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JP3825247B2 - 接着剤組成物の製造方法、接着剤組成物、接着フィルム、半導体搭載用配線基板及び半導体装置 - Google Patents

接着剤組成物の製造方法、接着剤組成物、接着フィルム、半導体搭載用配線基板及び半導体装置 Download PDF

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JP3825247B2 JP2000365186A JP2000365186A JP3825247B2 JP 3825247 B2 JP3825247 B2 JP 3825247B2 JP 2000365186 A JP2000365186 A JP 2000365186A JP 2000365186 A JP2000365186 A JP 2000365186A JP 3825247 B2 JP3825247 B2 JP 3825247B2
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裕子 田中
哲郎 岩倉
弘之 栗谷
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接着剤組成物の製造方法、接着剤組成物、接着フィルム、半導体搭載用配線基板及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から配線板や半導体パッケージ用の接着剤には、アクリロニトリルブタジエンゴムを主成分とする系が多く用いられている。プリント配線板関連材料として耐湿性を向上させたものとしては、特開昭60−243180号公報に示されるアクリル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート及び無機フィラーを含む接着剤が有り、また特開昭61−138680号公報に示されるアクリル系樹脂、エポキシ樹脂、分子中にウレタン結合を有する両末端が第1級アミン化合物及び無機フィラーを含む接着剤がある。特開昭60−243180号公報、特開昭61−138680号公報に示される接着剤は、PCT処理等の厳しい条件下での耐湿性試験を行なった場合には、劣化が大きかった。また、高温で長時間処理した後の接着力の低下が大きいことや、耐電食性に劣ることなどの欠点が有った。特に、半導体関連部品の信頼性評価で用いられるPCT(プレッシャークッカーテスト)処理等の厳しい条件下での耐湿性試験を行なった場合の劣化が大きかった。このように、ゴムを主成分とする接着剤においては、フィラーの添加や補強がなされていたが、吸湿後の耐熱性が劣っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような問題を鑑み、本発明は、吸湿後の耐熱性に優れる接着剤組成物とその製造方法を提供することを課題とする。また、本発明は吸湿後の耐熱性に優れ、厳しい条件下においても高い信頼性を実現する接着フィルム、半導体搭載用配線基板及び半導体装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は以下の(1)〜(17)に記載の事項に関する。
(1) エポキシ樹脂及び硬化剤とフィラーを混合した後、それらの混合物にエポキシ樹脂と非相溶性の高分子量成分を混合する接着剤組成物の製造方法。
(2) 高分子量成分が重量平均分子量が10万以上であるアクリル系共重合体であることを特徴とする(1)に記載の接着剤組成物の製造方法。
(3) アクリル系共重合体がグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート2〜6重量%を含むTgが−10℃以上でかつ重量平均分子量が10万以上であるアクリル系共重合体であることを特徴とする(2)記載の接着剤組成物の製造方法。
(4) 相分離する樹脂成分A,B及びフィラーを必須成分とする接着剤組成物であり、硬化後の樹脂成分Aの相に含有されているフィラーの体積と、樹脂成分Bの相に含有されているフィラーの体積VBの比がVA/VBが1.2以上であることを特徴とする接着剤組成物。
(5) 樹脂成分Aがエポキシ樹脂及び硬化剤であることを特徴とする(4)に記載の接着剤組成物。
(6) 樹脂成分Bがグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート2〜6重量%を含むTgが−10℃以上でかつ重量平均分子量が10万以上であるアクリル系共重合体であることを特徴とする(4)又は(5)のいずれかに記載の接着剤組成物。
(7) エポキシ樹脂及び硬化剤とフィラーを混合した後、それらの混合物に、該エポキシ樹脂に対して非相溶性である高分子量成分を混合することによって製造される接着剤組成物。
