG2エンコーダ2cは、MPEG2規格に基づいて、デジタルコンテンツ信号を符号化して、符号化コンテンツ信号を生成する。前記デジタルコンテンツ信号は、ADコンバータ2bから与えられてもよい。前記符号化コンテンツ信号は、中央制御部11を介して、記録部4、通信部9およびメモリカード接続部10に与えられてもよい。コンテンツは、このMPEG2エンコーダ2cで符号化される。
【0055】
MPEG2デコーダ2dは、MPEG2規格で符号化される符号化コンテンツ信号を復号化して、デジタルコンテンツ信号を生成する。前記符号化コンテンツ信号は、記録部4、通信部9およびメモリカード接続部10から与えられてもよい。前記デジタルコンテンツ信号は、DAコンバータ2eに与えられてもよい。コンテンツは、このMPEG2デコーダ2dで複合化され、デジタルデータ化される。
【0056】
DAコンバータ2eは、デジタルコンテンツ信号をアナログコンテンツ信号に変換するデジタル・アナログ(Digital to Analog ;略称:DA)変換を行う。前記デジタルコンテンツ信号は、MPEG2デコーダ2dから与えられてもよい。前記アナログコンテンツ信号は、アナログ入出力端子に接続される表示装置21およびVTRに与えられてもよい。コンテンツは、このDAコンバータ2aでDA変換されてアナログデータ化される。
【0057】
表示装置21は、画像記録装置1からアナログコンテンツ信号によってコンテンツが与えられ、コンテンツである動画像を表示したり、音声を出力したりする。
【0058】
画像入出力部2は、アンテナ2fを介して受信される、放送局20からのデジタルテレビジョン放送電波に含まれ、コンテンツを表すデジタルコンテンツ信号を抽出する検波を行うデジタルテレビチューナを、さらに備えるようにしてもよい。この場合、デジタルコンテンツ信号は、MPEG2規格に基づいて符号化される符号化コンテンツ信号である。前記符号化コンテンツ信号は、MPEG2デコーダ2dに与えられたり、中央制御部11を介して記録部4に与えられるようにしてもよい。このようにデジタルデータとしてコンテンツを取得するようにしてもよい。
【0059】
また画像入出力部2は、たとえばデジタル方式でコンテンツを記録可能なハードディスクレコーダ(Hard Disk Recorder)、パーソナルビデオレコーダ(Personal Video Recorder ;略称:PVR)およびDVD(Digital Versatile Disk)レコーダなどに接続可能なデジタル画像入出力端子およびデジタル音声入出力端子(以後これらの端子をまとめて「デジタル入出力端子」と表記することがある。)を備えるようにしてもよい。この場合、コンテンツは、デジタルコンテンツ信号によって、デジタル入出力端子に接続されるデジタル方式のビデオレコーダに与えられてもよい。
【0060】
オンスクリーンディスプレイ(On-Screen Display ;略称:OSD)生成部3は、中央制御部11によって制御され、画像入出力部2から表示装置21に出力されるアナログデータ形式のコンテンツに合成して、表示装置21に表示させるための合成データを生成する。
【0061】
記録部4は、たとえばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive ;略称:HDD)などの固定型の磁気記録媒体用いた手段およびデジタル多機能ディスク(Digital Versatile Disk;略称:DVD)などの着脱可能な光記録媒体を用いた手段によって実現される。記録部4は、画像データ記録部4aおよびインデックスデータ記録部4bを有する。画像データ記録部4aには、符号化されたコンテンツが記録される。前記符号化されたコンテンツは、画像入出力部2およびメモリカード接続部10から与えられてもよい。インデックスデータ記録部4bには、前記符号化されたコンテンツの、記録部4における記録アドレス、記録日時、チャンネルおよび符号化ビットレートなどの記録情報、ならびにコンテンツのタイトルなどを含むインデックスが記録される。記録部4は、後述する中央制御部11によって制御される。
【0062】
指示入力部7は、キーボードおよびリモートコントローラ(略称:リモコン)22からのリモコン信号を受信するリモコン受信部などで実現される。指示入力部7は、利用者の入力操作によって、各種入力指令が入力される。
【0063】
プログラムメモリ5は、たとえばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )およびフラッシュメモリ(flash memory)などの書換え可能な不揮発性メモリで実現される。プログラムメモリ5には、中央制御部11が実行可能な、記録再生制御プログラム5a、画像変換プログラム5b、EPG取得プログラム5c、記録予約制御プログラム5d、キーワード予約制御プログラム5e、おすすめ予約制御プログラム5f、フォトアルバム制御プログラム5g、嗜好データ抽出プログラム5h、EPG表示プログラム5iおよびHTTPサーバプログラム5jが記憶されている。各プログラム5a〜5jの詳細な説明は後述する。
【0064】
データメモリ6は、たとえばランダムアクセスメモリ(Random Access Memory;略称:RAM)などの揮発性メモリで実現される。データメモリ6は、記録再生予約データ記憶部6a、EPGデータ記憶部6b、キーワードデータ記憶部6cおよび嗜好データ記憶部6dを有する。
【0065】
記録再生予約データ記憶部6aは、放送局20からのコンテンツを記録部4に記録することを予約する記録予約に必要な予約情報を記憶する。キーワードデータ記憶部6cは、指示入力部7から入力された利用者に関する嗜好キーワードを記憶する。嗜好データ記憶部6dは、利用者の利用状況に基づく嗜好データを記憶する。
【0066】
EPGデータ記憶部6bは、インターネット25を介して接続されるEPGサーバ27に蓄積される電子番組案内(Electronic Program Guide;略称:EPG)を記憶する。放送局20は、前記EPGで表され、予め設定される提供時間枠に区切られる提供予定に従って、アナログテレビジョン放送電波を送信することによって、コンテンツを提供する。EPGは、詳細に述べると、搬送波周波数に対応する各チャンネル毎に、各提供時間枠で提供されるコンテンツのタイトル、ジャンル、出演者名などのキーワードを含むインデックスを有する。EPGは、放送局20からのデジタルコンテンツ信号に重畳して画像記録再生装置1に与えるようにしてもよい。この場合、画像入出力部2によって、デジタルコンテンツ信号からEPGが抽出され、抽出されたEPGは、EPGデータ記憶部6bに記憶される。また、EPGは、放送局20からのアナログテレビジョン放送電波における映像信号の垂直帰線区間(Vertical Blanking Interval;略称:VBI)に重畳して画像記録再生装置1に与えるようにしてもよい。この場合、画像入出力部2によって、映像信号のVBIからEPGが抽出され、抽出されたEPGは、EPGデータ記憶部6bに記憶される。
【0067】
キーワードデータ記憶部6cは、指示入力部7から入力される嗜好キーワードを記憶する。嗜好データ記憶部6dは、嗜好データを記憶する。前記嗜好データは、利用者の利用状況に基づいて設定される。また嗜好データは、指示入力部7から入力されてもよい。嗜好データは、たとえば利用者の興味のあるジャンル、高頻度で記録されるコンテンツのタイトルなどである。
【0068】
計時部8は、たとえばリアルタイムクロック(Real Time Clock ;略称:RTC)で実現される。計時部8は、中央制御部11、プログラムメモリ5およびデータメモリ6の動作の基準となるシステムクロック、ならびに現在時刻などを含む計時情報を中央制御部11に与える。
【0069】
通信部9は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;略称:LAN)23を介して第1パーソナルコンピュータ(以後「第1PC」と略して表記する。)24および記録端末装置29に接続して通信可能である。また通信部9は、インターネット25を介して、第2パーソナルコンピュータ(以後「第2PC」を略して表記する。)26、EPGサーバ27および携帯電話装置28に接続して通信可能である。また通信部9は、LAN23を介して接続される第1PC24が、インターネット25を介して、第2PC26、EPGサーバ27および携帯電話装置28に接続して通信できるようにするゲートウェイ機能およびルーティング機能を有する。第1および第2PC24,26ならびに記録端末装置29は、それぞれ1つであってもよいし、複数であってもよい。
【0070】
また通信部9は、インターネット25を介して接続されるパーソナルコンピュータなどの通信端末装置から、不正なデータが入って来ないようにするファイアウォール機能を有するようにしてもよい。またLAN23は、有線であっても無線であってもよい。
【0071】
メモリカード接続部10は、たとえばフラッシュメモリなどの書換え可能な不揮発性メモリを備えるメモリカードを着脱自在にして接続可能である。メモリカード接続部10にメモリカードを装着することによって接続され、中央制御部11による制御によって、メモリカードに記憶されている情報を読出したり、メモリカードに情報を記憶させたりする。メモリカードには、たとえばデジタルスチルカメラによって撮影された静止画像を表すフォトデータが記憶されてもよい。
【0072】
中央制御部11は、たとえば中央演算処理装置(Central Processing Unit ;略称:CPU)で実現され、計時部8からの計時情報に基づいて駆動し、プログラムメモリ5に記憶されている各プログラム5a〜5jを実行して、各種処理を行う。
【0073】
中央制御部11は、記録再生制御プログラム5aを実行することによって、指示入力部7からの入力指令およびデータメモリ6の記録再生予約データ記憶部6aに記憶される予約情報に従って、予約されるコンテンツを取得して画像データ記録部4aに記録するように、画像入出力部2および記録部4を制御する。またこのとき、中央制御部11は、画像データ記録部4aに記録されるコンテンツに関連するインデックスを、インデックスデータ記録部4bに記録するように、記録部4を制御する。また中央制御部11は、記録再生制御プログラム5aを実行することによって、指示入力部7からの、画像データ記録部4aに記録されているコンテンツを再生することを示す入力指令に従って、画像データ記録部4aに記録されているコンテンツを表示装置21に表示および出力させるように、画像入出力部2および記録部4を制御する。このとき記録部4に記録されているコンテンツは、MPEG2デコーダ2dに与えられて復号化され、さらにDAコンバータ2eに与えられてDA変換されて、アナログ入出力端子から表示装置21に与えられる。
【0074】
画像入出力部2がデジタル入出力端子を備えている場合、中央制御部11は、記録再生制御プログラム5aを実行することによって、記録部4に記録されているコンテンツを、DAコンバータ2eを介さずに、デジタル入出力端子に接続されているデジタル方式のビデオレコーダなどに与えるようにしてもよい。
【0075】
中央制御部11は、画像変換プログラム5bを実行することによって、記録部4に記録されているコンテンツに対して、たとえば符号化ビットレートを変更したり、符号化方式をMPEG2からMPEG4に変換したりする画像変換処理を行う。さらに中央制御部11は、記録再生制御プログラム5aを実行することによって、前述のような画像変換処理が施されたコンテンツを記録するように記録部4を制御したり、LAN23を介して接続される第1PC24およびインターネット25を介して接続される第2PC26に与えるように通信部9を制御してもよい。
【0076】
中央制御部11は、EPG取得プログラム5cを実行することによって、インターネット25を介して接続されるEPGサーバ27に蓄積されるEPGを取得するように通信部9を制御するとともに、取得したEPGをデータメモリ6のEPGデータ記憶部6bに記憶する。またEPGが放送局20からのデジタルコンテンツ信号に重畳して画像記録再生装置1に与えられる場合、中央制御部11は、EPG取得プログラム5cを実行することによって、デジタルコンテンツ信号からEPGを抽出するように画像入出力部2を制御するとともに、抽出されたEPGをEPGデータ記憶部6bに記憶する。
【0077】
中央制御部11は、EPG表示プログラム5iを実行することによって、EPGデータ記憶部6bに記憶されているEPGを、利用者が容易に理解できるような一覧表形式に加工して、画像入出力部2から表示装置21に与えられるコンテンツに重畳するようにOSD生成部3を制御する。これによって表示装置21には、EPGの一覧表が重畳されるコンテンツが表示される。
【0078】
