JP3901065B2 - 遊技台管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技場内に設けられる複数の遊技台の稼働状況を管理し、該複数の遊技台の現在の状況を表示画面に表示させる遊技台管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技場に配設された複数の遊技機を管理する遊技機管理装置において、すべての遊技機の台番号を表示画面に表示させる際に、その表示サイズを適切に制御して、全台番号を表示可能な表示サイズで表示するものが知られている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−95848号公報(第2頁,第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技場内に設けられる複数の遊技台の稼働状況を管理する遊技台管理装置において、すべての遊技台の現在の状況を表示させる際には、たとえ前記遊技機管理装置の如く表示サイズを適切に制御したとしても、遊技台の台数がある程度(例えば数百台)以上になると、該遊技台の現在の状況の表示が小さくなって視認するのが困難になる。具体的には、例えば図10に示すように、すべての遊技島のレイアウトを表示画面に表示させ、該レイアウトに表示された遊技島に属するすべての遊技台の現在の状況を色分けで表示させると、該遊技台の現在の状況の表示が小さくなって視認するのが困難になる。
【0005】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、遊技台の台数がある程度以上になっても、該遊技台の現在の状況を容易に視認できるような遊技台管理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0007】
まず請求項1に係る発明は、遊技場内に設けられる複数の遊技台の稼働状況を表示させる制御を行う稼働状況画面表示制御手段を備える遊技台管理装置であって、遊技場内に配置された遊技島の数を設定すると共に、該設定された各遊技島に属する遊技台の数を設定する遊技島設定手段と、該遊技島設定手段による設定に基づいて、遊技場内における遊技島のレイアウトを設定するためのレイアウト設定画面を複数ページに分割して表示するか否か判定する判定手段と、該判定手段により分割すると判定されたことに基づいて、前記レイアウト設定画面を複数ページに分割して表示させ、該分割して表示されたレイアウト設定画面のそれぞれに振り分けて遊技島を表示させる制御を行うレイアウト設定画面表示制御手段と、該レイアウト設定画面表示制御手段によりレイアウト設定画面が表示されている状態で操作可能とされ、該レイアウト設定画面に表示された各遊技島の位置を変更設定するレイアウト設定手段と、前記レイアウト設定画面表示制御手段によりレイアウト設定画面が表示されている状態で操作可能とされ、該レイアウト設定画面の分割数と、該分割したレイアウト設定画面に表示させる遊技島の数とを設定する分割表示設定手段と、をさらに備え、前記稼働状況画面表示制御手段は、前記レイアウト設定手段により設定された位置に遊技島を表示すると共に、前記分割表示設定手段により設定された分割数に前記レイアウト設定画面を分割して表示し、該分割して表示したレイアウト設定画面のそれぞれに該設定された数の遊技島を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0010】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技台管理装置であって、前記レイアウト設定手段は、前記レイアウト設定画面に表示された遊技島の形状を変更設定可能であり、前記稼働状況画面表示制御手段は、該レイアウト設定手段により設定された形状で前記遊技島を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0011】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技台管理装置であって、前記稼働状況画面表示制御手段は、表示する遊技台の数に応じて、該遊技台の稼働状況の表示サイズを変更して表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0012】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技台管理装置であって、前記稼働状況画面表示制御手段により分割して表示される各画面毎にページ名を設定するページ名設定手段をさらに備え、前記稼働状況画面表示制御手段は、分割して表示する各画面に、該ページ名設定手段により設定されたページ名を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0013】
さらに請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技台管理装置であって、前記稼働状況画面表示制御手段は、分割して表示する各画面をスクロール表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る遊技台管理装置30は、図1に示すように、遊技場内に設けられる複数の遊技台(例えばパチンコ台Pや図示しないパチスロ台)の稼働状況を管理するものであって、該遊技台の現在の状況を表示画面に表示させるものであり、特に後述する図7及び図8に示すように、設定された台数に基づいて該表示画面を複数ページに分割して表示させるものである。
【0015】
この遊技台管理装置30を含む遊技用管理システム1は、図1に示すように、遊技場内に配置された複数の遊技島2に設けられる台端末10と、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる中継コンピュータ20と、遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる遊技台管理装置30からなり、台端末10は中継コンピュータ20を介して遊技台管理装置30と通信可能に接続されている。
【0016】
ここで台端末10は台端末装置の一例であって、複数のパチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLに対応して設けられ、該対応するパチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLと予め定められた所定の順序で接続可能な複数の接続端子(ここでは4つの接続端子A,B,C,D)を有し、各接続端子に割り当てられた各パチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLから遊技関連情報を収集して中継コンピュータ20に送信するものである。また中継コンピュータ20は中継端末装置の一例であって、台端末10から送信された遊技関連情報を中継して遊技台管理装置30に送信するものである。
