JP3820922B2 - 圧電アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットヘッドに関し、特に、反りやうねりを抑制して良好な平面性を有することができる圧電アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧電アクチュエータは、電気エネルギーを変位に変換し、変換された変位によって、機械に運動を発生させる装置である。この圧電アクチュエータは、各種部品と組み合わされて最終製品に組み込まれる。例えば、インクジェットプリンタのインクジェットヘッドにも用いられている。
【0003】
先行技術のオンディマンド型の圧電式インクジェットヘッドは、特開平4−341851号公報に記載のように、複数個のノズル及びこの各ノズルごとの圧力室を備えたキャビティプレートと、前記各圧力室ごとに形成された平面状の個別電極及び隣接する複数の圧力室に共通するコモン電極により圧電シートを挟んで積層したプレート型の圧電アクチュエータとからなる。そして、当該圧電アクチュエータにおける各個別電極が、前記キャビティプレートの各圧力室に対応するように、圧電アクチュエータと前記キャビティプレートとは積層される。
【0004】
このように構成されたインクジェットヘッドにおける圧電アクチュエータは、圧電アクチュエータにおけるコモン電極どうしや個別電極どうしをそれぞれ積層方向に電気的に接続させる構成として、各電極を設ける位置に対応して圧電シートの厚さ方向に貫通したスルーホールを設けることが提案されている。一般的には、このスルーホールは、グリーンシート状態の圧電シートにレーザ光を照射して形成される。圧電シート上に導電ペーストを用いたスクリーン印刷によって各電極を印刷形成すると同時に各スルーホールには、スクリーン印刷によってそれぞれ導電ペーストが充填される。
【0005】
スルーホールの形成された各圧電シートは積層され、焼結工程を経て一体化される。一体化された焼結体には、分極処理などが施されることにより圧電特性が付与され、圧電アクチュエータとなる。該圧電アクチュエータは、キャビティプレートと重ね合わせられてる(接着される)ことにより、インクジェットヘッドとして形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、グリーンシート状態の圧電シートに、上記したスルーホールを形成すると、焼成時の収縮率が局所的に変化する。よって、得られる焼結体(圧電アクチュエータ)にはうねりや反りが発生する。スルーホールが大きいと、このうねりや反りが大きくなる、即ち、生産された圧電アクチュエータの平面性が低下する。
【0007】
かかる圧電アクチュエータをインクジェットヘッドに用いると、圧電アクチュエータとキャビティプレートとの接着面に隙間を生じて接着不良となり、インク漏れやインク吐出の不良を招いてしまうという問題点があった。
【0008】
また、インクジェットヘッドに使用される圧電アクチュエータに限らず、一般的に、圧電アクチュエータは、他の部品と重ね合わされて(組み合わされて)使用される部品である。このため、この圧電アクチュエータの平面性が悪いと、他の部品との接合(接触)面に不具合が生じ、その性能が十分に発揮されないという問題点があった。
【0009】
更に、焼結体のうねりや反りは、形成されるスルーホール径に比例して大きくなる。即ち、スルーホール径を小さくすることが望ましい。一方で、スルーホール径を小さくしていくとスルーホールの電気抵抗値が大きくなり、電圧降下を大きくしてしまうという問題点があった。
【0010】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、反りやうねりを抑制して良好な平面性を有することができる上、その性能を十分に発揮することのできる圧電アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットヘッドを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載の圧電アクチュエータは、ノズルと列状に配列された圧力室とを含む複数のインク通路が内部に形成されたキャビティユニットに接合され、インクを前記ノズルから吐出させるものであり、且つ上面に前記圧力室に対応して列状に形成された複数の内部個別電極を備えた第1の圧電シートと上面に前記複数の圧力室に対して共通の内部共通電極を備えた第2の圧電シートとを交互に積層し、加えられた電気エネルギーによって変位を得るものであり、前記変位を伝えるために他の部品と接触又は接合し、前記積層方向の一方に形成された面を有すると共に、前記第1の圧電シートは、前記第2の圧電シートの内部共通電極の端部と積層方向に対応し、且つ前記内部個別電極の列方向の延長位置における前記上面の位置に、また前記第2の圧電シートは、前記第1の圧電シートの各内部個別電極の端部と積層方向に対応し、前記内部共通電極の形成されていない部分における前記上面の位置にそれぞれ前記第1及び第2の圧電シートの変形に関与しないダミー電極を備え、前記各圧電シートが積層されて、内部に導電材料をそれぞれ有するスルーホールであって、前記内部個別電極の端部及び前記内部共通電極の端部にそれぞれ接続して穿設されたスルーホールと、前記ダミー電極に接続して穿設されたスルーホールとを前記積層方向に交互に備え、積層方向の前記内部個別電極の端部どうし及び前記内部共通電極の端部どうしを、それぞれ対応する前記ダミー電極及びそれに接続した前記スルーホールを介して電気的に導通させ、そのスルーホールは、最大径が略20μm以上で且つ略200μm以下となるように形成されている。
【0012】
