JP3906990B2 - 外観検査装置及び三次元計測装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外観検査装置及び三次元計測装置に係り、より詳しくは、プリント基板上に配設されたクリームハンダ等の高さを計測したり、検査したりするための外観検査装置及び三次元計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板の製造過程にあって、主要な工程として基板上に電子部品を実装する工程がある。電子部品の実装に際しては、まずプリント基板上に配設された所定の電極パターン上にクリームハンダが印刷される。次に、該クリームハンダの粘性に基づいてプリント基板上に電子部品が仮止めされる。その後、前記プリント基板がリフロー炉へ導かれ、所定のリフロー工程を経ることでハンダ付けが行われる。リフロー炉に導かれる前段階においてクリームハンダの印刷状態を検査する必要があり、かかる検査に際して外観検査装置(三次元計測装置)が用いられることがある。外観検査装置は、プリント基板の表面部分を撮像可能な撮像手段を備えている。そして、当該撮像手段にて撮像された画像データに基づいてクリームハンダの高さが演算され、その演算結果に基づいて、良否判定等が行われる。
【0003】
ところで、プリント基板の表面は、部位に応じて印刷されたクリームハンダの微細の程度が相違している。このため、例えば印刷パターンが微細な部位については高倍率で精度よく撮像するとともに、微細でない部位については低倍率(広視野)で撮像することが、検査効率の観点からも望ましい。このように検査対象の微細の程度に応じて撮像に際しての倍率を異ならせる技術として、以下に記す第1〜第4の技術が挙げられる。
【0004】
第1の技術では、互いに撮像倍率の異なる広視野撮像装置と、微視野撮像装置とが設けられている。また、それぞれに対応して、プリント基板表面に正弦強度の格子パターンを投影する広視野投影部と、微視野投影部とが設けられる。そして、検査に際しては、プリント基板を適宜移動させることで、広視野撮像装置にて撮像を行ったり、微視野撮像装置にて撮像を行ったりしている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、第2の技術としては、ズームレンズを用いることが考えられる。すなわち、固定されたカメラに対し、レンズを螺旋状に回転させてズーム移動させることで、広視野及び微視野での撮像を行うことが考えられる。
【0006】
さらに、第3の技術では、1組のカメラ及びレンズからなる撮像手段がプリント基板に対して近接方向及び離間方向へ移動させられることにより、撮像視野が狭視野及び広視野間で切換えられる(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
併せて、第4の技術では、所定の分解能を有する画像処理装置よりも高分解能の撮像装置が用いられる。そして、当該撮像装置にて撮像された画像内の特定画素を起点として所定の分解能に相当する数の画素データが抽出され、抽出された画素データより成る画像に対し、画像処理が実行される(例えば、特許文献3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平5−138859号公報
【特許文献2】
特開2002−168800号公報
【特許文献3】
特許第3334021号公報
【0009】
【発明が解決しょうとする課題】
ところが、上記第1の技術では、広視野用及び微視野用それぞれについて撮像装置(カメラ、レンズ)を設けなければならず、設備コストの著しい増大を招き、設置スペースの制約を招いてしまう。そればかりか、広視野用及び微視野用それぞれについて投影部(照明装置)を設ける必要があり、コストの増大を助長することとなってしまう。
【0010】
また、第2の技術では、上記第1の技術のようなコスト面での問題はともかく、低倍率と高倍率との間での切換を1日に何千回或いは何万回も行った場合を考慮すると、耐久性の面で問題が存在する。すなわち、ズームレンズは、そのような過酷な使用に耐えるだけの設計がされていないのが一般的であり、結果として製品寿命、及び、精度の維持といった点で問題がある。
【0011】
さらに、第3の技術では、上記各課題は解決できるものの、メカ的な移動機構を必要とするため、視野の切換に時間に時間がかかるという課題が存在する。
【0012】
併せて、第4の技術では、画像処理装置よりも高分解能の撮像装置を必要とし、装置の複雑化、コストの著しい増大を招いてしまう。
【0013】
しかも、上記各技術では、部位に応じて視野の大きさ(画角)が相違するため、視野の割り振り、配列が複雑なものとなってしまう。その結果、総合的には検査(検査)時間の長期化を招くおそれがある。
【0014】
なお、上記各課題は、必ずしもクリームハンダの印刷されたプリント基板に限られず、他の検査装置、三次元計測装置の分野においても内在するものである。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、検査対象物、計測対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段を備えた外観検査装置及び三次元計測装置において、コストの増大及び構造上の複雑化を防止することができ、しかも、高速に検査又は計測を行うことのできる外観検査装置及び三次元計測装置を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0016】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0017】
手段1.検査対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行う画像処理手段とを備え、前記画像処理手段の演算結果に基づいて検査対象物の良否判定を行うよう構成されてなる外観検査装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、前記検査対象物の微細の程度に応じて前記画像処理手段が行う演算量を異ならせたことを特徴とする外観検査装置。
【0018】
手段1によれば、撮像手段により検査対象物の表面部分が撮像され、画像処理手段では、撮像手段にて撮像された画像データの転送が許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算が行われる。そして、画像処理手段の演算結果に基づいて検査対象物の良否判定が行われる。さて、手段1では、検査対象物の微細の程度に応じて画像処理手段によって行われる演算量が異なる。このため、微細の程度に応じて演算量を少なくしたりできるため、精度の高い画像処理を必要としない部位については演算時間が短くて済む。そのため、検査効率の向上を図ることができ、高速に検査を行うことができる。また、撮像手段を複数設けたり、撮像手段を移動させたりせずとも、上記作用効果が奏される。従って、コストの増大及び構造上の複雑化を防止することができる。さらに、撮像手段による撮像視野が一定とされていることから、部位に応じて視野の大きさが相違する従来技術とは異なり、視野の割り振り、配列が複雑なものとならず、かかる意味でも検査効率の向上を図ることができる。なお、「微細の程度」とあるのは「対象物の大きさ」の文言に置き換えることもできる。要するに、「微細の程度に応じて」とは、「精度よく検査等する必要があるか、大雑把に検査等して効率化を図った方が望ましいかによって」の意を含むものである(以下、各手段において同様)。
