JP3921122B2 - Seismic building structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震等の横揺れ振動による鉄筋コンクリート建造物の損壊を防ぐために、耐震性の向上を図った耐震建築構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄筋コンクリート建造物の耐震強度を向上させる目的で、壁体と梁体間及び壁体と柱体間を鉄筋アンカーで連結して、地震時に壁体がその表面と平行な方向(面内方向)及び垂直な方向(面外方向)に揺動しないようにすると共に、壁体と梁体、柱体との間隙に耐震スリット材を介装して、地震時における壁体と梁体、柱体間の圧縮、引っ張り等による応力負荷を吸収させるようにしたものが知られている。
【0003】
例えば、図12の左図に示すように、鉄筋コンクリート建造物Xの壁体X′と梁体X″との間の25mm程度の間隙dに、ポリエチレン独立発泡体等からなる耐震スリット材61を介装すると共に、壁体X′と梁体X″間を、太さ10mmφ、長さ500mm程度の鉄筋アンカー62で連結して、耐震補強することが行なわれている。尚、図示してないが、壁体と柱体間の耐震補強も上記同様の方法で実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の耐震補強方法では、地震等の横揺れにより、壁体X′と梁体X″との間隙dで、図12の右図に示すように、鉄筋アンカー62が屈曲変形し、ここで生ずる大きな剪断歪みによって、耐震補強の支軸である鉄筋アンカー62が切断してしまうという虞れがあった。即ち、壁体X′が矢印x方向に横ずれを起すことにより、壁体X′側と梁体X″側に埋設固着されている部分の鉄筋アンカー62はそのままの状態を保つが、間隙d内においては、鉄筋アンカー62が鋭角θ′に屈曲すると共にy方向に引延ばされて、最悪の場合には切断してしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる従来の問題を解決すべく為されたものであって、地震等で鉄筋コンクリート建造物に水平方向の揺れ振動が生じても、壁体と梁体、柱体間が損傷を受けたり損壊することがないようにした耐震建築構造体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、鉄筋コンクリート建造物を耐震補強する構造体において、壁体と梁体、柱体との間隙にスリット緩衝材を介装し、壁体と梁体、柱体間を連結する鉄筋アンカーにクッション材を添設し、前記鉄筋アンカーをプラスチック製の可撓性フィルムで被覆して、耐震補強部を形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について、図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の耐震建築構造体を示す概要正面図であり、図2は、本発明における垂直方向の補強部の一実施例を示す断面図であり、図3は、図2に示す垂直方向の補強部の作用を説明する側面図であり、図4は、本発明における水平方向の補強部の一実施例を示す断面図であり、図5は、図4に示す水平方向の補強部の作用を説明する側面図であり、図6は、本発明における水平方向の補強部の他実施例を示す断面図である。
又、図7は、保護キャップの縦断面図であり、図8は、本発明における垂直方向の補強部の他実施例を示す断面図であり、図9は、図8に示す垂直方向の補強部の作用を説明する側面図であり、図10は、本発明における水平方向の補強部の他実施例を示す断面図であり、図11は、図10に示す水平方向の補強部の作用を説明する側面図である。
【0008】
本発明は、図示したように、鉄筋コンクリート建造物Xを耐震補強する構造体において、壁体X1と梁体X2、柱体X3との間隙dにスリット緩衝材11を介装すると共に、壁体X1と梁体X2、柱体X3間を連結する鉄筋アンカー121にクッション材122を添設して、耐震補強部12を形成することを特徴とするものである。
【0009】
又、上記壁体X1と梁体X2、柱体X3間を連結する鉄筋アンカー121をプラスチック製の可撓性フィルム123で被覆したことを特徴とするものである。
【0010】
そして、上記壁体X1と梁体X2間を垂直方向に連結する鉄筋アンカー121の少なくとも一部を可撓性フィルム123で被覆すると共に、コンクリートYに埋設される上記鉄筋アンカー121の連結境界部13をクッション材122(円筒状クッション122′)で囲繞して、又は、壁体X1と柱体X3間を水平方向に連結する鉄筋アンカー121の少なくとも一部を可撓性フィルム123で被覆すると共に、コンクリートに埋設される上記鉄筋アンカー121の一端部又は両端部にクッション材122(円柱状クッション122″)を配設して、耐震補強部12を形成したことを特徴とするものである。
【0011】
上記本発明により、地震等で鉄筋コンクリート建造物Xに水平方向の振動が生じても、壁体X1と梁体X2間及び壁体X1と柱体X3間にスリット緩衝材11が介装されていると共に、壁体X1と梁体X2、柱体X3間を連結する鉄筋アンカー121(好ましくは、可撓性フィルム123で被覆した鉄筋アンカー121)にクッション材122が添設されているので、上記スリット緩衝材11及びクッション材122により緩衝作用が生じると共に、上記鉄筋アンカー121に可撓性フィルム123を被覆しておけば、コンクリートと鉄筋アンカー121の可撓性フィルム123との接触面が滑動し易い状態となり、壁体X1と梁体X2、柱体X3間で振動が吸収されて、壁体X1と梁体X2、柱体X3間の損傷、損壊が防止できるという作用効果が得られるものである。
