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JP3996947B2 - 荷造り用品 - Google Patents

荷造り用品 Download PDF

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JP3996947B2 JP18593997A JP18593997A JP3996947B2 JP 3996947 B2 JP3996947 B2 JP 3996947B2 JP 18593997 A JP18593997 A JP 18593997A JP 18593997 A JP18593997 A JP 18593997A JP 3996947 B2 JP3996947 B2 JP 3996947B2
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浩人 大槻
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトを用いて物品を輸送するための荷造り用品に関し、例えば恒温恒湿槽等の製品の輸送に好都合に利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品として例えば環境試験装置のような角形で相当の重量を持つ製品の輸送には、例えば図7に示すような荷造り用品としてのパレット及び輸送補助機械としてのフォークリフトを一般的に使用し、次のような方法及び順序で陸、海、空の輸送手段への製品の積み込み/積み下ろし作業を行っていた。
【0003】
積み込み時:
1)製品Wをフォークリフトで持ち上げて矢印A方向からパレットP上まで運ぶ。
2)パレットPと製品Wとの間にフォークが十分入る高さのスペーサSを置き、その上に製品を乗せてフォークを抜く。
3)矢印B方向から製品とパレットとの間にフォークの先端を入れて製品を少し持ち上げ、その反対側端をパレット上に付けてスペーサをフリーにする。
4)スペーサを抜いて製品をパレット上に乗せる。
5)フォークの端をB方向又はその反対方向から製品の下に先端だけ少し突っ込み、パレット上の製品の位置ズレを修正する。
6)製品をボルトでパレットのボルト穴hに固定する。
7)矢印A方向からフォークリフトでパレットに固定された製品をパレットと共にトラック等の輸送手段に積み込み、パレットを床面に下ろす。
【0004】
なお、従来のパレットは、図示の如く角材の上下に平板材を井桁に組み、平板の厚みがフォークリフトのフォークの先端部分の厚みより少し大きい程度の寸法になるように形成されている。この厚みを角材の厚み程度まで厚くすれば、平板上に製品を乗せたときに、根元側の厚みが厚くなっているフォークを十分奥まで入れて製品を吊り上げ/吊り下ろしできるが、そのようにすると、パレットの全体厚み(高さ)が厚くなり、荷造り時の製品全体の高さが高くなり、パレット自体の価額も上昇する。又、製品を固定するために長いボルトを必要とし、ボルト閉め作業も困難になる。そのため、パレット上にスペーサーを置いてフォーク全体の挿抜による製品の吊り下ろし及び吊り上げを可能にすると共に、輸送時にはスペーサーを抜き、製品全体の高さを低くするという上記のような荷造り方法を採用し、その結果として複雑なフォークリフトの操作が必要になっている。
【0005】
なお、製品が製品支持用の足やキャスター等を備えている場合でも、製品輸送時には、静荷重に加えて振動、動揺、加速度等に伴う動荷重が発生するので、通常これらは使用されず、図においてはパレットの上板の間隔内に落ち込んでいて、製品はその底部又はこれに固定された支持ビームによってパレット上に支持されている。
【0006】
積み下ろし時:
1)矢印A方向からフォークを入れ、製品及びパレットをフォークリフトで運搬して地上の所定位置に下ろす。
2)パレットと製品を固定しているボルトを外す。
3)矢印B方向から製品の下にフォークの先端を入れて製品を少し傾けて製品とパレットとの間にフォークが十分入る高さのスペーサを挿入し、その上に製品を乗せる。この場合には、パレット上に既に製品があるので、スペーサが入りにくいため図7のスペーサSを2分割した程度のスペーサを入れる。
4)従って、矢印Bの反対方向からも同様にしてスペーサを入れる。
5)矢印A方向からフォークを入れて製品だけを地上に下ろす。
【0007】