利用者がリモコン22および指示入力部7を入力操作して入力指令が入力されると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、表示装置21に表示されている一覧表上にカーソルを形成し、入力指令に応じてカーソルを移動させるようにOSD生成部3を制御する。利用者の入力操作によって所望のコンテンツが指定されると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、EPGデータ記憶部6bに記憶されているEPGに基づいて、指定されたコンテンツの記録開始日時、記録終了日時およびチャンネルなどを含む予約情報を、記録再生予約データ記憶部6aに記憶する。
【0079】
利用者がリモコン22および指示入力部7を入力操作して、コンテンツの記録開始日時、記録終了日時、チャンネル、記録予定画質および記録または視聴の区別などを含む予約情報が入力されると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、前記予約情報を記録再生予約データ記憶部6aに記憶する。利用者が第1PC24、第2PC26および携帯電話装置28を操作して、予約情報を入力して、前記記録予約がLAN23およびインターネット25を介して通信部9に与えられると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、前記記録予約を記録再生予約データ記憶部6aに記憶する。このようにして手動予約が行われる。
【0080】
中央制御部11は、キーワード予約制御プログラム5eを実行することによって、データメモリ6のキーワードデータ記憶部6cに記憶されている嗜好キーワードに基づいて、EPGデータ記憶部6bに記憶されているEPGを検索して、前記嗜好キーワードを含むインデックスに対応するコンテンツを抽出し、前記コンテンツの提供時間枠およびチャンネルなどを含む予約情報を、記録再生予約データ記憶部6aに記憶する。このようにしてキーワード予約が行われる。このとき記録開始日時は、提供時間枠におけるコンテンツの提供開始日時であり、記録終了日時は、提供時間枠におけるコンテンツの提供終了日時である。
【0081】
中央制御部11は、おすすめ予約制御プログラム5fを実行することによって、データメモリ6の嗜好データ記憶部6dに記憶されている嗜好データに基づいて、EPGデータ記憶部6bを検索して、前記嗜好データを含むインデックスに対応するコンテンツを抽出し、前記コンテンツの提供時間枠およびチャンネルなどを含む予約情報を記録再生予約データ記憶部6aに記憶する。このようにして、おすすめ予約が行われる。このとき記録開始日時は、コンテンツの提供時間枠におけるコンテンツの提供開始日時であり、記録終了日時は、提供時間枠におけるコンテンツの提供終了日時である。
【0082】
中央制御部11は、フォトアルバム制御プログラム5gを実行することによって、メモリカード接続部10によって読取られたメモリカードに記憶されているフォトデータを記録部4に記録する。また中央制御部11は、フォトアルバム制御プログラム5gを実行することによって、表示装置21、第1PC24、第2PC26および携帯電話装置28に、記録部4に記録されているフォトデータを一覧表形式で表示できるようなフォトアルバムデータを生成する。このように生成されたフォトアルバムデータは、LAN23を介して接続される第1PC24および記録端末装置29、ならびにインターネット25を介して接続される第2PC26および携帯電話装置28に与えることができる。
【0083】
中央制御部11は、嗜好データ抽出プログラム5hを実行することによって、利用者の利用状況に基づいて嗜好データを生成して、データメモリ6の嗜好データ記憶部6dに記憶する。この嗜好データは、おすすめ予約が行われるときに用いられる。
【0084】
図2は、表示装置21に表示されるアプリメニューM1を示す図である。表示装置21の表示画面において、前記表示画面に平行な予め定める第1方向を上方向、前記第1方向とは反対向きの方向を下方向、前記表示画面に平行であって前記第1方向に垂直な第2方向を右方向、前記第2方向とは反対向きの方向を左方向とする。
【0085】
利用者がリモコン22に設けられるメニューボタンを押圧すると、アプリメニューM1の表示を示す入力指令が指示入力部7に与えられる。中央制御部11は、前記入力指令に基づいて、アプリメニューM1を表す表示データを生成して、前記表示データを画像入出力部2を介して、表示装置21に与える。これによって図2に示すようなアプリメニューM1が表示装置21に表示される。
【0086】
アプリメニューM1は、ステータス表示領域A1、項目表示領域A2、項目説明表示領域A3、コンテンツ表示領域A4および操作説明表示領域A5を有する。ステータス表示領域A1は、表示画面において上端部に配置される。ステータス表示領域A1には、メニュータイトル、記録モード、記録可能時間および現在日時などのステータス情報が表示される。項目表示領域A2は、表示画面において中央部右寄りに配置される。項目表示領域A2には、テレビH1、番組表H2、番組ナビH3、ビデオH4、予約H5、インターネットH6、フォトアルバムH7および設定H8を含むメニュー項目がマトリクス状に配置されて表示される。
【0087】
項目説明表示領域A3は、表示画面において左端部上寄りに配置される。項目説明表示領域A3には、カーソルCが重ねられて選択されているメニュー項目に関連する説明が表示される。コンテンツ表示領域A4は、表示画面において左端部下寄りに配置される。コンテンツ表示領域A4には、現在選択されているチャンネルに対応する放送局20から提供されているコンテンツが表示される。操作説明表示領域A5は、表示画面において下端部に配置される。操作説明表示領域A5には、リモコン22に設けられるボタンに対応する操作説明が表示される。
【0088】
表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者は、リモコン22に設けられるカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下左右に移動することができる。利用者は、リモコン22を操作して、項目表示領域A2に表示されている項目にカーソルCを移動して所望とするメニュー項目のいずれか1つに重ねることで、前記メニュー項目を選択する。さらにこの状態で、利用者は、リモコン22に設けられる決定ボタンを押圧することによって、選択したメニュー項目を決定して、選択されたメニュー項目に関連付けされる後述する各種メニューなどを、表示装置21に表示することができる。
【0089】
以後、リモコン22のカーソルボタンを操作して、表示画面に表示されている項目などにカーソルCを重ねることを、単に「選択する」と表記することがある。また項目などが選択されている状態で、リモコン22の決定ボタンを押圧することを、単に「決定する」と表記することがある。
【0090】
表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者が、テレビH1を選択して決定すると、中央制御部11は、現在、画像入出力部2によって選択されているチャンネルに対応する放送局20から提供されているコンテンツを表示装置21の表示画面全体に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって表示装置21の表示画面全体に、前記コンテンツが表示される。
【0091】
表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者が、インターネットH6を選択して決定すると、中央制御部11は、インターネット25を介して接続されるコンテンツサーバが蓄積しているウェブコンテンツを取得するように通信部9を制御する。また中央制御部11は、取得したウェブコンテンツを表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって表示装置21に前記ウェブコンテンツが表示される。
【0092】
表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者が、フォトアルバムH7を選択して決定すると、中央制御部11は、プログラムメモリ5に記憶されているフォトアルバム制御プログラム5gを実行して、記録部4およびメモリカード接続部10に装着されているメモリカードが記録および記憶しているフォトデータを、表示装置21、第1PC24、第2PC26および携帯電話装置28に表示するためのフォトアルバムデータを生成する。これによって表示装置21ならびに第1PC24、第2PC26および携帯電話装置28の表示部(図示せず)にフォトアルバムデータを表示することができる。
【0093】
表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者が、設定H8を選択して決定すると、中央制御部11は、各種設定メニューを表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって表示装置21に前記設定メニューが表示される。
【0094】
図3は、表示装置21に表示されるチャンネル別番組表M2を示す図である。表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者が番組表H2を選択して決定すると、中央制御部11は、EPG表示プログラム5iを実行して、チャンネル別番組表M2を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図3に示すようなチャンネル別番組表M2が表示装置21に表示される。
【0095】
チャンネル別番組表M2は、ステータス表示領域A1、項目説明表示領域A3、コンテンツ表示領域A4、操作説明表示領域A5および番組表表示領域A6を有する。ステータス表示領域A1、項目説明表示領域A3、コンテンツ表示領域A4および操作説明表示領域A5は、前述の図2に示すアプリメニューM1と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。番組表表示領域A6は、表示画面において中央部右寄りに配置される。番組表表示領域A6には、現在選択されているチャンネルの名称が表示される。また番組表表示領域A6には、前記チャンネルで提供されるコンテンツの提供時間枠およびタイトルが上下方向に時系列順に並ぶ一覧表形式の番組表が表示される。また番組表表示領域A6において、所定の方法で設定されるおすすめ度の高いコンテンツには、おすすめマークE1が付加されて表示される。
【0096】
表示装置21に図3に示すチャンネル別番組表M2が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下に移動することができる。利用者は、リモコン22を操作して、番組表表示領域A6に表示されているコンテンツのタイトルを選択すると、項目説明表示領域A3には、選択されたコンテンツに対応するインデックスが表示される。利用者がリモコン22のカーソルボタンを操作することによって、番組表表示領域A6に他のチャンネルで提供されるコンテンツの番組表を表示することができる。また利用者がリモコン22のカーソルボタンを操作することによって、他の提供時間枠に提供されるコンテンツの番組表を表示することができる。
【0097】
図4は、表示装置21に表示される番組ナビM3を示す図である。表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者が番組ナビH3を選択して決定すると、中央制御部11は、EPG表示プログラム5iを実行して、番組ナビM3を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図4に示すような番組ナビM3が表示装置21に表示される。
【0098】
番組ナビM3は、ステータス表示領域A1、項目説明表示領域A3、コンテンツ表示領域A4、操作説明表示領域A5およびおすすめ番組表表示領域A7を有する。ステータス表示領域A1、項目説明表示領域A3、コンテンツ表示領域A4および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。おすすめ番組表表示領域A7は、表示画面において中央部右寄りに配置される。おすすめ番組表表示領域A7には、予め設定されるおすすめコンテンツの提供時間枠およびタイトルが上下方向に時系列順に並ぶ一覧表形式の番組表が表示される。またおすすめ番組表表示領域A7において、コンテンツには、おすすめ度に応じて、おすすめマークE1が付加されて表示される。前記おすすめコンテンツは、中央制御部11によって、データメモリ6の嗜好データ記憶部6dに記憶されている嗜好データに基づいて、EPGデータ記憶部6bに記憶されているEPGから抽出された、前記嗜好データを含むインデックスに対応するコンテンツである。
