JP3810951B2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアロック本体を取り付けたベースプレートを、ドアのインナーパネルに固定することにより、ドアロック本体がドア内部の予め定めた位置に装着されるようにした自動車用ドアロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ドアには、ドアのインナーパネルに開口部を形成し、この開口部を、ドアロック装置及び他のドア内機能部品を予め取り付けたベースプレートをもって閉塞するようにした、いわゆるモジュールドアがある。
【0003】
従来この種のモジュールドアにおいては、ベースプレートに形成した開口部から作業者がドア内部に手を入れて、ドア内部のドアロック装置と、ドアのアウターパネルに装着したキーシリンダ及びアウトサイドハンドルとをロッドまたはケーブル等の連結部材により連結していた(例えば、特表平10-510230号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の自動車用ドアは、ベースプレートの開口部からドア内部の連結作業を行うため、作業性が悪く、またベースプレートの開口部を閉塞するためにシール部材が必要になり、コストアップとなる。また、ドアロック装置の防盗効果を図るプロテクタ等を装着する場合には、さらに作業性が低下するとともに、コストが増大する。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、ドア内部での連結作業を廃止することにより、作業性の向上を図り、さらに、ドアロック装置の防盗性向上を図った自動車用ドアロック装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) ドアのインナーパネルに開口部を形成し、該開口部を閉塞するベースプレートに予めドアロック本体を装着しておき、前記ベースプレートをインナーパネルに装着することにより、前記ドアロック本体がドア内の予め定めた位置に装着されるようにした自動車用のドアロック装置であって、前記ベースプレートに固定されるドアロック本体に、前記ドアのアウターパネルに対向する基面を有するサポート部を連設し、前記基面に、キーシリンダを、前記アウターパネルに穿設した装着孔に臨むように装着し、かつ該キーシリンダのキーレバーと、前記ドアロック本体のロックレバーとを連結手段により連結し、さらに、前記サポート部の一部を前記アウターパネルから離反する方向に折り曲げ可能とするとともに、前記サポート部に、折り曲げた部分を保持可能なフック部材を設ける。
【0007】
(2) 上記(1)項において、サポート部における基面の周縁に、ドアのアウターパネル側に向かって突出して、キーレバーとロックレバーとの連結経路を囲む壁部を設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図2は、自動車ドアの組み付け前の全体斜視図を示す。車体に開閉可能に支持されるドア(1)のインナーパネル(1a)(図3〜図5参照)には開口部(2)が形成され、ドアロック本体(3)と他のドア内機能部品を予め取り付けたベースプレート(4)を、インナーパネル(1a)に固定することにより、ドアロック本体(3)及びドア内機能部品がドア(1)内の予め定めた位置に装着されるとともに、開口部(2)が閉塞される。
【0010】
ドア(1)のアウターパネル(5)側には、ドアロック本体(3)のロック解除を行うアウトサイドハンドル(6)を枢着した枠体(7)が装着される装着孔(5a)が形成されている。アウトサイドハンドル(6)のドア(1)内部に配置されるアーム部(6a)には、係合ピン(6b)が形成されている。
【0011】
図1に示すように、ドアロック本体(3)は、車体側に固定されるストライカ(図示略)に係合してドア(1)を閉止状態にロックする噛合機構を内蔵するボディ(3a)と、ボディ(3a)に連設され、アウターパネル(5)側に対向する基面(8a)の下側を除く周縁に、アウターパネル(5)側に向いて折曲した壁部(8b)を有するサポート部(8)とを有している。
【0012】
ボディ(3a)には、アウトサイドハンドル(6)に連結されるアウトサイドレバー(3b)、及びサポート部(8)の壁部(8b)により囲まれて、後述のキーシリンダ(9)に連結されるロックレバー(3c)が枢着されている。
【0013】
サポート部(8)の基面(8a)には、アウトサイドハンドル(6)のロック解除操作を可能にしたり、不能にしたりするように操作されるキーシリンダ(9)が、アウターパネル(5)の装着孔(5a)に臨むようにサポート部(8)の後述する延設部(8d)に装着され、壁部(8b)上方の外側には、前後方向を向く軸(10)により、レバー(11)が枢着されている。
【0014】
レバー(11)の下端部には、下端がアウトサイドレバー(3b)に連結されたロッド(16)の上端が連結されるとともに、上部に段状の係合部(12a)を有する連結レバー(12)が、前後方向を向く軸(13)により枢着されている。連結レバー(12)は、ばね(14)により、常時は図1において矢視方向に付勢され、レバー(11)のストッパー(11a)に当接した位置に停止している。
【0015】
キーシリンダ(9)は、延設部(8d)の仮止め凹部(8e)に載置され、キーシリンダ(9)の周面から突出した取付片(9b)のネジ孔に、ボルト(BL)のより大径の貫通孔(8g)及び延設部(8d)の基部にボルト(BL)のネジ部の径にほぼ等しい孔径に形成された貫通孔(8f)を通るボルト(BL)が係合することによって、サポート部(8)に装着される。
【0016】
キーシリンダ(9)のキーレバー(9a)は、基面(8a)に沿って配置されたロッド(15)によりロックレバー(3c)に連結され、ロッド(15)を含むキーレバー(9a)とロックレバー(3c)との間の連結経路は、不正行為によるロック解除を阻止するように、サポート部(8)の基面(8a)及び壁部(8b)により囲まれている。
