JP3916354B2 - SEMICONDUCTOR DEVICE, ITS MANUFACTURING METHOD, AND MODULE MOUNTED WITH SEMICONDUCTOR DEVICE - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子を備えた半導体装置およびその製造方法、ならびに半導体装置が実装されたモジュールに関する。特に、半導体素子を保護し、外部装置と半導体素子との電気的な接続を確保する半導体装置およびその製造方法、ならびに半導体装置が実装されたモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型化および高機能化のために、半導体装置の小型化や動作速度の高速化とともに、実装密度の向上や実装作業の迅速性向上に対する要求が高まっている。これらの要求に対応するため、種々のパッケージ形態が開発されている。たとえば、メモリー用パッケージとしてはLOC(リード・オン・チップ)あるいはSON(スモール・アウトライン・ノンリード)、あるいはTABテープを利用したμBGA(マイクロ・ボール・グリッド・アレイ、特表平06−504408号公報参照)等のパッケージ形態が開発されている。
【0003】
以下、図7を参照しながら従来のμBGAを用いた半導体装置(以下、「μBGA」という。)およびその製造方法を説明する。
【0004】
図6は、従来のμBGA100の断面を模式的に示している。μBGA100は、半導体集積回路部を内蔵した半導体素子(または半導体チップ)101と、半導体素子101の主面上に形成された低弾性率層108と、低弾性率層108上に形成された柔軟性シート状素子103とを有している。
【0005】
柔軟性シート状素子103上には、金属配線104が形成されており、金属配線104には、外部機器に電気的に接続可能な外部電極105が電気的に接続されている。外部電極105は、金属配線104から伸長された部分リード107を介して、半導体素子101の主面に形成された素子電極102に電気的に接続されている。外部電極105には金属ボール109が接合されており、柔軟性シート状素子103上のうち外部電極105が形成された領域以外はソルダーレジスト層106によって被覆されている。金属ボール109が実装基板111の金属配線層112に接合されることによって、μBGA100が実装されたモジュールが作製される。
【0006】
次に、従来のμBGA100の製造方法を説明する。
【0007】
まず、半導体素子101を用意し、その後、低弾性率層108を介して半導体素子101に柔軟性シート状素子103を接合する。低弾性率層103は、絶縁材料から形成されており、接着機能を有している。なお、柔軟性シート状素子103として、金属配線104、外部電極105、および部分リード107が予め形成され、さらにソルダーレジスト層106によって被覆されたものが使用される。
【0008】
次に、柔軟性シート状素子103上の外部電極105と、半導体素子101の主面上の素子電極102とを部分リード107によって電気的に接続する。この接続は、「TAB」(テープ・オートメイテッド・ボンディング)作業で通常用いられる従来の熱圧着、または超音波ボンディング技術を用いて行われる。次に、外部電極105に、はんだ等から形成された金属ボールを接合する。
【0009】
このようにして製造したμBGA100を実装基板111に実装すると、モジュールが得られる。μBGA100の実装は、外部電極105上の金属ボール109を実装基板111上の金属配線層112に接合することによって行われる。なお、金属配線層112の上には、ソルダーレジスト層113が形成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のμBGA100には、半導体素子101と実装基板111との間の熱抵抗が高いという問題がある。その理由は、μBGA100の構成では、半導体素子101で発生した熱を実装基板111に放散させることができないからである。また、半導体素子101と実装基板111との間の熱抵抗を低くするために、半導体素子101の裏面に放熱板を形成する手法を採用すること可能であるが、この手法では、材料費および組立費用が上昇することになる。
【0011】
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、放熱性を向上させた半導体装置およびその製造方法、ならびに半導体装置が実装されたモジュールを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による半導体装置は、素子電極が配列された第1領域と前記第1領域以外の第2領域とを含む主面を有する半導体素子と、前記主面上に形成され、前記素子電極を露出する第1開口部と前記第2領域の一部を露出する第2開口部とを有する第1絶縁層と、前記主面上に形成され、前記第1絶縁層および前記第2領域の前記一部を覆い、且つ前記素子電極を露出する第3開口部を有する第2絶縁層と、前記第2開口部内に位置する第2絶縁層の上に形成されたヒートスプレッダと、前記第2絶縁層上に形成され、前記第3開口部内において前記素子電極と電気的に接続された配線と、前記第2絶縁層上に形成され、前記配線に電気的に接続された外部電極とを備え、これによって上記目的を達成する。
【0013】
前記外部電極および前記ヒートスプレッダに接合された金属ボールをさらに備えることが好ましい。
【0014】
前記配線および前記ヒートスプレッダを覆い、且つ前記金属ボールの一部を露出させるソルダーレジスト層をさらに備えることが好ましい。
【0015】
ある実施形態においては、前記素子電極上にバリアメタル層をさらに有し、前記第3開口部は、前記バリアメタル層の上面の中央部を露出させており、前記バリアメタル層は、前記第3開口部内において前記配線に電気的に接続されている。
【0016】
本発明によるモジュールは、実装基板と、前記実装基板上に実装された上記半導体装置とを有するモジュールであって、前記実装基板は、放熱層を有しており、前記半導体装置の前記ヒートスプレッダと前記実装基板の前記放熱層とは、前記金属ボールを介して互いに接合されている。
【0017】
本発明による半導体装置の製造方法は、素子電極が配列された第1領域と前記第1領域以外の第2領域とを含む主面を有する半導体素子を用意する工程と、前記素子電極を露出する第1開口部と前記第2領域の一部を露出する第2開口部とを有する第1絶縁層を前記主面上に形成する工程と、前記第1絶縁層および前記第2領域の前記一部を覆い、且つ前記素子電極を露出する第3開口部を有する第2絶縁層を前記主面上に形成する工程と、前記第2開口部内に位置する第2絶縁層上にヒートスプレッダを形成する工程と、前記第3開口部内において前記素子電極に電気的に接続される配線を前記第2絶縁層上に形成する工程と、前記配線に電気的に接続される外部端子を前記第2絶縁層上に形成する工程とを包含する。
【0018】
前記第1開口部および前記第2開口部を同一工程によって形成することが好ましい。
【0019】
前記ヒートスプレッダおよび前記配線を同一工程によって形成することが好ましい。
【0020】
