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JP3940631B2 - 光信号監視装置 - Google Patents

光信号監視装置 Download PDF

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JP3940631B2
JP3940631B2 JP2002143118A JP2002143118A JP3940631B2 JP 3940631 B2 JP3940631 B2 JP 3940631B2 JP 2002143118 A JP2002143118 A JP 2002143118A JP 2002143118 A JP2002143118 A JP 2002143118A JP 3940631 B2 JP3940631 B2 JP 3940631B2
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恭二 早川
尚志 西垣
達也 杉山
由啓 福光
和広 富川
法夫 小西
充 井上
晃市 藤本
光徳 金子
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Chubu Electric Power Co Inc
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Chubu Electric Power Co Inc
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、光ファイバ等の光伝送路中に挿入して、この光伝送路に伝送されている光信号を監視するための光信号監視装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
【0004】
光通信関連設備の急激な増加に伴い、光伝送路の新規追加、増設、配線変更等の工事が頻繁に行われている。このような工事では、必然的に既存の光伝送路に手を加える作業が多々生じることとなる。そのため、光伝送路に光信号が流れているか否かといった運用状況を容易に把握するための手段が必要である。
【0005】
このような手段は、工事に限らず、膨大な光伝送路の運用及び保守においても、その運用状況を自動的に監視したり、保守員が個々の光伝送路の運用状況を現場で確認するためにも必要である。また、現場での確認作業においては、熟練した保守員に限らず、経験の少ない保守員でも回線の誤切断等の事故を発生させるおそれがなく、容易に運用状況を把握することができる信頼性の高い監視装置を備えておくことが望まれている。
【0006】
従来、このような分野の技術としては、例えば、特開2000−284152号公報に記載されるものがあった。
【0007】
図2(a),(b)は、前記公報に記載された従来の光検出装置の構成図である。
【0008】
この光検出装置10は、図2(a)にその外観を示すように、遮光性のハウジング11に収容された一体構造となっており、このハウジング11の両端面に、光ファイバ1a,1bの光コネクタ2a,2bを接続するための接続部11a,11bが形成されている。光検出装置10の側面には、光伝送路中の光信号の状態を表示するためのLED(発光ダイオード)12a,12bと、電源供給や検出信号出力用の端子13a,13bが設けられている。
【0009】
ハウジング11の内部は、図2(b)にその断面を示すように、接続部11a,11bの間に直線状の貫通孔11cが設けられている。更に、この貫通孔11cの中央部には、これに直交する貫通孔11dが設けられている。
【0010】
貫通孔11cの内側には、円筒状に形成された金属製のスリーブ14が収められている。スリーブ14の中央部には、貫通孔11dに光信号の一部を導くための窓部14a,14bが設けられている。スリーブ14の内部には、その両端からフェルール15aで保護された光ファイバ16aと、フェルール15bで保護された光ファイバ16bが、それぞれ挿入されている。
【0011】
光ファイバ16a,16bの先端は、フェルール15a,15bと共に正確に45°に研磨され、スリーブ14の中央の窓部14a,14bにおいて、分岐膜17を挟んで面接触されている。分岐膜17は、光信号の大部分を通過させ、一部の光信号を反射させるものであり、反射された光信号が、スリーブ14の窓部14a,14bからハウジング11の貫通孔11dに出力されるようになっている。
【0012】
ハウジング11の一方の側面には、表面にLED12a、端子13a及び判定回路等が搭載された回路基板18aが固定されている。回路基板18aの裏面には、ハウジング11の貫通孔11dに丁度収まるように、PD(フォトダイオード)19aが搭載されている。同様に、ハウジング11の他方の側面には、LED12b、端子13b、PD19b及び判定回路等が搭載された回路基板18bが固定されている。
【0013】
このような光検出装置10では、光ファイバ1aから入射された光信号は、その大部分が分岐膜17を通過して光ファイバ1bへ伝送され、その一部がこの分岐膜17で反射され、フェルール15aとスリーブ14に設けられた窓部14aを通過してPD19aに入射される。PD19aに入射された光信号は、その光信号の強度に対応した電圧に変換され、端子13aに出力されると共に、回路基板18a上の判定回路によって光信号の有無が検出される。そして、光信号が存在すると判定されると、判定回路によってLED12aが点灯される。
【0014】
また、光ファイバ1bから光ファイバ1aの方向に伝送される光信号は、同様に、回路基板18b側のPD19bによって検出される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光検出装置では、次のような課題があった。
