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JP3988896B2 - Wall covering sheet - Google Patents

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JP3988896B2
JP3988896B2 JP10859096A JP10859096A JP3988896B2 JP 3988896 B2 JP3988896 B2 JP 3988896B2 JP 10859096 A JP10859096 A JP 10859096A JP 10859096 A JP10859096 A JP 10859096A JP 3988896 B2 JP3988896 B2 JP 3988896B2
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義昭 根津
俊和 西尾
晴男 大野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば建築物の壁等に貼り付けて壁紙等の用途に用いる壁装材シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建築物の壁等に貼り付けて壁紙等として用いられる壁装材シートには、例えば、1)ゾル状のポリ塩化ビニル樹脂を裏打ち紙上にコーティングした後にこれを加熱しゲル化して固体被膜とし、その表面に印刷やエンボス等の意匠加工を施したものや、2)紙基材の表面に直接印刷を施したり、エンボス加工を施したりしたもの等があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記1)の壁装材シートにあっては、ポリ塩化ビニル樹脂は印刷適性、エンボス適性を有しているものの、樹脂に添加された可塑剤中に汚れ成分が溶け込むため耐汚染性が不充分であり、また、耐擦傷性も不充分であるという問題があった。更に、かかる壁装材シートはポリ塩化ビニルを使用しているため、燃焼時に有害な塩素系ガスが発生し、焼却処理の際に焼却炉を傷めたり環境を汚染する虞があるという問題もあった。
【0004】
また、上記2)の壁装材シートは燃焼時に塩素系ガスの発生はないものの、耐水性、耐汚染性、耐擦傷性に乏しく、また、エンボス加工時のエンボスの入りが不充分であるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記したような従来技術の有する問題を解決すべくなされた発明であり、表面の耐擦傷性、耐汚染性、耐水性のみならず、エンボス加工等による意匠効果にも優れ、且つ燃焼時に塩素系ガスの発生を伴わない非ポリ塩化ビニル系の壁装材シートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明壁装材シートは、繊維質基材シート上に、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体の単独又は二種以上の混合物からなる樹脂層、及び透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層を順次積層してなる壁装材シートであって、上記樹脂層が発泡体層であることを特徴とする。
【0007】
本発明にあっては、繊維質基材シートと樹脂層との積層界面、樹脂層と透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層との積層界面、又は透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層の表面の少なくとも一面に模様層を形成することができ、また、透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層の表面にはエンボス凹凸を形成することもできる。また、本発明では未延伸の透明エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムにより透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層を形成するのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。尚、図1は本発明壁装材シートの一例を示す断面図、図2、3は本発明壁装材シートの他の一例を示す断面図である。
【0009】
図1に示す本発明壁装材シートの一例において、壁装材シート1は繊維質基材シート2と、該シート2上に順次積層された樹脂層3、透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4とから構成されている。
【0010】
また、図2に示す本発明壁装材シートの他の一例にあっては、樹脂層3と透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4との積層界面に模様層5が形成されている。
【0011】
本発明では、繊維質基材シート2と樹脂層3との積層界面、樹脂層3と透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4との積層界面、又は透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4の表面のうち少なくとも一面に模様層5を形成することができ、いずれの面に模様層5を形成するかは壁装材シート1に付与する意匠に応じて適宜選択される。
【0012】
更に、本発明では図3に示すように透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4の表面にエンボス凹凸を形成することができ、該エンボス凹凸の凹部6には必要に応じてワイピングにより着色インキ7が充填される。
【0013】
本発明における繊維質基材シート2としては、坪量50〜150g/m2 程度の紙、織布、又は不織布からなる繊維質シートが用いられ、その厚みは50〜300μm程度の範囲で適宜選択することができる。該シートを構成する繊維質素材としては、例えばセルロースパルプ、麻、木綿、ナイロン等の有機質系の繊維質や、石綿、硝子、石英、カーボン、チタン酸カリウム等からなる無機質系の繊維質が挙げられる。尚、セルロースパルプ繊維を用いた繊維質基材シートは、所謂「紙」であり、かかる繊維質基材シートには上質紙、クラフト紙、和紙等が用いられる。
【0014】
また、このような繊維質基材シート2には、難燃剤として水酸化アルミニウム粉末、又はアジリジニル・ホスフィン・オキシド等の燐酸化合物等を混抄する等して難燃処理を施しておくのが好ましい。
【0015】
樹脂層3を形成する基材樹脂には、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エステル−スチレン共重合体等のアクリル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリメチルペンテン、オレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体のなかからいずれか一種を単独で、又は二種以上を混合した混合物が適宜選択され、これらのなかでも、耐候性(耐光性)の点でアクリル系樹脂が好ましく用いられる。また、上記基材樹脂には必要に応じて、ポリスチレン、酢酸ビニル、又はウレタン樹脂を混合しても良い。尚、(メタ)アクリル酸とは、「アクリル酸、又はメタアクリル酸」を意味するものとする。
【0016】
上記したような基材樹脂には、樹脂層3に難燃性を付与するために水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の粉末からなる無機質系難燃剤を10〜70重量%程度、或いは三酸化アンチモンを2〜20重量%程度含有させるのが好ましい。また、必要に応じて炭酸カルシウム粉末等の充填剤、熱安定剤等を添加することもできる。
【0017】