この請求項1記載の圧電アクチュエータによれば、複数の内部個別電極を備えた第1の圧電シートと内部共通電極を備えた第2の圧電シートとは交互に積層される。各圧電シートには、最大径が略20μm以上で且つ略200μm以下となるスルーホールが備えられており、積層された各圧電シートの内部個別電極の端部どうし及び前記内部共通電極の端部どうしは、該スルーホールにより電気的に導通される。
【0013】
【0014】
また、第1の圧電シートと第2の圧電シートとが交互に積層されると、各圧電シートの内部共通電極または内部個別電極の端部に接続して穿設された各スルーホールと、内部共通電極または内部個別電極の端部と積層方向に対応する位置にそれぞれ備えられたダミー電極に接続して穿設されたスルーホールとは、各々電気的に導通される。
【0015】
【0016】
請求項2記載の圧電アクチュエータは、請求項1に記載の圧電アクチュエータにおいて、前記第1の圧電シートに穿設されたスルーホールと前記第2の圧電シートに穿設されたスルーホールとは、異なる位置にあり、前記第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、前記第1の圧電シートの内部個別電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第2の圧電シートのダミー電極に接触し、且つその第2の圧電シートのダミー電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第1の圧電シートの内部個別電極に接触すると共に、前記第2の圧電シートの内部共通電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第1の圧電シートのダミー電極に接触し、且つその第1の圧電シートのダミー電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第2の圧電シートの内部共通電極に接触するように、前記各圧電シートにそれぞれ穿設されている。
請求項3記載の圧電アクチュエータは、請求項1又は請求項2に記載の圧電アクチュエータにおいて、前記スルーホールは、前記第1の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心と、そのスルーホールと導通するスルーホールであって前記第2の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心とが異なる位置となるように、前記各圧電シートにそれぞれ穿設されている。
【0017】
請求項4記載の圧電アクチュエータは、請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧電アクチュエータにおいて、前記第1の圧電シートに穿設された前記スルーホールと前記第2の圧電シートに穿設された前記スルーホールとは、異なる位置にあり、前記第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、前記各スルーホールの位置関係が積層方向に対して千鳥状となる。
請求項5記載の圧電アクチュエータは、請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧電アクチュエータにおいて、前記第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、前記第1の圧電シートに穿設されたスルーホールの端部と、前記第2の圧電シートに穿設されたスルーホールの端部とは、その一部が重なり合うように構成されている。
請求項6記載の圧電アクチュエータは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧電アクチュエータにおいて、前記スルーホールは、テーパ状に形成されている。
請求項7記載の圧電アクチュエータは、請求項1から請求項6のいずれかに記載の圧電アクチュエータにおいて、前記他の部品と接触又は接合する第1の圧電シートは、前記スルーホールを備えずに、且つ前記内部個別電極を前記他の部品と接触又は接合する面の反対面にのみ備えている。
請求項8記載の圧電アクチュエータは、請求項1から請求項7のいずれかに記載の圧電アクチュエータにおいて、前記第1の圧電シートに形成される前記内部個別電極と前記ダミー電極とは同じ厚みに形成され、且つ前記第2の圧電シートに形成される前記内部共通電極と前記ダミー電極とは同じ厚みに形成されている。
【0018】
請求項9記載のインクジェットヘッドは、複数個のノズル及びその複数個のノズルごとに圧力室を有するキャビティプレートに、請求項1から請求項8のいずれかに記載の圧電アクチュエータを、前記内部個別電極が前記キャビティプレートの各圧力室ごとに対応するように重ねて構成したものである。
【0019】
この請求項9記載のインクジェットヘッドによれば、請求項1から請求項8のいずれかに記載の圧電アクチュエータは、その内部個別電極がキャビティプレートの各圧力室ごとに対応するようにキャビティプレートに重ねられる。これによりインクジェットヘッドが形成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。本発明の圧電アクチュエータは、圧電シートを積層して形成された圧電アクチュエータであり、圧電シートに設けられた内部電極をスルーホールによって導通するように構成したものである。また、該圧電アクチュエータは、キャビティプレートと重ねられ本発明のインクジェットヘッドを形成している。
【0021】
