JP3831298B2 - Electromagnetic induction heating device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の加熱部を有する電磁誘導加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、火を使わずに鍋などの被加熱物を加熱するインバータ方式の電磁誘導加熱装置が広く用いられるようになってきている。電磁誘導加熱装置は、加熱コイルに高周波電流を流し、コイルに近接して配置された鉄やステンレスなどの材質で作られた被加熱物に渦電流を発生させ、被加熱物自体の電気抵抗により発熱させる。被加熱物の温度制御が可能で安全性が高いことから、新しい熱源として認知されている。
【0003】
従来、システムキッチン等に組み込まれる電気調理器には、シーズヒータやプレートヒータ、ハロゲンヒータ等の抵抗体を熱源としたものが使われていたが、近年では、一部を誘導加熱調理器に置き換えたもの、あるいは2口以上を誘導加熱調理器にしたものに代わりつつある。電磁誘導加熱装置の入力電力を変化させ被加熱物の温度制御を行う方法としては、インバータの駆動周波数を変化させる方法が一般的である。しかし、加熱コイルを複数個備えてそれぞれ別々の被加熱物を加熱する場合、インバータ間の差分周波数に起因して被加熱物から干渉音が発生するという問題がある。
【0004】
このような問題を解決する従来例として、特許第2532565号公報に開示されるような誘導加熱調理器がある。この調理器は、一定の駆動周波数でスイッチング素子の導通期間を変化させ入力電力を制御するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例では、複数個のインバータを作動しても同一の駆動周波数で入力電力を変えることができるため、干渉音の発生を防ぐことができる。しかしながら、低電力で駆動する場合には、一方のスイッチング素子に発生する損失が大きくなる問題点がある。
【0006】
本発明の課題は、スイッチング素子の損失発生を抑え、複数のインバータを同時に駆動した場合に干渉音の発生を防止して各々の入力電力を制御する電磁誘導加熱装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の電磁誘導加熱装置は、直流電圧を高周波の交流電圧に変換するインバータ回路を有し、該インバータ回路はスイッチング回路と共振回路を含み、共振回路は加熱コイルと該加熱コイルに直列接続される共振コンデンサを含み、前記直流電源の両端子(p/o)のいずれか一方とスイッチング回路の出力端子(t)との間に前記共振回路を接続し、前記共振コンデンサに並列に接続されるバイパス回路を有することを特徴とする
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施形態である電磁誘導加熱装置のブロック図である。図1において、インバータ100はスイッチング回路20と加熱コイル5、共振コンデンサ6から成る共振回路60及びバイパス回路30によって構成されている。
【0009】
スイッチング回路20は電源10の正電極p点と負電極o点との間に接続されており、電源10から供給される電圧を高周波電圧に変換して共振回路60に印加し、加熱コイル5に高周波電力を供給する。バイパス回路30は共振コンデンサ6に並列に接続されており、共振コンデンサ6に流れる電流をバイパスすることによって、共振回路60の負荷特性を制御する。一般に共振型のインバータでは、共振負荷の特性が誘導性になるように駆動周波数fsを共振周波数frよりも高くなるように設定し、インバータの出力電圧に対し共振回路に流れる電流が遅れ位相になるように制御する。図1においては、スイッチング回路20と共振回路60の接続点t点の電圧に対して共振回路60に流れる電流IL5が遅れ位相になるように制御することになる。
【0010】
しかしながら、駆動周波数fsを一定にしてスイッチング素子の導通期間を変化させ電力制御を行うと、スイッチング回路20の導通期間に電流の極性が反転し出力電圧より電流が進み位相になる進相モードへ移行する場合が生じる。これは、スイッチング回路20の損失増加を招くため、共振型のインバータでは避けなければならないモードである。本発明においては、被加熱物の材質や状態及び設定された入力電力の大きさに応じてバイパス回路の導通状態を変えて、共振コンデンサーの電圧を制御することにより、共振回路60の負荷特性を誘導性に維持することができる。即ち、共振回路60の共振周波数をスイッチング回路20の駆動周波数より常に低くすることができる。
【0011】
これにより、インバータ100は駆動周波数fsを一定にしてスイッチング回路20の導通期間を変化させ、入力電力を制御することが可能となる。このように、バイパス回路30は、一定の駆動周波数fsで動作を実現するための補助スイッチング回路としての役割を果たす。スイッチング回路20及びバイパス回路30はそれぞれドライブ回路61、62によって駆動され、ドライブ回路61、62は制御回路70によってコントロールされる。入力電力設定部75は、使用者が入力電力を設定するためのインターフェースであり、設定された出力に応じて制御回路70に信号を送る。制御回路70は入力電力設定部75からの信号に応じてスイッチング回路20及びバイパス回路30を制御する。
【0012】
(実施例2)
図2は本発明の第2の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路構成図である。図2において、電源10は商用電源1の交流電圧を整流する整流回路2とインダクタ3及びコンデンサ4で構成された平滑回路からなり、交流電圧を直流電圧に変換してインバータ100に電力を供給する。コンデンサ4の正電極p点と負電極o点との間にはパワー半導体スイッチング素子であるIGBT11とIGBT12が直列に接続されスイッチング回路20を構成している。IGBT11,12にはそれぞれダイオード21,22が逆方向に並列接続されている。
【0013】
また、IGBT11,12にはそれぞれ並列にスナバコンデンサ31,32が接続されている。スナバコンデンサ31、32は、IGBT11又はIGBT12のターンオフ時の遮断電流によって充電あるいは放電される。スナバコンデンサ31,32の容量は、IGBT11,12のコレクタとエミッタ間の出力容量より十分に大きいため、ターンオフ時に両IGBTに印加される電圧の変化は低減され、ターンオフ損失は抑制される。IGBT11,12の接続点、即ち出力端子をt点とすると、t点とo点間には加熱コイル5と共振コンデンサ6で構成された共振回路60が接続されている。
【0014】
共振コンデンサ6には並列にバイパス回路30が接続されており、バイパス回路30は直列接続されたIGBT13とIGBT13の逆電流を阻止するダイオード25、及びIGBT13に逆方向に並列接続されたダイオード23によって構成されている。ここで、t点から共振コンデンサ6に向かって流れる共振電流IL5を正とすると、バイパス回路30に流れるバイパス電流Ic3は負の一方向である。本実施例では、入力電力を下げる場合、上アームの導通期間を絞り下アームの導通期間を延ばすため、下アームの導通期間内に共振電流IL5の極性が負から正に反転し易くなる。従って、負の方向に共振電流IL5が流る場合にバイパス電流Ic3を流すことによって、共振電流IL5の極性が負から正に反転することを防止することができる。