【0016】
例えば、分岐膜17で反射した光信号の一部が、正規のPD19aへ入射されると共に、ハウジング11の内部で反射して反対側のPD19bへ回り込むことがある。このような場合、PD19a,19bの出力信号は、それぞれの判定回路で光信号の有無が検出されるので、回り込んだ光信号が強いとPD19bで検出された光も正規の光信号と判定され、正確性に欠けるおそれがあった。
【0017】
また、光信号を検出するためのPD19a,19b等と、その検出結果を表示するための判定回路及びLED12a,12b等を一体化した構造としているため、必然的にハウジング11の外形寸法が大型となり、既設の光端子盤に高密度に配置されている光コネクタに代えて用いることができなかった。
【0018】
更に、光ファイバ1a,1bとの接続部11a,11bは、両方ともプラグ型のコネクタとなっているため、既設の光端子盤と光ファイバとの中間にアダプタとして挿入することができなかった。
【0019】
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、光信号の方向や強度を精度良く確実に測定でき、既設の高密度に実装された光端子盤と光ファイバのコネクタとの間に、アダプタとして挿入することができる光信号監視装置を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
【0021】
前記課題を解決するために、本発明の内の第1の発明は、光信号監視装置を、光伝送路中に挿入され、この光伝送路に伝送されている光信号の一部を分岐して検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を端子から出力する光信号検出器と、前記光信号検出器の端子に接続用のケーブルを介して接続し、この光信号検出器から出力される電気信号に基づいて前記光伝送路中の光信号の状態を表示する光信号表示器とで構成している。
【0022】
この光信号検出器は、光伝送路における光ファイバ側のプラグ型コネクタを接続するためのレセプタクル型の第1のコネクタと、前記光伝送路における光端子盤側のレセプタクル型コネクタに接続するためのプラグ型の第2のコネクタと、前記第1及び第2のコネクタ間を接続する光ファイバの中を伝搬する光信号を分岐するためにこの光信号の光軸に対して所定の角度で設けられ、この光信号の大部分を通過させると共にその一部を正反射させる分岐部を備えている。
【0023】
更に、この光信号検出器は、前記第1のコネクタから前記分岐部へ伝搬されてこの分岐部で正反射された光信号を検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力する第1の検出部と、前記第2のコネクタから前記分岐部へ伝搬されてこの分岐部で正反射された光信号を検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力する第2の検出部と、前記第1及び第2の検出部に対して、それぞれ試験用の光を直接与えるための第1及び第2の発光部と、前記第1及び第2の検出部から出力される電気信号及び前記第1及び第2の発光部を駆動するための電気信号を入出力するための端子と、前記第1及び第2のコネクタ、前記端子、前記分岐部、前記第1及び第2の検出部、並びに前記第1及び第2の発光部を一体化して組み込むためのハウジングとを備えている。
【0024】
また、光信号表示器は、前記第1及び第2の検出部から与えられる電気信号をディジタル値に変換するアナログ・ディジタル(以下、「A/D」という)変換部と、前記A/D変換部でディジタル値に変換された光の強度に基づいて前記光ファイバの中を伝搬する光信号の伝搬方向を判別する判別部と、前記判別部で判別された伝搬方向とこの伝搬方向の光の強度を表示する表示部と、試験時に前記光信号検出器の第1及び第2の発光部を駆動する試験部とを備えている。
【0025】
1の発明によれば、以上のように光信号監視装置を構成したので、次のような作用が行われる。
【0026】
例えば、光端子盤に設けられたレセプタクル型コネクタに、光信号検出器の第2のコネクタを接続し、この光信号検出器の第1のコネクタには光ファイバ側のプラグ型コネクタを接続する。更に、光信号検出器の端子には、接続用のケーブルを介して光信号表示器を接続する。これにより、光端子盤と光ファイバとの間に伝送されている光信号の一部が光信号検出器によって分岐されて検出される。そして、検出された光信号の強度に応じた電気信号が、光信号検出器の端子から出力され、接続用のケーブルを介して光信号表示器に与えられる。光信号表示器では、光信号検出器から出力される電気信号に基づいて光伝送路中の光信号の状態が表示される。
【0027】
の発明は、光信号監視装置を、光伝送路中に挿入され、この光伝送路に伝送されている光信号の一部を分岐して出力する光分岐器と、前記光分岐器から出力される前記光信号の一部を検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力する光信号検出器と、前記光信号検出器から出力される電気信号に基づいて前記光伝送路中の光信号の状態を表示する光信号表示器とで構成している。
【0028】
この光分岐器は、光伝送路における光ファイバ側のプラグ型コネクタを接続するためのレセプタクル型の第1のコネクタと、前記光伝送路における光端子盤側のレセプタクル型コネクタに接続するためのプラグ型の第2のコネクタと、前記第1及び第2のコネクタ間を接続する光ファイバの中を伝搬する光信号を分岐するためにこの光信号の光軸に対して所定の角度で設けられ、この光信号の大部分を通過させると共にその一部を正反射させる分岐部と、前記第1のコネクタから前記分岐部へ伝搬されて正反射された光信号を外部に出力する第1の透孔、及び前記第2のコネクタからこの分岐部へ伝搬されて正反射された光信号を外部に出力する第2の透孔を有するハウジングとを備えている。