(8) エポキシ樹脂及び硬化剤100重量部に対してフィラーを5〜50重量部、該エポキシ樹脂に対して非相溶性である高分子量成分を100〜300重量部含有することを特徴とする(7)に記載の接着剤組成物。
(9) 以下1)〜3)記載の成分を含有する接着剤組成物。
1)エポキシ樹脂及び硬化剤100重量部、2) 1)のエポキシ樹脂に対して非相溶性である高分子量成分100〜300重量部、3)水との接触角が0度以上100度以下であるフィラー5〜50重量部
(10) エポキシ樹脂に対して非相溶性である高分子量成分が重量平均分子量が10万以上のアクリル系共重合体であることを特徴とする(7)〜(9)のいずれかに記載の接着剤組成物。
(11) アクリル系共重合体がグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート2〜6重量%を含むTgが−10℃以上のアクリル系共重合体であることを特徴とする(10)記載の接着剤組成物。
(12) (7)〜(11)のいずれかに記載の接着剤組成物に、エポキシ樹脂と相溶性でありかつ重量平均分子量が3万以上である樹脂を、エポキシ樹脂及び硬化剤100重量部に対して1〜40重量部添加した接着剤組成物。
(13) フィラーの平均粒径が0.005μm以上0.1μm以下であることを特徴とする(4)〜(12)のいずれかに記載の接着剤組成物。
(14) (4)〜(13)のいずれかに記載の接着剤組成物をフィルム状に形成して得られる接着フィルム。
(15) 配線基板のチップ搭載面に(14)記載の接着フィルムを備えた半導体搭載用配線基板。
(16) (14)記載の接着フィルムを用いた半導体装置。
(17) (15)記載の半導体搭載用基板を用いた半導体装置。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明において使用するエポキシ樹脂は、硬化して接着作用を呈するものであればよい。二官能基以上で、好ましくは分子量が5000未満、より好ましくは3000未満のエポキシ樹脂が使用できる。二官能エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型またはビスフェノールF型樹脂などが例示される。ビスフェノールA型またはビスフェノールF型液状樹脂は、油化シェルエポキシ株式会社から、エピコート807、エピコート827、エピコート828という商品名で市販されている。また、ダウケミカル日本株式会社からは、D.E.R.330、D.E.R.331、D.E.R.361という商品名で市販されている。さらに、東都化成株式会社から、YD8125、YDF8170という商品名で市販されている。
【0006】
エポキシ樹脂としては、高Tg(ガラス転移温度)化を目的に多官能エポキシ樹脂を加えてもよく、多官能エポキシ樹脂としてはフェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂などが例示される。フェノールノボラック型エポキシ樹脂は、日本化薬株式会社から、EPPN−201という商品名で市販されている。クレゾールノボラック型エポキシ樹脂は、住友化学工業株式会社から、ESCN−190、CN−195という商品名で市販されている。また、日本化薬株式会社から、EOCN1012、EOCN1025、EOCN1027という商品名で市販されている。さらに、東都化成株式会社から、YDCN701、YDCN702、YDCN703、YDCN704という商品名で市販されている。
【0007】
エポキシ樹脂の硬化剤は、エポキシ樹脂の硬化剤として通常用いられているものを使用でき、アミン、ポリアミド、酸無水物、ポリスルフィド、三弗化硼素及びフェノール性水酸基を1分子中に2個以上有する化合物であるビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、フェノールノボラック樹脂、ビスフェノールノボラック樹脂などが挙げられる。特に吸湿時の耐電食性に優れるため、フェノールノボラック樹脂やビスフェノールノボラック樹脂等を用いることが好ましい。フェノールノボラック樹脂は、大日本インキ化学工業株式会社からバーカムTD−2090、バーカムTD−2131、ビスフェノールノボラック樹脂は大日本インキ化学工業株式会社からフェノライトLF2882、フェノライトLF2822という商品名で市販されている。硬化剤の使用量としては、エポキシ樹脂の化学当量の0.8〜1.2倍の官能基を含む量が好ましい。
【0008】