【0099】
表示装置21に図4に示す番組ナビM3が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下に移動することができる。利用者は、リモコン22を操作して、おすすめ番組表表示領域A7に表示されているおすすめコンテンツのタイトルを選択すると、項目説明表示領域A3には、選択されたおすすめコンテンツに対応するインデックスが表示される。
【0100】
図5は、表示装置21に表示される記録一覧表M4を示す図である。表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者がビデオH4を選択して決定すると、中央制御部11は、記録再生制御プログラム5aを実行して、記録部4のインデックスデータ記録部4bに記憶されている情報を参照して記録一覧表M4を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図5に示すような記録一覧表M4が表示装置21に表示される。
【0101】
記録一覧表M4は、ステータス表示領域A1、コンテンツ表示領域A4、操作説明表示領域A5、記録一覧表示領域A8および項目説明表示領域A9を有する。ステータス表示領域A1、項目説明表示領域A9、コンテンツ表示領域A4および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。記録一覧表示領域A8は、表示画面において中央部に配置される。記録一覧表示領域A8には、記録部4に記録されているコンテンツの提供時間枠およびタイトルが上下方向に時系列順に並ぶ一覧表形式の記録一覧表が表示される。また記録一覧表示領域A8において、現在記録中のコンテンツには、現在記録中であることを表す記録中マークE2が付加されて表示される。また記録一覧表示領域A8において、削除禁止設定されているコンテンツには、記録部4からの削除を禁止されていることを表す削除禁止マークE3が付加されて表示される。また記録一覧表示領域A8において、記録部4に記録されてから利用者がまだ一度も再生していないコンテンツには、未再生を表すNEWマークE7が付加されて表示される。また記録一覧表示領域A8において、上書き設定されているコンテンツには、記録部4に記録されている同一タイトルのコンテンツに上書きして記録することを表す上書きマークE4が付加されて表示される。
【0102】
表示装置21に図5に示す記録一覧表M4が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下に移動することができる。利用者は、リモコン22を操作して、記録一覧表示領域A8に表示されているコンテンツのタイトルを選択して決定すると、決定されたコンテンツが再生されて、表示装置21に前記コンテンツが表示される。一度でも再生されたコンテンツに対しては、前記NEWマークE7が取り除かれる。
【0103】
図6は、表示装置21に表示される予約方法選択メニューM5を示す図である。表示装置21に図2に示すアプリメニューM1が表示されているとき、利用者が番組ナビH3を選択して決定すると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、予約方法選択メニューM5を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図6に示すような予約方法選択メニューM5が表示装置21に表示される。
【0104】
予約方法選択メニューM5は、ステータス表示領域A1、操作説明表示領域A5および選択肢表示領域A10を含んで構成される。ステータス表示領域A1および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。選択肢表示領域A10は、表示画面において中央部に配置される。選択肢表示領域A10には、コンテンツの録画を予約する方法である番組表から予約Y1、番組ナビから予約Y2、マニュアル予約Y3およびキーワード予約Y4ならびに予約した内容を確認するための予約確認Y5の選択肢が表示される。
【0105】
表示装置21の表示画面に図6に示す予約方法選択メニューM5が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下に移動させることができる。利用者は、リモコン22を操作して、選択肢表示領域A10に表示されている各選択肢Y1〜Y5のいずれか1つを選択して決定することができる。このように選択肢が決定されると、決定された選択肢に対応するメニューが表示される。
【0106】
図7は、記録予約における概略的な手順および表示されるメニューを示す図である。表示装置21に、図6に示す予約方法選択メニューM5が表示されているとき、利用者が、番組表から予約Y1を選択して決定すると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、チャンネル別番組表M3を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図3に示すチャンネル別番組表M3が表示装置21に表示される。チャンネル別番組表M3が表示されているとき、利用者が記録予約したいコンテンツを選択して決定すると、決定したコンテンツの記録予約が登録される。表示装置21に図6に示す予約方法選択メニューM5が表示されているとき、利用者が、番組ナビから予約Y2を選択して決定すると、図4に示す番組ナビM3が表示される。番組ナビM3が表示されている状態で、利用者が記録予約したいコンテンツを選択して決定すると、決定したコンテンツの記録予約が登録される。
【0107】
図8は、表示装置21に表示される手動予約登録メニューM6を示す図である。表示装置21に図6に示す予約方法選択メニューM5が表示されているとき、利用者が、マニュアル予約Y3を選択して決定すると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、手動予約登録メニューM6を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図8に示す手動予約登録メニューM6が表示装置21に表示される。手動予約登録メニューM6は、ステータス表示領域A1、操作説明表示領域A5および入力フォーム表示領域A11を有する。ステータス表示領域A1および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。入力フォーム表示領域A11は、表示画面において中央部に配置される。入力フォーム表示領域A11には、コンテンツのタイトルである番組名と、コンテンツの記録を開始する記録開始日時と、コンテンツの記録を終了する記録終了日時と、コンテンツが提供されるチャンネルを選択する選局と、記録の種類と、記録の画質と、符号化方式の変換とを個々に入力するための入力ボックスが表示される。また入力フォーム表示領域A11には、「登録」ボタンB1および「戻る」ボタンB2が表示される。
【0108】
表示装置21に図8に示す手動予約登録メニューM6が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下左右に移動することができる。利用者は、リモコン22を操作して、入力フォーム表示領域A11に表示されている入力ボックスを順番に選択しながら、選択した入力ボックスにコンテンツのタイトル、記録開始日時、記録終了日時、コンテンツが提供されるチャンネル、記録の種類、記録の画質、および符号化方式の変換を入力していく。全ての入力ボックスへの入力が完了し、入力した内容に基づいて予約録画を登録する場合には、利用者は、リモコン22を操作して、入力フォーム表示領域A11に表示されている「登録」ボタンB1を選択して決定する。これによって入力されたコンテンツが予約録画の登録がなされて、入力された内容が予約情報として、データメモリ6の記録再生予約データ記録部6aに記憶される。
【0109】
利用者が、リモコン22を操作して、入力フォーム表示領域A11に表示されている「戻る」ボタンB2を選択して決定すると、表示装置21に予約方法選択メニューM5が表示される。
【0110】
図9は、表示装置21に表示されるキーワード一覧表M7を示す図である。表示装置21に図6に示す予約方法選択メニューM5が表示されているとき、利用者が、キーワード予約Y4を選択して決定すると、中央制御部11は、キーワード予約制御プログラム5eを実行して、キーワード一覧表M7を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図9に示すキーワード一覧表M7が表示装置21に表示される。キーワード一覧表M7は、ステータス表示領域A1、操作説明表示領域A5およびキーワード一覧表示領域A12を有する。ステータス表示領域A1および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。
【0111】
キーワード一覧表示領域A12は、表示画面において中央部に配置される。キーワード一覧表示領域A12には、予め設定されデータメモリ6のキーワードデータ記憶部6cに記憶されている嗜好キーワードが、前記嗜好キーワードに対応するジャンルと、前記嗜好キーワードを含むインデックスに対応するコンテンツの記録予約の設定状態と、現在データメモリ6のEPGデータ記憶部6bに記憶されているEPGにおける前記嗜好キーワードを含むインデックスに対応するコンテンツの個数とともに、一覧表形式で表示される。
【0112】
表示装置21の表示画面に図9に示すキーワード一覧表M7が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下に移動させることができる。
【0113】
図10は、表示装置21に表示されるキーワード編集メニューM8を示す図である。表示装置21に図9に示すキーワード一覧表M7が表示されているとき、利用者が、リモコン22を操作して、所望のキーワードを選択して決定すると、中央制御部11は、キーワード予約制御プログラム5eを実行して、キーワード編集メニューM8を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図10に示すようなキーワード編集メニューM8が表示装置21に表示される。キーワード編集メニューM8は、ステータス表示領域A1、操作説明表示領域A5およびキーワード編集領域A13を有する。ステータス表示領域A1および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。
【0114】
キーワード編集領域A13は、表示画面において中央部に配置される。キーワード編集領域A13には、登録および編集するキーワード、前記キーワードに対応するジャンルおよび前記キーワードに対してどのような処理をするかを示すアクションを入力するための入力ボックスが表示される。またキーワード編集領域A13には、「消去」ボタンB3、「登録」ボタンB4および「戻る」ボタンB5が表示される。
【0115】
表示装置21に図10に示すキーワード編集メニューM8が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下左右に移動させることができる。利用者は、リモコン22を操作して、キーワード編集領域A13に表示されている入力ボックスを順番に選択しながら、選択した入力ボックスに嗜好キーワード、前記嗜好キーワードに対応するジャンル、および前記嗜好キーワードを含むインデックスに対応するコンテンツに対する処理を入力していく。全ての入力ボックスへの入力が完了し、入力した内容に基づいて嗜好キーワードを登録する場合、利用者は、リモコン22を操作して、キーワード編集領域A13に表示されている「登録」ボタンB4を選択して決定する。これによって嗜好キーワードが登録されて、データメモリ6のキーワードデータ記憶部6cに記憶される。
【0116】
利用者がリモコン22を操作して、前記入力ボックスを選択して決定すると、前記入力ボックスに、たとえば「|」のような文字入力用カーソルが表示される。このとき、表示装置21の表示画面の下部に、文字入力のために一時的に文字を表示するための文字入力領域が表示される。利用者は、リモコン22に設けられる数字ボタンなどを押圧することによって、前記ボタンに予め割り当てられている文字を入力したり、漢字変換したりすることができる。所望の文字が文字入力領域に表示され、利用者がリモコン22の決定ボタンを押圧すると、文字入力領域に表示されていた文字が、前記入力ボックスに表示される。入力ボックスへの文字入力が終了すると、利用者がリモコン22の決定ボタンを押圧することで、カーソルCの移動が可能になる。
【0117】