【0017】
サポート部(8)は、弾性変形可能な合成樹脂等により成形され、上下のほぼ中央の壁部(8b)にスリット(8c)が形成され、図3に示すように、基面(8a)がアウターパネル(5)から離反するように、裏側に折曲可能になっている。基面(8a)の裏側には、図6、7に示すように、凹部(17a)及び凸部(17b)からなる保持部材(17)が形成され、基面(8a)を裏側に折曲させることにより、凹部(17a)と凸部(17b)とが互いに弾性係合して、サポート部(8)を図3に示す仮保持状態に保持する。
【0018】
次に、本発明の実施形態の組み付け作業について説明する。
ドアロック本体(3)を固定したベースプレート(4)をドア(1)のインナーパネル(1a)に取り付けることにより、サポート部(8)を仮保持状態にしたドアロック本体(3)は、開口部(2)からドア(1)内部に挿入されて所定位置に装着される。ベースプレート(4)をインナーパネル(1a)に取り付けるときは、ドアロック本体(3)の上方が先に開口部(2)に挿入されるように、ドアロック本体(3)を傾けて挿入する必要がある。
【0019】
しかし本実施形態においては、サポート部(8)の基面(8a)は、フック部材(17)により図3に示すようにインナーパネル(1a)側に折曲した仮保持状態に保持されて、キーシリンダ(9)がアウターパネル(5)から離間した状態、即ちキーシリンダ(9)のアウターパネル(5)側への突出量を少なくしているので、ドアロック本体(3)の装着時に、キーシリンダ(9)がアウターパネル(5)に当接して互いが損傷することを防止している。
【0020】
ドアロック本体(3)をドア(1)内に装着した後は、アウターパネル(5)の装着孔(5a)からサポート部(8)を手前に倒して、フック部材(17)の係合を外して起立させた状態で、図4に示すように、枠体(7)を傾けた姿勢で装着孔(5a)に装着することにより、アウトサイドハンドル(6)の係合部(6b)が連結レバー(12)をばね(14)の付勢力に抗して反時計方向に回動させながら、係合部(12a)に係合して、アウトサイドハンドル(6)とアウトサイドレバー(3b)とが連係される。
【0021】
ドアロック本体(3)がドア(1)内に装着された状態にあっては、ロッド(15)を含むキーシリンダ(9)とロックレバー(3c)間の連結経路は、サポート部材(8)の基面(8a)及び壁部(8b)より囲まれているので、ドア(1)外部から不正行為により連結経路が攻撃されるのを阻止することができる。
【0022】
キーシリンダ(9)は、枠体(7)に穿設した取付孔(7a)(図2参照)に嵌合し、そこに適宜固定するのがよい。尚、取付片(9b)のネジ孔をボルト挿通用としてボルト(BL)により枠体(7)に共締め固定してもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1の発明によると、ベースプレートをドアに固定する前に、ドアロック本体のロックレバーとキーシリンダとを連結することができるので作業性の向上を図ることができる。また、ベースプレートに作業孔を形成する必要がないので、シール部材が不要になりコストの低減を図ることができる。
さらに、サポート部を、折り曲げた仮保持状態にして、キーシリンダの突出量を少なくすることができるので、ドアロック本体を開口部からドア内部に挿入するとき、キーシリンダがアウターパネルに当接して互いが損傷することを防止できる。
【0024】
(b) 請求項2の発明によると、キーシリンダとドアロック本体との連結経路をサポート部により囲んで、ドア外部からの不正行為の攻撃を阻止するので、防盗性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のドアロック本体の斜視図である。
【図2】図1に示すドアロック本体を装着した自動車用ドアの分解斜視図である。
【図3】同じく、アウトサイドハンドル取付前のドアの要部の概略縦断面図である。
【図4】同じく、アウトサイドハンドル取り付け作業中のドアの要部の概略縦断面図である。
【図5】同じく、組み付け完了後のドアの要部の概略縦断面図である。
【図6】フック部材が係合状態にあるときの要部の拡大側面図である。
【図7】フック部材が離脱状態にあるときの要部の側面図である。
【符号の説明】
(1)ドア
(1a)インナーパネル
(2)開口部
(3)ドアロック本体
(4)ベースプレート
(5)アウターパネル
(6)アウトサイドハンドル
(8)サポート部
(8a)基面
(8b)壁部
(9)キーシリンダ
(15)ロッド(連結部材)
Claims (2)
- ドアのインナーパネルに開口部を形成し、該開口部を閉塞するベースプレートに予めドアロック本体を装着しておき、前記ベースプレートをインナーパネルに装着することにより、前記ドアロック本体がドア内の予め定めた位置に装着されるようにした自動車用のドアロック装置であって、
前記ベースプレートに固定されるドアロック本体に、前記ドアのアウターパネルに対向する基面を有するサポート部を連設し、前記基面に、キーシリンダを、前記アウターパネルに穿設した装着孔に臨むように装着し、かつ該キーシリンダのキーレバーと、前記ドアロック本体のロックレバーとを連結手段により連結し、さらに、前記サポート部の一部を前記アウターパネルから離反する方向に折り曲げ可能とするとともに、前記サポート部に、折り曲げた部分を保持可能なフック部材を設けたことを特徴とする自動車用ドアロック装置。 - サポート部における基面の周縁に、ドアのアウターパネル側に向かって突出して、キーレバーとロックレバーとの連結経路を囲む壁部を設けた請求項1記載の自動車用ドアロック装置。
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