JP3935726B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱調理器に関するものであり、より特定的には、コンベクションオーブン、熱気衝撃方式オーブンなど、被調理物を加熱調理する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンベクションオーブン、熱気衝撃方式オーブン等の、被調理物を加熱調理する加熱調理器1は、図12に示すように、断熱手段にて断熱処理を施された箱体2と、該箱体2に設けられ、内部に被調理物を収納する加熱室3と、該加熱室3内の被調理物を加熱する加熱手段と、送風手段とから構成され、また、該送風手段は、遠心ファン51と、該遠心ファン51を駆動する駆動モータと、吸込口6および吹出口7において前記加熱室3に連通し、前記遠心ファン51を軸支したファンケーシング53とからなる送風機により構成されており、前記加熱手段により加熱された熱気を前記送風手段により前記加熱室3に導入することで被調理物を加熱調理する。
【0003】
この種の加熱調理器における従来技術としては、例えば実公平6−23841号公報、などに記載されているような、熱風循環方式加熱調理器があげられる。
【0004】
他の従来技術としては、例えば特開2000−329351号公報などに記載されているような熱風循環方式加熱調理器があげられる。これは、加熱調理器において前記送風手段が、正逆回転可能な前記駆動モータの駆動により前記遠心ファンを正回転、逆回転させながら前記加熱室内に熱風を送ることにより、特にスポンジケーキ等のように被調理物を発泡させるような調理を行う場合や、空気を多く含有する被調理物を調理する場合に発生する、被調理物が不格好に変形したり、固くなったり、表面が焦げるといった不都合が生じて調理の進行が妨げられてしまうといった問題に対して、その原因である熱風の偏りを改善し適切な調理を行うことができる加熱調理器である。
【0005】
さらに他の従来技術としては、例えば特表平9−503334号公報などに記載されているような、熱気衝撃方式加熱調理器があげられる。これは加熱調理器において、ヒータで加熱された高温の空気を送風機により高速で被調理物に衝突させることにより調理を行なうため、ヒータの消費電力の増大を抑えつつ、被調理物の調理時間を大幅に短縮することができる加熱調理器である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図12を参照して、従来の加熱調理器1では、加熱室3内における熱風の流動様式が一定であるため、必然的に熱風が当たる部分にも偏りが生じ、そのためスポンジケーキ等のように、被調理物を発泡させることにより調理を行う場合や、空気を多く含有する被調理物を調理する場合には、前述した熱風の偏りによる被調理物の型崩れが生じ、調理の進行が妨げられてしまうといった問題があった。
【0007】
また、前記従来の加熱調理器1では、調理時間が長いという問題もあった。調理時間を短縮するには、遠心ファン51の回転数を高く設定し、すなわち、風量を増加し、さらに、ヒータの熱量を増加してやればよいが、これだと消費電力が大幅に増大するだけでなく、騒音が大幅に増大するという致命的な問題があった。
【0008】
他の従来の加熱調理器1においては、上記の従来の加熱調理器1の問題の一つである熱風の偏りによる被調理物の型崩れを改善することは可能である。しかしながら、簡単な手段では正回転時と逆回転時における熱風の吹出方向および吹出し速度を微調整し最適化できないため、結果として調理時間が改善できないという問題があった。熱風の吹出方向および吹出し速度を調整する手段として、ファンケーシング53を好的な形状に加工してやればよいのだが、正回転、逆回転の双方に対して所望の吹出方向および吹出し速度を実現しうるファンケーシング53の形状の設計を行うには過度の手間が生じるとともに、多くの場合そのファンケーシング53は複雑な形状を成しているため、生産を行う際に高度かつ手間のかかる加工を行う必要があり、多大なコストが必要となるという致命的な問題があった。
【0009】