【0015】
スイッチング回路20及びバイパス回路30はそれぞれドライブ回路61、62によって駆動され、ドライブ回路61、62は制御回路70によってコントロールされる。本実施例では、共振コンデンサ6をインバータ100のt点側に接続することにより、バイパス回路30のIGBT13はt点を基準に駆動することができる。従って、ドライブ回路62の電源はIGBT11を駆動するドライブ回路61の電源と共用することが可能となる。
【0016】
電流検出素子71は、共振回路に流れる電流を検出し、共振電流検出回路72は、電流検出素子71の出力信号レベルを制御回路70の入力レベルに適した信号に変換する。また、電流検出素子73(電流検出手段)は、商用電源1から入力する電流を検出し、入力電流検出回路74は電流検出素子73の出力信号レベルを制御回路70の入力レベルに適した信号に変換する。制御回路70は入力電流と共振電流の関係から被加熱物の材質や状態を判断し、加熱動作の開始又は停止を行う。
【0017】
また、入力電力設定部75からの信号に応じてスイッチング回路20のIGBT11,12及びバイパス回路30のIGBT13の導通期間を設定し入力電力を制御する。材質の検知は、過電流や過電圧の発生を防ぐために低電力かつ短時間で実施する必要がある。本実施例において材質検知の初期段階では、バイパス回路30を導通状態にすることにより、共振回路のインピーダンスを大きくすることができ、過電流や過電圧の発生及び入力電力の急増を防ぐことができる。
【0018】
次に図3を用いて本実施例の動作について説明する。図2、3において、スイッチング回路20の上アームに流れる電流をIc1、下アームに流れる電流をIc2、バイパス回路30に流れる電流をIc3、共振電流をIL5とする。また、上アームのIGBT11のコレクタ、エミッタ間の電圧をVc1、下アームのIGBT12のコレクタ、エミッタ間の電圧をVc2、共振コンデンサ6の共振電圧をVc3、インバータの電源電圧をVpとする。
【0019】
(モード1)図3において、IGBT11の駆動信号がオンになり加熱コイル5の蓄積エネルギーがゼロになると共振電流IL5の極性が負から正に変わり、IGBT11、共振コンデンサ6、加熱コイル5の経路で共振電流IL5が流れる。共振コンデンサC6は共振電流IL5によって放電され、Vc3は減少する。
(モード2)次にIGBT11の駆動信号がオフになると、共振電流IL5は正の極性を有しており、この電流はスナバコンデンサ31、共振コンデンサ6、加熱コイル5の経路とスナバコンデンサ32、共振コンデンサ6、加熱コイル5の経路で流れ続け、上アームのスナバコンデンサ31は充電、下アームのスナバコンデンサ32は放電される。
【0020】
従って、IGBT11のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc1は徐々に増加し、IGBT12のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc2、即ち出力電圧は徐々に減少する。その後、Vc1の電圧がインバータの電源電圧Vpに達し、下アームのダイオード22に順方向の電圧が印加されると共振電流IL5は環流電流として加熱コイル5、ダイオード22、共振コンデンサ6の経路で流れ続ける。この期間、IGBT12、13の駆動信号はオンになるが、電流の極性が変わらない限り、ダイオード22を流れ続ける。
【0021】
(モード3)次に加熱コイル5の蓄積エネルギーがゼロになり共振電流IL5の極性が正から負に変わると、既にIGBT12はオンしている為、共振電流IL5は加熱コイル5、共振コンデンサ6、IGBT12の経路で流れ、共振コンデンサ6はIL5によって充電される。
【0022】
(モード4)電圧Vc3が増加しバイパス回路30のダイオード25に順方向の電圧が印加されると、既にIGBT13はオンしている為、共振電流IL5は加熱コイル5、ダイオード25、IGBT13、IGBT12の経路で流れ、共振コンデンサ6の充電は一時停止する。
【0023】
(モード5)次にIGBT13の駆動信号がオフになると、共振電流IL5は再び加熱コイル5、共振コンデンサ6、IGBT12の経路で流れ、共振コンデンサ6はIL5によって充電を開始する。
【0024】
(モード6)次にIGBT12の駆動信号がオフになると、共振電流IL5は負の極性を有しており、この電流は加熱コイル5、共振コンデンサ6、スナバコンデンサ31の経路と加熱コイル5、共振コンデンサ6、スナバコンデンサ32の経路で流れ続け、上アームのスナバコンデンサ31は放電、下アームのスナバコンデンサ32は充電される。従って、IGBT11のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc1は徐々に減少し、IGBT12のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc2、即ち出力電圧は徐々に増加する。その後、Vc2の電圧がインバータの電源電圧Vpに達し、上アームのダイオード21に順方向の電圧が印加されると共振電流IL5は環流電流として加熱コイル5、共振コンデンサ6、ダイオード21の経路で流れ続ける。この期間、IGBT11の駆動信号はオンになるが、電流の極性が変わらない限り、ダイオード21を流れ続ける。
【0025】
以上のように、共振電流IL5の一周期の間に上記の動作が行われ、以後、この動作を繰り返す。このように本実施例は共振コンデンサ6に並列にバイパス回路30を設け、負荷の特性を誘導性に維持することによって進相モードを回避することができる。これにより、スイッチング回路20の導通期間を変化させることにより入力電力を制御することが可能となる。
【0026】
次に入力電力の制御方法について説明する。図3にIGBT11,12,13の導通期間をt1、t2、t3で表し、共振電流の一周期、即ち駆動周期をtsで表す。図4は、例えば材質が鉄製の被加熱物を高出力で加熱する場合の制御条件を示しており、横軸はIGBT13の導通期間t3、縦軸は入力電力Pinを表している。ここでは、t1、t2は変えず、t3を変化させ入力電力Pinを制御する場合について説明する。図4より、t3を長くすることにより入力電力Pinを減少させることができる。これは、図3より共振電圧Vc3の電圧振幅値Vcpがt3の増加に伴い減少し、加熱コイル5に印加される電圧が減少するため共振電流IL5が小さくなるからである。入力電力Pinはt3が約25μs以上になると約1.1kWで一定になる。これは、IGBT13のオンしているt3の期間に、実際に共振電流がバイパス回路30を流れる期間は、共振コンデンサ6の電圧Vc3が負から正に変わり、バイパス回路30のダイオード25に順方向の電圧が印加されてから、IGBT13がオンの状態で共振電流の極性が負から正に反転するまでの期間に限られるからである。
【0027】
従って、図4においてt1、t2を変えずにt3のみで調整できる入力電力Pinの下限値は約1.1kWとなり、この値以下に設定する場合は、t1、t2を変化させることになる。
【0028】
次に、t3を約25μs以上とし、t1、t2を変化させ入力電力Pinを制御する場合について説明する。図5は、被加熱物を低出力で加熱する場合の制御条件を示しており、横軸は駆動周期tsに対する上アーム導通期間t1の導通比を示すDuty(=t1/ts)、縦軸は入力電力Pinを表している。図5より、バイパス回路30を導通状態にしてDutyを変えることにより、入力電力Pinを変化させることができる。本実施例において、Dutyを絞り入力電力を小さくしていくと、スイッチング回路20がターンオン損失を発生する場合が生じる。