図1は、インクジェットヘッドを用いたカラーインクジェットプリンタを示す斜視図である。図1において、このカラーインクジェットプリンタ100は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填されるインクカートリッジ61と、用紙62(記録媒体)に印字するためのインクジェットヘッド6を備えるヘッドユニット63と、インクカートリッジ61およびヘッドユニット63が搭載されるキャリッジ64と、このキャリッジ64を直線方向に往復移動させる駆動ユニット65と、キャリッジ64の往復移動方向に延び、インクジェットヘッド6と対向配置されるプラテンローラ66と、パージ装置67とを備えている。
【0022】
駆動ユニット65は、キャリッジ64の下端部に配置されプラテンローラ66と平行に延びるキャリッジ軸71と、キャリッジ64の上端部に配置されキャリッジ軸71に平行に延びるガイド板72と、そのキャリッジ軸71とガイド板72との間であって、キャリッジ軸71の両端部に配置される2つのプーリー73および74と、これらのプーリー73および74の間に掛け渡されキャリッジ64に接合されたエンドレスベルト75とからなる。
【0023】
そして、一方のプーリ73が、モータの駆動により正逆回転されると、そのプーリ73の正逆回転に伴って、エンドレスベルト75に接合されているキャリッジ64が、キャリッジ軸71およびガイド板72に沿って、直線方向に往復移動される。
【0024】
用紙62は、インクジェットプリンタ100の側方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙され、インクジェットヘッド6と、プラテンローラ66との間に導入されて、インクジェットヘッド6から吐出されるインクにより所定の印字がなされ、その後、排紙される。なお、図1においては、用紙62の給紙機構および排紙機構の図示を省略している。
【0025】
パージ装置67は、プラテンローラ66の側方に設けられ、ヘッドユニット63がリセット位置にある時に、インクジェットヘッド6に対向するように配置されている。このパージ装置67は、インクジェットヘッド6の後述する複数のノズルを覆うように当該ノズルの開口面に対し当接するパージキャップ81と、ポンプ82およびカム83と、インク貯留部84とを備えている。パージ装置67は、ヘッドユニット63がリセット位置にある時に、インクジェットヘッド6のノズルをパージキャップ81で覆い、インクジェットヘッド6の内部に溜まる気泡などを含んだ不良インクを、カム83の駆動によりポンプ82によって吸引する。これにより、インクジェットヘッド6の回復が図られるのである。吸引された不良インクは、インク貯留部84に貯められる。
【0026】
キャップ85は、印字が終了するとリセット位置に戻されるキャリッジ64に搭載されたインクジェットヘッド6の複数のノズルを覆うものである。これにより、インクの乾燥が防止される。
【0027】
ヘッドユニット63は、4つのインクカートリッジ61を着脱自在に装着できる搭載部を備えており、該搭載部の一側部位には、各インクカートリッジ61のインク放出部に接続できるインク供給通路がヘッドユニット63の底板(図示せず)の下面まで連通している。このインク供給通路にはインクジェットヘッド6の後述するインク供給孔19a、19b(図2参照)と密接できるようにしたゴム製等のパッキングが配置されている。これにより、4つのインクカートリッジ61に貯留される各インクは、インク供給通路を経て、インク供給孔19a、19bからインクジェットヘッド6にそれぞれ供給される。
【0028】
図2は、インクジェットヘッド6の斜視図を示すものである。インクジェットヘッド6は、図2に示すように、積層型のキャビティプレート10と、プレート型の圧電アクチュエータ20とを重ね合わせたものである。
【0029】
キャビティプレート10には、キャビティプレート10の長手方向に対して直交する方向に延びる細幅の複数の圧力室16が千鳥状配列で2列に配設されている。この圧力室16には、その一端をキャビティプレート10の下面側に開口しインクを吐出するためのノズル(図示せず)が、各圧力室16に連通してそれぞれ設けられている。インク供給孔19aは、インクカートリッジ61からのインクを共通インク流路を介して各インク室16に供給するためのものである。
【0030】
圧電アクチュエータ20は、キャビティプレート10に対して接着剤または接着シートを介して接着、積層されている。この圧電アクチュエータ20は、圧電シート21〜30(図3参照)が積層されて形成されており、上記した圧力室16に個々に圧力を負荷するためのものである。最上段の圧電シート21の上面には、圧電シートの個別電極31とコモン電極32(図3参照)とに対応する表面電極33,34が備えられている。この表面電極33,34は、圧電アクチュエータ20の上面に重ねて接合されるフレキシブルフラットケーブル40と接続される。これにより、カラーインクジェットプリンタ100本体の制御回路と圧電アクチュエータ20とは電気的に接続される。なお、圧電アクチュエータ20については、図3、図4において詳細に説明する。
【0031】
図3は、プレート型圧電アクチュエータ20の分解斜視図である。図3に示すように、該圧電アクチュエータ20は、10枚の圧電シート21,22,23,24,25,26,27,28,29,30を積層した構造に形成されている。各圧電シート21〜30の内、圧電シート26,28,30は、個別電極(内部個別電極)31を備えた第1の圧電シートである。また、圧電シート25,27,29は、第1の圧電シートと交互に積層され、コモン電極(内部共通電極)32を備えた第2の圧電シートである。
【0032】