【0017】
なお1台の遊技台管理装置30には最高で10台の中継コンピュータ20を接続可能であり、1台の中継コンピュータ20には最高で44台の台端末10を接続可能であり、1台の台端末10には最高で4台のパチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLを接続可能である。また台端末10には、後述する貨幣を収集して保管する金庫や、後述するパチンコ玉を計数する計数機や、後述するプリペイドカードを販売する販売機も接続可能である。
【0018】
遊技場内に配置された複数の遊技島2には、複数のパチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLも設けられている。ここで遊技島2は島番号(島1,2島2…)により識別可能とされており、パチンコ台Pは台番号(1番台,2番台…)により識別可能とされている。この図1に示す例では、島1には、左端から右端に向けて1番台〜10番台(ただし4番台と9番台は欠番)の8台のパチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLが設けられている。また島1の背後に配置された島2には、折り返して右端から左端に向けて11番台〜20番台(ただし14番台と19番台は欠番)の8台のパチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLが配置されている。そして各パチンコ台,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLは、台番号が若い順に4台毎に、各台端末10の各接続端子A,B,C,Dに接続されている。
【0019】
以下、図1に示す各構成要素について説明する。パチンコ台Pは遊技台の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、遊技領域には、始動入賞口,大入賞口,一般入賞口等の複数の入賞口や、複数種類の識別情報である図柄を可変表示可能な可変表示装置等が設けられている。
【0020】
このパチンコ台Pからは、遊技関連情報として、以下に説明するスタート信号,特賞信号,確変信号,アウト玉信号,及びセーフ玉信号の各種の信号が出力される。
【0021】
具体的には、まず遊技領域に打ち込まれて遊技に使用されたパチンコ玉(以下「打込玉」という。)が始動入賞口に入賞した場合には、可変表示装置の可変表示が開始されて所定時間の経過後に該可変表示が停止すると共に、該可変表示の停止を特定可能な情報として、1パルスのスタート信号が出力される。
【0022】
また可変表示装置の表示結果が予め定められた所定態様となった場合には、遊技者にとって有利な遊技状態(いわゆる特賞=大当り)が発生して、閉成されていた大入賞口が開成されて前記打込玉が大入賞口に入賞可能になると共に、該特賞の発生を特定可能な情報として、該特賞の発生から終了までの間において継続的な特賞信号が出力される。
【0023】
また可変表示装置の表示結果が予め定められた特別の所定態様となった場合には、前記特賞の発生確率が通常確率から高確率に変動する確率変動状態(以下単に「確変」という。)が発生して、該確変の発生を特定可能な情報として、該確変の発生から終了までの間において継続的な確変信号が出力される。この確変は、初回の特賞の発生を含めて例えば合計2回の特賞が発生することにより通常確率に復帰して終了すると共に、該2回目の特賞が前記特別の所定態様となった場合には、該確変が継続(いわゆる連チャン)する。
【0024】
なお各入賞口に入賞した打込玉及びいずれの入賞口にも入賞しなかった打込玉は、パチンコ台Pの背後に設けられたアウトタンクに導かれ、該アウトタンクに付設された打込玉カウンタにて打込玉数が計数されると共に、該打込玉数を特定可能な情報として、10個のパチンコ玉が計数される毎に1パルスのアウト玉信号が出力される。
【0025】
また補給樋からパチンコ台Pに対してパチンコ玉が補給された場合には、該補給樋に敷設された補給玉カウンタにて補給玉数が計数されると共に、該補給玉数を特定可能な情報として、10個のパチンコ玉が計数される毎に1パルスのセーフ玉信号が出力される。なお遊技の結果として遊技者の所有となったパチンコ玉は、遊技島2の端部や中央部等に設けられた計数機にて計数される。
【0026】
なおパチンコ台Pからは、前記遊技関連情報の他にも、前記補給に異常がある場合,前記入賞口への入賞に応じて付与される賞球に異常がある場合,及びパチンコ台Pの前面扉が開放された場合等に、それらの異常を示す継続的な異常信号が出力され、またパチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLで通信エラーがある場合に、継続的なエラー信号が出力される。
【0027】
ここで遊技台はパチンコ台Pには限られず、遊技者所有の有価価値(例えばメダル)を賭数として使用することで遊技が可能となり、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置を含み、該可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了すると共に、予め定められた所定条件を満たすときに、遊技者にとって有利な遊技状態である第1の特別遊技状態(いわゆるビッグボーナス)と、該第1の特別遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な遊技状態である第2の特別遊技状態(いわゆるレギュラーボーナス)が発生するパチスロ台でも良い。このパチスロ台からは、遊技関連情報として、前記ゲーム数を特定可能なスタート信号,前記ビッグボーナスの発生を特定可能な特賞信号,前記レギュラーボーナスの発生を特定可能なREGボーナス信号,該ビッグボーナス及びレギュラーボーナス以外の遊技者にとって有利な遊技状態(例えばアシストタイムや、特別遊技状態の発生確率が通常確率から高確率に変動する確率変動状態)の発生を特定可能な確変信号,使用されたメダル数を特定可能なアウト玉信号,及び払い出されたメダル数を特定可能なセーフ玉信号の各種の信号が出力される。またパチスロ台からも、前記異常信号やエラー信号が出力される。
【0028】