【0029】
光信号検出器は、光分岐器の第1の透孔から出力される光信号を検出し、その光信号の強度に応じた電気信号を出力する第1の検出部と、前記光分岐器の第2の透孔から出力される光信号を検出し、その光信号の強度に応じた電気信号を出力する第2の検出部とを備えている。また、光信号表示器は、第1及び第2の検出部から与えられる電気信号をディジタル値に変換するA/D変換部と、前記A/D変換部でディジタル値に変換された光の強度に基づいて前記光ファイバの中を伝搬する光信号の伝搬方向を判別する判別部と、前記判別部で判別された伝搬方向とこの伝搬方向の光の強度を表示する表示部とを備えている。
【0030】
の発明によれば、次のような作用が行われる。
【0031】
例えば、光端子盤に設けられたレセプタクル型コネクタに、光分岐器の第2のコネクタを接続し、この光分岐器の第1のコネクタには光ファイバ側のプラグ型コネクタを接続する。更に、光分岐器から出力される光信号を検出するために、光信号検出器の第1及び第2の検出部を、この光分岐器の第1及び第2の透孔に一致するようにセットする。これにより、光端子盤と光ファイバとの間に伝送されている光信号の一部が光分岐器で分岐され、光信号検出器によって検出される。そして、検出された光信号の強度に応じた電気信号が、光信号検出器から出力されて光信号表示器に与えられる。光信号表示器では、光信号検出器から出力される電気信号に基づいて光伝送路中の光信号の状態が表示される。
【0032】
【発明の実施の形態】
【0033】
(第1の実施形態)
【0034】
図1は、本発明の第1の実施形態を示す光信号監視装置の構成図である。
【0035】
この光信号監視装置は、光ファイバ1側のプラグ型のコネクタ1aと、光端子盤2側のレセプタクル型のコネクタ2aの間に挿入して、光伝送路中に伝送されている光信号の方向と強度を監視するもので、光信号検出器20、光信号表示器40、及びこの光信号検出器20と光信号表示器40の間を接続する接続ケーブル60で構成されている。
【0036】
ここで、光端子盤2は、配線所や中継所に設置されるもので、予備の光ファイバを収納したり、光ファイバ同士を融着して接続するためのスペースである融着部と、コネクタによって配線接続や配線変更を容易に行うためのコネクタ接続部で構成されている。コネクタ接続部には、複数のレセプタクル型のコネクタ2aが並設され、光ファイバが多数接続できるように構成されている。
【0037】
光信号検出器20は、光伝送路に伝送されている光信号の一部を分岐して検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力するもので、光ファイバ1側のコネクタ1aを差し込むためのレセプタクル型のコネクタ21と、光端子盤2側のコネクタ2aに差し込むためのプラグ型のコネクタ22を有している。また、この光信号検出器20は、接続ケーブル60のコネクタ61を接続するための端子23、及び光信号を分岐してその強度に応じた電気信号を出力するための光検出回路等を有しており、これらのコネクタ21,22、端子23及び光検出回路等を、ハウジング24で一体化構成したものである。
【0038】
一方、光信号表示器40は、光信号検出器20の端子23から出力される電気信号に基づいて、光伝送路中の光信号の状態を表示する携帯型の測定器である。光信号表示器40の正面パネルには、測定条件等を設定するためのスイッチ(SW)41,42,43,44、設定状態や信号状態等を表示するための表示部であるLED45,46a,46b,47,48a,48b、測定結果を数値で表示するための7セグメント型の表示部49等が配置されている。また、光信号表示器40のケースには、接続ケーブル60側のコネクタ62を接続するためのコネクタ50が設けられ、このケース内には、後述するように、マイクロコンピュータを含む測定回路等が収納されている。
【0039】
図3は、図1中の光信号検出器の断面図である。
【0040】
この光信号検出器20は、コネクタ21,22等をハウジング24で一体構造にしたものである。ハウジング24は、エンジニアリング・プラスチック等で精密に形成された堅牢な遮光性のケースで、このハウジング24の中央に光伝送路を配置するための貫通孔24Xが設けられ、この貫通孔24Xの両側にコネクタ21,22が形成されている。また、ハウジング24には、光伝送路で分岐された光を検出するために、受光素子等による光検出回路を配置する内部空間24Yが設けられている。
【0041】
貫通孔24Xの内側には、この貫通孔24Xの内径とほぼ等しい外径を有するスリーブ25が収められている。スリーブ25は、例えば、0.5mm程度の金属板を円筒状に形成したもので、軸方向のスリットによって直径が微調整できるようになったものである。スリーブ25の中央部でハウジング24の内部空間24Yに対応する位置には、この内部空間24Yに光信号の一部を導くための透孔25a,25bが設けられている。
【0042】
スリーブ25の内側には、その両端からそれぞれフェルール26a,26bで保護された光ファイバ27a,27bが挿入されている。フェルール26a,26bは、それぞれ光ファイバ27a,27bを補強すると共に、正確な位置合わせをするための、ガラス等の透光性を有する材料で形成された管状の部材である。光ファイバ27a,27bは、それぞれフェルール26a,26bに挿入されて接着剤等で固定された後、これらのフェルール26a,26bと共に、その分岐面が所定の角度(例えば、45°)となるように研磨されている。また、光ファイバ27a,27bのコネクタ21,22側の端面は、それぞれフェルール26a,26bと共に、正確に90°となるように研磨されている。
