JP3922914B2 - 混注管装置 - Google Patents
混注管装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3922914B2 JP3922914B2 JP2001355747A JP2001355747A JP3922914B2 JP 3922914 B2 JP3922914 B2 JP 3922914B2 JP 2001355747 A JP2001355747 A JP 2001355747A JP 2001355747 A JP2001355747 A JP 2001355747A JP 3922914 B2 JP3922914 B2 JP 3922914B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- hole
- release member
- opening
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器又は配管の開口に装着される混注管装置に関するものであって、注射針を装着しない状態の注入抽出器を用いて容器又は配管に流体の注入又は抽出を行うことを可能にする混注管装置に関し、特に、注射針を装着していない状態のツイストロック式の注射器を使用可能とする混注管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬液など瓶の開口のシール構造は、図6に示すように、瓶本体61の開口62に圧入したゴム栓63と、このゴム栓63を被覆して開口62の外周フランジ部64に固着させたキャップ65とで構成されている。瓶中の薬液(図示省略)を注射器66で抽出する時は、キャップ65の中心を剥離除去し、(あるいは、予めキャップ65の中心部に設けられた開口から)ゴム栓63に注射針67を突き刺して内部の薬液を抽出する。
【0003】
また、薬液の点滴や人工透析に用いられる輸液配管に取り付けられ、輸液の抽出や薬液の混入などを行う混注管71は、図7に示すように、その分岐部72に設けられた開口73に気密に嵌合したゴム栓74と、ゴム栓74を被覆して開口73の外周フランジ部75に固着させたキャップ76とで構成されている。輸液配管を流れる輸液(図示省略)を注射器66で抽出する時は、上記の瓶の場合と同様に、ゴム栓74に注射針67を突き刺して行う。
【0004】
また、医療現場では注射器の安全性を向上させるために、図8(a)に示すように、注射針81を注射器本体82の口部に螺合させて取り付け、注射針81の脱落を防止できるツイストロック式の注射器80が採用されつつある。ツイストロック式の注射器80の注射器本体82は、図8(b)に示すように、押子83が装入されるシリンダ部84と、シリンダ部84からオステーパ状に突出した口部85と、口部85の周りに円筒状に立設したカラー86の内周に形成した雌ねじ部87とを備えている。ツイストロック式の注射器80の注射針81は、図8(c)に示すように、ハブ部88の先端側に針89が取り付けてあり、基端側にメステーパ状の装着部90があり、その基端外周に螺合片91が設けられている。注射針81は、図8(a)に示すように、注射器本体82の雌ねじ部87に螺合片91を螺合させつつ、注射器本体82の口部85に装着部90を装着させて注射器本体82に取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した薬液瓶や混注管の開口のシール構造では、ゴム栓を突き刺すために注射針を使用する必要がある。しかし、注射針を使用することは、そのものの購入費用の他に、管理を怠れば院内感染などの重大な医療事故の原因となるので、その使用や廃棄に十分な配慮が必要であり、コスト面の負担や、管理負担や処理負担を負うことになり、また使用済み注射針の誤射など不慮の医療事故のリスクを負うことになる。
【0006】
また、注射針を取り付けない状態で注射器の口部をそのまま薬液瓶や混注管の開口に刺し込めるシール構造が提供できれば、注射針の使用が不要になり上記の問題は解消される。しかし、単に通常の注射器の口部を刺し込めるようにしただけでなく、ツイストロック式の注射器のように口部の周りにカラーがあるものが使えることが望ましい。
【0007】
そこで、本発明は、このような注射針の問題点を鑑み、注射針を用いずに注射器本体のみで薬液瓶等への注入や抽出が行えるシール構造を提供すること、及び、注射器が上述したツイストロック式の注射器でも使うことが出来るシール構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の混注管装置は、管側壁に形成された開口(53)と、管外側面における開口(53)回りに形成された着座部(55)と、着座部(55)の外周から立ち上がった筒状の壁部(54)と、筒状壁部(54)の上端の外周面に形成された外周フランジ部(56)とを有する混注管(2)、着座部(55)に着座すると共に筒状壁部(54)内に圧縮状態で押し込まれた略円板状の弾性体であって、開口(53)側の内側面が