JP3932700B2 - 電磁継電器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁石ブロックの側方で接点を開閉するようにした電磁継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁継電器として、実開平7─1554号公報に示すように、ベースに電磁石ブロックの一端部を収容するための筒状部を一体的に形成したものがある。この電磁継電器では、固定接触片及び可動接触片は、その端子の一部をベースの両側からそれぞれ圧入固定されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記電磁継電器では、ベースに対する電磁石ブロック、固定接触片及び固定接触片の組付方向が全て相違する。このため、組付工程においてベースの位置を組付部品毎に変更しなければならず、効率的な組付けが望めない。この問題は量産時に顕著となる上、ベースの位置を変更するためにロボット等の特別な設備も必要となる。
【0004】
また、前記電磁継電器では、ベースには予め筒状部が形成されているので、接触片の圧入位置が制限される。各接触片から延びる端子の位置は規格上、所定の位置に決定されている。このため、小型化には限界がある。
【0005】
そこで、本発明は、各部品の効率的な組付け及び小型化が可能な電磁継電器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、ベースに、電磁石ブロックを載置すると共に、該電磁石ブロックの一端側に可動接触片及び固定接触片を対向立設し、前記電磁石ブロックを励磁・消磁することにより、可動接触片を駆動して可動接点を固定接点に開閉する電磁継電器において、
前記ベースは、前記各接触片が圧入される圧入部を備え、
前記接触片のうち、少なくともいずれか1つは、前記ベースの上方より前記各圧入部に圧入され、圧入位置の上方に、前記ベースの上面に沿い、次いで上方に向かう屈曲部を備え、
前記電磁石ブロックは、少なくとも一端部を絶縁部材に覆われ、
前記絶縁部材は、前記各接触片が前記ベースの圧入孔に圧入された状態で、上方よりベースに一体化され、前記屈曲部のベースに沿う部分を被覆するように構成したものである。
【0007】
この構成により、接触片の屈曲部を絶縁部材で覆うことができ、所望の絶縁性を維持しつつ、従来配設不可能であった電磁石ブロックの下方に接触片を配設することが可能となる。
【0008】
前記ベースに位置決め部を形成し、
前記位置決め部は、前記絶縁部材を位置決めし、かつ、前記電磁石ブロックの励磁により発生する駆動力を可動接触片に伝達するカードの移動範囲を規制すると、組付精度を高めることができる点で好ましい。
【0009】
前記ベースに接触片を上方から組付可能とする一方、前記絶縁部材に圧入部を形成すると共に、前記ベースに絶縁部材を上方から組み付けることにより圧入部が圧入・固定される圧入受部を形成したり、前記絶縁部材にスライド圧入部を形成する一方、前記ベースに、絶縁部材を上方から載置し、側方にスライドさせることにより、前記スライド圧入部が圧入・固定されるスライド圧入受部を形成するようにしたので、組付作業を全て上方から行うことにより効率化することが可能となる。
【0010】
なお、前記絶縁部材は、ベースに電磁石ブロック及び接触片を組み付けた後、2次成形により形成してもよい。
【0011】
前記電磁石ブロックのヨークに係合部を形成する一方、前記絶縁部材に係合部を係合可能とする係合受部を形成すると、両部材の組付状態を安定させることができる点で好ましい。
【0012】
前記可動接触片及び固定接触片を少なくとも2組設けると共に、前記ベース及び絶縁部材の当接面の一部を、前記接触片の各組毎に幅方向に分離する凹部、又は、凹部及び該凹部内に位置する凸部で構成すると、2極以上の接点開閉部を備えつつ小型化しても、沿面距離を十分に取ることができる点で好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
【0014】
図1は、本実施形態に係る電磁継電器の分解斜視図である。
【0015】
この電磁継電器は、大略、ベース1と、このベース1に設けられる電磁石ブロック2、絶縁部材3、接触片4及びケース5から構成されている。
【0016】