玉貸ユニットUは、パチンコ台Pに対応して(ここではパチンコ台Pの左側に隣接して)設けられており、該パチンコ台Pと同一の接続端子に接続される。この玉貸ユニットUは、貨幣(例えば100円硬貨,500円硬貨,又は1000円紙幣)を受け付け、該受け付けた貨幣を識別し、該識別された貨幣額に相当するパチンコ玉を、玉貸ユニットUの内部に設けられた玉払出装置から払い出して貸し出すもの(いわゆる現金ユニット)である。この玉貸ユニットUからは、遊技関連情報として、パチンコ玉の貸出が行われた場合に、該貸出に使用された貨幣額を特定可能な現金売上信号が出力される。なお玉貸ユニットUにて受け付けられた貨幣は、遊技島2の内部に設けられた金庫に収集されて保管される。
【0029】
また玉貸ユニットUは、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさ(例えば残度数)を特定可能な情報が記録された記録媒体(例えばプリペイドカード)を受け付け、該受け付けた記録媒体の記録情報を読み取り、該読み取った記録情報から特定される遊技用有価価値の大きさの範囲内における所定の遊技用有価価値の大きさに相当するパチンコ玉を、パチンコ台Pとの間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りを行うことによりパチンコ台Pの内部に設けられた玉払出装置から払い出して貸し出すもの(いわゆるCRユニット)でも良い。この玉貸ユニットUからは、遊技関連情報として、パチンコ玉の貸出が行われた場合に、該貸出に使用された遊技用有価価値の大きさを特定可能なCR売上信号が出力される。なお玉貸ユニットUにて使用されるプリペイドカードは、遊技島2の端部や中央部等に設けられた販売機にて販売される。
【0030】
なお前記遊技台がパチンコ台Pではなくパチスロ台である場合には、該パチスロ台に対応して玉貸ユニットUではなくメダル貸ユニットが設けられ、このメダル貸ユニットからは、遊技関連情報として、メダルの貸出が行われた場合に、前記現金売上情報又はCR売上情報が出力される。
【0031】
呼出ランプLは、パチンコ台Pに対応して(ここではパチンコ台Pの上側に隣接して)設けられており、該パチンコ台Pと同一の接続端子に接続される。この呼出ランプLは、遊技場の店員を呼び出すためのものであり、該呼出を受け付けるための呼出ボタンが設けられている。この呼出ランプLからは、該呼出ボタンが操作された場合に、パルス状の呼出信号が出力され、該呼出ボタンが再度操作された場合に、パルス状の呼出解除信号が出力される。
【0032】
以上に説明した各種の信号(遊技関連情報を含む)は、パチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLから出力されて台端末10にパラレル転送され、台端末10でシリアル変換されて中継コンピュータ20にシリアル転送され、中継コンピュータ20から遊技台管理装置30に送信される。
【0033】
遊技台管理装置30は、遊技台における遊技に関連して発生する遊技関連情報を収集して管理すると共に、遊技場内に設けられる複数の遊技台の稼働状況を管理するものである。この遊技台管理装置30は、図1に示すように接続される通信部31,制御部32,ハードディスク33,ディスプレイ34,及び入力装置35等を備えている。ここでハードディスク33には、遊技台DB33aが記憶されている。
【0034】
通信部31は、中継コンピュータ20と通信可能に接続され、遊技台管理装置30と中継コンピュータ20との間における通信を司るものである。これにより、前述の如く、パチンコ台P,玉貸ユニットU,及び呼出ランプLにて発生した各種の信号(遊技関連情報を含む)が台端末10と中継コンピュータ20を介して遊技台管理装置30に送信される。また遊技台管理装置30において、あるパチンコ台Pを打止にする処理が行われた場合に、パルス状の打止信号が該パチンコ台Pに送信され、該打止を解除する処理が行われた場合に、パルス状の打止解除信号が該パチンコ台Pに送信される。
【0035】
制御部32は、CPU,RAM,ROM等を備えるコンピュータであり、ハードディスク33に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、遊技台管理装置30の全体を制御して各種の処理を行うものである。この制御部32は、後述する台数設定手段により設定された台数に基づいて、ディスプレイ34の表示画面を複数ページに分割するか否かを判定する判定手段として機能するものである。
【0036】
また制御部32は、ディスプレイ34の表示画面に表示させる表示内容の制御を行う表示制御手段として機能するものであり、ここでは後述する図7及び図8に示すように、複数の遊技台の現在の状況を表示画面に表示させる制御を行う際に、前記判定手段による判定の結果に基づいて、表示画面を複数ページに分割して表示させる制御を行い、また後述する遊技島設定手段による設定に基づいて、遊技島2のレイアウトを表示画面に表示させ、該遊技島のレイアウトに表示された遊技島2に属する遊技台の現在の状況を表示させる制御を行う。さらに制御部32は、表示画面に表示させる遊技台の台数に応じて該遊技台の現在の状況の表示サイズを変更させる表示サイズ変更手段として機能するものである。
【0037】
遊技台DB33aは、図2に示すように、遊技台の台番号に対応付けて、該遊技台の遊技関連情報及び該遊技台の稼働状況として現在の状況を記憶するものである。この遊技台DB33aには、日付毎にデータテーブルが設けられており、各データテーブルにおいては、遊技台の台番号に対応付けて、該遊技台の機種を特定可能な情報である機種番号,該遊技台の機種名,該遊技台の遊技関連情報,及び該遊技台の現在の状況が記憶される。
【0038】
この遊技関連情報としては、セーフ玉信号の受信数がカウントされるセーフ玉数,アウト玉信号の受信数がカウントされるアウト玉数,アウト玉数−セーフ玉数の式で算出される差玉数,(セーフ玉数÷アウト玉数)×100の式で算出される出玉率,スタート信号の受信数がカウントされるスタート回数,特賞信号の受信数がカウントされる特賞回数,確変信号の受信数がカウントされる確変回数,及び現金売上信号又はCR売上信号の受信に基づいて算出される売上金額等が記憶される。
【0039】
また現在の状況としては、異常中であるか否か,エラー中であるか否か,呼出中であるか否か,打止中であるか否か,特賞中であるか否か,確変中であるか否か,稼働中又は非稼働(即ち空き台)のいずれであるか,及び該非稼働の時間が記憶される。
【0040】
ここで異常信号を受信している間は異常中であると記憶され、該異常信号を受信しなくなったときに異常中でないと記憶される。またエラー信号を受信している間はエラー中であると記憶され、該エラー信号を受信しなくなったときにエラー中でないと記憶される。また呼出信号を受信した場合に呼出中であると記憶され、読み出し解除信号を受信した場合に呼出中でないと記憶される。また打止信号を送信した場合に打止中であると記憶され、打止解除信号を送信した場合に打止中でないと記憶される。
【0041】