また登録されている嗜好キーワードを消去する場合、利用者は、リモコン22を操作して、消去したい嗜好キーワードを入力ボックスに入力して、キーワード編集領域A13に表示されている「消去」ボタンB3を選択して決定する。これによって入力ボックスに入力した嗜好キーワードが、データメモリ6のキーワードデータ記憶部6cから消去される。利用者は、リモコン22を操作して、キーワード編集領域A13に表示されている「戻る」ボタンB5を選択して決定すると、表示装置21にキーワード一覧表M7が表示される。
【0118】
図11は、表示装置21に表示される予約確認メニューM9を示す図である。表示装置21に図6に示す予約方法選択メニューM5が表示されているとき、利用者が、予約確認Y5を選択して決定すると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、予約確認メニューM9を表示装置21に表示するように画像入出力部2を制御する。これによって図11に示す予約確認メニューM9が表示装置21に表示される。予約確認メニューM9は、ステータス表示領域A1、操作説明表示領域A5、予約一覧表示領域A14および予約情報表示領域A15を有する。ステータス表示領域A1および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。
【0119】
予約一覧表示領域A14は、表示画面において中央部上寄りに配置される。予約一覧表示領域A14には、データメモリ6の記録再生予約データ記憶部6aに記憶されている予約情報に含まれる、記録予約されているコンテンツのタイトルおよび記録開始日時が、記録開始日時順に並んで、一覧表形式で表示される。また予約一覧表示領域A14において、現在記録中のコンテンツには、現在記録中であることを表す記録中マークE2が付加されて表示される。また予約一覧表示領域A14において、キーワード予約されたコンテンツには、キーワード予約による記録予約であることを表すキーワード予約マークE5が付加されて表示される。また予約一覧表示領域A14において、おすすめ予約されたコンテンツには、おすすめ予約による記録予約であることを表すおすすめ予約マークE6が付加されて表示される。
【0120】
予約情報表示領域A15は、表示画面において予約一覧表示領域A14の下方に配置される。予約一覧表示領域A14には、データメモリ6の記録再生予約データ記憶部6aに記憶されている予約情報に含まれる、記録予約されているコンテンツに対応するインデックスが表示される。
【0121】
表示装置21に図11に示す予約確認メニューM9が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを上下に移動させることができる。図11に示す予約確認メニューM9が表示されているとき、利用者は、リモコン22を操作して、所望のコンテンツのタイトルを選択すると、予約情報表示領域A15には、選択されたコンテンツに対応するインデックスが表示される。また図11に示す予約確認メニューM9が表示されているとき、利用者は、リモコン22を操作して、所望のコンテンツのタイトルを選択して決定する。これによって表示装置21には、図8に示すような手動予約登録メニューM6が表示される。
【0122】
利用者が、リモコン22に設けられる機能ボタンを押圧すると、表示装置21に機能メニューが表示される(図示せず)。この機能メニューには、「予約内容の変更」ボタン、「番組内容を表示」ボタン、「WEB検索」ボタン、「予約取消」ボタンおよび「キーワード予約」ボタンが、上から順に並んで表示される。利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルを上下に移動させることができる。
【0123】
利用者が機能メニューの「予約内容の変更」ボタンを選択して決定すると、表示装置21に図8に示す手動予約登録メニューM6が表示される。表示装置21に、たとえば図4に示す番組ナビM3が表示されていて、あるコンテンツが選択されているときに、利用者が機能ボタンを押圧して「番組内容を表示」ボタンを選択して決定すると、表示装置21に、前記コンテンツに対応するインデックスが、たとえばダイアログの態様で表示される。表示装置21に、たとえば図11に示す予約確認メニューM9が表示されていて、あるコンテンツが選択されているときに、利用者が機能ボタンを押圧して「WEB検索」ボタンを選択して決定すると、前記コンテンツのタイトルなどを検索条件として、インターネットの検索サイトにおいて、前記コンテンツに関連する情報が検索され、その検索結果が表示装置21に表示される。
【0124】
表示装置21に、たとえば図11に示す予約確認メニューM9が表示されていて、あるコンテンツが選択されているときに、利用者が機能ボタンを押圧して、「予約取消」ボタンを選択して決定すると、表示装置21に「予約を消去しますか?」というダイアログが表示される。利用者が前記ダイアログ中の「はい」ボタンを選択して決定すると、前記コンテンツの記録予約が削除される。
【0125】
利用者が機能メニューの「キーワード予約」ボタンを選択して決定すると、表示装置21に図9に示すキーワード一覧表M7が表示される。
【0126】
図12は、記録予約が重複したときに表示装置21に表示される予約重複確認メニューM10を示す図である。コンテンツの記録予約が登録されると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、データメモリ6の記録再生予約データ記憶部6aに記憶されている予約情報に基づいて、登録されたコンテンツの提供時間枠が他の登録されているコンテンツの提供時間枠に重複しているか否かを判断する。中央制御部11が、登録されたコンテンツの提供時間枠と他の登録されているコンテンツの提供時間枠とが重複していると判断すると、中央制御部11は、予約重複確認メニューM10を表示するように画像入出力部2を制御する。これによって表示装置21に、図12に示すような予約重複確認メニューM10が表示される。
【0127】
予約重複確認メニューM10は、ステータス表示領域A1、操作説明表示領域A5および重複コンテンツ表示領域A16を有する。ステータス表示領域A1および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。重複コンテンツ表示領域A16は、表示画面において中央部に配置される。重複コンテンツ表示領域A16には、記録予約されているけれども、提供時間枠が重複している複数のコンテンツの提供時間枠およびタイトルなどを含む予約情報が、一覧表形式で表示される。また重複コンテンツ表示領域A16には、「する」ボタンB6および「しない」ボタンB7が、前記予約情報の下方に表示される。
【0128】
表示装置21に図12に示す予約重複確認メニューM10が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを左右に移動させることができる。利用者は、リモコン22を操作して、予約重複確認メニューM10に表示されている「する」ボタンB6を選択して決定すると、提供時間枠が重複している複数のコンテンツの記録予約を登録することができる。このとき提供時間枠が重複している複数のコンテンツのうち、所定の方法で設定される優先度の高いコンテンツに対して、記録予約が実行される。また利用者は、リモコン22を操作して、予約重複確認メニューM10に表示されている「しない」ボタンB7を選択して決定すると、提供時間枠が重複している複数のコンテンツの記録予約の登録を解除することができる。
【0129】
図13は、記録部4に記録予約されるコンテンツを記録可能な記憶容量が無いときに表示装置21に表示される容量不足確認メニューM11を示す図である。コンテンツの記録予約が登録されると、中央制御部11は、記録予約制御プログラム5dを実行して、データメモリ6の記録再生予約データ記憶部6aに記憶されている予約情報と、記録部4とに基づいて、記録予約が登録されるコンテンツを記録部4に記録可能であるか否かを判断する。中央制御部11が、記録部4には前記コンテンツを記録不可能であると判断すると、中央制御部11は、容量不足確認メニューM11を表示するように画像入出力部2を制御する。これによって表示装置21に、図13に示すような容量不足確認メニューM11が表示される。
【0130】
容量不足確認メニューM11は、ステータス表示領域A1、操作説明表示領域A5および記録時間表示領域A17を有する。ステータス表示領域A1および操作説明表示領域A5は、前述の図3に示すチャンネル別番組表M2と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。記録時間表示領域A17は、表示画面において中央部に配置される。記録時間表示領域A17には、記録予約されコンテンツを記録するのに必要な時間と、記録部4が記録可能な記録時間とが表示される。また記録時間表示領域A17には、「する」ボタンB8および「しない」ボタンB9が、前記予約情報の下方に表示される。
【0131】
表示装置21に図13に示す容量不足確認メニューM11が表示されているとき、利用者は、リモコン22のカーソルボタンを操作することによって、表示されているカーソルCを左右に移動させることができる。利用者は、リモコン22を操作して、容量不足確認メニューM11に表示されている「する」ボタンB8を選択して決定すると、コンテンツの記録予約を登録することができる。また利用者は、リモコン22を操作して、容量不足確認メニューM11に表示されている「しない」ボタンB9を選択して決定すると、前記コンテンツの記録予約の登録を解除することができる。
【0132】
本実施の形態において、コンテンツ管理装置は、画像記録再生装置1である。記録手段は、記録部4である。新着情報生成手段および編集手段は、中央制御部11である。情報出力手段、コンテンツ出力手段および情報取得手段は、通信部9である。また情報出力手段およびコンテンツ出力手段は、画像入出力部2でもある。新着識別記憶手段は、記録部4およびデータメモリ6である。表示手段は、表示装置21であり、画像記録再生装置1は前記表示装置21を含む構成としてもよい。入力手段は、指示入力部7およびリモコン22である。この画像記録再生装置1は、コンテンツ管理方法を実行する。通信回線は、LAN23およびインターネット25を含む。
【0133】
またコンテンツは動画像および音声が含まれる動画像に限らない。コンテンツは、経時的に変化するような情報、たとえば音声としてもよい。またコンテンツは経時的に変化しない、たとえば静止画像、ウェブコンテンツなどのHTMLなどのマークアップ言語で記述されたデータをも含むものとする。さらにコンテンツは、電子メールのデータ、複数の利用者によって利用されるスケジュールデータおよびプログラムをも含むものとする。
【0134】
以後、単にコンテンツと呼ぶ情報は、前述のコンテンツのうち、動画像および音声を含む動画像を示すものとする。また前述のコンテンツのうち、経時的に変化しないフォトデータをグループ単位でまとめたものを特に「フォトアルバム」と表記する。
【0135】
図14は、第1PC24の構成を示すブロック図である。端末装置である第1PC24および第2PC26は、同様の構成であるので、第1PC24について説明し、第2PC26の詳細な説明は省略する。第1PC24は、端末通信部51、端末計時部52、端末入力部53、端末記憶部54、端末画像出力部55、端末表示部56および端末制御部57を含んで構成される。
【0136】
端末通信部51は、LAN23を介して、画像記録再生装置1および記録端末装置29に接続して通信可能である。また端末通信部51は、インターネット25を介して、第2PC26、EPGサーバ27および携帯電話装置28に接続して通信可能である。端末計時部52は、たとえばリアルタイムクロックで実現される。端末計時部52は、端末画像出力部55および端末制御部57の動作の基準となるシステムクロック、ならびに現在時刻などを含む計時情報を端末画像出力部55および端末制御部57に与える。端末入力部53は、たとえばキーボードおよびマウスなどの入力装置で実現され、利用者によって入力操作されて新着情報出力要求、コンテンツ編集要求およびコンテンツ出力要求などの各種要求が入力される。
【0137】
端末記憶部54は、たとえばHDDおよびRAMで実現され、画像記録再生装置1からの各種情報、ならびに画像記録再生装置1および記録端末装置29からのコンテンツを一時的に記憶する。端末画像出力部55は、画像記録再生装置1および記録端末装置29からのMPEG2規格で符号化されるコンテンツを復号して、復号化されたデジタルデータのコンテンツをDA変換してアナログデータ化して、アナログコンテンツ信号によってコンテンツを端末表示部56に与える。端末表示部56は、たとえば陰極線管および液晶パネルならびにスピーカを備える表示装置で実現され、端末画像出力部55から与えられるコンテンツである動画像およびフォトデータなどの静止画像を表示したり音声を出力したりする。端末制御部57は、たとえばCPUで実現され、第1PC24を統括的に制御する。このように第1PC24は、コンテンツを再生する機能を有する再生端末装置でもある。