ベース1は、図2に示すように、厚肉部6と薄肉部7とからなる矩形板状で、一端側の厚肉部6には第一圧入受部8及び第二圧入受部9が形成されている。
【0017】
第一圧入受部8及び第二圧入受部9は、図3(a)に示すように、厚肉部6の幅方向にスリット10a,10bを形成したものである。各スリット10a,10bの両端には、後述するように接触片4の圧入突部51,57がそれぞれ圧入されるようになっており、その内側にはベース1の他端側に向かう逃ガシ凹部11a,11bがそれぞれ形成されている。また、両スリット10a,10bを仕切る仕切壁12からは、さらに遮蔽壁13が突設されている。前記第一圧入受部8のスリット10a,10bの底面両側と逃ガシ凹部11aの一方の底面には、第一固定接触片45の各端子部52を挿通するための第一挿通孔14a及び14bがそれぞれ穿設されている。一方、第二圧入受部9の各逃ガシ凹部11bの底面には、可動接触片47の各端子部60cを挿通するための第二挿通孔15がそれぞれ穿設されている。但し、スリット10aの挿通孔14aと14bとは同時に使用されることはない(この点については後述する。)。
【0018】
また、前記ベース1の厚肉部6と薄肉部7とは、第三圧入受部16によって仕切られている。第三圧入受部16は、厚肉部6側に略コ字形に突出する接触片圧入部17と、この接触片圧入部17の両側に位置し、さらに上方に突出する断面略L字形のガイド部18とからなる。接触片圧入部17には、対向する側壁32内面に、上縁から下方に向かう圧入溝19を形成されている。ガイド部18は、後述する絶縁部材3をガイドするためのものである。
【0019】
前記ベース1の薄肉部7は、反り等を防止するためにリブ20により補強され、そこには矩形状の圧入孔21が3箇所にそれぞれ形成されている。また、薄肉部7には、前記ガイド部18の一方の近傍2箇所と、他方の近傍1箇所とに第三挿通孔22a,22bがそれぞれ穿設されている。さらに、薄肉部7には、一端側の上面両側部に係止凹部23がそれぞれ形成され、一端縁部には係合突部24が突設されている。
【0020】
電磁石ブロック2は、図4に示すように、鉄心25にスプール26を介してコイル27を巻回した電磁石部28に、略L字形のヨーク29を一体化したもので、一端側には図5に示す可動鉄片30が配設されている。スプール26の一端側鍔部26aの上部両端が斜めに形成され、中央部が切り欠かれることにより一対のガイド片31が形成されている。また、スプール26の一端側鍔部26aには、両側縁下半部及び下縁から側壁32及び底壁33が延設されている。側壁32にはコイル27の両端部がそれぞれ巻き付けられるコイル端子34が圧入・一体化されている。また、底壁33には、前記ベース1の係合突部24が係合する係合孔35が穿設されている。可動鉄片30には、略L字形に屈曲されたヒンジバネ36が一体化されている。ヒンジバネ36の一端部には係止爪37が切り起こされ、ベース1と電磁石ブロック2との間に挿入されてベース1の係止凹部23に係止されるようになっている。また、可動鉄片30の上部には係止部38が形成され、そこにはカード39の一端部が係止されるようになっている。カード39は、図6に示すように、略枠体形状で、他端部には下方に延在するストッパ部40が形成され、その端部には係止突部41が形成されている。ストッパ部40のストッパ面40aは、前記ベース1のガイド部18に当接し、カード39の移動範囲を規制するようになっている。また、カード39には、前記スプール26の各ガイド片31が位置するガイド穴42が形成されている。ガイド穴42はカード39の安定した移動を可能とするためのものである。
【0021】
絶縁部材3は、図7(a)に示すように、一端側にのみ開口する筒状で、底壁33には前記ベース1の各圧入孔21にそれぞれ圧入するための圧入突起43が形成されている。また、前記絶縁部材3の側壁下部内面にはガイド溝44がそれぞれ形成され、電磁石ブロック2のヨーク29が圧入されるようになっている。
【0022】
接触片4は、第一固定接触片45及び第二固定接触片46と、それらの間に配設される可動接触片47とからなる。
【0023】
