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JP3906592B2 - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

受信装置及び受信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信装置及び受信方法に関し、例えばディジタル衛星放送システムの受信装置(IRD:Integrated Receiver Decoder )に適用することができる。本発明は、多チャンネル放送の受信装置に記録装置を一体化して、データ圧縮されて放送されたデータをデータ伸張することなく記録することにより、多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成により所望の番組を記録することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタル衛星放送システムにおいては、オーディオデータ及びビデオデータをデータ圧縮すると共に時分割多重化して伝送することにより、1つの放送波により多チャンネルを放送できるようになされている。このような多チャンネル放送によるディジタル衛星放送システムにおいては、これらビデオデータ及びオーディオデータと共に時分割多重化して伝送されるPSI(Progrlam Specific information )により所望の番組を選択できるようになされている。
【0003】
すなわち図2は、この種のディジタル衛星放送システムにおける地上局1の基本的な構成を示すブロック図である。この地上局1においては、それぞれビデオデータDV及びオーディオデータDAを画像符号化器2及び音声符号化器3に入力し、ここでそれぞれデータ圧縮する。ここでこれらのデータ圧縮は、ITU−T勧告H.262 ISO/IEC13818−2及びISO/IEC13818−3に規定されている。
【0004】
ディジタル衛星放送システムにおいては、例えばこのようなビデオデータDV及びオーディオデータDAにより1つのチャンネルであるプログラム(番組)が構成される。地上局1においては、これによりそれぞれデータ圧縮されたビデオデータDV及びオーディオデータDAによるデータ列であるビデオデータのエレメンタリーストリームESV及びオーディオータのエレメンタリーストリームESAを生成する。
【0005】
このデータ圧縮において、ビデオデータDVにおいては、図3に示すように、連続するピクチャーがGOP(Group Of Pictures )単位で区切られて符号化処理され、データ圧縮されたデータにおいて、各GOPの先頭に符号化処理の種類等を記述したヘッダが割り当てられる。これに対してオーディオデータDAにおいては、GOPに代えてオーディオフレームを単位にしてデータ圧縮処理が実行され、各オーディオフレームに同様にヘッダが割り当てられるようになされている。
【0006】
パケッタイザ4及び5は、図4に示すように、それぞれこれらエレメンタリーストリームESV及びESAをパケット化して出力する。このときパケッタイザ4及び5は、それぞれエレメンタリーストリームESV及びESAを構成するGOP、オーディオフレームを連結して所定のデータブロック単位でパケット化する。さらに再生時の時間情報、パケット化したデータの種類を示すストリームID等を付加し、先頭にPES(Program Elementary Stream )ヘッダを付加する。
【0007】
これによりパケッタイザ4及び5は、パケット構造によるデータ圧縮されたビデオデータ、オーディオデータ等によるデータストリーム(PESである)PESV及びPESAを生成する。なおこのようなPESパケットは、データ放送等についても適用される。
【0008】
多重化装置6は、これらPESを時分割多重化して1つのトランスポートストリームTSを作成する。すなわち多重化装置6は、図5及び図6に示すように、各PESをそれぞれ184バイト単位で区切って、それぞれトランスポートストリームヘッダを付加する。ここでトランスポートストリームヘッダには、PESを識別するためのPID(Packet ID )、復号、表示の基準である時間情報等が割り当てられ、トランスポートストリームパケット全体として188バイトになるように必要に応じてスタッフビットが割り当てられる。
【0009】
多重化装置6は、このようにして生成したトランスポートストリームパケットを時分割多重化してトランスポートストリームTSを生成する。
【0010】
送信側においては、このようにして複数の番組によるビデオデータDV及びオーディオデータDAより多重化ストリームであるトランスポートストリームTSを生成し、さらにこのようにして生成したトランスポートストリームを周波数多重化して衛星にアップリンクするようになされている。
【0011】
このようにして多重化されるトランスポートストリームTSにおいては、各トランスポートストリームパケットに割り当てられるPIDが、各エレメンタリーストリームで固有の値にセットされ、これにより受信時、このPIDを基準にして1つの番組を構成するトランスポートストリームパケットを選択できるようになされ、またこのようにして選択したトランスポートストリームTSを送信時とは逆に処理して所望の番組を試聴できるようになされている。