【0012】
【実施例】
本発明の耐震補強構造体1は、図1、図2に示すように、鉄筋コンクリート建造物Xの壁体X1と梁体X2間の間隙d1にスリット緩衝材11を介装することと、上記壁体X1と梁体X2間を垂直方向に連結する鉄筋アンカー121の連結境界部13を、クッション材122の円筒状クッション122′で囲繞すること、好ましくは、上記鉄筋アンカー121の壁体X1に埋設される側を可撓性フィルム123で被覆することにより、垂直方向の補強部12−1が形成される。
【0013】
上述の如く、垂直方向の補強部12−1を形成することにより、図3に示す如く、地震等の横揺れにより壁体X1が矢印x方向に横ずれを起しても、壁体X1と梁体X2との間の鉄筋アンカー121は、その連結境界部13における円筒状クッション122′の介在と、壁体X1側で可撓性フィルム123に囲繞されていることにより、鉄筋アンカー121がコンクリート面からy方向にずり落ちると共に、円筒状クッション122′と間隙dの合計厚み範囲内で、鉄筋アンカー121が鈍角θをもって少し屈曲変形するにすぎないので、剪断歪みは小さく、鉄筋アンカー121が切断するという虞れがなくなるものである。
【0014】
尚、上記壁体X1と梁体X2間を連結する鉄筋アンカー121は、上述の如く、可撓性フィルム123でその一部が被覆されるものでもよく、鉄筋アンカー121の全部が可撓性フィルム123で被覆されるものであってもよい。
【0015】
一方、図1、図4に示すように、鉄筋コンクリート建造物Xの壁体X1と柱体X3間の間隙d2にスリット緩衝材11を介装し、上記壁体X1と柱体X3間を水平方向に連結する鉄筋アンカー121の壁体X1側の一端部(又は、図示してないが、壁体X1側と柱体X3側の両端部)に円柱状クッション122″を配設すると共に、上記鉄筋アンカー121の壁体X1側を可撓性フィルム123で被覆して、水平方向の補強部12−2が形成される。
【0016】
上述の如く、壁体X1と柱体X3間の水平方向に補強部12−2を形成しておけば、図5に示す如く、地震等により壁体X1が横揺れを起し、壁体X1側が柱体X3に矢印xだけ移動した場合に、可撓性フィルム123で被覆された鉄筋アンカー121は、相対的に壁体X1側へ矢印x′だけ進入することにより、円柱状クッション122″が弾発的に圧縮され、ここで壁体X1と柱体X3間の横揺れ衝撃振動が吸収され、緩和されるものである。
【0017】
尚、上記壁体X1と柱体X3間を連結する鉄筋アンカー121も、上述の如く、可撓性フィルム123でその一部が被覆されるものでもよいが、全部が可撓性フィルム123で被覆されるものであってもよい。
【0018】
鉄筋アンカー121は、鉄、ステンレス又はプラスチック等から成る丸棒、角棒等が、さらには、それを防錆加工したもの等が使用される。
スリット緩衝材11及びクッション材122(円筒状クッション122′及び円柱状クッション122″)は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系プラスチックから成る独立発泡体樹脂が好適に使用される。
【0019】
又、鉄筋アンカー121を被覆する可撓性フィルム123は、耐摩耗性、耐薬品性に優れたポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックから成るものが使用され、鉄筋アンカー121に収縮密着させた状態で、或いは、鉄筋アンカー121を袋状に包み込んだ状態で、壁体のコンクリートと鉄筋アンカー121との絶縁を図っている。
【0020】
上述の如く、本発明は、壁体と梁体間、壁体と柱体間を鉄筋アンカーで連結することによって、壁体部が面外方向には揺動できないように拘束すると共に、鉄筋アンカーにクッション材を添設し、可撓性フィルムを被覆することによって、鉄筋アンカーが面内方向では壁体に追従して変形又は移動できるようにして、所期の目的を達成するようにしたものである。
【0021】
図4に示す補強部においては、鉄筋アンカー121運搬時における作業者の安全、又、施工後におけるクッション材122の保護等を目的として、図6に示すように、クッション材122及び鉄筋アンカー121の一端部を被覆する保護キャップ124を配設してもよい。
保護キャップ124は、その内部で鉄筋アンカー121が移動し、クッション材122が圧縮されることができるように、定形性を有する適宜プラスチックから成る有底又は無底筒状体としてある。
【0022】
本発明によれば、地震等で鉄筋コンクリート建造物に水平方向の振動が生じても、壁体と梁体間及び壁体と柱体間に介在するスリット緩衝材や、クッション材が添設され、可撓性フィルムで被覆された鉄筋アンカーを投錨支軸とする耐震補強部により、横揺れ振動が吸収されて壁体と梁体、壁体間の損傷がなくなり、延いては、鉄筋コンクリート建造物の耐震強度が確保されるという作用効果が得られるものである。
【0023】
さらに、図7に示すような保護キャップ125を採用して、垂直方向又は水平方向の補強部を形成してもよい。保護キャップ125は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の定形性を有する適宜プラスチックから成る有底筒状体であり、適宜位置の内壁面に突出部126を形成してある。
鉄筋アンカー121の先端をこの保護キャップ125の突出部126に当接させることにより、運搬時においては、作業者が鉄筋アンカー121によって負傷するのを防止でき、施工時においては、鉄筋アンカー121及び保護キャップ125の位置決めを容易にできる。
尚、突出部126の突出量は0.5mm程度であり、鉄筋アンカー121が移動した場合に、突出部126を潰して乗り越えることが可能となっている。