【0138】
本実施の形態において、要求手段は、端末通信部51、端末入力部53および端末制御部57である。新着情報受信手段は、端末通信部51である。計時手段は、端末計時部52である。端末表示手段は、端末画像出力部55および端末表示部56である。本実施の形態において端末装置は、前述の第1PC24のようなパーソナルコンピュータに限ることはない。たとえばHTML(Hyper Text Markup Language )で記述された情報を表示可能な機器であれば、たとえば携帯電話装置、携帯情報端末(Personal Digital Assistants ;略称:PDA)、テレビジョン受像装置、ワードプロセッサー、ファクシミリ装置、電話装置およびゲーム機などでもよい。
【0139】
再び図1を参照して、画像記録再生装置1の中央制御部11は、プログラムメモリ5に記憶されているHTTPサーバプログラム5jを実行することによって、以下に述べるコンテンツ管理方法を行う。本実施の形態において、少なくとも画像記録再生装置1と、第1PC24、第2PC26および記録端末装置29との間の通信は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol )と呼ばれるインターネットの標準プロトコルで行われる。
【0140】
第1PC24の利用者が、端末入力部53を入力操作して、新着情報出力要求を入力すると、端末通信部51からLAN23を介して、新着情報出力要求が画像記録再生装置1に与えられる。画像記録再生装置1の中央制御部11は、通信部9によって受信した前記第1PC24からの新着情報出力要求に応じて、表1に示す記録部4に記憶される記録状況を参照して、新着フラグが立っているコンテンツおよびフォトアルバムを表す新着情報を生成する。通信部9は、新着情報出力要求した第1PC24に、生成された新着情報を出力する。
【0141】
このような画像記録再生装置1と第1PC24との間の通信は、HTTP(HyperText Transfer Protocol )と呼ばれる、インターネットのウェブ(World Wide Web;略称:WWW)サービスにおいて、ウェブサーバからウェブクライアントに対してHTMLで記述される情報を送受信するためのプロトコルで行われる。また画像記録再生装置1のプログラムメモリ5に記憶されているHTTPサーバプログラム5jは、CGI(Common Gateway Interface)で記述される。画像記録再生装置1の中央制御部11は、HTTPサーバプログラム5jを常に実行しており、第1PC24からの要求に応じて、HTML形式で記述される情報を出力する。
【0142】
このとき第1PC24からの要求は、HTTPによるリクエストによって行われ、このリクエストは、インターネットにおけるリソースの位置を指し示す記述様式であるURL(Uniform Resource Locator)で行われる。したがって画像記録再生装置1は、要求されたURLに対応する情報をHTML形式で、要求した第1PC24に出力する。HTML形式の情報は、たとえばウェブブラウザ(以後、単に「ブラウザ」と表記することがある。)で表示することができる。
【0143】
表1は、画像記録再生装置1の記録部4に記録されているコンテンツの記録状況の一例を示す表である。
【0144】
【表1】
Figure 0004713055
【0145】
画像記録再生装置1の記録部4には、表1に示すような記録状況として、コンテンツの記録日時およびコンテンツの視聴状況を含む新着判断情報とともに、複数の種別の異なるコンテンツが記録されている。前記記録状況は、記録開始日時、記録終了日時、チャンネル、ジャンル、新着フラグ、視聴フラグ、登録者および映像データを含む。記録開始日時は、コンテンツの記録を開始した日時である。記録終了日時は、コンテンツの記録を終了した日時である。チャンネルは、コンテンツが提供される放送局20に対応するチャンネルである。ジャンルは、コンテンツが属するジャンルを示す。登録者は、コンテンツを画像記録再生装置1の記録部4に記録した利用者および記録予約した利用者を示す。映像データは、画像記録再生装置1の記録部4において、コンテンツに対応して付加されるファイル名である。
【0146】
新着フラグは、コンテンツの記録開始日時から予め定める設定時間以上経っているか否かを示し、経っている場合には「0」が設定され、経っていない場合には「1」が設定される。以後、新着フラグが「1」に設定されている状態を、「新着フラグが立つ」と表記することがある。コンテンツの記録が終了すると、当該コンテンツには、新着フラグが立つ。新着フラグの更新は、たとえば1時間に1回の頻度で、中央制御部11によって、計時部8からの現在時刻と、表1に示す記録状況の各コンテンツの記録開始日時とを比較することで行ってもよい。また新着フラグの更新は、第1PC24からの新着情報出力要求があったときに行うようにしてもよい。本実施の形態では、設定時間は1日、すなわち24時間としてもよい。
【0147】
コンテンツの視聴状況である視聴フラグは、コンテンツが画像記録再生装置1の記録部4に記録されてから、登録者によって視聴されたか否かを示し、視聴されていない、すなわち未視聴である場合には「0」が設定され、視聴された場合には「1」が設定される。コンテンツが記録が終了すると、当該コンテンツの視聴フラグは「0」に設定される。以後、視聴フラグが「1」に設定されている状態を、「視聴フラグが立つ」と表記することがある。また視聴フラグが立っているコンテンツは、記録終了日時から予め定める設定時間経っていなくても、新着フラグは「0」に設定されるようにしてもよい。
【0148】
表2は、EPGデータ記憶部6bに記憶されているEPGの一例を示す表である。
【0149】
【表2】
Figure 0004713055
【0150】
EPGは、コンテンツ毎に予め設定される、番組ID、提供開始日、提供開始時刻、提供終了日、提供終了時刻、チャンネル、ジャンルおよび番組内容を含む。番組IDは、コンテンツの識別番号である。提供開始日は、放送局20からコンテンツの提供が開始される年月日である。提供開始時刻は、放送局20からコンテンツの提供が開始される時刻である。提供終了日は、放送局20からのコンテンツの提供が終了する年月日である。提供終了時刻は、放送局20からのコンテンツの提供が終了する時刻である。チャンネルは、コンテンツが提供される放送局20に対応するチャンネルを表す。ジャンルは、コンテンツが属するジャンルを示す。番組内容は、コンテンツのタイトルおよび内容を示す。
【0151】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、EPG取得プログラム5cを実行することによって、インターネット25を介して接続されるEPGサーバ27に蓄積されるEPGを取得するように通信部9を制御するとともに、取得したEPGをデータメモリ6のEPGデータ記憶部6bに、表2に示すような形式で記憶する。EPGの取得は、たとえば毎日1回行われる。
【0152】
表3は、データメモリ6の嗜好データ記憶部6dに記憶される嗜好データの一例を示す表である。
【0153】
【表3】
Figure 0004713055
【0154】
利用者は、予め嗜好キーワードを指示入力部7から入力して、キーワードデータ記憶部6cに記憶させる。嗜好データ記憶部6dは、利用者の利用状況に基づく嗜好データを記憶する。嗜好データは、表3に示すように、たとえば利用者の興味のあるジャンル、高頻度で記録されるコンテンツのタイトルなどである。
【0155】
中央制御部11は、EPGを取得すると、データメモリ6の嗜好データ記憶部6dに記憶されている嗜好データに基づいて、EPGデータ記憶部6bを検索して、前記嗜好データを含むインデックスに対応するコンテンツを抽出する。さらに中央制御部11は、このようにして抽出されたコンテンツを表すおすすめ番組情報を、嗜好データ記憶部6dに記憶する。
【0156】
表4は、記録部4に記録されるフォトアルバム情報の一例を示す表である。
【0157】
【表4】
Figure 0004713055
【0158】
フォトアルバムは、複数のフォトデータをグループ単位でまとめたものであり、表4に示すようなフォトアルバム情報とともに記録部4に記録される。フォトアルバム情報は、登録日時、タイトル、登録者、撮影枚数、公開フラグ、新着フラグおよび画像場所を含む。登録日時は、フォトアルバムを記録部4に記録したときの年月日および時間である。タイトルは、利用者がフォトアルバムに対応して付加した名前を示す。登録者は、フォトアルバムを記録部4に記録した利用者を示す。撮影枚数は、フォトアルバムに含まれる静止画像の枚数である。
【0159】
公開フラグは、たとえば第2PC26のようなインターネット25を介して画像記録再生装置1に接続される端末装置へのフォトアルバムの出力を許可するか否かを示し、許可しない場合には「0」が設定され、許可する場合には「1」が設定される。以後、公開フラグが「0」のフォトアルバムを「個人フォトアルバム」と表記し、公開フラグが「1」のフォトアルバムを「公開フォトアルバム」と表記することがある。また公開フラグが「1」に設定されている状態を、「公開フラグが立つ」と表記することがある。この公開フラグの設定は、フォトアルバムの登録者および画像記録再生装置1の管理者権限を有する利用者によって設定される。
【0160】
新着フラグは、上述の表1に示される新着フラグと同様であり、ここではフォトアルバムの登録日時から予め定めるフォトアルバム設定時間以上経っているか否かを示し、経っている場合には「0」が設定され、経っていない場合には「1」が設定される。フォトアルバムの記録が終了すると、当該フォトアルバムには、新着フラグが立つ。本実施の形態において、フォトアルバムの新着フラグの更新は、たとえば1時間に1回の頻度で、中央制御部11によって計時部8からの現在時刻と、各フォトアルバムの登録日時とを比較することで行ってもよい。また新着フラグの更新は、第1PC24からの新着情報出力要求があったときに行うようにしてもよい。本実施の形態では、フォトアルバム設定時間は3日間としてもよい。
【0161】
表5は、IPアドレスと画像記録再生装置1への端末装置の接続環境との対応関係の一例を示す表である。
【0162】
【表5】
Figure 0004713055
【0163】
IPアドレスは、TCP/IPで通信する各端末装置に割当てられるアドレス情報である。表5に示すようなIPアドレスと画像記録再生装置1への端末装置の接続環境との対応関係は、記録部4およびデータメモリ6の少なくともいずれかに予め記憶される。TCP/IPの通信においては、端末装置から画像記録再生装置1に要求をするときに、端末装置は利用者情報である自身のIPアドレスをも付加するので、画像記録再生装置1は要求してきた端末装置のIPアドレスを知ることができる。
【0164】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、表5を参照して、IPアドレスが「127.0.0.1」の端末装置から要求があると、その端末装置は画像記録再生装置1、すなわち自分自身であると判断する。また画像記録再生装置1の中央制御部11は、表5を参照して、IPアドレスが「192.168.0.1〜192.168.255.254」の範囲にある端末装置から要求があると、その端末装置は、たとえば図1に示す第1PC24および記録端末装置29のような、LAN23を介して接続される端末装置、すなわち家庭内クライアントであると判断する。また画像記録再生装置1の中央制御部11は、表5を参照して、IPアドレスが「127.0.0.1」および「192.168.0.1〜192.168.255.254」の範囲にない端末装置から要求があると、その端末装置は、たとえば図1に示す第2PC26および携帯電話装置28のようなインターネット25を介して接続される端末装置、すなわち外部クライアントであると判断する。
【0165】
表6は、IPアドレスとクライアント名との対応関係の一例を示す表である。
【0166】
【表6】
Figure 0004713055
【0167】
表6においてクライアント名は、各端末装置に予め付与される名前である。クライアント名が「サーバ」とは、画像記録再生装置1を示す。利用者は、対応するクライアント名の端末装置を利用する利用者を示す。ここでは理解を容易にするために、表6に示すように、利用者「たけし」は第1PC24を利用し、利用者「パパ」は第2PC26を利用するように、利用者は、常に特定される端末装置を利用するものとする。中央制御部11は、表6に示すようなIPアドレスとクライアント名との対応関係を作成して、記録部4およびデータメモリ6の少なくともいずれかに記憶する。
