JP3906339B2

JP3906339B2 - Film bonding equipment

Info

Publication number: JP3906339B2
Application number: JP2000216430A
Authority: JP
Inventors: 山佳弘幸; 垣勝美神
Original assignee: Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Current assignee: Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Priority date: 2000-07-17
Filing date: 2000-07-17
Publication date: 2007-04-18
Anticipated expiration: 2020-07-17
Also published as: JP2002028981A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムの接合すべき端部同士を、接着テープによって相互に接合するためのフィルム接合装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、フィルム、例えば、電子部品実装用フィルムキャリアテープ（ＴＡＢ（Tape Automated Bonding）テープ、Ｔ-ＢＧＡ(Tape Ball Grid Array)テープ、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）テープなど）（以下、単に「フィルムキャリアテープ」と言う。）に対して、フィルムキャリアテープの接合すべき端部同士を、または、フィルムキャリアテープとリールテープの端部同士を、接着テープによって相互に接合することが行われている。
【０００３】
すなわち、フィルムキャリアテープは、その製造の際に、通常、１ロットの長さが１１０ｍの規格でリールに巻かれて製造されているが、ユーザ仕様によっては、２０〜４０ｍの長さのフィルムキャリアテープが要求される場合があるため、１ロットを、例えば、３つに切断して、その巻き始めと巻き終わりに、リードテープを接合して、リールに巻装することが行われている。
【０００４】
また、フィルムキャリアテープの製造の段階中で、不良部分が見つかった場合には、不良部分を切除した後、フィルムキャリアテープの端部同士を接合することが行われている。
いずれの場合にも、端部同士を接着テープによって相互に接合しているが、このためのフィルム接合装置が、従来より、種々提案されている（例えば、特開平０６−０７９７８８号公報、特開平０６−１８０４９３号公報、特公平０６−０２６８５７号公報、特公平０６−０４１１７７号公報、ならびに特公平０７−１０２６１８号公報など参照）。
【０００５】
ところで、このようなフィルム接合装置としては、従来より、図１７に示したような、片面スプライサー方式と呼ばれるものがある。この片面スプライサー方式のフィルム接合装置２００では、下記のように操作されるようになっている。すなわち、図１７に示したように、予めカッター２０２で不要部分を切除したフィルムキャリアテープ２０４の接合すべき切断端部２０６同士を、ベース本体２０８上に配置したフィルム接合ダイス２１０に対して接近離反可能に構成された一対のガイド部材２１２、２１４の上に配置することによって、これらのガイド部材２１２、２１４の接近により、ベース本体２０８上に相互に突き合わせた状態で位置させる。その後、ベース本体２０８に備えられた接着テープ２１６を巻装したロール２１８から、接着テープ２１６を引き出して、フィルムキャリアテープ２０４の接合すべき切断端部の突き合わせ部分２２０の上にその粘着剤側を位置させる。
【０００６】
そして、基端がベース本体２０８に軸支され、ベース本体２０８に対して回動自在に設けられたスプライスアーム２２２を、ベース本体２０８の上面に圧下する。これにより、スプライスアーム２２２の下面に装着された押えプレート２２４で、ガイド部材２１２、２１４、およびフィルム接合ダイス２１０上のフィルムキャリアテープ２０４、ならびに接着テープ２１６が押えられて、接着テープ２１６がフィルムキャリアテープ２０４の接合すべき切断端部の突き合わせ部分２２０に接着される。
【０００７】
この際、図１８に示したように、押えプレート２２４の側部縁に形成されたパンチ穴２２６を介して、一対の穿孔用パンチ部材２２８が、押さえプレート２２４から下方に突設して、フィルム接合ダイス２１０に形成されたパンチ穿孔穴２３０と係合して、フィルムキャリアテープ２０４と接着テープ２１６に同時にスプロケット孔２３２が穿孔される。
【０００８】
これと同時に、スプライスアーム２２２を、ベース本体２０８上の接合ダイス２１０に対して押し下げた際に、押えプレート２２４の側方に設けられた一対の接着テープ切断刃２３４が、押さえプレート２２４から下方に突設して、フィルム接合ダイス２１０の幅方向端部２３６と係合して、接着テープ２１６がフィルムキャリアテープ２０４の幅方向の長さに切断されるようになっている。
【０００９】
そして、このようにフィルムキャリアテープ２０４の片面に、接着テープ２１６が接着された後、フィルムキャリアテープ２０４を、図１８の矢印のように、１８０°反転して裏返し、フィルムキャリアテープの裏面の接合端部にも、同様の操作によって、接着テープを接着することによって、接合作業が終了することになる。
【００１０】
しかしながら、このようにフィルムキャリアテープ２０４を１８０°反転して裏返しする煩雑な作業が必要であり、歩留まりが低下することになる。また、このように、フィルムキャリアテープ２０４を１８０°反転して裏返しする際に、フィルムキャリアテープに対して曲げ応力（捻り）がかかることになるので、フィルムキャリアテープのデバイスホール部分に形成されたインナーリードが折曲したり、損傷したりするおそれがあり、デバイスをボンディングする際に支障をきたすことになる。
【００１１】
このため、従来より、図１９に示したような、両面スプライサー方式と呼ばれるフィルム接合装置が開発されている。この両面スプライサー方式のフィルム接合装置２００では、下記のように操作されるようになっている。なお、上記の片面スプライサー方式の接合装置２００と同じ構成部材には、同じ参照番号を付している。
【００１２】
すなわち、図２０に示したように、ベース本体２０８に備えられた接着テープ２１６を巻装したロール２１８から、接着テープ２１６を引き出して、ベース本体２０８上に配置したフィルム接合ダイス２１０上を、その粘着剤側が上方に向くように横断させて、ベース本体２０８上に設けられた接着テープ仮止め部材２０７のピン部材２０９に、接着テープ２１６の先端部分２０５を引っかけておく。
【００１３】
そして、図２１に示したように、予めカッター２０２で不要部分を切除したフィルムキャリアテープ２０４の接合すべき切断端部２０６同士を、ベース本体２０８上に配置したフィルム接合ダイス２１０に対して接近離反可能に構成された一対のガイド部材２１２、２１４の上に配置することによって、これらのガイド部材２１２、２１４の接近により、ベース本体２０８の上に相互に突き合わせた状態で、接着テープ２１６の粘着剤側上に位置させる。
【００１４】
そして、図２２に示したように、接着テープ仮止め部材２０７のピン部材２０９に引っかけておいた接着テープ２１６の先端部分２０５を剥がして、接着テープ折り返し部材２０１のピン部材２０３にて１８０°折り返して、その粘着剤側が下方に向くようにして、フィルムキャリアテープ２０４の接合すべき切断端部の突き合わせ部分２２０の上に、フィルムキャリアテープ２０４の幅方向に横断するようにして、その粘着剤側を位置させる。
【００１５】
そして、図１９に示したように、基端がベース本体２０８に軸支され、ベース本体２０８に対して回動自在に設けられたスプライスアーム２２２を、ベース本体２０８の上面に圧下する。これにより、スプライスアーム２２２の下面に装着された押えプレート２２４で、ガイド部材２１２、２１４、およびフィルム接合ダイス２１０上のフィルムキャリアテープ２０４、ならびにフィルムキャリアテープ２０４の上下両面に位置する接着テープ２１６が押えられて、接着テープ２１６がフィルムキャリアテープ２０４の接合すべき切断端部の突き合わせ部分２２０の両面に接着される。
【００１６】
この際、図１８と同様に、押えプレート２２４の側部縁に形成されたパンチ穴２２６を介して、一対の穿孔用パンチ部材２２８が、押さえプレート２２４から下方に突設して、フィルム接合ダイス２１０に形成されたパンチ穿孔穴２３０と係合して、フィルムキャリアテープ２０４と接着テープ２１６に同時にスプロケット孔２３２が穿孔される。
【００１７】
これと同時に、スプライスアーム２２２を、ベース本体２０８上の接合ダイス２１０に対して押し下げた際に、押えプレート２２４の側方に設けられた一対の接着テープ切断刃２３４が、押さえプレート２２４から下方に突設して、フィルム接合ダイス２１０の幅方向端部２３６と係合して、接着テープ２１６がフィルムキャリアテープ２０４の幅方向の長さに切断され接合作業が終了することになる。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような両面スプライサー方式のフィルム接合装置２００では、一度にフィルムキャリアテープ２０４、その両面に配置した接着テープの３重の部材に対して、図２３に示したように、断面Ｖ字状に形成された尖端部２４０を有する穿孔用パンチ部材２２８にてスプロケット孔２３２を穿設するようになっている。
【００１９】
このため、穿孔用パンチ部材２２８の刃先端部の尖端部２４０が、フィルムの接合端に配置された接着テープに、比較的大きい面積で当接し始め、Ｖ字形状にカットされたテーパー部で穿設されることになるので、その穿設能力が比較的良好ではなく、刃先尖端部２４０に余分な力が負荷されることになって、スプロケット孔２３２が、穿設されない場合や、穿設された場合にも所定の形状、寸法のスプロケット孔２３２が形成されない場合が多々あった。
【００２０】
このことは、例えば、５００ショットから１０００ショットで、穿孔用パンチ部材２２８が寿命となるため、装置の使用回数が増えるにつれて増加する傾向がある。このようなスプロケット孔２３２の穿設不良は、スプロケット孔２３２を基準にして位置あわせをして、ＩＣなどの電子部品を実装しているので、電子部品実装不良につながることになる。
【００２１】
また、接着テープ切断刃２３４によって、接着テープ２１６をフィルムキャリアテープ２０４の幅方向の長さに切断する際にも、接着テープ２１６が二重になっているので、接着テープ２１６が正確にフィルムキャリアテープ２０４の幅に切断されずに、いわゆる接着テープのバリが発生することになり、製品不良の原因となっていた。
【００２２】
さらに、従来のフィルム接合装置２００では、接着テープ切断刃２３４を交換する際には、図２４に示したように、接着テープ切断刃２３４を、スプライスアーム２２２に、装着部材２４１を介してボルトなどの締め付け具２４２、２４４で締め付けてその位置を調整している。従って、この締め付け具２４２、２４４の調整具合によっては、接着テープ切断刃２３４の位置が、フィルムキャリアテープ２０４の幅方向（矢印Ａ方向）にずれたり、接着テープ切断刃２３４の刃先が上下方向（矢印Ｂ方向）に斜めに装着されてしまうことになる。そのため、接着テープ２１６が正確にフィルムキャリアテープ２０４の幅に切断されずに、いわゆる接着テープのバリが発生したり、切断されない部分ができるなど、製品不良などが発生したり、切断作業のやり直しが生じるおそれがあった。
【００２３】
従って、本発明の目的とするところは、このような実情を考慮して、フィルムの接合すべき端部同士を、接着テープによって相互に接合する際に、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されたフィルム接合装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、フィルムの接合すべき端部同士を、接着テープによって相互に接合する際に、接合箇所に貼付した接着テープを、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することの可能で、かつ接着テープ切断刃を交換する際にもその作業が容易で、精度よく所定の位置に配置でき、交換後においても、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することの可能なフィルム接合装置を提供することを目的とする。
【００２４】