【0024】
図8に示す垂直方向の補強部12−3は、鉄筋コンクリート建造物Xの壁体X1と梁体X2間の間隙d1にスリット緩衝材11を介装し、上記壁体X1と梁体X2間を垂直方向に連結する鉄筋アンカー121の連結境界部13をクッション材122の円筒状クッション122′で囲繞すると共に、鉄筋アンカー121の壁体X1側の一端部を保護キャップ125で被覆し、円筒状クッション122′、鉄筋アンカー121、保護キャップ125の外周を可撓性フィルム123で被覆することによって、形成してある。
【0025】
上述の如く、垂直方向の補強部12−3を形成することにより、図9に示す如く、地震等の横揺れにより壁体X1が矢印x方向に横ずれを起しても、壁体X1と梁体X2との間の鉄筋アンカー121は、その連結境界部13に円筒状クッション122′が介在され、可撓性フィルム123に囲繞されていることにより、鉄筋アンカー121がコンクリート面からy方向にずり落ちると共に、円筒状クッション122′と間隙d1の合計厚み範囲内で、鉄筋アンカー121が鈍角θをもって少し屈曲変形するにすぎないので、剪断歪みは小さく、鉄筋アンカー121が切断するという虞れがなくなる。
そして、鉄筋アンカー121の一端部は、保護キャップ125で被覆されているので、保護キャップ125の内壁面に沿って、より滑らかにy方向に移動することができる。
【0026】
一方、図10に示す水平方向の補強部12−4は、鉄筋コンクリート建造物Xの壁体X1と柱体X3間の間隙d2にスリット緩衝材11を介装し、上記壁体X1と柱体X3間を水平方向に連結する鉄筋アンカー121の壁体X1側の一端部(又は、図示してないが、壁体X1側と柱体X3側の両端部)を保護キャップ125で被覆すると共に、鉄筋アンカー121の保護キャップ隣接部14をクッション材122の円筒状クッション122′で囲繞し、鉄筋アンカー121、円筒状クッション122′、保護キャップ125の外周を可撓性フィルム123で被覆することによって、形成してある。
【0027】
上述の如く、水平方向の補強部12−4を形成することにより、図11に示す如く、地震等により壁体X1が横揺れを起し、壁体X1側が柱体X3に矢印xだけ移動した場合に、可撓性フィルム123で被覆された鉄筋アンカー121は、相対的に壁体X1側へ矢印x′だけ進入することになり、鉄筋アンカー121の一端部が保護キャップ125内の空間部を移動することにより、円柱状クッション122′は保護キャップ125によって弾発的に圧縮され、ここで壁体X1と柱体X3間の横揺れ衝撃振動が吸収され、緩和される。
そして、鉄筋アンカー121の一端部は、保護キャップ125で被覆されているので、保護キャップ125の内壁面に沿って、より滑らかにx方向に移動することができる。
【0028】
以上の如く、保護キャップ125を鉄筋アンカー121の一端部に被覆することにより、地震等により壁体X1が横揺れを起した場合の鉄筋アンカー121の挙動がより滑らかとなり、横揺れ振動がより十分に吸収されて、壁体と梁体、壁体間の損傷がなくなる、という作用効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐震建築構造体を示す概要正面図である。
【図2】本発明における垂直方向の補強部の一実施例を示す断面図である。
【図3】図2に示す垂直方向の補強部の作用を説明する断面図である。
【図4】本発明における水平方向の補強部の一実施例を示す断面図である。
【図5】図4に示す水平方向の補強部の作用を説明する断面図である。
【図6】本発明における水平方向の補強部の他実施例を示す断面図である。
【図7】保護キャップの縦断面図である。
【図8】本発明における垂直方向の補強部の他実施例を示す断面図である。
【図9】図8に示す垂直方向の補強部の作用を説明する断面図である。
【図10】本発明における水平方向の補強部の他実施例を示す断面図である。
【図11】図10に示す水平方向の補強部の作用を説明する断面図である。
【図12】従来における垂直方向の補強部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 耐震建築構造体
11 スリット緩衝材
12 耐震補強部
12−1 垂直方向の補強部
12−2 水平方向の補強部
121 鉄筋アンカー
122 クッション材
122′ 円筒状クッション
122″ 円柱状クッション
123 可撓性フィルム
125 保護キャップ
13 連結境界部
14 保護キャップ隣接部
d(d1,d2) スリット間隙
X 鉄筋コンクリート建造物
X1 壁体
X2 梁体
X3 柱体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an earthquake-resistant building structure that is improved in earthquake resistance in order to prevent damage to a reinforced concrete building due to rolling vibration such as an earthquake.