緩やかな凹曲面21に成形されると共に中心部に圧縮状態で閉塞した貫通孔(11)が形成されたシール本体(12)、筒状壁部(54)の先端に被冠すると共に外周フランジ部(56)に係合して前記シール本体(12)の周縁部を押さえるキャップ部材であって、前記シール本体(12)の貫通孔に連通するスリーブ部(32)と、スリーブ部(32)の先端の内周面にフランジ状に突出形成された脱落防止片(34)とを有するキャップ部材(13)、および注入抽出器の口部(85)を受け入れ可能な円筒軸部(41)と、この円筒軸部41に連続し内部に流路(43)を有する先細テーパ形状のテーパ部(42)とを有するシール解除部材(14)を具備し、シール解除部材(14)の円筒軸部(41)に注入抽出器の口部(85)が入れられていない状態では、シール解除部材(14)が閉塞した貫通孔を有するシール本体(12)と脱落防止片(34)との間に保持され、シール解除部材(14)の円筒軸部(41)に注入抽出器の口部(85)が入れられてシール解除部材(14)が注入抽出器で押圧され完全に往動した状態では、シール解除部材(14)のテーパ部(42)の外周面でシール本体(12)の貫通孔(11)の周囲が押圧されて混注管(2)の開口(53)側に弾性的に撓ませられることにより貫通孔(11)が押し広げられて注入抽出器の口部(85)と混注管(2)の内部とが連通されるようにしたことを特徴とする。
【0009】
この混注管装置は、シール本体に注入抽出器の口部をそのまま刺し込むことができるから、従来のように注射針を使用する必要がない。また、注入抽出器の口部が容器又は配管の開口に連結されたときに、シール本体の貫通孔の圧着密閉状態を解除するシール解除手段を備えているので、例えば、注入抽出器を容器又は配管の開口に連結させたときに、シール解除手段の作用により貫通孔の圧着密閉状態が解除されるようになっているから、通常の注射器又はツイストロック式の注射器の別を問わず使用できる。
【0010】
ここで、「シール本体」は、例えば、シリコンや天然ゴムなどの弾性体で成形することが望ましい。また、シール本体に形成される「貫通孔」は、シール本体の中心部を貫通するようにカットしただけのものでも良いし、圧縮させたときに圧着密閉状態となるような所定幅のスリットでも良いし、上下方向に貫通する円錐状の孔でも良く、その他の種々の形状を採用することができる。また、シール本体が装着される「容器」には、例えば、薬液を入れる薬液瓶やソフトバックなどが例示できる。また、「配管」には、例えば、輸液流路を形成する輸液配管に取り付けられる混注管などが例示できる。
【0011】
また、シール本体を半径方向に圧縮状態とするためには、例えば、シール本体の外径を容器又は配管の開口の内径よりも大きくし、シール本体を容器又は配管の開口に装着したときにシール本体に容器又は配管の開口の壁面がシール本体に内径方向の締付力を付与する手段が含まれる。この場合、シール本体の外周部に外径側に突出した凸部を設けても良いし、容器又は配管の開口の内周部に内径側に突出した凸部を設けても良い。なお、凸部は周方向の全周に設けても良いし、周方向に部分的に設けても良い。
【0012】
「注入抽出器」としては、通常の注射器やツイストロック式の注射器だけでなく、点滴器具や輸血装置のように、薬液、輸液又は血液の注入又は抽出を行う器具や機器が含まれる。また、医療分野に限定されず、注入又は抽出を行う種々の器具や機器が含まれる。
【0013】
また、「シール解除手段」は、注入抽出器の口部が容器又は配管に連結されたときに、シール本体の貫通孔を押し開くものが含まれる。「シール解除手段」としては、例えば、容器又は配管の開口に装着されたキャップ部材と、前記キャップ部材にシール本体の貫通孔が臨めるように配設された注入抽出器の口部が挿入可能なスリーブ部と、前記スリーブ部内に軸方向に摺動可能に収容され、注入抽出器の口部が連結される流路を備えたシール解除部材とを備え、スリーブに注入抽出器の口部を挿入したときに、口部の流路とシール解除部材の流路が液密に連結されるとともに、シール解除部材の先端がシール本体の貫通孔を押し開く構成とすることができる。上記の構成において、シール解除部材のシール本体側の外形は先細テーパ形状にすると良い。また、スリーブ部には、シール解除部材の脱落を防止する脱落防止部を設けると良い。また、スリーブ部には、ツイストロック式の注射器の雌ねじ部が螺合可能な螺合部を設けると良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、輸液配管に取り付けられる混注管2の開口53に本発明のシール弁1を装着した実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
このシール弁1が装着される混注管2は、図1(a)(b)に示すように、輸液配管の途中に設けられる配管で、両端に輸液配管の2つの管(図示省略)を接続する接続部51を備えている。混注管2の中央には分岐部52があり、この分岐部52を臨むように開口53が形成されている。この開口53にはシール弁1の後述するシール本体12を装着するための円筒状の壁部54と、シール本体12を着座させる着座部55がある。壁部54の上端周縁には、シール弁1の後述するキャップ部材13を装着させる外周フランジ部56が外径方向に突出形成されている。