【0029】
次に図6を用いてターンオン損失が発生する条件について説明する。図6において、IGBT12がtoffの時刻でターンオフすると、遮断電流Ioffによってスナバコンデンサ31、32はそれぞれ放電、充電される。
【0030】
しかし、Ioffが小さいと、スナバコンデンサ32の電圧、即ちIGBT12の電圧Vc2の電圧立ち上がりが遅くなる。IGBT11,12のデッドタイムtdが経過した後、IGBT11がtonの時刻にターンオンすると、Vc2がインバータの電源電圧Vpよりも低いため、IGBT11にはスナバコンデンサ31、32をそれぞれ放電、充電する大きな電流が流れ、ターンオン損失が発生する。同様に、IGBT11の遮断電流が小さい場合においても、IGBT12のターンオン時にスナバコンデンサ31,32を充放電する大きな電流が流れ、ターンオン損失が発生することになる。
【0031】
従って、入力電力を所望の電力以下にする場合、Dutyの最小値を設定し、数秒間インバータを駆動した後、数秒間インバータを停止させる間欠制御に切り替えて入力電力をコントロールすることになる。しかしながら、上記間欠制御では、インバータ駆動時に所望する電力より大きな電力を入力することになり被加熱物を常に一定の温度で加熱することが不可能となる。本実施例では図2に示すように、スナバコンデンサ31,32がスイッチング回路20に常時接続されるため、低出力で加熱する場合にターンオン損失が発生する場合が生じる。
【0032】
(実施例3)
図7は本発明の第3の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路構成図である。図2と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。図7において前記実施例2と異なる点は、インバータ100のt点とo点間に、スナバコンデンサ33とIGBT14を直列に接続したスナバコンデンサ切替回路40を接続し、IGBT14をオフすることによってスナバコンデンサ33をスイッチング回路20から切り離すことができる点である。IGBT14にはダイオード24が逆方向に並列接続されており、スナバコンデンサ33の電荷を放電する場合に使用される。IGBT14はドライブ回路63により駆動され、ドライブ回路63は制御回路70によってコントロールされる。
【0033】
次に図8を用いて本実施例の動作について説明する。図8において、IGBT12がtoffの時刻でターンオフすると、遮断電流IoffによってIGBT11,12のコレクタとエミッタ間の出力容量(図示せず)はそれぞれ放電、充電される。ここでは、Ioffが小さくても、IGBT11,12の出力容量が小さいためIGBT12の電圧Vc2の電圧立ち上がりは早く、Vc2がインバータの電源電圧Vpに達するまでに要す時間trはデッドタイムtdよりも短くなる。IGBT11の並列ダイオード21に順方向の電圧が印加されるとダイオード21には還流電流が流れ、還流期間であるtonの時刻にIGBT11がターンオンすることになる。そのため、ターンオン時はゼロボルトスイッチングを実現することができ、遮断電流が小さくなる場合においてもターンオン損失を無くすことができる。
【0034】
従って、低出力時においても間欠制御のようにインバータの駆動を停止することなく連続してインバータを駆動することができ、被加熱物を常に一定の温度で加熱することが可能となる。
【0035】
一方、高出力で加熱を行う場合には、IGBT14をオンすることによりコンデンサ33はインバータ100のt点とo点間に接続され、前記実施例2と同様にターンオフ時に両IGBTに印加される電圧の変化は低減され、ターンオフ損失は抑制される。図7において、スナバコンデンサ33とIGBT14及びダイオード24は上アームのIGBT11に接続しても、前述のような効果は得られる。
【0036】
(実施例4)
図9は本発明の第4の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路構成図である。電源10、スイッチング回路20は省略しバイパス回路30及び共振回路60のみ示す。また、図2と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。
【0037】
図9において加熱コイル5と共振コンデンサ6で構成された共振回路60はインバータ100のp点とt点との間に接続されている。共振コンデンサ6には並列にバイパス回路30が接続されており、バイパス回路30は直列接続されたIGBT13とIGBT13の逆電流を阻止するダイオード25、及びIGBT13に逆方向に並列接続されたダイオード23によって構成されている。ここで、p点から共振コンデンサ6に向かって流れる共振電流IL5を正とすると、バイパス回路30に流れるバイパス電流Ic3は負の一方向である。本実施例では、入力電力を下げる場合、下アームの導通期間を絞り上アームの導通期間を延ばすため、上アームの導通期間内に共振電流IL5の極性が負から正に反転し易くなる。
【0038】
従って、負の方向に共振電流IL5が流る場合にバイパス電流Ic3を流すことによって、共振電流IL5の極性が負から正に反転することを防止することができる。本実施例では、バイパス回路30のIGBT13はp点を基準に駆動することになり、バイパス回路30のドライブ回路はスイッチング回路20のドライブ回路61と別に新たな駆動電源を設ける必要がある。
【0039】
本実施例の動作は、前記実施例2の上下アームの制御が逆転することになるが、その他は実施例2と同様であり、説明は省略する。
【0040】
(実施例5)
図10は本発明の第5の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。電源10、スイッチング回路20は省略しバイパス回路30及び共振回路60のみ示す。また、図2と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。図10において、バイパス回路30のスイッチング素子は逆方向の耐圧を有する逆電流阻止形のIGBT16であり、前記図2のIGBT13と逆電流阻止用のダイオード25が1個のIGBT16に置き換えられた構成となる。前記図2のバイパス回路30では、IGBT13とダイオード25でそれぞれ損失が発生するが、本実施例ではIGBT16の損失分となるため、インバータ100における回路損失は低減し変換効率は向上する。本実施例の動作について、前記実施例2と同様であり、説明は省略する。
【0041】
(実施例6)
図11は本発明の第6の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。電源10、スイッチング回路20は省略しバイパス回路30及び共振回路60のみ示す。また、図2と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。図11において共振コンデンサ6には並列にバイパス回路30が接続されており、バイパス回路30はIGBT18とIGBT18に逆方向に並列接続されたダイオード28によって構成されている。前記実施例2と異なる点は、バイパス回路30に正負のバイパス電流が流れる点である。本実施例では、入力電力を下げる場合、上アームの導通期間を絞り下アームの導通期間を延ばすため、下アームの導通期間内に共振電流IL5の極性が負から正に反転し易くなる。
