JP3806449B2 - Suture tool - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、針糸を用いて生体組織を縫合・結紮するための器具に関し、特に体腔内にて、内視鏡下の外科手術を行う際に生体組織を縫合・結紮するための縫合用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内を内視鏡で観察しつつ外科手術をすることが多く行われており、このように内視鏡からの平面的な映像をモニターで見ながら、動きの限定される体腔内で特殊な道具を操作しなければならないという環境下においては、糸の縫合・結紮を行うことは非常に難しい。そのために、簡単に糸しばりを行う道具や方法が多数開発されてきている。
【0003】
現在行われている方法としては、一旦体腔内で生体組織に糸を挿通させた後、この糸の両端を体外に取出し、体外で結び目をつくり、この結び目を体内に送るための専用の道具で再度体内に送るというのが一般的である。
【0004】
また、これと同様の方法で糸を結ぶ道具の例が、米国特許第5144961号に記載されている。これはあらかじめ、針付き糸の一端(針から離隔する側の端部)を中空の棒に巻き付け、この中空の棒上に結び目を形成しておく。そして、体腔内には、この棒に巻き付けられていない部分の糸と針だけを挿入し、縫った後に体外にその糸を取出し、中空棒の内孔にその糸を通し、結び目を棒から外して、その中空の棒を押し進めて体腔内に結び目を送るものである。
【0005】
体内でこのように結び目を締付け、結紮を行う場合は、腹腔鏡下手術用の2本の鉗子を用いて、通常の手術のように男−女あるいは男−女−男結びを行ったりする。このような結紮については更に後述する。
【0006】
一方、結び目つくりを簡略化する方法には米国特許第5234445号に示されるようなものがある。これは針付き糸の途中になげなわ様のループと結び目を形成し、それより後端側の糸を中空の棒の内部に通しておくものである。この場合、結び目はこの棒内には入らない。そして、棒を体腔内に挿入し、その先端に装着されたループと針糸を体腔内に入れ、別の鉗子で針を持ちながら組織を縫った後、今度は鉗子をループに通してから針側の糸をつかみ、この針側の糸を引張ってループ内に通すと同時に、中空棒を押して結び目を送る。これにより、なげなわ状のループが締まって結び目を形成する。
【0007】
体腔内で2本の鉗子により、結紮する方法では、例えば使用する道具は、腹腔鏡下手術用の図6に示すような鉗子であり、この様な鉗子を2本操作して、前述した様に通常手術の様に男−女、男−女−男結びを行う。この時の手順の1例としては、まず一方の鉗子で、糸の一端をとり他方の鉗子に巻き付ける。糸の一端を把持した一方の鉗子はその糸の端を把持したままにして、糸を巻き付けられた他方の鉗子で糸の他端を把持する。ここで一方の鉗子を、他方の鉗子の先端方向へ移動させ、巻き付けた糸の輪を他方の鉗子を越えて、糸の他端上にもってくる。両方の鉗子を互いに逆方向に引張り、巻き付けた糸の輪を締めると結び目ができる。男−女や男−女−男結びなどは、この巻き付ける方向を逆にして2あるいは3回同じことを繰り返すことで行われる。ちなみに男−女結びを行った場合は図5の様な結び目となる。こうして得られる結び目は固く強いものであり、また2本の鉗子により糸の両端を結び目を中心に直横に逆方向に引くことで、糸を確実に締め付けることが可能となる。また、このように行うことで締め具合の調節等も行い易い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこれらの方法においては、体外で結び目をつくる場合、一旦体内に導いた糸の両端を体外に出さねばならず、鉗子の出し入れ動作が多くなり面倒である。また、糸の両端を体外に出すため、非常に長い糸が必要となり、体外に出す際、糸の貫通した組織が、糸でより長くこすられ、損傷する場合もある。結び目を体内に送りこむための専用の道具も必要であり、また、この結び目を送る方法では固く結び目を締めることは難しい場合がある。