さらに他の従来の加熱調理器1においては、上記の従来の加熱調理器1の問題の一つである、調理時間が長いという問題を解決する事は可能である。しかしながら、熱気衝撃方式による調理法は、ローストチキン等の肉塊やピザ等の、熱気衝撃の風圧により調理の進行が妨げられない被調理物を調理する際には非常に好適であるものの、スポンジケーキ等のように、被調理物を発泡させることにより調理を行う場合や、空気を多く含有する被調理物を調理する場合には、熱気衝撃の風圧により被調理物が大きく型崩れし、調理の進行が妨げられてしまうといった問題があった。
【0010】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、従来の加熱調理器における熱風の偏りおよび/または他の従来の加熱調理器における熱気衝撃方式での熱気衝撃の風圧による被調理物の型崩れを防止しうることができるように改良された加熱調理器を提供することを目的とする。
【0011】
この発明の他の目的は、従来よりも消費電力を増大させること無く高速に調理を行うことができる加熱調理器を提供することにある。
【0012】
この発明の他の目的は、熱風の吹出方向および吹出し速度の調整手段を低コストで提供することができるように改良された加熱調理器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の加熱調理器は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0014】
本発明の第1の局面に従う発明は、箱体と、該箱体に設けられ、内部に被調理物を収納する加熱室と、該加熱室内の被調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段の熱気を前記加熱室に導入する送風機と、前記加熱手段を制御する制御手段と、を備え、前記送風機は送風ファンと該送風ファンを駆動する駆動モータとファンケーシングから成り、前記送風ファンの回転方向を前記制御手段により正回転と逆回転とに切り替えることによって前記加熱室内の熱風の流動様式を変化させることを特徴とした加熱調理器において、前記ファンケーシングの吸込口と前記送風ファンの空気流入部との間に、空気の流れに作用する空気案内部材が設けられていることを特徴とする。
【0015】
本発明の第2の局面に従う発明は、本発明の第1の局面に従う加熱調理器であって、前記空気案内部材は、前記ファンケーシングの吸込口に配されていることを特徴とする。
【0016】
本発明の第3の局面に従う発明は、本発明の第2の局面に従う加熱調理器であって、前記ファンケーシングの吸込口は、前記空気案内部材の配置箇所周辺が部分的に塞がれていることを特徴とする。
【0017】
本発明の第4の局面に従う発明は、本発明の第1から3の局面に従う加熱調理器であって、前記空気案内部材は、回動可能であることを特徴とする。
【0018】
本発明の第5の局面に従う発明は、本発明の第1から4の局面に従う加熱調理器であって、前記流動様式は、コンベクション方式により加熱室内に送られた熱風の流れの状態であることを特徴とする。
【0019】
本発明の第6の局面に従う発明は、本発明の第1から4の局面に従う加熱調理器であって、前記流動様式は、熱気衝撃方式により加熱室内に送られた熱風の流れの状態であることを特徴とする。
【0020】
本発明の第7の局面に従う発明は、本発明の第1から4の局面に従う加熱調理器であって、前記流動様式は、コンベクション方式と熱気衝撃方式の選択/組合わせにより加熱室内に送られた熱風の流れの状態であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器の構成を示す透視斜視図、図2は、本実施の形態に係る加熱調理器の断面図である。
【0023】
本実施の形態にかかる加熱調理器1は、断熱手段にて断熱処理を施された前面開口の箱体2と、該箱体2内に設けられ、内部に被調理物を収納する加熱室3と、被調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段により加熱された熱気を前記加熱室3に搬送する送風手段と、前記加熱手段および/または前記送風手段を制御する制御手段とから構成されている。
【0024】
箱体2の前面には、前面開口を開閉自在に閉塞する断熱扉21と、ユーザーからの指示事項を入力するための操作部81が備えられている。
【0025】