樹脂層3は、これを形成する基材樹脂を、インフレーション法、キャスト法、カレンダー法等で予め成膜したものを二液硬化型ポリウレタン、酢酸ビニル系エマルジョン等の接着剤により繊維質基材シート2に貼り付けるか、或いはエマルジョン、又は溶液としてこれを適当な塗工法により繊維質基材シート2に塗布した後に固化させることにより形成することができる。このとき樹脂層3の厚みは50〜300μm程度であるのが好ましい。
【0018】
本発明において樹脂層3が透明であるか否かは特に問われず、また、通常用いられる顔料や染料によって任意の色に着色することができるが、基材シート2と樹脂層3との積層界面に模様層5を設ける場合には、少なくとも該模様層5を目視できる程度の透明性が要求される。また、本発明壁装材シート1が貼り合わされる後述する被着体の外観、色調を隠蔽する必要が有るときには、基材シート2の隠蔽性のみでは不充分であることが多いため、この場合には樹脂層3に二酸化チタン等の隠蔽性顔料を5〜20重量部程度添加して樹脂層3を不透明とし、該層3に隠蔽性を付与するのが好ましい。
【0019】
また、樹脂層3は必要に応じて細胞状の発泡体層とすることができる。樹脂層3を細胞状の発泡体層とすることにより、樹脂層3の厚みを増量して、エンボス適性を付与したり、クッション性、防音性、断熱性等を強化することができるという利点がある。
【0020】
樹脂層3を発泡体層とするには、例えば、基材樹脂のプラスチゾル、又はオルガノゾル等の組成物に起泡剤を添加し、プラネタリーミキサー等の攪拌機で攪拌して機械的に発泡させるか、或いはアゾジカーボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、パラトルエンスルホニルヒドラジド、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジド系化合物、N,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロソ化合物、炭酸アンモニウム、ソジウムボロンハイドライト、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の熱分解型発泡剤、或いはアクリロニトリル、(メタ)アクリル酸メチル等からなる樹脂皮殼にヘキサン、ペンタン、ブタン、空気等の熱膨張性気体を内包させたマイクロカプセル型発泡剤を単独、又は二種以上混合したものを基材樹脂100重量部に対して1〜10重量部程度添加し、発泡剤を加熱分解して発泡させる方法等による。
【0021】
熱分解型発泡剤を用いて樹脂層3を発泡体層とする場合には、該発泡剤とともに必要に応じて発泡促進剤を添加することができる。発泡促進剤は使用する熱分解型発泡剤の熱分解、気体発生反応を促進する物質を使用する。例えば、発泡剤にアゾジカーボンアミド等のアゾ系化合物を用いた場合は、発泡促進剤として二塩基性硫酸鉛、三塩基性硫酸鉛、三塩基性マレイン酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、ステアリン酸鉛、亜鉛華、尿素、シュウ酸、エタノールアミン等を単独、又は二種以上混合して用いることができる。また、発泡剤にN,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミンを用いた場合は、発泡促進剤としてシュウ酸、サリチル酸、無水フタル酸、尿素、エチレングリコール、ホウ酸、安息香酸等を単独、又は二種以上混合して用いることができる。
【0022】
また、エチレン−ビニルアルコール共重合体層4は、熱熔融によるラミネート、又は二液硬化型ウレタン樹脂、熔融押出し(エクストルージョン)コートされたポリエチレン等の接着剤により、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを樹脂層3上に積層する等して形成され、その厚みは10〜100μmであるのが好ましく、より好ましくは12〜25μmである。該フィルムとしては、一般にエチレンとビニルアルコールのランダム共重合体をフィルム状に成形したものが用いられる。
【0023】
このエチレン−ビニルアルコール共重合体系樹脂フィルムは、延伸フィルム、未延伸フィルムのいずれであっても良いが、フィルムの可撓性、曲げ加工適性、エンボス適性等の点で未延伸フィルムを用いるの好ましい。
【0024】
エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムは、共重合成分の比率を変えることにより、エチレンの持つ熱可塑性、耐水性と、ビニルアルコールの持つ剛性、耐油性、耐溶剤性、被帯電性の性能の大小を任意に調整し得るが、なるべく両者の特徴を兼ね備え、且つ加工適性に優れたフィルムとするためには、エチレン成分が30〜45モル%であることが好ましい。30モル%未満では熱可塑性、熱加工適性、耐水性に劣り、また、45%を超えると剛性、耐油性、耐溶剤性、非帯電性に劣ることとなり好ましくない。
【0025】
また、エチレン−ビニルアルコール共重合体層4には、より良好な耐候性(耐光性)を付与するために、紫外線吸収剤、又は光安定剤を添加することができ、その添加量は紫外線吸収剤、光安定剤とも通常0.5〜10重量%程度であるが、一般的には紫外線吸収剤と光安定剤とを併用するのが好ましい。
【0026】
紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノン、サリチル酸エステル等の有機物、又は0.2μm径以下の微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム等の無機物を用いることができる。光安定剤としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を用いることができる。
【0027】
また、模様層5は木目柄、布目柄、石目柄、幾何学図形、文字、記号等の任意の模様に形成された層でも、或いは全面ベタに形成された層であって良い。また、該模様層5は着色インキによる印刷や、金属蒸着法により、インキ層、又は金属層として形成することができるが、必要に応じてインキ層と金属層とを組み合わせることもできる。
【0028】
模様層5をインキ層として形成する場合には、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等を単独、又は二種以上混合してなるバインダーに、通常用いられる顔料、又は染料が着色剤として含有された着色インキが用いられるが、壁装材シート1の焼却処理時に塩素系ガスが発生せず、また、耐熱性、耐候性等に優れたものを適宜選択して用いるのが好ましい。
【0029】
印刷法としてはグラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷等のような通常の印刷方式を用いることができるが、描絵でも差し支えない。また、剥離性の支持体シート上にインキ層、更に必要に応じて接着剤層が形成された転写シートを予め準備しておき、転写シートに形成されたインキ層を加圧、又は加圧と加熱により模様層5(インキ層)を形成する面に転写させる、所謂転写印刷法を用いることもできる。
【0030】
また、模様層5を金属層として形成するには、アルミニウム、クロム等の金属を真空蒸着する等して形成する。かかる金属層は全面に形成しても良く、前記したような模様が得られるようにパターン状に形成しても良いが、パターン状に形成するには金属層不要部分に水溶性インキにより除去層を所望のパターンで設けた上から全面に金属を蒸着させ、しかる後水洗して上記除去層とともにその直上の金属層を除去する等の公知の手法による。但し、繊維質基材シート2に紙等の耐水性に乏しい素材を用いたり、樹脂層3の耐熱性が不充分で真空蒸着加工が困難な場合には、転写印刷法により、予め転写シートに形成しておいた金属層を模様層5(金属層)を形成する面に転写させても良い。
【0031】