【0009】
更に、体内にて結紮する場合には、2本の腹腔鏡下手術用の鉗子を用いて行うものにおいてはやはり、前述した様な特種環境下での作業であるため、通常の手術の様な操作は非常に難しく、特に鉗子に糸を巻き付けるような作業は困難であり、技術や熟練も必要となる。また、なげなわ状のループにより、もう一端の糸をしめつけて結び目をつくるものにおいては、結び目が弱くとれてしまったりする。また、棒の先端にこれを取付け、体腔内に挿入する場合などにおいては、通常の縫うという作業だけで2本の鉗子を必要とすることに加え、この棒を挿入するための穴をもう一つ体表にあける必要がでてくる可能性もある。
【0010】
本発明は、体腔内で簡単な操作で、確実に、固く結び目をつくり、治癒するに十分に組織を縫合できると共に、縫合時に鉗子の数を増やさず、また、鉗子の出し入れを必要最低限にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の縫合用具は、縫合用手術用具に前後進可能に可能にしまり嵌めされる外筒と、体組織縫合用糸の一部に形成されたループを軸方向に摺動自在に保持する糸巻付部と、前記外筒の先端に着脱可能に嵌合する固定部と、この固定部側で終端する内孔とを有する内筒と、からなり、前記外筒は、前記ループから延びる糸の延長部を固定する糸固定部を有し、前記外筒に挿入した手術用具を、前記内筒の前記内孔に挿入して押圧することにより、この内筒が外筒から取外されることを特徴とする。
【0012】
【作用】
この縫合用具は、鉗子等の手術用具と組みあわせて使用される。体組織縫合用糸は、予めその一部に例えば結紮用のループを形成し、このループを内筒に保持させ、このループから延びる延長部を、内筒に装着した外筒に固定しておく。そして、内筒に鉗子等の手術用具を通し、このループを保持した外筒を手術用具の外周に配置させる。内筒を手術用具から外すと、ループが内筒を軸方向に摺動して手術用具上に移動する。外筒がループから延びる延長部を固定しているため、内筒だけを手術用具から取り外すことができる。
【0013】
【実施例】
図1から図3は、本発明の第1実施例による針糸縫合用具1の概略図を示したもので、これは、内筒2と、糸保持部材としての外筒3とを備え、この糸保持部材としての外筒3が体組織を縫合するための針付き糸4を保持する。
【0014】
内筒2は外筒3内に収容される筒状になった糸巻付部5と、外筒3の内壁に締まりばめとなって内筒2を固定する固定部6と、外筒3内に収容されない内筒把持部7からなる。糸巻付部5は、その外側に若干のテーパが設けられており、糸巻付部5から固定部6に向かって径が大きくなっている。糸巻付部5は前述のように筒状に形成されているが、その内径はこれと組合わせて用いる手術用具としての鉗子(以下単に鉗子と称する)の径よりも大きく形成してある。また、筒状部の内孔は、内筒2を貫通するものではなく、内筒2の途中で終端する。
【0015】
外筒3は適度な弾性を有する樹脂より筒状に形成されており、その外径は腹腔鏡下手術等で使用されるトラカールに挿入可能な大きさとなっている。また外筒3は、後述する糸のループを収容するループ保持部としての糸収納部8と、この外筒3を鉗子に固定する鉗子固定部9とを有しており、糸収納部8の内径は、内筒2の固定部6に嵌合し、緩い締まり嵌めとなるような大きさとなっている。この糸収納部8の長さは、内筒2の固定部6と糸巻付部5の長さとほぼ同じに形成されている。
【0016】
鉗子固定部9は、糸収納部8と連通した内孔を有しているが、その内径は糸収納部8よりも小径に形成され、これと組合わせて用いる鉗子の外周上に締まりばめする寸法となっている。鉗子固定部9には、この内孔から外筒3の外周に向けて、鉗子の外周上に容易かつ確実に締まりばめさせるために周方向に等間隔に離隔した6ヶ所に溝10を設けてある。また、糸収納部8の先端には糸4の針4a側端部とその他端とを保持するために、糸固定部としての切り込み11が径方向に対向した2ヶ所に設けられている。針付き糸4は針4a側端部とその他端を外筒3の切り込み11に保持され、その間の部分が内筒2の糸巻付部5に巻きつけられている。