第一固定接触片45は、図8(a)に示すように、導電性材料をプレスして略矩形板状としたものである。この第一固定接触片45の上部には貫通孔45aが穿設され、そこには第一固定接点48がかしめ固定されている。また、第一固定接触片45の側縁部には切欠部49がそれぞれ形成され、その下方側は切欠部49の上方部分よりも幅広の第一圧入部50となっている。この第一圧入部50は、両側部に板厚方向に突出する第一圧入突部51をそれぞれ形成することにより、前記ベース1の第一圧入受部8に圧入可能となっている。また、前記第一固定接触片45の下端部には第一端子部52が形成されている。この第一端子部52には、電磁継電器の種類に応じて、図8(b)に示すように、第一固定接触片45の下端両側部から同一平面内で下方に突出する2つの第一端子部52を備えた高電力用と、図8(c)に示すように、下端一側部からクランク状に突出する1つの第一端子部52を備えた低電力用とがある。高電力用のものでは、2つの第一端子部52は、前記ベース1のスリット10の両側に設けた各第一挿通孔14aにそれぞれ挿通される。一方、低電力用のものでは、1つの第一端子部52は、逃ガシ凹部11の一方に設けた第一挿通孔14bに挿通されるようになっている。
【0024】
第二固定接触片46は、図9(a)に示すように、導電性材料をプレスすることにより下端部に略直角に屈曲する屈曲部53を形成したものである。この第二固定接触片46の上部は、穿設された貫通孔46aに第二固定接点54がかしめ固定される固定接点部55となっている。固定接点部55の下方側は幅狭の第二圧入部56となっている。この第二圧入部56は、その上方側両縁部に板厚方向に突出する第二圧入突部57をそれぞれ形成することにより、前記ベース1の第二圧入受部9に圧入可能となっている。また、前記屈曲部53の先端には略直角に延在する第二端子部58が形成され、前記ベース1の第二挿通孔15を挿通して下方に突出するようになっている。この第二端子部58も、前記第一固定接触片45と同様、図9(b)に示すように、2つの第二端子部58からなる高電力用と、図9(c)に示すように、1つの第二端子部58からなる低電力用とがあり、スリット10の両側に設けた各第二挿通孔15と、逃ガシ凹部11の一方に設けた第二挿通孔15とにそれぞれ挿通されるようになっている。
【0025】
可動接触片47は、図10(a)に示すように、導電性材料をプレスすることにより形成される板状の接触片部59と、この接触片部59にかしめ固定される端子部60とから構成されている。
【0026】
前記接触片部59の上半部には、切除部61によって可動接点部62と、その両側に位置する駆動片63とが形成されている。可動接点部62には貫通孔46aが形成され、そこには両面に位置するように可動接点64がかしめ固定されている。また、各駆動片63の上部側縁には、半円で、内縁を切起こされた係止受部65がそれぞれ形成されている。各係止受部65には、前記カード39の係止突部41がそれぞれ係止されるようになっている。一方、前記接触片部59の下半部には、中央に切欠き66が形成され、その下方には端子部60をかしめ固定するための貫通孔59aが穿設されている。このように、前記接触片部59は、切除部61及び切欠き66により、駆動片63を駆動する際に必要な応力を小さく抑えることができ、両側に設けた駆動片63により均等で安定した動作を得ることができるようになっている。前記端子部60には、前記接触片部59の貫通孔59aにかしめ固定するためのかしめ用突起60aと、前記接触片部59をガイドするためのガイド用突起60bと、前記ベースの第三挿通孔22a,22bを貫通する第三端子部60cとを備えている。なお、前記端子部60にも、前記第一固定接触片45と同様、図10(b)に示すように、2つの第三端子部60cからなる高電力用と、図10(c)に示すように、1つの第三端子部60cからなる低電力用とがあり、高電力用は第三挿通孔22aに、低電力用は第三挿通孔22bにそれぞれ挿通されるようになっている。
【0027】
ケース5は、図1に示すように、前記ベース1の外縁と、電磁石ブロック2のスプール26の鍔部とに嵌合し、各構成部品を被覆するようになっている。ケース5の天井面にはガス孔67が穿設され、内部を真空にしたり、あるいは、不活性ガスを注入した後、封止されるようになっている。
【0028】
続いて、前記電磁継電器の組立方法について説明する。ここでは、高電力用の電磁継電器について説明する。
【0029】