【0019】
手段2.検査対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行う画像処理手段とを備え、前記画像処理手段の演算結果に基づいて検査対象物の良否判定を行うよう構成されてなる外観検査装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、前記画像処理手段が行う演算量が少なくなるよう構成したことを特徴とする外観検査装置。
【0020】
手段2によれば、微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、前記画像処理手段が行う演算量が少ないため、精度の高い画像処理を必要としない部位については演算時間が短くて済む。一方で、精度の高い画像処理を必要とする部位については、演算量が多くより精度の高い検査が行われる。そのため、検査精度の低下をさほど招くことなく、検査効率の向上を図ることができ、高速に検査を行うことができる。また、撮像手段を複数設けたり、撮像手段を移動させたりせずとも、上記作用効果が奏される。従って、コストの増大及び構造上の複雑化を防止することができる。さらに、撮像手段による撮像視野が一定とされていることから、部位に応じて視野の大きさが相違する従来技術とは異なり、視野の割り振り、配列が複雑なものとならず、かかる意味でも検査効率の向上を図ることができる。
【0021】
手段3.前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、前記撮像手段から前記画像処理手段への画像データの転送量を少なくしたことを特徴とする手段1又は2に記載の外観検査装置。
【0022】
手段3によれば、画像データの転送量が少なくされる分だけ全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。
【0023】
手段4.前記検査対象物の微細の程度が細かいときには、1撮像視野の全画素分の画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送し、微細の程度が荒いときには、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送するようにしたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の外観検査装置。
【0024】
手段4によれば、画像データの転送量が間引かれた分だけ、全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。なお、「所定画素分間引いた画像データ」とあるのを、「所定画素分規則的に間引いた画像データ」としてもよい。かかる構成とすることで、画素の偏りがなく、1撮像視野全体を満遍なく検査できる。
【0025】
手段5.前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、前記画像処理手段において演算の対象となる1視野あたりの画像データ数を少なくしたことを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の外観検査装置。
【0026】
手段5によれば、画像処理手段において演算の対象となる画像データの数が少なくされる分だけ全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。
【0027】
手段6.前記検査対象物の微細の程度が細かいときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の全画素分の画像データを演算の対象とし、前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを演算の対象とすることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の外観検査装置。
【0028】
手段6によれば、所定画素分間引かれた画像データ分だけ、全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。なお、「所定画素分間引いた画像データ」とあるのを、「所定画素分規則的に間引いた画像データ」としてもよい。かかる構成とすることで、画素の偏りがなく、1撮像視野全体を満遍なく検査できる。
【0029】
手段7.前記検査対象物は、プリント基板上の物体であることを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の外観検査装置。
【0030】
手段7によれば、プリント基板上の物体の検査に関し、上記作用効果が奏される。なお、「検査対象物は、プリント基板上に印刷されてなるクリームハンダであること」としてもよいし、「検査対象物は、プリント基板上のハンダバンプであること」としてもよいし、「検査対象物は、プリント基板上の部品であること」としてもよい。
【0031】
手段8.少なくとも計測対象物に対し、所定の光を照射可能な照射手段と、前記所定の光の照射された前記計測対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行い、少なくとも前記計測対象物の高さを計算する画像処理手段とを備えてなる三次元計測装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、前記計測対象物の微細の程度に応じて前記画像処理手段が行う演算量を異ならせたことを特徴とする三次元計測装置。
【0032】
手段8によれば、照射手段では、少なくとも計測対象物に対し、所定の光が照射され、所定の光の照射された計測対象物の表面部分が撮像手段により撮像される。画像処理手段では、撮像手段にて撮像された画像データの転送が許容され、当該転送された画像データに基づいて所定の演算が行われ、少なくとも計測対象物の高さが計算される。さて、手段8では、計測対象物の微細の程度に応じて画像処理手段によって行われる演算量が異なる。このため、微細の程度に応じて演算量を少なくしたりできるため、精度の高い画像処理を必要としない部位については演算時間が短くて済む。そのため、計測効率の向上を図ることができ、高速に三次元計測を行うことができる。また、撮像手段を複数設けたり、撮像手段を移動させたりせずとも、上記作用効果が奏される。従って、コストの増大及び構造上の複雑化を防止することができる。さらに、撮像手段による撮像視野が一定とされていることから、部位に応じて視野の大きさが相違する従来技術とは異なり、視野の割り振り、配列が複雑なものとならず、かかる意味でも計測効率の向上を図ることができる。
【0033】