【0017】
この巻き方の基本は、図4の様なものであり糸4の両端側をそろえて、これをその時できている輪Rの中に通したような巻き方である。この巻き方は、米国特許第3580256号に示されるものと、同様のもので、図4で長い方の端をループLの中に通して、両端をひくと、図5のような2重結紮となる。本実施例においては、2度輪Rの中に糸4の両端を通したものとしている。
【0018】
また本実施例においては、輪Rに糸4の両端を通してできたループLに、糸巻付部5が通っている。またこのとき、糸巻付部5の固定部6側に、糸4の針4a側の端、糸巻付部5の開口側に糸4の他端側となる位置関係で、巻きつけられている。また、巻き方については、このような方法に限らず、結び目となる巻き方であればどのようなものでもよい。これらの内筒2、外筒3、針付き糸4は、実際に組まれる場合には、図2に示すように内筒2に糸4を巻きつけ、この内筒2の糸4を巻いた部分を外筒3の糸収納部8に挿入し、糸4の針側端と他端を外筒3の切り込み11に挟んで固定し、図3に示すように内筒2の固定部6を外筒3内に締まりばめにより固定する。
【0019】
次に、図6から図13を参照して、このような縫合用具1を用いて体組織を縫合する場合について説明する。
図6はこのように構成された針糸縫合用具1を装着して縫合する手術用具の例として鉗子12を示す。この鉗子12に装着するには、まず、外筒3の部分をもって、鉗子12の先端を外筒3の鉗子固定部9の内腔に挿入する。このときに用いる鉗子12は、鏡視下手術用の持針器が好ましい(例えば図6の様なもの)。鉗子固定部9は、鉗子12の径よりも小径に形成されているため、外筒3は鉗子12と締まりばめにより固定されるものの、外筒3は樹脂製で弾性を有し、鉗子固定部9には溝10を設けてあるため、適度な力量にて、鉗子12の長軸方向に前後進移動可能である。
【0020】
図7に示すように、鉗子固定部9に挿入した鉗子12をさらに前進させると、鉗子12の先端は、内筒2の糸巻付部5の内孔に入る。外筒を保持したままさらに押しすすめると、内筒2は、図8に示すように内筒2の内孔に挿入された鉗子12により押され、固定部6で締まりばめとなっていた外筒3からはずれ、押しだされる。このとき、内筒2の糸巻付部5にはテーパが設けられていることもあり、巻きつけられた糸4はそのままの形で、糸巻付部5からはずれ、次に糸巻付部5にかわって、挿入されてきた鉗子12に巻きつくように配置される。ここで内筒2を鉗子12から取外す。外筒3は適当な位置まで鉗子12上を移動させる。この状態で、体腔内にトラカールなどを介して挿入しこの鉗子12で、針4aを持ち、もしくは別の鉗子13を挿入して針4aをとって良いが、生体組織Dの縫合したい部位を縫う。
【0021】
その後、図9に示すように、組織からでてきた針4a側の糸4を縫合用具1を装着した鉗子12で持ち、縫合用具1の外筒3からでている糸4aの他端4z(針側でない方)を、別に体腔内に挿入された鉗子13でこれを取り、ループLを外筒3から外し、鉗子12の先端方向へ引張る。これにより、図10に示すように、外筒3内に収納されていたループLが引張られて鉗子12の先端方向へ送られる。このとき、鉗子12の先端には針4a側の糸4を把持しており、したがって結び目を更に送ると、図11に示すように、結び目(ループL)の輪の中を、針4a側の糸4が通り抜ける。ここで、糸4の針4a側端をもった鉗子12(縫合用具が装着されている)と、その他端4zを把持した鉗子13とを引っ張り、必要なだけ組織Dを締めつけ、図12に示すように、結び目Nを強く締付ける。このとき形成される結び目Nは、図13に示すようなダブルルーピングの男−女結びとなっている。
【0022】
このようにして縫合・結紮作業は完了し、余った糸4を切って針4aと共に体外に回収し、また鉗子12に取付けられた外筒3も取外す。2針目を縫う場合は、もう1つ縫合用具1をとり、上記手順を繰返す。