さらに、本発明は、フィルムの接合すべき端部同士を、接着テープによって相互に接合する際に、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができ、その穿設寿命も大幅に改善することができるとともに、接合箇所に貼付した接着テープを、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することの可能で、かつ接着テープ切断刃を交換する際にもその作業が容易で、精度よく所定の位置に配置でき、交換後においても、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することの可能なフィルム接合装置を提供することを目的とする。
【００２５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明のフィルム接合装置は、
被接合部材である２つのフィルムを案内し、前記フィルムの接合端同士を当接させるように相互に接近移動自在な左右一対のフィルム案内スライドを備えたベース本体と、
前記ベース本体の基端部に、前記ベース本体に対して回動可能に軸支されたスプライスアームと、
前記スプライスアームの下面に形成され、前記ベース本体上に案内されたフィルムに対して押圧可能に構成された押さえプレートと、
前記スプライスアームを、前記ベース本体上のフィルムに対して傾倒した際に、前記押さえプレートから下方に突設して、前記フィルムと、フィルムの接合端を接着するように前記フィルムの接合端にフィルムの幅方向に配置された接着テープとに、同時にスプロケット孔を穿孔する一対の穿孔用パンチ部材と、
前記スプライスアームを、前記ベース本体上のフィルムに対して傾倒した際に、前記押さえプレートから下方に突設して、前記接着テープを前記フィルムの幅方向の長さに切断する一対の接着テープ切断刃部材と、
を備えたフィルム接合装置であって、
前記穿孔用パンチ部材の刃先端部が、
前記フィルムと接着テープとに最初に点接触で接触し徐々にその当接面積が増大する形状の突端部を備え、
前記一対の穿孔用パンチ部材がそれぞれ、所定の幅を有するように作製されたパンチホルダー部材の幅方向両端部に当接配置され、
前記穿孔用パンチ部材の外側にそれぞれ、所定の厚さを有する一対のスペーサ部材が当接配置され、
前記接着テープ切断刃部材がそれぞれ、一対のスペーサ部材の外側に当接配置されるとともに、
これらの穿孔用パンチ部材と、スペーサ部材と、接着テープ切断刃部材とを、締結部材によって、前記パンチホルダー部材の幅方向両端部に一体的に着脱自在に締結固定したことを特徴とするフィルム接合装置である。
【００３４】
このように構成することによって、所定の幅を有するように作製されたパンチホルダー部材の幅方向端部に、穿孔用パンチ部材、スペーサ部材、および接着テープ切断刃部材がそれぞれ当接して配置されことになるので、接着テープ切断刃部材のフィルムの幅方向端部に相当する所定の位置に常に位置することになり、接合箇所に貼付した接着テープを、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能である。
また、このように配置した孔用パンチ部材と、スペーサ部材と、接着テープ切断刃部材とを、締結部材によって、パンチホルダー部材の幅方端部に一体的に着脱自在に締結固定したので、接着テープ切断刃を交換する際にも、締結部材を緩めるだけで、接着テープ切断刃を、新しい接着テープ切断刃または研ぎ直した接着テープ切断刃と交換でき、これらの部材を順にパンチホルダー部材の端部に当接して、締結部材で固定すればよいので、その作業が容易で、精度よく所定の位置に配置でき、交換後においても、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能である。
さらに、穿孔用パンチ部材の刃先端部が、スプライスアームを、ベース本体上のフィルムに対して傾倒した際に、フィルムとフィルムの接合端に配置された接着テープとに、小さい面積（すなわち点接触）である突端部から当接し始めて、徐々に大きい面積へとそのテーパー部で当接して穿設されることになるので、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先尖端部に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。
【００３５】
また、本発明のフィルム接合装置は、前記穿孔用パンチ部材の刃先端部が、その矩形先端部を、相互に直角に交差する方向にＶ字形状にカットした四隅方向に向かって尖端部を有するような形状に形成したことを特徴とする。
このように穿孔用パンチ部材の刃先端部が、四隅方向に向かって尖端部を有するような形状に形成してあるので、スプライスアームを、ベース本体上のフィルムに対して傾倒した際に、フィルムとフィルムの接合端に配置された接着テープとに、小さい面積（すなわち点接触）であるこの四隅の突端部から当接し始めて、徐々に大きい面積へとＶ字形状にカットされたテーパー部で当接し穿設されることになるので、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先尖端部に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。
【００３６】
さらに、本発明のフィルム接合装置は、前記穿孔用パンチ部材の刃先端部が、その矩形先端部を、Ｖ字形状にカットした二隅方向に向かって尖端部を有するような形状に形成したことを特徴とする。
このように穿孔用パンチ部材の刃先端部が、二隅方向に向かって尖端部を有するような形状に形成してあるので、スプライスアームを、ベース本体上のフィルムに対して傾倒した際に、フィルムとフィルムの接合端に配置された接着テープとに、小さい面積（すなわち点接触）であるこの二隅の突端部から当接し始めて、徐々に大きい面積へとＶ字形状にカットされたテーパー部で当接し穿設されることになるので、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先尖端部に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。
【００３７】
また、本発明のフィルム接合装置は、前記穿孔用パンチ部材の刃先端部が、その矩形先端部を、斜めテーパ形状にカットした一隅方向に向かって尖端部を有するような形状に形成したことを特徴とする。
このように穿孔用パンチ部材の刃先端部が、斜めテーパ形状にカットした一隅方向に向かって尖端部を有するような形状に形成してあるので、スプライスアームを、ベース本体上のフィルムに対して傾倒した際に、フィルムとフィルムの接合端に配置された接着テープとに、小さい面積（すなわち点接触）であるこの一隅の突端部から当接し始めて、徐々に大きい面積へと、斜めテーパ形状にカットしたテーパー部で当接し穿設されることになるので、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先尖端部に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。
【００３８】
従って、本発明のフィルム接合装置によれば、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されたフィルム接合装置を提供できる。
さらに、所定の幅を有するように作製されたパンチホルダー部材の幅方向端部に、穿孔用パンチ部材、スペーサ部材、および接着テープ切断刃部材がそれぞれ当接して配置されことになるので、接着テープ切断刃部材のフィルムの幅方向端部に相当する所定の位置に常に位置することになり、接合箇所に貼付した接着テープを、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能である。
【００３９】
また、このように配置した穿孔用パンチ部材と、スペーサ部材と、接着テープ切断刃部材とを、締結部材によって、パンチホルダー部材の幅方端部に一体的に着脱自在に締結固定したので、接着テープ切断刃を交換する際にも、締結部材を緩めるだけで、接着テープ切断刃を、新しい接着テープ切断刃または研ぎ直した接着テープ切断刃と交換でき、これらの部材を順にパンチホルダー部材の端部に当接して、締結部材で固定すればよいので、その作業が容易で、精度よく所定の位置に配置でき、交換後においても、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能である。
【００４０】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態（実施例）について説明する。図１は、本発明のフィルム接合装置の斜視図、図２は、図１のフィルム接合装置のガイド部材の移動機構を説明する概略斜視図、図３は、図１のフィルム接合装置の要部断面図、図４は、図１のフィルム接合装置の要部拡大断面図、図５は、図１のフィルム接合装置の要部分解斜視図、図６は、図１のフィルム接合装置のパンチホルダー部材の正面図、図７は、図６のパンチホルダー部材の下面図、図８は、図６のパンチホルダー部材の側面図、図９は、図１のフィルム接合装置の穿孔用パンチ部材の正面図、図１０は、図９の穿孔用パンチ部材の側面図、図１１は、図９の穿孔用パンチ部材の刃先尖端部の拡大斜視図である。
【００４１】
図１に示したように、１０は、全体で本発明のフィルム接合装置を示している。
フィルム接合装置１０は、ベース本体１２と、このベース本体１２の基端部１５に、ベース本体１２に対して回動可能（傾倒可能）にピボット軸１６で軸支されたスプライスアーム１８とを備えている。
【００４２】
ベース本体１２には、その上面のほぼ中央部分に横方向にフィルムガイド部２０が設けられている。このフィルムガイド部２０には、左右一対のフィルム幅方向案内部材が２２、２４が設けられており、これらのフィルム幅方向案内部材２２、２４の間に、フィルムキャリアテープなどのフィルム３０をその長手方向に案内する一対のフィルム案内スライド２６、２８が、相互に接近離反移動自在に設けられている。
【００４３】
また、これらの案内スライド２６、２８の間には、ベース本体１２に固着され、これらの案内スライド２６、２８が両側から当接するフィルム接合ダイス４０が設けられている。
図１および図２に示したように、これらの案内スライド２６、２８には、フィルム３０の幅方向の側縁部に長手方向に一定間隔離間して形成されたスプロケット孔に係合する、それぞれ６つのスプロケット案内ピン４２が突設されている。
【００４４】
また、図２に示したように、これらの案内スライド２６、２８はそれぞれ、スライドブラケット４８、５０上に固定されたベースブロック４４、４６に、ネジなどの締結部材５２、５４を介して、着脱自在に固定されている。
そして、これらのスライドブラケット４８、５０の前端部には、ＬＭガイドなどの案内部材５６、５８を介して、ベース本体１２に相互に接近離反移動可能に装着されている。
【００４５】
これらのスライドブラケット４８、５０の間には、バネ部材６０が介装されており、これにより、スライドブラケット４８、５０が、相互に接近する方向に付勢されている。これらのスライドブラケット４８、５０の間には、略長楕円形状のカム部材６２が、軸６６の周りを回転できるように設けられている。そして、このカム部材の一端が、レバー部材６４に連結されている。このレバー部材６４の前端部のハンドル部６８が、ベース本体１２の前端に設けられた開口部７０を介して、外部に突設されており、このハンドル部６８を把持して、レバー部材６４を左右に移動させることによって、カム部材６２が回転するようになっている。
【００４６】
これにより、ハンドル部６８を把持して、レバー部材６４を左に移動させることによって、カム部材６２の長手方向両端部６２ａ、６２ｂがそれぞれ、スライドブラケット４８、５０に当接した際に、バネ部材６０に抗して、スライドブラケット４８、５０が相互に離反する位置に移動するようになっている。これにより、案内スライド２６、２８が相互に最も離反する位置（図２の実線で示した位置）に移動するようになっている。逆に、ハンドル部６８を把持して、レバー部材６４を右に移動させることによって、カム部材６２の長手方向両端部６２ａ、６２ｂがそれぞれ、スライドブラケット４８、５０との当接が解除され、バネ部材６０の付勢力によって、スライドブラケット４８、５０が相互に接近して、案内スライド２６、２８が、フィルム接合ダイス４０に当接する位置に移動するようになっている。これにより、案内スライド２６、２８が相互に最も接近する位置（図２の一点鎖線で示した位置）に移動するようになっている。
【００４７】
また、これらの案内スライド２６、２８の中央部分にはそれぞれ、接着テープ折り返し部材７２、７４が固着されており、それぞれの先端部に、円盤状の接着テープ幅方向案内部材７６、７８と、ピン部材７６ａ、７８ａとが設けられている。
従って、前述したようにハンドル部６８を把持して、レバー部材６４を左右に移動させることによって、これらの接着テープ折り返し部材７２、７４が、相互に最も離反する位置（図２の実線で示した位置）と、相互に最も接近する位置（図２の一点鎖線で示した位置）との間で移動できるようになっている。