ある実施形態では、第2絶縁層を形成する工程の前までに、前記素子電極上にバリアメタル層を形成する工程をさらに包含し、前記バリアメタル層の上面の中央部を露出するように前記第3開口部を形成し、前記第3開口部内に露出した前記バリアメタル層に電気的に接続するように前記配線を形成する。
【0021】
前記外部電極および前記ヒートスプレッダに金属ボールを接合する工程をさらに包含することが好ましい。
【0022】
前記金属ボールを接合する工程の前に、前記金属ボールが接合される領域を露出する第4開口部を有するソルダーレジスト層を前記第2絶縁層上に形成する工程をさらに包含することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。以下の図面においては、簡単さのために、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
(実施形態1)
図1から図3を参照しながら、本発明による第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態にかかる半導体装置10を模式的に示しており、半導体装置10の内部構造を説明するために一部を切り欠いて示している。図2は、半導体装置10が実装されたモジュールの断面を模式的に示しており、図3は、図2の一部を拡大して示している。
【0024】
本実施形態の半導体装置10は、半導体素子21と、半導体素子21の主面11上に形成された第1絶縁層26および第2絶縁層27と、第2絶縁層27上に形成されたヒートスプレッダ30および外部電極31とを備えている。半導体素子21の主面11に配列された素子電極22と、外部電極31とは配線29によって電気的に接続されている。外部電極31およびヒートスプレッダ30には、金属ボール40が接合されており、第2絶縁層27上には、金属ボール40の一部を露出させるソルダーレジスト層32が形成されている。
【0025】
半導体素子21は、例えば半導体チップであり、トランジスタ等を含む半導体集積回路部(不図示)を備えており、半導体集積回路部には素子電極22が電気的に接続されている。半導体集積回路部を保護するために半導体素子21の主面11にはパッシベーション膜15が形成されていることが好ましい。
【0026】
半導体素子21の主面11は、素子電極22が配列された第1領域12と、第1領域12以外の第2領域13とを含んでいる。本明細書において、素子電極22が配列された第1領域を「素子電極形成領域」と呼ぶこととする。本実施形態では、半導体素子21の主面11の外周部に素子電極形成領域12が設けられている。
【0027】
なお、本実施形態では半導体素子21として半導体チップを用いているが、半導体チップに分離する前の半導体ウェハを用いてもよい。また、素子電極形成領域12は、半導体チップの主面11の外周部の全ての辺に設けられている必要はない。また、素子電極形成領域21を主面10の外周部に設けずに、例えば主面10の中央部に設けることも可能である。
【0028】
素子電極22上には、バリアメタル層23が形成されていることが好ましい。バリアメタル層23は、例えば耐メッキ液性を有しており、例えばメッキ工程の際に素子電極22をメッキ液に溶解させないように機能する。例えばアルカリ耐性を有するNiからなるバリアメタル層は、例えばアルカリ可溶のAlから形成された素子電極を保護することができる。バリアメタル層を構成する材料としては、Niの他に、Pd、Au、Cu、Ag、Pt等を用いることができる。耐メッキ液性の観点から、バリアメタル層23の高さは、例えば3〜7μm程度、好ましくは5μm程度にする。
【0029】
製造工程中に用いられるメッキ液から素子電極22を保護するため、バリアメタル層23の中央部(バリアメタル層23がバンプ状に形成されているときには頂上部)を配線29に接触させる構造にすることが好ましい。さらに、パッシベーション膜15が素子電極22の上面の周辺部を覆うように形成し、バリアメタル層23がパッシベーション膜16の上面を覆うように形成した構造にすることがより好ましい。
【0030】
半導体素子21の主面11上には、第1絶縁層24が形成されている。第1絶縁層24は、素子電極22(またはバリアメタル層23)を露出する第1開口部25と、第2領域13の一部13aを露出する第2開口部26とを有する。本実施形態では、素子電極形成領域12全体を露出させるように第1開口部25が形成されている。配線29の断線防止の観点より、第1開口部25を規定する側面と第1絶縁層24の上面とが鈍角(例えば、100〜150度程度)をなすように第1開口部25が形成されていることが好ましい。
【0031】
第2開口部26は、半導体素子21から発生した熱の伝導が第1絶縁層24によって妨げられないようにするために形成されている。例えば、半導体素子21と配線29との間に高い絶縁性が要求される場合や、半導体素子21と配線29との間に生じる熱応力の緩和が要求される場合には、第1絶縁層24を厚く形成することが多い。第1絶縁層24を厚く形成したときでも、第2開口部26によって、半導体素子21の主面の一部13aを第1絶縁層24から露出させることができるため、第2開口部26によって、第1絶縁層24が熱伝導の障害とならないようにすることができる。本明細書において、第2開口部を「放熱キャビティ」と呼ぶこととする。
【0032】
放熱キャビティ26は、半導体素子21の放熱性を高める目的のために、半導体素子21の主面11に位置する熱発生部(例えば、半導体集積回路部)をできるだけ露出するように形成されていることが好ましい。熱発生部全部を露出するように形成されていることがより好適である。放熱キャビティ26の面積が大きくなると、第2絶縁層27を介して接触するヒートスプレッダ30との接触面積を大きくすることができるため、半導体素子21で発生した熱を効率良くヒートスプレッダ30に伝えることができる。なお、半導体素子21の主面11に位置する熱発生部の一部を露出するようにヒートスプレッダ30を形成した場合でも、従来の構成よりも放熱性を向上させることができる。
【0033】
本実施形態では、放熱キャビティ26は、半導体素子21の熱発生部全体ができるだけ露出するように、主面中央部の一部13aを露出させている。放熱キャビティ26の形状・寸法などは、使用条件に応じて適宜設定すればよいが、本実施形態では、半導体チップ21の寸法が10mm×10mmのとき、主面11の中央部に約7mm×7mmの正方形の放熱キャビティ26が形成されている。また、ソルダーレジスト層32の均一塗布性の観点から、放熱キャビティ26を規定する側面と第1絶縁層24の上面とが鈍角(例えば、100〜150度程度)をなすように放熱キャビティ26が形成されている。
【0034】
第1絶縁層24は、絶縁性を有する材料から構成されており、例えば、エステル結合型ポリイミドやアクリレート系エポキシ等の高分子材料から構成されている。第1絶縁層24の厚さは、典型的には第2絶縁層27の厚さよりも大きく、例えば5〜150μm程度の範囲内、応力吸収および半導体装置の実装高さの観点から100μm程度であることが好ましい。放熱キャビティ26が形成されているため、半導体素子21の放熱性を劣化させることなく、第1絶縁層24を厚く形成することができる。
【0035】