【0023】
この様な構成の縫合用具1においては、鉗子12の先端方向に外筒3先端に設けられた切り込み11により糸が保持されるため、トラカールへの操入の際などにずれることもなく、また別の鉗子13により先端方向に向かって簡単に取外せる。内筒2があるため、ループLは崩れずにそのまま、鉗子12の外周に配置でき、また、内筒2があるため、この縫合用具1を組立てるときには内筒2に糸4を巻いて外筒3に挿入すればごく簡単につくれる。ループLが外筒3で覆われるため、ループLが移動したり、鉗子12から外れたり、何かに引っかかったりする心配がない。ループLは外筒3内に収容されているため保管しやすい。結び目Nはダブルルーピングの男−女結びの2重結紮となるため固い結び目ができる。2本の鉗子12,13を用いて糸4の両端を直接逆方向に引張って結び目Nを締めるため、きつく結べる。
【0024】
図14及び図15は上記第1の実施例1の変形例を示し、第1の実施例とは、外筒3を鉗子12に固定するための固定手段の構造が異なる。この変形例では、外筒3の後端の鉗子固定部9に外筒3の径よりも小径の鉗子固定部材14を設けてある。またこの部分の内径は鉗子12と同じかもしくは若干大きく形成してあり、この径のまま糸収納部8の内孔に連通する。また鉗子固定部材14から外筒3の後方までは、軸心方向に六分割されている。この鉗子固定部材14と組みあうように、内径が鉗子固定部材14より若干小さくなっている締めつけ筒15が用意される。
【0025】
このような機構のものでは、縫合用具1を鉗子12に装着する場合に、まず、締めつけ筒15に鉗子12を挿入した後、上記第1の実施例と同様に外筒3の後端から鉗子12を挿入する。このとき外筒3は鉗子12に対してスムーズに摺動し、所望の位置で先に挿入した締めつけ筒15を鉗子固定部材14にはめこみ、鉗子12に外筒3を固定する。図15はこの状態を示す。このようにすると、鉗子12の摺動がスムーズになり、縫合用具1を装着しやすくなり、締めつけ筒15により確実に固定されるので、外筒3が何等かの理由により、意図せずしてその位置がずれるようなことはない。
【0026】
次に、図16から図18は第2の実施例による縫合用具20を示す。
図16に示すように、第2の実施例による縫合用具20は、糸保持部材としての中空円筒状の糸巻付部材23を備え、その外周部に設けられたループ保持部としてのの糸収納部24に、先端に針4aがついた糸4を保持する。糸巻付部材23は、肉厚が十分に薄い筒状であり、その内孔はこれに対応して使用される鉗子の外径とほぼ同じか若干小さくなっている。糸巻付部材23の筒部の先端上部には適度な距離をおいて2列に糸保持溝21がきられており、同様に下部にも糸保持溝21がきられている。本実施例ではこれらの糸保持溝21,21が糸固定部を形成する。
【0027】
糸巻付部材23には、上記第1の実施例と同様の巻き方で糸が巻かれているが、結び目Nができる巻き方であればどのような巻き方でもよい。巻きつけられた糸4の針4a側の端部は、糸保持部材23の先端下部の2列に切られた糸保持溝21に通して保持され、また、その逆側端部4zは上部の糸保持溝21に通され保持されている。また、糸保持部材23は適度な弾性を有する樹脂よりなる。
【0028】
この様な構成の縫合用具20を用いて縫合する場合は、図17に示すように、まず糸巻付部材23の内孔に鉗子12を貫通させる。この内孔の径は鉗子12の径と同じ、もしくは若干小さなものとなっており、また、糸巻付部材23が適度な弾性を有するため、鉗子12の外周に適度な力量で移動可能な程度に固定される。これをトラカールなどを介して体腔内に挿入する。このとき、糸巻付部材23に巻きつけられた糸4は糸保持溝21にその両端を保持されているため、体腔内においても、そのままの形を保つ。そして、別の鉗子13を用いて、上記第1の実施例と同様にして縫合を行う。
【0029】
この様な構成においては、糸巻付部材23の肉厚がうすく、したがって小さな径のトラカールからの挿入が可能となる。また、ループLを、この内側にある筒(糸巻付部材23)と共に鉗子12に装着するため、ループLは崩れたりせずに鉗子12の外周に配置することができる。