【0012】
送信側においては、このPIDを特定する為に、PSIを介挿してトランスポートストリームTSを送出する。
【0013】
ここで図7に番組選択の流れを示すように、PSIは、PAT(Program Association Table )、PMT(Program Map Table )等により構成され、それぞれビデオデータ及びオーディオデータによるトランスポートストリームと同様にPIDが割り当てられる。このうちPMTは、各番組毎に割り当てられ、それぞれ各番組を構成するエレメンタリーストリームのPIDが割り当てられるようになされている。従ってこの図7に示す例にあっては、PMTにより特定されるXV、XA、XD、XCのPIDによるエレメンタリーストリームにより1の番組が構成されていることになる。
【0014】
これに対してPATは、このように各番組毎に割り当てられたPMTを特定するものであり、この例においては番組番号XのPMTがPIDXXのパケットに割り当てられていることが示されるようになされている。なおPATには、特定のPID(通常は0)が割り当てられるようになされている。
【0015】
これにより受信側においては、受信を希望する番組のPMTをPATより検出し、さらにこのPMTにより指定されるPIDのパケットを選択的に処理して、所望の番組を選択できるようになされている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのようにして受信される番組について、従来タイムシフト等により試聴する場合、ビデオテープレコーダ等の外部機器に一旦記録して再生することになる。また音楽放送の番組にあっては、カセットテープレコーダ等の外部機器に一旦記録して再生することになる。
【0017】
これに対してこのように多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、この種の番組を記録することができれば、その分全体として簡易な構成によりこの種の番組を記録するができると考えられる。
【0018】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成により所望の番組を記録することができる受信装置及び受信方法を提案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、選択手段より出力されるデータ圧縮されてなるビデオデータ及び又はオーディオデータをデータ圧縮したままの状態で記録媒体に記録する記録手段を備えるようにする。また制御用データに基づいて記録媒体への記録を制御する。
【0020】
選択手段より出力されるデータ圧縮されてなるビデオデータ及び又はオーディオデータをデータ圧縮したままの状態で記録媒体に記録する記録手段を備えるようにすれば、データ圧縮されて多チャンネルにより放送される番組について、いちいちデータ伸張した後、改めてデータ圧縮することなく記録してこの番組を高密度記録することができ、これにより多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成により所望の番組を記録することができる。また制御用データに基づいて、記録媒体への記録を制御することにより、不必要な会話等を除いて所望の内容だけ記録することができ、これにより例えばコンパクトディスク、DVDと等価な光ディスクを作成して、これらメディアをいわゆる電子配信することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0022】
(1)実施の形態の構成
図1は、本発明の実施の形態に係る受信装置を示すブロック図である。この受信装置10は、図2について上述した地上局1よりアップリンクされて衛星よりダウンリンクされた放送波を受信する。
【0023】
すなわち受信装置10において、アンテナ11は、衛星よりダウンリンクされる放送波をダウンコンバートしてチューナ12に出力し、チューナ12は、中央処理ユニット(CPU)13の制御により所望の放送波を選局して出力する。デコーダ14は、このチューナ12の出力信号をデコードしてトランスポートストリームTSを出力する。
【0024】
デマルチプレクサ(DEMUX)15は、このトランスポートストリームTSよりPAT、PMT、EPG(Electronic Program Guide)を選択して中央処理ユニット13に出力し、またこの中央処理ユニット13の制御により、このPMTにより特定される所定のパケットを選択する。デマルチプレクサ15は、通常の動作モードにおいては、PMTにおいて特定されるこれら各PIDによるパケットの種類に応じて、ビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームについては、それぞれビデオ用及びオーディオ用のデコーダ16及び17に出力し、またデータ放送用のエレメンタリーストリームについては、バスBUSに出力する。これに対して番組の記録のモードにおいては、ビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームについては、バスBUSに出力し、さらにはデータ放送の内容を記録する場合には、同様にデータ放送用のエレメンタリーストリームをバスBUSに出力する。これに対して番組再生時においては、デコーダ14より出力されるトランスポートストリームTSに代えて、バスBUSに出力されるビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームをそれぞれビデオ用及びオーディオ用のデコーダ16及び17に出力する。