まず、ベース1の各圧入部に各接触片4を組み付ける。第一固定接触片45は、その第一圧入部50の第一圧入突部51を、上方からベース1の第一圧入受部8に圧入し、挿通孔から端子部60を突出させることにより組み付ける。第二固定接触片46は、その第二圧入部56の第二圧入突部57を、上方からベース1の第三圧入受部16に形成した圧入溝19に圧入し、挿通孔から端子部60を突出させることにより組み付ける。このとき、屈曲部53は薄肉部7に配設され、リブ20から突出することはない。可動接触片47は、端子部60を、上方からベース1の第二圧入受部9に圧入し、その端子を挿通孔から突出させることにより組み付ける。このように、各接触片4の組付けは、全てベース1の上方から行うことができ、ベース1の方向を変更する必要がないので、効率的に行うことが可能である。
【0030】
各接触片4の取付けが完了すれば、図11に示すように、ベース1に絶縁部材3を組み付ける。絶縁部材3は、その一端縁部をガイド部18によってガイドすると共に、圧入突起43を圧入孔21に圧入することにより固定する。これにより、前記第二固定接触片46の屈曲部53を絶縁部材3によって完全に被覆でき、両部材間に十分な絶縁状態を維持しつつ、屈曲部53を電磁石ブロック2の下方に配設することが可能となる。
【0031】
続いて、ベース1に、予め別工程で組み立てた電磁石ブロック2を組み付ける。電磁石ブロック2は、その一端部が前記絶縁部材3内に収容されるように、ベース1の一端側から組み付ける。電磁石ブロック2は、ヨーク29の両側縁部を絶縁部材3のガイド溝44に圧入されると共に、スプール26の係合孔35にベース1の係合突部24を係合されることにより固定される。
【0032】
次いで、ベース1に、ヒンジバネ36を取り付けた可動鉄片30を組み付ける。ヒンジバネ36の一端部がベース1と電磁石ブロック2との間に挿入され、係止爪37がベース1の係止凹部23に係止されることにより、可動鉄片30は回動可能に支持される。
【0033】
その後、可動鉄片30と可動接触片47とをカード39で連結する。カード39は、電磁石ブロック2が組み付けられるベース1のガイド部18によって移動範囲を規制されるので、第二固定接点54に対する可動接点64の押込量を正確に一定量に維持することが可能となる。
【0034】
最後に、ベース1及び電磁石ブロック2の一部にケース5を嵌合することにより、各構成部品を被覆し、嵌合部分等をシール剤でシールした後、ガス孔67を封止することにより電磁継電器を完成する。
【0035】
次に、前記電磁継電器の動作について説明する。
【0036】
電磁石部28が無励磁の状態では、可動鉄片30がヒンジバネ36によってカード39を介して可動接触片47を付勢し、その可動接点64を第二固定接触片46の第二固定接点54に閉成している。このとき、前述のように、ベース1に設けたガイド部18によってカード39の移動範囲が規制されているので、第二固定接点54に対する可動接点64の押込量を一定に維持し、所望の接触信頼性を得ることができる。
【0037】
そして、電磁石部28を励磁すると、可動鉄片30が鉄心25の端部に吸引されて回動し、カード39を介して可動接触片47を第一固定接触片45に向かって撓ませる。これにより、可動接点64は第二固定接点54から離間し、第一固定接触片45の第一固定接点48に閉成する。
【0038】
ところで、前記実施形態では、本発明の構成を接点開閉部が1極の電磁継電器に適用する場合について説明したが、2極以上の電磁継電器にも適用可能である。
【0039】
接点開閉部が2極の電磁継電器は、図12及び図15に示すように、接触片4a,4bが隔壁68によって仕切られた各圧入部8a,8b、9a,9bにそれぞれ設けられ、それぞれ異なる回路を開閉できるようになっている。また、ベース1の上面には、両側に位置する各第二固定接触片46a,46bの各屈曲部53の間に第一溝部69が形成されている。また、絶縁部材3の底面には、図14に示すように、前記第一溝部69に対向する位置に第二溝部70が形成されている。これにより、ベース1を幅狭に構成しても、図15に示すように、両屈曲部53の間の沿面距離を十分に取ることが可能となる。なお、前記溝部69,70は、いずれか一方を残る他方に係合する突条で構成しても、同様に十分に沿面距離を取ることができる。また、他の部分は前記実施形態に係る電磁継電器と同様の構成である。
【0040】
前記実施形態では、絶縁部材3を、その圧入突部をベース1の圧入孔21に圧入することのみによりベース1に組み付けるようにしたが、接着剤を塗布したり、シール剤で組付け強度を高めるようにしてもよい。