手段9.少なくとも計測対象物に対し、所定の光を照射可能な照射手段と、前記所定の光の照射された前記計測対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行い、少なくとも前記計測対象物の高さを計算する画像処理手段とを備えてなる三次元計測装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、前記画像処理手段が行う演算量が少なくなるよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。
【0034】
手段9によれば、微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、画像処理手段が行う演算量が少ないため、精度の高い画像処理を必要としない部位については演算時間が短くて済む。一方で、精度の高い画像処理を必要とする部位については、演算量が多くより精度の高い計測が行われる。そのため、計測精度の低下をさほど招くことなく、計測効率の向上を図ることができ、高速に三次元計測を行うことができる。また、撮像手段を複数設けたり、撮像手段を移動させたりせずとも、上記作用効果が奏される。従って、コストの増大及び構造上の複雑化を防止することができる。さらに、撮像手段による撮像視野が一定とされていることから、部位に応じて視野の大きさが相違する従来技術とは異なり、視野の割り振り、配列が複雑なものとならず、かかる意味でも計測効率の向上を図ることができる。
【0035】
手段10.前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、前記撮像手段から前記画像処理手段への画像データの転送量を少なくしたことを特徴とする手段8又は9に記載の三次元計測装置。
【0036】
手段10によれば、画像データの転送量が少なくされる分だけ全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。
【0037】
手段11.前記計測対象物の微細の程度が細かいときには、1撮像視野の全画素分の画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送し、微細の程度が荒いときには、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送するようにしたことを特徴とする手段8乃至10のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0038】
手段11によれば、画像データの転送量が間引かれた分だけ、全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。なお、「所定画素分間引いた画像データ」とあるのを、「所定画素分規則的に間引いた画像データ」としてもよい。かかる構成とすることで、画素の偏りがなく、1撮像視野全体を満遍なく検査できる。
【0039】
手段12.前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、前記画像処理手段において演算の対象となる1視野あたりの画像データ数を少なくしたことを特徴とする手段8乃至11のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0040】
手段12によれば、画像処理手段において演算の対象となる画像データの数が少なくされる分だけ全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。
【0041】
手段13.前記計測対象物の微細の程度が細かいときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の全画素分の画像データを演算の対象とし、前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを演算の対象とすることを特徴とする手段8乃至12のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0042】
手段13によれば、所定画素分間引かれた画像データ分だけ、全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。なお、「所定画素分間引いた画像データ」とあるのを、「所定画素分規則的に間引いた画像データ」としてもよい。かかる構成とすることで、画素の偏りがなく、1撮像視野全体を満遍なく検査できる。
【0043】
手段14.前記照射手段は、少なくとも計測対象物に対し、縞状の光強度分布を有するとともに、互いに異なる波長成分を有し、互いに相対位相関係の異なる複数の光成分パターンを同時に照射可能であって、
前記撮像手段は、前記光成分パターンの照射された計測対象物からの反射光を各光成分毎に分離して撮像可能であって、
前記画像処理手段は、前記異なる相対位相関係下において前記撮像手段にて撮像された複数通りの画像データに基づき、位相シフト法により少なくとも前記計測対象物の高さを演算するものであることを特徴とする手段8乃至13のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0044】
手段14によれば、照射手段からは、少なくとも計測対象物に対し、縞状の光強度分布を有するとともに、互いに異なる波長成分を有し、互いに相対位相関係の異なる複数の光成分パターンが同時に照射される。また、撮像手段では、光成分パターンの照射された計測対象物からの反射光が各光成分毎に分離されて撮像される。そして、画像処理手段では、前記異なる相対位相関係下において撮像手段にて撮像された複数通りの画像データに基づき、位相シフト法により少なくとも計測対象物の高さが演算される。このように、所謂カラー位相シフト法によって、計測対象物の高さが演算されるに際し、上記各作用効果が奏される。
【0045】
手段15.前記撮像手段は、3CCDカラーカメラを具備していることを特徴とする手段14に記載の三次元計測装置。
【0046】
手段15によれば、手段14の作用効果に加えて、撮像手段が3CCDカラーカメラを備えていることから、3つの波長域の異なる光成分パターンが同時に照射され、それを1つの3CCDカラーカメラで同時に撮像したときに、より精度の高い計測を行うことができる。
【0047】
手段16.前記撮像手段は、単板式カラーカメラを具備していることを特徴とする手段14に記載の三次元計測装置。
【0048】
手段16によれば、手段14の作用効果に加えて、撮像手段が単板式カラーカメラを具備していることから、3CCDカラーカメラを採用した場合に比べて、著しいコストの低減及び小型化を図ることができる。また、1画素あたり、1つの波長域の画像データしかないため、転送される画像データ量が元来少なくて済み、結果として1画素あたり、複数の波長域の画像データが転送される場合に比べて、データ転送量が軽減でき、一層の計測効率の向上を図ることができる。
【0049】
手段17.前記画像処理手段は、画像データの存在しない画素につき、同じ波長域の近接の画像データに基づいて演算して得られた疑似画像データを画像データとして採用するよう構成されていることを特徴とする手段16に記載の三次元計測装置。
【0050】
手段17によれば、画像処理手段では、画像データの存在しない画素につき、同じ波長域の近接の画像データに基づいて演算して得られた疑似画像データが、画像データとして採用される。このため、著しくデータが逸脱することなく計測を行うことができる。