【0025】
デコーダ16及び17は、それぞれこれらビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームをデータ伸張し、ビデオデータ及びオーディオデータを出力する。エンコーダ18は、デコーダ16より出力されるビデオデータ(MPEGによりデータ圧縮されたビデオデータがデータ伸長されたものであることにより、輝度データ及び色差データにより構成される)を受け、このビデオデータをディジタルアナログ変換処理し、輝度信号及び色差信号を生成する。エンコーダ18は、この輝度信号及び色差信号を合成して複合ビデオ信号SVを生成してモニタ装置等の外部機器に出力する。
【0026】
ディジタルアナログ変換回路(D/A)19は、デコーダ17より出力されるオーディオデータをディジタルアナログ変換処理し、アナログ信号によるオーディオ信号SAを出力する。
【0027】
記録再生部20は、この受信装置10に一体化された光ディスク装置であり、中央処理ユニット13の制御により動作を切り換え、バスBUSに出力されるビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームを所定の記録媒体に記録する。ここでこの記録媒体は、光ディスクであり、記録再生部20は、この光ディスクを着脱可能に保持する。これにより記録再生部20は、リムーマブルメディアによりディジタル衛星放送による番組を記録できるようになされている。また記録再生部20は、中央処理ユニット13の制御によりこの光ディスクに記録されたビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームを再生してバスBUSに出力する。これにより受信装置10においては、放送番組を一旦光ディスクに記録して例えばタイムシフトにより試聴できるようになされている。
【0028】
このようにしてエレメンタリーストリームを記録再生する記録再生部20においては、これらビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームをデータ伸張することなく光ディスクに記録する。これにより記録再生部20においては、多チャンネル放送の特徴であるデータ圧縮されたビデオデータ及びオーディオデータをいちいちデータ伸張することなく記録して、所望の番組を高密度記録するようになされている。またデータ伸張の後、データ圧縮する場合のような全体構成の煩雑化を防止するようになされ、これらにより受信装置10では、多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成により所望の番組を記録するようになされている。
【0029】
さらに記録再生部20においては、このようにしたビデオデータ及びオーディオデータの記録に先立ち、中央処理ユニット13よりバスBUSに送出される付加情報を光ディスクに記録する。ここで付加情報は、取得可能なビデオデータ、オーディオデータに関する情報であり、記録した日時、時刻に加えて、EPGより取得した当該番組の番組情報が割り当てられる。これにより記録再生部20は、番組を改めて試聴する際に、この番組情報により光ディスクに記録された番組の検索等を実行できるようになされ、その分多チャンネル放送の特徴である番組情報を有効に利用して使い勝手を向上できるようになされている。すなわち記録再生部20は、中央処理ユニット13の制御によりこの付加情報を再生してバスBUSに出力し、これにより外部機器であるモニタ装置に番組情報を表示する。
【0030】
フロッピーディスクドライブ(FDD)部22は、中央処理ユニット13の制御によりバスBUSに出力されるデータ放送用のエレメンタリーストリームを記録する。これにより受信装置10では、例えば料理番組で紹介したレシピ、ゲームのプログラム等をフロッピーディスクにダウンロードできるようになされている。
【0031】
中央処理ユニット13は、この受信装置10全体の動作を制御するコントローラであり、ユーザーの操作に応動して、デマルチプレクサ15よりEPG、PAT、PMTを取得し、PMTにより特定されるパケットの取得をデマルチプレクサ15に指示する。さらに通常の動作モードにおいては、デコーダ16、17への各エレメンタリーストリームの出力をデマルチプレクサ15に指示し、さらにデコーダ16、17、エンコーダ18等にこれらエレメンタリーストリームの処理を指示する。
【0032】
この状態で、例えばユーザーがデータ放送の記録を指示すると、中央処理ユニット13は、デマルチプレクサ15にデータ放送によるパケットの取得を指示し、さらにこの取得したデータのバスBUSへの送出を指示する。さらに中央処理ユニット13は、このパケットよりヘッダを取り除いてデータを抽出し、このデータをバスBUSに送出する。中央処理ユニット13は、フロッピーディスクドライブ部22にこのバスBUSに送出するデータの記録を指示し、これによりこのデータ放送によるデータをフロッピーディスクに記録する。