また、圧電シート21〜29には、各シートを貫通するスルーホール36,37が穿設されている。該スルーホール36,37は、各圧電シート21〜29において、その一端を電極(個別電極31、コモン電極32、ダミー電極31b,32b)に接続し、また、重ね合わされる他の圧電シートの電極(個別電極31、コモン電極32、ダミー電極31b,32b)に、他の一端を接する位置に設けられている。尚、スルーホール36は、個別電極31どうしを接続するためのスルーホールであり、スルーホール37は、コモン電極32どうしを接続するためのスルーホールである。
【0033】
詳細には、圧電シート26,28,30の上面には、前記キャビティプレート10に設けられた各圧力室16(図2参照)に対応する位置に細幅の個別電極31が各々形成されている。また、後述するコモン電極32の端部32aと対応する位置に圧電シートの変形には関与しないダミー電極32bが形成されている。ここで、個別電極の端部31aには、スルーホール36が(個別電極31aに接続して)形成されている。また、ダミー電極32bには、スルーホール37が(ダミー電極32bに接続して)形成されている。言い換えれば、スルーホール36,37の上面側端部周縁には、電極(個別電極31またはダミー電極32b)が設けられているのである。
【0034】
圧電シート25,27,29の上面には、複数個の圧力室16に対して共通の電極となる帯状のコモン電極32(図3において圧電シート23上に図示のものと全く同様のもの)が形成されている。また、上記個別電極31の端部31aと対応する位置に圧電シートの変形には関与しないダミー電極31bが形成されている。このコモン電極の端部32aには、(該コモン電極の端部32aに接続して)スルーホール37が形成されている。ダミー電極31bには、(該ダミー電極31bに接続して)スルーホール36が穿設されている。即ち、各スルーホール36,37の上面側端部周縁には、電極(コモン電極32またはダミー電極31b)が設けられていることとなる。
【0035】
圧電シート22,23,24の上面にもコモン電極32と、個別電極の端部31aに対応するダミー電極31bとが形成されているが、これらの圧電シート22,23,24に圧電動作はさせない。かかる圧電シート22,23,24は、圧電シート25〜29に対する拘束層である。つまり、圧電シート25〜29の圧電動作により生じた歪が、上方向へ向かって伸張することを規制し、下方向(キャビティプレート10方向)へ向かわせるための層である。これにより、キャビティプレート10の圧力室16に効率的に圧力を負荷することができる。また、他の圧電シート25〜29と同様に、圧電シート22,23,24のコモン電極の端部32aにはスルーホール37が穿設され、ダミー電極31bには、スルーホール36が穿設されている。
【0036】
最上段の圧電シート21の上面には、前記個別電極31の各々に対する表面電極33と、前記コモン電極32に対する表面電極34とが、前記個別電極31の配列方向と並行に延びる側縁に沿って2列に設けられている。上記したように、この圧電シート21には、フレキシブルフラットケーブル40が重ねて接合される。そして、表面電極33,34によって、圧電アクチュエータ20とフレキシブルフラットケーブル40とは電気的に接続される。また、上記圧電シート21上面に2列に形成された各表面電極33,34に接続して、スルーホール36,37がそれぞれが穿設されている。
【0037】
スルーホール36,37は、略円筒状であって、その上面側端部の径(φ)は略20μm以上かつ略200μm以下となるように構成されている。本実施例においては、略50μmとなっている。このスルーホール36,37は、圧電シートの上面側から下面側へ向かってテーパ状となっており、上面側端部の反対面の端部の径(φ)は、上面側端部の径(φ)の7割程度となっている。
【0038】
該スルーホール36,37は、グリーンシート状態の圧電シートにレーザ光を照射することによって穿設される。このスルーホール36,37が形成されたグリーンシートのそれぞれに、必要な各電極(個別電極31、コモン電極32、ダミー電極31b,32b、表面電極33,34)が導電ペーストを用いてスクリーン印刷される。電極のスクリーン印刷では、各スルーホール36,37内にも導電ペーストが侵入し、各スルーホール36,37内部に導電性が付与される。その後、グリーンシートは、積層され、脱脂して焼結され、一体化される。その後、最上段の圧電シート21の表面電極33,34にフレキシブルフラットケーブル40を接合し、そのフレキシブルフラットケーブル40をとおして、すべての個別電極31とコモン電極32との間に、通常のインク噴射動作時よりも高電圧を印加する。これにより、個別電極31とコモン電極32との間に挟まれる圧電シート25〜29の部分を分極処理して圧電性を付与し、それらの部分を活性層として形成する。この分極処理は、圧電アクチュエータ20をキャビティプレート10やフレキシブルフラットケーブル40と接合する前に行うこともできる。
【0039】
なお、圧電シート21〜24は、コモン電極32どうしや表面電極33,34に挟まれるのみであり分極されないため、圧電動作をしない。また、ダミー電極31b,32bは、個別電極31及びコモン電極32と同じ厚みに形成され、後述するように圧電シート21〜30を積層したとき、個別電極31及びコモン電極32のない部分の圧電シートが凹むのを補正すると共に、スルーホール36,37の導通を良好に行うために設けられている。
【0040】
図4は、図2のVII−VII線における矢印方向の圧電アクチュエータ20の断面図である。図4から明らかなように、スルーホール36,37の穿設位置は、圧電シート21,23,25,27,29において同じ位置であり、また、圧電シート22,24,26,28において同じ位置となっている。一方、圧電シート21等に設けられるスルーホール36,37の位置と、圧電シート22等に設けられたスルーホール36,37の位置とは異なっている。詳細には、圧電シート21,23,25,27,29に設けられるスルーホール36,37は、圧電シート22,24,26,28に設けられるスルーホール36,37の穿設位置よりも、圧電シートの中心から遠い位置(圧電シートの長手方向に対向する側面側)に配設される。このため、上下に位置するスルーホール36(スルーホール37)の軸中心は同じ位置とならない。また、圧電シート21〜30が積層された状態では、スルーホール36,37は、各層毎に(積層方向に対して)交互(千鳥状)に位置することとなる。