第1絶縁層24上には、第2絶縁層27が形成されている。具体的には、第1絶縁層24は、第1絶縁層24および第2領域の一部13aを覆うように主面11上に形成されいる。第1絶縁層24は、素子電極22(またはバリアメタル層23)と電気的な接触をとるための第3開口部28を有している。耐メッキ液性の観点から、素子電極22上にバリアメタル層23を形成し、バリアメタル層23の中央部を露出させるように第3開口部28を形成することが好ましい。また、配線29の断線を防止するために、第3開口部28を規定する側面と第2絶縁層21の上面とが鈍角(例えば、100〜140度程度)をなすように第2開口部26は形成されていることが望ましい。第2絶縁層24の厚さは、例えば5〜30μm程度の範囲内であり、20μm程度であることが好ましい。
【0036】
第2絶縁層27は、第1絶縁層26と同様に、絶縁性を有する材料から構成されており、例えば、エステル結合型ポリイミドやアクリレート系エポキシ等の高分子材料から構成されている。なお、第1絶縁層24および第2絶縁層27のいずれか一方または両方は、絶縁性の弾性材料から構成されていることが好ましい。低弾性率材料(弾性率が例えば2000kg/mm2以下の材料)から構成した場合、半導体装置10を実装した実装基板51と半導体素子21との間に熱膨張係数の違いに起因して発生する熱応力を、第1絶縁層24および/または第2絶縁層27によって効果的に防止・抑制することが可能となるからである。低弾性率材料として、例えば、エステル結合型ポリイミドやアクリレート系エポキシ等の高分子材料を用いることができる。第2絶縁層27は、第1絶縁層24と同一の材料から構成されていてもよいし、異なる材料から構成されていてもよい。同一材料から構成されている場合には、第1絶縁層24と第2絶縁層27との界面に熱応力が発生することを防止することができる。
【0037】
第2絶縁層27の上には、配線29が形成されており、第2絶縁層27上のうち放熱キャビティ26内に位置する第2絶縁層27の上には、ヒートスプレッダ30が形成されている。ヒートスプレッダ30は、放熱面を拡大することによって、半導体素子21で発生した熱を放散させる機能を有する。ヒートスプレッダ30は、熱伝導率の高い材料から構成されており、例えば金属材料から構成されている。本実施形態では、配線29と同一の材料(例えば、銅)から構成されている。ヒートスプレッダ30の厚さは、例えば、配線29と同じ厚さにすることができる。
【0038】
ヒートスプレッダ30は、放熱キャビティ26内の第2絶縁層27上に形成されているので、放熱キャビティ26内に露出した主面の一部13a上に位置する第2絶縁層27の上に配置されている。それゆえ、第2絶縁層27を介して主面11の一部13aに接触しているため、半導体素子21で発生した熱を効率良く放散させることができる。半導体素子21で発生した熱をヒートスプレッダ30に効率よく伝導させるために、放熱キャビティ26内に位置する第2絶縁層27の厚さは、薄い方が好ましく、典型的には第1絶縁層24の厚さよりも薄い方が好ましい。第1絶縁層24の厚さが例えば100μm程度のとき、放熱キャビティ26内の第2絶縁層27の厚さは、例えば5〜30μm程度、放熱性の観点から5μm程度であることが好ましい。
【0039】
半導体素子21の放熱性を向上させるために、第2絶縁層27を介して熱発生部を含む主面11に接触して熱をとるための面積が大きくなるように、ヒートスプレッダ30が形成されていることが好ましい。また、放熱する面積も広い方が好ましいため、放熱キャビティ26内に位置する第2絶縁層27の上だけでなく、第1絶縁層24上に位置する第2絶縁層27の上にもヒートスプレッダ30は形成され得る。なお、放熱キャビティ26内の第2絶縁層27上の全部でなく、一部だけに形成されていても、従来の構成よりも半導体素子21の放熱性を向上させることができる。ヒートスプレッダ30の形状・寸法・厚さなどは、使用条件に応じて適宜設定すればよいが、本実施形態では、半導体チップ21の寸法が10mm×10mmのとき、主面11の中央部に約8mm×8mmの正方形のヒートスプレッダ30(厚さ:15μm程度)が形成されている。
【0040】
第2絶縁層27に形成された配線29は、第3開口部28内において素子電極22に電気的に接続されており、配線29には、外部機器に電気的に接続可能な外部電極31が電気的に接続されている。配線29は、例えば銅から形成されている。配線29の一部として外部電極31は形成されていてもよい。本実施形態では、外部電極31は配線29の一部として形成されている。
【0041】
外部電極31上およびヒートスプレッダの一部(接合部)30aには、外部電極端子として機能する金属ボール34が接合されていることが好ましい。金属ボール40は、例えば、半田、半田メッキされた銅、ニッケル等から構成されている。
【0042】
外部電極31に金属ボール34が接合されていると、簡便なプロセスで迅速に、金属ボール34を介して外部電極31と実装基板51の金属配線層52とを電気的に接続することができる。また、ヒートスプレッダ30の接合部30aに金属ボール34が接合されていると、金属ボール34を介してヒートスプレッダ30とを実装基板51と接続することができ、金属ボール34を介してヒートスプレッダ30の熱を実装基板51に放散させることができる。さらに、ヒートスプレッダ30の接合部30aが外部電極31と同じ高さ位置になるように配置された場合には、金属ボール34の高さを揃えることができ、その結果、実装作業を簡便に行うことができる。
【0043】
第2絶縁層26上のうち金属ボール34が位置する領域を除く部分には、配線29およびヒートスプレッダ30を覆うように、ソルダーレジスト層32が形成されていることが好ましい。すなわち、配線29およびヒートスプレッダ30を覆い、かつ金属ボール34の一部を露出させるソルダーレジスト層32が形成されていることが好ましい。ソルダーレジスト層32によって、金属ボール34の半田によって生じる所望でない配線29の電気的短絡を防止することができる。また、配線29と実装基板51との所望でない電気的接触を防止することができる。なお、ソルダーレジスト層54は主面全面に形成されている必要はなく、ヒートスプレッダ30を空気に接触させて放熱性を向上させる目的で、ヒートスプレッダ30の少なくとも一部が露出するようにソルダーレジスト層54を形成してもよい。
【0044】
本実施形態の半導体装置10が実装される実装基板51は、金属配線層52に加えて、放熱層53を有していることが好ましい。放熱層53は、熱伝導率の高い材料から構成されており、例えば金属材料から構成されている。放熱層53は、金属配線層52と同一の材料から同一工程によって形成することも可能であり、放熱層53の厚さは、金属配線層52の厚さと同じにすることができる。実装基板51の上面のうち金属ボール34が接合されない領域には、ソルダーレジスト層54が形成されていることが好ましい。ソルダーレジスト層54によって、配線29と実装基板51との所望でない電気的接触を防止することができる。
【0045】