【0042】
従って、負の方向に共振電流IL5が流る場合にダイオード28を介してバイパス電流Ic4を流すことによって、共振電流IL5の極性が負から正に反転することを防止することができる。
【0043】
次に図12を用いて本実施例の動作について説明する。図12において、スイッチング回路20の上アームに流れる電流をIc1、下アームに流れる電流をIc2、バイパス回路30に流れる電流をIc4、共振電流をIL5とする。また、上アームのIGBT11のコレクタ、エミッタ間の電圧をVc1、下アームのIGBT12のコレクタ、エミッタ間の電圧をVc2、共振コンデンサ6の共振電圧をVc4、インバータの電源電圧をVpとする。
【0044】
(モード1)図12において、IGBT11の駆動信号がオンの状態でIGBT18の駆動信号がオフになると、共振電流IL5はIGBT11、加熱コイル5、共振コンデンサ6の経路で流れ、共振コンデンサC6は共振電流IL5によって充電が開始され、Vc4は増加する。
【0045】
(モード2)次にIGBT11の駆動信号がオフになると、共振電流IL5は正の極性を有しており、この電流はスナバコンデンサ31、加熱コイル5、共振コンデンサ6の経路とスナバコンデンサ32、加熱コイル5、共振コンデンサ6の経路で流れ続け、上アームのスナバコンデンサ31は充電、下アームのスナバコンデンサ32は放電される。従って、IGBT11のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc1は徐々に増加し、IGBT12のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc2、即ち出力電圧は徐々に減少する。その後、Vc1の電圧がインバータの電源電圧Vpに達し、下アームのダイオード22に順方向の電圧が印加されると共振電流IL5は環流電流として加熱コイル5、共振コンデンサ6、ダイオード22の経路で流れ続ける。この期間、IGBT12の駆動信号はオンになるが、電流の極性が変わらない限り、ダイオード22を流れ続ける。
【0046】
(モード3)次に加熱コイル5の蓄積エネルギーがゼロになり共振電流IL5の極性が正から負に変わると、既にIGBT12はオンしている為、共振電流IL5は共振コンデンサ6の電圧Vc4を電圧源として加熱コイル5、IGBT12の経路で流れVc4は減少する。
【0047】
(モード4)Vc4が減少しバイパス回路30のダイオード28に順方向の電圧が印加されると、共振電流IL5は加熱コイル5、IGBT12、ダイオード28の経路で流れる。
【0048】
(モード5)次にIGBT12の駆動信号がオフになると、共振電流IL5は負の極性を有しており、この電流はダイオード28、加熱コイル5、スナバコンデンサ31の経路とダイオード28、加熱コイル5、スナバコンデンサ32の経路で流れ続け、上アームのコンデンサ31は放電、下アームのコンデンサ32は充電される。従って、IGBT11のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc1は徐々に減少し、IGBT12のコレクタ、エミッタ間の電圧Vc2、即ち出力電圧は徐々に増加する。その後、Vc2の電圧がインバータの電源電圧Vpに達し、上アームのダイオード21に順方向の電圧が印加されると共振電流IL5は環流電流としてダイオード28、加熱コイル5、ダイオード21の経路で流れ続ける。IGBT12がオフするタイミングをトリガーとしてIGBT18の駆動信号はオンするが、共振電流の極性が変わらない限り、ダイオード28を流れ続ける。同様に、この環流期間にIGBT11の駆動信号はオンになるが、共振電流の極性が変わらない限り、ダイオード21を流れ続ける。
【0049】
(モード6)次に加熱コイル5の蓄積エネルギーがゼロになり共振電流IL5の極性が負から正に変わると、既にIGBT11、18はオンしている為、共振電流IL5はIGBT11、加熱コイル5、IGBT18の経路で流れる。
【0050】
以上のように、共振電流IL5の一周期の間に上記の動作が行われ、以後、この動作を繰り返す。このように本実施例は共振コンデンサ6に並列にバイパス回路30を設け、負荷の特性を誘導性に維持することによって進相モードを回避することができる。これにより、スイッチング回路20の導通期間を変化させることにより入力電力を制御することが可能となる。
【0051】
次に入力電力の制御方法について説明する。図12にIGBT11,12,18の導通期間をt1、t2、t4で表し、共振電流の一周期、即ち駆動周期をtsで表す。図12において、t4を制御すると共振電圧Vc4の電圧振幅値Vcpは変化する。前述のモード3において、負の方向の共振電流IL5は共振コンデンサ6の電圧Vc4を電圧源として加熱コイル5、IGBT12の経路で流れるため、共振電流IL5はVc4の大きさに応じて変化する。従って、t4を変化させ入力電力Pinを制御することができる。また、実施例2と同様にt1、t2の導通期間を変えて入力電力Pinを制御することも可能であり、設定された入力電力の大きさに応じて導通期間を制御する。
【0052】
(実施例7)
図13は本発明の第7の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。電源10、スイッチング回路20は省略しバイパス回路30及び共振回路60のみ示す。また、図2と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。図13において前記実施例2と異なる点は、バイパス回路30のダイオード25に並列にIGBT15が接続されているため、バイパス回路30に正負のバイパス電流を流すことができる点である。前記実施例6では、バイパス回路30に正負の電流が流れるが、負方向はダイオード28を流れるため、IGBT18で制御できる電流は正方向のみである。本実施例ではIGBT13,15を駆動することにより正負のバイパス電流を制御することが可能であり、共振回路60の負荷特性を誘導性に維持しながら共振電圧及びスイッチング回路のDutyを制御し入力電力を変える。制御方法については、IGBT13は前記実施例2と同様の制御となり、IGBT15は前期実施例6のIGBT18と同様となるため、説明は省略する。
【0053】
(実施例8)
図14は本発明の第8の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。電源10、スイッチング回路20は省略しバイパス回路30及び共振回路60のみ示す。また、図2と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。図14において、バイパス回路30は逆方向の耐圧を有する逆電流阻止形のIGBT16とIGBT17を逆方向に並列接続した構成となる。前記図13のバイパス回路30では、正方向の電流がダイオード23とIGBT15に流れ、負方向の電流がダイオード25とIGBT13に流れるため、ダイオード及びIGBTの各々で損失が発生する。本実施例ではIGBT16とIGBT17の損失となるため、インバータ100における回路損失は低減し変換効率は向上する。本実施例の動作について、前記実施例7と同様であり、説明は省略する。
【0054】
(実施例9)