このような従来のパレットを用いた荷造り方法は、次のような諸問題を有する。
1)フォークの先端だけを入れ、製品の片側だけを少し持ち上げるという微妙なリフト調整を必要とするので、難度の高い作業になり、十分な経験のある作業者を必要とする。
2)積み込み時及び積み下ろし時の全体のリフト使用回数が8回又はそれ以上にもなり、作業時間も長くかかる。又、製品のパレット上における横ずれ防止のために製品をボルトで固定するため、その作業時間も必要となる。
3)リフトの運転とスペーサーの着脱のために少なくとも2名の作業者が必要になる。
4)少なくともA、B及びBの反対方向の3方向からリフトを使用しなければならず、広い作業スペースを必要とする。
5)大型構造体であるパレットを用いるので、繰り返し使用する必要があり、その運搬や管理が面倒である。
6)ボルトで固定するため、物品自体にもボルト穴のある支持部を設ける必要があり、製造上余分な手間がかかる。
7)パレットは大型構造物であるため通常木製となり、材料のリサイクルが図れない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来技術に於ける上記問題を解決し、経験の浅い一人の作業者でも短時間で荷造りや積み込み及び積み下ろし作業ができ、作業スペースを節約でき、再使用のための運搬や管理が不要で、物品自体の構造も簡素化され、材料のリサイクリも可能にすることができる荷造り用品を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、請求項1の発明は、フォークリフトを用いて物品を輸送するための荷造り用品において、
底と該底から連続した前後縁であって前縁が前記底から倒立可能な前後縁及び両側縁と該両側縁の位置で前記底上に形成され前記物品の両側を支持できる両側支持部とフォークリフトのフォークが通過可能なように前記前縁に開けられた開口とを備え段ボール材で形成されたトレイ状の第1支持体と、
前記両側支持部の間の中間部分に入る大きさになっている中間支持部と該中間支持部の下にあって前後方向にフォークリフトのフォークが通過可能な穴とを備え段ボール材で形成されたパレット状の第2支持体であって前記フォークが前記穴に挿入されリフトアップされたときに前記フォークで前記中間支持部を介して前記物品の前記両側の間の部分を支持できると共に前記底が設置面に置かれて前記第2支持体が前記底上の前記中間部分に入れられて前記物品が前記中間支持部に乗せられたときに前記物品の重量を支持できる強度を持つように形成された第2支持体と、
を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、上記に加えて、前記第1支持体の内側に立設可能で前記物品と同程度の高さを持つ段ボール材で形成された側面体と該側面体及び前記物品の上部を覆う段ボール材で形成された上部体とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を適用した荷造り用品の全体を用いて荷造りするときの状態を示し、図2及び図3は荷造り用品の一部分の構造を示す。又、図4は荷造り用品を組立てた状態を示す。図1を中心として説明し、他の図を参照するときにはその図面番号を示す。
荷造り用品は、物品の一例である恒温恒湿槽等の製品100を出荷等の目的でフォークリフトを用いて輸送するためのもので、トレイ状の第1支持体としての台枠1、パレット状の第2支持体としての中間台2、側面体としての側面パネル3、上部体としての天井パネル4等によって構成されている。これらは全て段ボール製にすることが望ましい。
【0014】
台枠1は、底11、これから連続した前後縁12、13、両側縁14、両側支持部としての両側支持座15、前縁12にあけられた開口12a等を備えている。前縁12は、底11から倒立可能なように折り曲げ容易になっている。他の縁13、14は、最初から図1に示す状態に製作されていてもよいが、輸送や保管に便利なように、本例では前縁12と同様にそれぞれの間が分離していて、底から連続していて折り曲げ可能に形成されている。
【0015】
両側支持座15は、両側縁14の位置で底11の上に形成されていて、製品100の両側を支持できる。製品100の底部の被支持面の形状にもよるが、両側支持座15は、通常図示の如く前後及び側端部分から段落ち状に形成される。開口12aは、フォークリフトのフォーク200(図4)が通過可能な大きさである。なお、両側支持部15は、製作された時から底11又は両側縁14と一体化されていてもよいし、保管等に便利なように製作時にはこれらと別体になっていて、製品輸送前に接着や金具等によってこれらと結合されるようになっていてもよい。