【0051】
手段18.前記画像処理手段は、ノイズ成分を除去するためのノイズ除去手段を具備していることを特徴とする手段17に記載の三次元計測装置。
【0052】
手段18によれば、疑似画像データが採用されることにより生じうる高周波のノイズ成分が画像処理手段のノイズ除去手段により除去される。その結果、ノイズによる不具合を払拭することができる。
【0053】
手段19.前記計測対象物は、プリント基板上の物体であることを特徴とする手段8乃至18のいずれかに記載の三次元計測装置。
【0054】
手段19によれば、プリント基板上の物体の三次元計測に関し、上記作用効果が奏される。なお、「計測対象物は、プリント基板上に印刷されてなるクリームハンダであること」としてもよいし、「計測対象物は、プリント基板上のハンダバンプであること」としてもよいし、「計測対象物は、プリント基板上の部品であること」としてもよい。
【0055】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0056】
図1は、本実施の形態における外観検査装置及び三次元計測装置を構成する印刷状態検査装置1を模式的に示す概略構成図である。同図に示すように、印刷状態検査装置1は、検査対象物、計測対象物としてのクリームハンダの印刷されてなるプリント基板Kを載置するためのテーブル2と、プリント基板Kの表面に対し斜め上方から所定の光成分パターンを照射するための照射手段3と、プリント基板K上の前記照射された部分を撮像するための撮像手段4とを備えている。なお、本実施の形態におけるクリームハンダは、プリント基板K上に設けられた銅箔からなる電極パターン上に印刷形成されている。
【0057】
テーブル2には、モータ5,6が設けられており、該モータ5,6によって、テーブル2上に載置されたプリント基板Kが任意の方向(X軸方向及びY軸方向)へスライドさせられるようになっている。
【0058】
本実施の形態における照射手段3は、公知の液晶光学シャッターを備えており、プリント基板Kに対し、斜め上方から所定ピッチずつ位相変化する光パターンを照射するようになっている。従って、光源からの光は液晶光学シャッターを介してプリント基板K上に照射されるようになっており、特にプリント基板Kに対し、照度が正弦波状に変化する縞状の光パターン(正弦波パターン)が照射されるようになっている。
【0059】
なお、照射手段3において、図示しない光源からの光は光ファイバーにより一対の集光レンズに導かれ、そこで平行光にされる。その平行光が、液晶素子を介して恒温制御装置内に配置された投影レンズに導かれる。そして、投影レンズから例えば4つの位相変化する光パターンが照射される。このように、照射手段3に液晶光学シャッターが使用されていることによって、縞状の光パターンを作成した場合に、その照度が理想的な正弦波に近いものが得られ、これにより、三次元計測の測定分解能が向上するようになっている。また、光パターンの位相シフトの制御を電気的に行うことができ、制御系のコンパクト化を図ることができるようになっている。
【0060】
また、図1に示すように、前記撮像手段4、照射手段3、モータ5,6等を駆動制御するとともに、撮像手段4により撮像された撮像データに基づき種々の演算を実行するための制御装置7が設けられている。すなわち、プリント基板Kがテーブル2上に載置されると、制御装置7は、まずモータ5,6を駆動制御して所定の位置に移動させ、プリント基板Kを初期位置に移動させる。この初期位置は、例えば撮像手段4の視野の大きさを1単位としてプリント基板Kの表面を予め分割しておいた中の1つの位置である。また、制御装置7は、照明装置3を駆動制御して光パターンの照射を開始させると共に、この光パターンの位相を所定ピッチ(本実施の形態では例えばπ/2)ずつシフトさせて複数種類(例えば4種類)の照射を順次切換制御する。さらに、このようにして光パターンの位相がシフトする照射が行われている間に、制御装置7は撮像手段4を駆動制御する。撮像手段4は、これら各照射ごとに検査エリア部分を撮像し、それぞれ複数画面(例えば4画面)分の画像データを制御装置7へと転送する。
【0061】
制御装置7は画像メモリを備えており、複数画面分の画像データを順次記憶する。この記憶した画像データに基づいて、制御装置7は各種画像処理を行う。かかる意味で、制御装置7は画像処理手段を構成する。画像処理が行われている間に、制御装置7は、モータ5,6を駆動制御してテーブル2を次の検査エリアへと移動せしめる。制御装置7は、ここでの画像データについても画像メモリへ格納する。一方、画像メモリでの画像処理が一旦終了した場合、すでに画像メモリには次の画像データが記憶されているので、速やかに制御装置7は次の画像処理を行うことができる。つまり、検査は、一方で次なる検査エリア(m+1番目)への移動及び画像入力を行い、他方ではm番目の画像処理及び比較判定を行う。以降、全ての検査エリアでの検査が完了するまで、交互に同様の上記並行処理が繰り返し行われる。このように、本実施の形態の印刷状態検査装置1においては、制御装置7の制御により検査エリアを移動しながら、順次画像処理を行うことにより、プリント基板K上のクリームハンダの印刷状態を高速かつ確実に検査することができるようになっている。
【0062】
次に、制御装置7の行う基本的な画像処理と比較判定について簡単に説明する。プリント基板Kに投影された光パターンに関して、プリント基板K面上とクリームハンダとの間では、その高さの相違に基づく位相のずれが生じる。そこで、制御装置7では、光パターンの位相が所定ピッチずつシフトした際の検査エリアの画像データ(本実施の形態では4画面の画像データ)に基づき、位相シフト法(縞走査法)によって検査エリア内の各部の反射面の高さを算出するのである。
【0063】
すなわち、所定ピッチずつ、例えば0、π/2、π、3π/2といった具合に、位相をシフトした際の画面上の点Pの光の強度V0、V1、V2、V3は下式で与えられる。
【0064】
V0=Asinθ+B ・・・(1)
V1=Asin(θ+π/2)+B ・・・(2)
V2=Asin(θ+π)+B ・・・(3)
V3=Asin(θ+3π/2)+B ・・・(4)
但し、A:反射率,B:オフセット成分,θ:高さを導出するための位置情報。
【0065】
そして、これらの式(1)乃至(4)により、下記式(5)が導出される。
【0066】
θ=ARCTAN{(V0-V2)/(V1-V3)} ・・・(5)
このように演算された位置情報θを用いて、下記式に基づいてプリント基板K(クリームハンダ)上の点Pの高さZを求める。
【0067】
ここで、照明装置3の鉛直線と、照射手段3から点Pに向けて照射したときの照射光線とのなす角をεとすると、当該角εは、下式(6)により表される。
【0068】
ε=f(θ+2nπ) ・・(6)
そして、高さZは、下記式(7)に従って導き出される。
【0069】
Z=Lp−Lpc/tanε+Xp/tanε ・・(7)
(但し、Lp:照明装置3の基準面からの高さ、Lpc:撮像手段4と照明装置3とのX軸方向の距離、Xp:点PのX座標。)