【0033】
これに対してユーザーが番組の録画を指示すると、またはタイマー予約による録画開始時刻になると、中央処理ユニット13は、付加情報を送出してこの付加情報の記録を記録再生部20に指示する。さらに中央処理ユニット13は、ビデオデータ及びオーディオデータによるエレメンタリーストリームをバスBUSに出力するように、デマルチプレクサ15に指示する。さらに中央処理ユニット13は、このバスBUSに出力されるエレメンタリーストリームの記録を記録再生部20に指示する。またこれとは逆に録画終了時刻になると、記録再生部20に記録の終了を指示する。
【0034】
なおこのデータの転送においては、デマルチプレクサ15よりバスBUSに出力されるトランスポートストリームパケットより、中央処理ユニット13でヘッダ等を取り除いてデータを抽出し、このデータをバスBUSを介して記録再生部20に送出することにより実行される。
【0035】
これに対してユーザーがPMTを基準にした番組の録画を指定した場合、中央処理ユニット13は、PMTに記録された制御用データを基準にして番組の記録を指示する。
【0036】
ここでこの実施の形態において、地上局1は(図2)、例えば番組中で音楽を流す場合、さらには映画等を放送する場合、音楽の放送開始、放送終了の時点、映画の放送開始、放送終了の時点をこの制御用データにより特定するようになされている。ここで例えば番組が予め編集されたストリームによる場合、地上局1においては、この編集時に設定されたマーカー等によりこのような音楽、映画等の放送開始時点及び放送終了時点を特定し、この特定した時点を示す時間情報によりこの制御データを作成する。また生放送等のリアルタイムによる番組においては、例えば音楽の送出開始等を所定時間前に指定するマーカーを検出し、このマーカーにより音楽、映画等の放送時点を特定してこの制御データを生成する。
【0037】
中央処理ユニット13は、この制御データを基準にして、番組の中で、例えば次週の番組案内、映画の解説等が終了して本来の映画の放送が開始されると、また音楽番組においてディスクジョッキーの会話が終了して音楽の放送が開始されると、これらのエレメンタリーストリームを記録するように、記録再生部20の動作を制御する。またこの制御データにより本来の映画が終了すると、記録の停止を指示し、これにより続く予告等を記録しないようにする。また音楽番組にあっては、音楽が終了すると番組の記録を停止し、ディスクジョッキーの会話等を記録しないようにする。
【0038】
(2)実施の形態の動作
以上の構成において、このディジタル衛星放送システムにおいては(図2)、各番組を構成するオーディオデータ、ビデオデータがデータ圧縮された後、データ放送のデータ等と共に時分割多重化されてトランスポートストリームTSが生成される。ディジタル衛星放送システムにおいては、このトランスポートストリームTSが変調されて衛星にアップリンクされ、この衛星より放送波がダウンリンクされる。
【0039】
このようにしてトランスポートストリームTSを生成する際に、ディジタル衛星放送システムにおいては、各番組のトランスポートストリームパケットをPIDにより特定するPMT、各番組のPMTパケットを同様にPIDにより特定するPATがこれらビデオデータ、オーディオデータ等と共に多重化されて送出される。また例えば次週の番組案内、映画の解説等を除く本来の映画の放送を開始する時点及び終了する時点、さらには音楽番組においてディスクジョッキーの会話等を除いて本来の音楽の放送が開始する時点及び終了する時点等を特定する時間情報が制御データとしてこのPMTに割り当てられて送出される。
【0040】
このようにして送出されて衛星よりダウンリンクされる放送波は(図1)、チューナ12により所望の放送波が選択された後、この選択された放送波のトランスポートストリームTSがデコーダ14により復調される。このトランスポートストリームTSにおいては、PAT、PMTにより特定されるパケットがデマルチプレクサ15により選択され、ビデオデータは、デコーダ16によりデータ伸長された後、エンコーダ18を介して外部機器に出力される。またオーディオデータにおいては、デコーダ17によりデータ伸長された後、ディジタルアナログ変換回路19によりアナログによるオーディオ信号に変換されて外部機器に出力される。
【0041】
このようにして処理されるビデオデータ及びオーディオデータにおいては、ユーザーの操作によりデマルチプレクサ15で分離されてバスBUSに送出され、記録再生部20により光ディスクに記録される。これによりこのオーディオデータ及びビデオデータにおいては、データ伸長されることなく、データ圧縮されたままの状態で光ディスクに記録される。これによりこの実施の形態においては、多チャンネル放送の特徴であるデータ圧縮されたビデオデータ及びオーディオデータをいちいちデータ伸張することなく記録して、所望の番組を高密度記録することができる。また一旦データ伸張した後、外部機器によりデータ圧縮して記録する場合に比して、全体構成を簡略化することができ、さらには簡易な操作により所望の番組を記録することが可能となる。
【0042】