送風手段は、遠心ファン51と、該遠心ファン51を駆動する正逆回転可能な駆動モータと、前記遠心ファン51を軸支し、吸込口6および右側面部吹出口71、左側面部吹出口72とにおいて前記加熱室3に連通するファンケーシング53と、前記ファンケーシング53の吸込口において図3に示すように、右側面部吹出口71側と左側面部吹出口72とにおいて、前記遠心ファン51の図3(a)の回転方向に対して、片方で前向き、もう片方で後ろ向きの姿勢を成すようにそれぞれ複数個配設された、空気案内部材であるステンレス製のガイド板100と、からなる送風機により構成されている。
【0026】
ここで、吸込口6および右側面部吹出口71、左側面部吹出口72は、直径5mmの複数のパンチ孔で形成されている。
【0027】
加熱手段は、送風機内に設置されたヒータにより構成され、ヒータにより加熱された熱気は、前記送風機により右側面部吹出口71と左側面部吹出口72から加熱室3に導入される。
【0028】
上記構成の加熱調理器1において、ユーザーにより加熱室3内に被調理物が載置され、操作部81に指示事項が入力されると、制御手段である制御部82は、操作部81に入力された指示事項に基づき、送風機の駆動モータおよびヒータを動作制御することで、被調理物を調理する。
【0029】
この時、遠心ファン51は、前記制御部82の指示に基づき前記駆動モータにて正逆に回転される。ここで前記ガイド板100が前述のとおり配設されているため、一方に回転する時には図3(a)に示すように、右側面吹出口71からはガイド板100が入口案内翼の働きをするために強風が吹き出すとともに左側面吹出口72からはガイド板100が遮蔽板の働きをするため弱風が吹き出す。そして逆方向に回転する時は図3(b)に示すように、この逆となる。
【0030】
従って、正逆回転を交互に行うことにより、従来より高速な熱風を被調理物にまんべんなく当てる事ができ、効率的かつ的確な加熱調理を行うことができる。
【0031】
更に、被調理物の温度が一様でない場合や、加熱室3内での被調理物の載置位置に偏りがある場合には、加熱室3に設置されたセンサーからの情報に基づき制御部82が正逆回転の交代周期を制御し、一時的に加熱箇所に偏りを持たせる事で、被加熱物を均一な温度で加熱する事ができる。
【0032】
なお、送風機の駆動モータの駆動回転数は可変であるため、他の風速による調理も可能である。また、ヒータは、ON、OFF、ならびに発熱量の調節が可能であるため、さまざまな被調理物の調理に好適な調理方法を実現できる。
【0033】
また、前記加熱手段として、ヒータによる加熱調理を補助するための誘電加熱装置が備えられていてもよい。この場合、被調理物の内部の加熱をより効果的に行う事ができる。
【0034】
また、加熱室3の底面には、被調理物を回転する回転手段として、駆動モータ91により回転し、上に回転皿、網棚、2段網棚を取外し自在に設置し、一体となって回転できるターンテーブル95が備えられていてもよい。この場合、前記ターンテーブル95と共に被調理物が回転するので、より均一またはより選択的に熱気を吹き付けることができるため、被調理物をより効果的に加熱する事ができる。
【0035】
また、前記送風機は、遠心ファン51としてシロッコファン、ラジアルファン、ターボファンを用いても良く、また、スペースの制約等により軸流ファン、斜流ファン、貫流ファンを用いてもよい。また、送風機のかわりにブロアーを用いてもよい。さらに、ファンケーシング53においても、矩形形状であっても渦巻き状であっても円弧形状であってもよく、流れを2方向に分岐できるものであればよい。
【0036】
さらに、吸込口6および右側面部吹出口71、左側面部吹出口72のパンチ孔の直径は5mmでなくとも同様の効果が得られるため、これに限定されるものではない。また、形状も、パンチ孔ではなくスリット状を呈していても良く、また、網状になっていてもよい。
【0037】
また、前記ステンレス製ガイド板100の素材は、これに限定される事なく、セラミックス製や銅製など、オーブン調理の際の300℃程度の熱に耐えうる程度に耐熱性を有する素材でできた板材であればよい。また、形状に関しても、平板に限られることなく、例えば円弧翼のような形状を成すように、より流れに作用を及ぼしやすいように一部または全体を曲げられていても良く、断面が翼形状を成していてもよい。