【0043】
フェルール26a,26bで保護された光ファイバ27a,27bの分岐面は、スリーブ25の中央部で分岐部である分岐膜28を挟んで間隙が生じないように面接触されている。分岐膜28は、例えばポリイミド・フィルムに金属膜を蒸着したもので、大部分の光信号を通過させると共に、一部の光信号を正反射させるものである。
【0044】
ハウジング24の側面には、回路基板29a,29bが固定されている。回路基板29aの内側には、接続ケーブル60を接続するための端子23と、検出部であるPD30a及び発光部であるLED31a等の光検出回路が搭載されている。また、回路基板29bの内側には、PD30b及びLED31b等の光検出回路が搭載されている。
【0045】
PD30aは、光ファイバ27a側から光ファイバ27b側へ送信される光信号の内で、分岐膜28によって反射された光信号を検出するものである。PD30bは、光ファイバ27b側から光ファイバ27a側へ送信される光信号の内で、分岐膜28によって反射された光信号を検出するものである。また、LED31a,31bは、それぞれ検出機能のチェックのために、PD30a,30bに試験用の光を与えるものである。
【0046】
図4は、図1の回路構成の一例を示すブロック図である。
【0047】
光信号検出器20は、光ファイバ1から入射される光信号の一部を検出するためのPD30aと、このPD30aに試験用の光を与えるためのLED31aを有している。また、この光信号検出器20は、光端子盤2から入射される光信号の一部を検出するためのPD30bと、このPD30bに試験用の光を与えるためのLED31bを有している。PD30a、30bの出力側には、これらのPD30a、30bから出力される信号を所定のレベルまで増幅するための増幅器32a,32bがそれぞれ接続されている。増幅器32a,32bの出力信号は、端子23から出力されるようになっている。また、PD31a,31bを駆動するための試験信号、及び増幅器32a,32bに対する電源電圧+VCC,−VCCは、端子23から与えられるようになっている。
【0048】
一方、光信号表示器40は、電池等の電源部51を有しており、この電源部51から電源スイッチ41を介して、光信号検出器20とこの光信号表示器40内部で必要な電源電圧+VCC,−VCCが供給されるようになっている。また、電源電圧+VCCは、電源表示用のLED45に供給されると共に、試験部であるテストスイッチ44を介して光信号検出器20のLED31a,31bに対する試験信号として出力されるようになっている。
【0049】
また、この光信号表示器40は、入力ポート52、判別部であるCPU(中央処理装置)53及び出力ポート54等で構成されるマイクロコンピュータを有しており、この入力ポート52には、光信号検出器20のPD30a,30bで検出された光信号が与えられるようになっている。入力ポート52はA/D変換部を備えており、光信号検出器20から与えられる電気信号が、光信号の強度に応じたディジタルデータに変換され、CPU53に与えられるようになっている。
【0050】
更に、入力ポート52には、測定の開始・終了を指示する測定スイッチ42や、測定対象の光信号の波長(例えば、1.31μmまたは1.55μm)を選択する選択スイッチ43等が接続され、これらのスイッチ42,43で指定された測定条件が、CPU53に与えられるようになっている。
【0051】
また、CPU53には出力ポート54が接続され、この出力ポート54を介して状態表示用のLED46〜48、及び測定結果の光信号のレベルを数値表示する表示部49が駆動されるようになっている。
【0052】
次に、動作を説明する。
【0053】
例えば、光ファイバ1から光端子盤2に向けて光信号が伝搬されているとする。この時、伝搬されている光信号の一部が、光信号検出器20の分岐膜28によって分岐され、透孔25aを通過してPD30aに入射される。これにより、PD30aによって入射光が検出され、この入射光の強度に応じた電圧が出力されて増幅器32aに与えられる。増幅器32aで所定のレベルに増幅された電気信号は、端子23から接続ケーブル60を介して光信号表示器40に出力される。
【0054】
光信号表示器40に与えられた電気信号は、入力ポート52でディジタル値による光の強度に変換されて保持される。
【0055】
これと同時に、PD30bによっても光信号が検出される。しかし、この時、透孔25bを通して出力される光はほとんど無いので、PD30bで検出される光の強度は微弱であり、出力される電圧は極めて小さくなる。従って、入力ポート52には、極めて小さな電圧が入力され、そのディジタル値による光の強度が保持される。
【0056】
次に、入力ポート52に保持されているPD30a,30bに対応した2つの光の強度が、CPU53によって読み出されて比較される。2つの光の強度の差が基準値を越えている場合には、CPU53から出力ポート54を介して、光信号の方向を示すLED46aが点灯される。更に、PD30aで検出された光の強度が、CPU53から出力ポート54を介して、表示部49に数値で表示される。
【0057】
光端子盤2から光ファイバ1に向けて光信号が伝搬されている場合には、PD30bに大きな電圧が生じ、PD30aには極めて小さな電圧が生じる。その結果、CPU53の判定により、LED46bが点灯されると共に、表示部49には、PD30bで検出された光の強度が数値で表示される。
【0058】
なお、光伝送路を伝搬する光信号の波長には、1.31μmや1.55μmの種類があるため、その波長を選択スイッチ43で選択する。選択スイッチ43の信号は、入力ポート52を介してCPU53に読み取られる。これにより、CPU53によって、選択された波長に合わせて光信号の強度が補正され、表示部49に数値で表示される。