このようにして得られた点Pの高さデータは、撮像画面の画素P単位に演算され、制御装置7のメモリに格納される。また、当該各部のデータに基づいて、基準面より高くなったクリームハンダの印刷範囲が検出され、この範囲内での各部の高さを積分することにより、印刷されたクリームハンダの量が算出される。そして、このようにして求めたクリームハンダの位置、面積、高さ又は量等のデータが予め記憶されている基準データと比較判定され、この比較結果が許容範囲内にあるか否かによって、その検査エリアにおけるクリームハンダの印刷状態の良否が判定されるのである。
【0070】
さて、本実施の形態では、撮像手段4及び制御装置7(特に画像処理手段)に特徴を有しており、以下には、かかる特徴的構成について詳細に説明することとする。
【0071】
本実施の形態における撮像手段4は、1台のCCDカメラとレンズとの組み合わせにより構成されており、これらは、検査を行うにあたり相対移動されることなく固定されている。このため、撮像手段4による撮像視野は、クリームハンダの微細の程度に関わりなく、常に一定となっている。また、第4の従来技術とは異なり、CCDカメラの分解能と画像処理手段(制御装置7)の分解能とは互いに一致している。
【0072】
ただし、本実施の形態では、クリームハンダの大きさに応じて画像処理手段(制御装置7)において行われる演算量が相違するようになっている。より詳しくは、上記三次元計測に先だって、予めクリームハンダの領域が抽出されるようになっており、抽出されたクリームハンダの大きさが小さい場合と、大きい場合とに区別される。そして、図2(a)に示すように、クリームハンダが小さい場合には、微細の程度が細かいものとして、よりきめ細やかな高さ計測を行うべく、撮像手段4から画像処理手段に対し、1つの撮像視野の全画素分の画像データが転送されるようになっている。そして、画像処理手段では、転送された全画素分の画像データに基づき、上述した位相シフト法により高さが演算される。
【0073】
これに対し、クリームハンダが大きい場合には、微細の程度が荒いものとして、大ざっぱな高さ計測を行うべく、撮像手段4から画像処理手段に対し、1つの撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データが転送されるようになっている。より詳しくは、画像データが、横方向に1ラインずつ飛ばして転送される。これにより、全画素分転送される場合に比べて、転送されるデータ量が2分の1になる。さらに、画像処理手段では、転送された画素分の画像データのうち、横方向に1画素ずつ飛ばして画像データが読みとられ、当該読みとられた画像データにつき、上述した位相シフト法により高さが演算される。従って、画像処理手段において演算される画像データの演算量は、クリームハンダが小さい場合に比べて、4分の1で済むようになっている。
【0074】
以上詳述したように、本実施の形態によれば、クリームハンダが大きく、微細の程度が荒いとき(低分解能時)には、クリームハンダが小さく、微細の程度が小さいとき(高分解能時)に比べて、画像処理手段が行う演算量が少ない。このため、精度の高い画像処理を必要としない部位については演算時間が短くて済む。一方で、精度の高い画像処理を必要とする部位については、演算量が多くより精度の高い検査が行われる。
【0075】
より詳しくは、図2(a)に示すように、例えば、CCDカメラの分解能が1撮像視野あたり8×8画素であったとする。この場合において、高分解能時には、8×8全画素分の画像データが撮像手段4から画像処理装置へと転送され、画像処理手段において、当該全画素分の画像データの高さ計測が行われる。これに対し、低分解能時には、4×8画素分(1列おき)の画像データが撮像手段4から画像処理装置へと転送され、画像処理手段において、さらに、1画素おきの4×4画素分の画像データの高さ計測が行われる。つまり、この場合には、4分の1の画素数分だけ演算すれば済む。そのため、検査精度の低下をさほど招くことなく、検査効率の向上を図ることができ、高速に検査を行うことができる。
【0076】
また、図2(b)に示すように第1〜第3の従来技術及び第4の従来技術においては、低分解能時と高分解能時とでは、視野の大きさが相違する。この点、本実施の形態では、撮像手段による撮像視野が一定とされていることから、部位に応じて視野の大きさが相違する従来技術とは異なり、視野の割り振り、配列が複雑なものとならず、かかる意味でも検査効率の向上を図ることができる。
【0077】
さらに、撮像手段を複数設けたり、撮像手段を移動させたりせずとも、そして、画像処理装置よりも大きな分解能を有するカメラを用意しなくても、上記作用効果が奏される。従って、コストの増大及び構造上の複雑化を防止することができる。
【0078】
併せて、本実施の形態では、低分解能時には、画像データの転送量及び転送された画像データのうち、演算対象となる画素がそれぞれ間引かれる。従って、全体の演算量を少なくでき、上記作用効果がより確実に奏される。しかも、規則的に間引かれるため、画素の偏りを生じることなく、撮像視野全体について満遍なく三次元計測、及び、検査を行うことができる。
【0079】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。ただし、上述した第1の実施の形態と重複する部材等については同一の符号を付して説明を省略するとともに、以下には、相違点を中心として説明する。
【0080】
本実施の形態では、照射手段3からは、赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれ位相の異なる光成分パターンが照射されるようになっている。より詳しくは、照明手段3は、光源と、光源からの光を集める集光レンズと、照射レンズと、両レンズ間に配設された赤、緑、青色のフィルタ格子縞板とを備えている(いずれも図示略)。赤色フィルタ格子縞板は、部位に応じて赤色の度合いが正弦波状(縞状)に変化しており、赤色の成分についてのみ縞状に遮光(透光)させ他の波長域の全透光を許容するようになっている。また、緑色フィルタ格子縞板は、部位に応じて緑色の度合いが正弦波状(縞状)に変化しており、緑色の成分についてのみ縞状に遮光(透光)させ他の波長域の全透光を許容するようになっている。但し、その正弦波は、赤色フィルタ格子縞板に比べて位相がずれている。さらに、青色フィルタ格子縞板は、部位に応じて青色の度合いが正弦波状(縞状)に変化しており、青色の成分についてのみ縞状に遮光(透光)させ他の波長域の全透光を許容するようになっている。但し、その正弦波は、前記赤色及び緑色フィルタ格子縞板に比べて位相がずれている。つまり、これら赤、緑、青色のフィルタ格子縞板は、互いに位相がずらされた状態で張り合わされている(勿論、相互に離間していても差し支えない)。
【0081】
そして、光源から放たれた光は、集光レンズ、前記各色フィルタ格子縞板、及び照射レンズを経て縞状の光成分パターンとしてプリント基板K上に照射されるようになっている。
【0082】
また、本実施の形態における撮像手段4は、カラーカメラ、特に3CCDカラーカメラを備えている。3CCDカラーカメラは、第1〜第3のダイクロイックミラー及びそれらに対応する第1〜第3の撮像部を備えている(いずれも図示略)。すなわち、第1のダイクロイックミラーは、所定の波長域内(赤色光に対応)の光を反射(それ以外の波長の光を透過)し、第1の撮像部はその反射光を撮像する。また、第2のダイクロイックミラーは、所定の波長域内(緑色光に対応)の光を反射(それ以外の波長の光を透過)し、第2の撮像部はその反射光を撮像する。さらに、第3のダイクロイックミラー(通常のミラーを用いてもよい)は、所定の波長域内(青色光に対応)の光を反射(それ以外の波長の光を透過)し、第3の撮像部はその反射光を撮像する。