【0016】
中間台2には、両側支持座15の間の中間部分に入る寸法になっていて製品100を支持できる中間支持部としての中間支持座21及びその下で前後方向にフォークリフトのフォーク200が通過可能な穴22が形成されている(図4)。この穴22と開口12aとは、台枠1に中間台2が組み合わされたときに共にフォークを通過させる必要があるため、本例ではいずれも大き目のサイズに形成されていて、図4では開口12aを少し大きく図示している。なお、本例ではフォークが抜けられるように台枠1の後縁13にも開口13aを設けている。
【0017】
中間台2は、製品輸送時には台枠1と共に製品重量を支えるが、中間台自体でも製品を支持できるだけの強度を持つように作られる。中間支持座21は、通常両側支持座15と同じ高さに形成されるが、製品の被支持面の形状によって両支持座の高さを変える必要があれば、そのようにすることができる。なお、本例では中間支持座21の前側に製品止め部23が形成されている。
【0018】
側面パネル3は、製品100と同程度の高さで台枠1の内側で縁12〜14に沿って立設可能になっていて、本例では側面全体及び前後面の一部分を覆う側面31及び折り曲げ面32を持つ3面形状である。天井パネル4は側面パネル3及び製品100の上部を覆うように形成されている。
【0019】
図5及び図6は、本例の荷造り用品を用いた製品100の荷造り、積み込み及び積み下ろし作業時の状態を示す。
荷造り及び積み込み作業は図5に示す如く次のように行われる。
1)工場で完成し設置面300上の適当な支持台301に載せられた製品100の下に中間台2を挿入し、中間台2の穴22内にフォークリフトのフォーク200を挿入し、中間台2と共に製品100をリフトアップする(図5(a)〜(c))。
【0020】
2)後縁及び両側縁14を底11から起こしてこれらを粘着テープ等で相互に結合すると共に、設置面300上に底11と同一平面状に前縁を倒した状態に予め台枠を形成しておき、前縁側から中間台2及び製品100を台枠の両側支持座15上に載せてフォーク200を引き抜く((d))。この状態で、製品100はそれぞれ台枠の両側支持座15及び中間台2で支持され、安定した支持状態になる。
【0021】
3)前縁12を起こしてその両端を両側縁14と結合し、製品100と縁12〜14との間に側面パネル3を挿入し、これらの上部に天井パネル4を被せ、適当な位置を図示しないが荷造りバンドで十分結束して全体を一体化する((e)〜(f))。このような作業は全て設置面300上で行えるので、安全且つ容易な作業である。これをフォークリフトでリフトアップしてトラック等の輸送手段まで運搬して積み込む((g))。この場合、台枠1の前縁12に開口12aが開けられているので、この開口及び中間台2の穴22にフォーク200を入れることができる。
【0022】
このような荷造り及び積み込み作業によれば、フォークリフトを使用したリフトアップ回数は(c)及び(d)に示すように2回だけである。又、従来のパレットのように製品全体より大きなサイズにすることなく、パレット機能を台枠1及び中間台2に分割して分担させているので、荷造り時のスペーサの使用が全く不要になる。従って、従来のように一人がフォークリフトを操作しつつ他の一人がスペーサを挿抜するような高度且つ二人の協同作業がなくなり、一人作業が可能になる。更に、パレットに製品をボルト締めするような面倒な作業もなくなる。その結果、本発明の荷造り用品を採用することにより、一人の作業者で短時間に容易且つ安全に製品の荷造り及び積み込み作業を行うことができる。
【0023】
積み下ろし及び荷造り解体作業は図6に示す如く次のように行われる。
1)トラック等から荷造りされた製品100をフォークリフトで運搬して開梱できる所で設置面上に下ろし、荷造りバンド、天井パネル4及び側面パネル3を取り外し、台枠1の前縁12を倒して製品100及び中間台2を外面に出す(図6(a)乃至(c))。
【0024】
2)フォークリフトのフォーク200を中間台の穴22に入れ、中間台2と共に製品100をリフトアップして設置場所や格納場所等の支持台301上に載せ、中間台2及びフォーク200を引き抜く((d)乃至(f))。