【0168】
表7は、端末装置の接続環境と新着情報の出力許可との対応関係の一例を示す表である。新着情報は、表7に示す新着映像情報と新着フォトアルバム情報とを含む。
【0169】
【表7】
Figure 0004713055
【0170】
表7における「新着映像情報」とは、表1に示す(動画像である)コンテンツの記録状況において新着フラグが「1」または視聴フラグが「0」に設定されている映像情報である。「新着フォトアルバム(個人フォトアルバム)」とは、表4に示すフォトアルバム情報において新着フラグが「1」かつ公開フラグが「0」に設定されているフォトアルバム情報である。また「新着フォトアルバム(公開フォトアルバム)」とは、表4に示すフォトアルバム情報において新着フラグが「1」かつ公開フラグが「1」に設定されているフォトアルバム情報である。表7における新着映像情報および新着フォトアルバム情報の出力の許可および不許可の設定は、たとえば画像記録再生装置1の管理者権限を有する利用者によって設定される。表7に示すような端末装置の接続環境と情報の出力許可との対応関係である端末情報は、記録部4およびデータメモリ6の少なくともいずれかに記憶される。
【0171】
表8は、端末装置と嗜好データとの対応関係の一例を示す表である。
【0172】
【表8】
Figure 0004713055
【0173】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、表3に示すようなデータメモリ6の嗜好データ記憶部6dに記憶される嗜好データを、各利用者毎にまとめて拡張することによって、表8に示すような端末装置と嗜好データとの対応関係を作成して、嗜好データ記憶部6dに記憶する。ここでは理解を容易にするために、表8に示すように、利用者「たけし」は第1PC24を利用し、利用者「パパ」は第2PC26を利用するように、利用者は、常に特定される端末装置を利用するものとする。表8において、キーワードおよびジャンルの数は利用者によって自由に設定できる。またキーワードおよびジャンルの変更は、利用者自身のキーワードおよびジャンルに限って行うことができる。
【0174】
図15は、第1PC24の端末表示部56に表示される新着情報を含む各種情報の表示形態の一例を模式的に示す図である。画像記録再生装置1の中央制御部11は、第1PC24の端末表示部56による新着情報を含む各種情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成する。図15に示す例では、中央制御部11は、ブラウザの表示領域F0を第1フレームF1、第2フレームF2および第3フレームF3の3つのフレームで領域分割して、各領域に互いに異なる情報を表示させるようなフレーム構成情報を生成する。第1フレームF1には、おすすめ番組情報が表示される。第2フレームF2には、新着映像情報が表示される。第3フレームF3には、新着フォトアルバム情報が表示される。
【0175】
利用者が第1PC24の端末入力部53を入力操作して、新着情報出力要求に対応するURLを入力すると、端末制御部57は、前記URLを画像記録再生装置1に送信するように端末通信部51を制御する。画像記録再生装置1の中央制御部11は、第1PC24からのURLに対応する新着情報出力要求に応じて、HTML形式のフレーム構成情報を前記第1PC24に出力するように通信部9を制御する。第1PC24の端末制御部57は、端末通信部51で受信された画像記録再生装置1からのフレーム構成情報を、図15に示すようにブラウザに表示するように端末画像出力部55を制御する。フレーム構成情報には、第1フレームF1に表示させるおすすめ番組情報、第2フレームF2に表示させる新着映像情報、および第3フレームF3に表示させる新着フォトアルバム情報の出力を要求するための、前記各情報に対応するURLが含まれている。第1PC24の端末制御部57は、フレーム構成情報に含まれる各URLを画像記録再生装置1に送信するように、端末制御部51を制御する。
【0176】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、第1PC24からのURLに対応する、HTML形式のおすすめ番組情報、新着映像情報および新着フォトアルバム情報を生成するためのCGIで記述されたプログラムを実行する。このとき中央制御部11は、嗜好データ記憶部6dに記憶されているおすすめ情報を、前記第1PC24に出力するように通信部9を制御する。
【0177】
また画像記録再生装置1の中央制御部11は、第1PC24のIPアドレスに基づいて、表6に示すIPアドレスとクライアント名との対応関係を参照して、前記第1PC24の利用者および接続環境を抽出する。中央制御部11は、抽出した第1PC24の接続環境に基づいて、表7に示す接続環境と情報の出力許可との対応関係を参照して、第1PC24への新着映像情報および新着フォトアルバム情報の出力の許可および不許可を判断する。第1PC24への新着映像情報の出力が許可であると判断されると、中央制御部11は、抽出した第1PC24の利用者に基づいて、表1に示す記録状況において登録者が第1PC24の利用者であり、新着フラグが「1」または視聴フラグが「0」であるコンテンツを表す新着映像情報を生成する。さらに中央制御部11は、表1に示す記録状況において、表8に示す端末装置と嗜好データとの対応関係における当該利用者に設定されているジャンルおよびキーワードの少なくともいずれかが一致する、かつ新着フラグが立っているコンテンツを新着映像情報に含むようにしてもよい。
【0178】
第1PC24への新着フォトアルバム(個人フォトアルバム)の出力が許可であると判断されると、中央制御部11は、表4に示すフォトアルバム情報において新着フラグが立っているフォトアルバムを表す新着フォトアルバム情報を生成する。また第1PC24への新着フォトアルバム(公開フォトアルバム)の出力が許可であると判断されると、中央制御部11は、表4に示すフォトアルバム情報において新着フラグおよび公開フラグがともに立っているフォトアルバムを表す新着フォトアルバム情報を生成する。
【0179】
第1PC24への新着映像情報の出力が不許可であると判断されると、中央制御部11は、空白を表示することを示す新着映像情報を生成する。また第1PC24への新着フォトアルバム(個人フォトアルバム)および新着フォトアルバム(公開フォトアルバム)の出力が不許可であると判断されると、中央制御部11は、空白を表示することを示す新着フォトアルバム情報を生成する。前述の空白の表示に限らず、たとえばアクセス権がないという内容の文章の表示であってもよい。また、たとえばフレーム構成情報の送信時に、第1フレームF1、第2フレームF2および第3フレームF3のうちの1つのフレーム、または2つのフレームを表示させるようなフレーム構成情報を送信するようにしてもよい。
【0180】
中央制御部11は、このようにして生成した新着映像情報および新着フォトアルバム情報を前記第1PC24に出力するように通信部9を制御する。第1PC24の端末制御部57は、フレーム構成情報に基づいて、端末通信部51で受信された画像記録再生装置1からのおすすめ番組情報を第1フレームF1に、新着映像情報を第2フレームF2に、新着フォトアルバム情報を第3フレームF3に表示するように端末画像出力部55を制御する。このようにして図15に示すように、各情報が各フレームに表示される。
【0181】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、新着情報出力要求してきた端末装置のIPアドレスが「127.0.0.1」である場合、前記新着情報出力要求は、指示入力部7から入力されたと判断する。この場合、中央制御部11は、表示装置21による新着情報を含む各種情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成する。また中央制御部11は、記録部4に記録されている全ての映像データを表す新着映像情報を生成する。また中央制御部11は、記録部4に記録されている全てのフォトアルバムを表す新着フォトアルバム情報を生成する。中央制御部11は、このようにして生成した新着映像情報および新着フォトアルバム情報ならびに嗜好データ記憶部6dに記憶されているおすすめ情報を、前記フレーム構成情報で表される表示形態で表示装置21に出力するように画像入出力部2を制御する。
【0182】
このように利用者自身が画像記録再生装置1の記録部4に記録されているコンテンツを検索することなく、第1PC24などの端末装置から新着情報出力要求するだけで、自動的に新着情報を受信して端末表示部56に表示することができる。前述のように画像記録再生装置1には、利用者の嗜好データに基づいて画像記録再生装置1が記録予約するおすすめ予約およびキーワード予約を行う機能が備えられる。このような記録予約は、利用者が知らない間に行われているので、利用者は端末装置および画像記録再生装置1から新着情報出力要求をするだけで、利用者に適合した新着情報、すなわち画像記録再生装置1の記録部4の記録状況を容易に把握することができる。
【0183】
このように利用者は、端末表示部56に表示される新着情報を含む各種情報に基づいて、画像記録再生装置1の記録部4に記録されている新着コンテンツ、さらには利用者の嗜好データに適合したコンテンツを把握して、画像記録再生装置1に対して、たとえば当該コンテンツを出力するように要求したり、当該コンテンツを編集するように要求したりできる。
【0184】
また第1PC24などの端末装置の端末表示部56には、フレーム構成情報によって表される表示形態で新着映像情報、新着フォトアルバム情報およびおすすめ情報などの複数の情報を同時に表示することができる。フレーム構成情報を利用者が見易いように設定することで、利用者は端末表示部56に表示される複数の情報を一見しただけで、容易に確認することができる。
【0185】
また新着映像情報の出力が許可されていない接続環境の端末装置から新着情報出力要求があっても、画像記録再生装置1は、当該端末装置には新着映像情報を出力しないので、通信回線を有効に利用することができる。
【0186】
第1PC24の端末制御部57は、端末計時部52からの現在時刻に基づいて、前回新着情報出力要求してから所定の時間が経過したと判断すると、新着情報出力要求を再度行うようにしてもよい。本実施の形態において、前記所定の時間は、たとえば5分であってもよい。これによって端末表示部56には、可及的に最新の新着情報などの情報が表示される。
【0187】
またブラウザが起動したときに新着情報出力要求に対応するURLを画像記録再生装置1に送信するように第1PC24を設定してもよい。さらに第1PC24のオペレーティングシステム(Operating System;略称:OS)が起動したときに、ブラウザが自動的に起動するようにしてもよい。これによって第1PC24のOSが起動すると、自動的にブラウザが起動するとともに、新着情報出力要求に対応するURLが画像記録再生装置1に送信される。これによって利用者は新着情報を要求するための操作を行うことなく、新着情報を容易に確認することができる。
【0188】
たとえば図14に示す第1PC24のような、コンテンツを再生する機能を有する再生端末装置からのコンテンツ出力要求があると、画像記録再生装置1の中央制御部11は、コンテンツ出力要求した再生端末装置に、記録部4に記録されているコンテンツを出力するように通信部9を制御する。
【0189】
詳細には、画像記録再生装置1の中央制御部4は、おすすめ番組情報、新着映像情報および新着フォトアルバム情報に、前記各情報で表されるコンテンツおよびフォトアルバムを出力要求するためのURLを含むハイパーリンクを付加して生成し、コンテンツ出力要求してきた再生端末装置、ここでは第1PC24に前記おすすめ番組情報、新着映像情報および新着フォトアルバム情報を出力するように通信部9を制御する。第1PC24の利用者は、端末表示部56に表示される各情報に基づいて、端末入力部53を操作して、再生したいコンテンツおよび閲覧したいフォトアルバムのハイパーリンクを選択すると、第1PC24の端末制御部57は、選択されたコンテンツおよびフォトアルバムの出力要求であるコンテンツ出力要求を表すURLを送信するように端末通信部51を制御する。
【0190】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、前記第1PC24からのコンテンツ出力要求に応じて、記録部4に記録されるコンテンツおよびフォトアルバムを前記第1PC24に出力するように通信部9を制御する。第1PC24の端末通信部51は、画像記録再生装置1からのコンテンツおよびフォトアルバムを受信し、端末制御部57は、受信したコンテンツおよびフォトアルバムを端末表示部56に表示するように端末画像出力部55を制御する。このようにして利用者は、コンテンツ出力要求したコンテンツを視聴したり、フォトアルバムを閲覧したりすることができる。