本発明において、インキ層として形成された模様層5が、透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4に直接接する態様で壁装材シート1を構成した場合や(図2、3に示すものがその代表例である)、接着剤により透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4を樹脂層3上に積層する場合には、耐候性(耐光性)を向上させる上で、透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4に前述のヒンダートアミン系ラジカル捕捉剤を添加し、更に必要に応じて前述の紫外線吸収剤を添加するとともに、模様層5(インキ層)のインキのバインダーや、上記接着剤を、塩素原子を含まない樹脂のみからなるものとするのが好ましい。
【0032】
塩素原子を含まない樹脂としては、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体等のアクリル樹脂や、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等の塩素原子を含まないポリオールを主剤とし、トルエンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート等の多価イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とした二液硬化型ポリウレタン(中でも、架橋剤として脂肪族イソシアネートを用いたものが耐光性の点で良好である)や、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、酢酸ビニル樹脂等が用いることができる。
【0033】
このような構成とすることで、耐候性(耐光性)をより向上させることができる理由は、次のように推測される。即ち、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロピレン等の塩素原子を含む樹脂をインキや接着剤に用いた場合、これに紫外線が照射されると脱塩酸反応により塩化水素(塩酸、HCl)が生じる。そして、この塩化水素がヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤と反応して、そのラジカル捕捉剤としての機能が失われてしまう。従って、透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4と隣接する層に塩素原子を含む樹脂が存在すると、ヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤の効力がなくなり、耐候性(耐光性)が予想に反し向上しないと考えられる。
【0034】
また、本発明にあっては透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4の表面にエンボス加工を施してエンボス凹凸を形成することができるが、エンボス加工は従来公知のエンボス加工法ならばどの様な方法でも採用でき、例えば、通常の熱プレス方式の枚葉又は輪転式エンボス機を用いて上記層4の表面に凹凸を与えることができる。
【0035】
エンボス凹凸の凹部6の深さはそれによって表現される模様や、樹脂層3及び透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層4の厚み等により多少異なるが、特に壁装材シート1表面に良好な凹凸感をもたらすためには50〜200μm程度であることが好ましい。
【0036】
エンボス加工により形成するエンボス凹凸としては、木目導管溝溝、木目木肌、石材表面凹凸、布帛の表面テクスチェア、梨地、砂目、ヘアライン等を表現したもの、又はそれらを組み合わせたものが挙げられる。
【0037】
また、エンボス凹凸の凹部6には必要に応じて着色インキ7が充填され、該着色インキとしてはウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂その他常用のビヒクルに顔料、又は染料を加えたものを選択使用するが、二液硬化型の密着性、耐溶剤性の良好なものが好ましい。また、ワイピングは、ドクターブレード法、ロールコート法等、従来から使用されているワイピング法のいずれによっても良い。
【0038】
このような本発明壁装材シート1は、通常の建築物の内壁に用いられる各種素材がその被着体となる。かかる素材としては、例えば木材、セメント、石膏、石材、珪酸カルシウム等が挙げられ、既に建築済みの建築物の内壁表面に壁装材シート1を貼り合わせても、或いは予め上記素材の板材の表面に壁装材シート1を貼り合わせ、次いで所定の寸法に裁断加工、Vカット加工等を施した化粧板を作っておき、これを建築現場で施工して壁面を作ることもできる。
【0039】
【実施例】
以下、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
【0040】
実施例1
下記組成の樹脂組成物をインフレーション法により押し出し同時発泡させて発泡樹脂シートを得た。シートの厚みは300μm厚で、発泡倍率は約2倍であった。また、該シートの両面にはコロナ放電処理を施した。
【0041】
〔樹脂組成物〕
・樹脂:低密度ポリエチレン(LDPE) ・・・・・・ 30重量部
・難燃剤:水酸化マグネシウム粉末 ・・・・・・ 60重量部
・顔料:二酸化チタン粉末 ・・・・・・ 7重量部
・熱分解型発泡剤:アゾジカーボンアミド ・・・・・・ 2重量部
・酸化防止剤 ・・・・・・ 0.5 重量部
・防黴剤 ・・・・・・ 0.5 重量部
【0042】
次いで、厚み120μmの水酸化アルミニウム粉末混抄紙〔王子製紙(株)製「コスモWG」〕に、上記発泡樹脂シートをエチレン−酢酸ビニル共重合体系エマルジョン接着剤を用いて貼り合わせ、原反シートとした。該原反シートに、先ず、ポリオールを主剤とし、ヘキサメチレンジイソシアネートを硬化剤とするプライマー層を全面にグラビアコートし(塗布厚2μm)、次いでその上にイソシアネートを硬化剤とする二液硬化型ウレタン系樹脂インキ〔ザ・インクテック(株)製「NL−ALFA」〕を用いてグラビア印刷法により布目柄を印刷した。更に、その上にポリアミド系インキ〔ハニー化成(株)「P−933」〕をベタ印刷した。
【0043】
次に、この印刷が施された原反シートの上に、厚さ12μmの未延伸エチレン−ビニルアルコール共重合体系樹脂フィルム〔クラレ(株)製「エバールHF−M12」〕を、輪転式の熱プレス式エンボス機を用いて熱ラミネートと同時にエンボスして積層した。エンボス条件は、布目テクスチェアの凹凸模様を有するエンボス版を用い、ヒートドラム温度165℃、エンボススピード15m/min.、エンボス圧40kg/m2 、エンボス版面温度40℃であった。また、シート加熱は、ヒートドラムの熱伝導と赤外線ヒータ加熱とにより行った。
【0044】
このようにして得られた壁装材シートは、燃焼時にも塩素系ガスを発生せず、耐水性、耐汚染性、耐擦傷性に優れたものであった。
【0045】
実施例2
難燃処理が施された壁紙用の坪量120g/m2 の裏打ち紙〔特種製紙(株)製「TT120W」〕に、下記組成のアクリル系樹脂エマルジョン組成物を、コンマコートを用いて乾燥時の塗布量が100g/m2 となるように塗布した(塗布時粘度2000cps)。次いで、180℃の温度雰囲気中で1分間加熱し、発泡倍率3倍で発泡させて樹脂層を形成して原反シートとした。その他は実施例1と同様にして壁装材シートを得た。
【0046】

Figure 0003988896
【0047】
実施例3
スチレン−アクリル共重合体エマルジョンに代えて、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン〔ヘキスト合成製「モビニール173E」〕を配合した以外は、実施例2で用いたエマルジョン組成物と同じ組成で調整したエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン組成物を用いて、実施例2と同様にして壁装材シートを得た。