かくして再生時においては、このようにして記録したビデオデータ及びオーディオデータが光ディスクより再生されてバスBUSを介してデマルチプレクサ15に入力される。さらにこれらビデオデータ及びオーディオデータがデマルチプレクサ15、デコーダ16、17等を介して外部機器に出力され、これにより例えばタイムシフトにより所望の番組を試聴することができる。
【0043】
このようにして記録する際に、受信装置10においては、取得可能な情報であるEPGにより番組情報が取得され、この番組情報が記録開始時刻等と共に記録される。これによりユーザーにおいては、後日、記録した番組を試聴する際に、この番組情報等を参考にして多くの番組より所望の番組を選択することができ、その分使い勝手が向上される。
【0044】
また同様に記録の際に、ユーザーの設定により、PMTに設定された時間情報を基準にして、例えば次週の番組案内、映画の解説等が終了して本来の映画の放送が開始されると、さらには音楽番組においてディスクジョッキーの会話が終了して音楽の放送が開始されると、中央処理ユニット13の制御により光ディスクへの記録が開始される。さらにPMTの時間情報により、映画、音楽等が終了すると、番組の記録を終了する。
【0045】
これにより映画の解説、ディスクジョッキーの会話等を除いた、例えばコンパクトディスク、DVDと等価な光ディスクを作成することが可能となり、これらのメディアをいわゆる電子配信することが可能となる。
【0046】
なおPMTにこのような時間情報等を割り当てる場合、従来からの受信装置における処理が問題となるが、この種のディジタル衛星放送システムにおける受信装置においては、解釈困難なデータがPMT等に割り当てられている場合には、これを無視するようになされている。従って、このようにPMTにより記録開始、記録終了の制御データを送出しても、従来機器との間の互換性を維持してユーザーの使い勝手を向上することができる。
【0047】
さらにこの受信装置10にあっては、この記録媒体がリムーバブルなメディアであることにより、受信装置10より取り外して、必要に応じて他の機器で試聴することが可能となる。
【0048】
これに対してデータ放送にあっては、デマルチプレクサ15でエレメンタリーストリームが分離され、バスBUSを介してフロッピーディスクドライブ部22に入力され、ここでフロッピーディスクに記録される。これによりこのフロッピーディスクをパーソナルコンピュータ等にセットして、例えば料理のレシピ等を確認することができ、またディジタル衛星放送システムにより配信されたゲームを楽しむことができる。
【0049】
(3)実施の形態の効果
以上の構成によれば、記録再生部20を一体化して、データ圧縮されて放送されたデータをデータ伸張することなく記録することにより、多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成により所望の番組を記録することができる。
【0052】
また多重化ストリームであるトランスポートストリームに付加された制御用データを基準にして、記録媒体への記録を制御することにより、不必要な会話等を除いて所望の内容だけ記録することができ、これにより例えばコンパクトディスク、DVDと等価な光ディスクを作成して、これらメディアをいわゆる電子配信することができる。
【0053】
さらにこの制御データを制御パケットであるPMTに割り当ててたことにより、従来からの受信端末との間で互換性を維持しつつ、この種のサービスを展開することができる。
【0054】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、EPGより番組情報を取得して番組と共に記録する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばインターネット等によりこれらの番組情報を取得してもよい。
【0055】
また上述の実施の形態においては、光ディスクにより記録再生部を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ICカード、ハードディスク装置等により構成してもよい。
【0056】
また上述の実施の形態においては、本発明をディジタル衛星放送システムの受信装置に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばケーブルテレビによる多チャンネル放送の受信装置に適用してもよい。
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、多チャンネル放送の受信装置に記録装置を一体化して、データ圧縮されて放送されたデータをデータ伸張することなく記録することにより、多チャンネルにより放送される番組の特徴を有効に利用して、全体として簡易な構成により所望の番組を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディジタル衛星放送システムの受信装置を示すブロック図である。
【図2】ディジタル衛星放送システムの基地局の一部構成を示すブロック図である。
【図3】ビデオデータのデータ圧縮処理の説明に供するタイムチャートである。
【図4】エレメンタリーストリーム生成の説明に供するタイムチャートである。