【0083】
制御装置7では、得られた3画面の画像データに基づき、撮像された各光成分パターンの相対位相角度を算出する。各光成分パターンの相対位相角度は、撮像により得られた光成分パターンの輝度のチャートから算出される。そして、算出された相対位相角度に基づき、制御装置7では、上記第1の実施の形態と同様、位相シフト法により、三次元計測及び検査が行われるようになっている。勿論、予め相対位相角度が設定されており、事前に把握されていてもよい。
【0084】
また、本実施の形態における撮像手段4についても、撮像視野は、クリームハンダの微細の程度に関わりなく、常に一定となっている。また、3CCDカラーカメラの分解能と画像処理手段(制御装置7)の分解能とは互いに一致している。
【0085】
そして、本実施の形態においても、クリームハンダの大きさに応じて画像処理手段(制御装置7)において行われる演算量が相違するようになっている。より詳しくは、上記三次元計測に先だって、予めクリームハンダの領域が抽出されるようになっており、抽出されたクリームハンダの大きさが小さい場合と、大きい場合とに区別される。そして、図3に示すように、クリームハンダが小さい場合には、微細の程度が細かいものとして、よりきめ細やかな高さ計測を行うべく、撮像手段4から画像処理手段に対し、各波長域毎に1つの撮像視野の全画素分の画像データが転送されるようになっている。そして、画像処理手段では、転送された全画素分の画像データに基づき、上述した位相シフト法により高さが演算される。
【0086】
これに対し、クリームハンダが大きい場合には、微細の程度が荒いものとして、大ざっぱな高さ計測を行うべく、撮像手段4から画像処理手段に対し、1つの撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データが転送されるようになっている。より詳しくは、R、G、B各波長域毎に、横方向に1ラインずつ飛ばして転送する。これにより、全画素分転送する場合に比べて、転送されるデータ量が2分の1になる。さらに、画像処理手段では、転送された画素分の画像データのうち、横方向に1画素ずつ飛ばして画像データが読みとられ、当該読みとられた画像データにつき、上述した位相シフト法により高さが演算される。従って、画像処理手段において演算される画像データの演算量は、クリームハンダが小さい場合に比べて、4分の1で済む。
【0087】
このように、本実施の形態においても、クリームハンダが大きく、微細の程度が荒いとき(低分解能時)には、クリームハンダが小さく、微細の程度が小さいとき(高分解能時)に比べて、画像処理手段が行う演算量が少ない。このため、精度の高い画像処理を必要としない部位については演算時間が短くて済む。一方で、精度の高い画像処理を必要とする部位については、演算量が多くより精度の高い検査が行われる。
【0088】
より詳しくは、図3に示すように、例えば、3CCDカラーカメラの分解能がR、G、B各波長域毎に1撮像視野あたり8×8画素であったとする。この場合において、高分解能時には、8×8全画素分の画像データが撮像手段4から画像処理装置へと転送され、画像処理手段において、当該全画素分の画像データの高さ計測が行われる。これに対し、低分解能時には、4×8画素分(1列おき)の画像データが撮像手段4から画像処理装置へと転送され、画像処理手段において、さらに、1画素おきの4×4画素分の画像データの高さ計測が行われる。つまり、この場合には、4分の1の画素数分だけ演算すれば済む。そのため、検査精度の低下をさほど招くことなく、検査効率の向上を図ることができ、高速に検査を行うことができる。
【0089】
また、第1の実施の形態と同様、撮像手段4による撮像視野が一定とされていることから、部位に応じて視野の大きさが相違する従来技術とは異なり、視野の割り振り、配列が複雑なものとならず、かかる意味でも検査効率の向上を図ることができる。さらに、撮像手段を複数設けたり、撮像手段を移動させたりせずとも、そして、画像処理装置よりも大きな分解能を有するカメラを用意しなくても、上記作用効果が奏される。従って、コストの増大及び構造上の複雑化を防止することができる。
【0090】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。ただし、上述した第1、第2の実施の形態と重複する部材等については同一の符号を付して説明を省略するとともに、以下には、相違点を中心として説明する。
【0091】
本実施の形態においても、照射手段3からは、赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれ位相の異なる光成分パターンが照射されるようになっている。
【0092】
これに対し、本実施の形態における撮像手段4は、第2の実施の形態と同様、カラーカメラではあるが、3CCDカラーカメラではなく単板式のカラーカメラを備えている。単板式カラーカメラは、例えば、図4に示すように、各画素毎に撮像可能な波長域が異なっている。それ故、制御装置7では、得られた1撮像視野の画像データに基づき、各画素において、存在しない波長域に関しては、隣接又は近接する画素の画像データに基づき、疑似画像データを演算するようになっている。
【0093】
より詳しくは、図4の左欄に示すように、高分解能時においては、全画素分の画像データが転送されるのであるが、この場合において、例えば図中○印を付した画素に関しては、G(緑)の波長域の画像データは存在するが、R(赤)とB(青)とについては画像データが存在しない。そこで、制御装置7では、当該画素近傍の同一波長域の画像データに基づいて疑似画像データを算出し、それを画像データに置換することとしている。例えば、R(赤)については、当該○印を付した画素の左右の画素のR(赤)の画像データを加算して2で除算した値が疑似画像データとされ、また、B(青)については、当該画素の上下の2つの画素のB(青)の画像データを加算して2で除算した値が疑似画像データとなる、・・・といった具合である。
【0094】
また、例えば図中△印を付した画素に関しては、R(赤)の波長域の画像データは存在するが、G(緑)とB(青)とについては画像データが存在しない。制御装置7では、当該画素近傍の同一波長域の画像データに基づいて疑似画像データを算出し、それを画像データに置換することとしている。例えば、G(緑)については、当該△印を付した画素の上下左右の画素のG(緑)の画像データを加算して4で除算した値が疑似画像データとされ、また、B(青)については、当該画素の斜め上下の4つの画素のB(青)の画像データを加算して4で除算した値が疑似画像データとなる、・・・といった具合である。
【0095】
そして、制御装置7では、上記第2の実施の形態と同様、位相シフト法により、三次元計測及び検査が行われるようになっている。
【0096】
また、本実施の形態における撮像手段4についても、撮像視野は、クリームハンダの微細の程度に関わりなく、常に一定となっている。また、単板式カラーカメラの分解能と画像処理手段(制御装置7)の分解能とは互いに一致している。
【0097】