【0059】
また、光信号表示器40のテストスイッチ44を操作することにより、光信号検出器20内のLED31a,31bを選択して点灯させることができる。例えば、テストスイッチ44をA側に倒すことによりLED31aが点灯し、その光がPD30aに入射される。これにより、光信号表示器40のLED46aが点灯すると共に、表示部49にその際に想定される伝搬光の強度が表示される。
【0060】
以上のように、この第1の実施形態の光信号監視装置は、次のような利点がある。
【0061】
(1) 光信号検出器20と光信号表示器40を分離しているので、光伝送路中に挿入する光信号検出器20を小型化することが可能になる。また、光信号検出器20は、光ファイバ1側のコネクタ1aをそのまま接続できるレセプタクル型のコネクタ21と、光端子盤2側のコネクタ2aにそのまま接続するためのプラグ型のコネクタ22を有している。これにより、コネクタ2aが高密度に実装された光端子盤2に、そのままアダプタとして装着することができる。
【0062】
(2) 光伝送路毎に必要な光信号検出器20では、光検出等の最小限度の機能に抑え、光信号の強度を判定したり表示したりする機能は、共通使用できる光信号表示器40側に持たせるようにしている。このため、光信号検出器20のコストが低減し、設備全体の費用を抑えることができる。
【0063】
(3) 光信号表示器40は、光信号検出器20で検出した光信号の強度をディジタル値に変換して処理する入力ポート52やCPU53等を有している。これにより、光信号の方向や強度を精度良く確実に測定することができる。
【0064】
(4) 光信号表示器40は、携帯型で小型なものであるので、持ち運びが容易で、保守等の際には作業性や利便性が向上する。
【0065】
(第2の実施形態)
【0066】
図5は、本発明の第2の実施形態を示す光信号監視装置の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0067】
この光信号監視装置は、光ファイバ1と光端子盤2の間に挿入して、光伝送路中に伝送されている光信号の方向と強度を監視するもので、光分岐器70、光信号検出器80、及び光信号表示器40Aで構成されている。
【0068】
光分岐器70は、光伝送路に伝送されている光信号の一部を分岐するもので、光ファイバ1側のコネクタ1aを差し込むためのレセプタクル型のコネクタ71と、光端子盤2側のコネクタ2aに差し込むためのプラグ型のコネクタ72を有している。また、この光分岐器70は、分岐した光信号を外部に出力するための透孔73a,73bを有している。
【0069】
光信号検出器80は、光分岐器70で分岐されて出力された光信号を検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力するもので、光分岐器70の透孔73a,73bを外側から挟むように形成されたU字型部材81を有している。U字型部材81の内側には、光分岐器70の透孔73a,73bから出力される光信号を受光して、その強度に応じた電気信号に変換するPD82a,82bが設けられている。光信号検出器80は、ケーブル84とコネクタ85によって、光信号表示器40Aに接続されるようになっている。
【0070】
光信号表示器40Aは、光信号検出器80から出力される電気信号に基づいて、光伝送路中の光信号の状態を表示するものである。光信号表示器40Aの正面パネルには、電源のオン/オフや測定条件等を設定するためのスイッチ41,43,55、状態等を表示するための表示部であるLED46a,46b,47,48a,48b,57、及び測定結果を数値で表示するための7セグメント型の表示部49が配置されている。また、光信号表示器40Aのケースには、光信号検出器80側のコネクタ85を接続するためのコネクタ50と、ACアダプタ等から直流電源を受電するためのDCジャック58が設けられている。更に、光信号表示器40Aのケース内には、後述するように、マイクロコンピュータを含む測定回路等が収納されている。
【0071】
図6は、図5中の光分岐器の断面図である。
【0072】
この光分岐器70は、コネクタ71,72等をハウジング73で一体構造にしたものである。ハウジング73は、エンジニアリング・プラスチック等で精密に形成された堅牢な遮光性のケースで、このハウジング73の中央に光伝送路を配置するための貫通孔73Xが設けられ、この貫通孔73Xの両側にコネクタ71,72が形成されている。また、ハウジング73には、光伝送路で分岐された光信号の一部を外部に出力するための透孔73a,73bが設けられている。
【0073】
貫通孔73Xの内側には、この貫通孔73Xの内径とほぼ等しい外径を有するスリーブ74が収められている。スリーブ74は、例えば、0.5mm程度の金属板を円筒状に形成したもので、軸方向のスリットによって直径が微調整できるようになったものである。スリーブ74の中央部でハウジング73の透孔73a,73bに対応する位置には、この透孔73a,73bに光信号の一部を導くための透孔74a,74bが設けられている。
【0074】
スリーブ74の内側には、その両端からそれぞれフェルール75a,75bで保護された光ファイバ76a,76bが挿入されている。フェルール75a,75bは、それぞれ光ファイバ76a,76bを補強すると共に、正確な位置合わせをするための、ガラス等の透光性を有する材料で形成された管状の部材である。光ファイバ76a,76bは、それぞれフェルール75a,75bに挿入されて接着剤等で固定された後、これらのフェルール75a,75bと共に、その分岐面が所定の角度(例えば、45°)となるように研磨されている。また、光ファイバ76a,76bのコネクタ71,72側の端面は、それぞれフェルール75a,75bと共に、正確に90°となるように研磨されている。