【００４８】
また、ベース本体１２の後方には、フィルム接合ダイス４０に相当する位置に、接着テープ８０を巻装したロール８２を、着脱自在にかつ回転可能に保持する接着テープ保持部材８４が設けられている。一方、ベース本体１２の前方には、フィルム接合ダイス４０に相当する位置に、接着テープ仮止め部材８６が固着され、その先端部に仮止め用ピン部材８８が形成されている。
【００４９】
さらに、ベース本体１２上には、フィルムガイド部２０の両端部側方近傍に、フィルム案内スライド２６、２８に対して傾倒可能に構成されたフィルム押さえ部材９０、９２が設けられており、このフィルム押さえ部材９０、９２の内側に形成されたフィルム当接部９４、９６で、フィルム案内スライド２６、２８上に案内されたフィルム３０を押さえるように構成されている。
【００５０】
また、ベース本体１２の右端部には、フィルム３０を切断するためのカッター部材９８が、ピボット軸１００を中心に回動可能に設けられている。
一方、スプライスアーム１８には、図１および図３に示したように、略矩形平板状のアーム本体部１０２と、パンチ・カッターホルダー１０４と、スプライスアーム１８をベース本体１２に対して傾倒操作するためのハンドル１０６とが備えられている。
【００５１】
また、図３に示したように、ハンドル１０６の基端部１０８は、軸１１１を介して、アーム本体部１０２に対して揺動可能に構成され、これによりパンチ・カッターホルダー１０４が上下方向に移動できるようになっている。また、ハンドル１０６は、アーム本体部１０２に対して、スプリング（図示せず）により常に離間する方向に付勢されており、これにより、そのレバー部１１０の下方に連結されたパンチ・カッターホルダー１０４が、上方向に常に付勢されている。
【００５２】
このパンチ・カッターホルダー１０４は、図３および図４に示したように、パンチ・カッターホルダー本体１１２と、その下方にボルト１１４で固着されたパンチホルダー部材１１６とを備えている。
このパンチホルダー部材１１６は、図４〜図８に示したように、略直方体形状であり、その側面１１８、１２０の基端部（上方部）が側方に外側に延設されて、フランジ部１２２、１２４が形成されている。そして、これらの側面１１８、１２０とフランジ部１２２、１２４で画成された空間が、パンチ・カッター装着部１２６、１２８を形成している。また、これらのフランジ部１２２、１２４の上方部分が、さらに側方に外側に延設されて、カッター当接部１３０、１３２を形成している。
【００５３】
このパンチホルダー部材１１６の側面１１８、１２０に当接するように、図３〜図５に示したように、穿孔用パンチ部材１３４が配置されている。そして、これらの穿孔用パンチ部材１３４にボルト用開口部１３６、１３８が形成され、これらのボルト用開口部１３６、１３８に対応して、パンチホルダー部材１１６の側面１１８、１２０にボルトネジ孔１４０、１４２が形成されている。これらのボルト用開口部１３６、１３８を介して、ボルトネジ孔１４０、１４２に、締結ボルト１４４を締め付けることにより、穿孔用パンチ部材１３４をパンチホルダー部材１１６の側面１１８、１２０に当接するように、パンチ・カッター装着部１２６、１２８に着脱自在に固定されている。
【００５４】
この穿孔用パンチ部材１３４は、その下端部に、フィルム３０に形成されたスプロケット孔３２に対応するように設けられた複数の（図の実施例では、合計６個の）一定間隔離間したパンチ刃部材１４６が突設されている。
このパンチ刃部材１４６の刃先先端部１４８は、刃先端部１４８が、フィルム３０と接着テープ８０とに最初に点接触で接触し徐々にその当接面積が増大する形状の尖端部１５０を備えている。
【００５５】
このような刃先先端部１４８は、図１１に示したように、その矩形先端部を、相互に直角に交差する方向にＶ字形状にカットした四隅方向に向かって尖端部１５０を有するような形状に形成している（図１１のｃ、ｄ参照）。
すなわち、刃先先端部１４８の尖端部１５０はそれぞれ、二つの三角形状のテーパー面１５２、１５４と、２つの側面１５６、１５７で画成されて、その頂部に尖端１６０が形成されおり、これにより、小さい面積（すなわち点接触）であるこの四隅の突端部、すなわち尖端１６０から当接し始めて、徐々に大きい面積へとＶ字形状にカットされたテーパー面１５２、１５４で穿設されることになるので、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先先端部１４８に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。従って、接着テープ８０に、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されることになる。
【００５６】
また、このような刃先先端部１４８としては、これ以外にも、図１２に示したように、刃先端部が、その矩形先端部を、Ｖ字形状にカットした二隅方向に向かって２つの尖端部１５０を有するような形状に形成することも可能である。
すなわち、刃先先端部１４８の尖端部１５０はそれぞれ、テーパー面１５１、１５２を備え、その頂部に尖端１６０が形成されおり、これにより、小さい面積（すなわち点接触）であるこの二隅の突端部、すなわち尖端１６０から当接し始めて、徐々に大きい面積へとＶ字形状にカットされたテーパー面１５１、１５２で穿設されることになる。したがって、この形状でも、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先先端部１４８に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。従って、接着テープ８０に、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されることになる。
【００５７】
さらに、このような刃先先端部１４８としては、これ以外にも、図１３に示したように、その矩形先端部を、斜めテーパ形状にカットした一隅方向に向かって尖端部１５０を有するような形状に形成することもできる。
すなわち、刃先先端部１４８の尖端部１５０は、テーパー面１５３を備え、その一方の頂部に尖端１６０が形成されおり、これにより、小さい面積（すなわち点接触）であるこの一隅の突端部、すなわち尖端１６０から当接し始めて、他方の端部１６３に向かって、徐々に大きい面積へとＶ字形状にカットされたテーパー面１５３で穿設されることになる。したがって、この形状でも、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先先端部１４８に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。従って、接着テープ８０に、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されることになる。
【００５８】
また、上記実施例では、パンチ刃部材１４の数を合計６個としたが、その数は、例えば、５個にするなど適宜変更可能である。
このようにパンチホルダー部材１１６の側面１１８、１２０に当接するように、パンチ・カッター装着部１２６、１２８に固定された穿孔用パンチ部材１３４の外側にそれぞれ、所定の厚さを有する一対のスペーサ部材１５６が当接するように配置されている。また、これらのスペーサ部材１５６の外側には、接着テープ切断刃部材１５８が当接配置されている。さらに、この接着テープ切断刃部材１５８の外側には、切断刃押さえ部材１６１が配置されている。
【００５９】
そして、切断刃押さえ部材１６１に開口１６０ａが設けられ、接着テープ切断刃部材１５８にスリット開口１５８ａが設けられ、スペーサ部材１５６に開口１５６ａが設けられ、穿孔用パンチ部材１３４に開口１３４ａがそれぞれ対応して設けられている。これにより、スペーサ部材１５６、接着テープ切断刃部材１５８が、締め付けボルト１６２にて、これらの切断刃押さえ部材１６１に設けた開口１６０ａ、接着テープ切断刃部材１５８に設けたスリット開口１５８ａ、スペーサ部材１５６に設けた開口１５６ａ、ならびに、穿孔用パンチ部材１３４に設けた開口１３４ａを介して、パンチホルダー部材１１６の側面１１８、１２０に形成した取り付け用ネジ孔１１８ａ、１２０ａに、着脱自在に固定されている。
【００６０】
なお、この際、接着テープ切断刃部材１５８の上端１５８ｂが、カッター当接部１３０、１３２に当接するように、スリット開口１５８ａの位置を調整して配置することによって、接着テープ切断刃部材１５８の刃先１５８ｃが上下に斜めに傾斜して装着されることが防止できるようになっている。
また、スペーサ部材１５６には、穿孔用パンチ部材１３４に形成したボルト用開口部１３６、１３８に対応した開口１５６ａが設けられており、この開口１５６ａ内に、パンチホルダー部材１１６の締結ボルト１４４の頭部が収容されるようになっている。
【００６１】
また、スプライスアーム１８のアーム本体部１０２の下面には、フィルムガイド部２０の案内スライド２６、２８とフィルム接合ダイス４０の形状に概略対応した形状の押さえプレート１６４が装着されている。この押さえプレート１６４には、穿孔用パンチ部材１３４のパンチ刃部材１４６が突出することのできるパンチ刃用開口部１６４ａが形成されている。そして、パンチ刃部材１４６が、パンチ刃用開口部１６４ａから突出して、フィルム接合ダイス４０に形成されたスプロケット穿孔用孔４０ａ内に嵌入するようになっている。
【００６２】
この場合、パンチホルダー部材１１６は、切削加工などによって、その側面１１８、１２０の間の距離Ｌが、精密に所定の寸法になるように作製されており、これにより、この側面１１８、１２０に、順に当接配置される穿孔用パンチ部材１３４、スペーサ部材１５６が、所定の幅を有するように予め設定されており、これにより、穿孔用パンチ部材１３４、接着テープ切断刃部材１５８の位置が正確に所定の位置に配置されるようになっている。
【００６３】
また、例えば、フィルムキャリアテープの幅、３５ｍｍ、４８ｍｍ、７０mmなどの寸法に応じて、幅の異なった穿孔用パンチ部材１３４、スペーサ部材１５６を用意しておけば、これらの寸法の異なったフィルムにも使用することができる。
このように構成される本発明の接合装置を用いて、フィルムを接合する操作について、下記に説明する。
【００６４】
先ず、接合すべき一方のフィルム３０のスプロケット孔３２を案内スライド２８のスプロケット案内ピン４２に嵌合させて位置合わせをして、ベース本体１２の右端部からフィルム３０の端部を突出させて、カッター部材９８を用いて、フィルム３０不要部分を切除する。もう一方の接合すべきフィルム３０についても同様にして不要部分を切除する。
【００６５】
そして、ハンドル部６８を把持して、レバー部材６４を左に移動させ案内スライド２６、２８が相互に最も離反する位置（図２の実線で示した位置）に移動した状態にておく。
この状態で、図１４に示したように、ベース本体１２に備えられた接着テープ８０を巻装したロール８２から、接着テープ８０を引き出して、ベース本体１２上に配置したフィルム接合ダイス４０上を、その粘着剤側が上方に向くように横断させて、ベース本体１２８上に設けられた接着テープ仮止め部材８６のピン部材８８に、接着テープ８０の先端部分８０ａを引っかけておく。
【００６６】
そして、接合すべきフィルム３０のスプロケット孔３２を案内スライド２６、２８のスプロケット案内ピン４２に、それぞれ嵌合させ位置合わせをして、ベース本体１２上に配置した一対の案内スライド２６、２８の上に配置する。
次に、図１５に示したように、ハンドル部６８を把持して、レバー部材６４を右に移動させることによって、案内スライド２６、２８を、フィルム接合ダイス４０に当接する最も接近する位置（図２の一点鎖線で示した位置）に移動させる。これによって、接合すべき切断端部３０ａ同士を、これらの案内スライド２６、２８の接近により、フィルム接合ダイスの上に相互に突き合わせた状態で、接着テープ８０の粘着剤側上に位置させる。
【００６７】
そして、図１６に示したように、接着テープ仮止め部材８６のピン部材８８に引っかけておいた接着テープ８０の先端部分８０ａを剥がして、接着テープ折り返し部材７２、７４のピン部材７６ａ、７８ａにて１８０°折り返して、その粘着剤側が下方に向くようにして、フィルム３０の接合すべき切断端部の突き合わせ部分３０ａの上に、フィルム３０の幅方向に横断するようにして、その粘着剤側を位置させる。
【００６８】
そして、フィルム押さえ部材９０、９２の内側に形成されたフィルム当接部９４、９６で、フィルム案内スライド２６、２８上に案内されたフィルム３０を押さえる。
この状態で、図３に示したように、スプライスアーム１８のハンドル１０６を把持して、スプライスアーム１８を押し下げることによって、アーム本体部１０２を、ベース本体１２に対して接近する方向に回動させる。これにより、アーム本体部１０２の下面に装着された押さえプレート１６４が、フィルムガイド部２０の所定の位置に配置された、接合すべきフィルム３０全体を押さえつけて動かないようになっている。