【0016】
このシール弁1は、図2に示すように、中心に貫通孔11が形成されたシール本体12と、キャップ部材13と、シール解除部材14とを主要な構成要素としており、貫通孔11を圧着密閉状態にしてシール本体12を混注管2の開口53に装着して、混注管2の開口53を密封状態にするとともに、シール解除部材14を組み込んだキャップ部材13を混注管2の外周フランジ部56に装着し、シール本体12を混注管2の開口53に固定したものである。
【0017】
このシール弁1にツイストロック式の注射器本体82の口部85を刺し込むと、図3に示すように、シール解除部材14がシール本体12の貫通孔11を押し開き、混注管2内の輸液をシール解除部材14の流路を通してツイストロック式の注射器本体82の口部85から抽出することが可能になる。また、シール弁1からツイストロック式の注射器本体82を抜くと、シール本体12の復元力により瞬間的にシール弁1の密封状態が復元され、輸液の漏れが防止されるようになっている。なお、図2及び図3中の57と58は輸液配管を示している。
【0018】
以下、このシール弁1の構造及び作用を詳述する。
【0019】
シール本体12は、図4(a)及び(b)に示すように、シリコンなどの弾性体で形成された略円板状の部材で、中心に貫通孔11が形成されている。シール本体12の内側面は、図4(b)に示すように、混注管2の分岐部52に輸液溜まりが生じないようにするため、緩やかな凹曲面21になっている。また、シール本体12は混注管2の開口の壁部54に装着可能な外径で、そのシール本体12の外径は混注管2の開口の壁部54の内径よりも大径になるように、その外側面は外径方向に突出した凸曲面22になっている。また、シール本体12の貫通孔11は、図4(a)に示すようにスリット状に形成されており、貫通孔11の長手方向の両端11aは、図4(c)に拡大して示すように、V字に切り込まれている。なお、この貫通孔11は、その幅方向断面を図4(d)に拡大して示すように、シール本体12の外側に薄肉の膜11bを残して、シール本体12の内側にスリット状の溝11cを形成し、外側の膜11bを円錐形の錐で微小孔を空けて形成してある。図4(d)中の点線11dは、膜11bに微小孔を空けた箇所を示している。上記のように貫通孔11を形成することにより、シール本体12を混注管2の開口53に装着して貫通孔11を圧着させたときにより強固なシール状態を確保できるとともに、後述するように貫通孔11に刺し込んだツイストロック式の注射器80の口部85を抜くときも、シール本体12が瞬時にシール状態を回復できるので輸液の漏れを防止できる。
【0020】
キャップ部材13は、図2に示すように、混注管2の開口53の壁部54の上端周縁及びシール本体12の上面周縁を覆い、混注管2の開口53の外周フランジ部56に嵌め込まれている。キャップ部材13の中心は開口31が形成されており、キャップ部材13の開口31の周縁を囲うように起立したスリーブ部32が形成されている。キャップ部材13のスリーブ部32は、外側からシール本体12の圧着密閉状態の貫通孔11が臨めるようになっている。このスリーブ部32にはツイストロック式の注射器本体82の口部85とカラー86との間の円形溝領域92(図8(b)参照)が装着可能で、スリーブ部32の上端にはツイストロック式の注射器本体82の雌ねじ部87と螺合する螺合片33が外径側に突設されている。また、スリーブ部32とシール本体12の上面で囲まれた空間には、シール解除部材14が収容されるようになっており、スリーブ部32の上端内側にシール解除部材14の脱落を防止するための脱落防止片34がフランジ状に突出形成されている。
【0021】
シール解除部材14は、図2に示すように、キャップ部材13のスリーブ部32の内周面に摺動可能な円筒軸部41と、円筒軸部41からシール本体12側へ軸方向に先細テーパ形状になったテーパ部42とを備えている。テーパ部42の内部には軸方向に貫通した流路43が形成されている。円筒軸部41は中空で、その内径はツイストロック式の注射器本体82の口部85が嵌着するようになっている。
【0022】
なお、キャップ部材13とシール解除部材14は、共に例えばポリプロピレンなどのプラスチック製の材料で成形されている。
【0023】
このシール弁1は、図2に示すように、シール本体12を圧縮させて混注管2の開口53の壁部54に押し込んで着座部55に着座させ、キャップ部材13のスリーブ部32にシール解除部材14を入れた状態で、キャップ部材13を混注管2の壁部54の外周フランジ部56に装着して、混注管2に組み付けられている。
【0024】
シール本体12を混注管2の開口53に装着すると、混注管2の開口53の壁部54により、シール本体12が内径側に圧縮されてその貫通孔11が圧着封口されるようになっている。このとき、貫通孔11がスリット状であり、その長手方向の両端11aがV字に切り込まれているので、圧着封口された貫通孔11の両端に隙間が生じることはない。