【0075】
フェルール75a,75bで保護された光ファイバ76a,76bの分岐面は、スリーブ74の中央部で分岐部である分岐膜77を挟んで間隙が生じないように面接触されている。分岐膜77は、例えばポリイミド・フィルムに金属膜を蒸着したもので、大部分の光信号を通過させると共に、一部の光信号を正反射させるものである。これにより、光ファイバ1側のコネクタ71から入射された光信号の一部は、分岐膜77で反射されて透孔74a,73aを通過して外部に出力され、光端子盤2側のコネクタ72から入射された光信号の一部は、分岐膜77で反射されて透孔74b,73bを通過して外部に出力される。
【0076】
図7は、図5の回路構成の一例を示すブロック図である。
【0077】
光信号検出器80は、光ファイバ1側から入力されて光分岐器70の透孔73aから出力される光信号を検出するためのPD82aと、光端子盤2側から入力される光信号を検出するためのPD82bを有している。PD82a、82bの出力側には、これらのPD82a、82bから出力される電気信号を所定のレベルまで増幅するための増幅器83a,83bがそれぞれ接続されている。
【0078】
増幅器83a,83bの出力信号は、ケーブル84を介してコネクタ85から光信号表示器40Aに与えられるようになっている。また、PD82a,82bと増幅器83a,83bを駆動するための電源電圧+VCC,−VCCは、コネクタ85を介して光信号表示器40A側から与えられるようになっている。
【0079】
光信号表示器40Aは、電池等の電源部51を有しており、この電源部51からスイッチ41を介して、光信号検出器80とこの光信号表示器40A内部で必要な電源電圧+VCC,−VCCが供給されるようになっている。また、電源電圧+VCCは、測定表示用のLED47に供給されると共に、低電圧検出部56に与えられるようになっている。
【0080】
低電圧検出部56は、電源電圧+VCCが一定の電圧以下に低下したときに、LED57を点灯させてLOW−BATTの警告表示を行うものである。更に、この光信号表示器40Aは、電源電圧+VCC,−VCCに接続されたDCジャック58を有しており、このDCジャック58を介して外部のACアダプタ等から、電源電圧+VCC,−VCCを供給することができるようになっている。
【0081】
また、この光信号表示器40Aは、入力ポート52、判別部であるCPU53及び出力ポート54等で構成されるマイクロコンピュータを有しており、この入力ポート52には、光信号検出器80のPD82a,82bで検出されて電気信号に変換された信号が与えられるようになっている。入力ポート52はA/D変換部を備えており、光信号検出器80から与えられる電気信号が、光信号の強度に応じたディジタルデータに変換され、CPU53に与えられるようになっている。
【0082】
更に、入力ポート52には、測定対象の光信号の波長(例えば、1.31μmまたは1.55μm)や、受光レベルのHIGH,LOWを選択するスイッチ43,55等が接続され、これらのスイッチ43,55等で指定された測定条件が、CPU53に与えられるようになっている。
【0083】
また、CPU53には出力ポート54が接続され、この出力ポート54を介して状態表示用のLED46a,46b,48a,48b、及び測定結果の光信号のレベルを数値表示する表示部49が駆動されるようになっている。
【0084】
次に、動作を説明する。
【0085】
監視に先だって、光信号の監視対象となる光ファイバ1のコネクタ1aと、これに対応する光端子盤2のコネクタ2aの間に、光分岐器70を挿入する。更に、この光分岐器70の透孔73a,73bに、光信号検出器80のPD82a,82bがそれぞれ対向するように、この光信号検出器80のU字型部材81を挟む。更に、光信号検出器80のコネクタ85を光信号表示器40Aのコネクタ50に接続する。以上の準備が整った後、光信号表示器40Aのスイッチ41をオンにする。
【0086】
例えば、光ファイバ1から光端子盤2に向けて光信号が伝搬されていると、伝搬されている光信号の一部が、光分岐器70の分岐膜77によって分岐され、透孔74a,73aを通過して光信号検出器80のPD82aに入射される。これにより、PD82aによって入射光が検出され、この入射光の強度に応じた電圧が出力されて増幅器83aに与えられる。
【0087】
増幅器83aで所定のレベルに増幅された電気信号は、ケーブル84を介して光信号表示器40Aに出力される。光信号表示器40Aに与えられた電気信号は、入力ポート52でディジタル値による光の強度に変換されて保持される。
【0088】
これと同時に、光信号検出器80のPD82bでも光信号が検出される。しかし、この時、光分岐器70の透孔74b,73bを通して出力される光はほとんど無いので、PD82bで検出される光の強度は微弱で、出力される電圧は極めて小さくなる。従って、入力ポート52には、極めて小さな電圧が入力され、そのディジタル値による光の強度が保持される。
【0089】
次に、入力ポート52に保持されているPD82a,82bに対応した2つの光の強度が、CPU53によって読み出されて比較される。2つの光の強度の差が、基準値を越えている場合には、CPU53から出力ポート54を介して光信号の方向を示すLED46aが点灯される。更に、PD82aで検出された光の強度が、CPU53から出力ポート54を介して表示部49に数値で表示される。
【0090】
光端子盤2から光ファイバ1に向けて光信号が伝搬されている場合には、PD82bに大きな電圧が生じ、PD82aには極めて小さな電圧が生じる。その結果、CPU53の判定により、LED46bが点灯されると共に、表示部49にはPD82bで検出された光の強度が、数値で表示される。