【0041】
スルーホールの位置関係及び電気的接続の取り方を、圧電シート25〜27に設けられ積層方向に接続される3つのスルーホール36a、スルーホール36b、スルーホール36cを用いて説明する。図4の右側部分に示すように、個別電極31を備えた圧電シート26のスルーホール36aの上面側端部は、圧電シート26の個別電極の端部31aに接続されている。一方、スルーホール36aの下面側端部は、圧電シート27のダミー電極31bに接している。この圧電シート27のダミー電極31bに接続しているスルーホール36bは、その下端で圧電シート28の個別電極の端部31aに接しているので、同様にして積層方向に対応する全ての個別電極31どうしが、スルーホール−ダミー電極−スルーホールを介して相互に接続される。
【0042】
上記圧電シート26の個別電極31に接する、圧電シート25のスルーホール36cは、その上面のダミー電極31bに接続しており、さらに、そのダミー電極31bは、順次各圧電シートのスルーホール36−ダミー電極31bを介して上面の表面電極33に接続しているので、個別電極31は、積層方向に対応する表面電極33に接続されることになる。
【0043】
また、図4の左側部分に示すように、各コモン電極32も上記と同様に、各圧電シートのスルーホール37−ダミー電極32bを介して、相互に接続されると共に表面電極34に接続される。
【0044】
このように、上下に位置するスルーホール36,37を同軸中心とならぬように配設し、更に、スルーホール周縁に設けられた電極(個別電極31、コモン電極32、ダミー電極31b,32bのいずれか)を介して、スルーホール36,37の導通を図ると、各圧電シート21〜29の積層方向の電極どうしが不導通となることを防止することができる。つまり、上記したように、各スルーホール36,37はテーパ状となっている。また、スルーホール36,37は、中空であり、この中空部分は導電性を持たない。このため、同軸中心となるようにスルーホール36,37を重ね合わせると、上側に位置する圧電シートのスルーホール36,37の下面側端部と、重ねられた下側の圧電シートのスルーホール36,37の上面側端部とが接触困難となる。つまり、接続されるべき(上下に位置する)2のスルーホール36,37において、その接続面となるスルーホールの端部の大きさ(径)が異なると、一方のスルーホールの端部が、接続されるべきスルーホールの端部の中空部分としか接触しないことがある。故に、スルーホール間に接触しない空隙ができ不導通となるのである。また、スルーホール36,37がストレートな形状であっても、スルーホールの径が不均一であると、上記場合と同様に1のスルーホールが他のスルーホールの導電性のない中空部と対向し、不導通になることがある。
【0045】
しかし、上記のように配置したことにより、積層方向の電極どうしを確実に導通させることができる。更に、スルーホール36,37は、千鳥状に配設されるので、コンパクトな構造でスルーホール36,37を形成することができる。言い換えれば、圧電シートの面状の所定範囲内に集約してスルーホール36,37を形成することができる。よって、スルーホール36,37を形成するためのスペースの確保が容易であり、また、各電極(個別電極31、コモン電極32、ダミー電極31b,32b)の形成に影響を与えない。
【0046】
図5は、スルーホール径と圧電アクチュエータの性能との相関関係を評価した圧電アクチュエータ評価表50を示した図である。圧電アクチュエータ評価表50の左端には、スルーホールの最大径が示される「スルーホール径」欄51が示されている。「スルーホール径」欄51の右方には、スルーホールの径に対応するデータ(電圧降下)が示される「電圧降下」欄52が表示されている。この「電圧降下」欄52には圧電アクチュエータ20の電圧降下の程度が「大」または「小」で示される。
【0047】
「電圧降下」欄52の右方には、「スルーホール数」欄53が表示されている。「スルーホール数」欄53は、電圧降下を所定囲内に納めるために必要となるスルーホール数が示される欄である。この「スルーホール数」欄53に表示されるデータは、その左方に位置する「スルーホール径」欄51に表示されたスルーホールの径に対応しており、必要とされるスルーホールの数が「多」または「少」で示される。
【0048】
「スルーホール数」欄53の右方には、ダメージを表す「ダメージ」欄54が表示されている。「ダメージ」欄54に表示されるデータは、その左方に位置する「スルーホール径」欄51に示されるスルーホール径に対応している。この「ダメージ」欄54には、スルーホール36,37を穿設することにより焼結体に与えるうねりや反り即ちダメージを表す欄であり、ダメージが「大」または「小」で表されている。
【0049】
「ダメージ」欄54の右方には、「総合評価」欄55が表示されている。「総合評価」欄55は、「スルーホール径」欄51に示されるスルーホール径で作製した圧電アクチュエータ20の性能、即ちインク漏れやインク吐出性能を「良」、「不良」で表示する欄である。
【0050】