【0191】
表9は、端末装置の処理能力の一例を示す表である。
【0192】
【表9】
Figure 0004713055
【0193】
表9に示すような端末装置の処理能力は、記録部4およびデータメモリ6の少なくともいずれかに予め記憶される。端末装置の処理能力は、各端末装置の仕様によって決定される。たとえば表9に示されるIPアドレスが「192.168.0.5」である端末装置は、映像データは表示不可能であるけれども、静止画像を表示可能である仕様となっている。
【0194】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、端末装置から新着情報出力要求があると、表9に示される端末装置の処理能力を参照して、新着情報出力要求した端末装置の処理能力が「可」となっているコンテンツおよびフォトアルバムを表す新着映像情報および新着フォトアルバム情報を生成して、前記端末装置に出力するように通信部9を制御する。このとき端末装置の処理能力が「不可」となっているコンテンツおよびフォトアルバムに対応する新着映像情報および新着フォトアルバム情報を、空白を表示することを示す情報にして出力する。これによって、たとえば端末装置が動画像再生能力を有していないのに、当該端末装置に動画像のコンテンツを表す新着映像情報を生成して出力するという無駄な作業をすることを防止して、新着情報を円滑かつ迅速に生成して出力することができる。
【0195】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、第1PC24などの端末装置からのコンテンツ編集要求およびIPアドレスに基づいて、記録部4に記録されているコンテンツおよびフォトアルバムを編集する。ここでは理解を容易にするために、表6に示すように、利用者「たけし」は第1PC24を利用し、利用者「パパ」は第2PC26を利用するように、利用者は、常に特定される端末装置を利用するものとする。
【0196】
詳細に述べると、中央制御部11は、第1PC24からコンテンツ編集要求があると、表6に示すIPアドレスとクライアント名との対応関係を参照して、コンテンツ編集要求した第1PC24のIPアドレスに対応する利用者が、表1に示す記録状況および表4に示すフォトアルバム情報の、編集要求されるコンテンツおよびフォトアルバムに対応する登録者に一致するか否かを判断する。一致すると判断されると、中央制御部11は、前記第1PC24からの指令に従って、記録部4に記録されているコンテンツおよびフォトアルバムの編集を行う。ここで編集とは、コンテンツの場合、コンテンツの一部を削除したり、コンテンツに他のコンテンツを付加したり、コンテンツに他のデータを重畳したりするなど、コンテンツの内容を改変することである。またフォトアルバムの編集とは、タイトルの変更、フォトデータの追加およびフォトデータの部分削除などである。
【0197】
また表1に示す記録状況および表4に示すフォトアルバム情報に、各コンテンツおよび各フォトアルバムを編集する権限を有する利用者を表す編集者の項目を、各コンテンツおよび各フォトアルバムに対応して、追加するようにしてもよい。この場合、画像記録再生装置1の中央制御部11は、コンテンツ編集要求した第1PC24のIPアドレスに対応する利用者が、編集要求されるコンテンツおよびフォトアルバムに対応する編集者に一致するか否かを判断する。
【0198】
図16は、記録端末装置29の構成を示すブロック図である。記録端末装置29は、たとえば放送局20から提供されるコンテンツを記録するコンテンツ記録機能を有するパーソナルコンピュータ、およびコンテンツ記録機能を有するとともに、LAN23を介して画像記録再生装置1および第1PC24に接続可能なPVRなどで実現される。
【0199】
記録端末装置29は、端末通信部51、端末計時部52、端末入力部53、端末記録部64、端末画像入出力部65、端末表示部56および端末制御部57を含んで構成される。記録端末装置29の端末通信部51、端末計時部52、端末入力部53、端末表示部56および端末制御部57は、前述の第1PC24と同様であるので、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略し、以下に端末記録部64および端末画像入出力部65の説明をする。
【0200】
端末記録部64は、たとえばHDDおよびRAMで実現され、端末画像入出力部65からのコンテンツを記録する。端末画像出力部65は、前述の画像記録再生装置1の画像入出力部2と同様の構成であり、放送局20から提供されるコンテンツを、端末表示部56に与えたり、AD変換してMPEG2規格で符号化して端末記録部64に与えたりする。このように記録端末装置29は、コンテンツを記録する機能を有する。記録端末装置29の構成は、画像記録再生装置1と同様の構成であってもよい。
【0201】
記録端末装置29の端末記録部64には、表1に示すような画像記録再生装置1の記録状況と同様の端末記録状況として、コンテンツの記録時刻およびコンテンツの視聴状況を含む端末新着判断情報とともに、複数のコンテンツが記録されている。前記端末記録情報は、前述の記録状況と同様であるので、詳細な説明は省略する。記録端末装置29におけるコンテンツの記録は、画像記録再生装置1のコンテンツの記録とは無関係に行われる。また記録端末装置29の端末制御部57には、画像記録再生装置1のプログラムメモリ5に記憶されているHTTPサーバプログラム5jと同様のプログラムを実行可能である。
【0202】
記録端末装置29の端末制御部57は、記録端末装置29の起動時、LAN23を介しての画像記録再生装置1への接続時およびコンテンツの記録終了時に、画像記録再生装置1に前記端末記録状況を送信するように、端末通信部51を制御する。画像記録再生装置1の中央制御部11は、記録端末装置29からの端末記録状況を記録部4およびデータメモリ6の少なくともいずれかに記憶する。このとき中央制御部11は、端末記録状況を送ってきた記録端末装置29のIPアドレスを端末記録状況に付加して記憶する。また画像記録再生装置1の端末記録状況は、記録端末装置29から送られる度に更新される。
【0203】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、第1PC24などの端末装置から新着情報出力要求があった場合、前述と大略的に同様にして新着情報を生成する。このとき中央制御部11は、記録状況と端末記録情報とにおいて、登録者が第1PC24の利用者であり、新着フラグが「1」または視聴フラグが「0」であるコンテンツを表す新着情報を生成する。さらに中央制御部11は、記録状況および端末記録状況とにおいて、表8に示す端末装置と嗜好データとの対応関係における当該利用者に設定されているジャンルおよびキーワードの少なくともいずれかが一致する、かつ新着フラグが立っているコンテンツを新着情報に含むようにしてもよい。さらに記録端末装置29の端末記録部64に記録されているコンテンツに関しては、その記録端末装置29のIPアドレスを新着情報に付加してもよい。
【0204】
画像記録再生装置1の中央制御部11は、第1PC24などの再生端末装置からコンテンツ出力要求があると、その出力要求されているコンテンツが画像記録再生装置1の記録部4に記録されている場合は、その記録部4に記録されているコンテンツを、コンテンツ出力要求した再生端末装置に出力するように通信部9を制御する。第1PC24の端末通信部51は、画像記録再生装置1からのコンテンツを受信し、端末制御部57は、受信したコンテンツを端末表示部56に表示するように端末画像出力部55を制御する。このようにして利用者は、コンテンツ出力要求したコンテンツを視聴することができる。
【0205】
また出力要求されているコンテンツが記録端末装置29の端末記録部64に記録されている場合は、画像記録再生装置1の中央制御部11は、出力要求されているコンテンツを記憶している記録端末装置29の端末識別情報であるIPアドレスおよびコンテンツに関する情報を含むURLを、コンテンツ出力要求した再生端末装置に出力するように通信部9を制御する。再生端末装置である第1PC24の端末通信部51が、前述の画像記録再生装置1からのIPアドレスを含むURLを受信すると、端末制御部57は、受信したURLに含まれるIPアドレスの記録端末装置29にコンテンツ出力要求をするように端末送信部51を制御する。
【0206】
記録端末装置29の端末通信部51が第1PC24からのコンテンツ出力要求に応じて、端末記録部64に記録されるコンテンツを前記第1PC24に出力するように端末通信部51を制御する。第1PC24の端末通信部51は、記録端末装置29からのコンテンツを受信し、端末制御部57は、受信したコンテンツを端末表示部56に表示するように端末画像出力部55を制御する。このようにして利用者は、コンテンツ出力要求したコンテンツを視聴することができる。
【0207】
このように、第1PC24などの端末装置は、画像記録再生装置1だけに新着情報出力要求する。またコンテンツ出力要求されると、出力要求されたコンテンツを記録している画像記録再生装置1および記録端末装置29から当該コンテンツが再生端末装置に出力される。
【0208】
このように画像記録再生装置1には、新着判断情報だけでなく端末新着判断情報も記憶されるので、画像記録再生装置1は、記録部4に記憶されているコンテンツだけでなく、記録端末装置29に記録されているコンテンツをも一括して集中管理することができる。これによって利用者自身が画像記録再生装置1および記録端末装置29に記録されているコンテンツを検索することなく、第1PC24などの端末装置は新着情報出力要求するだけで、自動的に端末新着判断情報に基づく新着情報を受信して、端末表示部56に表示させることができる。
【0209】
1つのLAN24を介して互いに接続される画像記録再生装置1および記録端末装置29によって、LAN24内に動画像および静止画像などを含む多くの種類のコンテンツが保持される状態となる。このようなコンテンツには、再生端末装置によっては、再生不可能なコンテンツもあるので、表9に示すような各端末装置の処理能力を把握しておくことによって、コンテンツ出力要求した再生端末装置の処理能力に応じたコンテンツを、画像記録再生装置1および記録端末装置29から出力することができる。
【0210】
図17は、第1PC24の端末表示部56に表示される新着情報を含む各種情報の表示形態の他の例を模式的に示す図である。図17に示す例では、ブラウザの表示画面が5つのフレームFst,Ftv,Fepg,Fnew,Falbに分割されている。ステータスフレームFstには、現在の画像記録再生装置1の記録部4の残り記録時間および残り記録容量、チューナ2aの使用権を有する端末装置、ならびにメニューボタンなどを含むステータス情報が表示される。
【0211】
テレビフレームFtvには、現在、画像記録再生装置1のチューナ2aによって選局されている放送局20から提供されているコンテンツが表示される。第1PC24にチューナ2aの使用権が設定されている場合、利用者は端末入力部53であるマウスを操作して、テレビフレームFtvに表示される選局ボタンにマウスポインタをあわせてクリックすることで、チャンネルを変更することができる。
【0212】
現在番組表フレームFepgには、EPGに基づいて、現在各放送局20から提供されているコンテンツのタイトルが一覧表形式で表示される。利用者はマウスを操作して、現在番組表フレームFepgに表示されるコンテンツのタイトルにマウスポインタをあわせてクリックすることで、そのコンテンツの情報を表示させることができる。
【0213】
新着映像情報フレームFnewには、前述した新着映像情報が表示される。ここでは図17に示す新着情報を表示している当日に、画像記録再生装置1および記録端末装置29に記録されたコンテンツおよび未視聴のコンテンツのタイトル、前記コンテンツの記録開始日時および記録終了日時、ならびに前記コンテンツの一部分を縮小した静止画像が表示される。利用者はマウスを操作して、新着映像情報フレームFnewに表示されるコンテンツのタイトルにマウスポインタをあわせてクリックすることで、そのコンテンツを第1PC24で再生することができる。
【0214】
アルバムフレームFalbには、前述した新着フォトアルバム情報が表示される。ここでは図17に示す新着情報を表示している当日に登録されたフォトアルバムおよび未視聴のフォトアルバムのタイトル、前記フォトアルバムの登録日時、および前記フォトアルバムに含まれるあるフォトデータを縮小した静止画像が表示される。利用者はマウスを操作して、アルバムフレームFalbに表示されるフォトアルバムのタイトルにマウスポインタをあわせてクリックすることで、そのフォトアルバムを第1PC24に表示することができる。
【0215】