また、実装基板51の放熱層53をグラウンド層と接続することによって、多数の金属ボール34を介して放熱層53に接合されたヒートスプレッダ30を低インピーダンスのグラウンドプレーンとして機能させることができる。このため、グラウンドに接続される必要がある素子電極22をヒートスプレッダ30に最短距離で接続すると、少数の金属ボールを経由して独立配線で実装基板51のグラウンド層に素子電極22を接続したときと比較して、素子電極22と実装基板51のグラウンド層との間のインピーダンスを下げることができ、半導体素子21を良好に動作させることが可能となる。本実施形態では、図1に示すように、グラウンドに接続される必要がある素子電極22が配線29を介してヒートスプレッダ30に電気的に接続された構成を採用している。
【0046】
本実施形態の半導体装置10は、放熱キャビティ26内に位置する第2絶縁層29の上に形成されたヒートスプレッダ30を備えているので、半導体素子21から発生した熱をヒートスプレッダ30によって放散させることができる。このため、半導体装置の放熱性を向上させることができ、半導体素子21と実装基板51との間の熱抵抗を低くした半導体装置を提供することができる。
【0047】
また、放熱層53を有する実装基板51に半導体装置10が実装されたモジュールでは、ヒートスプレッダ30と実装基板51の放熱層53とが金属ボール34を介して互いに接合されているので、ヒートスプレッダ30および金属ボール34を介して半導体素子21から発生する熱を放熱層53に放散させることができる。このため、従来のμBGA100が実装されたモジュールよりも放熱性を向上させることができる。
【0048】
なお、本実施形態で例示した素子電極22の配置、半導体集積回路部の配置、放熱キャビティ30の配置などに本発明は制限されない。ただし、半導体素子21の周辺部に素子電極22が配列され、半導体素子21の中央部に半導体集積回路部が配置されている場合には、本実施形態で例示したように、半導体素子21の中央部上に放熱キャビティ30が配置されるように構成することが放熱性を向上させる上で好ましい。
(実施形態2)
次に、図4(a)〜(e)および図5(a)〜(d)を参照しながら、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明する。なお、図4および図5においては、半導体素子21の半分を省略して示している。
【0049】
まず、素子電極22が配列された第1領域(素子電極形成領域)12と第1領域以外の第2領域13とを含む主面11を有する半導体素子(半導体チップ)21を用意する。なお、半導体素子21の主面11のうち素子電極形成領域12以外の部分は、パッシベーション15によって覆われていることが好ましい。この場合、耐メッキ液性の観点から、素子電極22の上面の周辺部を覆うようにパッシベーション15を形成することが望ましい。
【0050】
次に、図4(a)に示すように、素子電極22上にバリアメタル層23を形成した後、素子電極22(またはバリアメタル層23)を露出する第1開口部25と第2領域の一部13aを露出する放熱キャビティ26とを有する第1絶縁層24を主面11上に形成する。
【0051】
素子電極22上のバリアメタル層23は、例えばバンプ状(突起状)に形成する。素子電極22が例えばAlからなるときには、例えば無電解めっき法を用いてアルカリ耐性を有するNi膜からバリアメタル層23を形成する。バリアメタル層23の高さは、耐メッキ液性の観点から、例えば3〜10μm程度、好ましくは5μm程度にする。また、バリアメタル層23の形成は、メッキ液の侵入防止の観点から、パッシベーション15の上面を覆うように行うことが好ましい。なお、バリアメタル層23の形成は、半導体素子21の主面11上に第1絶縁層24を形成した後に行ってもよい。
【0052】
第1絶縁層24の厚さは、例えば5μm〜150μm程度、好ましくは100μm程度にする。第1絶縁層24の形成は、例えば、半導体素子21の主面11上に感光性絶縁材料を塗布した後、乾燥し、次いで露光・現像することによって行う。すなわち、感光性絶縁材料をパターニングすることによって実行する。パターニングにより同一工程にて、第1開口部25および第2開口部26を形成することができる。第1開口部25および第2開口部26を形成する場合、露光工程において平行光ではなく例えば拡散光(散乱光を含む)を使用することが好ましい。拡散光を使用することによって、開口部の側面と第1絶縁層24の上面とが鈍角(例えば、100〜140度程度)をなすように、第1開口部25および第2開口部26を形成することができる。
【0053】
第1絶縁層24を形成するための感光性絶縁材料としては、例えばエステル結合型ポリイミドやアクリレート系エポキシ等の高分子材料を用いることができ、絶縁性を有する材料であれば特に限定されない。なお、感光性絶縁材料は液状である必要はなく、予めフィルム状に形成された材料を用いてもよい。この場合、フィルム状の感光性絶縁材料を半導体素子21の主面11上に貼りあわせた後に、露光と現像とを順次行って絶縁材料に第1開口部25および第2開口部26を形成することができる。また、感光性を有していない絶縁材料を用いることも可能である。この場合、例えば、レーザーやプラズマを用いる機械的な加工、またはエッチングなどの化学的な加工やマスク版を使用した印刷塗布によって第1開口部24および第2開口部26を形成すればよい。
【0054】
次に、図4(b)に示すように、第1絶縁層24および第2領域の一部13aを覆うように、バリアメタル層23を露出する第3開口部28を有する第2絶縁層27を主面11上に形成する。第2絶縁層27の形成は、第1絶縁層24を形成する工程と同様の工程によって行えばよい。すなわち、感光性絶縁材料を塗布した後、感光性絶縁材料をパターニングすればよい。
【0055】
第3開口部28の形成は、バリアメタル層23の中央部(頂上部)を選択的に露出させるように実行することが好ましい。このようにして第3開口部28を形成すれば、この工程の後に行われるメッキ工程において素子電極22をメッキ液から保護することができるからである。また、バリアメタル層23に電気的に接続される配線の断線を防止する観点から、第3開口部28を規定する側面と第2絶縁層27の上面とが鈍角(例えば、100〜140度程度)をなすように第3開口部28を形成することが好ましい。
【0056】
半導体素子21から発生する熱を効果的にヒートスプレッダ30に伝導させるために、第2絶縁層27の厚さは、例えば5〜30μm程度、好ましくは20μm程度にする。なお、第2絶縁層27の形成には、第1絶縁層24と同じ絶縁材料を用いてもよいし、異なる絶縁材料を用いてもよい。
【0057】
次に、図4(c)に示すように、第2絶縁層27およびバリアメタル層23の上に薄膜金属層36を形成する。薄膜金属層36の形成は次のようにして行う。
【0058】
まず、例えばO2によるプラズマ処理を行い、それによって第2絶縁層27の表面を粗面化する。第2絶縁層27の粗面化処理は、いわゆるアンカー効果によって第2絶縁層27と薄膜金属層36との密着性を向上させるために行う。本実施形態では、O2によるプラズマ処理を行っているが、プラズマ処理に用いる気体は第2絶縁層27を適度に粗面化できる気体であればよい。例えば、O2に代えてAr等を用いてもよい。また、プラズマ処理を行う代わりに、例えば過マンガン酸カリウムや硫酸等の溶液を用いるウエットエッチング処理を行ってもよい。
【0059】