【0091】
光伝送路を伝搬する光信号の波長には、1.31μmや1.55μmの種類があるため、その波長を選択スイッチ43で選択する。選択スイッチ43の信号は、入力ポート52を介してCPU53に読み取られる。これにより、CPU53によって、選択された波長に合わせて光信号の強度が補正され、表示部49に数値で表示される。
【0092】
また、光信号表示器40Aのスイッチ55によって、受光レベルをHIGH,LOWに切り替えることができる。これにより、入力ポート52内のA/D変換部に対する入力信号のレベルが切り替えられ、光信号の強度を精度良く読み取ることができる。
【0093】
例えば、スイッチ55をHIGHに設定すると、測定範囲が−45〜−15dBmとなり、光信号の強度がこの範囲であれば、表示部49にその数値が表示される。そして、光信号の強度が−14dBm以上のときには表示部49に「HH」の表示が行われ、−46dBm以下のときには「−−」の表示が行われると共に、LED48aが点灯される。また、スイッチ55をLOWに設定すると、測定範囲が−25〜6dBmとなり、光信号の強度がこの範囲であれば、表示部49にその数値が表示される。そして、光信号の強度が−26dBm以下のときには表示部49に「LL」の表示が行われ、7dBm以上のときには「−−」の表示が行われると共に、LED48bが点灯される。
【0094】
以上のように、この第2の実施形態の光信号監視装置は、前記(3),(4)の利点に加えて、次のような利点がある。
【0095】
(5) 光分岐器70と、光信号検出器80と,光信号表示器40Aを分離しているので、光伝送路中に挿入する光分岐器70を更に小型化することが可能になる。また、光分岐器70は、光ファイバ1側のコネクタ1aをそのまま接続できるレセプタクル型のコネクタ71と、光端子盤2側のコネクタ2aにそのまま接続するためのプラグ型のコネクタ72を有している。これにより、コネクタ2aが高密度に実装された光端子盤2に、そのままアダプタとして装着することができる。
【0096】
(6) 光伝送路毎に必要な光分岐器70は、監視用の光を分岐するだけの機能に抑え、光信号を電気信号に変換したり、信号強度を判定したり表示する機能は、共通使用できる光信号検出器80と光信号表示器40A側に持たせるようにしている。これにより、光分岐器70のコストが低減し、設備全体の費用を更に抑えることができる。
【0097】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
【0098】
(a) 光信号検出器20のコネクタ21,22、及び光分岐器70のコネクタ71,72の形状は、図示したものに限定されない。実際に適用される光端子盤2のコネクタ2aに対応したものを用いる必要がある。
【0099】
(b) 光信号検出器20のハウジング24や、光分岐器70のハウジング73等の構造は、図示したものに限定されない。
【0100】
(c) 例示した光信号表示器40には、接続ケーブル60のコネクタ62を接続するためのコネクタ50を有しているが、コネクタを介さずに接続ケーブル60を光信号表示器40に固定接続するようにしても良い。これにより、コストダウンが可能になる。
【0101】
(d) 光信号表示器40,40Aにおけるパネル上のスイッチやLED等の種類や配置は、例示したものに限定されない。必要に応じて更に機能を追加することができる。
【0102】
(e) 光信号検出器20には、PD30a,30bの出力信号を増幅するための増幅器32a,32bを設けているが、これらのPD30a,30bの出力信号が雑音等に比べて大きい場合には、これらの増幅器32a,32bは必要ない。増幅器32a,32bを削除することにより、電源電圧+VCC,−VCCの供給が不要になると共に、光信号検出器20を、更に小型化、低コスト化することができる。光信号検出器80におけるPD82a,82bに対する増幅器83a,83bについても同様である。
【0103】
(f) 光信号表示器40,40Aの回路構成は、図示したものに限定されない。例えば、LED46や表示部49等に代えて液晶表示器等を用いても良い。これにより、消費電力を低減することができる。
【0104】
【発明の効果】
【0105】
以上詳細に説明したように、第1の発明によれば、光信号監視装置を、光伝送路中に挿入して光信号を検出する光信号検出器と、この光信号検出器から出力される電気信号に基づいて光信号の状態を表示する光信号表示器とで構成している。
【0106】
そして、この光信号検出器は、光伝送路の光ファイバと光端子盤のコネクタ間に接続するための2つのコネクタと、双方向の光信号を分岐して検出する分岐部及び検出部とに加えて、試験用の光を出力するための発光部を有している。また、光信号表示器は、この光信号検出器とケーブルで接続して、光信号の伝搬方向や強度を判別して表示するためのA/D変換部、判別部、表示部、及び試験部等を有している。これにより、光信号の方向や強度を精度良く確実に測定することができる。
【0107】
の発明によれば、光信号監視装置を、光伝送路中に挿入して光信号を分岐する光分岐器と、この光分岐器で分岐された光信号を検出して電気信号に変換する光信号検出器と、この光信号検出器から出力される電気信号に基づいて光信号の状態を表示する光信号表示器とで構成している。
【0108】
そして、この光分岐器は、光伝送路の光ファイバと光端子盤のコネクタ間に接続するための2つのコネクタと、分岐した方向別の光信号を出力する2つの透孔を備えている。光信号検出器は、光分岐器から出力された光信号を電気信号に変換する検出部を備えている。また、光信号表示器は、光信号の伝搬方向や強度を判別して表示するためのA/D変換部、判別部、及び表示部を有している。これにより、光信号の方向や強度を精度良く確実に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す光信号監視装置の構成図である。