【0025】
このように、(a)及び(d)に示す如く、製品の積み下ろしにも積み込み時と同様にフォークリフトを2回だけ使用し、スペーサを使用することなく極めて簡単に作業を行うことができる。なお、設置面が平坦面であるときにも、製品の両側の被支持面がフリーであるため、(d)の状態から中間台2及び製品を設置面に下ろしてフォークを抜き、製品の両側をフォークで支持して中間台2を抜き、製品を設置面上に移すことができる。
【0026】
なお、以上のような荷造り用品は、製品がキャスターやアジャスターフット付きのものにも適用することができる。その場合には、キャスター等は台枠1の両側支持座15の内側に入り込むことになる。そして、製品の積み下ろし時には、キャスター等の高さを調整することにより、作業が一層容易になる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば次のような作用効果が得られる。
トレイ状の第1支持体のトレイ部分は、底とこれから連続した前後縁及び両側縁で構成されているので、これらは分離しないように一体化されている。両側支持部は、底の上で両側縁の位置に形成されているので、トレイ部分の両側に嵌め込まれれた形になり、第1支持体は全体的に一体化されている。この両側支持部は物品の両側を支持できるので、この上に物品が載せられると、物品の安定した両側支持状態が形成される。
【0028】
第2支持体は、第1支持体の両側支持部の間の中間部分に入る大きさになっていて物品の中間部分を支持できる中間支持部備えているので、第2支持体を第1支持体の中に入れることができる。これにより、両側支持部と共に中間支持部によって物品を支持することができる。その結果、物品は両端及び中間の3位置で支持され、従来のパレットの場合と同様に、物品を積載して輸送できるだけの十分安定した支持状態が得られる。
【0029】
第2支持体の中間支持部の下には、前後方向にフォークリフトのフォークが通過可能な穴が設けられているので、この穴により、中間支持部上に物品を載せて物品及び中間支持部をリフトアップし、第1支持体の位置まで運搬し、物品の両側部分を第1支持部に載せることができる。このとき、上記の如く第2支持体が第1支持体の両側支持部の中間部分に入る大きさであるため、物品の両側の被支持部は第2支持体で支持されることなくその外側にフリーな状態で存在することと、及び、第1支持体の前縁が倒立可能であるためこれを倒しておくことにより、従来のパレットの場合のようにスペーサを用いることなく、単にリフトダウンするだけで、従来のパレットへの物品搭載状態と同じ状態を実現することができる。即ち、前記の如く輸送に耐えられる製品の両側及び中間の安定した3位置支持状態を得ることができる。
【0030】
次に、前縁を起こして他の縁と適当な方法で結合することにより、従来のパレットと同様に全体が完全に一体化された輸送可能な支持状態になる。このとき、従来のパレットの場合のように、製品とパレットとをボルトで結合する面倒な作業が不要になる。一方、前縁と他の縁との結合は、粘着テープによる接着や金具止め等によって極めて簡単に行える。
【0031】
このように物品と第1及び第2支持体とが組合せられると、第1支持体の前後及び左右縁から上に露出した部分を段ボール等の材料を用いて梱包することにより、輸送手段で輸送できる輸送体になる。ここで、前縁がフォークリフトのフォークの通過可能な開口を備えているので、この開口と、同様にフォークの通過可能な第2支持体の穴とにより、従来のパレットと同様に輸送体をリフトアップして輸送手段に搭載することができる。このとき、第2支持体の穴が中間支持面の下に位置するので、中間支持面だけを介して輸送体を安定して支持・運搬することができる。
【0032】
輸送手段によって輸送体が目的地に到着すると、上記とほぼ反対の動作によって物品を荷造り用品から取り出すことができる。即ち、輸送体を一体としてリフトアップして解体可能な場所に下ろし、梱包材料を取り除き、前縁を倒し、第2支持体と共に物品をリフトアップして取り出し、物品の恒久的設置台又は倉庫等の仮置台の上に物品だけを載せ、第2支持体を取り除き、積み下ろし及び設置を完了する。この場合、第2支持体上の物品両側の被支持面がフリーになっているため、この部分を設置台上に載せるのに極めて都合がよい。その結果、従来のように、スペーサを使用してパレット上から物品だけをリフトアップするような必要性が全くなくなる。