【0030】
図18は第2の実施例の変形例であり、これが第2の実施例と異なる点は、糸4の保持方法であり、この変形例では糸巻付部材23の先端に糸を強く引くと剥がれる程度に接着剤25にて接着し、この接着剤により糸固定部を形成している。
【0031】
このようにすると、糸を引くだけで外れるため、簡単である。
なお、このような接着剤に代えて、共に樹脂材である糸4と糸巻付部材23とを帯電させ、静電気により糸4を糸巻付部材23に保持させることもできる。
このようにすると、一旦取外しても、再度保持させることができ、失敗などにより、1度結紮を取止めるときなどにも、止めなおすことができる。
【0032】
図19及び図20は、第3の実施例による縫合用具30を示し、この縫合用具30は、特にトラカール装置と共に使用されるものである。
【0033】
この縫合用具30は、トラカール外套管40(図20)内に挿入されるトラカール挿入管32の先端に糸巻付部33を設け、この糸巻付部33の先端に糸固定部としての切り込み31を形成し、針付糸4を固定する。この糸保持部材としてのトラカール挿入管32は筒状の弾性部材から形成され、この内部には一定の径の内孔35が通じている。この内孔35には鉗子12が挿入されているが、この内孔35の径は、鉗子12の外径とほぼ同じか、もしくは、若干大きなものとなっており、鉗子12の摺動が自在であると同時に、気密状態を保つようになっている。符号34は、このトラカール挿入管32をトラカール外套管40の手元部41に係止させる係止部である。
【0034】
トラカール挿入管32の先端の糸巻付部33には糸4が巻き付けられているが、この糸巻付部33及び糸4の巻き方は、上記第2の実施例と同じであり、説明は省略する。
【0035】
この糸巻付部33と係止部34の間に配置されてトラカール外套管40内に配置されるトラカール挿入部36は、糸巻付部33より径が大きくなっており、トラカール外套管40内に挿入時にループLが後方にずれるのを防止している。またこのトラカール挿入部36の外径は使用するトラカール外套管40の内孔とほぼ同じか、もしくは、若干小さなものとなっている。このトラカール挿入部36の長さはトラカール外套管40よりある程度長いものとなっているが、このトラカール挿入管32の全体の長さは、使用する鉗子12の長さよりは短いものである。トラカール係止部34はトラカール外套管40の内径よりも十分に大きなものであり、この部分は手元部41で係止され、トラカール外套管40の内部には入らない。
【0036】
このような構成の縫合用具30においては、まず体壁Pに刺し込まれたトラカール外套管40にトラカール挿入管32を先端から挿入する。このとき、針4aとそれに連なる糸4の直線部をトラカール挿入管32内にいれておくとトラカール外套管40内に入れやすい。次に、使用する鉗子12をトラカール挿入管32の内孔35を通して体腔O内に挿入する。このとき、内孔35に入れてあった針4aと糸4が鉗子12により押し出され、体腔O内に送り込まれる。別の鉗子を挿入し、上記第1,第2の実施例と同様の操作をして縫合を行う。この状態を図20に示す。
【0037】
このように構成された縫合用具30においては、鉗子12の先端に縫合用具30が直接装着されないため、鉗子12の先端が軽く、したがって、操作が容易となる。また、トラカール、縫合用具、鉗子のそれぞれの間でほぼ気密が保たれているため、気腹操作の妨げにならない。
【0038】
したがって、上記第1,第2,第3の実施例の各縫合用具によると、結び目NとなるループLを予め体外で形成し、これを体腔内に導くことができるため、通常の体内結紮では難しい手術用具を用いてループを作るという作業がなくなり、体腔内において結び目をつくるための操作が簡単になると共に、体腔内で2本の鉗子で結紮するので、しめ具合がわかりやすく、調節しやすく、また、結び目を固くしめることができる。このループLを体腔内に挿入する際には、糸保持部材に糸が固定されるため、トラカール等を介して体腔内にこれを挿入するときなどにもループLが鉗子12から外れる虞がなく、迅速な操作が可能となる。