硬化剤とともに硬化促進剤を用いることが、硬化のための熱処理の時間を短縮できる点で好ましい。硬化促進剤としては、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテートといった各種イミダゾール類等の塩基が使用できる。イミダゾール類は、四国化成工業株式会社から、2E4MZ、2PZ−CN、2PZ−CNSという商品名で市販されている。また、フィルムの可使期間が長くなる点で、潜在性硬化促進剤が好ましく、その代表例としてはジシアンジミド、アジピン酸ジヒドラジド等のジヒドラジド化合物、グアナミン酸、メラミン酸、エポキシ化合物とジアルキルアミン類との付加化合物、アミンとチオ尿素との付加化合物、アミンとイソシアネートとの付加化合物が挙げられる。硬化促進剤の配合量は好ましくは、エポキシ樹脂及び硬化剤の合計100重量部に対して0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜15重量部、さらに好ましくは0.5〜5重量部である。0.1重量部未満であると硬化速度が遅くなる傾向にあり、また20重量部を超えると可使期間が短くなる傾向がある。
【0009】
エポキシ樹脂と相溶性があり、かつ重量平均分子量が3万以上の高分子量樹脂としては、フェノキシ樹脂、高分子量エポキシ樹脂、超高分子量エポキシ樹脂、極性の大きい官能基含有反応性ゴムなどが挙げられる。Bステージにおける接着剤のタック性の低減や硬化時の可撓性を向上させるため重量平均分子量が3万以上が好ましい。エポキシ樹脂と相溶性があり、かつ重量平均分子量が3万以上の高分子量樹脂の添加量はエポキシ樹脂及びその硬化剤の合計100重量部に対して5重量部以上40重量部以下が好ましい。エポキシ樹脂を主成分とする相の可撓性の不足、タック性の低減やクラックなどによる絶縁性の低下が防止できるため5重量部以上が好ましく、エポキシ樹脂相のTgの低下が防止できることから40重量部以下が好ましい。
【0010】
フェノキシ樹脂は、東都化成株式会社から、フェノトートYP−40、フェノトートYP−50という商品名で市販されている。また、フェノキシアソシエート社から、PKHC、PKHH、PKHJという商品名で市販されている。高分子量エポキシ樹脂は、分子量が3万〜8万の高分子量エポキシ樹脂、さらには、分子量が8万を超える超高分子量エポキシ樹脂(特公平7−59617号、特公平7−59618号、特公平7−59619号、特公平7−59620号、特公平7−64911号、特公平7−68327号公報参照)があり、いずれも日立化成工業株式会社で製造している。極性の大きい官能基含有反応性ゴムとして、カルボキシル基含有アクリルゴムは、帝国化学産業株式会社から、HTR−860Pという商品名で市販されている。
【0011】
エポキシ樹脂に対して非相溶性である高分子量成分としては、アクリル系共重合体を用いることができる。アクリル系共重合体としては、例えば、かつ重量平均分子量が10万以上であるアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル及びアクリロニトリルなどの共重合体であるアクリルゴムが挙げられる。なお、エポキシ樹脂と非相溶であるとは、エポキシ樹脂と分離して二つ以上の相に分かれる性質をいう。また、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートを2〜6重量%を含むTgが−10℃以上でかつ重量平均分子量が10万以上であるアクリル系共重合体は接着性、耐熱性が高い点で特に好ましい。グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート2〜6重量%を含むTgが−10℃以上でかつ重量平均分子量が10万以上であるアクリル系共重合体は、帝国化学産業株式会社から市販されている商品名HTR−860P−3を使用することができる。官能基モノマーとして用いるグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートの量は、2〜6重量%の共重合体比が好ましい。より高い接着力が得られるため、2重量%以上が好ましく、ゴムのゲル化が低減されるため、6重量%以下が好ましい。残部はメチルアクリレート、メチルメタクリレートなどの炭素数1〜8のアルキル基をもつアルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、およびスチレンやアクリロニトリルなどの混合物を用いることができる。混合比率は、共重合体のTgを考慮して調整することが好ましい。Tgが−10℃未満であるとBステージ状態での接着フィルムのタック性が大きくなる傾向がある。重合方法の例としてはパール重合、溶液重合等が挙げられ、これらにより共重合体が得られる。
【0012】