また特賞信号を受信している間は特賞中であると記憶され、該特賞信号を受信しなくなったときに特賞中でないと記憶される。また確変信号を受信している間は確変中であると記憶され、該確変信号を受信しなくなったときに確変中でないと記憶される。また遅延回路により遅延されたアウト玉信号を継続的に受信している間は稼働中であると記憶され、該遅延回路により遅延されたアウト玉信号を継続的に受信しなくなったときに非稼働(即ち空き台)であると記憶される。さらに該非稼働であると記憶されてからの時間がタイマにより計時されて、該計時された時間が非稼働の時間として記憶される。
【0042】
ディスプレイ34は各種の情報を表示するためのものであり、例えば液晶表示器である。入力装置35は各種の入力を受け付けるためのものであり、例えばキーボード及びマウスである。これらディスプレイ34及び入力装置35は、表示画面に表示させる遊技台の台数(ここでは遊技島2の島数)を設定する台数設定手段(図3を参照),遊技場内に配置された遊技島2の島番号に対応付けて、該遊技島2に設けられる遊技台の台番号を設定する遊技島設定手段(図4を参照),遊技島2のレイアウトを変更するレイアウト変更手段(図5及び図6(a)を参照),表示画面の分割数と該分割した表示画面に表示させる遊技台の台数を設定する分割表示設定手段(図6(b)を参照),及び複数ページに分割された表示画面毎にページ名を設定するページ名設定手段(図6(c)を参照)として機能するものである。なおレイアウト変更手段は、遊技島2のレイアウトに表示される遊技島2の形状を変更するための形状変更手段(図6(a)を参照)を含むものである。
【0043】
以下、図3〜図8を参照して、遊技台管理装置30におけるディスプレイ34の表示及び入力装置35の操作について説明する。ここで図3〜図6は、遊技場の非営業中に表示される設定画面であり、図7及び図8は、遊技場の営業中に表示される営業表示画面である。以下においては、表示画面が6ページに分割され、各ページにおいて20島の遊技島2に設けられる160台の遊技台の現在の状況が表示される例について説明する。
【0044】
まず図3は遊技台管理装置30のディスプレイ34に表示される基本設定画面の一例を表す図である。遊技台管理装置30では、図示しない配置設定画面上のメニューから基本設定メニューが選択されると、図3に示す基本設定画面がディスプレイ34に表示されて、基本情報設定が可能となる。この基本設定画面では、画面の中央に、「1.遊技台番号」を設定するためのボタン,及び「2.表示島数」を設定するための入力領域が表示される。
【0045】
まず「1.遊技台番号」の項目は、遊技台管理装置30にて管理する遊技台の台番号を、一般に遊技場において嫌われる4と9を抜いて設定するか、あるいは連続で設定するかを選択するための項目であり、該選択を受け付けるための「4・9抜き」ボタンと「連続ボタン」が表示される。ここで初期状態では「4・9抜き」ボタンが選択されており、図示の如く該「4・9抜き」ボタンが白抜きで反転表示されると共に、パチンコ台Pの台番号が4と9を抜いて設定されているが、入力装置35が操作されて「連続」ボタンが選択されると、設定が変更されて、図示しないが該「連続」ボタンが白抜きで反転表示されると共に、遊技台の台番号が連続で設定される。
【0046】
また「2.表示島数」の項目は、後述する図7及び図8に示す営業中分割表示画面に表示させる遊技台の台数を設定するための項目であり、ここでは該遊技台の台数に代えて遊技島2の島数を設定するための入力領域が表示される。ここで入力装置35が操作されて該入力領域に「表示島数」が入力されると、該入力された表示島数が設定される。ここでのディスプレイ34及び入力装置35は、前記台数設定手段として機能するものである。
【0047】
なお画面の右側に表示されるサブメニューにおいて、「印刷開始」ボタンが操作されると、設定された基本設定の内容がプリンタから出力され、「設定保存」ボタンが操作されると、設定された基本設定の内容が保存され、「クリア」ボタンが操作されると、設定された基本設定の内容がすべてクリアされ、「設定解除」ボタンが操作されると、基本設定の内容が初期状態に戻され、「管理画面」ボタンが操作されると、管理画面に戻り、「戻る」ボタンが操作されると、図示しない配置設定画面に戻る。
【0048】
次に図4は遊技台管理装置30のディスプレイ34に表示される遊技島設定画面の一例を表す図である。遊技台管理装置30では、図示しない配置設定画面上のメニューから遊技島設定メニューが選択されると、図4に示す遊技島設定画面がディスプレイ34に表示されて、遊技島設定が可能となる。この遊技島設定画面では、画面の中央に、遊技島2の島番号を入力するための「島番号」入力領域,遊技島2に設けられている先頭の遊技台の台番号を入力するための「先頭台番号」入力領域,遊技島2に設けられている遊技台の台数を入力するための「台数」入力領域,遊技島2に設けられている終端の遊技台の台番号を入力するための「終了台番号」入力領域,遊技島2に設けられている遊技台の機種を特定可能な機種番号を入力するための「機種番号」入力領域,及び遊技島2に設けられている遊技台のタイプがパチンコ台P(P)であるかパチスロ台(S)であるかを入力するための「タイプ」入力領域が設けられる。なお入力領域の下側に表示される「↑」及び「↓」のボタンはスクロールボタンであり、該ボタンが操作された方向に画面がスクロール(遷移)する。
【0049】
この図4に示す遊技島設定画面がディスプレイ34に表示されている状態で入力装置35が操作され、各入力領域において、「島番号」に対応付けて「先頭台番号」,「台数」,「終了台番号」,「機種番号」,及び「タイプ」が入力されると、遊技島2の島番号(例えば島1)に対応付けて、該遊技島2に設けられる遊技台の台番号(例えば1番台〜10番台(ただし4番台と9番台は欠番))が設定される。ここでのディスプレイ34及び入力装置35は、前記遊技島設定手段として機能するものである。
【0050】
なお画面の右側に表示されるサブメニューにおいて、「印刷開始」ボタンが操作されると、遊技島設定の設定内容がプリンタから出力され、「設定保存」ボタンが操作されると、遊技島設定の設定内容が保存され、「クリア」ボタンが操作されると、遊技島設定の設定内容がすべてクリアされ、「管理画面」ボタンが操作されると、管理画面に戻り、「戻る」ボタンが操作されると、図示しない配置設定画面に戻る。
【0051】
次に図5は遊技台管理装置30のディスプレイ34に表示されるレイアウト設定画面の一例を表す図である。遊技台管理装置30では、図示しない配置設定画面上のメニューからレイアウト設定メニューが選択されると、図5に示すレイアウト設定画面がディスプレイ34に表示されて、遊技島2のレイアウトの設定や変更が可能となる。
【0052】