【0048】
比較例1
エチレン−ビニルアルコール共重合体系樹脂フィルムとして、厚さ12μmの二軸延伸エチレン−ビニルアルコール共重合体系樹脂フィルム〔クラレ(株)製「エバールEF−XL」〕を用いた以外は、実施例1と同様にして壁装材シートを得た。
【0049】
比較例2
厚さ120μmの水酸化アルミニウム粉末混抄紙〔王子製紙(株)製「コスモWG」〕に、以下の組成の塩化ビニルゾルを、希釈溶剤(ミネラルスピリット)で粘度2000cpsに希釈し、乾燥時膜厚100μmで塗布して乾燥ゲル化させた(但し、発泡させぬよう、155℃、60sec.のゲル化条件とした)。
【0050】
Figure 0003988896
【0051】
次いで、該ゲル化層の表面に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリルとの重量比が1:1の混合物系インキにて実施例1と同様の模様印刷を施し、実施例1と同様のエンボス機を用いて発泡倍率3倍で発泡させつつ、実施例1と同様のエンボスを施した。
【0052】
上記実施例1〜3、比較例1、2で得られた壁装材シートを以下の如く評価した。その結果を表1に示す。
【0053】
〔耐汚染性〕
壁装材シートの表面に、マジックインキ(赤色)、クレヨン(赤色)、醤油を塗りつけて24時間放置し、マジックインキとクレヨンについては石油ベンジンを浸み込ませた脱脂綿を用い、また、醤油については水を浸み込ませた脱脂綿を用いてそれぞれを拭き取り、汚染の残留を目視により次の評価基準に従って評価した。
○ ・・・・・ 汚染が認められない。
△ ・・・・・ 僅かに汚染が認められた。
× ・・・・・ 汚染が著しく残留した(明瞭に目視可能)。
【0054】
〔後加工適性〕
酢酸ビニル系エマルジョン接着剤を用いて、壁装材シートを厚さ5mmのラワン合板に貼り合わせた。次いで、該合板の壁装材シートが貼り合わされていない面に、断面V字状の溝を、壁装材シートに達しないように接着剤層/合板の界面まで切削した。次に、該溝内に酢酸ビニル系エマルジョン接着剤を塗布して、V字状の溝を閉じるように合板を折り曲げてVカット加工を施し、これを壁面のコーナー(隅角)部の表面化粧板とした。Vカット加工を施したコーナー部の壁装材シートの表面を目視により観察し、次の評価基準に従って後加工適性を評価した。
○ ・・・・・ ヒビ割れ、白化、シート剥離、シワ等の外観上の異常が認められない。
△ ・・・・・ 一部に上記外観上の異常が認められるが、軽微である。
× ・・・・・ 上記外観上の異常が著しい。
【0055】
〔エンボス適性〕
目視によりエンボス凹凸の再現性を観察して、次の評価基準に従ってエンボス加工適性を評価した。
○ ・・・・・ エンボス版の凹凸が完全に再現されている。
△ ・・・・・ エンボス版の凹凸の再現が僅かに不完全であると認められた。又は、一部に不完全な箇所が認められた。
× ・・・・・ エンボス凹部の再現が不完全であった。
【0056】
〔耐擦傷性〕
人の爪により各壁装材シートの表面を同一条件で3往復引っかき、表面の傷を次の評価基準に従って目視により評価した。
○ ・・・・・・ 傷が目立たない。
△ ・・・・・・ 僅かに傷が目立つ。
× ・・・・・・ 傷が著しく目立つ。
【0057】
【表1】
Figure 0003988896
※1 :コーナー部で壁装材シートに割れが発生
※2 :壁装材シートの中央部のエンボス凹凸の再現は良好であるが、シートの両側部ではエンボス凹凸の再現が不完全であった。
【0058】
【発明の効果】
本発明壁装材シートは、捲取、壁面への施工等の取り扱い、エンボス加工適性が、裏打ち紙上にポリ塩化ビニル樹脂層が形成された層構成を有する従来からの壁装材シートと同等のものでありながら、表面の耐擦傷性、耐水性、耐汚染性に優れるとともに、エンボス加工等による意匠効果にも優れたものである。また、本発明壁装材シートは非ポリ塩化ビニル系のものであるので燃焼時に塩素系ガスの発生を伴わず、焼却処理の際に焼却炉を傷めたり環境を汚染する等の虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明壁装材シートの一例を示す断面図である。
【図2】本発明壁装材シートの他の一例を示す断面図である。
【図3】本発明壁装材シートの他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 壁装材シート
2 基材シート
3 樹脂層
4 透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層
5 模様層
6 エンボス凹部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wall covering sheet that is applied to, for example, a wall of a building and used for wallpaper or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for a wall covering sheet used as a wallpaper or the like that is pasted on a wall of a building, etc., for example, 1) After coating a sol-like polyvinyl chloride resin on a backing paper, it is heated and gelled to form a solid There were coatings that were subjected to design processing such as printing or embossing on the surface, and 2) those that were directly printed or embossed on the surface of the paper substrate.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the wall covering sheet of the above 1), although the polyvinyl chloride resin has printability and embossability, the stain component dissolves in the plasticizer added to the resin, so that the stain resistance is high. There was a problem that it was insufficient and the scratch resistance was also insufficient. Furthermore, since the wall covering sheet uses polyvinyl chloride, harmful chlorine gas is generated during combustion, which may damage the incinerator or pollute the environment during incineration. It was.
[0004]
Moreover, although the wall covering sheet of the above 2) does not generate chlorine-based gas at the time of combustion, it is poor in water resistance, stain resistance, and scratch resistance, and the embossing at the time of embossing is insufficient. There was a problem.