【図2】従来の光検出装置の構成図である。
【図3】図1中の光信号検出器の断面図である。
【図4】図1の回路構成の一例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す光信号監視装置の構成図である。
【図6】図5中の光分岐器の断面図である。
【図7】図5の回路構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,27a,27b 光ファイバ
1a,2a,21,22,71,72 コネクタ
2 光端子盤
20,80 光信号検出器
23 端子
24 ハウジング
28,77 分岐膜
30a,30b PD(フォトダイオード)
31a,31b LED(発光ダイオード)
40,40A 光信号表示器
44 テストスイッチ
49 表示部
52 入力ポート
53 CPU(中央処理装置)
54 出力ポート
60 接続ケーブル
70 光分岐器
73a,73b 透孔

Claims (2)

  1. 光伝送路中に挿入され、この光伝送路に伝送されている光信号の一部を分岐して検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を端子から出力する光信号検出器と、前記光信号検出器の端子に接続用のケーブルを介して接続し、この光信号検出器から出力される電気信号に基づいて前記光伝送路中の光信号の状態を表示する光信号表示器とで構成される光信号監視装置において、
    前記光信号検出器は、
    前記光伝送路における光ファイバ側のプラグ型コネクタを接続するためのレセプタクル型の第1のコネクタと、
    前記光伝送路における光端子盤側のレセプタクル型コネクタに接続するためのプラグ型の第2のコネクタと、
    前記第1及び第2のコネクタ間を接続する光ファイバの中を伝搬する光信号を分岐するためにこの光信号の光軸に対して所定の角度で設けられ、この光信号の大部分を通過させると共にその一部を正反射させる分岐部と、
    前記第1のコネクタから前記分岐部へ伝搬されてこの分岐部で正反射された光信号を検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力する第1の検出部と、
    前記第2のコネクタから前記分岐部へ伝搬されてこの分岐部で正反射された光信号を検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力する第2の検出部と、
    前記第1及び第2の検出部に対して、それぞれ試験用の光を直接与えるための第1及び第2の発光部と、
    前記第1及び第2の検出部から出力される電気信号及び前記第1及び第2の発光部を駆動するための電気信号を入出力するための端子と、
    前記第1及び第2のコネクタ、前記端子、前記分岐部、前記第1及び第2の検出部、並びに前記第1及び第2の発光部を一体化して組み込むためのハウジングとを備え、
    前記光信号表示器は、
    前記第1及び第2の検出部から与えられる電気信号をディジタル値に変換するアナログ・ディジタル変換部と、
    前記アナログ・ディジタル変換部でディジタル値に変換された光の強度に基づいて前記光ファイバの中を伝搬する光信号の伝搬方向を判別する判別部と、
    前記判別部で判別された伝搬方向とこの伝搬方向の光の強度を表示する表示部と、
    試験時に前記光信号検出器の第1及び第2の発光部を駆動する試験部とを備えた、
    ことを特徴とする光信号監視装置。
  2. 光伝送路中に挿入され、この光伝送路に伝送されている光信号の一部を分岐して出力する光分岐器と、前記光分岐器から出力される前記光信号の一部を検出し、その検出した光信号の強度に応じた電気信号を出力する光信号検出器と、前記光信号検出器から出力される電気信号に基づいて前記光伝送路中の光信号の状態を表示する光信号表示器とで構成される光信号監視装置において、
    前記光分岐器は、
    前記光伝送路における光ファイバ側のプラグ型コネクタを接続するためのレセプタクル型の第1のコネクタと、
    前記光伝送路における光端子盤側のレセプタクル型コネクタに接続するためのプラグ型の第2のコネクタと、
    前記第1及び第2のコネクタ間を接続する光ファイバの中を伝搬する光信号を分岐するためにこの光信号の光軸に対して所定の角度で設けられ、この光信号の大部分を通過させると共にその一部を正反射させる分岐部と、
    前記第1のコネクタから前記分岐部へ伝搬されて正反射された光信号を外部に出力する第1の透孔、及び前記第2のコネクタからこの分岐部へ伝搬されて正反射された光信号を外部に出力する第2の透孔を有するハウジングとを備え、
    前記光信号検出器は、
    前記光分岐器の第1の透孔から出力される光信号を検出し、その光信号の強度に応じた 電気信号を出力する第1の検出部と、
    前記光分岐器の第2の透孔から出力される光信号を検出し、その光信号の強度に応じた電気信号を出力する第2の検出部とを備え、
    前記光信号表示器は、
    前記第1及び第2の検出部から与えられる電気信号をディジタル値に変換するアナログ・ディジタル変換部と、
    前記アナログ・ディジタル変換部でディジタル値に変換された光の強度に基づいて前記光ファイバの中を伝搬する光信号の伝搬方向を判別する判別部と、
    前記判別部で判別された伝搬方向とこの伝搬方向の光の強度を表示する表示部とを備えたことを特徴とする光信号監視装置。
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