【００６９】
さらに、スプライスアーム１８のハンドル１０６を押し下げることによって、ハンドル１０６の基端部１０８が軸１１１を介して、スプリングに抗して、アーム本体部１０２に対して下方に揺動して、そのレバー部１１０の下方に連結されたパンチ・カッターホルダー１０４が下方に移動する。
これにともなって、パンチホルダー部材１１６が下方に移動して、このパンチホルダー部材１１６の側面１１８、１２０に当接配置されて固定された穿孔用パンチ部材１３４が下方に移動する。これによって、穿孔用パンチ部材１３４のパンチ刃部材１４６が押さえプレート１６４のパンチ刃用開口部１６４ａから突出して、フィルム接合ダイス４０に形成されたスプロケット穿孔用孔４０ａ内に嵌入することによって、フィルム接合ダイス４０上に配置されたフィルム３０の接合部のスプロケット孔３２の形状に合致したスプロケット孔が接着テープ８０に穿設される。
【００７０】
この際、前述のように、パンチ刃部材１４６の刃先先端部１４８その矩形先端部を、相互に直角に交差する方向にＶ字形状にカットした四隅方向に向かって尖端部１５０を有するような形状に形成している小さい面積（すなわち点接触）であるこの四隅の突端部、すなわち尖端１６０から当接し始めて、徐々に大きい面積へとＶ字形状にカットされたテーパー面１５２、１５４で穿設されることになるので、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先先端部１４８に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。従って、接着テープ８０に、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されることになる。
【００７１】
また、この際、パンチホルダー部材１１６が下方に移動する際に、このパンチホルダー部材１１６の側面１１８、１２０に固定された穿孔用パンチ部材１３４の外側に、スペーサ部材１５６を介して固定された接着テープ切断刃部材１５８も下方に移動する。これによって、接着テープ切断刃部材１５８が、押さえプレート１６４から下方に突設して、接着テープ８０がフィルム３０の幅方向の長さに切断され、接合作業が終了することになる。
【００７２】
この場合、パンチホルダー部材１１６は、切削加工などによって、その側面１１８、１２０の間の距離Ｌが、精密に所定の寸法になるように作製されており、これにより、この側面１１８、１２０に、順に当接配置される穿孔用パンチ部材１３４、スペーサ部材１５６が、所定の幅を有するように予め設定されており、これにより、穿孔用パンチ部材１３４、接着テープ切断刃部材１５８の位置が正確に所定の位置に配置されるようになっている。
【００７３】
従って、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能である。
さらに、接着テープ切断刃部材１５８を交換する際にも、締結部材である締め付けボルト１６２を緩めるだけで、接着テープ切断刃部材１５８を、新しい接着テープ切断刃部材１５８または研ぎ直した接着テープ切断刃部材１５８と交換できる。
【００７４】
また、穿孔用パンチ部材１３４を交換する際にも、締結部材である締結ボルト１４４を緩めるだけで、新しい穿孔用パンチ部材１３４と容易に交換することができる。
さらに、これらの部材を順にパンチホルダー部材の端部に当接して、締結部材で固定すればよいので、その作業が容易で、精度よく所定の位置に配置でき、交換後においても、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能である。
【００７５】
なお、本発明のフィルム接合装置を用いて、フィルムキャリアテープを接合したところ、３００００回のショットにおいても、スプロケット孔の穿設不良や、接着テープのはみ出しは発生せず、また、インナーリードの曲がりも生じなかった。さらに、従来の両面スプライサーを用いた場合に比較して、作業時間も１／３）と非常に短縮できた。
【００７６】
なお、本発明では、パンチホルダー部材１１６と、その側面に配置した穿孔用パンチ部材１３４、スペーサ部材１５６、および接着テープ切断刃部材１５８とで構成したが、これを、例えば、金型成形により一体的に形成することも可能である。
さらに、上記実施例では、本発明の接合装置の一例を示したが、本発明は何らこれに限定されるものではなく、上記実施例では、フィルムキャリアテープ同士を接続する場合に適用したが、フィルムキャリアテープとリードテープを接合する場合にも、また、その他の映写フィルムなどのフィルムの接合にも用いることも可能であり、さらには、片面スプライサー方式にも適用できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【００７７】
【発明の効果】
本発明によれば、穿孔用パンチ部材の刃先端部が、四隅方向に向かって尖端部を有するような形状に形成してあるので、スプライスアームを、ベース本体上のフィルムに対して傾倒した際に、フィルムとフィルムの接合端に配置された接着テープとに、小さい面積（すなわち点接触）であるこの四隅の突端部から当接し始めて、徐々に大きい面積へとＶ字形状にカットされたテーパー部で穿設されることになるので、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先尖端部に余分な力が負荷されずにスプロケット孔を穿設することができる。
【００７８】
従って、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されたフィルム接合装置を提供できる。
さらに、本発明におれば、所定の幅を有するように作製されたパンチホルダー部材の幅方向端部に、穿孔用パンチ部材、スペーサ部材、および接着テープ切断刃部材がそれぞれ当接して配置されことになるので、接着テープ切断刃部材のフィルムの幅方向端部に相当する所定の位置に常に位置することになり、接合箇所に貼付した接着テープを、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能である。
【００７９】
また、このように配置した孔用パンチ部材と、スペーサ部材と、接着テープ切断刃部材とを、締結部材によって、パンチホルダー部材の幅方端部に一体的に着脱自在に締結固定したので、接着テープ切断刃を交換する際にも、締結部材を緩めるだけで、接着テープ切断刃を、新しい接着テープ切断刃または研ぎ直した接着テープ切断刃と交換でき、これらの部材を順にパンチホルダー部材の端部に当接して、締結部材で固定すればよいので、その作業が容易で、精度よく所定の位置に配置でき、交換後においても、接着テープのバリが発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能であるできるなど幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明のフィルム接合装置の斜視図である。
【図２】図２は、図１のフィルム接合装置のガイド部材の移動機構を説明する概略斜視図である。
【図３】図３は、図１のフィルム接合装置の要部断面図である。
【図４】図４は、図１のフィルム接合装置の要部拡大断面図である。
【図５】図５は、図１のフィルム接合装置の要部分解斜視図である。
【図６】図６は、図１のフィルム接合装置のパンチホルダー部材の正面図である。
【図７】図７は、図６のパンチホルダー部材の下面図である。
【図８】図８は、図６のパンチホルダー部材の側面図である。
【図９】図９は、図１のフィルム接合装置の穿孔用パンチ部材の正面図である。
【図１０】図１０は、図９の穿孔用パンチ部材の側面図である。
【図１１】図１１（Ａ）は、図９の穿孔用パンチ部材の刃先尖端部の拡大斜視図、図１１（Ｂ）は、そのカット状態を説明する拡大斜視図、図１１（Ｃ）は、その上面図である。
【図１２】図１２は、本発明の穿孔用パンチ部材の別の実施例の刃先尖端部の拡大斜視図である。
【図１３】図１３は、本発明の穿孔用パンチ部材の別の実施例の刃先尖端部の拡大斜視図である。
【図１４】図１４は、本発明の接合装置によるフィルムの接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図１５】図１５は、本発明の接合装置によるフィルムの接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図１６】図１６は、本発明の接合装置によるフィルムの接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図１７】図１７は、従来の片面スプライサー方式のフィルム接合装置の斜視図である。
【図１８】図１８は、従来の片面スプライサー方式のフィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図１９】図１９は、従来の両面スプライサー方式のフィルム接合装置の斜視図である。
【図２０】図２０は、従来の両面スプライサー方式のフィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図２１】図２１は、従来の両面スプライサー方式のフィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図２２】図２２は、従来の両面スプライサー方式のフィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図である。
【図２３】図２３は、従来のフィルム接合装置の穿孔用パンチ部材の刃先尖端部の拡大斜視図である。
【図２４】図２４は、従来のフィルム接合装置の接着テープ切断刃の取り付け状態を説明する部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
１０フィルム接合装置
１２ベース本体
１４パンチ刃部材
１５基端部
１６ピボット軸
１８スプライスアーム
２０フィルムガイド部
２２フィルム幅方向案内部材
２６、２８フィルム案内スライド
３０フィルム
３０ａ切断端部
３２スプロケット孔
４０ａスプロケット穿孔用孔
４０フィルム接合ダイス
４２スプロケット案内ピン
４４ベースブロック
４８スライドブラケット
５２締結部材
５６案内部材
６０バネ部材
６２カム部材
６２ａ長手方向両端部
６４レバー部材
６６軸
６８ハンドル部
７０開口部
７２部材
７６ａピン部材
７６接着テープ幅方向案内部材
８０接着テープ
８０ａ先端部分
８２ロール
８４接着テープ保持部材
８６部材
８８仮止め用ピン部材
９０、９２フィルム押さえ部材
９４フィルム当接部
９８カッター部材
１００ピボット軸
１０２アーム本体部
１０４パンチ・カッターホルダー
１０６ハンドル
１０８基端部
１１０レバー部
１１１軸
１１２パンチ・カッターホルダー本体
１１４ボルト
１１６パンチホルダー部材
１１８側面
１１８ａネジ孔
１２２フランジ部
１２６パンチ・カッター装着部
１２８ベース本体
１３０カッター当接部
１３４ａ開口
１３４穿孔用パンチ部材
１３６ボルト用開口部
１４０ボルトネジ孔
１４４締結ボルト
１４６パンチ刃部材
１４８刃先先端部
１５０尖端部
１５２テーパー面
１５５接着テープ切断刃部材
１５６スペーサ部材
１５６ａ開口
１５６、１５７側面
１５８ａスリット開口
１５８ｂ上端
１５８ｃ刃先
１５８接着テープ切断刃部材
１６０ａ開口
１６０尖端
１６１切断刃押さえ部材
１６２ボルト
１６４ａパンチ刃用開口部
１６４押さえプレート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a film bonding apparatus for bonding ends to be bonded to each other with an adhesive tape.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, films such as film carrier tape for mounting electronic components (TAB (Tape Automated Bonding) tape, T-BGA (Tape Ball Grid Array) tape, ASIC (Application Specific Integrated Circuit) tape, etc.) (hereinafter simply referred to as “film”) For example, the end portions of the film carrier tape to be joined or the end portions of the film carrier tape and the reel tape are joined to each other with an adhesive tape. .