このレイアウト表示画面が表示される際には、まず判定手段として機能する制御部32により、前記図3に示す基本設定画面による表示島数の設定及び前記図4に示す遊技島設定画面による設定に基づいて、表示画面を複数ページに分割するか否かが判定される。即ち遊技島数<表示島数であれば、表示画面を複数ページに分割しないと判定され、遊技島数>表示島数であれば、表示画面を複数ページに分割すると判定されて、「(遊技島数÷表示島数)+1」(ただし小数点以下は切り捨て)の式で定められる複数ページに表示画面が分割される。次に表示制御手段として機能する制御部32により、前記判定の結果に基づいて、表示画面が複数ページに分割されて表示され、各ページにおいて、表示島数分の遊技島2のレイアウトが表示画面に表示されると共に、その際に、各遊技島2の島番号及び該遊技島2に設けられている遊技台のタイプも含んで表示される。
【0053】
この図5に示すレイアウト設定画面がディスプレイ34に表示されている状態で入力装置35が操作され、該レイアウトに表示された遊技島2(例えば島1)が選択されると、該レイアウト設定画面上に図6(a)に示すレイアウト変更ウィンドゥが表示されて、遊技島2のレイアウトの変更が可能となる。このレイアウト変更ウィンドゥでは、前記選択された遊技島2の島番号,前記レイアウトにおける該遊技島2の位置を変更するための「X位置」入力領域及び「Y位置」入力領域と「ドラッグ」ボタン,前記レイアウトにおける該遊技島2の形状を変更するための「縦方向」ボタン又は「横方向」ボタン,各ボタンの操作による選択や各入力領域への入力を確定するための「適用」ボタン,並びにレイアウト変更ウィンドゥを閉じるための「閉じる」ボタンが表示される。
【0054】
このレイアウト変更ウィンドゥが表示されている状態で入力装置35が操作され、「X位置」入力領域及び「Y位置」入力領域に数値が入力されて「適用」ボタンが操作されると、前記レイアウトにおける遊技島2の位置が該入力された数値より特定される位置に設定され、また「ドラッグ」ボタンが操作されると、前記レイアウトにおいて遊技島2を移動させることができるようになり、前記レイアウトにおいてドラッグにより遊技島2の位置が移動されて「適用」ボタンが操作されると、前記レイアウトにおける遊技島2の位置が該移動された位置に設定されて、該設定された遊技島2のレイアウトが前記図5,並びに後述する図7及び図8に示す画面上に表示される。ここでのディスプレイ34及び入力装置35は、前記レイアウト変更手段として機能するものである。
【0055】
またレイアウト変更ウィンドゥが表示されている状態で入力装置35が操作され、「縦方向」ボタン又は「横方向」ボタンが操作されて「適用」ボタンが操作されると、前記レイアウトに表示される遊技島2の形状が該操作されたボタンに対応する形状に変更され、該変更された遊技島2の形状(例えば島1は縦方向,島8は横方向)が前記図5,並びに後述する図7及び図8に示す画面上に表示される。ここでのディスプレイ34及び入力装置35は、前記形状変更手段として機能するものである。
【0056】
また図5に示すレイアウト設定画面がディスプレイ34に表示されている状態で入力装置35が操作され、画面の右側に表示されるサブメニューにおいて、「分割表示設定」ボタンが操作されると、該レイアウト設定画面上に図6(b)に示す分割表示設定ウィンドゥが表示されて、表示画面の分割数と該分割した表示画面に表示させる遊技台の台数の設定が可能となる。この分割表示設定ウィンドゥでは、表示画面の分割数を設定するための「ページ番号」入力領域,及び該分割した表示画面に表示させる遊技台の台数として遊技島2の島数を設定するための「島数」入力領域,ページ毎に表示する島数の設定を促す旨,設定されていない島数を表す「残り島数」表示領域,前の設定画面に戻るための「戻る」ボタン,次の設定画面に進むための「次へ」ボタン,及び分割表示設定ウィンドゥを閉じるための「閉じる」ボタンがまず表示される。
【0057】
この分割表示設定ウィンドゥが表示されている状態で入力装置35が操作され、「ページ番号」入力領域及び「島数」入力領域に数値が入力されて「次へ」ボタンが操作されると、次の設定画面に進み、「残り島数」表示領域に該入力された島数が減算更新されて表示される。このようにしてすべてのページ番号に対する島数の設定が終了して残り島数が0になると、前記「ページ番号」入力領域に代えて表示画面の分割数を示す「全ページ数」表示領域,及び前記「次へ」ボタンに代えて分割表示設定を確定するための「適用」ボタンが表示され、該「適用」ボタンが操作されると、前記入力された内容で分割表示設定が行われる。ここでのディスプレイ34及び入力装置35は、前記分割表示設定手段として機能するものである。
【0058】
また図5に示すレイアウト設定画面がディスプレイ34に表示されている状態で入力装置35が操作され、画面の右側に表示されるサブメニューにおいて、「ページ名設定」ボタンが操作されると、該レイアウト設定画面上に図6(c)に示すページ名設定ウィンドゥが表示されて、複数ページに分割された表示画面毎にページ名の設定が可能となる。このページ名設定ウィンドゥでは、複数ページに分割された表示画面を設定するための「ページ番号」入力領域,及び該表示画面毎にページ名を設定するための「ページ名」入力領域,ページ毎に表示するページ名の設定を促す旨,設定されていないページ数を表す「残りページ数」表示領域,前の設定画面に戻るための「戻る」ボタン,次の設定画面に進むための「次へ」ボタン,及びページ名設定ウィンドゥを閉じるための「閉じる」ボタンがまず表示される。
【0059】
このページ名設定ウィンドゥが表示されている状態で入力装置35が操作され、「ページ番号」入力領域に数値が入力され「ページ名」入力領域にページ名が入力されて「次へ」ボタンが操作されると、次の設定画面に進み、「残りページ数」表示領域にページ数が1つだけ減算更新されて表示される。このようにしてすべてのページ番号に対するページ名の設定が終了して残りページ数が0になると、前記「ページ番号」入力領域に代えて表示画面の分割数を示す「全ページ数」表示領域,及び前記「次へ」ボタンに代えてページ名設定を確定するための「適用」ボタンが表示され、該「適用」ボタンが操作されると、前記入力された内容でページ名設定が行われる。ここでのディスプレイ34及び入力装置35は、前記ページ名設定手段として機能するものである。
【0060】
なお図5に示すレイアウト設定画面がディスプレイ34に表示されている状態で入力装置35が操作され、画面の右側に表示されるサブメニューにおいて、「設定保存」ボタンが操作されると、レイアウト設定の設定内容が保存され、「クリア」ボタンが操作されると、レイアウト設定の設定内容がすべてクリアされ、「管理画面」ボタンが操作されると、管理画面に戻り、「戻る」ボタンが操作されると、図示しない配置設定画面に戻る。
【0061】