上記アクリル系共重合体の添加量は、弾性率低減や成型時のフロー性抑制が可能なため、エポキシ樹脂及びその硬化剤の合計100重量部に対して100重量部を越えて配合されることが好ましく、アクリル系共重合体の添加量が増えると、ゴム成分の相が多くなり、エポキシ樹脂相が少なくなると、高温での取り扱い性の低下する傾向があるため300重量部以下が好ましい。
【0013】
フィラーは水との接触角が100以下であることが好ましい。水との接触角が100度超の場合、フィラーの効果が減少する傾向があり。水との接触角が60度以下である場合は特に耐リフロー性向上の効果が高く、好ましい。フィラーの平均粒径は0.005μm以上0.1μm以下であることが好ましい。0.005μm未満の場合、分散性、流動性が低下する傾向がある。0.1μm以上の場合、接着性の向上効果が減少する傾向がある。なお、フィラーの水との接触角は以下の方法で測定される。フィラーを圧縮成型し平板を作製し、その上に水滴を滴下し、その水滴が平板と接触する角度を接触角計で測定する。10回の平均値を測定する。
【0014】
このようなフィラーとしてはシリカ、アルミナ、アンチモン酸化物などがある。シリカはシーアイ化成株式会社からナノテックSiO2という商品名で市販されており、その接触角は43度、平均粒径は0.012μmである。日本アエロジル株式会社からアエロジル50という商品名で市販されており、その接触角は95度、平均粒径は0.03μmである。三酸化二アンチモンは日本精鉱株式会社からPATOX−Uという商品名で市販されており、その接触角は43度、平均粒径は0.02μmである。
【0015】
フィラーの添加量はエポキシ樹脂及びその硬化剤100重量部に対して5重量部以上50重量部以下であることが好ましい。5重量部未満の場合、耐湿性を向上する効果が十分に得られない傾向がある。50重量部超の場合、接着剤の貯蔵弾性率の上昇、接着性の低下などの問題が起こりやすくなる傾向がある。特に好ましくは10重量部以上30重量部未満である。
【0016】
接着剤には、異種材料間の界面結合をよくするために、カップリング剤を配合することもできる。カップリング剤としてはシランカップリング剤が好ましい。シランカップリング剤としては、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。前記したシランカップリング剤は、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランがNUC A−187、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランがNUC A−189、γ−アミノプロピルトリエトキシシランがNUC A−1100、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシランがNUC A−1160、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシランがNUC A−1120という商品名で、いずれも日本ユニカ−株式会社から市販されている。カップリング剤の配合量は、添加による効果や耐熱性およびコストから、接着剤のカップリング剤以外の組成物の合計100重量部に対し100重量部に対し0.1〜10重量部を添加するのが好ましい。
【0017】
さらに、イオン性不純物を付着して、吸湿時の絶縁信頼性をよくするために、イオン補足剤を配合することができる。
【0018】
本発明における接着フィルムは、接着剤の各成分を溶剤に溶解ないし分散してワニスとし、キャリアフィルム上に塗布、加熱し溶剤を除去することにより、接着剤層をキャリアフィルム上に形成して得られる。キャリアフィルムとしては、ポリテトラフルオロエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、離型処理したポリエチレンテレフタレートフィルムなどのプラスチックフィルムが使用できる。キャリアフィルムは、使用時に剥離して接着フィルムのみを使用することもできるし、キャリアフィルムとともに使用し、後で除去することもできる。
【0019】
ワニス化の溶剤は、比較的低沸点の、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、2−エトキシエタノール、トルエン、ブチルセルソルブ、メタノール、エタノール、2−メトキシエタノールなどを用いるのが好ましい。また、塗膜性を向上するなどの目的で、高沸点溶剤を加えても良い。高沸点溶剤としては、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、メチルピロリドン、シクロヘキサノン等が挙げられる。
【0020】