【0025】
ツイストロック式の注射器80により輸液の抽出又は薬液の混入を行う場合は、図5に示すように、まず注射針を装着しない状態のツイストロック式の注射器本体82の口部85をこのキャップ部材13のスリーブ部32に刺し込み、ツイストロック式の注射器本体82の口部85の先端をシール解除部材14の円筒軸部41内に嵌着させる。次に、ツイストロック式の注射器本体82のカラー86に形成された雌ねじ部87をスリーブ部32の螺合片91に螺合させながら、ツイストロック式の注射器本体82をねじ込む。
【0026】
ツイストロック式の注射器本体82をねじ込むと、図2に示すように、シール解除部材14はシール本体12側に押し込まれ、シール解除部材14の先細のテーパ部42がシール本体12のスリット状の貫通孔11を押し開いていく。このとき、貫通孔11の内周面がシール解除部材14のテーパ部42の外周面に圧着し、混注管2内の輸液の漏れを防いでいる。なお、図3はツイストロック式の注射器本体82がキャップ部材13に完全に刺し込まれた状態を示している。この状態では、シール解除部材14の流路43が混注管2内の分岐部52に達しており、混注管2内の輸液を、シール解除部材14の流路43及びツイストロック式の注射器本体82の口部85を通してツイストロック式の注射器80で抽出することができる。このとき、シール本体12の貫通孔11の内周面がシール解除部材14のテーパ部42の外周面に圧着しており、かつ、ツイストロック式の注射器本体82の口部85がシール解除部材14の円筒軸部41内に嵌着しているので、輸液が漏れることはない。また、この状態でツイストロック式の注射器80から混注管2内の輸液に薬液を混入させることもできる。
【0027】
次に、ツイストロック式の注射器80を抜くときは、ツイストロック式の注射器本体82の雌ねじ部87とキャップ部材13の螺合片33の螺合を解除させながら抜いていく。このとき、ツイストロック式の注射器本体82の口部85に嵌着したシール解除部材14は、ツイストロック式の注射器本体82に追従して貫通孔11から引き上げられる。このとき、貫通孔11の内周面がシール解除部材14のテーパ部42の外周面に圧着しているので、混注管2内の輸液が漏れることは無い。また、シール解除部材14が貫通孔11に挿入されているテーパ部42が先細テーパ形状になっているので、シール本体12の復元力により貫通孔11は、その内周面をシール解除部材14のテーパ部42の外周面に圧着させながら、シール解除部材14のテーパ部42の外周面に沿って徐々に閉じていく。そして、シール解除部材14のテーパ部42が貫通孔11から引き抜かれる瞬間にあっては、貫通孔11は瞬時に圧着密閉状態になりシール弁1は密封状態を回復する。このようにツイストロック式の注射器80を抜くときは、シール本体12の貫通孔11を徐々に閉じていくとともに、シール本体12の復元力により貫通孔11を瞬時に圧着密閉状態にして、輸液の漏れを防いでいる。
【0028】
ツイストロック式の注射器80をキャップ部材13のスリーブ部32から抜くときは、シール解除部材14の円筒軸部41の端部がキャップ部材13の脱落防止片34に係合し、ツイストロック式の注射器80の口部85とシール解除部材14が外れるようになっている。
【0029】
なお、このシール弁1は、ツイストロック式の注射器80だけでなく、通常の注射器も使用することができる。
【0030】
以上、本発明の一実施形態に係るシール弁1を説明したが、本発明のシール弁は上記に限定されるものではない。
【0031】
例えば、上記の実施の形態では、シール弁1を混注管2の開口53に取り付けたものを例示したが、本発明のシール弁1は薬液瓶の開口や、輸液や点滴液を入れるのに使われるソフトバックの開口に取り付けることができる。また、このシール弁1は医療用に限らず、注入抽出器で注入又は抽出を行うような同様の種々の用途に適用が可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明のシール弁は、注入抽出器を容器又は配管の開口に連結させたときに、シール解除手段の作用により貫通孔の圧着密閉状態が解除されるようになっているから、シール本体の貫通孔に注入抽出器の口部をそのまま刺し込むことができるから、従来のように注射針を使用する必要がない。また、通常の注射器又はツイストロック式の注射器の別を問わず使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は混注管の平面図、(b)は混注管の縦断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るシール弁の縦断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るシール弁のシール解除状態を示す縦断面図である。
【図4】 (a)は本発明の一実施形態に係るシール弁のシール本体を示す平