【0038】
さらに、前記ガイド板100は回動可能であってもよい。この場合、前記ガイド板100と前記遠心ファン51の羽根とが成す角度を被調理物にあわせて任意に調整できるため、制御部82からの制御によりさらに厳密な風速調節および/または風向調節が可能となる。
【0039】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器の構成を示す透視斜視図、図5は、本実施の形態に係る加熱調理器の断面図である。
【0040】
本実施形態の加熱調理器1は、断熱手段にて断熱処理を施された前面開口の箱体2と、該箱体2内に設けられ、内部に被調理物を収納する加熱室3と、被調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段により加熱された熱気を前記加熱室3に搬送する送風手段と、前記加熱手段および/または前記送風手段を制御する制御手段と、被調理物を回転する回転手段とから構成されている。
【0041】
箱体2の前面には、前面開口を開閉自在に閉塞する断熱扉21と、ユーザーからの指示事項を入力するための操作部81が備えられている。
【0042】
加熱室3の底面には、被調理物を回転する回転手段として、駆動モータ91により回転し、上に回転皿、網棚、2段網棚を取外し自在に設置し、一体となって回転できるターンテーブル95が備えられている。
【0043】
送風手段は、遠心ファン51と、該遠心ファン51を駆動する正逆回転可能な駆動モータと、前記遠心ファン51を軸支し、吸込口6および上面部吹出口73と側面部吹出口74とにおいて前記加熱室3に連通し、吸込口6から吸い込んだ空気を上面部吹出口73方向と側面部吹出口74方向とに分岐するファンケーシング53と、前記ファンケーシング53の吸込口において図6に示すように、上面部吹出口73側と側面部吹出口74とにおいて、前記遠心ファン51の図6(a)の回転方向に対して、片方で前向き、もう片方で後ろ向きの姿勢を成すようにそれぞれ複数個配設された、空気案内部材であるステンレス製のガイド板100と、からなる送風機により構成されている。
【0044】
加熱手段は、前記ファンケーシング53と上面部吹出口73との間に設置された第1ヒータ411により加熱された熱気は上面部吹出口73から、前記ファンケーシング53と側面部吹出口74との間に設置された第2ヒータ412により加熱された熱気は側面部吹出口74から加熱室3に導入される。
【0045】
吸込口6および側面部吹出口74は、直径5mmの複数個のパンチ孔で形成されており、側面部吹出口74の前後で流速の変化はほとんど生じない構造になっている。また、上面部吹出口73は直径11mmの複数個の噴射口で形成されており、上面部吹出口73の上流側より下流側での流速が速くなるような、いわゆるノズルの役割を果たすような構造になっている。
【0046】
上記構成の加熱調理器1において、ユーザーにより加熱室3内に被調理物が載置され、操作部81に指示事項が入力されると、制御手段である制御部82は、操作部81に入力された指示事項に基づき、あらかじめプログラムされている複数の調理方法の中から好適な調理方法を選択し、送風機の駆動モータ、第1ヒータ411および第2ヒータ412、ターンテーブル駆動モータ91を動作制御することで、被調理物を調理する。
【0047】
例えば、本実施例の加熱調理器1にてローストチキンを調理する場合には、加熱室3内の網棚上に肉塊を置き、操作部81に表示されるメニューの中からローストチキンを選択する。その指示により、制御部82は、送風機の駆動モータ、第1ヒータ411および第2ヒータ412、ターンテーブル駆動モータ91を作動させる。この時、遠心ファン51は駆動モータにより図6(a)に図示する方向に高速で回転する。ここで図6(a)のように上面部吹出口付近の前記ガイド板100が入口案内翼の働きをするとともに上面部吹出口73がノズルの役割を果たしているために、上面部吹出口73からは65km/h以上の超高速熱風を吹き出して直接ローストチキンに当て、それとともに、側面部吹出口74付近の前記ガイド板100が遮蔽板の働きをするために側面部吹出口74からは30km/h以下の低速熱風を吹き出して加熱室3内を循環させることにより、加熱室3内の雰囲気温度を上昇させる。したがってこの場合、効率的に超高速熱風をローストチキンに当てる事ができ、ローストチキンは高速で調理される。
【0048】
例えば、本実施例の加熱調理器1にてスポンジケーキを調理する場合には、加熱室3内の2段網棚の各棚上にケーキ生地をそれぞれ置き、操作部81に示されるメニューの中からスポンジケーキを選択する。その指示により、制御部82は、送風機の駆動モーター、第2ヒータ412、ターンテーブル駆動モータ91を作動させ、第1ヒータ411は必要に応じて作動させる。この時、遠心ファン51は駆動モータにより図6(b)に図示する方向に中速回転する。ここで図6(b)のように上面部吹出口73付近の前記ガイド板100が遮蔽板の働きをするため、上面部吹出口73がノズルの役割を果たしているにもかかわらず上面部吹出口73からは30km/h以下の低速熱風を吹き出し、スポンジケーキに直接熱風を当てる事無く加熱室3内に熱風を循環させ、それとともに、側面部吹出口74付近の前記ガイド板100が入口案内翼の働きをするために側面部吹出口72からは40km/h程度の中速熱風を吹き出して直接スポンジケーキに当てる。したがって比較的型崩れを起こしにくい側面から、ノズル状で無い吹出口を経由して中速の熱風を当てることにより、スポンジケーキは風圧により型崩れを起こすことなく、従来より高速にふんわりと仕上がるとともに、この場合、2段熱風循環方式加熱調理も可能となり、2段網棚の各段にそれぞれ置かれたスポンジケーキは、特に上面吹出口73に近い上段に置かれたものに対してもふんわりと仕上げることができる。
【0049】
なお、送風機の駆動モータの駆動回転数は可変であるため、上記に示す他の風速による調理も可能である。また、第1ヒータ411、第2ヒータ412は、ON、OFF、ならびに発熱量の調節が可能であるため、さまざまな被調理物の調理に好適な調理方法を実現できる。
【0050】
また、前記加熱手段として、ヒータによる加熱調理を補助するための誘電加熱装置が備えられていてもよい。この場合、被調理物の内部の加熱をより効果的に行なう事ができる。
【0051】
また、前記送風機は、遠心ファンとしてシロッコファン、ラジアルファン、ターボファンを用いても良く、また、スペースの制約等により軸流ファン、斜流ファン、貫流ファンを用いてもよい。また、送風機のかわりにブロアーを用いてもよい。さらに、ファンケーシング53においても、矩形形状であっても渦巻き状であっても円弧形状であってもよく、流れを2方向に分岐できるものであればよい。
【0052】
さらに、吸込口6および側面部吹出口74のパンチ孔の直径は5mmでなくとも、十分な個数の孔が存在するなど全体の開口面積が十分確保されていれば同様の効果が得られるため、これに限定されるものではない。また、形状も、パンチ孔ではなくスリット状を呈していても良く、また、網状になっていてもよい。また、上面部吹出口73に関しても、特に直径11mmでなくとも同様の効果が得られるため、これに限定されるものではない。
【0053】
また、前記ステンレス製ガイド板100の素材は、これに限定される事なく、セラミックス製や銅製など、オーブン調理の際の300℃程度の熱に耐えうる程度に耐熱性を有する素材でできた板材であればよい。また、形状に関しても、平板に限られることなく、例えば円弧翼のような形状を成すように、より流れに作用を及ぼしやすいように一部または全体を曲げられていても良く、断面が翼形状を成していてもよい。
【0054】
さらに、前記ステンレス製ガイド板100は回動可能であってもよい。この場合、前記ステンレス製ガイド板と前記遠心ファン51の羽根とが成す角度を被調理物にあわせて任意に調整できるため、制御部82からの制御によりさらに厳密な風速調節および/または風向調節が可能となる。
【0055】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の構成を示す透視斜視図、図8は、本実施の形態に係る加熱調理器の断面図である。
【0056】
本実施形態の加熱調理器1は、断熱手段にて断熱処理を施された前面開口の箱体2と、該箱体2内に設けられ、内部に被調理物を収納する加熱室3と、被調理物を加熱する加熱手段と、該加熱手段により加熱された熱気を前記加熱室3に搬送する送風手段と、前記加熱手段および/または前記送風手段を制御する制御手段と、被調理物を回転する回転手段とから構成されている。
【0057】
箱体2の前面には、前面開口を開閉自在に閉塞する断熱扉21と、ユーザーからの指示事項を入力するための操作部81が備えられている。
【0058】
加熱室3の底面には、被調理物を回転する回転手段として、駆動モータ91により回転し、上に回転皿、網棚、2段網棚を取外し自在に設置し、一体となって回転できるターンテーブル95が備えられている。
【0059】
送風手段は、遠心ファン51と、該遠心ファン51を駆動する正逆回転可能な駆動モータと、前記遠心ファン51を軸支し、吸込口6および上面部吹出口73と右側面部吹出口71と左側面部吹出口72とにおいて前記加熱室3に連通し、吸込口6から吸い込んだ空気を上面部吹出口73方向と右側面部吹出口71方向と左側面部吹出口72方向とに分岐するファンケーシング53と、前記ファンケーシング53の吸込口において図9に示すように、上面部吹出口73側において、前記遠心ファン51の図9(a)の回転方向に対して、前向きの姿勢を成すように複数個配設された、ステンレス製のガイド板100と、からなる送風機により構成されている。
【0060】
前記ファンケーシング53と上面部吹出口73との間に設置された第1ヒータ411により加熱された熱気は上面部吹出口73から、前記ファンケーシング53cと右側面部吹出口71との間に設置された第2ヒータ412により加熱された熱気は右側面部吹出口71から、前記ファンケーシング53cと左側面部吹出口72との間に設置された第3ヒータ413により加熱された熱気は左側面部吹出口72から、それぞれ加熱室3に導入される。
【0061】
吸込口6および右側面部吹出口71、左側面部吹出口72は、直径5mmの複数個のパンチ孔で形成されている。また、上面部吹出口73は直径11mmの複数個の噴射口で形成されており、該噴射口の上流側より下流側での流速が速くなるような、いわゆるノズルの役割を果たすような構造になっている。
【0062】
上記構成の加熱調理器1において、ユーザーにより加熱室3内に被調理物が載置され、操作部81に指示事項が入力されると、制御手段である制御部82は、操作部81に入力された指示事項に基づき、あらかじめプログラムされている複数の調理方法の中から好適な調理方法を選択し、送風機の駆動モータ、第1ヒータ411、第2ヒータ412、第3ヒータ413、ターンテーブル駆動モータ91を動作制御することで、被調理物を調理する。
【0063】
例えば、本実施例の加熱調理器1にてローストチキンを調理する場合には、加熱室3内の網棚上に肉塊を置き、操作部81に表示されるメニューの中からローストチキンを選択する。その指示により、制御部82は、送風機の駆動モータ52、第1ヒータ411、第2ヒータ412、第3ヒータ413、ターンテーブル駆動モータ91を作動させる。この時、遠心ファン51は駆動モータにより図9(a)に図示する方向に高速で回転する。ここで図9(a)のように上面部吹出口付近の前記ガイド板100が入口案内翼の働きをするとともに上面部吹出口73がノズルの役割を果たしているために、上面部吹出口73からは65km/h以上の超高速熱風を吹き出して直接ローストチキンに当て、それとともに、右側面部吹出口71および左側面部吹出口72からは30km/h以下の低速熱風を吹き出し加熱室3内を循環させることにより、加熱室3内の雰囲気温度を上昇させる。したがってこの場合、効率的に超高速熱風をローストチキンに当てる事ができ、ローストチキンは高速で調理される。
【0064】
例えば、本実施例の加熱調理器1にてスポンジケーキを調理する場合には、加熱室3内の2段網棚の各棚上にケーキ生地をそれぞれ置き、操作部81に示されるメニューの中からスポンジケーキを選択する。その指示により、制御部82は、送風機の駆動モーター、第2ヒータ412、第3ヒータ413、ターンテーブル駆動モータ91を作動させ、第1ヒータ411は必要に応じて作動させる。この時、遠心ファン51は駆動モータにより図9(b)に図示する方向に低速回転する。ここで図9(b)のように上面部吹出口73付近の前記ガイド板100が遮蔽板の働きをするため、上面部吹出口73がノズルの役割を果たしているにもかかわらず上面部吹出口73からは30km/h以下の低速熱風を吹き出し、スポンジケーキに直接熱風を当てる事無く加熱室3内に熱風を循環させ、それとともに、右側面部吹出口71および左側面部吹出口72からは30km/h以下の低速熱風を吹き出し加熱室3内を循環させることにより、加熱室3内の雰囲気温度を上昇させる。したがってスポンジケーキに直接熱風が当たることないので、風圧により型崩れを起こすことなくふんわりと仕上がるとともに、この場合、2段熱風循環方式加熱調理も可能となり、2段網棚の各段にそれぞれ置かれたスポンジケーキは、特に上面吹出口73に近い上段に置かれたものに対してもふんわりと仕上げることができる。