そして、本実施の形態においても、クリームハンダの大きさに応じて画像処理手段(制御装置7)において行われる演算量が相違するようになっている。より詳しくは、上記三次元計測に先だって、予めクリームハンダの領域が抽出されるようになっており、抽出されたクリームハンダの大きさが小さい場合と、大きい場合とに区別される。そして、図4に示すように、クリームハンダが小さい場合には、微細の程度が細かいものとして、よりきめ細やかな高さ計測を行うべく、撮像手段4から画像処理手段に対し、各波長域毎に1つの撮像視野の全画素分の画像データが転送されるようになっている。そして、画像処理手段では、転送された全画素分の画像データに基づき、上述した位相シフト法により高さが演算される。
【0098】
これに対し、クリームハンダが大きい場合には、微細の程度が荒いものとして、大ざっぱな高さ計測を行うべく、撮像手段4から画像処理手段に対し、1つの撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データが転送されるようになっている。より詳しくは、横方向に2ラインずつ飛ばして転送する。これにより、全画素分転送する場合に比べて、転送されるデータ量が2分の1になる。
【0099】
さらに、画像処理手段では、転送された画素に関し、図中2点鎖線で囲んだ4画素分のエリアを1画素とみなして、つまり、当該エリアを「みなし画素」として画像データを処理する。より詳しくは、実際にデータの転送されたみなし画素MS1については、実際の画像データをそのまま画像データとして採用する。例えば、R(赤)についてはみなし画素MS1の左上のデータを画像データとして採用し、B(青)についてはみなし画素MS1の右下のデータを画像データとして採用する。そして、G(緑)についてはみなし画素MS1の右上及び左下のデータを加算して2で除算した値を画像データとして採用する。
【0100】
一方、実際にはデータが転送されていないみなし画素MS2については、その上下のみなし画素MS1のデータを画像データとして援用する。例えば、R(赤)については上下のみなし画素MS1のR(赤)のデータを加算して2で除算した値を画像データとして援用し、B(青)についても上下のみなし画素MS1のB(青)のデータを加算して2で除算した値を画像データとして援用する。同様に、G(緑)についても上下のみなし画素MS1のG(緑)のデータを加算して2で除算した値を画像データとして援用する。ただし、G(緑)に関しては、みなし画素MS2から離れた方のデータを無視することとしてもよい。このように、画像処理装置では、採用された画像データが読みとられ、当該読みとられた画像データにつき、上述した位相シフト法により高さが演算される。
【0101】
このように、本実施の形態においても、クリームハンダが大きく、微細の程度が荒いとき(低分解能時)には、クリームハンダが小さく、微細の程度が小さいとき(高分解能時)に比べて、画像処理手段が行う演算量が少ない。このため、精度の高い画像処理を必要としない部位については演算時間が短くて済む。一方で、精度の高い画像処理を必要とする部位については、演算量が多くより精度の高い検査が行われる。
【0102】
また、上記第1及び第2の実施の形態と同様の作用効果が奏されるのは勿論のこと、本実施の形態では、単板式カラーカメラを採用していることから、3CCDカラーカメラを採用した場合に比べて、著しいコストの低減及び小型化を図ることができる。また、1画素あたり、1つの波長域の画像データしかないため、転送される画像データ量が元来少なくて済み、結果として1画素あたり、複数の波長域の画像データが転送される場合に比べて、データ転送量が軽減でき、一層の計測効率の向上を図ることができる。
【0103】
さらに、本実施の形態では、ある波長域について画像データの存在しない画素につき、同じ波長域の近接の画像データに基づいて演算して得られた疑似画像データを画像データとして採用するため、著しくデータが逸脱することなく計測を行うことができる。
【0104】
なお、上記例では特に言及していないが、ノイズ成分を除去するための平滑フィルタ等のノイズ除去手段を設けることとしてもよい。このように構成することで、疑似画像データが採用されることにより生じうる高周波のノイズ成分が除去され、結果として、ノイズによる不具合を払拭することができる。
【0105】
尚、上述した各実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0106】
(a)上記実施の形態では、クリームハンダの主として高さ計測(三次元計測)を行う場合に具体化しているが、例えばクリームハンダの面積計測等の二次元計測を行う場合にも具体化することができる。
【0107】
(b)照射手段3を構成する光源は、ハロゲンランプでもよいし、LEDであってもよい。また、レーザ光を照射可能な照射手段を採用してもよい。
【0108】
(c)上記第3の実施の形態において、4画素分を1つのみなし画素MS1,MS2として演算等を行うこととしているが、演算方法は必ずしも上記実施の形態の手法に限定されるものではない。例えば、みなし画素なる概念を用いずに、1画素ずつ、疑似画像データを当てはめることとしてもよい。
【0109】
(d)また、第2の実施の形態において、転送されない画素に関しても、疑似データを援用することとして、全画素分について演算することとしてもよい。
【0110】
(e)上記実施の形態では、クリームハンダの印刷状態を検査するための検査装置に具現化されている。これに対し、上記のような構成を、基板の製造等に関連する他の装置に具現化することも可能である。例えば、基板上に実装された電子部品の実装状態を検査するための検査装置に具体化してもよい。
【0111】
(f)上記実施の形態では三次元計測方法として、位相シフト法を採用しているが、他の手法、例えば、光切断法、空間コード法、合焦法等の計測方法を採用することとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における計測装置を模式的に示す概略斜視図である。
【図2】(a)は本実施の形態における高分解能時と低分解能時とにおける撮像視野等を模式的に示す図表であり、(b)は従来技術における高分解能時と低分解能時とにおける撮像視野等を模式的に示す図表である。
【図3】第2の実施の形態における高分解能時と低分解能時とにおける撮像視野等を模式的に示す図表である。
【図4】第3の実施の形態における高分解能時と低分解能時とにおける撮像視野等を模式的に示す図表である。
【符号の説明】
1…三次元計測装置、3…照射手段、4…撮像手段、7…制御装置、K…プリント基板。
Claims (17)
- プリント基板上の検査対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、
前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行う画像処理手段と
を備え、前記画像処理手段の演算結果に基づいて検査対象物の良否判定を行うよう構成されてなる外観検査装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、