[0003]
In other words, the film carrier tape is usually manufactured by being wound on a reel with a standard length of 110 m at the time of manufacture, but depending on the user specifications, the film carrier has a length of 20 to 40 m. Since a tape may be required, one lot is cut into three, for example, and a lead tape is joined to the beginning and end of winding and wound on a reel.
[0004]
Further, when a defective portion is found during the stage of manufacturing the film carrier tape, the end portions of the film carrier tape are bonded to each other after the defective portion is excised.
In either case, the end portions are bonded to each other with an adhesive tape, and various film bonding apparatuses for this purpose have been conventionally proposed (for example, Japanese Patent Laid-Open Nos. 06-077988 and No. 06-180493, Japanese Patent Publication No. 06-026857, Japanese Patent Publication No. 06-041177, and Japanese Patent Publication No. 07-102618).
[0005]
By the way, as such a film joining apparatus, there is conventionally a so-called single-side splicer system as shown in FIG. The single-side splicer type film bonding apparatus 200 is operated as follows. That is, as shown in FIG. 17, the cut ends 206 to be joined of the film carrier tape 204 previously cut away with the cutter 202 are moved closer to and away from the film joining die 210 disposed on the base body 208. By disposing the guide members 212 and 214 on the pair of guide members 212 and 214 that can be configured, the guide members 212 and 214 are brought close to each other on the base body 208 by approaching the guide members 212 and 214. Thereafter, the adhesive tape 216 is pulled out from the roll 218 around which the adhesive tape 216 provided on the base body 208 is wound, and the adhesive side is placed on the butted portion 220 of the cut end portion to be joined of the film carrier tape 204. Position.
[0006]
Then, the base end is pivotally supported by the base main body 208, and the splice arm 222 provided so as to be rotatable with respect to the base main body 208 is pressed down to the upper surface of the base main body 208. As a result, the holding plate 224 mounted on the lower surface of the splice arm 222 presses the guide members 212 and 214 and the film carrier tape 204 and the adhesive tape 216 on the film bonding die 210, and the adhesive tape 216 becomes a film carrier. The tape 204 is bonded to the butt portion 220 at the cut end to be joined.
[0007]
At this time, as shown in FIG. 18, a pair of punching punch members 228 project downward from the presser plate 224 through punch holes 226 formed on the side edge of the presser plate 224, so that the film A sprocket hole 232 is simultaneously drilled in the film carrier tape 204 and the adhesive tape 216 by engaging with a punch hole 230 formed in the joining die 210.
[0008]
At the same time, when the splice arm 222 is pushed down with respect to the joining die 210 on the base body 208, the pair of adhesive tape cutting blades 234 provided on the side of the presser plate 224 are moved downward from the presser plate 224. The adhesive tape 216 is projected and engaged with the width direction end portion 236 of the film bonding die 210 so that the adhesive tape 216 is cut to the length in the width direction of the film carrier tape 204.
[0009]
Then, after the adhesive tape 216 is adhered to one side of the film carrier tape 204 in this way, the film carrier tape 204 is turned over by turning 180 ° as shown by the arrow in FIG. The joining operation is completed by adhering the adhesive tape to the end portion in the same manner.
[0010]
However, such a complicated work of turning the film carrier tape 204 over by turning it 180 ° and turning it over is necessary, and the yield decreases. Further, when the film carrier tape 204 is turned over 180 degrees and turned over, bending stress (twist) is applied to the film carrier tape, so that the film carrier tape 204 is formed in the device hole portion of the film carrier tape. There is a possibility that the inner lead may be bent or damaged, which causes trouble when bonding the device.
[0011]
For this reason, conventionally, a film bonding apparatus called a double-sided splicer system as shown in FIG. 19 has been developed. The double-side splicer type film bonding apparatus 200 is operated as follows. In addition, the same reference number is attached | subjected to the same structural member as said single-sided splicer type joining apparatus 200.
[0012]
That is, as shown in FIG. 20, the adhesive tape 216 is pulled out from the roll 218 around which the adhesive tape 216 provided on the base body 208 is wound, and the film bonding die 210 placed on the base body 208 is placed on the The front end portion 205 of the adhesive tape 216 is hooked on the pin member 209 of the adhesive tape temporary fixing member 207 provided on the base main body 208 so that the adhesive side faces upward.
[0013]
Then, as shown in FIG. 21, the cut ends 206 to be joined of the film carrier tape 204 previously cut away by the cutter 202 are brought closer to and away from the film joining die 210 arranged on the base body 208. By disposing on the pair of guide members 212 and 214 that can be configured, the adhesive of the adhesive tape 216 in a state in which the guide members 212 and 214 approach each other on the base body 208 due to the approach. Position on the side.
[0014]
Then, as shown in FIG. 22, the front end portion 205 of the adhesive tape 216 hooked on the pin member 209 of the adhesive tape temporary fixing member 207 is peeled off and folded back 180 ° by the pin member 203 of the adhesive tape folding member 201. Then, the adhesive side is directed downward and the adhesive side of the film carrier tape 204 is crossed in the width direction of the film carrier tape 204 over the butted portion 220 of the cut end to be joined. Position.
[0015]
Then, as shown in FIG. 19, the base end is pivotally supported by the base body 208, and the splice arm 222 provided so as to be rotatable with respect to the base body 208 is pressed down on the upper surface of the base body 208. As a result, the holding plate 224 mounted on the lower surface of the splice arm 222 causes the guide members 212 and 214 and the film carrier tape 204 on the film joining die 210 and the adhesive tape 216 located on both upper and lower surfaces of the film carrier tape 204 to be By being pressed, the adhesive tape 216 is adhered to both surfaces of the butted portion 220 of the cut end portion to be joined of the film carrier tape 204.
[0016]
At this time, similarly to FIG. 18, a pair of punching punch members 228 project downward from the pressing plate 224 through punch holes 226 formed on the side edge of the pressing plate 224, and the film bonding die A sprocket hole 232 is simultaneously punched in the film carrier tape 204 and the adhesive tape 216 by engaging with the punch hole 230 formed in 210.
[0017]
At the same time, when the splice arm 222 is pushed down with respect to the joining die 210 on the base body 208, the pair of adhesive tape cutting blades 234 provided on the side of the presser plate 224 are moved downward from the presser plate 224. Protruding and engaging with the width direction end 236 of the film bonding die 210, the adhesive tape 216 is cut to the length in the width direction of the film carrier tape 204, and the bonding operation is completed.
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a double-sided splicer type film bonding apparatus 200, as shown in FIG. 23, the cross section of the film carrier tape 204 and the adhesive tape disposed on both sides of the film carrier tape 204 is V-shaped. A sprocket hole 232 is formed by a punching punch member 228 having a pointed portion 240 formed on the surface.
[0019]
For this reason, the pointed end 240 of the blade tip of the punching punch member 228 starts to come into contact with the adhesive tape disposed at the joining end of the film with a relatively large area, and the taper is cut at the taper portion cut into a V shape. Therefore, the drilling ability is not relatively good, and an excessive force is applied to the blade tip portion 240, and the sprocket hole 232 is not drilled or is drilled. In many cases, sprocket holes 232 having a predetermined shape and size are not formed.
[0020]
This tends to increase as the number of times the apparatus is used, for example, since the punching punch member 228 reaches the end of its life from 500 shots to 1000 shots. Such poor drilling of the sprocket hole 232 is aligned with the sprocket hole 232 as a reference and an electronic component such as an IC is mounted, leading to defective mounting of the electronic component.
[0021]
Further, even when the adhesive tape 216 is cut into the length in the width direction of the film carrier tape 204 by the adhesive tape cutting blade 234, since the adhesive tape 216 is doubled, the adhesive tape 216 is accurately attached to the film carrier. A burr of the so-called adhesive tape occurs without being cut to the width of the tape 204, causing a product defect.
[0022]
Furthermore, in the conventional film bonding apparatus 200, when the adhesive tape cutting blade 234 is replaced, as shown in FIG. 24, the adhesive tape cutting blade 234 is connected to the splice arm 222 with a bolt or the like via the mounting member 241. The position is adjusted by tightening with the fastening tools 242 and 244. Therefore, depending on how the tightening tools 242 and 244 are adjusted, the position of the adhesive tape cutting blade 234 is shifted in the width direction (arrow A direction) of the film carrier tape 204, or the cutting edge of the adhesive tape cutting blade 234 is moved vertically ( It will be attached diagonally in the direction of arrow B). For this reason, the adhesive tape 216 is not accurately cut to the width of the film carrier tape 204, so that a so-called adhesive tape burr occurs or a portion that is not cut is formed, resulting in a product defect or the rework of the cutting operation. There was a risk of it occurring.
[0023]
Accordingly, the object of the present invention is to take into account such a situation, and when splicing the sprocket holes reliably and accurately when joining the ends to be joined to each other with an adhesive tape. It is an object of the present invention to provide a film bonding apparatus that can be installed and whose drilling life is greatly improved.
In addition, the present invention can reliably and accurately adhere the adhesive tape affixed to the joining portion without causing the burr of the adhesive tape when the ends to be joined of the film are joined to each other with the adhesive tape. It is possible to cut the film in the width direction of the film, and when replacing the adhesive tape cutting blade, the operation is easy and can be accurately placed at a predetermined position. An object of the present invention is to provide a film bonding apparatus capable of cutting into a length in the width direction of a film reliably and accurately without occurrence of.
[0024]
Furthermore, according to the present invention, the sprocket holes can be drilled reliably and accurately when the film end portions to be bonded are bonded to each other with an adhesive tape, and the drilling life is greatly improved. It is possible to cut the adhesive tape affixed to the joining location to the length in the width direction of the film reliably and accurately without the occurrence of burr of the adhesive tape, and the adhesive tape cutting blade When replacing the film, the work is easy and can be accurately placed at the specified position. Even after replacement, the adhesive tape will not be burred and the film will be reliably and accurately cut to the length in the width direction. An object of the present invention is to provide a film bonding apparatus capable of performing the above.