図15は本発明の第9の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。電源10、スイッチング回路20は省略しバイパス回路30及び共振回路60のみ示す。また、図2と同一部分については同一符号を付しており説明は省略する。図15において共振コンデンサ6には直列接続されたIGBT19と補助共振コンデンサ7が並列に接続されており、IGBT19にはダイオード29が逆方向に並列接続されている。前記実施例2と異なる点は、バイパス回路30は補助共振コンデンサ7とIGBT19あるいはダイオード29を介してバイパス電流を流すことができる点である。
【0055】
これにより、IGBT19を導通状態にすると、共振コンデンサ6と補助共振コンデンサ7が並列に接続されるため、共振回路60の共振周波数が低くなり、誘導性の負荷特性を維持し易くなる。また、非磁性ステンレスやアルミのように低抵抗の材質で作られた被加熱物が負荷となって等価インダクタンスが小さくなった場合においても、補助共振コンデンサ7を導通状態にすることで共振周波数の増加を抑制することができ、誘導性の負荷特性を維持することが可能となる。IGBT13の制御方法については前記実施例2と同様であり、説明は省略する。
【0056】
(実施例10)
図16は本発明の第10の実施形態である電磁誘導加熱装置のブロック図である。図16において、インバータ100及びインバータ200はそれぞれドライブ回路61,62,63及びドライブ回路64,65,66により駆動され、各ドライブ回路は制御回路70によってコントロールされる。制御回路70はインバータ100及び200のスイッチング回路とバイパス回路及びスナバコンデンサ切替回路の導通期間を設定する導通期間設定部80,81とインバータの駆動周波数を設定する可変周波数発振器82を備えている。本発明では図16に示すようにインバータを複数個備えてそれぞれ別々の被加熱物を加熱する場合、干渉音の発生を防ぐために、各インバータは可変周波数発振器82から出力される同一周波数で駆動され、導通期間設定部80,81でスイッチング回路、バイパス回路及びスナバコンデンサ切替回路の導通期間を制御し入力電力をコントロールする。
【0057】
図17は本実施例において、可変周波数発振器82の発振周波数、即ち駆動周波数fsが変動せず概略一定に制御された場合の共振電流IL5を表している。図17において、IL5の振幅値は、商用交流電圧Vacを整流平滑して得られたインバータの電源電圧に応じて変化しており、IL5の包絡線はインバータの電源電圧とほぼ相似となる。この場合、インバータから外部に放射されるノイズレベルは、図18に示すような周波数特性となり、駆動周波数fsにおけるノイズレベルNpを最大値として高次高調波になるに従って減少する。
【0058】
本実施例において、可変周波数発振器82の発振周波数を変化させ、駆動周波数fsを可変することにより、ノイズの周波数成分を拡散しノイズレベルを低減することができる。図19は駆動周波数をインバータの電源電圧に同期して変化させた場合の共振電流IL5を表している。図19において、駆動周波数はfsを基準に±Δfs分だけ変動させており、インバータの電源電圧が高くなると駆動周波数が高くなり、電圧が低くなると周波数が低くなるように設定している。共振型のインバータでは共振周波数より高い駆動周波数で動作させるため、駆動周波数を高くすると共振電流は減る。
【0059】
従って、インバータの電源電圧が高いときに駆動周波数を高めにシフトすることにより、共振電流IL5を小さくすることができ、駆動周波数を一定に制御した場合のIL5の最大値をIpとすると図19に示すようにIL5の最大値をIpからIdに低減することが可能となる。一方、インバータの電源電圧が低いときは駆動周波数を低めにシフトするため、共振電流IL5を大きくすることができ、駆動周波数を一定に制御した場合よりIL5を増加させることが可能となる。この場合、インバータから外部に放射されるノイズレベルは、図20に示すような周波数特性となり、駆動周波数を一定に制御した場合より、駆動周波数fs付近におけるノイズレベルの最大値をNpからNdのレベルに低減することができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、共振コンデンサにバイパス回路を備えて共振電流の一部をバイパスすることにより、共振回路の負荷特性を誘導性に維持することができ、Duty制御によって入力電力を制御でき、スイッチング素子の損失発生を抑えることができる。複数のインバータを同時に駆動した場合においても、全てのインバータの駆動周波数を同一にすることができるため、干渉音が発生しない電磁誘導加熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である電磁誘導加熱装置のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路構成図である。
【図3】図2の実施形態における動作説明図である。
【図4】図2の実施形態における制御方法の説明図である。
【図5】図2の実施形態における制御方法の説明図である。
【図6】図2の実施形態における動作説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路構成図である。
【図8】図7の実施形態における動作説明図である。
【図9】本発明の第4の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路構成図である。
【図10】本発明の第5の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。
【図11】本発明の第6の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。
【図12】図11の実施形態における動作説明図である。
【図13】本発明の第7の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。
【図14】本発明の第8の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。
【図15】本発明の第7の実施形態である電磁誘導加熱装置の回路の一部である。
【図16】本発明の第10の実施形態である電磁誘導加熱装置のブロック図である。
【図17】図16の実施形態における動作説明図である。
【図18】図16の実施形態における説明図である。
【図19】図16の実施形態における動作説明図である。
【図20】図16の実施形態における説明図である。
【符号の説明】
1…商用交流電源、2…整流回路、3…インダクタ、4,6,7,31,32,33…コンデンサ、5…加熱コイル、10…電源、11,12,13,14,15,16,17,18,19…半導体スイッチング素子、20…スイッチング回路、21,22,23,24,25,28,29…ダイオード、30…バイパス回路、40…スナバコンデンサ切換回路、60…共振回路、61,62,63,64,65,66…ドライブ回路、70…制御回路、71,73…電流検出素子、72…共振電流検出回路、74…入力電流検出回路、75…入力電力設定部、80,81…導通期間設定部、82…可変周波数発振器、100,200…インバータ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electromagnetic induction heating apparatus having a plurality of heating units.