次に、無電解めっきの前処理であるキャタリスト・アクセラレータ処理を行い、それによって第2絶縁層27の表面に無電解めっきの触媒となるPd金属核を析出させる。その後、Pd金属核が析出した第2絶縁層27にアルカリ性無電解Cuめっきを行うことによって、Cuからなる薄膜金属層36を堆積する。薄膜金属層36の厚さは、0.2μm〜2.0μm程度の範囲内であることが好ましい。後工程の電解Cuめっきのシード層として機能させる観点から0.2μm程度以上あることが好ましく、無電解Cuめっき処理に要する時間および後工程のCuエッチング性の観点から2.0μm程度以下であることが好ましいからである。本実施形態では、薄膜金属層36の厚さは0.5μm程度にしている。
【0060】
本実施形態では、バリアメタル層23は耐アルカリ性を有するNiから構成しているので、アルカリ性無電解Cuめっきの際に、バリアメタル層23がメッキ液に溶解することはない。また、バリアメタル層23は、中央部(頂上部)だけを第2絶縁層21から露出させているので、バリアメタル層23と素子電極22との界面にメッキ液が入り込むことがなく、それゆえアルカリ可溶のAlからなる素子電極22がメッキ液によって溶解されることがない。従って、バリアメタル層23を覆うように第2絶縁層27上に薄膜金属層36を堆積することができるため、薄膜金属層36の形成と共に、薄膜金属層36とバリアメタル層23との接合を行うことができる。
【0061】
なお、薄膜金属層36の形成は、例えばTi膜(厚さ:例えば0.2μm程度)を堆積した後、Ti膜の上にCu膜(厚さ:0.5μm程度)を堆積することによって行ってもよい。薄膜金属層13は、無電解めっき法の他、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法を用いて形成することも可能である。
【0062】
次に、図4(d)に示すように、薄膜金属層36の上にメッキレジスト37を形成した後、薄膜金属層36上のうちメッキレジスト37の形成されている部分を除く領域に厚膜金属層38を形成する。
【0063】
メッキレジスト37の形成は、薄膜金属層36上にポジ型感光性レジストを塗布した後、このレジストのうち仕上げ製品の所望のパターン部の部分を分解し、次いで所望のパターン部を除去することによって行う。電解Cuめっき厚を例えば5μm〜15μmにするために、メッキレジスト37の厚さは例えば20μm程度にする。なお、ポジ型感光性レジストに代えて、ネガ型感光性レジストを用いてメッキレジスト膜14aを形成してもよい。厚膜金属層38の形成は、例えば電解めっき法を用いて行う。厚膜金属層38の厚さは、配線抵抗の観点から、例えば5μm〜15μmの範囲内、好ましくは10μm程度にする。
【0064】
次に、図4(e)に示すように、メッキレジスト37を分解して除去する。
【0065】
次に、図5(a)に示すように、薄膜金属層36および厚膜金属層38を選択的に除去することによって、配線29およびヒートスプレッダ30を同一工程で形成する。配線29およびヒートスプレッダ30の形成は次のようにして行われる。
【0066】
まず、薄膜金属層36および厚膜金属層38を溶解できるCuエッチング液(例えば、塩化第二銅溶液)を用いて全面エッチングをし、それによって厚膜金属層38よりも厚さの薄い薄膜金属層36を先行して除去する。その後、例えばO2によるプラズマ処理により第2絶縁層27の表面をドライエッチングし、次いで例えば希塩酸を用いてウエットエッチングを行う。このようにして第2絶縁層21の表面に残存するPd金属核を除去すると、所望のパターンを有する配線29とヒートスプレッダ30とが得られる。
【0067】
なお、本実施形態では、Cuエッチング液として塩化第二銅溶液を用いているが、塩化第二銅溶液に代えて、塩化第二鉄溶液、過酸化水素硫酸系のCuエッチング液、またはアルカリ性のCuエッチング液を用いてもよい。また、メッキレジスト37を除去した後に、フォトリソグラフィ技術を用いて所望のパターン形状を有するエッチングレジスト膜を形成し、このエッチングレジスト膜によって厚膜金属層38を保護してもよい。
【0068】
次に、図5(b)に示すように、ソルダーレジスト層32を第2絶縁膜22の上に形成する。ソルダーレジスト層32は、例えば、ソルダーレジスト層を第2配線パターン33および第2絶縁膜の上に堆積した後、第2金属配線層33のランド32の少なくとも一部を露出する第4開口部29を形成すればよい。ソルダーレジスト層32を形成することによって、コンタクト部30と金属配線31を溶融したはんだから保護することができる。
【0069】
次に、図5(c)に示すように、開口部33に露出している外部電極31および接合部30aの上にバリアメタル層39を形成する。バリアメタル層39は、例えば、Ni層(厚さ:5μm程度)とAu層(厚み:0.05μm程度)と構成されており、各層は例えば無電解めっきによって形成される。
【0070】
最後に、図5(d)に示すように、例えば、はんだ、はんだめっきされた銅、ニッケル等からなる金属ボール34をバリアメタル層39上に載置し、次いで、金属ボール34とバリアメタル層39とを溶融結合する。
【0071】
このようにして、実施形態1にかかる半導体装置10を得ることができる。得られた半導体装置10を実装基板51に実装すれば、モジュールが作製される。半導体装置10が実装される実装基板51には、放熱層53が形成されていることが好ましく、製造工程の簡略化を図って製造コストを低減させるために、金属配線層52と同一の材料を用いて同一工程で放熱層53を形成することが望ましい。
【0072】
本実施形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、第2開口部内に位置する第2絶縁層上にヒートスプレッダを形成するため、半導体素子の裏面に放熱板を形成する工程を別途実行しなくとも、放熱性を向上させた半導体装置を提供することができる。
【0073】
また、第1開口部25と第2開口部26とを同一工程により形成することによって、製造工程の簡略化を図ることができ、さらに、ヒートスプレッダ30および配線29を同一工程により形成することによっても、製造工程の簡略化を図ることができる。また、素子電極上にバリアメタル層を形成した後、バリアメタル層の上面の中央部を露出する第3開口部を有する第2絶縁層を形成した場合、素子電極22と配線29との電気的接続を配線29の形成と共に実行することもできるため、製造工程の簡略化を図ることができる。その結果、製造コストを低減させることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では薄膜金属層36および厚膜金属層38を構成する材料としてCuを使用したが、これに代えてCr、W、Ti/Cu、Ni等を使用してもよい。また、薄膜金属層36と厚膜金属層38とをそれぞれ異なる金属材料により構成しておき、図5(a)に示すような最終的なエッチング工程では薄膜金属層36のみを選択的にエッチングするエッチャントを用いてもよい。
【0074】
上記実施形態では、金属ボール34を設けたが、これに代えて上に突起電極を設けてもよい。突起電極として、例えば、はんだクリームを外部電極31および接合部30a上に印刷、溶融することによって形成されたはんだバンプ、溶融はんだ内にディップすることによって形成されたはんだバンプ、無電解めっきによって形成されたニッケル/金バンプなどを設けることができる。突起電極は、導電性を有し、かつソルダーレジスト層32から突出していればよい。突起電極を設けることによって、金属ボール34を順次搭載する手間の掛かる工程とが不要となるため、低コストの半導体装置を実現することができる。