[0025]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to achieve the above-described problems and objects in the prior art, and the film bonding apparatus of the present invention comprises:
A base body provided with a pair of left and right film guide slides that are capable of moving toward and away from each other so as to guide two films as members to be joined and to bring the joining ends of the films into contact with each other;
A splice arm pivotally supported on the base end of the base body so as to be rotatable with respect to the base body;
A holding plate formed on the lower surface of the splice arm and configured to be able to press against the film guided on the base body;
When the splice arm is tilted with respect to the film on the base body, the film is protruded downward from the pressing plate, and the film is bonded to the bonding end of the film so as to bond the bonding end of the film to the film. A pair of punching punch members for simultaneously drilling sprocket holes in the adhesive tape arranged in the width direction of
When the splice arm is tilted with respect to the film on the base body, a pair of adhesive tape cuttings projecting downward from the presser plate and cutting the adhesive tape into a length in the width direction of the film A blade member;
A film bonding apparatus comprising:
The blade tip of the punching punch member is
The film and the adhesive tape are first contacted by point contact, and have a protruding end portion whose shape gradually increases the contact area,
Each of the pair of punching punch members is disposed in contact with both ends in the width direction of the punch holder member manufactured to have a predetermined width,
A pair of spacer members each having a predetermined thickness are disposed in contact with the outside of the punch member for punching,
Each of the adhesive tape cutting blade members is disposed in contact with the outside of the pair of spacer members,
These film punching members, a spacer member, and an adhesive tape cutting blade member are fastened and fixed integrally and detachably to both ends in the width direction of the punch holder member by a fastening member. Device.
[0034]
With this configuration, the punching punch member, the spacer member, and the adhesive tape cutting blade member are disposed in contact with the width direction end of the punch holder member manufactured to have a predetermined width, respectively. Therefore, the adhesive tape is always located at a predetermined position corresponding to the end of the film in the width direction of the cutting blade member. In addition, it is possible to cut the film in the width direction with high accuracy.
Further, the hole punch member, the spacer member, and the adhesive tape cutting blade member arranged in this way are fastened and fixed integrally and detachably to the widthwise end portion of the punch holder member by the fastening member. When replacing the tape cutting blade, it is possible to replace the adhesive tape cutting blade with a new adhesive tape cutting blade or a sharpened adhesive tape cutting blade simply by loosening the fastening member. It is only necessary to abut the part and fix it with a fastening member, so that the work is easy, it can be placed at a predetermined position with high accuracy, and even after replacement, there is no burring of the adhesive tape, and it is surely and accurate. It is possible to cut the film in the width direction.
further,When the blade tip of the punching punch member tilts the splice arm with respect to the film on the base body, the film and the adhesive tape disposed at the joining end of the film have a small area (ie, point contact). Since it begins to abut from a certain tip, and gradually taps into a large area with its taper, it will excel in its drilling capability and load excessive force on the tip of the blade. Sprocket holes can be drilled without being.
[0035]
Further, in the film bonding apparatus of the present invention, the blade tip of the punching punch member has a tip toward the four corners obtained by cutting the rectangular tip into a V shape in a direction perpendicular to each other. It is formed in such a shape.
As described above, the blade tip of the punching punch member is formed in a shape having pointed portions toward the four corners, so that when the splice arm is tilted with respect to the film on the base body, the film A taper portion cut into a V-shape gradually starts to come into contact with the adhesive tape disposed at the joint end of the film and the adhesive tape disposed at the joining end of the film from the four corners of the small area (ie, point contact). Since they are drilled in contact with each other, the drilling ability is excellent, and the sprocket hole can be drilled without applying excessive force to the tip of the blade tip.
[0036]
Furthermore, in the film bonding apparatus of the present invention, the blade tip of the punching punch member is formed in such a shape that the rectangular tip is pointed toward the two corners cut into a V shape. It is characterized by.
Thus, since the blade tip of the punching punch member is formed in a shape having a tip toward the two corners, when the splice arm is tilted with respect to the film on the base body, The taper part which started to contact | abut to the adhesive tape arrange | positioned at the joining edge of a film and a film from this two-corner protrusion part which is a small area (namely, point contact), and was gradually cut into the V-shape to the large area Therefore, the sprocket hole can be drilled without applying excessive force to the tip of the blade tip.
[0037]
In the film bonding apparatus of the present invention, the blade tip of the punching punch member is formed in such a shape that the rectangular tip is pointed toward one corner direction cut into a diagonally tapered shape. Features.
In this way, the blade tip portion of the punching punch member is formed in a shape having a tip portion toward one corner direction that is cut into an obliquely tapered shape, so that the splice arm is attached to the film on the base body. When tilted, the tape starts to come into contact with the adhesive tape placed at the film and the adhesive end of the film from the tip of this corner, which is a small area (ie, point contact), and gradually increases to a larger area in an obliquely tapered shape. Since the cut taper portion makes contact and is drilled, the drilling capability is excellent, and a sprocket hole can be drilled without applying excessive force to the blade tip.
[0038]
Therefore, according to the film bonding apparatus of the present invention, it is possible to provide a film bonding apparatus in which sprocket holes can be drilled reliably and accurately and the drilling life is greatly improved.
Furthermore, the punching punch member, the spacer member, and the adhesive tape cutting blade member are arranged in contact with the end in the width direction of the punch holder member manufactured to have a predetermined width. The cutting tape member is always located at a predetermined position corresponding to the end of the film in the width direction, and the adhesive tape affixed to the joining portion is surely and accurately produced without any burrs of the adhesive tape. It is possible to cut into lengths in the width direction.
[0039]
Further, the punching punch member, the spacer member, and the adhesive tape cutting blade member arranged in this way are fastened and fixed integrally and detachably to the widthwise end portion of the punch holder member by the fastening member. When replacing the tape cutting blade, it is possible to replace the adhesive tape cutting blade with a new adhesive tape cutting blade or a sharpened adhesive tape cutting blade simply by loosening the fastening member. It is only necessary to abut the part and fix it with a fastening member, so that the work is easy, it can be placed at a predetermined position with high accuracy, and even after replacement, there is no burring of the adhesive tape, and it is surely and accurate. It is possible to cut the film in the width direction.
[0040]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments (examples) of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a perspective view of a film bonding apparatus according to the present invention, FIG. 2 is a schematic perspective view for explaining a moving mechanism of a guide member of the film bonding apparatus in FIG. 1, and FIG. 3 is a main part of the film bonding apparatus in FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of main parts of the film bonding apparatus of FIG. 1, FIG. 5 is an exploded perspective view of main parts of the film bonding apparatus of FIG. 1, and FIG. 6 is a punch holder of the film bonding apparatus of FIG. 7 is a bottom view of the punch holder member of FIG. 6, FIG. 8 is a side view of the punch holder member of FIG. 6, and FIG. 9 is a front view of the punch member for punching of the film bonding apparatus of FIG. FIG. 10 is a side view of the punching punch member of FIG. 9, and FIG. 11 is an enlarged perspective view of the tip end of the punching member of FIG.
[0041]
As shown in FIG. 1, 10 shows the film bonding apparatus of the present invention as a whole.
The film bonding apparatus 10 includes a base body 12 and a splice arm 18 pivotally supported by a pivot shaft 16 at a base end portion 15 of the base body 12 so as to be rotatable (tiltable) with respect to the base body 12. ing.
[0042]
The base body 12 is provided with a film guide portion 20 in the lateral direction at a substantially central portion of the upper surface thereof. The film guide portion 20 is provided with a pair of left and right film width direction guide members 22 and 24, and a film 30 such as a film carrier tape is provided between the film width direction guide members 22 and 24. A pair of film guide slides 26 and 28 for guiding in a direction are provided so as to be movable toward and away from each other.
[0043]
In addition, a film bonding die 40 is provided between the guide slides 26 and 28, which is fixed to the base body 12 and is in contact with the guide slides 26 and 28 from both sides.
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, these guide slides 26 and 28 are engaged with sprocket holes formed on the side edges in the width direction of the film 30 at regular intervals in the longitudinal direction, respectively. Six sprocket guide pins 42 are projected.
[0044]
As shown in FIG. 2, the guide slides 26 and 28 are attached to and detached from the base blocks 44 and 46 fixed on the slide brackets 48 and 50 via fastening members 52 and 54 such as screws, respectively. It is fixed freely.
The front end portions of the slide brackets 48 and 50 are attached to the base body 12 through guide members 56 and 58 such as LM guides so as to be able to move toward and away from each other.
[0045]
A spring member 60 is interposed between the slide brackets 48 and 50, thereby urging the slide brackets 48 and 50 toward each other. Between these slide brackets 48, 50, a substantially oval cam member 62 is provided so as to rotate around a shaft 66. One end of the cam member is connected to the lever member 64. A handle portion 68 at the front end portion of the lever member 64 protrudes outside through an opening 70 provided at the front end of the base body 12, and the lever member 64 is held by gripping the handle portion 68. The cam member 62 is rotated by moving it left and right.
[0046]
Accordingly, when the handle member 68 is gripped and the lever member 64 is moved to the left, when the longitudinal ends 62a and 62b of the cam member 62 come into contact with the slide brackets 48 and 50, respectively, the spring member Against 60, the slide brackets 48, 50 are moved to positions that are separated from each other. As a result, the guide slides 26 and 28 are moved to positions that are most separated from each other (positions indicated by solid lines in FIG. 2). Conversely, by grasping the handle portion 68 and moving the lever member 64 to the right, the longitudinal ends 62a and 62b of the cam member 62 are released from contact with the slide brackets 48 and 50, respectively, and the spring The slide brackets 48 and 50 approach each other by the urging force of the member 60, and the guide slides 26 and 28 move to a position where they abut against the film bonding die 40. As a result, the guide slides 26 and 28 are moved to a position closest to each other (a position indicated by a one-dot chain line in FIG. 2).
[0047]
Adhesive tape folding members 72 and 74 are fixed to the central portions of these guide slides 26 and 28, respectively, and disc-shaped adhesive tape width direction guide members 76 and 78 and pins are attached to the respective front ends. Members 76a and 78a are provided.
Therefore, by gripping the handle portion 68 and moving the lever member 64 to the left and right as described above, the adhesive tape folding members 72 and 74 are located at the positions farthest from each other (shown by the solid line in FIG. 2). Position) and a position closest to each other (a position indicated by a one-dot chain line in FIG. 2).
[0048]
Further, an adhesive tape holding member 84 is provided behind the base body 12 at a position corresponding to the film bonding die 40 to hold the roll 82 around which the adhesive tape 80 is wound in a detachable and rotatable manner. . On the other hand, an adhesive tape temporary fixing member 86 is fixed in front of the base body 12 at a position corresponding to the film bonding die 40, and a temporary fixing pin member 88 is formed at the tip thereof.
[0049]
Further, film pressing members 90 and 92 configured to be tiltable with respect to the film guide slides 26 and 28 are provided on the base main body 12 in the vicinity of both side portions of the film guide portion 20. The film abutting portions 94 and 96 formed inside the pressing members 90 and 92 are configured to press the film 30 guided on the film guide slides 26 and 28.
[0050]
A cutter member 98 for cutting the film 30 is provided at the right end of the base body 12 so as to be rotatable about the pivot shaft 100.