[0005]
The present invention is an invention made to solve the above-described problems of the prior art, and is excellent not only in surface scratch resistance, stain resistance, water resistance, but also in design effects by embossing, etc., and The present invention provides a non-polyvinyl chloride-based wall covering sheet that does not generate chlorine-based gas during combustion.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, the wall covering sheet of the present invention comprises a resin base layer made of an acrylic resin, a polyolefin resin, or an ethylene-vinyl acetate copolymer alone or a mixture of two or more on a fibrous base material sheet, and transparent ethylene. -A wall covering sheet formed by sequentially laminating vinyl alcohol copolymer layers , wherein the resin layer is a foam layer .
[0007]
In the present invention, the laminate interface between the fibrous base sheet and the resin layer, the laminate interface between the resin layer and the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer, or the surface of the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer. A pattern layer can be formed on at least one surface, and embossed irregularities can also be formed on the surface of the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer. In the present invention, the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer is preferably formed from an unstretched transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer film.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a sectional view showing an example of the wall covering sheet of the present invention, and FIGS. 2 and 3 are sectional views showing another example of the wall covering sheet of the present invention.
[0009]
In the example of the wall covering sheet of the present invention shown in FIG. 1, the wall covering sheet 1 includes a fibrous base material sheet 2, a resin layer 3 sequentially laminated on the sheet 2, and a transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer. 4.
[0010]
Further, in another example of the wall covering sheet of the present invention shown in FIG. 2, a pattern layer 5 is formed at the laminated interface between the resin layer 3 and the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4.
[0011]
In the present invention, the lamination interface between the fibrous base sheet 2 and the resin layer 3, the lamination interface between the resin layer 3 and the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4, or the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4. The pattern layer 5 can be formed on at least one surface of the surface, and on which surface the pattern layer 5 is formed is appropriately selected according to the design applied to the wall covering sheet 1.
[0012]
Furthermore, in this invention, as shown in FIG. 3, the embossing unevenness | corrugation can be formed in the surface of the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4, and the coloring ink 7 can be formed in the recessed part 6 of this embossing unevenness | corrugation by wiping as needed. Is filled.
[0013]
As the fibrous base material sheet 2 in the present invention, a fibrous sheet made of paper, woven fabric, or non-woven fabric having a basis weight of about 50 to 150 g / m 2 is used, and the thickness is appropriately selected within a range of about 50 to 300 μm. can do. Examples of the fibrous material constituting the sheet include organic fibers such as cellulose pulp, hemp, cotton and nylon, and inorganic fibers composed of asbestos, glass, quartz, carbon, potassium titanate and the like. It is done. The fibrous base sheet using cellulose pulp fibers is so-called “paper”, and fine paper, kraft paper, Japanese paper or the like is used for the fibrous base sheet.
[0014]
In addition, it is preferable that the fibrous base sheet 2 is subjected to a flame retardant treatment by mixing aluminum hydroxide powder or a phosphoric acid compound such as aziridinyl / phosphine / oxide as a flame retardant.
[0015]
The base resin forming the resin layer 3 includes poly (meth) acrylate, poly (meth) ethyl acrylate, poly (meth) butyl acrylate, methyl (meth) acrylate-butyl (meth) acrylate. Polymer, acrylic resin such as ethyl (meth) acrylate-butyl (meth) acrylate, (meth) acrylate ester-styrene copolymer, polyethylene, polypropylene, ethylene-propylene copolymer, polymethyl Any one of pentene, polyolefin resin such as olefin elastomer, or ethylene-vinyl acetate copolymer, or a mixture of two or more are appropriately selected. Among these, weather resistance ( An acrylic resin is preferably used in terms of (light resistance). Moreover, you may mix a polystyrene, vinyl acetate, or a urethane resin with the said base resin as needed. In addition, (meth) acrylic acid shall mean "acrylic acid or methacrylic acid."
[0016]
In the base resin as described above, an inorganic flame retardant composed of powder of magnesium hydroxide, aluminum hydroxide or the like is added in order to impart flame retardancy to the resin layer 3, or about 10 to 70% by weight, or antimony trioxide. It is preferable to contain about 2 to 20% by weight. Moreover, fillers, such as a calcium carbonate powder, a heat stabilizer, etc. can also be added as needed.
[0017]
The resin layer 3 is a fibrous base sheet made of a base resin for forming the resin layer formed in advance by an inflation method, a cast method, a calender method, or the like, using an adhesive such as a two-component curable polyurethane or a vinyl acetate emulsion. 2 is applied to the fibrous base material sheet 2 by an appropriate coating method and then solidified after being applied as an emulsion or solution. At this time, the thickness of the resin layer 3 is preferably about 50 to 300 μm.
[0018]
In the present invention, whether or not the resin layer 3 is transparent is not particularly limited, and can be colored in an arbitrary color by a commonly used pigment or dye, but the laminated interface between the base sheet 2 and the resin layer 3 When the pattern layer 5 is provided, the transparency is required so that at least the pattern layer 5 can be visually observed. In addition, when it is necessary to conceal the appearance and color tone of the adherend to be described later on which the wall covering sheet 1 of the present invention is bonded, the concealing property of the base sheet 2 is often insufficient. It is preferable to add about 5 to 20 parts by weight of a concealing pigment such as titanium dioxide to the resin layer 3 to make the resin layer 3 opaque and to provide the layer 3 with concealing property.
[0019]
Moreover, the resin layer 3 can be made into a cellular foam layer as needed. By making the resin layer 3 into a cellular foam layer, the thickness of the resin layer 3 can be increased to give embossability, and cushioning, soundproofing, heat insulation, etc. can be enhanced. is there.
[0020]
In order to make the resin layer 3 a foam layer, for example, a foaming agent is added to a composition such as a plastisol or an organosol of a base resin, and the foam is mechanically foamed by stirring with a stirrer such as a planetary mixer. Or azo compounds such as azodicarbonamide, azobisisobutyronitrile, sulfonyl hydrazide compounds such as paratoluenesulfonyl hydrazide, oxybisbenzenesulfonyl hydrazide, nitroso compounds such as N, N′-dinitrosopentamethylenetetramine, Thermal decomposition foaming agents such as ammonium carbonate, sodium boron hydride, potassium hydrogen carbonate, sodium hydrogen carbonate, etc., or heat of hexane, pentane, butane, air, etc. on resin skin made of acrylonitrile, methyl (meth) acrylate, etc. A microcapsule type foaming agent encapsulating an expandable gas is used. Or a mixture of two or more added about 1 to 10 parts by weight based on base resin 100 parts by weight, by a method in which foaming by heating decompose the blowing agent.
[0021]
When the resin layer 3 is made into a foam layer using a pyrolytic foaming agent, a foaming accelerator can be added together with the foaming agent as necessary. As the foaming accelerator, a substance that promotes the thermal decomposition and gas generation reaction of the pyrolytic foaming agent to be used is used. For example, when an azo compound such as azodicarbonamide is used as the foaming agent, dibasic lead sulfate, tribasic lead sulfate, tribasic lead maleate, dibasic lead phthalate, Lead stearate, zinc white, urea, oxalic acid, ethanolamine and the like can be used alone or in admixture of two or more. When N, N'-dinitrosopentamethylenetetramine is used as the foaming agent, oxalic acid, salicylic acid, phthalic anhydride, urea, ethylene glycol, boric acid, benzoic acid, etc. are used alone or in combination as foaming accelerators. A mixture of more than one species can be used.
[0022]
The ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4 is made of an ethylene-vinyl alcohol copolymer film by an adhesive such as a laminate by heat melting, or a two-part curable urethane resin, melt-extruded polyethylene. Is laminated on the resin layer 3 and the thickness thereof is preferably 10 to 100 μm, and more preferably 12 to 25 μm. As the film, generally, a random copolymer of ethylene and vinyl alcohol formed into a film is used.
[0023]
This ethylene-vinyl alcohol copolymer resin film may be either a stretched film or an unstretched film, but it is preferable to use an unstretched film from the viewpoint of flexibility, bending workability, embossability, etc. of the film. .
[0024]
The ethylene-vinyl alcohol copolymer film changes the ratio of the copolymer component, so that the thermoplastic and water resistance of ethylene and the rigidity, oil resistance, solvent resistance, and chargeability performance of vinyl alcohol are large and small. However, in order to obtain a film having both characteristics as much as possible and having excellent processability, the ethylene component is preferably 30 to 45 mol%. If it is less than 30 mol%, it is inferior in thermoplasticity, heat processability, and water resistance, and if it exceeds 45%, it is inferior in rigidity, oil resistance, solvent resistance, and non-chargeability.
[0025]
Further, in order to give better weather resistance (light resistance) to the ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4, an ultraviolet absorber or a light stabilizer can be added, and the addition amount is ultraviolet absorption. Both the agent and the light stabilizer are usually about 0.5 to 10% by weight, but it is generally preferable to use an ultraviolet absorber and a light stabilizer in combination.
[0026]
As the ultraviolet absorber, an organic substance such as benzotriazole, benzophenone, and salicylic acid ester, or an inorganic substance such as finely divided zinc oxide or cerium oxide having a diameter of 0.2 μm or less can be used. As the light stabilizer, a radical scavenger such as a hindered amine radical scavenger such as bis- (2,2,6,6-tetramethyl-4-piperidinyl) sebacate or a piperidine radical scavenger can be used.
[0027]
The pattern layer 5 may be a layer formed in an arbitrary pattern such as a wood grain pattern, a cloth pattern, a stone pattern, a geometric figure, a character, a symbol, or the like, or a layer formed on the entire surface. The pattern layer 5 can be formed as an ink layer or a metal layer by printing with a colored ink or a metal vapor deposition method, but an ink layer and a metal layer can be combined as necessary.
[0028]
When the pattern layer 5 is formed as an ink layer, a urethane resin, an acrylic resin, a polyamide resin, a polyester resin, a chlorinated polyolefin resin, a vinyl chloride-vinyl acetate copolymer, etc. are used alone or in combination of two or more. In the binder, a colored ink containing a pigment or dye that is usually used as a colorant is used, but no chlorine-based gas is generated during the incineration treatment of the wall covering sheet 1, and the heat resistance, weather resistance, etc. It is preferable to select and use an excellent one as appropriate.
[0029]
As a printing method, a normal printing method such as gravure printing, offset printing, letterpress printing, silk screen printing or the like can be used, but drawing may also be used. In addition, a transfer sheet in which an ink layer is formed on a releasable support sheet, and an adhesive layer as necessary is prepared in advance, and the ink layer formed on the transfer sheet is pressurized or pressurized. A so-called transfer printing method in which the pattern layer 5 (ink layer) is transferred to the surface on which the pattern layer 5 is formed by heating can also be used.
[0030]
In order to form the pattern layer 5 as a metal layer, a metal such as aluminum or chromium is vacuum-deposited. Such a metal layer may be formed on the entire surface, or may be formed in a pattern so that the pattern as described above can be obtained. According to a known method, for example, a metal is deposited on the entire surface from the above-described pattern and then washed with water to remove the metal layer immediately above the removal layer together with the removal layer. However, if a material having poor water resistance such as paper or the like is used for the fibrous base sheet 2 or if the heat resistance of the resin layer 3 is insufficient and vacuum deposition is difficult, the transfer printing method is used to prepare a transfer sheet in advance. The formed metal layer may be transferred to the surface on which the pattern layer 5 (metal layer) is formed.
[0031]
In this invention, when the pattern layer 5 formed as an ink layer comprises the wall covering sheet | seat 1 in the aspect which touches the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4 directly, and what is shown to FIG. In the case of laminating the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4 on the resin layer 3 with an adhesive, the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer is used for improving the weather resistance (light resistance). The hindered amine-based radical scavenger is added to the combined layer 4, and the ultraviolet absorber is further added as necessary, and the binder of the ink of the pattern layer 5 (ink layer) and the adhesive are added. It is preferable to consist only of resin which does not contain a chlorine atom.
[0032]
Examples of the resin containing no chlorine atom include poly (meth) acrylate methyl, poly (meth) ethyl acrylate, poly (meth) acrylate butyl, methyl (meth) acrylate-butyl (meth) acrylate copolymer, Based on acrylic resins such as ethyl (meth) acrylate-butyl (meth) acrylate, and polyols that do not contain chlorine atoms such as acrylic polyol, polyester polyol, polyether polyol, etc., such as toluene diisocyanate and xylene diisocyanate Two-part curable polyurethane using polyisocyanate such as aliphatic isocyanate such as aromatic isocyanate and hexamethylene diisocyanate as crosslinking agent (curing agent) (especially those using aliphatic isocyanate as crosslinking agent are light-resistant) Good) or polyester Fat, can be cellulose resin, polyamide resin, vinyl acetate resin or the like is used.
[0033]
The reason why the weather resistance (light resistance) can be further improved by using such a configuration is presumed as follows. That is, when a resin containing chlorine atoms such as polyvinyl chloride, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer, chlorinated polypropylene, etc. is used for ink or adhesive, hydrogen chloride ( Hydrochloric acid, HCl). Then, this hydrogen chloride reacts with the hindered amine radical scavenger, and the function as the radical scavenger is lost. Therefore, if a resin containing chlorine atoms is present in the layer adjacent to the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4, the hindered amine radical scavenger is ineffective, and the weather resistance (light resistance) is not expected to improve. It is done.
[0034]
Further, in the present invention, embossing can be formed on the surface of the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4 by embossing, and any embossing can be performed by any conventionally known embossing method. For example, the surface of the layer 4 can be provided with irregularities using a normal hot press type single wafer or rotary embossing machine.
[0035]
The depth of the recess 6 of the embossed unevenness is slightly different depending on the pattern expressed thereby, the thickness of the resin layer 3 and the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 4, etc., but is particularly good on the surface of the wall covering sheet 1. In order to bring about a feeling, it is preferable that it is about 50-200 micrometers.
[0036]
Examples of the embossed irregularities formed by embossing include wood grain conduit grooves, wood grain, stone surface irregularities, fabric surface texture chairs, satin, grain, hairline, and the like, or combinations thereof.
[0037]
Further, the embossed concave / convex concave portion 6 is filled with colored ink 7 as necessary, and as the colored ink, urethane resin, acrylic resin, polyester resin, or other conventional vehicle added with a pigment or dye is selectively used. However, a two-component curable adhesive having good adhesion and solvent resistance is preferred. Further, the wiping may be performed by any of the conventionally used wiping methods such as a doctor blade method and a roll coating method.
[0038]
In the wall covering sheet 1 according to the present invention, various materials used for the inner wall of a normal building are adherends. Examples of such materials include wood, cement, gypsum, stone, calcium silicate, and the like, even if the wall covering sheet 1 is bonded to the inner wall surface of a building that has already been constructed, or the surface of the plate material of the above material in advance. It is also possible to make a decorative sheet that is laminated with a wall covering sheet 1 and then cut into a predetermined size, V-cut processed, etc., and then constructed on a construction site to make a wall surface.
[0039]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to specific examples.
[0040]
Example 1
A resin composition having the following composition was extruded and simultaneously foamed by an inflation method to obtain a foamed resin sheet. The thickness of the sheet was 300 μm, and the expansion ratio was about 2 times. Further, both sides of the sheet were subjected to corona discharge treatment.
[0041]
(Resin composition)
・ Resin: Low density polyethylene (LDPE) 30 parts by weight Flame retardant: Magnesium hydroxide powder 60 parts pigment Pigment: Titanium dioxide powder 7 parts by weight・ Pyrolytic foaming agent: Azodicarbonamide ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 parts by weight ・ Antioxidant ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0.5 parts by weight ・ Antiskinant ・ ・ ・ ・ ・ ・ 0.5 parts by weight
Next, the foamed resin sheet was bonded to a 120 μm thick aluminum hydroxide powder mixed paper (“Cosmo WG” manufactured by Oji Paper Co., Ltd.) using an ethylene-vinyl acetate copolymer emulsion adhesive, did. First, a primer layer having a polyol as a main component and hexamethylene diisocyanate as a curing agent is gravure-coated on the entire surface (coating thickness: 2 μm), and then a two-component curable urethane having an isocyanate as a curing agent thereon. A texture pattern was printed by a gravure printing method using a base resin ink [“NL-ALFA” manufactured by The Inktec Co., Ltd.]. Further, a polyamide-based ink [Honey Kasei Co., Ltd. “P-933”] was solid-printed thereon.
[0043]
Next, a 12 μm-thick unstretched ethylene-vinyl alcohol copolymer resin film (“Eval HF-M12” manufactured by Kuraray Co., Ltd.) on a substrate sheet on which this printing has been performed A press embossing machine was used to emboss and laminate simultaneously with the heat lamination. As the embossing conditions, an embossed plate having a textured textured textured pattern was used, a heat drum temperature of 165 ° C., and an embossing speed of 15 m / min. The embossing pressure was 40 kg / m 2 and the embossing plate surface temperature was 40 ° C. Sheet heating was performed by heat conduction of a heat drum and infrared heater heating.
[0044]
The wall covering sheet thus obtained did not generate chlorine-based gas even during combustion, and was excellent in water resistance, contamination resistance, and scratch resistance.
[0045]
Example 2
When drying using a comma coat, acrylic resin emulsion composition of the following composition on backing paper (“TT120W” manufactured by Tokushu Paper Co., Ltd.) with a basis weight of 120 g / m 2 for wallpaper subjected to flame retardant treatment The coating amount was 100 g / m 2 (viscosity upon application: 2000 cps). Subsequently, it heated for 1 minute in the temperature atmosphere of 180 degreeC, it was made to foam with a foaming ratio of 3 times, the resin layer was formed, and it was set as the original fabric sheet. Otherwise, a wall covering sheet was obtained in the same manner as in Example 1.
[0046]
Figure 0003988896
[0047]
Example 3
Ethylene prepared with the same composition as the emulsion composition used in Example 2, except that an ethylene-vinyl acetate copolymer emulsion [Hoechst Synthetic "Movinyl 173E"] was blended instead of the styrene-acrylic copolymer emulsion. -A wall covering sheet was obtained in the same manner as in Example 2 using the vinyl acetate copolymer emulsion composition.
[0048]
Comparative Example 1
Example 1 except that a 12 μm thick biaxially stretched ethylene-vinyl alcohol copolymer resin film [“Eval EF-XL” manufactured by Kuraray Co., Ltd.] was used as the ethylene-vinyl alcohol copolymer resin film. Similarly, a wall covering sheet was obtained.
[0049]
Comparative Example 2
In a 120 μm thick aluminum hydroxide powder mixed paper (“Cosmo WG” manufactured by Oji Paper Co., Ltd.), a vinyl chloride sol having the following composition is diluted with a diluent solvent (mineral spirit) to a viscosity of 2000 cps, and the film thickness when dried is 100 μm. Was applied to dry gelation (however, the gelation conditions were 155 ° C. and 60 sec. So as not to foam).
[0050]
Figure 0003988896
[0051]
Next, the same pattern printing as in Example 1 was performed on the surface of the gelled layer with a mixture ink having a 1: 1 weight ratio of vinyl chloride-vinyl acetate copolymer and acrylic. The same embossing as in Example 1 was performed while foaming at a foaming ratio of 3 using the embossing machine.
[0052]
The wall covering sheets obtained in Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2 were evaluated as follows. The results are shown in Table 1.
[0053]
[Contamination resistance]
Apply magic ink (red), crayon (red), soy sauce to the surface of the wall covering sheet, leave it for 24 hours, use absorbent cotton soaked with petroleum benzine for magic ink and crayon. Each wiped off using absorbent cotton soaked in water, and the residual contamination was visually evaluated according to the following evaluation criteria.
○ …… No contamination is observed.
Δ: Slight contamination was observed.
× …… Contamination remained remarkably (clearly visible).
[0054]
[Post-processing suitability]
Using a vinyl acetate emulsion adhesive, the wall covering sheet was bonded to a lauan plywood having a thickness of 5 mm. Next, a groove having a V-shaped cross section was cut to the adhesive layer / plywood interface so as not to reach the wall covering sheet on the surface of the plywood where the wall covering sheet was not bonded. Next, a vinyl acetate emulsion adhesive is applied in the groove, the plywood is bent so as to close the V-shaped groove, and V-cut processing is performed, and this is applied to the surface (corner) portion of the wall surface. A board was used. The surface of the wall covering sheet at the corner portion subjected to V-cut processing was visually observed, and post-processing suitability was evaluated according to the following evaluation criteria.
○ ... No abnormalities in appearance such as cracks, whitening, sheet peeling, wrinkles, etc. are observed.
Δ: Some of the above-mentioned abnormalities in appearance are observed, but they are minor.
× ··· The above-mentioned appearance abnormality is remarkable.
[0055]
[Embossing aptitude]
The reproducibility of the embossed irregularities was visually observed, and the embossing suitability was evaluated according to the following evaluation criteria.
○ ... The unevenness of the embossed plate is completely reproduced.
Δ: Reproduction of irregularities on the embossed plate was found to be slightly incomplete. Or, an incomplete part was recognized in part.
× …… Reproduction of the embossed recess was incomplete.
[0056]
[Abrasion resistance]
The surface of each wall covering sheet was scratched 3 times under the same conditions with human nails, and the surface scratches were visually evaluated according to the following evaluation criteria.
○ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Scratches are inconspicuous.
△ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Slightly noticeable scratches.
× ··· Scratches are noticeable.
[0057]
[Table 1]
Figure 0003988896
* 1: Cracks occurred in the wall covering sheet at the corner * 2: The embossed unevenness at the center of the wall covering sheet was good, but the embossed unevenness at both sides of the sheet was incomplete .
[0058]
【The invention's effect】
The wall covering sheet of the present invention has the same structure as a conventional wall covering sheet having a layer structure in which a polyvinyl chloride resin layer is formed on a backing paper, and handling suitability for embossing, wall surface, and embossing. However, it has excellent scratch resistance, water resistance, and contamination resistance on the surface, and also has excellent design effects due to embossing and the like. In addition, since the wall covering sheet of the present invention is of non-polyvinyl chloride type, it does not generate chlorine gas during combustion, and there is no possibility of damaging the incinerator or polluting the environment during the incineration process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a wall covering sheet of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing another example of the wall covering sheet of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view showing another example of the wall covering sheet of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Wall covering sheet 2 Base sheet 3 Resin layer 4 Transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer 5 Pattern layer 6 Embossed recess

Claims (4)

繊維質基材シート上に、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体の単独又は二種以上の混合物からなる樹脂層、及び透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層を順次積層してなる壁装材シートであって、上記樹脂層が発泡体層であることを特徴とする壁装材シート。On the fibrous base sheet, an acrylic resin, a polyolefin resin, or a resin layer made of an ethylene-vinyl acetate copolymer alone or a mixture of two or more types, and a transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer are sequentially laminated. A wall covering sheet, wherein the resin layer is a foam layer . 繊維質基材シートと樹脂層との積層界面、樹脂層と透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層との積層界面、又は透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層の表面のうち少なくとも一面に模様層が形成された請求項1記載の壁装材シート。  A pattern layer is provided on at least one of the lamination interface between the fibrous base sheet and the resin layer, the lamination interface between the resin layer and the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer, or the surface of the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer. The wall covering sheet according to claim 1 formed. 透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層の表面にエンボス凹凸が形成された請求項1、又は2記載の壁装材シート。  The wall covering sheet according to claim 1, wherein embossed irregularities are formed on the surface of the transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer. 未延伸の透明エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムにより透明エチレン−ビニルアルコール共重合体層を形成した請求項1、2、又は3記載の壁装材シート。  The wall covering sheet according to claim 1, 2, or 3, wherein a transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer layer is formed from an unstretched transparent ethylene-vinyl alcohol copolymer film.
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