次に図7は遊技台管理装置30のディスプレイ34に表示される営業中分割表示画面(1ページ目)の一例を表す図であり、図8は同営業中分割表示画面(6ページ目)の一例を表す図である。遊技台管理装置30では、図示しない営業表示画面上のメニューから営業中分割表示メニューが選択されると、図7に示す営業中分割画面がディスプレイ34にまず表示される。この営業中分割表示画面では、画面の中央に、表示制御手段として機能する制御部32の制御により、前記遊技台DB33aにより記憶されている現在の状況に基づいて、複数の遊技台の現在の状況がディスプレイ34の表示画面に表示される。
【0062】
この現在の状況は、遊技台の台番号を示す升目が以下に示す各色で塗りつぶされることにより色分けで表示され、具体的には、異常中である遊技台については白色,エラー中である遊技台については黒色,呼出中である遊技台については赤色,打止中である遊技台については青色(以上「前者の状況」という。),特賞中である遊技台については黄色,確変中である遊技台については緑色,稼働中である遊技台については橙色,及び空き台については桃色(以上「後者の状況」という。)で表示される。なお前者の状況と後者の状況が重複する場合には、前者の状況が優先的に表示され、該前者の状況が解除された場合に後者の状況が表示される。具体的には、特賞中を示す黄色が表示されている状態で呼出中となった場合には、呼出中を示す赤色が表示され、該呼出中が解除された場合に特賞中を示す黄色が再び表示される。
【0063】
ここで図7に示す営業中分割表示画面では、表示制御手段として機能する制御部32の制御により、前記判定手段による判定の結果に基づいて、表示画面が複数ページに分割して表示される。即ち、分割された各ページでは、画面の中央に、前記図3に示す基本設定画面で設定された表示島数(ここでは20島)分の遊技島2に設けられる遊技台の現在の状況が表示画面に表示されると共に、画面の下側に、前ページに戻るための「前ページ」ボタン,及び次ページに進むための「次ページ」ボタンが表示される。そして、例えば図7に示す営業中分割表示画面(1ページ目)から順次「次ページ」ボタンを操作することにより、最終的に図8に示す営業中分割表示画面(6ページ目)に進む。このように、設定された台数に基づいて表示画面が複数ページに分割されて表示されるので、遊技台の現在の状況が小さくなりすぎずに表示され、該現在の状況を容易に視認できるので、該現在の状況に応じた対応を敏速に行うことができる。
【0064】
また図7及び図8に示す営業中分割表示画面では、表示制御手段として機能する制御部32の制御により、前記遊技島設定手段による設定に基づいて、前記図3に示す基本設定画面で設定された表示島数(ここでは20島)分の遊技島2のレイアウトが表示画面に表示され、該レイアウトに表示された遊技島2に属する遊技台の現在の状況が表示される。このように、遊技島2のレイアウトに表示された遊技島に属する遊技台の現在の状況が表示されるので、遊技場内における遊技島2のレイアウトに即した見易い表示となり、該現在の状況をさらに容易に視認できる。なお図7及び図8に示す営業中分割表示画面では、各遊技島2の島番号及び該遊技島2に設けられている遊技台のタイプも含んで表示される。
【0065】
また前記レイアウト変更手段としての機能により、遊技島2のレイアウト変更に対応して該レイアウトが表示画面上に忠実に再現されるので、遊技場内における遊技島2のレイアウトのイメージが沸く見易い表示となる。さらに前記形状変更手段としての機能により、遊技島2の形状変更に対応して該形状が表示画面上に忠実に再現されるので、遊技場内における遊技島2のレイアウトのイメージが沸く見易い表示となる。
【0066】
また図7及び図8に示す営業中分割表示画面では、表示サイズ変更手段として機能する制御部32の制御により、表示画面に表示させる遊技台の台数に応じて該遊技台の現在の状況の表示サイズが変更(即ち拡大又は縮小)される。このように、表示画面に表示される遊技台の現在の状況が最適なサイズで表示されるので、見易い表示となり、該現在の状況をさらに容易に視認できる。
【0067】
また図7及び図8に示す営業中分割表示画面では、前記分割表示設定手段としての機能(図6(b)を参照)により、表示画面の分割数と該分割した表示画面に表示させる遊技台の台数が設定されている際には、該設定された分割数に分割された表示画面に、該設定された台数の遊技台の現在の状況が表示されるので、遊技場の要望に対応した表示が可能である。即ち図3に示す基本設定画面における表示島数の設定に基づく自動的な分割表示ではなく、遊技場の要望に基づく任意の分割表示ができるので、例えば遊技台のタイプ毎又は機種毎にページを分割して表示したり、また遊技機の設置フロアが複数階ある遊技場では各階毎にページを分割して表示することができる。
【0068】
さらに図7及び図8に示す営業中分割表示画面では、前記ページ名設定手段としての機能(図6(c)を参照)により、複数ページに分割された表示画面毎にページ名が設定されている際には、分割された表示画面にページ名が表示されるので、該分割された表示画面が何を表示しているかを一目で確認でき、前記現在の状況の確認作業をさらに敏速に行うことができる。
【0069】
なお図7及び図8に示す営業中分割表示画面の右側に表示されるサブメニューにおいて、いずれかの状況検索ボタン(「異常中」ボタン,「エラー中」ボタン,「呼出中」ボタン,「打止中」ボタン,「特賞中」ボタン,「確変中」ボタン,「稼働中」ボタン,又は「空き台」ボタン)が操作されると、該操作されたボタンに対応する状況にある遊技台が検索されて、該遊技台の台番号が表示画面に一覧表示される。また「管理画面」ボタンが操作されると、管理画面に戻り、「戻る」ボタンが操作されると、図示しない営業表示画面に戻る。
【0070】
以上に説明した実施形態と対応付けて本願の請求項に係る発明を説明すると、以下のとおりである。
【0071】
まず請求項1に係る発明は、遊技場内に設けられる複数の遊技台(パチンコ台P)の稼働状況を表示させる制御を行う稼働状況画面表示制御手段(制御部32)を備える遊技台管理装置(30)であって、遊技場内に配置された遊技島の数を設定すると共に、該設定された各遊技島に属する遊技台の数を設定する遊技島設定手段(ディスプレイ34及び入力装置35)と、該遊技島設定手段による設定に基づいて、遊技場内における遊技島のレイアウトを設定するためのレイアウト設定画面を複数ページに分割して表示するか否か判定する判定手段(制御部32)と、該判定手段により分割すると判定されたことに基づいて、前記レイアウト設定画面を複数ページに分割して表示させ、該分割して表示されたレイアウト設定画面のそれぞれに振り分けて遊技島を表示させる制御を行うレイアウト設定画面表示制御手段(制御部32)と、該レイアウト設定画面表示制御手段によりレイアウト設定画面が表示されている状態で操作可能とされ、該レイアウト設定画面に表示された各遊技島の位置を変更設定するレイアウト設定手段(ディスプレイ34及び入力装置35)と、前記レイアウト設定画面表示制御手段によりレイアウト設定画