かかる圧電アクチュエータ評価表50によれば、スルーホールの最大径(φ)が「φ<20μm」であった場合には、電圧降下が大きく(電圧降下欄52「大」)、電圧降下を所定範囲内に納めるためにはスルーホール数を多く形成することが必要となり(スルーホール数欄53「多」)、圧電アクチュエータのダメージが大きくなる(ダメージ欄54「大」)ことが示されている。その結果、圧電アクチュエータの性能が、「不良」となる(総合評価欄55「不良」)ことが示されている。
【0051】
また、スルーホールの最大径(φ)が「φ>200μm」であった場合には、電圧降下は小さく(電圧降下欄52「小」)、必要なスルーホール数も少なくすることができるが(スルーホール数欄53「少」)、圧電アクチュエータのダメージが大きくなる(ダメージ欄54「大」)ことが示されている。そして、その結果、圧電アクチュエータの性能が、「不良」となる(総合評価欄55「不良」)ことが示されている。
【0052】
一方、スルーホールの最大径(φ)を「20μm≦φ≦200μm」とした場合には、電圧降下が小さく(電圧降下欄52「小」)、必要なスルーホール数も少ない上に(スルーホール数欄53「少」)、圧電アクチュエータのダメージを小さくする(ダメージ欄54「小」)ことが示されている。その結果、圧電アクチュエータの性能が、「良」となる(総合評価欄55「良」)ことが示されている。
【0053】
以上説明したように、焼成後の圧電アクチュエータ20の平面性を良好に保つことができる。また、圧電シート22〜24は、上記したように圧電シート25〜30に対する拘束層であるが、焼結工程において圧電アクチュエータ20が反ったり、あるいは波打ったりしてその平面性が損なわれないようにする機能を有している。したがって、該圧電アクチュエータ20をキャビティプレート10と重ね合わせても、その接合面が空隙なく良好に接着されるので、インク漏れなどを生じさせることがない。さらに、圧電アクチュエータ20の個別電極31どうし、コモン電極32どうしをそれぞれ良好に電気的に接続し、優れた電気的特性(圧電特性)を発揮させることができ、インク吐出性能に優れたインクジェットヘッド6を形成することができる。
【0054】
以上、上記実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものでなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0055】
例えば、上記実施形態においては、スルーホール36,37は千鳥状になるように配設されたが、これに換えて螺旋状になるように配設しても良い。また、スルーホール36,37を電極(個別電極31、コモン電極32、ダミー電極31b,32bのいずれか)を介して接触するように構成したが、各スルーホール36,37の端部の一部が重なり合うように(スルーホール36,37どうしが直接接触するように)構成しても良い。これによれば、更にコンパクトにスルーホール36,37を圧電シート内に配設することができ、圧電シート上に印刷される電極の高密度化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の圧電アクチュエータによれば、第1または第2の圧電シートの積層方向の内部個別電極の端部どうし及び内部共通電極の端部どうしを電気的に導通させるべく内部に導電材料を有するスルーホールを、最大径が略20μm以上で且つ略200μm以下となるように形成する。圧電シートに形成されるスルーホールの最大径が大きくなると、圧電アクチュエータに大きなうねりや反りを引き起こしてしまう。しかし、スルーホールの最大径を略200μm以下とすれば、圧電アクチュエータのうねりや反りを抑制することができ、その平面性を良好な範囲に保つことができるという効果がある。一方、圧電シートに形成されるスルーホールの最大径を小さくしていくことは、圧電アクチュエータの電圧降下を大きくしてしまう。しかし、スルーホールの最大径を略20μm以上で形成することにより、この電圧降下を小さく止めることができるという効果がある。よって、圧電アクチュエータの性能(電気的特性)や圧電アクチュエータを使用した各種製品の性能を良好に発揮させることができる。
【0057】
第1の圧電シートは、第2の圧電シートの内部共通電極の端部と積層方向に対応し、且つ内部個別電極の列方向の延長位置における上面の位置に、また第2の圧電シートは、第1の圧電シートの各内部個別電極の端部と積層方向に対応し、内部共通電極の形成されていない部分における上面の位置に、それぞれ第1及び第2の圧電シートの変形に関与しないダミー電極を備えている。また、内部個別電極の端部及び内部共通電極の端部にそれぞれ接続して穿設されたスルーホールと、ダミー電極に接続して穿設されたスルーホールとを積層方向に交互に備えている。このため、第1の圧電シートと第2の圧電シートとを交互に積層すると、各圧電シートの積層方向の内部個別電極の端部どうし及び内部共通電極の端部どうしを、それぞれ対応するダミー電極及びそれに接続したスルーホールを介して電気的に導通させることができる。よって、スルーホールが本来の穿設位置から多少ずれていても、ダミー電極の面を介して両者を容易に電気的に導通させることができるという効果がある。
【0058】
【0059】
請求項2記載の圧電アクチュエータによれば、請求項1に記載の圧電アクチュエータの奏する効果に加え、第1の圧電シートに穿設されたスルーホールと第2の圧電シートに穿設されたスルーホールとは異なる位置にあり、第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、第1の圧電シートの内部個別電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、第2の圧電シートのダミー電極に接触し、且つその第2の圧電シートのダミー電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、第1の圧電シートの内部個別電極に接触すると共に、第2の圧電シートの内部共通電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、第1の圧電シートのダミー電極に接触し、且つその第1の圧電シートのダミー電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、第2の圧電シートの内部共通電極に接触するように、各圧電シートにそれぞれ穿設されている。