【0075】
また、外部電極31を外部電極端子として機能させるランド・グリッド・アレイ(LGA)型の構成を採用してもよい。LGA型の構成を採用した半導体装置を配線基板上に実装する際には、配線基板の接続端子の上にはんだクリームを塗布した後リフローさせるなどの方法によって、外部電極31と実装基板51上の金属配線層52との電気的な接続を容易に行なうことができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明による半導体装置によれば、半導体素子の主面の一部を露出する第2開口部内に位置する第2絶縁層の上に形成されたヒートスプレッダを備えているので、第1絶縁層が熱伝導の障害とならない。このため、半導体素子から発生した熱を効率良くヒートスプレッダに伝え、放熱させることができる。このため、半導体装置の放熱性を向上させることができるので、半導体素子と実装基板との間の熱抵抗を低減させた半導体装置を提供することができる。
【0077】
また、外部電極およびヒートスプレッダに金属ボールが接合された場合、金属ボールを介して簡単に外部電極を実装基板に実装させることができ、さらに金属ボールを介してヒートスプレッダの熱を実装基板に伝え、放熱させることができる。さらに、ソルダーレジスト層によって、金属ボールと配線との所望でない電気的短絡を防止することができる。また、配線と実装基板との電気的接触を防止することができる。このため、信頼性の優れた半導体装置を提供することができる。
【0078】
本発明によるモジュールによれば、金属ボールを介してヒートスプレッダが実装基板の放熱層に接合されているので、半導体素子から発生する熱を放熱層に伝え、放熱させることができる。このため、放熱性を向上させたモジュールを提供することができる。
【0079】
本発明による半導体装置の製造方法によれば、第2開口部内に位置する第2絶縁層上にヒートスプレッダを形成するため、半導体素子の裏面に放熱板を形成する工程を別途実行しなくとも、放熱性に優れた半導体装置を提供することができる。また、第1開口部と第2開口部とを同一工程により形成することによって、製造工程の簡略化を図ることができ、さらに、ヒートスプレッダおよび配線を同一工程により形成することによっても、製造工程の簡略化を図ることができる。その結果、製造コストの上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかる半導体装置10を模式的に示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】第1の実施形態にかかる半導体装置10が実装基板51に実装されたモジュールを模式的に示す断面図である。
【図3】図2に示すモジュールの一部を拡大して示す拡大断面図である。
【図4】(a)〜(e)は、第1の実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図5】(a)〜(d)は、第1の実施形態にかかる半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図6】従来の半導体装置100が実装基板111に実装されたモジュールを模式的にを示す断面図である。
【符号の説明】
10 半導体装置
11 半導体素子の主面
12 第1領域(素子電極形成領域)
13 第2領域
13a 第2領域の一部
15 パッシベーション膜
21 半導体素子(半導体チップ)
22 素子電極
23 バリアメタル層
24 第1絶縁層
25 第1開口部
26 第2開口部
27 第2絶縁層
28 第3開口部
29 配線
30 ヒートスプレッダ
30a 接合部
31 外部電極
32 ソルダーレジスト層
33 ソルダーレジスト層の開口部
34 金属ボール
36 薄膜金属層
37 メッキレジスト
38 厚膜金属層
39 バリアメタル層
51 実装基板
52 金属配線層
53 放熱層
54 ソルダーレジスト層
100 半導体装置
101 半導体素子(半導体チップ)
102 素子電極
103 柔軟性シート状素子
104 金属配線
105 外部電極
106 ソルダーレジスト層
107 部分リード
108 低弾性率層
111 実装基板
112 金属配線
113 ソルダーレジスト層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device including a semiconductor element, a manufacturing method thereof, and a module on which the semiconductor device is mounted. In particular, the present invention relates to a semiconductor device that protects a semiconductor element and ensures an electrical connection between an external device and the semiconductor element, a manufacturing method thereof, and a module on which the semiconductor device is mounted.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in order to reduce the size and increase the functionality of electronic devices, there are increasing demands for improving the mounting density and the speed of mounting work, as well as reducing the size and operating speed of semiconductor devices. In order to meet these requirements, various package forms have been developed. For example, as a memory package, LOC (Lead On Chip) or SON (Small Outline Non-Lead), or μBGA (Micro Ball Grid Array, Japanese Patent Publication No. 06-504408 using TAB tape) ) Etc. have been developed.
[0003]
Hereinafter, a conventional semiconductor device using μBGA (hereinafter referred to as “μBGA”) and a manufacturing method thereof will be described with reference to FIG.