【0041】
また、前記絶縁部材3を、図16に示すように、底面に略L字形のスライド圧入部を形成する一方、各スライド圧入部を上方から挿入し、水平方向にスライドさせることにより圧入状態となるスライド圧入凹部を形成するようにしてもよい。
【0042】
また、前記絶縁部材3を、ベース1に電磁石ブロック2を組付けた後、2次成形により形成するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る電磁継電器によれば、絶縁部材で接触片の屈曲部を上方から覆うようにしたので、従来配設不可能であった場所に所望の絶縁性を維持しつつ接触片を位置させることができ、小型化が可能となる。
【0044】
また、ベースに形成した位置決め部によって絶縁部材及びカードの位置決めを行うようにしたので、組付精度が向上し、所望の動作特性を得ることが可能となる。
【0045】
また、電磁石ブロックのヨークに係合部を形成する一方、絶縁部材に係合部を係合可能とする係合受部を形成するようにしたので、電磁石ブロックの組付作業を簡単かつ確実に行わせることが可能となる。
【0046】
また、ベース及び絶縁部材の当接面の一部を凹部又は凸部で構成するようにしたので、2極以上の接点開閉部を有するものであっても、沿面距離を十分に取って、小型化を可能としつつ各接触片の絶縁性を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る電磁継電器とそのケースを示す分解斜視図である。
【図2】 図1のベースの斜視図である。
【図3】 図2の平面図である。
【図4】 図1の電磁石ブロックの斜視図である。
【図5】 図1の可動鉄片の斜視図である。
【図6】 図1のカードの斜視図である。
【図7】 図1の絶縁部材の斜視図である。
【図8】 図1の第一固定接触片の斜視図である。
【図9】 図1の第二固定接触片の斜視図である。
【図10】 図1の可動接触片の斜視図である。
【図11】 図1のベースに絶縁部材を組み付ける状態を示す分解斜視図である。
【図12】 他の実施形態に係る電磁継電器のケースを除いた状態を示す斜視図である。
【図13】 図12の断面図である。
【図14】 図12の絶縁部材の斜視図である。
【図15】 図12のベースの斜視図である。
【図16】 他の実施形態に係る絶縁部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…ベース
2…電磁石ブロック
3…絶縁部材
4…接触片
16…第三圧入受部
21…圧入孔
22…第三挿通孔
28…電磁石部
39…カード
40…ストッパ部
40a…ストッパ面
45…第一固定接触片
46…第二固定接触片
47…可動接触片
53…屈曲部
68…隔壁
69…第一溝部
70…第二溝部
Claims (3)
- ベースに、電磁石ブロックを載置すると共に、該電磁石ブロックの一端側に可動接触片及び固定接触片を対向立設し、前記電磁石ブロックを励磁・消磁することにより、可動接触片を駆動して可動接点を固定接点に開閉する電磁継電器において、
前記ベースは、前記各接触片が圧入される圧入部を備え、
前記接触片のうち、少なくともいずれか1つは、前記ベースの上方より前記各圧入部に圧入され、圧入位置の上方に、前記ベースの上面に沿い、次いで上方に向かう屈曲部を備え、
前記電磁石ブロックは、少なくとも一端部を絶縁部材に覆われ、
前記絶縁部材は、前記各接触片が前記ベースの圧入孔に圧入された状態で、上方よりベースに一体化され、前記屈曲部のベースに沿う部分を被覆するように構成したことを特徴とする電磁継電器。 - 前記ベースに位置決め部を形成し、
前記位置決め部は、前記絶縁部材を位置決めし、かつ、前記電磁石ブロックの励磁により発生する駆動力を可動接触片に伝達するカードの移動範囲を規制することを特徴とする請求項1に記載の電磁継電器。 - 前記ベースに接触片を上方から組付可能とする一方、前記絶縁部材に圧入部を形成すると共に、前記ベースに絶縁部材を上方から組み付けることにより圧入部が圧入・固定される圧入受部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁継電器。
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