【0039】
更に、結紮するためには多くの必要を必要とせず、また一旦体腔内に挿入した場合、一針縫合が終了するまで、鉗子12の出し入れをする必要がなく、鉗子12先端は縫合用具に干渉せず、鉗子12としての機能を損なわれず、また、どのような鉗子12でも対応する径のものであれば使用できるため、操作の自由度が高い。
【0040】
更に、ループLの内側に鉗子12の挿通する空間が保持されているため容易にループLが鉗子12の回りに配置できる。また、結び目NとなるループLが予め鉗子12に巻かれており、つかむ、引く、押すという簡単な動作のみで結び目Nを形成できるため、体腔内で縫合に十分なスペースがない、もしくは、操作しづらい状況下においても、縫合が可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明においては、予め結び目となるループを体外で形成し、このループを確実に体腔内に導くことができるため、通常の体内結紮では難しい手術用具を用いてループを作るという作業がなくなり、体腔内での簡単な操作により、確実にかつ固く結び目をつくり、治癒するに十分に組織を縫合できると共に、縫合時に鉗子の数を増やさず、また、鉗子の出し入れを必要最低限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の縫合用具の側部断面図である。
【図2】図1の縫合用具の部分分解図である。
【図3】図1の縫合用具の斜視図である。
【図4】図1の実施例に用いる糸に形成するループの説明図である。
【図5】図4のループから形成する結び目の説明図である。
【図6】図1の縫合用具を装着する鉗子の概略図である。
【図7】図1の縫合用具を鉗子の先端部に装着する状態を示す説明図である。
【図8】図7の状態から内筒を取外して鉗子上に糸を装着する状態の説明図である。
【図9】縫合用具を鉗子に装着して縫合する状態の説明図である。
【図10】鉗子からループを抜出して結紮するときの説明図である。
【図11】鉗子から抜出したループを用いて結び目を作る状態を示す説明図である。
【図12】糸の引張って結紮する状態の説明図である。
【図13】体組織を結紮する結び目の説明図である。
【図14】第1の実施例の変形例による縫合用具の斜視図である。
【図15】図14の縫合用具の概略的な断面図である。
【図16】第2の実施例による縫合用具の斜視図である。
【図17】図16の縫合用具を鉗子に装着した状態の斜視図である。
【図18】第2の実施例の変形例による縫合用具の一部を示す斜視図である。
【図19】第3の実施例による縫合用具の斜視図である。
【図20】第3の実施例による縫合用具を用いて縫合する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,20,30…縫合用具、2…内筒、3…外套、4…糸、4a…針、5…糸巻付部、6…固定部分、7…把持部、8,24…糸収納部、9…鉗子固定部、10…溝、11,21,31…切り込み、12,13…鉗子、14…鉗子固定部材、15…締付け筒、23…糸締付部材、25…接着剤、32…トラカール挿入管、33…糸巻付部、34…トラカール係止部、35…内孔、40…トラカール外套管、41…手元部、L…ループ。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an instrument for suturing and ligating a living tissue using a needle thread, and more particularly to a suturing tool for suturing and ligating a living tissue when performing an endoscopic surgical operation in a body cavity. .