[0004]
FIG. 6 schematically shows a cross section of a
[0005]
A
[0006]
Next, a method for manufacturing the
[0007]
First, the
[0008]
Next, the
[0009]
When the μBGA 100 manufactured in this way is mounted on the
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the
[0011]
The present invention has been made in view of such various points, and its main object is to provide a semiconductor device with improved heat dissipation, a method for manufacturing the same, and a module on which the semiconductor device is mounted.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
A semiconductor device according to the present invention includes a semiconductor element having a main surface including a first region in which element electrodes are arranged and a second region other than the first region, and is formed on the main surface, exposing the element electrode. A first insulating layer having a first opening and a second opening exposing a part of the second region, and the first insulating layer and the second region formed on the main surface. A second insulating layer having a third opening that covers the portion and exposes the device electrode, a heat spreader formed on the second insulating layer located in the second opening, and the second insulating layer A wiring electrically connected to the element electrode in the third opening, and an external electrode formed on the second insulating layer and electrically connected to the wiring. Achieving the above objectives.
[0013]
It is preferable to further include a metal ball joined to the external electrode and the heat spreader.
[0014]
It is preferable to further include a solder resist layer that covers the wiring and the heat spreader and exposes a part of the metal ball.
[0015]
In one embodiment, a barrier metal layer is further provided on the device electrode, the third opening exposes a central portion of the upper surface of the barrier metal layer, and the barrier metal layer includes the third metal layer. It is electrically connected to the wiring in the opening.
[0016]
The module according to the present invention is a module having a mounting substrate and the semiconductor device mounted on the mounting substrate, the mounting substrate having a heat dissipation layer, and the heat spreader of the semiconductor device and the semiconductor device. The heat dissipation layer of the mounting substrate is bonded to each other through the metal balls.
[0017]
A method of manufacturing a semiconductor device according to the present invention includes a step of preparing a semiconductor element having a main surface including a first region in which element electrodes are arranged and a second region other than the first region, and exposing the element electrode. Forming a first insulating layer on the main surface, the first insulating layer having a first opening and a second opening exposing a portion of the second region; and the one of the first insulating layer and the second region. Forming a second insulating layer on the main surface, covering the portion and exposing the element electrode, and forming a heat spreader on the second insulating layer located in the second opening. Forming a wiring electrically connected to the element electrode in the third opening on the second insulating layer; and connecting an external terminal electrically connected to the wiring to the second insulating layer. And forming the above.
[0018]
Preferably, the first opening and the second opening are formed by the same process.
[0019]
Preferably, the heat spreader and the wiring are formed by the same process.
[0020]
In one embodiment, before the step of forming the second insulating layer, the method further includes a step of forming a barrier metal layer on the device electrode, and the central portion of the upper surface of the barrier metal layer is exposed. A third opening is formed, and the wiring is formed so as to be electrically connected to the barrier metal layer exposed in the third opening.
[0021]
It is preferable that the method further includes a step of bonding a metal ball to the external electrode and the heat spreader.
[0022]
Preferably, the method further includes a step of forming a solder resist layer having a fourth opening exposing the region to which the metal ball is bonded on the second insulating layer before the step of bonding the metal ball.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following drawings, components having substantially the same function are denoted by the same reference numerals for the sake of simplicity.
(Embodiment 1)
A first embodiment according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3. FIG. 1 schematically shows a
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
In this embodiment, a semiconductor chip is used as the
[0028]
A
[0029]
In order to protect the
[0030]
A first insulating
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
In the present embodiment, the
[0034]
The 1st insulating
[0035]
A second insulating
[0036]
Similarly to the first insulating
[0037]
A
[0038]
Since the
[0039]
In order to improve the heat dissipation of the
[0040]
The
[0041]
It is preferable that a
[0042]
When the
[0043]
A solder resist
[0044]
The mounting
[0045]
Further, by connecting the
[0046]
Since the
[0047]
In the module in which the
[0048]
Note that the present invention is not limited to the arrangement of the
(Embodiment 2)
Next, with reference to FIGS. 4A to 4E and FIGS. 5A to 5D, a method for manufacturing the semiconductor device according to the present embodiment will be described. 4 and 5, half of the
[0049]
First, a semiconductor element (semiconductor chip) 21 having a
[0050]
Next, as shown in FIG. 4A, after the
[0051]
The
[0052]
The thickness of the first insulating
[0053]
As the photosensitive insulating material for forming the first insulating
[0054]
Next, as shown in FIG. 4B, a second insulating
[0055]
The formation of the
[0056]
In order to effectively conduct heat generated from the
[0057]
Next, as shown in FIG. 4C, a thin
[0058]
First, for example, O 2 Is performed, and thereby the surface of the second insulating
[0059]
Next, a catalyst accelerator process, which is a pre-process for electroless plating, is performed, thereby depositing Pd metal nuclei serving as a catalyst for electroless plating on the surface of the second insulating
[0060]
In this embodiment, since the
[0061]
The
[0062]
Next, as shown in FIG. 4D, after a plating resist 37 is formed on the thin
[0063]
The plating resist 37 is formed by applying a positive photosensitive resist on the
[0064]
Next, as shown in FIG. 4E, the plating resist 37 is disassembled and removed.
[0065]
Next, as shown in FIG. 5A, the thin
[0066]
First, the entire surface is etched using a Cu etching solution (for example, a cupric chloride solution) that can dissolve the thin
[0067]
In this embodiment, a cupric chloride solution is used as the Cu etching solution. Instead of the cupric chloride solution, a ferric chloride solution, a hydrogen peroxide-sulfuric acid-based Cu etching solution, or an alkaline solution is used. A Cu etching solution may be used. Further, after removing the plating resist 37, an etching resist film having a desired pattern shape may be formed by using a photolithography technique, and the
[0068]
Next, as shown in FIG. 5B, a solder resist
[0069]
Next, as shown in FIG. 5C, a barrier metal layer 39 is formed on the
[0070]
Finally, as shown in FIG. 5D, a
[0071]
In this way, the
[0072]
According to the method of manufacturing a semiconductor device according to the present embodiment, since the heat spreader is formed on the second insulating layer located in the second opening, it is not necessary to separately perform a step of forming a heat sink on the back surface of the semiconductor element. A semiconductor device with improved heat dissipation can be provided.
[0073]
Further, the manufacturing process can be simplified by forming the
(Other embodiments)
In the above embodiment, Cu is used as the material constituting the
[0074]
In the above embodiment, the
[0075]
Further, a land grid array (LGA) type configuration in which the
[0076]
【The invention's effect】
The semiconductor device according to the present invention includes the heat spreader formed on the second insulating layer located in the second opening that exposes a part of the main surface of the semiconductor element. It does not become an obstacle to conduction. For this reason, the heat generated from the semiconductor element can be efficiently transmitted to the heat spreader and dissipated. For this reason, since the heat dissipation of a semiconductor device can be improved, the semiconductor device which reduced the thermal resistance between a semiconductor element and a mounting substrate can be provided.