即ち、スルーホールによって、第1の圧電シートの内部個別電極、第2の圧電シートのダミー電極、第1の圧電シートの内部個別電極の順に、また、第2の圧電シートの内部共通電極、第1の圧電シートのダミー電極、第2の圧電シートの内部共通電極の順に、それぞれ導通させることができる。
請求項3記載の圧電アクチュエータによれば、請求項1又は請求項2に記載の圧電アクチュエータの奏する効果に加え、第1の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心と、そのスルーホールと導通するスルーホールであって、第2の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心とが異なる位置となるように、各圧電シートにそれぞれスルーホールを穿設する。内部に導電材料を有するスルーホールが中空で、また、スルーホール径は必ずしも均一でなかったり、テーパ状であった場合に、接続に係わる2のスルーホールの軸中心が同じ位置にあると、1のスルーホールが他のスルーホールの導電性のない中空部と接続され不導通になりやすい。しかし、第1または第2の圧電シートの一方の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心と、その圧電シートに接する他方の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心とが異なる位置にあれば、かかる不導通が生じることを抑制し、スルーホールを良好に電気的に導通させることができるという効果がある。
【0060】
請求項4記載の圧電アクチュエータによれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧電アクチュエータの奏する効果に加え、第1の圧電シートに穿設されたスルーホールと第2の圧電シートに穿設されたスルーホールとは、異なる位置にあり、第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、各スルーホールの位置関係は積層方向に対して千鳥状となる。よって、第1の圧電シートに穿設されたスルーホールと第2の圧電シートに穿設されたスルーホールとが異なる位置にあっても、密な配置となるようにスルーホールを形成することができるという効果がある。このため、スルーホールを設けるためのスペースを圧電シート上で容易に確保することができる。
請求項5記載の圧電アクチュエータによれば、請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧電アクチュエータの奏する効果に加え、第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、第1の圧電シートに穿設されたスルーホールの端部と、第2の圧電シートに穿設されたスルーホールの端部とは、その一部が重なり合うように構成されている。よって、スルーホールを第1及び第2の圧電シート内にコンパクトに配設することができるという効果がある。
請求項6記載の圧電アクチュエータによれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧電アクチュエータの奏する効果に加え、スルーホールは、テーパ状に形成されている。
請求項7記載の圧電アクチュエータによれば、請求項1から請求項6のいずれかに記載の圧電アクチュエータの奏する効果に加え、他の部品と接触又は接合する第1の圧電シートは、スルーホールを備えずに、且つ内部個別電極を他の部品と接触又は接合する面の反 対面にのみ備えている。
請求項8記載の圧電アクチュエータによれば、請求項1から請求項7のいずれかに記載の圧電アクチュエータの奏する効果に加え、第1の圧電シートに形成される内部個別電極とダミー電極とは同じ厚みに形成され、且つ第2の圧電シートに形成される内部共通電極とダミー電極とは同じ厚みに形成されている。よって、第1及び第2の圧電シートを積層した場合に、内部個別電極及び内部共通電極のない部分の圧電シートが凹むのを補正すると共に、スルーホールの導通を良好に行うことができるという効果がある。
【0061】
請求項9記載のインクジェットヘッドによれば、複数個のノズル及びその複数個のノズルごとに圧力室を有するキャビティプレートに、請求項1から請求項8のいずれかに記載の圧電アクチュエータを、内部個別電極がキャビティプレートの各圧力室ごとに対応するように重ねて構成する。よって、平面性や性能(電気的特性)に優れた圧電アクチュエータをキャビティプレートに重ねることができる。このため、圧電アクチュエータとキャビティプレートとの接合面の接着不良によるインク漏れを抑制すると共に、優れたインク吐出性能を発揮させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェットヘッドの実施の形態であるカラーインクジェットプリンタを示す斜視図である。
【図2】 圧電式インクジェットヘッドの各部品の斜視図である。
【図3】 圧電アクチュエータの分解拡大斜視図である。
【図4】 図3のVII―VII線矢印拡大断面図である。
【図5】スルーホール径と圧電アクチュエータの性能との相関関係を評価した圧電アクチュエータ評価表50を示した図である。