[0002]
[Prior art]
In recent years, an inverter type electromagnetic induction heating apparatus that heats an object to be heated such as a pot without using a fire has been widely used. The electromagnetic induction heating device applies a high-frequency current to the heating coil, generates an eddy current in a heated object made of a material such as iron or stainless steel, which is disposed in the vicinity of the coil, and the electric resistance of the heated object itself. Causes fever. It is recognized as a new heat source because it can control the temperature of the object to be heated and is highly safe.
[0003]
Conventionally, electric cookers incorporated in system kitchens and the like have used resistors such as sheathed heaters, plate heaters, and halogen heaters as heat sources, but in recent years, some of them have been replaced with induction heating cookers. It is being replaced by one that has been used as an induction heating cooker. As a method of controlling the temperature of the object to be heated by changing the input power of the electromagnetic induction heating device, a method of changing the drive frequency of the inverter is common. However, when a plurality of heating coils are provided to heat different objects to be heated, there is a problem that interference sound is generated from the objects to be heated due to the difference frequency between the inverters.
[0004]
As an example of a conventional technique for solving such a problem, there is an induction heating cooker as disclosed in Japanese Patent No. 2532565. This cooker controls input power by changing the conduction period of the switching element at a constant driving frequency.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above conventional example, since the input power can be changed at the same drive frequency even when a plurality of inverters are operated, the generation of interference sound can be prevented. However, when driving with low power, there is a problem that the loss generated in one switching element increases.
[0006]
An object of the present invention is to provide an electromagnetic induction heating device that controls the input power by suppressing the occurrence of loss of switching elements and preventing the generation of interference sound when a plurality of inverters are driven simultaneously.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The electromagnetic induction heating device of the present invention includes an inverter circuit that converts a DC voltage into a high-frequency AC voltage, the inverter circuit including a switching circuit and a resonance circuit, and the resonance circuit is connected in series to the heating coil and the heating coil. The resonance circuit is connected between one of both terminals (p / o) of the DC power supply and the output terminal (t) of the switching circuit, and is connected in parallel to the resonance capacitor. It has a bypass circuit
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Example 1
FIG. 1 is a block diagram of an electromagnetic induction heating apparatus according to the first embodiment of the present invention. In FIG. 1, the
[0009]
The
[0010]
However, when power control is performed by changing the conduction period of the switching element with the driving frequency fs constant, the polarity of the current is inverted during the conduction period of the
[0011]
As a result, the
[0012]
(Example 2)
FIG. 2 is a circuit configuration diagram of an electromagnetic induction heating device according to the second embodiment of the present invention. In FIG. 2, a
[0013]
Further, snubber capacitors 31 and 32 are connected in parallel to the
[0014]
A
[0015]
The switching
[0016]
The
[0017]
Further, according to the signal from the input
[0018]
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIG. 2 and 3, the current flowing through the upper arm of the switching
[0019]
(Mode 1) In FIG. 3, when the drive signal of the IGBT 11 is turned on and the accumulated energy of the
(Mode 2) Next, when the drive signal of the IGBT 11 is turned off, the resonance current IL5 has a positive polarity. This current is applied to the snubber capacitor 31, the
[0020]
Therefore, the voltage Vc1 between the collector and emitter of the IGBT 11 gradually increases, and the voltage Vc2 between the collector and emitter of the
[0021]
(Mode 3) Next, when the stored energy of the
[0022]
(Mode 4) When the voltage Vc3 increases and a forward voltage is applied to the
[0023]
(Mode 5) Next, when the drive signal of the
[0024]
(Mode 6) Next, when the drive signal of the
[0025]
As described above, the above operation is performed during one period of the resonance current IL5, and thereafter this operation is repeated. Thus, in this embodiment, the phase advance mode can be avoided by providing the
[0026]
Next, a method for controlling the input power will be described. In FIG. 3, the conduction periods of the
[0027]
Therefore, the lower limit value of the input power Pin that can be adjusted only by t3 without changing t1 and t2 in FIG. 4 is about 1.1 kW, and when set below this value, t1 and t2 are changed.
[0028]
Next, a case where the input power Pin is controlled by changing t1 and t2 by setting t3 to about 25 μs or more will be described. FIG. 5 shows the control conditions when the object to be heated is heated at a low output. The horizontal axis is Duty (= t1 / ts) indicating the conduction ratio of the upper arm conduction period t1 with respect to the driving cycle ts, and the vertical axis is It represents the input power Pin. As shown in FIG. 5, the input power Pin can be changed by changing the duty by setting the
[0029]
Next, the conditions under which turn-on loss occurs will be described with reference to FIG. In FIG. 6, when the
[0030]
However, if Ioff is small, the voltage rise of the voltage of the snubber capacitor 32, that is, the voltage Vc2 of the
[0031]
Therefore, when the input power is made lower than the desired power, the minimum value of Duty is set, the inverter is driven for several seconds, and then the input power is controlled by switching to intermittent control for stopping the inverter for several seconds. However, in the intermittent control, power larger than desired power is input when the inverter is driven, and it becomes impossible to always heat the object to be heated at a constant temperature. In this embodiment, as shown in FIG. 2, since the snubber capacitors 31 and 32 are always connected to the switching
[0032]
Example 3
FIG. 7 is a circuit configuration diagram of an electromagnetic induction heating device according to the third embodiment of the present invention. The same parts as those in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted. 7 is different from the second embodiment in that a snubber
[0033]
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIG. In FIG. 8, when the
[0034]
Therefore, even when the output is low, the inverter can be continuously driven without stopping the driving of the inverter as in the intermittent control, and the object to be heated can be always heated at a constant temperature.
[0035]
On the other hand, when heating is performed at a high output, the capacitor 33 is connected between the point t and the point o of the
[0036]
Example 4
FIG. 9 is a circuit configuration diagram of an electromagnetic induction heating device according to the fourth embodiment of the present invention. The
[0037]
In FIG. 9, the
[0038]
Therefore, when the resonance current IL5 flows in the negative direction, the polarity of the resonance current IL5 can be prevented from being reversed from negative to positive by flowing the bypass current Ic3. In this embodiment, the
[0039]
The operation of this embodiment is the same as that of the second embodiment except that the control of the upper and lower arms in the second embodiment is reversed.