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 3, the splice arm 18 is tilted with respect to the base main body 12 with respect to the substantially rectangular flat plate arm main body 102, punch / cutter holder 104, and splice arm 18. Handle 106 is provided.
[0051]
Further, as shown in FIG. 3, the base end portion 108 of the handle 106 is configured to be swingable with respect to the arm main body portion 102 via the shaft 111, whereby the punch / cutter holder 104 is moved vertically. It can be moved. The handle 106 is always urged toward the arm main body 102 by a spring (not shown) so as to be separated from the arm main body 102, so that the punch / cutter holder 104 is connected to the lower side of the lever 110. However, it is always biased upward.
[0052]
As shown in FIGS. 3 and 4, the punch / cutter holder 104 includes a punch / cutter holder main body 112 and a punch holder member 116 fixed below the punch / cutter holder with a bolt 114.
As shown in FIGS. 4 to 8, the punch holder member 116 has a substantially rectangular parallelepiped shape, and the base end portions (upper portions) of the side surfaces 118 and 120 are extended outward to the side, and the flange portion is formed. 122 and 124 are formed. A space defined by the side surfaces 118 and 120 and the flange portions 122 and 124 forms punch / cutter mounting portions 126 and 128. Moreover, the upper part of these flange parts 122 and 124 is extended further outward in the side, and the cutter contact parts 130 and 132 are formed.
[0053]
As shown in FIGS. 3 to 5, a punching punch member 134 is disposed so as to contact the side surfaces 118 and 120 of the punch holder member 116. Bolt openings 136 and 138 are formed in these punching punch members 134, and bolt screw holes 140 and 142 are formed in the side surfaces 118 and 120 of the punch holder member 116 corresponding to these bolt openings 136 and 138. Is formed. By tightening the fastening bolt 144 in the bolt screw holes 140 and 142 through the bolt openings 136 and 138, the punching punch member 134 is brought into contact with the side surfaces 118 and 120 of the punch holder member 116. -It is detachably fixed to the cutter mounting portions 126, 128.
[0054]
The punching member 134 for punching has a plurality of punch blades (a total of six in the embodiment shown in the figure) spaced apart from each other at the lower end thereof so as to correspond to the sprocket holes 32 formed in the film 30. A member 146 is projected.
The blade tip 148 of the punch blade member 146 includes a point 150 having a shape in which the blade tip 148 first comes into contact with the film 30 and the adhesive tape 80 by point contact, and the contact area gradually increases. Yes.
[0055]
As shown in FIG. 11, such a blade tip 148 has a shape in which the rectangular tips are pointed 150 toward the four corners cut into a V shape in a direction perpendicular to each other. (See c and d in FIG. 11).
That is, the tip 150 of the blade tip 148 is defined by two triangular tapered surfaces 152, 154 and two side surfaces 156, 157, respectively, and the tip 160 is formed at the top, thereby Since it starts to come into contact with the tips of these four corners, that is, the point 160, which is a small area (that is, point contact), the taper surface 152, 154 is gradually cut into a V-shape into a large area. In addition to its excellent drilling capability, it is possible to drill a sprocket hole without applying excessive force to the blade tip 148. Accordingly, the sprocket holes can be reliably and accurately drilled in the adhesive tape 80, and the drilling life is greatly improved.
[0056]
In addition to this, as shown in FIG. 12, the blade tip portion 148 has two blade tip portions in the two-corner directions in which the rectangular tip portion is cut into a V shape. It is also possible to form in a shape having a pointed portion 150.
That is, the tip 150 of the blade tip 148 is provided with tapered surfaces 151 and 152, respectively, and a tip 160 is formed on the top thereof, so that these two corner tips having a small area (ie, point contact), That is, the taper surfaces 151 and 152 are cut from a sharp tip 160 and gradually cut into a V shape into a large area. Therefore, even with this shape, the drilling capability is excellent, and the sprocket hole can be drilled without applying excessive force to the blade tip 148. Accordingly, the sprocket holes can be reliably and accurately drilled in the adhesive tape 80, and the drilling life is greatly improved.
[0057]
Furthermore, as such a blade edge | tip front-end | tip part 148, as shown in FIG. 13, the shape which has the pointed part 150 toward the one-corner direction which cut the rectangular front-end | tip part into the diagonal taper shape as shown in FIG. It can also be formed.
That is, the pointed portion 150 of the blade tip 148 has a tapered surface 153, and a pointed tip 160 is formed on the top of one of the tapered surfaces 153. Thus, the tip end of this corner having a small area (that is, point contact), that is, the pointed end. A taper surface 153 that is cut into a V-shape is gradually drilled toward the other end portion 163 toward the other end portion 163. Therefore, even with this shape, the drilling capability is excellent, and the sprocket hole can be drilled without applying excessive force to the blade tip 148. Accordingly, the sprocket holes can be reliably and accurately drilled in the adhesive tape 80, and the drilling life is greatly improved.
[0058]
Moreover, in the said Example, although the number of the punch blade members 14 was made into a total of six, the number can be changed suitably, for example to five pieces.
A pair of spacer members each having a predetermined thickness on the outside of the punching punch member 134 fixed to the punch / cutter mounting portions 126 and 128 so as to contact the side surfaces 118 and 120 of the punch holder member 116 as described above. It arrange | positions so that 156 may contact | abut. In addition, an adhesive tape cutting blade member 158 is disposed outside the spacer members 156. Further, a cutting blade pressing member 161 is disposed outside the adhesive tape cutting blade member 158.
[0059]
An opening 160a is provided in the cutting blade pressing member 161, a slit opening 158a is provided in the adhesive tape cutting blade member 158, an opening 156a is provided in the spacer member 156, and the opening 134a corresponds to the punching punch member 134, respectively. Is provided. As a result, the spacer member 156 and the adhesive tape cutting blade member 158 are tightened by the fastening bolt 162, the opening 160a provided in the cutting blade pressing member 161, the slit opening 158a provided in the adhesive tape cutting blade member 158, and the spacer member 156. And the attachment screw holes 118a and 120a formed in the side surfaces 118 and 120 of the punch holder member 116 through the opening 156a provided in the punch hole member 134 and the opening 134a provided in the punching punch member 134, and are detachably fixed. .
[0060]
At this time, by adjusting the position of the slit opening 158a so that the upper end 158b of the adhesive tape cutting blade member 158 contacts the cutter contact portions 130, 132, the adhesive tape cutting blade member 158 is arranged. It is possible to prevent the blade edge 158c from being mounted obliquely up and down.
The spacer member 156 is provided with openings 156a corresponding to the bolt openings 136 and 138 formed in the punching punch member 134, and the heads of the fastening bolts 144 of the punch holder member 116 are formed in the openings 156a. Part is to be accommodated.
[0061]
A holding plate 164 having a shape substantially corresponding to the shapes of the guide slides 26 and 28 of the film guide portion 20 and the film bonding die 40 is mounted on the lower surface of the arm main body portion 102 of the splice arm 18. The pressing plate 164 is formed with a punch blade opening 164a from which the punch blade member 146 of the punching punch member 134 can project. The punch blade member 146 protrudes from the punch blade opening 164 a and is fitted into a sprocket drilling hole 40 a formed in the film bonding die 40.
[0062]
In this case, the punch holder member 116 is manufactured by cutting or the like so that the distance L between the side surfaces 118 and 120 is precisely a predetermined dimension. The punching punch member 134 and the spacer member 156, which are arranged in contact with each other in advance, are set in advance so as to have a predetermined width, whereby the positions of the punching punch member 134 and the adhesive tape cutting blade member 158 are accurately determined. It is arranged at a predetermined position.
[0063]
For example, if a punch member 134 and a spacer member 156 having different widths are prepared in accordance with the widths of the film carrier tape, such as 35 mm, 48 mm, and 70 mm, the films having different sizes can be obtained. Can also be used.
The operation of joining the films using the joining apparatus of the present invention configured as described above will be described below.
[0064]
First, the sprocket holes 32 of one of the films 30 to be joined are fitted to the sprocket guide pins 42 of the guide slide 28 for alignment, and the end of the film 30 is projected from the right end of the base body 12. Using the cutter member 98, an unnecessary portion of the film 30 is cut off. The unnecessary portion of the other film 30 to be bonded is similarly cut off.
[0065]
And the handle | steering-wheel part 68 is hold | gripped, the lever member 64 is moved to the left, and it has been in the state which moved to the position (position shown as the continuous line of FIG. 2) where the guide slides 26 and 28 are separated most.
In this state, as shown in FIG. 14, the adhesive tape 80 is pulled out from the roll 82 around which the adhesive tape 80 provided on the base body 12 is wound, and the film bonding die 40 disposed on the base body 12 is moved over the film bonding die 40. The tip part 80a of the adhesive tape 80 is hooked on the pin member 88 of the adhesive tape temporary fixing member 86 provided on the base body 128 so that the adhesive side faces upward.
[0066]
Then, the sprocket holes 32 of the film 30 to be joined are fitted and aligned with the sprocket guide pins 42 of the guide slides 26 and 28, respectively, so that the top of the pair of guide slides 26 and 28 disposed on the base body 12. To place.
Next, as shown in FIG. 15, the handle slide 68 is gripped and the lever member 64 is moved to the right, so that the guide slides 26 and 28 are brought into the closest position where they contact the film bonding die 40 (see FIG. 15). 2) (position indicated by a one-dot chain line). As a result, the cut end portions 30a to be joined are positioned on the adhesive side of the adhesive tape 80 in a state where the cut ends 30a are brought into contact with each other on the film joining die by the approach of the guide slides 26 and 28.
[0067]
Then, as shown in FIG. 16, the tip portion 80a of the adhesive tape 80 hooked on the pin member 88 of the adhesive tape temporary fixing member 86 is peeled off, and the pin members 76a and 78a of the adhesive tape folding members 72 and 74 are peeled off. The adhesive side is turned downward, and the adhesive side is crossed in the width direction of the film 30 on the abutting portion 30a of the cut end portion to be joined to the film 30 so that the adhesive side faces downward. Position.
[0068]
The film 30 guided on the film guide slides 26 and 28 is pressed by the film contact portions 94 and 96 formed inside the film pressing members 90 and 92.
In this state, as shown in FIG. 3, the arm body 102 is rotated in a direction approaching the base body 12 by holding the handle 106 of the splice arm 18 and pushing down the splice arm 18. . As a result, the pressing plate 164 mounted on the lower surface of the arm main body portion 102 presses the entire film 30 to be joined, which is disposed at a predetermined position of the film guide portion 20 so as not to move.
[0069]
Further, by pushing down the handle 106 of the splice arm 18, the base end portion 108 of the handle 106 swings downward with respect to the arm main body portion 102 against the spring via the shaft 111, and the lever portion thereof. The punch / cutter holder 104 connected below 110 moves downward.
Accordingly, the punch holder member 116 moves downward, and the punching punch member 134 fixed in contact with the side surfaces 118 and 120 of the punch holder member 116 moves downward. Thereby, the punch blade member 146 of the punching punch member 134 protrudes from the punch blade opening 164a of the holding plate 164, and is fitted into the sprocket punching hole 40a formed in the film bonding die 40, whereby the film bonding. Sprocket holes that match the shape of the sprocket holes 32 at the joints of the film 30 disposed on the die 40 are formed in the adhesive tape 80.