面が表示されている状態で操作可能とされ、該レイアウト設定画面の分割数と、該分割したレイアウト設定画面に表示させる遊技島の数とを設定する分割表示設定手段(ディスプレイ34及び入力装置35)と、をさらに備え、前記稼働状況画面表示制御手段は、前記レイアウト設定手段により設定された位置に遊技島を表示すると共に、前記分割表示設定手段により設定された分割数に前記レイアウト設定画面を分割して表示し、該分割して表示したレイアウト設定画面のそれぞれに該設定された数の遊技島を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0074】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技台管理装置(30)であって、前記レイアウト設定手段(ディスプレイ34及び入力装置35)は、前記レイアウト設定画面に表示された遊技島の形状を変更設定可能であり、前記稼働状況画面表示制御手段(制御部32)は、該レイアウト設定手段により設定された形状で前記遊技島を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0075】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技台管理装置(30)であって、前記稼働状況画面表示制御手段(制御部32)は、表示する遊技台(パチンコ台P)の数に応じて、該遊技台の稼働状況の表示サイズを変更して表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0076】
また請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技台管理装置(30)であって、前記稼働状況画面表示制御手段(制御部32)により分割して表示される各画面毎にページ名を設定するページ名設定手段(ディスプレイ34及び入力装置35)をさらに備え、前記稼働状況画面表示制御手段は、分割して表示する各画面に、該ページ名設定手段により設定されたページ名を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0077】
さらに請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技台管理装置(30)であって、前記稼働状況画面表示制御手段(制御部32)は、分割して表示する各画面をスクロール表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置である。
【0078】
最後に、本発明の変形例について説明する。
【0079】
上記の実施形態では、台端末10が4つの接続端子A,B,C,Dを有する例について説明したが、これに限らず、台端末10が有する接続端子の数は、1つ,又は複数でも良い。
【0080】
上記の実施形態では、遊技島2に8台の遊技台が設けられる例について説明したが、これに限らず、遊技島2に設けられる遊技台の代数は特に限定されず、また遊技島2には遊技台以外の金庫,計数機,販売機が設けられるようにしても良い。
【0081】
上記の実施形態では、遊技台管理装置30が単一の装置で構成される例について説明したが、これに限らず、該遊技台管理装置30は、例えば遊技場の景品カウンタ等に設置されるカウンタコンピュータと、遊技場の管理事務所等に設置される管理コンピュータのように、各機能が分散された複数の装置で構成されるものでも良い。
【0082】
上記の実施形態では、各種の情報を表示するディスプレイ34と各種の入力を受け付ける入力装置35が別個の装置で構成される例について説明したが、これに限らず、例えば各種の情報を表示すると共に各種の入力を受け付けるタッチパネル式のディスプレイにより構成されるものでも良い。
【0083】
上記の実施形態では、図3に示す基本設定画面において、表示画面に表示させる遊技島2の島数(即ち表示島数)を設定する例について説明したが、これに限らず、表示画面に表示させる遊技台の台数を設定するようにしても良い。
【0084】
上記の実施形態では、図6(a)に示すレイアウト変更ウィンドゥにおいて、レイアウトに表示される遊技島2の形状を縦方向又は横方向に変更可能な例について説明したが、これに限らず、該遊技島2の形状は、例えば円形状,弧状,又はその他の異形状に変更可能なようにしても良い。即ち前記形状変更手段により変更可能な遊技島2の形状は特に限定されない。
【0085】
上記の実施形態では、判定手段(制御部32)による判定の結果に基づいて表示画面を複数ページに分割して表示させる場合において、例えば全島数が50島で表示島数が20島である場合には、「(遊技島数÷表示島数)+1」(ただし小数点以下は切り捨て)の式で定められる3ページに表示画面が分割されるが、該分割された各ページにおいては、表示島数の限度一杯まで表示する(即ち20島を表示する第1ページ,20島を表示する第2ページ,及び10島を表示する第3ページを設ける)ようにしても良く、ほぼ均等割りで表示する(例えば17島を表示する第1ページ,17島を表示する第2ページ,及び16島を表示する第3ページを設ける)ようにしても良い。即ち表示画面を複数ページに分割するか否かは、台数決定手段により設定された台数(ここでは表示島数)に基づいて判定されれば良く、その分割態様は特に限定されない。
【0086】
上記の実施形態では、図7及び図8に示す営業中分割表示画面において、遊技台の現在の状況が遊技島2のレイアウトに表示される例について説明したが、これに限らず、該遊技台の現在の状況は、例えば表形式で一覧表示されるようにしても良い。即ち遊技台の現在の状況の表示態様は特に限定されない。
【0087】
上記の実施形態では、図7及び図8に示す営業中分割表示画面において、遊技台の現在の状況が色分けにより表示される例について説明したが、これに限らず、該遊技台の現在の状況は、例えば記号や文字により表示するようにしても良い。
【0088】
上記の実施形態では、遊技台管理装置30において、遊技台の現在の状況が複数ページに分割表示される例について説明したが、これに限らず、例えば図9に示すように、該遊技台の現在の状況がスクロール表示されるようにしても良い。即ち遊技台管理装置30は、『遊技場内に設けられる複数の遊技台(パチンコ台P)の現在の状況を管理する遊技台管理装置であって、前記複数の遊技台の現在の状況を(ディスプレイ34の)表示画面に表示させる制御を行う表示制御手段(制御部32)と、前記表示画面に表示させる遊技台の台数を設定する台数設定手段(ディスプレイ34及び入力装置35)と、を備え、前記表示制御手段は、該台数設定手段により設定された台数分の遊技台の現在の状況を一画面中に表示させると共に、該台数設定手段により設定された台数を超える遊技台の現在の状況をスクロール表示させる制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置』としても良い。これによれば、まず設定された台数分の遊技台の現在の状況が一画面中に表示され、次いで設定された台数を超える遊技台の現在の状況がスクロール表示されるので、遊技台の現在の状況が小さくなりすぎずに表示され、該現在の状況を容易に視認できるので、該現在の状況に応じた対応を敏速に行うことができる。なおスクロール表示は、表示制御手段の制御による自動スクロールでも良く、また表示画面に表示されるスクロールバー(図9を参照)の操作による手動スクロールでも良い。