【0033】
以上のように、請求項1の発明によれば、従来のパレット機能を第1支持体及び第2支持体に分割し、第1支持体をトレイ状の一体的構造物として第2支持体と組合せて取扱い可能にすることにより、物品輸送時に必要とされる支持特性を備えた上で、従来のパレットよりも輸送のための作業を大幅に容易化することができる。即ち、物品の積み込み及び積み下ろし時におけるリフトアップの回数を従来の8回以上から4回に減らし、輸送作業の時間を大幅に短縮し、スペーサの着脱及びリフト操作の同時作業を解消し、荷造り作業を容易且つ安全なものにすると共に、一人作業を可能にし、更にスペーサ等の補助部材の調達を不要にすることができる。
【0034】
請求項2の発明によれば、上記に加えて、荷造り用品として第1支持体の内側に立設可能で物品と同程度の高さを持つ側面体及び物品の上部を覆う上部体を設けるので、第1支持体を利用して極めて容易に物品を梱包することができる。その結果、物品の輸送のための全ての準備作業を容易且つ迅速に行うことができる。更に、第1支持体と側面体と上部体とを相互に結合した状態にすることにより、全体としての輸送体の一体性を強化し、輸送上の安全・確実性を一層向上させることができる。又、輸送体を全体として小型化でき、輸送効率を良くすることができる。
【0035】
更に、請求項の発明によれば、第1支持体及び第2支持体を段ボール材にするので、材料をリサイクルさせ、環境保護に寄与することができる。又、材料自体が安価であることと、支持体の製造が容易になるため、荷造り用品のコストを低減することができる。更に、従来のようにパレットの保管や循環が不要になり、その管理面の費用が不要になり、この点でも輸送コストの低減が図られる。
請求項の発明によれば、側面体及び上面体を段ボール材にするので、請求項の発明の上記効果と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用することができる荷造り用品の全体構成の一例を示す斜視図である。
【図2】上記荷造り用品のうちの両側支持座部分の構造を示す縦断面図である。
【図3】上記荷造り用品のうちの両側支持座部分の構造を示す平面図である。
【図4】上記荷造り用品と製品とを組み立てた全体形状を示す正面図である。
【図5】(a)乃至(g)は製品積み込み時の荷造り作業の説明図である。
【図6】(a)乃至(f)は製品積み下ろし時の荷造り作業の説明図である。
【図7】従来のパレットの構造例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 台枠(第1支持体)
2 中間台(第2支持体)
3 側面パネル(側面体)
4 天井パネル(上部体)
11 底
12 前縁
12a 開口
13 後縁
14 両側縁
15 両側支持座(両側支持座)
21 中間支持座(中間支持部)
22 穴
100 製品(物品)
200 フォーク

Claims (2)

  1. フォークリフトを用いて物品を輸送するための荷造り用品において、
    底と該底から連続した前後縁であって前縁が前記底から倒立可能な前後縁及び両側縁と該両側縁の位置で前記底上に形成され前記物品の両側を支持できる両側支持部とフォークリフトのフォークが通過可能なように前記前縁に開けられた開口とを備え段ボール材で形成されたトレイ状の第1支持体と、
    前記両側支持部の間の中間部分に入る大きさになっている中間支持部と該中間支持部の下にあって前後方向にフォークリフトのフォークが通過可能な穴とを備え段ボール材で形成されたパレット状の第2支持体であって前記フォークが前記穴に挿入されリフトアップされたときに前記フォークで前記中間支持部を介して前記物品の前記両側の間の部分を支持できると共に前記底が設置面に置かれて前記第2支持体が前記底上の前記中間部分に入れられて前記物品が前記中間支持部に乗せられたときに前記物品の重量を支持できる強度を持つように形成された第2支持体と、
    を有することを特徴とする荷造り用品。
  2. 前記第1支持体の内側に立設可能で前記物品と同程度の高さを持つ段ボール材で形成された側面体と該側面体及び前記物品の上部を覆う段ボール材で形成された上部体とを有することを特徴とする請求項1に記載の荷造り用品。
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