ワニスの製造はらいかい機、3本ロール及びビーズミル等により、またこれらを組み合わせて行なうことができる。また、フィラーをエポキシ樹脂及び硬化剤と混合した後、高分子量成分と混合することが好ましい。この製造法をとることにより、フィラーの界面にエポキシ樹脂の膜が形成されるため、ゴムとエポキシ樹脂が相分離して硬化した後も、エポキシ樹脂相中に多くのフィラーが残存しており、エポキシ樹脂とフィラーの界面の補強硬化が大きくなり、耐熱性が向上する。フィラーと低分子量物をあらかじめ混合した後、高分子量物を配合することにより、混合に要する時間を短縮することも可能となる。硬化後のエポキシ樹脂相に含有されているフィラーの体積と、ゴム成分の相に含有されているフィラーの体積VBの比VA/VBが1.2以上であることが好ましい。VA/VBが1.2未満であると、A,B界面の補強効果が不足し、耐熱性が不十分となる傾向がある。VA/VBは2以上であることが特に好ましく、さらに好ましくは4以上である。なお、VA/VBは以下の手順で測定することができる。フィルムの破断面を走査型電子顕微鏡で観察し、A,Bを主成分とする領域についてそれぞれXMAでフィラーを形成する原子のピークを測定する。このピークの高さの比でVA/VBが決定される。ワニスとした後は、真空脱気によりワニス中の気泡を除去することが好ましい。
【0021】
本発明の接着フィルムを備えた半導体搭載用配線基板に用いる配線基板としては、セラミック基板や有機基板など基板材質に限定されることなく用いることができる。例えばセラミック基板としては、アルミナ基板、窒化アルミ基板などを用いることができる。また、有機基板としては、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させたFR−4基板、ビスマレイミド−トリアジン樹脂を含浸させたBT基板、さらにはポリイミドフィルムを基材として用いたポリイミドフィルム基板などを用いることができる。配線の形状としては、片面配線、両面配線、多層配線いずれの構造でもよく、必要に応じて電気的に接続された貫通孔、非貫通孔を設けてもよい。
【0022】
さらに、配線が半導体装置の外部表面に現われる場合には、保護樹脂層を設けることが好ましい。接着フィルムを配線基板へ張り付ける方法としては、接着フィルムを所定の形状に切断し、その切断された接着フィルムを配線基板の所望の位置に第2の接着剤層の面が配線板に接するように配設し、熱圧着する方法が一般的ではあるが、これに限定されるものではない。
【0023】
半導体チップと配線基板とを接着した半導体装置は、半導体チップと配線基板の間に接着フィルムを第1の接着剤層が半導体チップ側の面になるように配設し、熱圧着することによって製造することができる。また、前記の接着フィルムを備えた半導体搭載用配線基板に半導体チップを載せ、熱圧着しても良い。半導体ウエハに接着フィルム、及びダイシングテープをラミネートした後、ウエハ及び接着フィルムをチップに切断し、その後、回路付き基板または回路付きフィルムとチップを、接着フィルムを介して接着する半導体装置の製造工程は、チップ毎の接着フィルム貼付の工程を省くことができる点で好ましい。
【0024】
本発明の半導体装置の構造としては、半導体チップの電極と配線基板とがワイヤボンディングで接続されている構造、半導体チップの電極と配線基板とがテープオートメーテッドボンディング(TAB)のインナーリードボンディングで接続されている構造等がある。
【0025】
半導体チップと回路付き基板または回路付きフィルムを、接着フィルムを介して接着する半導体装置の製造工程において、熱圧着の条件は配線板の回路を空隙無く埋め込み、十分な接着性を発現する程度の温度、荷重、時間で貼りつければよい。チップの破損が起こりにくい点で荷重が196kPa以下であることが好ましく、特に98kPa以下が好ましい。
【0026】
【実施例】
実施例1
エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量190、油化シェルエポキシ株式会社製のエピコート828を使用)45重量部、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量195、住友化学工業株式会社製のESCN195を使用)15重量部、エポキシ樹脂の硬化剤としてフェノールノボラック樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製のプライオーフェンLF2882を使用)40重量部、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー株式会社製のNUC A−187を使用)0.7重量部、シリカフィラー(シーアイ化成株式会社のナノテックSiO2を使用:水との接触角43度、平均粒径0.012μm)10重量部からなる組成物に、メチルエチルケトンを加えて攪拌混合し、さらにビーズミルを用いて90分間混練した。これにグリシジルメタクリレート2〜6重量%を含む重量平均分子量が10万以上であるアクリルゴム(分子量100万、帝国化学産業株式会社製のHTR−860P−3を使用)150重量部、硬化促進剤として1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール(四国化成工業株式会社製のキュアゾール2PZ−CNを使用)0.5重量部を添加し、攪拌モータで30分混合し、ワニスを得た。ワニスを厚さ75μmの離型処理したポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、140℃で5分間加熱乾燥して、膜厚が75μmのBステージ状態の塗膜を形成し、キャリアフィルムを備えた接着フィルムを作製した。
【0028】
実施例3
フィラーにシリカ(日本アエロジル株式会社のアエロジル50:接触角95度、平均粒径0.03μm)15重量部を使用した他は実施例1と同様にして作製した。
【0029】
実施例4
フィラーに三酸化二アンチモン(日本精鉱株式会社製のPATOX−U:水との接触角43度、平均粒径0.02μm)15重量部を使用したほかは実施例1と同様にして作製した。
【0030】
参考例1 フィラーに三酸化二アンチモン(日本精鉱株式会社製のPATOX−HS:水との接触角43度、平均粒径5μm)15重量部を使用したほかは実施例1と同様にして作製した。
【0031】
実施例6
フィラーにシリカフィラーであるアエロジル株式会社製のアエロジルR972(水との接触角160度、平均粒径0.02μm)を使用した他は実施例1と同様にして作製した。
【0032】
比較例1
フィラーを添加しない他は実施例1と同様に作製した。
【0034】
得られた接着フィルムの両面に厚み50μmのポリイミドフィルムを、温度80℃、圧力0.3MPa、速度0.3m/分の条件でホットロールラミネーターを用いて貼りあわせ、その後170℃で1時間硬化した。このサンプルについて、耐熱性、耐PCTを調べた。耐熱性の評価方法については、吸湿はんだ耐熱試験(85℃/相対湿度85%の環境下に48時間放置したサンプルを240℃のはんだ槽中に浮かべ、40秒未満で膨れが発生したものを×、40秒以上120秒未満で膨れが発生したものを○、120秒以上膨れが発生しなかったものを◎とした。
【0035】
また、耐湿性評価は、温度121℃、湿度100%、2気圧の雰囲気(プレッシャークッカーテスト:PCT処理)で100時間ごとに接着部剤の剥離を観察することにより行なった。接着部剤の剥離の認められなかったものを○とし、剥離のあったものを×とした。結果を表に示す。
【0036】
【表1】
Figure 0003825247
【0037】
【表2】
Figure 0003825247
【0038】
実施例1、3、4は水との接触角が100度以下の無機フィラーを使用した接着フィルムであり、これらの接着フィルムを用いた半導体装置は、吸湿はんだ耐熱性、耐PCTともに良好であった。平均粒径が0.02μmであるフィラーを使用した実施例4はフィラーの平均粒径が5μmである参考例1に比べて耐PCTが良い。比較例1は、フィラーを含まないものであり、また、実施例6は水との接触角が大きいフィラーを用いたものである。比較例1の耐PCTは100時間にとどまっている。
【0039】
実施例7
エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量190、油化シェルエポキシ株式会社製のエピコート828を使用)45重量部、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量195、住友化学工業株式会社製のESCN195を使用)151重量部、エポキシ樹脂の硬化剤としてフェノールノボラック樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製のプライオーフェンLF2882を使用)40重量部からなる樹脂に平均粒径0.02μmの酸化アンチモンフィラー(日本精株式会社製のPATOX−Uを使用)を10重量部添加し、シランカップリング剤としてγ一グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー株式会社製のNUC A−187を使用)0.7重量部に、メチルエチルケトンを加えて撹拝混合し、さらにビーズミルを用いて90分間混練した。これにグリシジルメタクリレート2〜6重量%を含む重量平均分子量が10万以上であるアクリルゴム(分子量100万、帝国化学産業株式会社製のHTR−860P−3を使用)150重量部、硬化促進剤として1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール(四国化成工業株式会社製のキュアゾール2PZ−CNを使用)0.5重量部を添加し、撹拝モータで30分混合し、ワニスを得た。ワニスを厚さ75μmの離型処理したポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布し、140℃で5分間加熱乾燥して、膜厚が75μmのBステージ状態の塗膜を形成し、キャリアフィルムを備えた接着フィルムを作製した。このフィルムの破断面を走査型電子顕微鏡で観察したところ、直径が1μmのエポキシ樹脂からなる島とゴムからなる海が見られ、島部のアンチモン原子の量VAと海部のアンチモン原子の量VBの比率(VA/VB)はXMAで分析したところ、3であった。
【0040】
参考例2 エポキシ樹脂、ゴムを混合した後、フィラーを添加した他は実施例7と同様にフィルムを作製した。なお、VA/VBはXMAで分析したところ、1.1であった。
【0041】
実施例7および参考例2で得られた接着フィルムの両面に厚み50μmのポリイミドフィルムを、温度80℃、圧力0.3MPa、速度0.3m/分の条件でホットロールラミネーターを用いて貼りあわせ、その後170℃で1時間硬化した。このサンプルについて、耐熱性、耐PCTを調べた。耐熱性の評価方法については、吸湿はんだ耐熱試験(85℃/相対湿度85%の環境下に48時間放置したサンプルを240℃のはんだ槽中に浮かべ、40秒未満で膨れが発生したものを×、40秒以上20秒未満で膨れが発生したものを○、120秒以上膨れが発生しなかったものを◎とした。また、耐湿性評価は、温度121℃、湿度100%、2気圧の雰囲気(プレッシャークッカーテスト:PCT処理)で100時間ごとに接着部剤の剥離を観察することにより行なった。接着部剤の剥離の認められなかったものを○とし、剥離のあったものを×とした。結果を以下の表に示す。
【0042】
【表3】
Figure 0003825247
【0043】
以上のように、エポキシ樹脂とフィラーを先に混合することにより、エポキシ樹脂相の方に多くのフィラーを含有させることができ、これによって耐熱性、耐湿性、信頼性が向上する。
【0044】
【発明の効果】
本発明の接着剤組成物を用いることによって、耐熱性、耐PCTに優れる接着部材を製造することができる。よって、本発明の接着剤組成物から製造される接着フィルム、半導体搭載用配線基板およびこれらを用いた半導体装置は高い耐熱性と耐PCTを有する。

Claims (11)

  1. 相分離する樹脂成分A,B及び平均粒径が0.005μm以上0.1μm以下であるフィラーを必須成分とする接着剤組成物であり、樹脂成分Aが島部を、樹脂成分Bが海部を形成し、硬化後の樹脂成分Aの相に含有されているフィラーの体積濃度VAと、樹脂成分Bの相に含有されているフィラーの体積濃度VBの比VA/VBが1.2以上であり、樹脂成分Aがエポキシ樹脂及び硬化剤であり、樹脂成分Bがエポキシ樹脂に対して非相溶性である高分子量成分であることを特徴とする接着剤組成物。
  2. 樹脂成分A100重量部に対して樹脂成分Bを100〜300重量部含有する請求項1に記載の接着剤組成物
  3. 樹脂成分Bが重量平均分子量が10万以上のアクリル系共重合体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の接着剤組成物。
  4. アクリル系共重合体がグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート2〜6重量%を含むTgが−10℃以上のアクリル系共重合体であることを特徴とする請求項3記載の接着剤組成物。
  5. 樹脂成分A100重量部に対してフィラーを5〜50重量部含有する請求項1〜4のいずれかに記載の接着剤組成物。
  6. フィラーが、水との接触角が0度以上100度以下のものである請求項1〜5のいずれかに記載の接着剤組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の接着剤組成物に、エポキシ樹脂と相溶性でありかつ重量平均分子量が3万以上である樹脂を、エポキシ樹脂及び硬化剤100重量部に対して1〜40重量部添加した接着剤組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の接着剤組成物をフィルム状に形成して得られる接着フィルム。
  9. 配線基板のチップ搭載面に請求項8記載の接着フィルムを備えた半導体搭載用配線基板。
  10. 請求項8記載の接着フィルムを用いた半導体装置。
  11. 請求項9記載の半導体搭載用配線基板を用いた半導体装置。
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