【0065】
なお、送風機の駆動モータの駆動回転数は可変であるため、上記に示す他の風速による調理も可能である。また、第1ヒータ411、第2ヒータ412、第2ヒータ413は、ON、OFF、ならびに発熱量の調節が可能であるため、さまざまな被調理物の調理に好適な調理方法を実現できる。
【0066】
また、前記加熱手段として、ヒータによる加熱調理を補助するための誘電加熱装置が備えられていてもよい。この場合、被調理物の内部の加熱をより効果的に行う事ができる。
【0067】
また、前記送風機は、遠心ファン51としてシロッコファン、ラジアルファン、ターボファンを用いても良く、また、スペースの制約等により軸流ファン、斜流ファン、貫流ファンを用いてもよい。また、送風機のかわりにブロアーを用いてもよい。さらに、ファンケーシング53においても、矩形形状であっても渦巻き状であっても円弧形状であってもよく、流れを2方向に分岐できるものであればよい。
【0068】
さらに、吸込口6および右側面部吹出口71、左側面部吹出口72のパンチ孔の直径は5mmでなくとも、十分な個数の孔が存在するなど全体の開口面積が十分確保されていれば同様の効果が得られるため、これに限定されるものではない。また、形状も、パンチ孔ではなくスリット状を呈していても良く、また、網状になっていてもよい。また、上面部吹出口73の噴射口も、特に直径11mmでなくとも同様の効果が得られるため、これに限定されるものではない。
【0069】
また、図10、図11に示すように、前記吸込口6において前記ステンレス製ガイド板100が固定されている箇所周辺が部分的に塞がれていてもよい。この場合、熱気の流れが図10(a)、(b)に示すように、正回転では塞がれていない時と同様に風を送れる反面、図11(a)、(b)に示すように逆回転では塞がれた部分が更なる遮蔽効果を及ぼすため、正回転と逆回転とでの熱気の風速の差を更に大きくすることができる。
【0070】
また、前記ステンレス製ガイド板100の素材は、これに限定される事なく、セラミックス製や銅製など、オーブン調理の際の300℃程度の熱に耐えうる程度に耐熱性を有する素材でできた板材であればよい。また、形状に関しても、平板に限られることなく、例えば円弧翼のような形状を成すように、より流れに作用を及ぼしやすいように一部または全体を曲げられていても良く、断面が翼形状を成していてもよい。
【0071】
さらに、前記ステンレス製ガイド板100は回動可能であってもよい。この場合、前記ステンレス製ガイド板100と前記遠心ファン51の羽根とが成す角度を被調理物にあわせて任意に調整できるため、制御部82からの制御によりさらに厳密な風速調節および/または風向調節が可能となる。
【0072】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、以下の効果を得ることができる。
【0074】
空気案内部材がファンケーシングの吸込口と送風ファンの空気流入部との間に設けられているため、送風ファンの回転方向を正回転と逆回転とに切り替えることによる加熱室内における熱風の流動様式の変更を、低コストでより好適に行うことができる。
【0075】
従って、実施の形態に記載したような、熱風の偏りおよび/または熱気衝撃方式での熱気衝撃の風圧による被調理物の型崩れを防止しうるとともに、従来よりも消費電力を増大させること無く高速に調理を行うことができる加熱調理器を低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態に係る加熱調理器の構成を示す透視斜視図である。
【図2】 同加熱調理器の断面図である。
【図3】 同加熱調理器に配されている遠心ファンおよびガイド板の周囲の空気の流れを示す断面図である。