[0040]
(Example 5)
FIG. 10 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating apparatus according to the fifth embodiment of the present invention. The
[0041]
(Example 6)
FIG. 11 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating apparatus according to the sixth embodiment of the present invention. The
[0042]
Therefore, when the resonance current IL5 flows in the negative direction, the polarity of the resonance current IL5 can be prevented from being reversed from negative to positive by causing the bypass current Ic4 to flow through the diode 28.
[0043]
Next, the operation of this embodiment will be described with reference to FIG. In FIG. 12, the current flowing through the upper arm of the switching
[0044]
(Mode 1) In FIG. 12, when the drive signal of the
[0045]
(Mode 2) Next, when the drive signal of the IGBT 11 is turned off, the resonance current IL5 has a positive polarity. This current is applied to the snubber capacitor 31, the
[0046]
(Mode 3) Next, when the accumulated energy of the
[0047]
(Mode 4) When Vc4 decreases and a forward voltage is applied to the diode 28 of the
[0048]
(Mode 5) Next, when the drive signal of the
[0049]
(Mode 6) Next, when the accumulated energy of the
[0050]
As described above, the above operation is performed during one period of the resonance current IL5, and thereafter this operation is repeated. Thus, in this embodiment, the phase advance mode can be avoided by providing the
[0051]
Next, a method for controlling the input power will be described. In FIG. 12, the conduction periods of the
[0052]
(Example 7)
FIG. 13 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating apparatus according to the seventh embodiment of the present invention. The
[0053]
(Example 8)
FIG. 14 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating apparatus according to the eighth embodiment of the present invention. The
[0054]
Example 9
FIG. 15 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating apparatus according to the ninth embodiment of the present invention. The
[0055]
As a result, when the
[0056]
(Example 10)
FIG. 16 is a block diagram of an electromagnetic induction heating apparatus according to the tenth embodiment of the present invention. In FIG. 16, the
[0057]
FIG. 17 shows the resonance current IL5 when the oscillation frequency of the
[0058]
In this embodiment, by changing the oscillation frequency of the
[0059]
Therefore, by shifting the drive frequency higher when the power supply voltage of the inverter is high, the resonance current IL5 can be reduced, and when the maximum value of IL5 when the drive frequency is controlled to be constant is Ip, FIG. As shown, the maximum value of IL5 can be reduced from Ip to Id. On the other hand, when the power supply voltage of the inverter is low, the drive frequency is shifted lower, so that the resonance current IL5 can be increased, and IL5 can be increased as compared with the case where the drive frequency is controlled to be constant. In this case, the noise level radiated to the outside from the inverter has frequency characteristics as shown in FIG. 20, and the maximum noise level near the driving frequency fs is set to a level from Np to Nd, compared to the case where the driving frequency is controlled to be constant. Can be reduced.
[0060]
【The invention's effect】
According to the present invention, the resonance capacitor is provided with a bypass circuit to bypass a part of the resonance current, so that the load characteristic of the resonance circuit can be maintained inductive, the input power can be controlled by duty control, and switching The occurrence of element loss can be suppressed. Even when a plurality of inverters are driven at the same time, the drive frequencies of all the inverters can be made the same, so that it is possible to provide an electromagnetic induction heating device that does not generate interference noise.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an electromagnetic induction heating device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a circuit configuration diagram of an electromagnetic induction heating device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an operation explanatory diagram in the embodiment of FIG. 2;
FIG. 4 is an explanatory diagram of a control method in the embodiment of FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a control method in the embodiment of FIG. 2;
6 is an operation explanatory diagram in the embodiment of FIG. 2;
FIG. 7 is a circuit configuration diagram of an electromagnetic induction heating device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an operation explanatory diagram in the embodiment of FIG. 7;
FIG. 9 is a circuit configuration diagram of an electromagnetic induction heating device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating device according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating device according to a sixth embodiment of the present invention.
12 is an operation explanatory diagram of the embodiment of FIG.
FIG. 13 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating device according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating device according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a part of a circuit of an electromagnetic induction heating device according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a block diagram of an electromagnetic induction heating device according to a tenth embodiment of the present invention.
FIG. 17 is an operation explanatory diagram in the embodiment of FIG. 16;
18 is an explanatory diagram of the embodiment of FIG.
19 is an operation explanatory diagram of the embodiment of FIG.
20 is an explanatory diagram of the embodiment of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (13)
該インバータ回路は、スイッチング回路と、共振回路と、バイパス回路とを備え、
該スイッチング回路が、前記直流電源の両端子に接続する、上アームのパワー半導体スイッチング素子と下アームのパワー半導体スイッチング素子との直列接続により形成され、
加熱コイルと共振コンデンサとを直列に接続して形成した前記共振回路は、一端が前記スイッチング回路の上アームと下アームとの接続点に接続され、他端が前記直流電源の何れか一方の端子に接続され、
前記共振コンデンサに並列接続される前記バイパス回路は第1のスイッチ素子を有し、 前記制御回路によって、前記共振回路の共振周波数を前記インバータの駆動周波数より低くするように前記第1のスイッチ素子の導通期間を制御することを特徴とする電磁誘導加熱装置。In an electromagnetic induction heating apparatus having a DC power supply, an inverter circuit that converts a DC voltage supplied from the DC power supply into a high-frequency AC voltage, and a control circuit,
The inverter circuit includes a switching circuit, a resonance circuit, and a bypass circuit,
The switching circuit is formed by a series connection of an upper arm power semiconductor switching element and a lower arm power semiconductor switching element connected to both terminals of the DC power supply,
The resonance circuit formed by connecting a heating coil and a resonance capacitor in series has one end connected to a connection point between the upper arm and the lower arm of the switching circuit, and the other end being one terminal of the DC power supply. Connected to
The bypass circuit connected in parallel to the resonance capacitor includes a first switch element, and the control circuit allows the resonance frequency of the resonance circuit to be lower than the drive frequency of the inverter . An electromagnetic induction heating device characterized by controlling a conduction period.
前記バイパス回路は、第1のスイッチング素子と直列に接続される第2のダイオードを備え、前記第1のスイッチング素子は逆並列に接続される第1のダイオードを備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。In the electromagnetic induction heating device according to claim 1,
The bypass circuit includes a second diode connected in series with the first switching element, and the first switching element includes a first diode connected in antiparallel. apparatus.
前記バイパス回路は、第1の逆耐圧機能付きスイッチング素子を備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。In the electromagnetic induction heating device according to claim 1,
The bypass circuit includes a first switching element with a reverse withstand voltage function.
前記バイパス回路は、第3のスイッチング素子と該第3のスイッチング素子に逆並列に接続される第3のダイオードを備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。In the electromagnetic induction heating device according to claim 1,
The bypass circuit includes a third switching element and a third diode connected in antiparallel to the third switching element.
前記バイパス回路は、逆直列に接続される第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を備え、前記第1、第2のスイッチング素子はそれぞれ逆並列に接続される第1、第2のダイオードを備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。In the electromagnetic induction heating device according to claim 1,
The bypass circuit includes a first switching element and a second switching element connected in anti-series, and the first and second switching elements include first and second diodes connected in anti-parallel, respectively. An electromagnetic induction heating device comprising:
前記バイパス回路は、逆並列に接続される第1、第2の逆耐圧機能付きスイッチング素子を備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。In the electromagnetic induction heating device according to claim 1,
The said bypass circuit is provided with the 1st, 2nd switching element with a reverse pressure | voltage resistant function connected antiparallel, The electromagnetic induction heating apparatus characterized by the above-mentioned.
前記バイパス回路は、さらに直列に接続される補助共振コンデンサと第4のスイッチング素子を電磁誘導加熱装置備え、該第4のスイッチング素子に逆並列に接続される第4のダイオードを有することを特徴とする電磁誘導加熱装置。The electromagnetic induction heating device according to claim 2,
The bypass circuit further includes an auxiliary induction capacitor and a fourth switching element connected in series with an electromagnetic induction heating device, and further includes a fourth diode connected in antiparallel to the fourth switching element. Electromagnetic induction heating device.
前記スイッチング回路は、前記上アームのパワー半導体スイッチング素子と、前記下アームのパワー半導体スイッチング素子の少なくとも一方と並列に第1のスナバコンデンサを備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。In the electromagnetic induction heating device according to claim 1,
The electromagnetic induction heating device, wherein the switching circuit includes a first snubber capacitor in parallel with at least one of the power semiconductor switching element of the upper arm and the power semiconductor switching element of the lower arm.
前記スイッチング回路は、前記上アームのパワー半導体スイッチング素子と、前記下アームのパワー半導体スイッチング素子の少なくとも一方と並列にスナバコンデンサ切替回路を備え、該スナバコンデンサ切替回路は、直列接続される第2のスナバコンデンサと第5のスイッチング素子を備え、該第5のスイッチング素子は逆並列に接続された第7のダイオードを備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。In the electromagnetic induction heating device according to claim 1,
The switching circuit includes a snubber capacitor switching circuit in parallel with at least one of the power semiconductor switching element of the upper arm and the power semiconductor switching element of the lower arm, and the snubber capacitor switching circuit is a second connected in series. An electromagnetic induction heating device comprising a snubber capacitor and a fifth switching element, wherein the fifth switching element comprises a seventh diode connected in antiparallel.
前記電磁誘導加熱装置が、
前記スイッチング回路の上アームのパワー半導体スイッチング素子と、下アームのパワー半導体スイッチング素子とを駆動する第1のドライブ回路と、
前記バイパス回路のスイッチング素子を駆動する第2のドライブ回路と、
前記スナバコンデンサ切替回路のスイッチング素子を駆動する第3のドライブ回路と、
被加熱物に供給する電力を設定する入力電力設定部とを備え、
前記制御回路が、該入力電力設定部の出力信号を入力して、前記第1、第2、第3のドライブ回路を制御する信号を出力することを特徴とする電磁誘導加熱装置。The electromagnetic induction heating device according to claim 9,
The electromagnetic induction heating device is
A first drive circuit for driving a power semiconductor switching element of the upper arm of the switching circuit and a power semiconductor switching element of the lower arm;
A second drive circuit for driving the switching element of the bypass circuit;
A third drive circuit for driving a switching element of the snubber capacitor switching circuit;
An input power setting unit for setting the power supplied to the object to be heated;
The electromagnetic induction heating apparatus, wherein the control circuit inputs an output signal of the input power setting unit and outputs a signal for controlling the first, second, and third drive circuits.
前記制御回路は、発振する周波数を変更可能な可変周波数発振器と、前記各スイッチング回路のパワー半導体スイッチング素子の導通期間と前記バイパス回路のパワー半導体スイッチング素子の導通期間を設定する導通期間設定部を備え、前記インバータ回路が、前記可変周波数発振器から出力される発振周波数で駆動されることを特徴とする電磁誘導加熱装置。The electromagnetic induction heating device according to claim 10,
The control circuit includes a variable frequency oscillator capable of changing an oscillation frequency, and a conduction period setting unit that sets a conduction period of the power semiconductor switching element of each switching circuit and a conduction period of the power semiconductor switching element of the bypass circuit. The electromagnetic induction heating apparatus, wherein the inverter circuit is driven at an oscillation frequency output from the variable frequency oscillator.
前記可変周波数発振器は、前記直流電源の電圧が高くなると発振する周波数が高くなり、前記直流電源の電圧が低くなると発振する周波数が低くなることを特徴とする電磁誘導加熱装置。The electromagnetic induction heating device according to claim 11,
The variable frequency oscillator has an oscillating frequency that increases when a voltage of the DC power supply increases, and an oscillating frequency that decreases when the voltage of the DC power supply decreases.
前記電磁誘導加熱装置が、第1のインバータ回路と、第2のインバータ回路と、制御回路とを備え、
第1のインバータ回路が第1のスイッチング回路と、第1の共振回路と、第1のバイパス回路とを有し、該第2のインバータ回路が第2のスイッチング回路と、第2の共振回路と、第2のバイパス回路とを有し、
前記制御回路が、第1の導通期間設定部と、第2の導通期間設定部と、可変周波数発振器とを備え、
前記第1のインバータ回路と前記第2のインバータ回路とが前記可変周波数発振器から出力される周波数で駆動されることを特徴とする電磁誘導加熱装置。The electromagnetic induction heating device according to claim 12,
The electromagnetic induction heating device includes a first inverter circuit, a second inverter circuit, and a control circuit,
The first inverter circuit includes a first switching circuit, a first resonance circuit, and a first bypass circuit, and the second inverter circuit includes a second switching circuit, a second resonance circuit, And a second bypass circuit,
The control circuit includes a first conduction period setting unit, a second conduction period setting unit, and a variable frequency oscillator,
The electromagnetic induction heating device, wherein the first inverter circuit and the second inverter circuit are driven at a frequency output from the variable frequency oscillator.
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