[0077]
In addition, when metal balls are bonded to the external electrodes and heat spreader, the external electrodes can be easily mounted on the mounting board via the metal balls, and the heat of the heat spreader is transmitted to the mounting board via the metal balls to dissipate heat. Can be made. Furthermore, an undesirable electrical short circuit between the metal ball and the wiring can be prevented by the solder resist layer. In addition, electrical contact between the wiring and the mounting substrate can be prevented. Therefore, a highly reliable semiconductor device can be provided.
[0078]
According to the module of the present invention, since the heat spreader is bonded to the heat dissipation layer of the mounting substrate via the metal balls, heat generated from the semiconductor element can be transmitted to the heat dissipation layer and dissipated. For this reason, the module which improved heat dissipation can be provided.
[0079]
According to the method of manufacturing a semiconductor device according to the present invention, the heat spreader is formed on the second insulating layer located in the second opening. A semiconductor device with excellent performance can be provided. Moreover, the manufacturing process can be simplified by forming the first opening and the second opening in the same process, and further, the heat spreader and the wiring can be formed in the same process. Simplification can be achieved. As a result, an increase in manufacturing cost can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view schematically showing a
FIG. 2 is a cross-sectional view schematically showing a module in which the
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view showing a part of the module shown in FIG. 2 in an enlarged manner.
FIGS. 4A to 4E are process cross-sectional views for explaining the method for manufacturing the semiconductor device according to the first embodiment; FIGS.
FIGS. 5A to 5D are process cross-sectional views for explaining the method for manufacturing the semiconductor device according to the first embodiment; FIGS.
6 is a cross-sectional view schematically showing a module in which a
[Explanation of symbols]
10 Semiconductor devices
11 Main surface of semiconductor elements
12 1st area | region (element electrode formation area)
13 Second area
13a Part of the second area
15 Passivation film
21 Semiconductor element (semiconductor chip)
22 Device electrodes
23 Barrier metal layer
24 1st insulating layer
25 First opening
26 Second opening
27 Second insulating layer
28 Third opening
29 Wiring
30 heat spreader
30a joint
31 External electrode
32 Solder resist layer
33 Solder resist layer opening
34 Metal balls
36 Thin metal layer
37 plating resist
38 Thick film metal layer
39 Barrier metal layer
51 Mounting board
52 Metal wiring layer
53 Heat dissipation layer
54 Solder resist layer
100 Semiconductor device
101 Semiconductor element (semiconductor chip)
102 Device electrode
103 Flexible sheet-like element
104 metal wiring
105 External electrode
106 Solder resist layer
107 Partial lead
108 Low elastic modulus layer
111 Mounting board
112 metal wiring
113 Solder resist layer
Claims (11)
前記主面上に形成され、前記素子電極を露出する第1開口部と前記第2領域の一部を露出する第2開口部とを有する第1絶縁層と、
前記主面上に形成され、前記第1絶縁層および前記第2領域の前記一部を覆い、且つ前記素子電極を露出する第3開口部を有する第2絶縁層と、
前記第2開口部内に位置する第2絶縁層の上に形成されたヒートスプレッダと、
前記第2絶縁層上に形成され、前記第3開口部内において前記素子電極と電気的に接続された配線と、
前記第2絶縁層上に形成され、前記配線に電気的に接続された外部電極と
を備える半導体装置。A semiconductor element having a main surface including a first region in which device electrodes are arranged and a second region other than the first region;
A first insulating layer formed on the main surface and having a first opening exposing the element electrode and a second opening exposing a part of the second region;
A second insulating layer formed on the main surface, covering the first insulating layer and the part of the second region, and having a third opening exposing the element electrode;
A heat spreader formed on the second insulating layer located in the second opening;
A wiring formed on the second insulating layer and electrically connected to the element electrode in the third opening;
A semiconductor device comprising: an external electrode formed on the second insulating layer and electrically connected to the wiring.
前記第3開口部は、前記バリアメタル層の上面の中央部を露出させており、
前記バリアメタル層は、前記第3開口部内において前記配線に電気的に接続されている請求項1から3の何れか一つに記載の半導体装置。A barrier metal layer on the device electrode;
The third opening exposes the center of the upper surface of the barrier metal layer,
4. The semiconductor device according to claim 1, wherein the barrier metal layer is electrically connected to the wiring in the third opening. 5.
前記実装基板は、放熱層を有しており、
前記半導体装置の前記ヒートスプレッダと前記実装基板の前記放熱層とは、前記金属ボールを介して互いに接合されている、モジュール。A module comprising: a mounting substrate; and the semiconductor device according to claim 2 mounted on the mounting substrate.
The mounting board has a heat dissipation layer,
The module, wherein the heat spreader of the semiconductor device and the heat dissipation layer of the mounting substrate are joined to each other via the metal balls.
前記素子電極を露出する第1開口部と前記第2領域の一部を露出する第2開口部とを有する第1絶縁層を前記主面上に形成する工程と、
前記第1絶縁層および前記第2領域の前記一部を覆い、且つ前記素子電極を露出する第3開口部を有する第2絶縁層を前記主面上に形成する工程と、
前記第2開口部内に位置する第2絶縁層上にヒートスプレッダを形成する工程と、
前記第3開口部内において前記素子電極に電気的に接続される配線を前記第2絶縁層上に形成する工程と、
前記配線に電気的に接続される外部端子を前記第2絶縁層上に形成する工程と
を包含する半導体装置の製造方法。Preparing a semiconductor element having a main surface including a first region in which device electrodes are arranged and a second region other than the first region;
Forming a first insulating layer on the main surface, the first insulating layer having a first opening exposing the device electrode and a second opening exposing a part of the second region;
Forming a second insulating layer on the main surface, covering the first insulating layer and the part of the second region, and having a third opening exposing the element electrode;
Forming a heat spreader on the second insulating layer located in the second opening;
Forming a wiring electrically connected to the device electrode in the third opening on the second insulating layer;
Forming an external terminal electrically connected to the wiring on the second insulating layer.
前記バリアメタル層の上面の中央部を露出するように前記第3開口部を形成し、
前記第3開口部内に露出した前記バリアメタル層に電気的に接続するように前記配線を形成する請求項6から8の何れか一つに記載の半導体装置の製造方法。Further includes a step of forming a barrier metal layer on the device electrode before the step of forming the second insulating layer;
Forming the third opening so as to expose the central portion of the upper surface of the barrier metal layer;
9. The method of manufacturing a semiconductor device according to claim 6, wherein the wiring is formed so as to be electrically connected to the barrier metal layer exposed in the third opening.
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