【図4】 第2の実施形態に係る加熱調理器の構成を示す透視斜視図である。
【図5】 同加熱調理器の断面図である。
【図6】 同加熱調理器に配されている遠心ファンおよびガイド板の周囲の空気の流れを示す断面図である。
【図7】 第3の実施形態に係る加熱調理器の構成を示す透視斜視図である。
【図8】 同加熱調理器の断面図である。
【図9】 同加熱調理器に配されている遠心ファンおよびガイド板の周囲の空気の流れを示す断面図である。
【図10】 第3の実施形態において、ガイド板が固定されている箇所周辺が部分的に塞がれている同加熱調理器に配されている遠心ファンおよびガイド板の周囲の空気の流れを示す断面図で、遠心ファンが正回転している図である。
【図11】 第3の実施形態において、ガイド板が固定されている箇所周辺が部分的に塞がれている同加熱調理器に配されている遠心ファンおよびガイド板の周囲の空気の流れを示す断面図で、遠心ファンが逆回転している図である。
【図12】 従来の加熱調理器の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 加熱調理器、2 箱体、21 断熱扉、3 加熱室、41 ヒータ、411 第1ヒータ、412 第2ヒータ、413 第3ヒータ、42 誘電加熱装置、51 遠心ファン、53 ファンケーシング、6 吸込口、7 吹出口、71 右側面部吹出口、72 左側面部吹出口、73 上面部吹出口、74 側面部吹出口、81 操作部、82 制御部、91 ターンテーブル駆動モータ、95 ターンテーブル、100 ガイド板。
Claims (8)
- 箱体と、
該箱体に設けられ、内部に被調理物を収納する加熱室と、
該加熱室内の被調理物を加熱するための加熱手段と、
該加熱手段の熱気を前記加熱室に導入する送風機と
を備え、
前記送風機は、送風ファンと該送風ファンを駆動する駆動モータとファンケーシングとを含み、
前記箱体は、前記加熱室に複数の壁面を有し、
前記箱体は、複数の前記壁面のうち2以上の前記壁面のそれぞれに形成され、前記加熱室内に前記熱気を放出するための吹出し口を有し、
前記ファンケーシングの吸込口と前記送風ファンの空気流入部との間の領域に配置されている空気案内部材をさらに備え、
前記空気案内部材は、前記吸込口と前記空気流入部との間の領域のうち、少なくとも一の前記吹出し口に向かう領域に配置され、
前記空気案内部材は、前記送風ファンの正回転方向に対して前向きの姿勢または後向きの姿勢をなすように配置され、
前記駆動モータは、正逆回転可能であることを特徴とする、加熱調理器。 - 前記空気案内部材は、前記吸込口と前記空気流入部との間の領域のうち、2以上の前記吹出し口に向かう領域に配置され、
前記吸込口と前記空気流入部との間の領域を、一方の領域と他方の領域とに分けたときに、前記一方の領域で前記送風ファンの正回転方向に対して前向きの姿勢をなすように配置され、前記他方の領域で前記送風ファンの正回転方向に対して後向きの姿勢をなすように配置されている、請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記空気案内部材は、複数のガイド板を含む、請求項1または2に記載の加熱調理器。
- 前記空気案内部材は、互いに隣り合う前記ガイド板の頂面同士を跨ぐように配置されている板部材を含む、請求項3に記載の加熱調理器。
- 前記ガイド板は、回動可能に形成されている、請求項3または4に記載の加熱調理器。
- コンベクション方式により前記加熱室に前記熱風が送られるように形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の加熱調理器。
- 熱気衝撃方式により前記加熱室に前記熱風が送られるように形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の加熱調理器。
- コンベクション方式と熱気衝撃方式との選択または組合せにより、前記加熱室に前記熱風が送られるように形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の加熱調理器。
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