前記検査対象物の微細の程度に応じて、画像データのうち間引かれる画素数を異ならせることで前記画像処理手段が行う演算量を異ならせたことを特徴とする外観検査装置。 - プリント基板上の検査対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、
前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行う画像処理手段と
を備え、前記画像処理手段の演算結果に基づいて検査対象物の良否判定を行うよう構成されてなる外観検査装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、
前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、画像データのうち間引かれる画素数を多くすることで前記画像処理手段が行う演算量が少なくなるよう構成したことを特徴とする外観検査装置。 - 前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、画像データのうち間引かれる画素数を多くすることで前記撮像手段から前記画像処理手段への画像データの転送量を少なくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の外観検査装置。
- 前記検査対象物の微細の程度が細かいときには、1撮像視野の全画素分の画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送し、微細の程度が荒いときには、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の外観検査装置。
- 前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、画像データのうち間引かれる画素数を多くすることで前記画像処理手段において演算の対象となる1視野あたりの画像データ数を少なくしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の外観検査装置。
- 前記検査対象物の微細の程度が細かいときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の全画素分の画像データを演算の対象とし、前記検査対象物の微細の程度が荒いときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを演算の対象とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の外観検査装置。
- プリント基板上の少なくとも計測対象物に対し、所定の光を照射可能な照射手段と、
前記所定の光の照射された前記計測対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、
前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行い、少なくとも前記計測対象物の高さを計算する画像処理手段と
を備えてなる三次元計測装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、
前記計測対象物の微細の程度に応じて、画像データのうち間引かれる画素数を異ならせることで前記画像処理手段が行う演算量を異ならせたことを特徴とする三次元計測装置。 - プリント基板上の少なくとも計測対象物に対し、所定の光を照射可能な照射手段と、
前記所定の光の照射された前記計測対象物の表面部分を撮像可能な撮像手段と、
前記撮像手段にて撮像された画像データの転送を許容し、当該転送された画像データに基づいて所定の演算を行い、少なくとも前記計測対象物の高さを計算する画像処理手段と
を備えてなる三次元計測装置であって、
前記撮像手段による撮像視野を一定とし、
前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、画像データのうち間引かれる画素数を多くすることで前記画像処理手段が行う演算量が少なくなるよう構成したことを特徴とする三次元計測装置。 - 前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、画像データのうち間引かれる画素数を多くすることで前記撮像手段から前記画像処理手段への画像データの転送量を少なくしたことを特徴とする請求項7又は8に記載の三次元計測装置。
- 前記計測対象物の微細の程度が細かいときには、1撮像視野の全画素分の画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送し、微細の程度が荒いときには、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを前記撮像手段から前記画像処理装置へ転送するようにしたことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の三次元計測装置。
- 前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、微細の程度が細かい場合に比べて、画像データのうち間引かれる画素数を多くすることで前記画像処理手段において演算の対象となる1視野あたりの画像データ数を少なくしたことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の三次元計測装置。
- 前記計測対象物の微細の程度が細かいときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の全画素分の画像データを演算の対象とし、前記計測対象物の微細の程度が荒いときには、前記画像処理手段では、1撮像視野の画素分のうち、所定画素分間引いた画像データを演算の対象とすることを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の三次元計測装置。
- 前記照射手段は、少なくとも計測対象物に対し、縞状の光強度分布を有するとともに、互いに異なる波長成分を有し、互いに相対位相関係の異なる複数の光成分パターンを同時に照射可能であって、
前記撮像手段は、前記光成分パターンの照射された計測対象物からの反射光を各光成分毎に分離して撮像可能であって、
前記画像処理手段は、前記異なる相対位相関係下において前記撮像手段にて撮像された複数通りの画像データに基づき、位相シフト法により少なくとも前記計測対象物の高さを演算するものであることを特徴とする請求項7乃至12のいずれかに記載の三次元計測装置。 - 前記撮像手段は、3CCDカラーカメラを具備していることを特徴とする請求項13に記載の三次元計測装置。
- 前記撮像手段は、単板式カラーカメラを具備していることを特徴とする請求項13に記載の三次元計測装置。
- 前記画像処理手段は、画像データの存在しない画素につき、同じ波長域の近接の画像データに基づいて演算して得られた疑似画像データを画像データとして採用するよう構成されていることを特徴とする請求項15に記載の三次元計測装置。
- 前記画像処理手段は、ノイズ成分を除去するためのノイズ除去手段を具備していることを特徴とする請求項16に記載の三次元計測装置。
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