[0070]
At this time, as described above, the cutting edge tip 148 of the punch blade member 146 has a pointed portion 150 toward the four corners cut into a V shape in a direction perpendicular to each other at the rectangular tip. The taper surfaces 152, 154 are cut into V-shapes by gradually starting to come into contact with the protrusions at the four corners, that is, the point 160, which are small areas (that is, point contacts) formed in As a result, the drilling capability is excellent, and the sprocket hole can be drilled without applying excessive force to the blade tip 148. Accordingly, the sprocket holes can be reliably and accurately drilled in the adhesive tape 80, and the drilling life is greatly improved.
[0071]
Further, at this time, when the punch holder member 116 moves downward, the adhesive fixed to the outside of the punching punch member 134 fixed to the side surfaces 118 and 120 of the punch holder member 116 via the spacer member 156. The tape cutting blade member 158 also moves downward. As a result, the adhesive tape cutting blade member 158 protrudes downward from the pressing plate 164, the adhesive tape 80 is cut to the length in the width direction of the film 30, and the joining operation is completed.
[0072]
In this case, the punch holder member 116 is manufactured by cutting or the like so that the distance L between the side surfaces 118 and 120 is precisely a predetermined dimension. The punching punch member 134 and the spacer member 156, which are arranged in contact with each other in advance, are set in advance so as to have a predetermined width, whereby the positions of the punching punch member 134 and the adhesive tape cutting blade member 158 are accurately determined. It is arranged at a predetermined position.
[0073]
Therefore, it is possible to reliably and accurately cut the film in the width direction without causing the burr of the adhesive tape.
Further, when the adhesive tape cutting blade member 158 is replaced, the adhesive tape cutting blade member 158 can be replaced with a new adhesive tape cutting blade member 158 or a sharpened adhesive tape cutting blade simply by loosening the fastening bolt 162 as a fastening member. The member 158 can be replaced.
[0074]
Further, when exchanging the punching punch member 134, it is possible to easily replace the punching punch member 134 with a new punching pin 144 simply by loosening the fastening bolt 144 as a fastening member.
Furthermore, since these members only need to be in contact with the end of the punch holder member in order and fixed with a fastening member, the operation is easy and can be placed at a predetermined position with high accuracy. It is possible to reliably and accurately cut the film in the width direction without causing burrs.
[0075]
In addition, when the film carrier tape was bonded using the film bonding apparatus of the present invention, the sprocket hole was not poorly formed and the adhesive tape did not protrude even after 30000 shots, and the inner lead was bent. Also did not occur. Furthermore, compared with the case where a conventional double-sided splicer is used, the working time can be shortened to 1/3).
[0076]
In the present invention, the punch holder member 116 is constituted by the punching punch member 134, the spacer member 156, and the adhesive tape cutting blade member 158 arranged on the side surface thereof. It can also be formed.
Furthermore, in the above embodiment, an example of the joining device of the present invention was shown, but the present invention is not limited to this, and in the above embodiment, the present invention was applied when connecting film carrier tapes, It can also be used for joining film carrier tape and lead tape, and for joining other films such as projection films, and further, it can be applied to a single-sided splicer method. Various changes can be made without departing from the scope.
[0077]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the tip end of the punching punch member is formed in a shape having pointed ends in the four corner directions, the splice arm is tilted with respect to the film on the base body. In addition, the taper is cut into a V-shape gradually starting to come into contact with the adhesive tape disposed at the joining end of the film and the film, starting from the tip of the four corners having a small area (ie, point contact). Therefore, the sprocket hole can be drilled without applying excessive force to the tip of the blade tip.
[0078]
Accordingly, it is possible to provide a film bonding apparatus in which the sprocket hole can be drilled reliably and accurately and the drilling life is greatly improved.
Furthermore, according to the present invention, the punching punch member, the spacer member, and the adhesive tape cutting blade member are respectively disposed in contact with the width direction end portion of the punch holder member manufactured to have a predetermined width. Therefore, the adhesive tape is always located at a predetermined position corresponding to the end of the film in the width direction of the cutting blade member. In addition, it is possible to cut the film in the width direction with high accuracy.
[0079]
Further, the hole punch member, the spacer member, and the adhesive tape cutting blade member arranged in this way are fastened and fixed integrally and detachably to the widthwise end portion of the punch holder member by the fastening member. When replacing the tape cutting blade, it is possible to replace the adhesive tape cutting blade with a new adhesive tape cutting blade or a sharpened adhesive tape cutting blade simply by loosening the fastening member. It is only necessary to abut the part and fix it with a fastening member, so that the work is easy, it can be placed at a predetermined position with high accuracy, and even after replacement, there is no burring of the adhesive tape, and it is surely and accurate. It is an extremely excellent invention that has a number of remarkable and unique functions and effects, such as being capable of being cut into lengths in the width direction of the film.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a film bonding apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view for explaining a moving mechanism of a guide member of the film bonding apparatus of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the main part of the film bonding apparatus of FIG. 1;
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a main part of the film bonding apparatus of FIG.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a main part of the film bonding apparatus of FIG. 1;
6 is a front view of a punch holder member of the film bonding apparatus of FIG. 1. FIG.
FIG. 7 is a bottom view of the punch holder member of FIG.
FIG. 8 is a side view of the punch holder member of FIG. 6;
9 is a front view of a punching punch member of the film bonding apparatus of FIG. 1. FIG.
10 is a side view of the punching member for punching of FIG. 9. FIG.
11A is an enlarged perspective view of the tip of the cutting edge of the punching member shown in FIG. 9, FIG. 11B is an enlarged perspective view illustrating the cut state, and FIG. FIG.
FIG. 12 is an enlarged perspective view of the tip of a cutting edge of another embodiment of the punching member according to the present invention.
FIG. 13 is an enlarged perspective view of the tip of a cutting edge of another embodiment of the punching member according to the present invention.
FIG. 14 is a partially enlarged perspective view for explaining a bonding state of a film bonding apparatus according to the bonding apparatus of the present invention.
FIG. 15 is a partially enlarged perspective view for explaining a bonding state of a film bonding apparatus by the bonding apparatus of the present invention.
FIG. 16 is a partially enlarged perspective view for explaining a bonding state of a film bonding apparatus according to the bonding apparatus of the present invention.
FIG. 17 is a perspective view of a conventional single-sided splicer type film bonding apparatus.
FIG. 18 is a partially enlarged perspective view for explaining a bonding state of a conventional single-side splicer type film bonding apparatus.
FIG. 19 is a perspective view of a conventional double-sided splicer type film bonding apparatus.
FIG. 20 is a partially enlarged perspective view illustrating a bonding state of a conventional double-sided splicer type film bonding apparatus.
FIG. 21 is a partially enlarged perspective view illustrating a joining state of a conventional double-sided splicer type film joining apparatus.
FIG. 22 is a partially enlarged perspective view illustrating a joining state of a conventional double-sided splicer type film joining apparatus.
FIG. 23 is an enlarged perspective view of a pointed end of a punching member for punching in a conventional film bonding apparatus.
FIG. 24 is a partially enlarged perspective view for explaining an attachment state of an adhesive tape cutting blade of a conventional film bonding apparatus.
[Explanation of symbols]
10 Film bonding equipment
12 Base body
14 Punch blade member
15 Base end
16 Pivot shaft
18 splice arm
20 Film guide
22 Film width direction guide member
26, 28 Film guide slide
30 films
30a Cutting end
32 Sprocket hole
40a Sprocket drilling hole
40 Film bonding dies
42 Sprocket guide pin
44 Base block
48 Slide bracket
52 Fastening member
56 Guide member
60 Spring member
62 Cam member
62a Longitudinal ends
64 Lever member
66 axes
68 Handle
70 opening
72 members
76a Pin member
76 Adhesive tape width direction guide member
80 Adhesive tape
80a Tip
82 rolls
84 Adhesive tape holding member
86 members
88 Temporary pin member
90, 92 Film holding member
94 Film contact part
98 Cutter member
100 pivot axis
102 Arm body
104 Punch / Cutter holder
106 Handle
108 Base end
110 Lever part
111 axes
112 Punch / Cutter holder body
114 volts
116 Punch holder member
118 side
118a Screw hole
122 Flange
126 Punch / cutter mounting part
128 Base body
130 Cutter contact part
134a opening
134 Punch member for drilling
136 Bolt opening
140 bolt screw hole
144 Fastening bolt
146 Punch blade member
148 Cutting edge tip
150 Point
152 Tapered surface
155 Adhesive tape cutting blade member
156 Spacer member
156a opening
156, 157 side
158a slit opening
158b top edge
158c cutting edge
158 Adhesive tape cutting blade member
160a opening
160 Point
161 Cutting blade pressing member
162 bolts
164a Punch blade opening
164 holding plate

Claims

A base body provided with a pair of left and right film guide slides that are capable of moving toward and away from each other so as to guide two films as members to be joined and to bring the joining ends of the films into contact with each other;
A splice arm pivotally supported on the base end of the base body so as to be rotatable with respect to the base body;
A holding plate formed on the lower surface of the splice arm and configured to be able to press against the film guided on the base body;
When the splice arm is tilted with respect to the film on the base body, the film is protruded downward from the pressing plate, and the film is bonded to the bonding end of the film so as to bond the bonding end of the film to the film. A pair of punching punch members for simultaneously drilling sprocket holes in the adhesive tape arranged in the width direction of
When the splice arm is tilted with respect to the film on the base body, a pair of adhesive tape cuttings projecting downward from the presser plate and cutting the adhesive tape into a length in the width direction of the film A blade member;
A film bonding apparatus comprising:
The blade tip of the punching punch member is
The film and the adhesive tape are first contacted by point contact, and have a protruding end portion whose shape gradually increases the contact area,
Each of the pair of punching punch members is disposed in contact with both ends in the width direction of the punch holder member manufactured to have a predetermined width,
A pair of spacer members each having a predetermined thickness are disposed in contact with the outside of the punch member for punching,
The adhesive tape cutting blade member is disposed in contact with the outside of a pair of spacer members, and the punch holder for punching, the spacer member, and the adhesive tape cutting blade member are connected to the punch holder by a fastening member. A film bonding apparatus characterized in that it is integrally fastened and fixed to both ends in the width direction of the member.

The blade tip of the punching punch member is
The rectangular tip is
2. The film bonding apparatus according to claim 1, wherein the film bonding apparatus is formed into a shape having pointed portions toward four corners cut into a V shape in a direction perpendicular to each other.

The blade tip of the punching punch member is
The rectangular tip is
2. The film bonding apparatus according to claim 1, wherein the film bonding apparatus is formed into a shape having a pointed portion toward two corners cut into a V shape.

The blade tip of the punching punch member is
The rectangular tip is
The film bonding apparatus according to claim 1, wherein the film bonding apparatus is formed in a shape having a pointed portion toward one corner direction that is cut into an obliquely tapered shape.