【図5】トランスポートストリームパケット生成の説明に供するタイムチャートである。
【図6】トランスポートストリームの説明に供するタイムチャートである。
【図7】PSIの説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……地上局、10……受信装置、14、16、17……デコーダ、13……中央処理ユニット、15……デマルチプレクサ、20……記録再生部、22……フロッピーディスクドライブ部

Claims (5)

  1. データ圧縮されたビデオデータ及び又はオーディオデータが時分割多重化されてなる放送波を受信する受信装置において、
    前記放送波より前記ビデオデータ及び又はオーディオデータが時分割多重化されてなる多重化ストリームを復調する復調手段と、
    前記多重化ストリームよりデータ圧縮されてなるビデオデータ及び又はオーディオデータを選択する選択手段と、
    データ圧縮したままの状態で、前記選択手段より出力されるデータ圧縮されてなるビデオデータ及び又はオーディオデータが記録媒体に記録されるように、前記多重化ストリームにより伝送される記録に関する制御用データに基づいて、前記記録媒体への記録を制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記選択手段は、
    前記多重化ストリームにより伝送されるPSI情報に含まれたPMT情報に基づいて、前記ビデオデータ及び又はオーディオデータを選択し、
    前記制御用データが、前記PMT情報に含まれたデータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. データ圧縮されたビデオデータ及び又はオーディオデータが時分割多重化されてなる放送波を受信する受信方法において、
    前記放送波より前記ビデオデータ及び又はオーディオデータが時分割多重化されてなる多重化ストリームを復調する復調のステップと、
    前記多重化ストリームよりデータ圧縮されてなるビデオデータ及び又はオーディオデータを選択する選択のステップと、
    データ圧縮したままの状態で、前記選択のステップより選択されるデータ圧縮されてなるビデオデータ及び又はオーディオデータが記録媒体に記録されるように、前記多重化ストリームにより伝送される記録に関する制御用データに基づいて、前記記録媒体への記録を制御する制御のステップとを備える
    ことを特徴とする受信方法。
  4. データ圧縮されて多重化された複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータを受信する受信装置において、
    前記複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータを受信する受信手段と、
    前記複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータと共に伝送されるPSI情報に含まれた、ユーザによって選択された番組の前記ビデオデータ及び又はオーディオデータを特定するPMT情報に基づいて、前記受信手段で受信した前記複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータから、前記選択された番組のビデオデータ及び又はオーディオデータを選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択した前記ビデオデータ及び又はオーディオデータがデータ圧縮したまま記録媒体に記録されるように、前記PMT情報に含まれた、前記選択された番組のビデオデータ及び又はオーディオデータの記録に関する制御用データに基づいて、前記記録媒体への記録を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  5. データ圧縮されて多重化された複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータを受信する受信方法において、
    前記複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータを受信する受信のステップと、
    前記複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータと共に伝送されるPSI情報に 含まれた、ユーザによって選択された番組の前記ビデオデータ及び又はオーディオデータを特定するPMT情報に基づいて、前記受信のステップで受信した前記複数番組のビデオデータ及び又はオーディオデータから、前記選択された番組のビデオデータ及び又はオーディオデータを選択する選択のステップと、
    前記選択ステップで選択した前記ビデオデータ及び又はオーディオデータがデータ圧縮したまま記録媒体に記録されるように、前記PMT情報に含まれた、前記選択された番組のビデオデータ及び又はオーディオデータの記録に関する制御用データに基づいて、前記記録媒体への記録を制御する制御ステップと
    を備えたことを特徴とする受信方法。
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