[0002]
[Prior art]
In recent years, many surgical operations are being performed while observing the inside of a body cavity with an endoscope. Thus, while viewing a planar image from the endoscope on a monitor, In an environment where special tools must be operated, it is very difficult to suture and ligate the thread. For this purpose, many tools and methods have been developed that can be used for simple thread tightening.
[0003]
The currently used method is to insert the thread into the living tissue once inside the body cavity, then take both ends of the thread out of the body, make a knot outside the body, and use a dedicated tool to send this knot into the body It is common to send it to the body again.
[0004]
An example of a tool for tying yarns in a similar manner is described in US Pat. No. 5,144,961. In advance, one end of the thread with a needle (the end on the side away from the needle) is wound around a hollow bar, and a knot is formed on the hollow bar. Then, insert only the thread and needle that are not wrapped around the rod into the body cavity, take out the thread outside the body after sewing, pass the thread through the inner hole of the hollow rod, and remove the knot from the rod. The hollow rod is pushed forward to send a knot into the body cavity.
[0005]
When the knot is tightened and ligated in the body in this way, a male-female or male-female-male knot is performed using two forceps for laparoscopic surgery as in a normal operation. Such ligation will be further described later.
[0006]
On the other hand, there is a method for simplifying knotting as shown in US Pat. No. 5,234,445. This forms a lasso-like loop and knot in the middle of the needle thread, and the thread on the rear end side is passed through the hollow rod. In this case, the knot does not enter this bar. Then, insert the rod into the body cavity, put the loop and needle thread attached to the tip of the body into the body cavity, sew the tissue while holding the needle with another forceps, and then pass the forceps through the loop and then the needle Grab the side thread, pull the needle side thread through the loop and push the hollow bar to feed the knot. As a result, the lasso loop is tightened to form a knot.
[0007]
In the method of ligating with two forceps in the body cavity, for example, a tool to be used is a forceps as shown in FIG. 6 for laparoscopic surgery, and two such forceps are operated, as described above. In the same way as normal surgery, male-female, male-female-male knots are performed. As an example of the procedure at this time, first, one end of a thread is taken with one forceps and wound around the other forceps. One forceps holding one end of the thread holds the other end of the thread with the other forceps wound with the thread while holding the end of the thread. Here, one forceps is moved toward the tip of the other forceps, and the loop of the wound thread passes over the other forceps and comes onto the other end of the thread. A knot can be made by pulling both forceps in opposite directions and tightening the wound loop of thread. Male-female and male-female-male knots, etc. are performed by reversing the wrapping direction and repeating the same two or three times. Incidentally, when a man-woman knot is made, the knot shown in FIG. 5 is obtained. The knot obtained in this way is hard and strong, and by pulling both ends of the thread in the opposite direction right and left around the knot with two forceps, the thread can be securely tightened. In addition, it is easy to adjust the degree of tightening by doing so.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in these methods, when tying a knot outside the body, both ends of the thread once introduced into the body must be taken out of the body, which is troublesome because the operation of inserting and removing forceps increases. Further, since both ends of the yarn are taken out of the body, a very long yarn is required. When the yarn is taken out from the body, the structure penetrated by the yarn may be rubbed longer and damaged. A special tool for sending the knot into the body is also required, and it may be difficult to tighten the knot firmly by this knot sending method.
[0009]
Furthermore, in the case of ligating in the body, since the operation performed using two laparoscopic forceps is performed in the special environment as described above, The operation is very difficult, especially the operation of winding the thread around the forceps is difficult, and skill and skill are also required. In addition, when the knot is formed by tying the other end of the thread by the lasso-like loop, the knot may be loosened. In addition, when the rod is attached to the tip of the rod and inserted into the body cavity, two forceps are required only for the normal sewing operation, and another hole for inserting the rod is required. There is a possibility that it will be necessary to hit the body surface.