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in order to improve the seismic strength of reinforced concrete buildings, the wall and beam body and the wall and column body are connected by a reinforcing bar anchor, and the wall is parallel to the surface during the earthquake (in-plane direction). ) And a vertical direction (out-of-plane direction), and an earthquake-resistant slit material is interposed in the gap between the wall body and the beam body and the column body, so that the wall body, beam body and column during the earthquake A device that absorbs stress load due to compression, pulling, etc. between bodies is known.
[0003]
For example, as shown in the left diagram of FIG. 12, an earthquake-resistant slit material 61 made of polyethylene foam or the like is interposed in a gap d of about 25 mm between the wall body X ′ and the beam body X ″ of the reinforced concrete building X. At the same time, the wall body X ′ and the beam body X ″ are connected to each other by a reinforcing
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional seismic reinforcement method described above, the reinforcing
[0005]
The present invention has been made to solve such a conventional problem, and even if horizontal vibration is generated in a reinforced concrete structure due to an earthquake or the like, the wall, the beam, and the column are damaged. An object of the present invention is to provide an earthquake-resistant building structure that is not damaged or damaged.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, in order to solve the above problems, in the structure that Retrofit reinforced concrete buildings, walls and Haritai, interposed slits buffer material in the gap between the pillar, wall and Haritai, pillars The present invention is characterized in that a cushioning material is attached to a reinforcing bar anchor that connects between bodies, and the reinforcing bar anchor is covered with a plastic flexible film to form an earthquake-proof reinforcing portion .
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic front view showing an earthquake-resistant building structure of the present invention, FIG. 2 is a cross-sectional view showing an embodiment of a vertical reinforcing portion in the present invention, and FIG. 3 is shown in FIG. FIG. 4 is a side view for explaining the operation of the vertical reinforcing portion, FIG. 4 is a cross-sectional view showing an embodiment of the horizontal reinforcing portion in the present invention, and FIG. 5 is the horizontal reinforcing shown in FIG. FIG. 6 is a cross-sectional view showing another embodiment of the horizontal reinforcing portion in the present invention.