面図、(b)はシール本体の横断面図、(c)はシール本体の貫通孔の両端部分の拡大平面図、(d)はシール本体の貫通孔の拡大横断面図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係るシール弁のキャップ部材を装着した状態を示す縦断面図である。
【図6】 薬液瓶のシール構造を示す縦断面図である。
【図7】 混注管のシール構造を示す縦断面図である。
【図8】 (a)はツイストロック式の注射器を示す縦断面図、(b)はツイストロック式の注射器の注射器本体を示す縦断面図、(c)はツイストロック式の注射器の注射針を示す図である。
【符号の説明】
1 シール弁
2 混注管
11 貫通孔
11a 貫通孔の長手方向の両端部
11b シール本体の外側の薄肉の膜
11c スリット状の溝
11d ナイフで切断した箇所
12 シール本体
13 キャップ部材
14 シール解除部材
21 凹曲面
22 凸曲面
31 開口31
32 スリーブ部
33 螺合片
34 脱落防止片
41 円筒軸部
42 テーパ部
43 流路
51 接続部
52 分岐部
53 開口
54 壁部
55 着座部
56 外周フランジ部
80 ツイストロック式の注射器
81 注射針
82 注射器本体
83 押子
84 シリンダ部
85 口部
86 カラー
87 雌ねじ部
88 ハブ部
89 針
90 装着部
91 螺合片
92 円形溝領域
Claims (1)
- 管側壁に形成された開口(53)と、管外側面における開口(53)回りに形成された着座部(55)と、着座部(55)の外周から立ち上がった筒状の壁部(54)と、筒状壁部(54)の上端の外周面に形成された外周フランジ部(56)とを有する混注管(2)、
着座部(55)に着座すると共に筒状壁部(54)内に圧縮状態で押し込まれた略円板状の弾性体であって、開口(53)側の内側面が緩やかな凹曲面21に成形されると共に中心部に圧縮状態で閉塞した貫通孔(11)が形成されたシール本体(12)、
筒状壁部(54)の先端に被冠すると共に外周フランジ部(56)に係合して前記シール本体(12)の周縁部を押さえるキャップ部材であって、前記シール本体(12)の貫通孔に連通するスリーブ部(32)と、スリーブ部(32)の先端の内周面にフランジ状に突出形成された脱落防止片(34)とを有するキャップ部材(13)、および
注入抽出器の口部(85)を受け入れ可能な円筒軸部(41)と、この円筒軸部41に連続し内部に流路(43)を有する先細テーパ形状のテーパ部(42)とを有するシール解除部材(14)を具備し、
シール解除部材(14)の円筒軸部(41)に注入抽出器の口部(85)が入れられていない状態では、シール解除部材(14)が閉塞した貫通孔を有するシール本体(12)と脱落防止片(34)との間に保持され、シール解除部材(14)の円筒軸部(41)に注入抽出器の口部(85)が入れられてシール解除部材(14)が注入抽出器で押圧され完全に往動した状態では、シール解除部材(14)のテーパ部(42)の外周面でシール本体(12)の貫通孔(11)の周囲が押圧されて混注管(2)の開口(53)側に弾性的に撓ませられることにより貫通孔(11)が押し広げられて注入抽出器の口部(85)と混注管(2)の内部とが連通されるようにしたことを特徴とする混注管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355747A JP3922914B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 混注管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355747A JP3922914B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 混注管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003154017A JP2003154017A (ja) | 2003-05-27 |
JP3922914B2 true JP3922914B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=19167405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001355747A Expired - Fee Related JP3922914B2 (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 混注管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3922914B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4324438B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2009-09-02 | ユニ・チャーム株式会社 | 自動排尿処理装置 |