【符号の説明】
6 インクジェットヘッド
10 キャビティプレート
16 圧力室
20 圧電アクチュエータ
21〜30 圧電シート
26,28,30 第1の圧電シート
25,27,29 第2の圧電シート
31 個別電極(内部個別電極)
31b ダミー電極
32 コモン電極(内部共通電極)
32b ダミー電極
33,34 表面電極
36,37 スルーホール
Claims (9)
- ノズルと列状に配列された圧力室とを含む複数のインク通路が内部に形成されたキャビティユニットに接合され、インクを前記ノズルから吐出させる圧電アクチュエータであって、
上面に前記圧力室に対応して列状に形成された複数の内部個別電極を備えた第1の圧電シートと上面に前記複数の圧力室に対して共通の内部共通電極を備えた第2の圧電シートとを交互に積層し、加えられた電気エネルギーによって変位を得る圧電アクチュエータにおいて、
前記変位を伝えるために他の部品と接触又は接合し、前記積層方向の一方に形成された面を有すると共に、
前記第1の圧電シートは、前記第2の圧電シートの内部共通電極の端部と積層方向に対応し、且つ前記内部個別電極の列方向の延長位置における前記上面の位置に、また前記第2の圧電シートは、前記第1の圧電シートの各内部個別電極の端部と積層方向に対応し、前記内部共通電極の形成されていない部分における前記上面の位置にそれぞれ前記第1及び第2の圧電シートの変形に関与しないダミー電極を備え、
前記各圧電シートが積層されて、内部に導電材料をそれぞれ有するスルーホールであって、前記内部個別電極の端部及び前記内部共通電極の端部にそれぞれ接続して穿設されたスルーホールと、前記ダミー電極に接続して穿設されたスルーホールとを前記積層方向に交互に備え、積層方向の前記内部個別電極の端部どうし及び前記内部共通電極の端部どうしを、それぞれ対応する前記ダミー電極及びそれに接続した前記スルーホールを介して電気的に導通させ、そのスルーホールは、最大径が略20μm以上で且つ略200μm以下となるように形成されていることを特徴とする圧電アクチュエータ。 - 前記第1の圧電シートに穿設されたスルーホールと前記第2の圧電シートに穿設されたスルーホールとは、異なる位置にあり、
前記第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、
前記第1の圧電シートの内部個別電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第2の圧電シートのダミー電極に接触し、且つその第2の圧電シートのダミー電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第1の圧電シートの内部個別電極に接触すると共に、
前記第2の圧電シートの内部共通電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第1の圧電シートのダミー電極に接触し、且つその第1の圧電シートのダミー電極に穿設されたスルーホールの少なくとも一部は、前記第2の圧電シートの内部共通電極に接触するように、前記各圧電シートにそれぞれ穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電アクチュエータ。 - 前記スルーホールは、前記第1の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心と、そのスルーホールと導通するスルーホールであって前記第2の圧電シートに穿設されたスルーホールの軸中心とが異なる位置となるように、前記各圧電シートにそれぞれ穿設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧電アクチュエータ。
- 前記第1の圧電シートに穿設された前記スルーホールと前記第2の圧電シートに穿設された前記スルーホールとは、異なる位置にあり、前記第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、前記各スルーホールの位置関係が積層方向に対して千鳥状となることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
- 前記第1及び第2の圧電シートを積層した状態で、前記第1の圧電シートに穿設されたスルーホールの端部と、前記第2の圧電シートに穿設されたスルーホールの端部とは、その一部が重なり合うように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
- 前記スルーホールは、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
- 前記他の部品と接触又は接合する第1の圧電シートは、前記スルーホールを備えずに、且つ前記内部個別電極を前記他の部品と接触又は接合する面の反対面にのみ備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
- 前記第1の圧電シートに形成される前記内部個別電極と前記ダミー電極とは同じ厚みに形成され、且つ前記第2の圧電シートに形成される前記内部共通電極と前記ダミー電極とは同じ厚みに形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
- 複数個のノズル及びその複数個のノズルごとに圧力室を有するキャビティプレートに、請求項1から請求項8のいずれかに記載の圧電アクチュエータを、前記内部個別電極が前記キャビティプレートの各圧力室ごとに対応するように重ねて構成したことを特徴とするインクジェットヘッド。
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