本実施の形態の画像記録再生装置1において、理解を容易にするために、表6に示すように、利用者「たけし」は第1PC24を利用し、利用者「パパ」は第2PC26を利用するように、利用者は、常に特定される端末装置を利用するものとしたけれども、これに限ることはない。たとえば、利用者が任意の端末装置を利用するときに、利用者を識別するための識別情報を、前述の各要求に付加して画像記録再生装置1に送信するようにしてもよい。この場合、画像記録再生装置1の中央制御部11は、端末装置からの識別情報に基づいて、表1および表2における登録者、ならびに表6および表8における利用者に一致するか否かを判断してもよい。これによって利用者は任意の端末装置から画像記録再生装置1に各種要求をして、要求に応じた情報を得ることができる。
【0216】
また記録端末装置は、1つではなく複数あってもよい。その場合、利用者の端末装置からはある1つの記録端末装置に接続し、記録再生装置が同一ネットワーク上の他の記録端末装置のコンテンツを利用者の端末に提供することによって、前述のコンテンツ管理方法と同様の方法を実行することが可能である。
【0217】
また本実施の形態の画像記録再生装置1において、提供元は放送局20としたけれども、これに限ることはない。提供元は、たとえばインターネット25を介して接続されるコンテンツサーバであってもよい。
【0218】
また前述の実施の形態では、記録方法が、予めその機能を有する装置によって実現されたけれども、これらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに記録された状態で実現されてもよい。このような場合、コンピュータを用いて、同様の方法を実行することが可能である。
【0219】
以上のように本発明によれば、利用者自身がコンテンツ管理装置の記録手段に記録されているコンテンツを検索することなく、端末装置は新着情報出力要求するだけで、自動的に新着情報を受信することができる。このように利用者は、端末装置によって報知される新着情報に基づいて、コンテンツ管理装置の記録手段に記録されている複数種類の新着コンテンツを把握して、コンテンツ管理装置に対して、たとえば当該コンテンツを出力するように要求したり、当該コンテンツを編集するように要求したりできる。
また本発明によれば、記録手段に記憶された新着判断情報を時間経緯に応じて更新する更新手段を備えたことによって、新着と判断された情報を表示することができる。
また本発明によれば、新着情報生成手段は、新着情報出力要求した端末装置の接続環境に基づいて、新着情報に出力が許可されている接続環境の端末装置から新着情報出力要求があると、新着情報を生成する。これによって新着情報の出力が許可されていない接続環境の端末装置から新着情報出力要求があっても、当該端末装置には新着情報を出力しないので、通信回線を有効に利用することができる。
また本発明によれば、端末装置のIPアドレスによって通信回線上の接続環境を識別するので、新着情報出力要求のあった端末装置に対する新着情報の出力の可否を判断することができる。
【0221】
また本発明によれば、たとえば端末装置が動画像再生能力を有していないのに、当該端末装置に動画像のコンテンツを表す新着情報を生成して出力するという無駄な作業をすることを防止して、新着情報を円滑かつ迅速に生成して出力することができる。
また本発明によれば、新着情報生成手段は、新着情報出力要求に含まれる、端末装置の利用者に関する利用者情報にさらに基づいて、新着情報を生成するので、利用者に対応する新着情報を生成することができる。これによって端末装置は、利用者に最適な新着情報を受信することができる。また同一ネットワーク上において、複数の利用者が異なる端末装置を持って利用しているような場合でも、利用者環境に基づいたコンテンツを提供可能であり、複数の利用者毎のプライバシについても向上することができる。
【0226】
また本発明によれば、コンテンツ管理装置には、新着判断情報だけでなく端末新着判断情報も記憶されるので、コンテンツ管理装置は、記録手段に記録されているコンテンツだけでなく、記録端末装置に記録されているコンテンツをも一括して集中管理することができる。
【0227】
た、端末装置は、情報出力手段からの端末新着判断情報に基づく新着情報を受信して、たとえば端末装置に設けられる端末表示手段に端末新着判断情報に基づく新着情報を表示して、端末装置の利用者に端末新着判断情報に基づく新着情報を報知することができる。したがって利用者自身がコンテンツ管理装置および記録端末装置に記録されているコンテンツを検索することなく、端末装置は新着情報出力要求するだけで、自動的に端末新着判断情報に基づく新着情報を受信することができる。
【0229】
また本発明によれば、端末装置の端末表示手段には、フレーム構成情報によって表される表示形態で新着情報を表示することができる。フレーム構成情報を利用者が見易いように設定することで、利用者は端末表示手段に表示される新着情報を容易に閲覧して確認することができる。
【0230】
また本発明によれば、コンテンツ管理装置の利用者に新着情報を報知することができる。したがって入力手段から新着情報出力要求が入力するだけで、利用者自身がコンテンツ管理装置の記録手段に記録されているコンテンツを検索することなく、自動的に新着情報を表示手段に表示させることができる。
【0231】
また本発明によれば、表示手段には、フレーム構成情報によって表される表示形態で新着情報を表示することができる。フレーム構成情報を利用者が見易いように設定することで、利用者は表示手段に表示される新着情報を容易に閲覧して確認することができる。
【0235】
また本発明によれば、端末装置は、新着情報を受信して、たとえば端末装置に設けられる端末表示手段に新着情報を表示して、端末装置の利用者に新着情報を報知することができる。したがって利用者自身が記録手段に記録されているコンテンツを検索することなく、端末装置は新着情報出力要求するだけで、自動的に新着情報を受信することができる。このように利用者は、端末装置によって報知される新着情報に基づいて、記録手段に記録されている新着コンテンツを把握して、コンテンツが記録されている装置に対して、たとえば当該コンテンツを出力するように要求したり、当該コンテンツを編集するように要求したりできる。
【0236】
また本発明によれば、コンピュータを用いて、前述のコンテンツ管理方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の画像記録再生装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】表示装置21に表示されるアプリメニューM1を示す図である。
【図3】表示装置21に表示されるチャンネル別番組表M2を示す図である。
【図4】表示装置21に表示される番組ナビM3を示す図である。
【図5】表示装置21に表示される記録一覧表M4を示す図である。
【図6】表示装置21に表示される予約方法選択メニューM5を示す図である。
【図7】記録予約における概略的な手順および表示されるメニューを示す図である。
【図8】表示装置21に表示される手動予約登録メニューM6を示す図である。
【図9】表示装置21に表示されるキーワード一覧表M7を示す図である。
【図10】表示装置21に表示されるキーワード編集メニューM8を示す図である。
【図11】表示装置21に表示される予約確認メニューM9を示す図である。
【図12】記録予約が重複したときに表示装置21に表示される予約重複確認メニューM10を示す図である。
【図13】記録部4に記録予約されるコンテンツを記録可能な記憶容量が無いときに表示装置21に表示される容量不足確認メニューM11を示す図である。
【図14】第1PC24の構成を示すブロック図である。
【図15】第1PC24の端末表示部56に表示される新着情報を含む各種情報の表示形態の一例を模式的に示す図である。
【図16】記録端末装置29の構成を示すブロック図である。
【図17】第1PC24の端末表示部56に表示される新着情報を含む各種情報の表示形態の他の例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 画像記録再生装置
2 画像入出力部
4 記録部
6 データメモリ
7 指示入力部
8 計時部
9 通信部
24 第1PC
29 記録端末装置
51 端末通信部
52 端末計時部
53 端末入力部
55 端末画像出力部
56 端末表示部
57 端末制御部
64 端末記録部
65 端末画像入出力部

Claims (12)

  1. 通信回線を介して端末装置に接続可能なコンテンツ管理装置であって、
    新着判断情報とともに、異なるアプリケーションから得られる種別の異なる複数のコンテンツと、前記複数のコンテンツの登録者の視聴情報とを記録する記録手段と、
    前記端末装置毎に選択される種別のコンテンツの新着情報を、前記新着判断情報および前記視聴情報に基づいて生成する新着情報生成手段と、
    新着情報出力要求した端末装置に、生成された新着情報を出力する情報出力手段とを備えることを特徴とするコンテンツ管理装置。
  2. 前記記録手段に記憶された新着判断情報を時間経緯に応じて更新する更新手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ管理装置。
  3. 新着情報生成手段は、前記端末装置の通信回線上の接続環境に応じて新着情報に含めるコンテンツ種別を制限することを特徴とする請求項1または2記載のコンテンツ管理装置。
  4. 前記通信回線上の接続環境を端末装置のIPアドレスを用いて識別することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ管理装置。
  5. 新着情報生成手段は、新着情報出力要求した前記端末装置のコンテンツ処理能力に応じて新着情報に含めるコンテンツ種別を制限することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
  6. 新着情報生成手段は、前記端末装置を利用する利用者情報に応じて新着情報に含めるコンテンツ種別を制限することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
  7. 端末装置には、複数のコンテンツを記録する機能を有する記録端末装置が含まれ、前記記録端末装置に記録されている端末新着判断情報および前記記録端末装置の端末識別情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段によって取得された端末新着判断情報および端末識別情報を記憶する新着識別記憶手段とをさらに備え、前記新着情報生成手段は、前記新着識別記憶手段に記憶された新着情報および端末識別情報を含む新着情報を生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
  8. 新着情報生成手段は、端末装置に設けられる端末表示手段による新着情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成し、新着情報出力手段は、新着情報および前記フレーム構成情報を出力することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
  9. 新着情報を表示する表示手段と、新着情報出力要求を入力する入力手段とをさらに備え、新着情報生成手段は、入力手段から新着情報出力要求が入力されると、新着情報を生成し、新着情報出力手段は、生成された新着情報を、表示手段に出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のコンテンツ管理装置。
  10. 新着情報生成手段は、表示手段による新着情報の表示形態を表すフレーム構成情報を生成し、新着情報出力手段は、種別毎の新着情報および前記フレーム構成情報を、表示手段に出力することを特徴とする請求項9記載のコンテンツ管理装置。
  11. 新着判断情報とともに、異なるアプリケーションから得られる種別の異なる複数のコンテンツと、前記複数のコンテンツの登録者の視聴情報とを記録する記録手段における記録情報に基づいて、
    通信回線を介して接続される端末装置からの新着情報出力要求に応じて、前記端末装置毎に選択される種別のコンテンツの新着情報を前記新着判断情報および前記視聴情報に基づいて生成し、
    新着情報出力要求した端末装置に、生成された新着情報を出力することを特徴とするコンテンツ管理方法。
  12. 請求項11記載のコンテンツ管理方法の各手順を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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