7 is a longitudinal sectional view of the protective cap, FIG. 8 is a sectional view showing another embodiment of the vertical reinforcing portion in the present invention, and FIG. 9 is a vertical reinforcing portion shown in FIG. FIG. 10 is a cross-sectional view illustrating another embodiment of the horizontal reinforcing portion in the present invention, and FIG. 11 illustrates the operation of the horizontal reinforcing portion shown in FIG. It is a side view explaining.
[0008]
As shown in the figure, the present invention provides a structure for seismic reinforcement of a reinforced concrete building X, with a
[0009]
Further, the reinforcing
[0010]
Then, at least a part of the reinforcing
[0011]
According to the present invention, even if horizontal vibration occurs in the reinforced concrete building X due to an earthquake or the like, the
[0012]
【Example】
As shown in FIGS. 1 and 2, the seismic reinforcement structure 1 of the present invention includes a
[0013]
As described above, by forming the vertical reinforcing portion 12-1, as shown in FIG. 3, even if the wall body X1 is laterally displaced in the direction of the arrow x due to a roll such as an earthquake, the wall body X1 and the beam The reinforcing
[0014]
The
[0015]
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 4, a
[0016]
As described above, if the reinforcing portion 12-2 is formed in the horizontal direction between the wall body X1 and the column body X3, the wall body X1 rolls due to an earthquake or the like as shown in FIG. When the side moves to the column body X3 by the arrow x, the reinforcing
[0017]
The reinforcing
[0018]
As the reinforcing
As the
[0019]
The
[0020]
As described above, according to the present invention, the wall body and the beam body, and the wall body and the column body are connected by the reinforcing bar anchor so as to restrain the wall body portion from swinging in the out-of-plane direction. By attaching a cushioning material to and covering with a flexible film, the reinforcing bar anchor can be deformed or moved following the wall body in the in-plane direction to achieve the intended purpose. It is.
[0021]
In the reinforcement part shown in FIG. 4, as shown in FIG. 6, the
The
[0022]
According to the present invention, even if horizontal vibration occurs in a reinforced concrete building due to an earthquake or the like, a slit cushioning material interposed between a wall body and a beam body and between a wall body and a column body, or a cushion material is attached, The seismic reinforcement that uses the reinforced anchors covered with flexible film as the anchoring shaft absorbs the rolling vibration and eliminates the damage between the wall, the beam, and the wall. The effect that seismic strength is ensured is obtained.
[0023]
Further, a
By bringing the tip of the reinforcing
The protruding amount of the protruding
[0024]
The vertical reinforcing portion 12-3 shown in FIG. 8 is provided with a
[0025]
As described above, by forming the vertical reinforcing portion 12-3, as shown in FIG. 9, even if the wall body X1 is laterally displaced in the direction of the arrow x due to a roll such as an earthquake, the wall body X1 and the beam Reinforcing
And since the one end part of the reinforcing
[0026]
On the other hand, the horizontal reinforcing portion 12-4 shown in FIG. 10 has a
[0027]
As described above, by forming the horizontal reinforcing portion 12-4, as shown in FIG. 11, the wall body X1 rolls due to an earthquake or the like, and the wall body X1 side moves to the column body X3 by the arrow x. In this case, the reinforcing
And since the one end part of the reinforcing
[0028]
As described above, by covering the one end portion of the reinforcing
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view showing an earthquake-resistant building structure of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an embodiment of a vertical reinforcing portion in the present invention.
3 is a cross-sectional view for explaining the operation of a vertical reinforcing portion shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an embodiment of a horizontal reinforcing portion in the present invention.
5 is a cross-sectional view illustrating the operation of the horizontal reinforcing portion shown in FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another embodiment of the horizontal reinforcing portion in the present invention.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of a protective cap.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing another embodiment of the vertical reinforcing portion in the present invention.
9 is a cross-sectional view illustrating the operation of the vertical reinforcing portion shown in FIG.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing another embodiment of the horizontal reinforcing portion in the present invention.
11 is a cross-sectional view illustrating the operation of the horizontal reinforcing portion shown in FIG.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a conventional vertical reinforcing portion.
[Explanation of symbols]
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