【0089】
【発明の効果】
本発明に係る遊技台管理装置によれば、以下のような効果を奏する。
【0090】
まず請求項1に係る遊技台管理装置によれば、設定された遊技島の数に基づいてレイアウト設定画面が複数ページに分割して表示され、該レイアウト設定画面で設定された位置に遊技島が表示されるので、遊技場内における遊技島の位置に即して、遊技台の稼働状況が小さくなりすぎずに表示され、該稼働状況を容易に視認できるので、該稼働状況に応じた対応を敏速に行うことができると共に、設定された分割数に前記レイアウト設定画面が分割して表示され、該分割して表示されたレイアウト設定画面のそれぞれに、設定された数の遊技島が表示されるので、遊技場の要望に基づく任意の分割表示ができる。
【0093】
また請求項2に係る遊技台管理装置によれば、遊技島の形状変更に対応して該形状が表示画面上に忠実に再現されるので、遊技場内における遊技島のレイアウトのイメージが沸く見易い表示となる。
【0094】
また請求項3に係る遊技台管理装置によれば、遊技台の稼働状況が最適なサイズで表示されるので、見易い表示となり、該稼働状況をさらに容易に視認できる。
【0095】
また請求項4に係る遊技台管理装置によれば、分割して表示される各画面にページ名が表示されるので、各画面が何を表示しているかを一目で確認でき、前記稼働状況の確認作業をさらに敏速に行うことができる。
【0096】
さらに請求項5に係る遊技台管理装置によれば、分割して表示される各画面がスクロール表示されるので、各画面に分割して表示される遊技台の稼働状況を連続的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る遊技台管理装置を含む遊技用管理システムの一例を表す図である。
【図2】図2は遊技台管理装置の遊技台DBに記憶される遊技関連情報及び現在の状況の一例を表す図である。
【図3】図3は遊技台管理装置のディスプレイに表示される基本設定画面の一例を表す図である。
【図4】図4は遊技台管理装置のディスプレイに表示される遊技島設定画面の一例を表す図である。
【図5】図5は遊技台管理装置のディスプレイに表示されるレイアウト設定画面の一例を表す図である。
【図6】図6は前記レイアウト設定画面上に表示される設定ウィンドゥの一例を表す図であり、(a)はレイアウト変更ウィンドゥ,(b)は分割表示設定ウィンドゥ,(c)はページ名設定ウィンドゥである。
【図7】図7は遊技台管理装置のディスプレイに表示される営業中分割表示画面の1ページ目を表す図である。
【図8】図8は遊技台管理装置のディスプレイに表示される営業中分割表示画面の6ページ目を表す図である。
【図9】図9は変形例に係る遊技台管理装置のディスプレイに表示される営業中スクロール表示画面の一例を表す図である。
【図10】図10は従来の遊技台管理装置のディスプレイに表示される営業中全体表示画面の一例を表す図である。
【符号の説明】
1…遊技用管理システム
2…遊技島
10…台端末
20…中継コンピュータ
30…遊技台管理装置
31…通信部
32…制御部
33…ハードディスク
33a…遊技台DB
34…ディスプレイ
35…入力装置
A,B,C,D…接続端子
P…パチンコ台
U…玉貸ユニット
L…呼出ランプ
Claims (5)
- 遊技場内に設けられる複数の遊技台の稼働状況を表示させる制御を行う稼働状況画面表示制御手段を備える遊技台管理装置であって、
遊技場内に配置された遊技島の数を設定すると共に、該設定された各遊技島に属する遊技台の数を設定する遊技島設定手段と、
該遊技島設定手段による設定に基づいて、遊技場内における遊技島のレイアウトを設定するためのレイアウト設定画面を複数ページに分割して表示するか否か判定する判定手段と、
該判定手段により分割すると判定されたことに基づいて、前記レイアウト設定画面を複数ページに分割して表示させ、該分割して表示されたレイアウト設定画面のそれぞれに振り分けて遊技島を表示させる制御を行うレイアウト設定画面表示制御手段と、
該レイアウト設定画面表示制御手段によりレイアウト設定画面が表示されている状態で操作可能とされ、該レイアウト設定画面に表示された各遊技島の位置を変更設定するレイアウト設定手段と、
前記レイアウト設定画面表示制御手段によりレイアウト設定画面が表示されている状態で操作可能とされ、該レイアウト設定画面の分割数と、該分割したレイアウト設定画面に表示させる遊技島の数とを設定する分割表示設定手段と、をさらに備え、
前記稼働状況画面表示制御手段は、前記レイアウト設定手段により設定された位置に遊技島を表示すると共に、前記分割表示設定手段により設定された分割数に前記レイアウト設定画面を分割して表示し、該分割して表示したレイアウト設定画面のそれぞれに該設定された数の遊技島を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置。 - 請求項1に記載した遊技台管理装置であって、
前記レイアウト設定手段は、前記レイアウト設定画面に表示された遊技島の形状を変更設定可能であり、
前記稼働状況画面表示制御手段は、該レイアウト設定手段により設定された形状で前記遊技島を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置。 - 請求項1又は2に記載した遊技台管理装置であって、
前記稼働状況画面表示制御手段は、表示する遊技台の数に応じて、該遊技台の稼働状況の表示サイズを変更して表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技台管理装置であって、
前記稼働状況画面表示制御手段により分割して表示される各画面毎にページ名を設定するページ名設定手段をさらに備え、
前記稼働状況画面表示制御手段は、分割して表示する各画面に、該ページ名設定手段により設定されたページ名を表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技台管理装置であって、
前記稼働状況画面表示制御手段は、分割して表示する各画面をスクロール表示する制御を行うことを特徴とする遊技台管理装置。
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