JP4992605B2 (ja) * | 2007-08-17 | 2012-08-08 | ニプロ株式会社 | 混注手段および混注手段用のキャップ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0652840A1 (en) * | 1992-08-07 | 1995-05-17 | The West Company, Incorporated | Needleless access stopper |
JP3011343U (ja) * | 1994-09-09 | 1995-05-23 | 川澄化学工業株式会社 | 輸採液口栓 |
AU732833B2 (en) * | 1997-05-20 | 2001-05-03 | Baxter International Inc. | Needleless connector |
JP4075972B2 (ja) * | 1998-10-28 | 2008-04-16 | 日本シャーウッド株式会社 | 接続具 |
JP4268289B2 (ja) * | 1999-04-16 | 2009-05-27 | 良隆 安田 | ニードルレス混注管 |
JP3935292B2 (ja) * | 1999-09-16 | 2007-06-20 | テルモ株式会社 | コネクタ |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001355747A patent/JP3922914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003154017A (ja) | 2003-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10426703B2 (en) | Vial adapters | |
US4296786A (en) | Transfer device for use in mixing a primary solution and a secondary or additive substance | |
US5199948A (en) | Needleless valve | |
KR100273834B1 (ko) | 의료용 밸브 | |
US5154703A (en) | Bloodless catheter | |
US6217568B1 (en) | Preslit injection site and tapered cannula for blood sampling | |
KR101160278B1 (ko) | 의학용 액체를 함유하는 패키지를 위한 컨넥터와 의학용 액체를 함유하는 패키지 | |
US6635044B2 (en) | Medical valve with fluid escape space | |
US4704103A (en) | Implantable catheter means | |
US5620434A (en) | Medicine vial link for needleless syringes | |
US20050159710A1 (en) | Medical device with elastomeric penetrable wall | |
MXPA04010381A (es) | Aditamento para un dispositivo medico. | |
JPH06154236A (ja) | ハブ部材 | |
CN209437879U (zh) | 无针式注射器连接器帽和系统 | |
CA2671395C (en) | Attachment for a syringe or a cartridge | |
JP3922914B2 (ja) | 混注管装置 | |
JP4118598B2 (ja) | シール弁および注射器接続ポート | |
JP4056746B2 (ja) | 注射器接続ポート | |
JP2004016437A (ja) | 注射器接続ポート | |
JP7539168B2 (ja) | 医療用コネクタ | |
JP2003305129A (ja) | 側注管 | |
JP2003290362A (ja) | 側注管 | |
JP2004000463A (ja) | 注射器接続ポート | |
US20060089606A1 (en) | Medicine-adding port of vein infusion set and catheter needle set | |
JP2024080038A (ja) | 分岐管コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060616 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070123 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |