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JP3959610B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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JP3959610B2
JP3959610B2 JP2001380709A JP2001380709A JP3959610B2 JP 3959610 B2 JP3959610 B2 JP 3959610B2 JP 2001380709 A JP2001380709 A JP 2001380709A JP 2001380709 A JP2001380709 A JP 2001380709A JP 3959610 B2 JP3959610 B2 JP 3959610B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆回線やLANなどのネットワーク回線を介して異機種間で高品質に画像データを通信するための画像処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機のデジタル化が進んだことによりファクシミリ機能やプリンタ機能の複合化が促進され、ネットワークを介して複数の複合デジタル複写機を接続するシステムが出現している。また、最近はこれらネットワーク機器のカラー化も進み、カラーファクシミリやカラープリンタも主流になりつつある。このようなネットワークシステムでは、例えば解像度がそれぞれ異なる異機種装置間での相互接続や、カラー複写機と白黒複写機といったような色空間がそれぞれ異なる異機種装置間での相互接続が可能であり、これらの機器を利用したネットワークコピー機能なども実現可能である。ネットワークコピーとはネットワークに接続された入力デバイスと出力デバイスを利用して、ネットワークを介して従来の複写機と同等の機能を実現するものである。なお、従来の複写機のように、画像の入力から出力までを1台の装置にて行ういわゆる一般的なコピーのことをローカルコピーと呼んでネットワークコピーと区別することにする。
【0003】
図10は、従来のローカルコピーを行う装置の一構成例を示すブロック図である。図中、61は入力部、62は入力画像補正部、63は属性情報生成部、64は画像情報圧縮部、65は属性情報圧縮部、66は蓄積部、67は画像情報伸長部、68は属性情報伸長部、69は補正用タグ生成部、70は出力画像補正部、71は出力部である。入力部61は、画像情報を入力する。入力画像補正部62は、入力部61で入力された画像情報の入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地除去等の補正処理を行う。属性情報生成部63は、入力画像補正部62で補正処理された画像情報から文字線画などの属性情報を生成する。画像情報圧縮部64は、入力画像補正部62で補正処理された画像情報を圧縮処理する。属性情報圧縮部65は、属性情報生成部63で生成された属性情報を圧縮処理する。蓄積部66は、画像情報圧縮部64で圧縮処理された画像情報および属性情報圧縮部65で圧縮処理された属性情報を蓄積する。
【0004】
画像情報伸長部67は、蓄積部66に蓄積された画像情報を読み出して伸長処理する。属性情報伸長部68は、蓄積部66に蓄積された属性情報を読み出して伸長処理する。補正用タグ生成部69は、属性情報伸長部68で伸長処理された属性情報から出力画像補正部70で補正処理を行うためのタグ信号を生成する。出力画像補正部70は、補正用タグ生成部69で生成されたタグ信号に基づいて画像情報伸長部67で伸長処理された画像情報の内部色空間から出力デバイス色空間への変換や階調補正等を行う。出力部71は、出力画像補正部70で補正処理された画像情報を出力する。
【0005】
図11は、従来のローカルコピーを行う装置の一構成例におけるコピー動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、複数ページからなる原稿をそのまま1部コピーする場合の処理の一例を示している。S151において、入力部61にてユーザが指示したモード設定で原稿画像情報を入力する。画像情報が入力されると、S152において、入力画像補正部62にて入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地検知及び下地除去等の入力画像補正処理が行われる。入力画像情報の補正処理が終わると、S153において、補正済み画像情報に対して属性情報生成部63にて像域分離処理を行い、文字線画か否かを示す情報などから構成された属性情報が生成される。属性情報が生成されると、S154において、補正済み画像情報および属性情報は、それぞれ画像情報圧縮部64および属性情報圧縮部65にてそれぞれ圧縮処理されて蓄積部66に蓄積される。S155において全ページの画像を蓄積したか否かを判定し、未処理の原稿が残っている場合にはS151に戻り、以上の処理を全ページ終了するまで繰り返す。
【0006】
一旦蓄積された画像情報および属性情報は読み出された後に、S156において画像情報伸長部67および属性情報伸長部68にてそれぞれの圧縮形式に準じた伸長方式で伸長処理される。伸長処理が終わると、S157において、伸長処理された属性情報から補正用タグ生成部69にて出力画像補正用のタグ信号が生成される。タグ信号が生成されたら、S158において、生成されたタグ信号に基づいて、出力画像補正部70にて画像情報に対し内部色空間から出力デバイス色空間への変換や階調補正等の出力画像補正処理が行われる。補正処理された画像情報は、S159において、出力部71にて紙などの印刷媒体に印字出力される。S160において全ページの画像を出力したか否かを判定し、未出力の画像が残っている場合にはS156に戻り、以上の処理を全ページ終了するまで繰り返す。
【0007】
以上のように、従来のローカルコピーでは、入力画像情報および入力画像情報から生成した属性情報を一旦圧縮して蓄積し、出力時は蓄積した入力画像および属性情報を伸長して画像処理を施し、出力する。このように画像情報および属性情報を一旦蓄積する構成をとることにより、画像情報の入力から出力までをリアルタイムに処理することができる。特に画像情報および属性情報を蓄積した後は、出力部71の起動タイミングや印刷処理速度にあわせて蓄積画像情報の読み出しから出力までを高速に処理することができる。また画像情報および属性情報を一旦蓄積することにより、例えばフェイスアップ(最終ページから順に出力し、1ページ目が一番上に来るようにする)や冊子作成(縮小して回転し、順序を入れ替えて2ないし数ページずつ両面出力する)などの複写機能も実現することができる。また蓄積した画像情報の出力処理中は入力部61等のリソースを解放することができる。なお上述の従来技術においては、画像情報および属性情報を蓄積する前に一旦圧縮しているが、当然圧縮せずに蓄積してもよい。上述のローカルコピーの構成例に近いものとして、例えば特開平9―186866号公報等が挙げられる。
【0008】
図12は、従来のネットワークコピーを行う送信側装置の一構成例を示すブロック図である。図中、81は入力部、82は入力画像補正部、83は第1圧縮部、84は蓄積部、85は第1伸長部、86は第2圧縮部、87は送信部である。上述のように、ネットワークコピーとはネットワークに接続された入力デバイスと出力デバイスを利用して、ネットワークを介して従来のローカルコピー同等の機能を実現するものである。
【0009】
入力部81は、画像を入力する。入力画像補正部82は、入力部81で入力された画像情報の入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地除去等の補正処理を行う。第1圧縮部83は、入力画像補正部82で補正処理された画像情報を圧縮処理する。蓄積部84は、第1圧縮部で圧縮処理された画像データを蓄積する。第1伸長部85は、蓄積部84に蓄積された画像情報を読み出して伸長処理する。第2圧縮部86は、第1伸長部で伸長された画像情報をネットワークに送出するために再度圧縮処理する。送信部87は、第2圧縮部で圧縮処理された画像情報を所定の画像フォーマットにラッピングしてネットワークへ送出する。
【0010】
図13は、従来のネットワークコピーを行う装置の一構成例におけるコピー動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、複数ページからなる原稿を1部だけそのままネットワークへ送出する場合の処理を示している。まずS171において、入力部81にてユーザが指示したモード設定で原稿画像情報を入力する。画像情報が入力されると、S172において、入力画像補正部82にて入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地検知及び下色除去等の入力画像補正処理が行われる。入力画像補正処理が終わると、S173において、第1圧縮部83にて補正済み画像情報が圧縮処理されて蓄積部84に蓄積される。S174において全ページの画像を蓄積したか否かを判定し、未処理の原稿が残っている場合にはS171に戻り、以上の処理を全ページ終了するまで繰り返す。
【0011】
一旦蓄積された画像情報は読み出された後に、S175において、第1伸長部85にて圧縮形式に準じた伸長方式で伸長処理される。伸長処理が終わると、S176において、伸長処理された画像情報をネットワークへ送出するために第2圧縮部86にて再度圧縮処理され、図示しないメモリに記憶される。S177において全ページの画像を圧縮したか否かを判定し、未処理の画像が残っている場合にはS175に戻り、S175,S176の処理を全ページ終了するまで繰り返す。
【0012】
図示しないメモリに記憶された圧縮後の画像情報は、S178において、送信部87にて所定の画像フォーマットにラッピングされる。そして、所定の画像フォーマットにラッピングされた画像情報は、S179において送信部87からネットワークへ送出される。
【0013】
以上のように、従来のネットワークコピーでは、入力画像情報を一旦圧縮して蓄積し、送信時は蓄積した入力画像を伸長して再度ネットワーク送信形態に変換(圧縮)して送信する。このように、画像情報を一旦蓄積する構成をとることにより、ネットワーク送信形態に変換する際の処理負荷、すなわち第2圧縮部86および送信部87の処理負荷が大きい場合でも、画像情報の入力をリアルタイムに行うことができる。また蓄積した画像情報のネットワーク送信形態への変換(圧縮)処理中は入力部81等のリソースを解放することができる。なお、上記従来技術においては、画像情報を蓄積する前に一旦圧縮しているが、当然圧縮せずに蓄積してもよい。上述したネットワークコピーの構成例に近いものとして、例えば特開平9―312746号公報等が挙げられる。
【0014】
図12および図13で説明したネットワークコピーを実現する場合、入力した原稿画像情報を1枚のプレーン画像情報として扱うのが一般的である。つまり1枚のプレーン画像情報に対して、入力側で原稿タイプを指定して原稿に適した画像処理をプレーン画像情報全体に施し、圧縮処理してネットワークへ送出している。しかしながら、ネットワークコピーにおいては伝送路の負荷を軽減するため、比較的高圧縮率が要求される。この場合、原稿画像情報が文字のみあるいは写真のみといった1種類の属性の画像情報だけで構成されるのであれば特に問題はない。しかし、文字と写真が混在しているような複数の属性の画像情報から構成されている場合には、例えば以下のような不都合が生じる。つまり、文字と写真が混在している画像情報を圧縮しようとした場合、1枚のプレーン画像情報に対して同じ圧縮処理を施すので、適用する圧縮方式によっては文字部分あるいは写真部分のいずれかの画質が劣化するか、もしくは全体の圧縮率が低下してしまう。
【0015】
このような問題に対して、原稿画像情報の特徴を判別し、判別結果から画像を属性毎に分離して複数のプレーン画像情報に分けて扱うような手法が考えられる。図14は、複数のプレーン画像に分離して扱う際の各プレーン画像の一例の説明図である。例えば入力された画像情報が図14(A)に示すような写真や色文字の混在したカラー画像であったとする。図14(A)に示す画像では、赤い文字「ABC」と青い文字「123」とともに、中間調の写真が存在している。
【0016】
この図14(A)に示すような画像を、図14(B)〜(D)に示すような3つの画像プレーンに分離する。ここでは、写真などの絵柄部分を図14(D)に示すように絵柄情報プレーンの画像として分離する。また、文字線画部分の色情報を図14(B)に示すように、文字色情報プレーンの画像として分離する。さらに、図14(D)に示す絵柄情報プレーンと図14(B)に示す文字色情報プレーンのいずれを選択するかを示す情報を、図14(C)に示す属性情報プレーンとして分離する。この場合の属性情報プレーンには、文字や線画を構成する画素について文字色情報プレーンを選択するようなデータを保持させればよい。このとき、文字や線画を構成する画素の集合は文字線画の形状を示す情報である。そのため、図14(C)に示すように文字「ABC」や文字「123」の形状情報が属性情報プレーンに分離される。また、この属性情報プレーンは、それぞれの画素が文字や線画の属性を有しているのか、写真などの絵柄の属性を有しているかを示しており、属性情報を有しているプレーンとして考えることができる。
【0017】
このような複数のプレーン画像に分離して扱う手法では、例えば文字部分の色情報が文字色情報プレーンに、写真部分の情報が絵柄情報プレーンに、そしていずれのプレーン画像を選択するか、すなわち各画素の属性を示す属性情報プレーンの3プレーンの画像情報に分離される。このような手法においては、それぞれのプレーン画像にはそれぞれの特性を有した画像部分が分離されているため、それぞれのプレーン画像に適した処理を施すことが可能である。例えば文字色情報プレーンには文字色情報に適した画像処理(解像度変換等)および圧縮処理を、絵柄情報プレーンには絵柄情報に適した画像処理(解像度変換等)および圧縮処理を、属性情報プレーンには属性情報プレーンに適した画像処理および圧縮処理を適用することができる。そのため、比較的高画質を維持したまま圧縮率を向上させることが可能であり、ネットワークを介した画像交換、すなわちネットワークコピー等のアプリケーションへの適用が有力視されている。
【0018】
また必ずしも図14に示すように画像情報を分離しなくてもよいが、その場合には画像情報をネットワークへ送出する前に送信側で属性情報を生成し、属性情報を画像情報に付加して送信することによって、受信側が属性情報を元に画像情報を比較的高画質に再現することができる。
【0019】
上述のように、ネットワークコピーにおいては比較的高圧縮率が要求されるため、受信側で画質の再現性を高めるためには送信側で属性情報を生成し、それらの情報をも送信するのが理想的である。ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムを考えた場合には、生産性やコストの観点から、当然ローカルコピーで利用する属性情報をネットワークコピーにも利用することが考えられる。
【0020】
しかしながら従来のローカルコピーにおいて生成される属性情報は、必ずしもネットワークコピーに適したものではない。例えばローカルコピーにおいて使用される属性情報として、原稿画像の文字線画エッジ情報等が考えられる。ローカルコピーでは、このような文字線画エッジ情報を用いて出力画像補正処理を行うことで、文字線画エッジ部とそれ以外の領域にそれぞれ最適な出力画像補正処理を適用することができ、高画質に出力画像を再現することができる。
【0021】
一方、ネットワークコピーにおいて図14に示すように画像情報を属性ごとに分離する場合、属性情報プレーンに属性情報が格納されることになる。しかし、本来属性情報プレーンには文字線画のエッジだけでなく形状そのものが格納されることが好ましい。もしそうでない場合、すなわち上述のようなローカルコピーにおいて生成された文字線画エッジ情報を属性情報プレーンに格納した場合、文字線画エッジ部分は属性情報プレーンとして保存されるが、文字線画内部は絵柄情報プレーンに分離されてしまう。絵柄情報プレーンには解像度変換処理や非可逆圧縮処理等を施して大幅な情報量削減を行うため、当然文字線画内部も画質劣化が発生する。このような画質劣化のある文字線画内部(絵柄情報プレーンが選択される)と画質劣化のない文字線画エッジ部(属性情報プレーンにより文字色情報プレーンが選択される)とを受信側で合成した場合、境界部でその差異が目立ってしまったり、あるいは境界部に意図しない細線が挿入されてしまう等の画質劣化が発生してしまう。
【0022】
また例えばローカルコピーにおいて使用される属性情報として、原稿画像の文字線画情報(エッジだけでなく文字内部を含む)等も考えられる。さらにこれら文字線画情報を膨張処理した膨張文字線画情報等を利用することも考えられる。図15は、膨張処理の一例の説明図である。膨張処理とは、文字線画部の画素を膨らませて線幅を太らせる処理である。例えば図15(A)に示すような文字「F」が描かれた画像が入力された場合、各画素の上下左右に2画素ずつふくらませることによって図15(B)に示すような画像が得られる。
【0023】
ローカルコピーでは、このような実際の文字線画部よりも太めもしくは潰し気味に生成された属性情報を用いて出力画像補正処理を行っている。これによって、文字線画部分の周囲においても文字線画として処理を行うことができ、文字線画のエッジ部分の強調など、文字線画に最適な出力画像補正処理を行うことができる。画像全体としても、このような処理によって高画質に出力画像を再現することができる。
【0024】
一方、ネットワークコピーにおいて図14のように画像情報を属性ごとに分離する場合、ローカルコピーの際の属性情報を属性情報プレーンとして利用しようとすると、属性情報プレーンには実際の文字線画部よりも太めもしくは潰し気味に生成された属性情報が格納されることになる。そのため、やはり受信側で合成した場合に文字線画部分が太めになる等の画質劣化が発生してしまう。以上のように、生産性やコストの観点からローカルコピーで利用する属性情報をネットワークコピーに利用した場合に、ネットワークコピーにおける受信画像の画質劣化が顕著になっていた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムとした場合でも、ローカルコピーの生産性や画質を低下させることなく、高画質なネットワークコピーを実現することができる画像処理装置と、そのような画像処理機能をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一旦ローカルコピー機能のために文字線画か否かを示し文字線画部が膨張処理された属性情報を属性情報生成手段で生成し、ローカルコピーの場合は属性情報に基づいて画像情報に対して補正処理を行って出力手段に出力する。ネットワークコピー時には、送信情報生成手段中の送信属性情報生成手段によってローカルコピー用に生成した属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成し、その送信用属性情報を含む送信情報を送信手段により外部機器へ送信することを特徴としている。
【0027】
特に、ネットワークコピー時には、上述のようにローカルコピー機能のために生成した属性情報に従って、入力された画像情報から第1画像情報及び第2画像情報を送信画像情報生成手段で生成し、さらに送信情報生成手段中の送信属性情報生成手段によってローカルコピー用の属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成し、第1画像情報、第2画像情報、送信用属性情報を含む送信情報を送信手段により外部機器へ送信することを特徴としている。
【0028】
このような構成によって、ローカルコピー時には属性情報生成手段で生成した、文字線画部が膨張処理された属性情報をそのまま用いて画像情報に対して画像情報補正手段で補正処理を行い、出力手段で出力すればよく、ローカルコピー機能の生産性や画質の劣化は生じない。さらにネットワークコピー時には、送信情報生成手段中の送信属性情報生成手段によってローカルコピー用の属性情報から文字線画部に収縮処理を施して送信用属性情報を生成し、送信する。送信用属性情報を生成する際に、ローカルコピー時の属性情報をそのまま利用した場合の不具合を解消した送信用属性情報を生成することができ、ネットワークコピー時においても、高画質を維持することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態における一構成例を示すブロック図である。図中、11は入力部、12は入力画像補正部、13は属性情報生成部、14は画像情報圧縮部、15は属性情報圧縮部、16は蓄積部、17は画像情報伸長部、18は属性情報伸長部、19は補正用タグ生成部、20は出力画像補正部、21は出力部、22は送信情報生成部、23は送信属性情報生成部、24は送信画像情報生成部、25は送信部である。
【0030】
入力部11は、画像情報を入力する。入力画像補正部12は、入力部11で入力された画像情報の入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地除去等の補正処理を行う。属性情報生成部13は、入力画像補正部12で補正処理された画像情報から文字線画などの属性情報を生成する。なお、この属性情報生成部13で生成する属性情報は、ローカルコピー、すなわち出力部21で画像情報を出力する場合に適した属性情報である。
【0031】
画像情報圧縮部14は、入力画像補正部12で補正処理された画像情報を圧縮処理する。画像情報の圧縮手法は任意であり、例えば多値画像用の非可逆圧縮であるJPEG等を利用することができる。JPEGでは、汎用の画像処理チップを使うことが可能であり、リアルタイム処理を容易に実現することができる。また他の圧縮手法であってももちろんよい。属性情報圧縮部15は、属性情報生成部13で生成された属性情報を圧縮処理する。属性情報の圧縮手法も任意であるが、例えば1ビット画像用の可逆圧縮であるMH等を利用することができる。MHでは、汎用の画像処理チップを使うことによりリアルタイム処理を容易に実現できる。また他の圧縮手法であってももちろんよい。蓄積部16は、画像情報圧縮部14で圧縮処理された画像情報および属性情報圧縮部15で圧縮処理された属性情報を蓄積する。
【0032】
画像情報伸長部17は、蓄積部16に蓄積されている圧縮された画像情報を読み出して伸長処理する。ここでの伸長手法は画像情報圧縮部14の圧縮手法に対応したものでなければならない。また属性情報伸長部18は、蓄積部16に蓄積されている圧縮された属性情報を読み出して伸長処理する。ここでの伸長手法は属性情報圧縮部15の圧縮手法に対応したものでなければならない。
【0033】
補正用タグ生成部19は、属性情報伸長部18で伸長処理された属性情報から出力画像補正部20で補正処理を行うためのタグ信号を生成する。出力画像補正部20は、補正用タグ生成部19で生成されたタグ信号に基づいて、画像情報伸長部17で伸長処理された画像情報の内部色空間から出力デバイス色空間への変換や階調補正等を行う。出力部21は、出力画像補正部20で補正処理された画像情報を出力する。
【0034】
送信情報生成部22は、画像情報伸長部17で伸長処理された画像情報及び属性情報伸長部18で伸長処理された属性情報に対応する情報を含む送信情報を生成する。送信情報生成部22は、送信属性情報生成部23と送信画像情報生成部24等を含んでいる。送信属性情報生成部23は、属性情報伸長部18で伸長された属性情報から、ネットワークコピーに適した送信用属性情報を生成する。送信画像情報生成部24は、画像情報伸長部17で伸長された画像情報および送信属性情報生成部23で生成された送信用属性情報から送信画像情報を生成する。送信部25は、送信情報生成部22(送信画像情報生成部24)で生成された送信情報を外部機器へ送信する。
【0035】
図2は、本発明の画像処理装置を含むシステムの一例を示す構成図である。図中、31,32は入力装置、33〜35は出力装置、36はネットワークである。入力装置31,32は、スキャナから画像データを取り込んでネットワーク36を介して画像データを出力装置へ送信する。出力装置33〜35は、ネットワーク36を介して入力装置31もしくは入力装置32から送信されてきた画像データを受信し、紙などの記録媒体に画像を記録して出力する。ネットワーク36は、公衆回線やLANなどのネットワーク回線で構成されている。図2では、わかりやすくするため入力装置と出力装置の機能をそれぞれ独立させているが、各装置はそれぞれが入力装置の機能と出力装置の機能を備えた複合機であってもよく、以降の説明においてはこのような複合機を前提に説明する。
【0036】
図3は、本発明の第1の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、ローカルコピーとネットワークコピーのときの動作が分かるように、複数ページからなる原稿をローカルコピーにて1部出力し、ローカルコピー終了後、ネットワークに接続された外部機器によりネットワークコピーにて1部出力する場合の処理を示している。
【0037】
まずS101において、入力部11は、ユーザが指示したモード設定で原稿画像情報を入力する。画像情報が入力されると、S102において、入力画像補正部12にて入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地検知及び下地除去等の入力画像補正処理が行われる。入力画像情報の補正処理が終わると、S103において、補正済みの画像情報に対して属性情報生成部13にて像域分離処理を行い、例えば文字線画の形状情報などを含む属性情報が生成される。ここで生成される属性情報の具体例としては、
▲1▼黒文字線画
▲2▼色文字線画
▲3▼絵柄
などを示すための2ビットで表現される画素単位の信号とすることができる。なお▲1▼と▲2▼については、ローカルコピーの画質再現性を高めるために図15に示すように文字線画部が膨張処理されているものとする。
【0038】
属性情報が生成されると、補正済みの画像情報および属性情報は、S104において、それぞれ画像情報圧縮部14および属性情報圧縮部15にてそれぞれ圧縮処理されて蓄積部16に蓄積される。S105において全ページの画像を蓄積したか否かを判定し、未処理の画像情報が残っている場合にはS101へ戻って未処理の画像情報についての処理を行う。このようにして、複数ページの画像情報(入力画像補正処理を施した画像情報)および属性情報の圧縮処理と蓄積を行う。
【0039】
ここでは、ネットワークコピーよりもローカルコピーを優先的に処理するものとする。S106において、ローカルコピーのジョブが存在もしくは残っているか否かを判定する。ローカルコピーのジョブが存在もしくは残っている場合には、まずローカルコピーのジョブを処理するために、S107において、一旦蓄積部16に蓄積された画像情報および属性情報を1ページ目から順に読み出し、画像情報伸長部17および属性情報伸長部18にてそれぞれの圧縮形式に対応した伸長方式で伸長処理する。伸長処理が終わると、S108において、伸長処理された属性情報から補正用タグ生成部19にて出力画像補正用のタグ信号を生成する。なおここで生成されるタグ信号は、出力画像補正処理の内容にもよるが、例えば
▲4▼黒文字線画(=▲1▼)
▲5▼その他(=▲2▼+▲3▼)
などのような1ビットで表現される画素単位の信号であったり、また伸長処理された属性情報(▲1▼〜▲3▼)をそのまま使用してもよい。▲4▼と▲5▼で表現されるような1ビットのタグ信号は、例えば黒文字の再現性を高める処理に使われる。
【0040】
S109において、補正用タグ生成部19にて生成されたタグ信号に基づいて、出力画像補正部20にて画像情報に対し内部色空間から出力デバイス色空間への変換や階調補正等の出力画像補正処理が行われる。補正処理された画像情報は、S110において、出力部21にて紙などの印刷媒体に印字出力される。S111において、全ページの出力を終了したか否かを判定し、未出力のページが残っている場合にはS107へ戻り、次のページの出力処理を行う。このようにして1ページずつ出力処理を繰り返して行うことによって、蓄積された複数ページの画像情報のローカルコピーによる印刷出力が完了する。ローカルコピーの1つのジョブが終了したら、S106へ戻り、ローカルコピーのジョブが存在もしくは残っているか否かを判定し、ローカルコピーのジョブが残っていればそのローカルコピーのジョブを優先的に処理する。
【0041】
すべてのローカルコピーのジョブが終了したら、S112において、ネットワークコピーのジョブの有無を確認する。ネットワークコピーのジョブが存在もしくは残っている場合には、ネットワークコピーのジョブを処理するために、S113において、一旦蓄積部16に蓄積された画像情報および属性情報を再度1ページ目から順に読み出し、画像情報伸長部17および属性情報伸長部18にてそれぞれの圧縮形式に対応した伸長方式で伸長処理する。伸長処理が終わると、S114において、伸長処理された属性情報から送信属性情報生成部23にて送信用属性情報を生成する。ここで生成される送信用属性情報は、例えば
▲6▼文字線画(=▲1▼+▲2▼)
▲7▼絵柄(=▲3▼)
などのような1ビットで表現される画素単位の信号とすることができる。伸長した属性情報は、ローカルコピーの画質再現性を高めるために文字線画部(=▲6▼)に膨張処理が施されている。そのため、単純に▲1▼と▲2▼を合わせて▲6▼の文字線画の属性情報を生成してしまうと、送信先の外部装置において画質劣化などの不具合を生じる。そのため、ここで生成する1ビットの送信用属性情報では、逆に文字線画部(=▲6▼)に収縮処理を施し、もとの、すなわち原稿画像の文字線画幅に戻す。
【0042】
図4は、収縮処理の一例の説明図である。収縮処理とは、文字線画部の画素を縮ませて線幅を細らせる処理である。例えば図4に示す例では、図4(A)に示すような画像に対して各画素毎に5×5画素の範囲内に白画素が1つでも存在していたら、その中心画素を白に変換する。このような処理によって、線幅を2画素ずつ収縮させることができ、図4(B)に示すような画像が得られる。このような収縮処理を、例えば図15に示した膨張処理が施されている属性情報に対して施すことによって、元の線幅の属性情報に戻すことができる。
【0043】
図3に戻り、送信用属性情報が生成されると、S115において、送信用属性情報に基づいて画像情報から第1画像情報と第2画像情報を生成する。ここでは図14で説明したように、第1画像情報を文字色情報プレーン、第2画像情報を絵柄情報プレーンとする。なお第1画像情報および第2画像情報は必ずしもこのように生成しなくてもよい。第1画像情報および第2画像情報が生成されたら、S116において、第1画像情報および第2画像情報の情報量削減処理を行い、図示しないメモリに記憶する。ここでは例えば
●第1画像情報→色数削減+解像度変換処理+多値画像用圧縮処理(JPEG)
●第2画像情報→解像度変換処理+多値画像用圧縮処理(JPEG)
などの処理を施すことによって情報量を削減することができる。もちろん、他の情報量削減処理を施してもよい。また、ここでは属性情報には例えば
●属性情報→1ビット画像用圧縮処理(MH等)
などの処理を施すことができる。なお、属性情報は可逆処理を適用しているので基本的に情報量の削減はない。
【0044】
S117において、全ページについて送信のための処理が終了したか否かを判定し、未処理のページが残っている場合にはS113に戻って未処理のページに対する処理を繰り返す。以上の処理により、蓄積された複数ページの画像情報に対するネットワークコピー送信のための画像処理が完了する。
【0045】
全ページの処理が完了したら、S118において、図示しないメモリに記憶された各ページの圧縮された属性情報および圧縮された第1画像情報および圧縮された第2画像情報を所定の画像フォーマットにラッピングし、送信情報を生成する。画像フォーマットは何でもよいが、インターネットファックス用の画像フォーマットであるTIFF−FX等が適している。送信情報を生成したら、S119において、当該送信情報を送信する。送信が終了したら、S112に戻って他のネットワークコピーのジョブの有無を確認する。もし、他のネットワークコピーのジョブが存在していれば、そのネットワークコピーのジョブについてS113以降の処理を行えばよい。もしネットワークコピーのジョブが終了していれば、全体の動作を終了する。
【0046】
この第1の実施の形態では、画像情報を圧縮処理する画像情報圧縮部14、属性情報を圧縮処理する属性情報圧縮部15、蓄積された画像情報を読み出して伸長処理する画像情報伸長部17、蓄積された属性情報を読み出して伸長処理する属性情報伸長部18を設けているが、これらは必ずしも設けなくてよい。その場合には画像情報および属性情報を圧縮することなく蓄積部16に蓄積することとなる。また、画像情報圧縮部14と画像情報伸長部17のみを設けて画像情報だけ圧縮して蓄積するようにしてもよいし、あるいは属性情報圧縮部15と属性情報伸長部18のみを設けて属性情報だけ圧縮して蓄積するようにしてもよい。
【0047】
また、この第1の実施の形態では、送信情報に含まれる情報として、図3のS115において第1画像情報および第2画像情報を生成しているが、第1画像情報および第2画像情報を生成せず、画像情報を送信情報に含むようにしてもよい。さらに、この第1の実施の形態ではローカルコピー時とネットワークコピー時でそれぞれ蓄積された画像情報および属性情報を伸長処理しているが、伸長処理した画像情報および属性情報をローカルコピーとネットワークコピーに同時に使用することで、伸長処理を1回だけにしてももちろんよい。
【0048】
以上述べたように、上述の第1の実施の形態によれば、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムにおいて、ローカルコピーについては生産性を低下させることなくリアルタイム処理を実現することができる。またローカルコピーに適した属性情報を利用するので、ローカルコピー時の画質を低下させることがない。さらにネットワークコピーについては、ローカルコピー用の属性情報からネットワークコピーに適した送信用属性情報を生成して利用するので、高画質なネットワークコピーを実現することができる。したがって、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムにおいて、ローカルコピーの生産性や画質を低下させることなく、高画質なネットワークコピーを実現することができる。
【0049】
次に、本発明における第2の実施の形態について説明する。なお構成については図1と同じであるので、ここでは詳細な説明は省略する。また、動作についても、基本的には図3に示した第1の実施の形態とほぼ同様であるので、処理が同じ部分については説明を省略することとし、異なる部分のみ以下に説明する。
【0050】
この第2の実施の形態では、図3のS115における第1画像情報の生成方法のみが実施例1と異なる。S114において送信用属性情報が生成されると、S115において、送信用属性情報に基づいて画像情報から第1画像情報と第2画像情報を生成する。ここでは図14で説明したように、第1画像情報を文字色情報プレーン、第2画像情報を絵柄情報プレーンとする。また第1画像情報は圧縮率を高めるために8×8ブロック単位で生成されるものとする。
【0051】
図5ないし図7は、本発明の第2の実施の形態におけるネットワークコピー時の送信用属性情報と第1画像情報の一例を示す模式図である。図5(A)に示す“田”という文字に対して、送信属性情報生成部23で生成された送信用属性情報を図5(B)に、また対応する第1画像情報を図5(C)に示している。属性情報生成部13で生成された属性情報および送信属性情報生成部23で生成された送信用属性情報の文字部が潰れていない場合、第1画像情報は文字部の色情報(図5では黒)のみから生成することができる。具体的には、送信用属性情報がONの画素(すなわち図5の例では黒く塗りつぶした“田”の線の部分)における原稿画像の画素値の平均値を、そのブロックにおける第1画像情報の画素値とすればよい。この場合、第1画像情報の当該ブロック内はすべて黒に近い値の同一画素値で構成される。したがって受信側で送信用属性情報をもとに画像を合成した場合にも、図5(D)に示すように“田”という文字が正しく黒色で再現される。
【0052】
一方、図6においても図6(A)に示す“田”という文字に対して、送信属性情報生成部23で生成された送信用属性情報を図6(B)に、また対応する第1画像情報を図6(C)に示しているが、属性情報生成部13で生成された属性情報および送信属性情報生成部23で生成された送信用属性情報の文字部が潰れている場合を示している。このように送信用属性情報の文字部が潰れている場合、第1画像情報は文字部の色情報(図6(A)では黒の部分)だけでなく、潰れている部分の色情報(図6(A)では白の部分)も参照して生成される。具体的には、送信用属性情報がONの画素(すなわち図6(B)において黒く塗りつぶされている部分全体の画素)における原稿画像の画素値の平均値がそのブロックにおける第1画像情報の画素値となる。そのため、第1画像情報の当該ブロック内はすべてグレーに近い値の同一画素値で構成される。したがって受信側で送信用属性情報をもとに画像を合成した場合には、図6(D)に示すように“田”という文字が潰れていると同時に、文字色もグレーとなってしまう。
【0053】
このような不具合を回避するため、この第2の実施の形態では、所定ブロック単位で送信用属性情報に潰れ文字が含まれるか否かを判定し、潰れ文字が含まれると判定された場合には、当該ブロックの第1画像情報を図5や図6のように同一画素値で生成するのではなく、画素単位で生成する。潰れ文字が含まれるか否かの判定は、所定ブロック単位(本実施例の場合8×8画素)で送信用属性情報がONの画素(すなわち図5(B)の例では“田”の線の部分、図6の例では黒く塗りつぶされた全体の部分)の原稿画像の輝度成分L* の最大値及び最小値を求め、その差分を所定の閾値(=threshold)と比較して判定する。例えば、
* 最大値−L* 最小値 < threshold → 潰れ文字なしと判定
* 最大値−L* 最小値 ≧ threshold → 潰れ文字ありと判定
とすることができる。このような判定によって潰れ文字なしと判定されたブロックは、送信用属性情報に基づいて図5に示すようにブロック単位(8×8画素)ですべて同一画素値で第1画像情報を生成する。
【0054】
一方、潰れ文字ありと判定したブロックは、送信用属性情報に基づいて画素単位で第1画像情報を生成する。例えば図7(A)に示す画像から生成された送信用属性情報が図7(B)に示すように文字部がつぶれている場合、第1画像情報として図7(C)に示すように、画素単位に図7(A)に示す原稿画像から色情報を取得して生成する。このように送信用属性情報に基づいて画素単位で第1画像情報を生成する場合には、必ずブロック内の輝度成分L* の最大値と最小値が異なるので、当該ブロックの第1画像情報は複数の異なる画素値から構成されることとなる。例えば図7に示す例では“田”の線の色はすべて黒であるので、図7(C)に示す第1画像情報も文字“田”の線の部分については黒となるが、文字“田”の白く抜けた目の部分については第1画像情報として白となる。したがって受信側で送信用属性情報をもとに画像を合成した場合にも、図7(D)に示すように“田”という文字がつぶれることなく、正しく黒色で再現されることになる。
【0055】
上述の図5ないし図7に示した例では、所定ブロックとして8×8画素を単位とした例を示したが、ブロックサイズはこの例に限られるものではなく、任意である。
【0056】
なお、この第2の実施の形態では、第1画像情報を生成した後の処理(図3のS116以降)は上述の第1の実施の形態と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0057】
以上述べたように、この第2の実施の形態によれば、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムにおいて、ローカルコピーにおいては生産性を低下させることなくリアルタイム処理を実現することができ、またローカルコピーに適した属性情報を利用できるのでローカルコピー画質を低下させることがない。さらに、ローカルコピー時の属性情報に文字の潰れ等が発生していても、文字潰れを低減した高画質のネットワークコピーを実現することができる。したがって、ローカルコピーの生産性や画質を低下させることなく、高画質なネットワークコピーを実現することができる。
【0058】
図8は、本発明の第3の実施の形態における一構成例を示すブロック図である。図中、41は入力部、42は入力画像補正部、43は画像情報圧縮部、44は蓄積部、45は画像情報伸長部、46は属性情報生成部、47は補正用タグ生成部、48は出力画像補正部、49は出力部、50は送信情報生成部、51は送信属性情報生成部、52は送信画像情報生成部、53は送信部である。
【0059】
入力部41は、画像情報を入力する。入力画像補正部42は、入力部41で入力された画像情報の入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地除去等の補正処理を行う。画像情報圧縮部43は、入力画像補正部42で補正処理された画像情報を圧縮処理する。画像情報の圧縮手法としては、多値画像用の可逆圧縮であるLZ系圧縮や、多値画像用の非可逆圧縮であるJPEGなどを利用することができる。JPEGの場合、汎用の画像処理チップを使うことによりリアルタイム処理を容易に実現することができる。また他の圧縮手法であってももちろんよい。蓄積部44は、画像情報圧縮部43で圧縮処理された画像情報を蓄積する。
【0060】
画像情報伸長部45は、蓄積部44に蓄積された画像情報を読み出して伸長処理する。ここでの伸長手法は、画像情報圧縮部43の圧縮手法に対応したものでなければならない。属性情報生成部46は、画像情報伸長部45で伸長処理された画像情報から文字線画などの属性情報を生成する。ここでは、ローカルコピーにおいて最適な属性情報が生成される。補正用タグ生成部47は、属性情報生成部46で生成された属性情報から出力画像補正部48で補正処理を行うためのタグ信号を生成する。出力画像補正部48は、補正用タグ生成部47で生成されたタグ信号に基づいて、画像情報伸長部45で伸長処理された画像情報に対して内部色空間から出力デバイス色空間への変換や階調補正等の画像補正処理を行う。出力部49は、出力画像補正部48で補正処理された画像情報を出力する。
【0061】
送信情報生成部50は、画像情報伸長部45で伸長処理された画像情報および属性情報生成部46で生成された属性情報に対応する情報を含む送信情報を生成する。送信情報生成部50は、送信属性情報生成部51と送信画像情報生成部52を含んで構成される。送信属性情報生成部51は、属性情報生成部46で生成された属性情報から送信用属性情報を生成する。送信画像情報生成部52は、画像情報伸長部45で伸長された画像情報および送信属性情報生成部51で生成された送信用属性情報から送信情報を生成する。送信部53は。送信画像情報生成部52で生成された送信情報を外部機器へ送信する。
【0062】
なお、入力部41、入力画像補正部42、蓄積部44、属性情報生成部46、補正用タグ生成部47、出力画像補正部48、出力部49、送信情報生成部50、送信属性情報生成部51、送信画像情報生成部52、送信部53の各部の機能は、上述の第1、第2の実施の形態における入力部11、入力画像補正部12、蓄積部16、属性情報生成部13、補正用タグ生成部19、出力画像補正部20、出力部21、送信情報生成部22、送信属性情報生成部23、送信画像情報生成部24、送信部25とほぼ同様である。また、本発明の第3の実施の形態を含むシステム構成についても、図2に示した構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0063】
図9は、本発明の第3の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。図9に示す動作の一例では、上述の第1の実施の形態と同様、複数ページからなる原稿をローカルコピーにて1部出力し、ローカルコピー終了後、ネットワークに接続された外部機器によりネットワークコピーにて1部出力する場合の処理の一例を示している。
【0064】
まずS121において、ユーザが指示したモード設定で入力部41にて原稿画像情報を入力する。画像情報が入力されると、S122において、入力画像補正部42にて入力デバイス色空間から内部色空間への変換や下地検知及び下地除去等の入力画像補正処理が行われる。入力画像情報の補正処理が終わると、S123において、補正済み画像情報は画像情報圧縮部43で圧縮処理されて蓄積部44に蓄積される。S124において、全ページの画像を蓄積したか否かを判定し、未蓄積のページの画像が存在する場合にはS121に戻って、未蓄積のページの画像について入力から蓄積までの処理を行う。このような処理をページ数分だけ繰り返すことによって、複数ページの画像情報(入力画像補正処理を施した画像情報)の入力、圧縮処理、および蓄積が完了する。
【0065】
ここで、この第3の実施の形態では、ネットワークコピーのジョブよりもローカルコピーのジョブを優先的に処理するものとする。S125において、ローカルコピーのジョブが存在もしくは残っているか否かを判定する。ローカルコピーのジョブが存在もしくは残っている場合には、まずローカルコピーのジョブを処理するために、S126において、一旦蓄積部44に蓄積された画像情報を1ページ目から順に読み出し、画像情報伸長部45にて圧縮形式に対応した伸長方式で伸長処理する。伸長処理が終わると、S127において、伸長処理された画像情報に対して属性情報生成部46にて像域分離処理を行い、文字線画の形状情報などを含む属性情報を生成する。ここで生成される属性情報は、上述の第1の実施の形態と同様に、例えば
▲1▼黒文字線画
▲2▼色文字線画
▲3▼絵柄
などのような属性情報とすることができる。この場合、属性情報は2ビットで表現される画素単位の信号とすることができる。なお▲1▼と▲2▼については、ローカルコピーの画質再現性を高めるために、図15に示すように文字線画部が膨張処理されているものとする。
【0066】
属性情報の生成が終わると、S128において、生成された属性情報から補正用タグ生成部47にて出力画像補正用のタグ信号を生成する。なお、ここで生成されるタグ信号は、出力画像補正処理の内容にもよるが、例えば
▲4▼黒文字線画(=▲1▼)
▲5▼その他(=▲2▼+▲3▼)
などのような1ビットで表現される画素単位の信号とすることができる。あるいは、属性情報生成部46にて生成された属性情報(▲1▼〜▲3▼)をそのまま使用してもよい。▲4▼と▲5▼で表現されるような1ビットのタグ信号は、例えば黒文字の再現性を高める処理に使われる。
【0067】
S129において、補正用タグ生成部47にて生成されたタグ信号に基づいて、出力画像補正部48にて画像情報に対して、内部色空間から出力デバイス色空間への変換や階調補正等の出力画像補正処理が行われる。補正処理された画像情報は、S130において、出力部49にて紙などの記録媒体に記録出力される。S131において、全ページの出力が完了したか否かを判定し、未出力のページが残っている場合には、S126へ戻って、未出力のページに対して上述の処理を行う。このような処理をページ数分繰り返すことによって、蓄積された複数ページの画像情報のローカルコピーによる印刷出力が完了する。
【0068】
ローカルコピーのジョブが終了したらS125へ戻り、ローカルコピーのジョブが存在もしくは残っているか否かを判定する。ローカルコピーのジョブが存在もしくは残っている場合には、それらのジョブに対する上述の処理を行う。ローカルコピーのジョブが存在しなければ、S132において、ネットワークコピーのジョブの有無を確認する。ネットワークコピーのジョブが存在もしくは残っている場合、当該ネットワークコピーのジョブを処理するために、S133において、一旦蓄積部44に蓄積された画像情報を再度1ページ目から順に読み出し、画像情報伸長部45にて圧縮形式に対応した伸長方式で伸長処理する。伸長処理が終わると、S134において、伸長処理された画像情報に対して属性情報生成部46にて像域分離処理を行い、文字線画の形状情報などを含む属性情報が生成される。ここで生成される属性情報は、ローカルコピー時と同様の上述の▲1▼〜▲3▼等とすることができる。
【0069】
属性情報の生成が終わると、S135において、生成された属性情報から送信属性情報生成部51にて送信用属性情報を生成する。ここで生成される送信用属性情報は、例えば
▲6▼文字線画(=▲1▼+▲2▼)
▲7▼絵柄(=▲3▼)
などのような1ビットで表現される画素単位の信号とすることができる。ここで、属性情報は上述のようにローカルコピーの画質再現性を高めるために、文字線画部(=▲1▼,▲2▼)に膨張処理が施されている。従って、送信用属性情報についても、ローカルコピー用の属性信号をそのまま用いると、文字線画(=▲6▼)の属性情報は膨張処理が施されたものとなってしまう。ここでは逆に文字線画部(=▲6▼)に対して収縮処理を施し、もとの、すなわち原稿画像の文字線画幅に戻す。
【0070】
送信用属性情報が生成されると、S136において、送信用属性情報に基づいて画像情報から第1画像情報と第2画像情報を生成する。ここでは図14で説明したように、第1画像情報を文字色情報プレーン、第2画像情報を絵柄情報プレーンとして第1画像情報及び第2画像情報を生成する。なお、第1画像情報および第2画像情報は、必ずしもこのように生成しなくてもよい。第1画像情報および第2画像情報が生成されたら、S137において、第1画像情報および第2画像情報の情報量削減処理を行い、図示しないメモリに記憶する。ここでは例えば●第1画像情報→色数削減+解像度変換処理+多値画像用圧縮処理(JPEG)
●第2画像情報→解像度変換処理+多値画像用圧縮処理(JPEG)
などの処理を施すことで情報量を削減することができる。このような処理以外の情報量削減処理を施してももちろんよい。また、ここでは属性情報には例えば
●属性情報→1ビット画像用圧縮処理(MH等)
などの処理を施すことができる。ただし、属性情報は可逆処理を適用しているので、基本的に情報量の削減はない。
【0071】
S138において全ページの画像に対して処理を施したか否かを判定し、未処理のページが残っている場合にはS133に戻って未処理のページについて上述の処理を行う。このようにしてすべてのページの画像について上述の処理を繰り返し、蓄積部44に蓄積された複数ページの画像情報に対するネットワークコピー送信のための画像処理が完了する。
【0072】
全ページの処理が完了したら、S139において、図示しないメモリに記憶されている各ページの圧縮された属性情報および圧縮された第1画像情報および圧縮された第2画像情報を所定の画像フォーマットにラッピングし、送信情報を生成する。画像フォーマットは何でもよいが、例えばインターネットファックス用の画像フォーマットであるTIFF−FX等が適している。送信情報を生成したら、S140において当該送信情報を送信する。送信が終了したらS132へ戻り、他のネットワークコピーのジョブの有無を確認する。他のネットワークコピーのジョブが存在していれば、そのネットワークコピーのジョブについて上述のような処理を行い、もし存在しなければ全体の動作を終了する。
【0073】
図8に示した第3の実施の形態の構成例では、画像情報を圧縮処理する画像情報圧縮部43、蓄積された画像情報を読み出して伸長処理する画像情報伸長部45を設けているが、これらは必ずしも設けなくてよい。その場合には画像情報を圧縮することなく蓄積部44に蓄積することとなる。また、この第3の実施の形態では、図9のS136にて送信情報に含まれる情報として第1画像情報および第2画像情報を生成しているが、第1画像情報および第2画像情報を生成せずに画像情報を送信情報に含むようにしてもよい。さらに、第3の実施の形態では、ローカルコピー時とネットワークコピー時でそれぞれ蓄積された画像情報を伸長処理し、伸長処理された画像情報に基づいて属性情報を生成しているが、伸長処理された画像情報および伸長処理された画像情報に基づいて生成された属性情報をローカルコピーとネットワークコピーに同時に使用することによって、伸長処理および属性情報生成処理を1回で済ますようにしても、もちろんよい。
【0074】
以上述べたように、この第3の実施の形態によれば、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムにおいて、上述の第1の実施の形態とは異なる構成によって、ローカルコピーにおいては生産性を低下させることなくリアルタイム処理を実現することができ、またローカルコピーに適した属性情報を利用することでローカルコピーの画質を低下させることなくローカルコピーを行うことができる。さらにネットワークコピーにおいては、ネットワークコピーに適した属性情報を利用することができるので、高画質なネットワークコピーを実現することができる。したがって、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムにおいて、ローカルコピーの生産性や画質を低下させることなく高画質なネットワークコピーを実現することができる。
【0075】
なお、この第3の実施の形態においても、上述の第2の実施の形態のように、属性情報に文字のつぶれがあるか否かを判定し、文字色の情報を含む第1画像情報を生成する際に、文字のつぶれがある場合には画素単位で生成し、文字のつぶれがない場合には所定ブロック単位で生成するといった変形も可能である。
【0076】
上述の各実施の形態における各部の機能は、それぞれ、コンピュータプログラムによっても実現することが可能である。例えば図1に示した構成における入力画像補正部12,属性情報生成部13,画像情報圧縮部14,属性情報圧縮部15,画像情報伸長部17,属性情報伸長部18,補正用タグ生成部19,出力画像補正部20,送信情報生成部22などの全機能あるいは一部の機能をプログラムによって実現し、コンピュータによって実行するように構成することができる。また図8に示した構成においても同様であり、入力画像補正部42,画像情報圧縮部43,画像情報伸長部45,属性情報生成部46,補正用タグ生成部47,出力画像補正部48,送信情報生成部50などの全機能あるいは一部の機能をプログラムによって実現し、コンピュータによって実行するように構成することができる。
【0077】
このようなプログラムや、プログラムが用いるデータ等は、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶させておくことも可能である。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。例えば、光磁気ディスク(MOなど),光ディスク(CD−ROMなど)、磁気ディスクや磁気カード,メモリ(ICカード、メモリカードなどを含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。これらの記憶媒体にプログラムを格納しておき、例えば本発明の画像処理装置として動作させるコンピュータにこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラムを読み出し、本発明の各実施の形態で説明した機能を実行することができる。記憶媒体には、予めプログラムなどを格納しておくほか、予め記憶媒体をコンピュータに装着しておき、例えばネットワークなどを介してプログラムをコンピュータに転送し、記憶媒体にプログラムを格納して実行させてもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムにおいて利用した場合でも、ローカルコピーにおいては生産性を低下させることなくリアルタイム処理を実現することができ、またローカルコピーに適した属性情報を利用することでローカルコピー画質を低下させることがない。さらにネットワークコピーにおいては、ネットワークコピーに適した送信用属性情報を生成して利用するので、高画質なネットワークコピーを実現することができる。したがって、ローカルコピー機能とネットワークコピー機能を1台で同時に実現する複合システムにおいて、ローカルコピーの生産性や画質を低下させることなく、高画質なネットワークコピーを実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における一構成例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像処理装置を含むシステムの一例を示す構成図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】 収縮処理の一例の説明図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態におけるネットワークコピー時の送信用属性情報(つぶれ無し)と第1画像情報の一例を示す模式図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態におけるネットワークコピー時の送信用属性情報(つぶれあり)と第1画像情報(ブロック毎)の一例を示す模式図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態におけるネットワークコピー時の送信用属性情報(つぶれあり)と第1画像情報(画素毎)の一例を示す模式図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態における一構成例を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態における動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】 従来のローカルコピーを行う装置の一構成例を示すブロック図である。
【図11】 従来のローカルコピーを行う装置の一構成例におけるコピー動作の一例を示すフローチャートである。
【図12】 従来のネットワークコピーを行う送信側装置の一構成例を示すブロック図である。
【図13】 従来のネットワークコピーを行う装置の一構成例におけるコピー動作の一例を示すフローチャートである。
【図14】 複数のプレーン画像に分離して扱う際の各プレーン画像の一例の説明図である。
【図15】 膨張処理の一例の説明図である。
【符号の説明】
11…入力部、12…入力画像補正部、13…属性情報生成部、14…画像情報圧縮部、15…属性情報圧縮部、16…蓄積部、17…画像情報伸長部、18…属性情報伸長部、19…補正用タグ生成部、20…出力画像補正部、21…出力部、22…送信情報生成部、23…送信属性情報生成部、24…送信画像情報生成部、25…送信部、31,32…入力装置、33〜35…出力装置、36…ネットワーク、41…入力部、42…入力画像補正部、43…画像情報圧縮部、44…蓄積部、45…画像情報伸長部、46…属性情報生成部、47…補正用タグ生成部、48…出力画像補正部、49…出力部、50…送信情報生成部、51…送信属性情報生成部、52…送信画像情報生成部、53…送信部、61…入力部、62…入力画像補正部、63…属性情報生成部、64…画像情報圧縮部、65…属性情報圧縮部、66…蓄積部、67…画像情報伸長部、68…属性情報伸長部、69…補正用タグ生成部、70…出力画像補正部、71…出力部、81…入力部、82…入力画像補正部、83…第1圧縮部、84…蓄積部、85…第1伸長部、86…第2圧縮部、87…送信部。

Claims (20)

  1. 画像を印刷媒体に出力する出力手段と、入力された画像情報から文字線画か否かを示し文字線画部が膨張処理された属性情報を生成する属性情報生成手段と、前記画像情報および前記属性情報を蓄積する蓄積手段と、前記属性情報に基づいて前記画像情報に対して補正処理を行って前記出力手段に出力する画像情報補正手段と、前記画像情報および前記属性情報に対応する情報を含む送信情報を生成する送信情報生成手段と、前記送信情報生成手段にて生成された送信情報を外部機器に送信する送信手段を具備し、前記送信情報生成手段は、前記属性情報生成手段で生成した前記属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成する送信属性情報生成手段を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. さらに、前記入力された前記画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段および圧縮された画像情報を伸長する画像情報伸長手段を具備し、前記蓄積手段は前記画像情報圧縮手段にて圧縮された画像情報を蓄積し、前記画像情報伸長手段は前記蓄積手段に蓄積されている圧縮された画像情報を伸長し、前記画像情報補正手段は、前記画像情報伸長手段で伸長された画像情報に対して補正処理を行い、前記送信情報生成手段は前記画像情報伸長手段にて伸長された画像情報を用いて送信情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像情報圧縮手段にて前記画像情報に施す圧縮処理は非可逆圧縮であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. さらに、前記属性情報生成手段にて生成された前記属性情報を圧縮する属性情報圧縮手段および圧縮された属性情報を伸長する属性情報伸長手段を具備し、前記蓄積手段は前記属性情報圧縮手段にて圧縮された属性情報を蓄積し、前記属性情報伸長手段は前記蓄積手段に蓄積されている圧縮された属性情報を伸長し、前記画像情報補正手段は、前記属性情報伸長手段で伸長された属性情報に基づいて補正処理を行い、前記送信属性情報生成手段は前記属性情報伸長手段にて伸長された属性情報から前記送信用属性情報を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記属性情報圧縮手段にて前記属性情報に施す圧縮処理は可逆圧縮であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記送信情報生成手段は、解像度変換、階調変換、圧縮のうちの少なくとも1つの処理によって画像情報の情報量を削減し、削減された画像情報を用いて送信情報を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記属性情報生成手段にて生成される前記属性情報および前記送信情報生成手段にて生成される前記送信情報に含まれる前記属性情報に対応する情報は、前記画像情報に対応する画素単位の情報であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記送信属性情報生成手段は、前記属性情報のビット数を変換して前記送信用属性情報を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記送信情報生成手段は、前記画像情報から前記属性情報に基づいて第1画像情報および第2画像情報を生成し、さらに前記第1画像情報及び前記第2画像情報を含む前記送信情報を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記送信情報生成手段は、前記第1画像情報または前記第2画像情報の情報量を削減することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記送信情報生成手段は、解像度変換、階調変換、圧縮のうちの少なくとも1つの処理によって前記第1画像情報または前記第2画像情報の情報量を削減することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 画像を印刷媒体に出力する出力手段と、入力された画像情報から文字線画か否かを示し文字線画部が膨張処理された属性情報を生成する属性情報生成手段と、前記属性情報に基づいて前記画像情報に対して補正処理を行って前記出力手段に出力する画像情報補正手段と、前記属性情報生成手段にて生成された属性情報および前記入力された画像情報に基づいて前記属性情報に対応する情報および第1画像情報および第2画像情報を生成する送信画像情報生成手段と、前記属性情報に対応する情報および前記送信画像情報生成手段にて生成された第1画像情報または第2画像情報を含む送信情報を生成する送信情報生成手段と、前記送信情報生成手段にて生成された送信情報を外部機器に送信する送信手段を具備し、前記送信画像情報生成手段は、前記属性情報に対応する情報および前記入力された画像情報に基づいて所定ブロック単位毎に同一画素値もしくは複数の異なる画素値で前記第1画像情報または前記第2画像情報を生成し、前記送信情報生成手段は、前記属性情報生成手段で生成した前記属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成する送信属性情報生成手段を含むことを特徴とする画像処理装置。
  13. 前記送信情報生成手段は、前記第1画像データまたは前記第2画像データの情報量を削減し、情報量が削減された前記第1画像情報および前記第2画像情報を含む前記送信情報を生成することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 画像を印刷媒体に出力する出力手段と、入力された画像情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積されている前記画像情報から文字線画か否かを示し文字線画部が膨張処理された属性情報を生成する属性情報生成手段と、前記属性情報に基づいて前記蓄積手段に蓄積されている前記画像情報に対して補正処理を行って前記出力手段に出力する画像情報補正手段と、前記蓄積手段に蓄積されている前記画像情報および前記属性情報生成手段で生成された前記属性情報に対応する情報を含む送信情報を生成する送信情報生成手段と、前記送信情報生成手段にて生成された送信情報を外部機器に送信する送信手段を具備し、前記送信情報生成手段は、前記属性情報生成手段で生成した前記属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成する送信属性情報生成手段を含むことを特徴とする画像処理装置。
  15. 前記送信情報生成手段は、前記画像情報の情報量を削減し、情報量が削減された前記画像情報を含む前記送信情報を生成することを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. さらに、前記入力された画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段および圧縮画像情報を伸長する画像情報伸長手段を具備し、前記蓄積手段は前記画像情報圧縮手段にて圧縮された画像情報を蓄積し、前記画像情報伸長手段は前記蓄積手段に蓄積されている圧縮された画像情報を伸長し、前記属性情報生成手段は前記画像情報伸長手段にて伸長された画像情報から前記属性情報を生成し、前記画像情報補正手段は前記画像情報伸長手段にて伸長された画像情報に対して補正処理を行い、前記送信情報生成手段は前記画像情報伸長手段にて伸長された画像情報を用いて前記送信情報を生成することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記画像情報圧縮手段は、前記画像情報に対して可逆圧縮処理を施すことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
  18. コンピュータに、入力された画像情報から文字線画か否かを示し文字線画部が膨張処理された属性情報を生成する属性情報生成機能と、前記画像情報および前記属性情報を記憶手段に蓄積させる蓄積機能と、前記属性情報に基づいて前記画像情報に対して補正処理を行って前記出力手段に出力する画像情報補正機能と、前記蓄積されている前記画像情報の情報量を削減するとともに前記属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成し情報量が削減された画像情報および前記送信用属性情報を含む送信情報を生成する送信情報生成機能と、前記送信情報を外部機器に送信する送信機能を実現させることを特徴とするプログラム。
  19. コンピュータに、入力された画像情報から文字線画か否かを示し文字線画部が膨張処理された属性情報を生成する属性情報生成機能と、前記属性情報に基づいて前記画像情報に対して補正処理を行って前記出力手段に出力する画像情報補正機能と、前記属性情報および前記入力された画像情報に基づいて前記属性情報に対応する情報および第1画像情報および第2画像情報を生成する送信画像情報生成機能と、前記第1画像情報または前記第2画像情報の情報量を削減するとともに前記属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成し該送信用属性情報及び情報量が削減された前記第1画像情報と前記第2画像情報を含む送信情報を生成する送信情報生成機能と、前記送信情報を外部機器に送信する送信機能を実現させるためのプログラムであって、前記送信画像情報生成機能は、前記属性情報に対応する情報および前記入力された画像情報に基づいて所定ブロック単位毎に同一画素値もしくは複数の異なる画素値で前記第1画像情報または前記第2画像情報を生成することを特徴とするプログラム。
  20. コンピュータに、入力された画像情報を記憶手段に蓄積させる蓄積機能と、前記蓄積された画像情報から文字線画か否かを示し文字線画部が膨張処理された属性情報を生成する属性情報生成機能と、前記属性情報に基づいて前記画像情報に対して補正処理を行って前記出力手段に出力する画像情報補正機能と、前記蓄積された画像情報の情報量を削減するとともに前記属性情報から文字線画部に収縮処理を施した送信用属性情報を生成し情報量が削減された前記画像情報および前記送信用属性情報を含む送信情報を生成する送信情報生成機能と、前記送信情報を外部機器に送信する送信機能を実現させることを特徴とするプログラム。
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