[0010]
In the present invention, a simple operation in a body cavity can securely tie a knot and suture tissue sufficiently to heal, and does not increase the number of forceps at the time of suturing and minimizes the insertion and removal of forceps. The purpose is to do.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The suturing tool of the present invention that achieves the above-described object slides in an axial direction on an outer cylinder that is tightly fitted to a suturing surgical tool so as to be able to move back and forth, and a loop formed in a part of a body tissue suturing thread. a yarn winding unit that holds freely, a fixed portion fitted detachably to the distal end of the outer cylinder, an inner cylinder having an inner hole which terminates in the fixed portion side and a, the outer cylinder, the have a thread fixing unit for fixing the extension of the thread extending from the loop, a surgical instrument is inserted into the outer cylinder by pressing is inserted into the bore of the inner cylinder, the inner cylinder from the outer cylinder detached and wherein the Rukoto.
[0012]
[Action]
This suturing tool is used in combination with a surgical tool such as forceps . For example, a loop for ligation is previously formed in a part of the suture thread for body tissue, the loop is held by the inner cylinder, and an extension extending from the loop is fixed to the outer cylinder attached to the inner cylinder. . Then, a surgical instrument such as forceps is passed through the inner cylinder , and the outer cylinder holding the loop is disposed on the outer periphery of the surgical instrument. When the inner cylinder is removed from the surgical instrument, the loop slides in the axial direction on the inner cylinder and moves onto the surgical instrument. Since the outer cylinder fixes the extension extending from the loop, only the inner cylinder can be removed from the surgical instrument.
[0013]
【Example】
1 to 3 are schematic views of a needle
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The basis of this winding method is as shown in FIG. 4, in which both ends of the
[0018]
In this embodiment, the thread winding portion 5 passes through a loop L formed through the ends of the
[0019]
Next, with reference to FIGS. 6 to 13, a case where a body tissue is sutured using such a
FIG. 6 shows a
[0020]
As shown in FIG. 7, when the
[0021]
Thereafter, as shown in FIG. 9, the
[0022]
In this way, the suturing / ligating operation is completed, and the
[0023]
In the
[0024]
14 and 15 show a modification of the first embodiment, and the structure of the fixing means for fixing the
[0025]
With such a mechanism, when attaching the
[0026]
Next, FIGS. 16 to 18 show the
As shown in FIG. 16, the
[0027]
The
[0028]
When suturing using the
[0029]
In this configuration, the thickness of the
[0030]
FIG. 18 shows a modification of the second embodiment, which is different from the second embodiment in the method of holding the
[0031]
In this way, it is easy to remove by simply pulling the thread.
Instead of such an adhesive, it is also possible to charge the
If it does in this way, even if it removes once, it can be made to hold | maintain again, and when it stops ligation once by failure etc., it can stop again.
[0032]
19 and 20 show a
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
In the
[0037]
In the
[0038]
Therefore, according to each of the suturing tools of the first, second, and third embodiments, the loop L that becomes the knot N can be formed outside the body in advance, and this can be guided into the body cavity. Eliminates the task of creating loops using difficult surgical tools, simplifies the operation for tying knots in the body cavity, and ligates with two forceps inside the body cavity, making it easy to understand and adjust the tightness Also, you can tighten the knot. When the loop L is inserted into the body cavity, the thread is fixed to the thread holding member, so that there is no possibility that the loop L will come off from the
[0039]
Furthermore, it does not require much to ligate, and once inserted into a body cavity, the
[0040]
Furthermore, since a space through which the
[0041]
【The invention's effect】
As apparent from the above, in the present invention, a loop that becomes a knot is formed in advance outside the body, and this loop can be surely guided into the body cavity. Therefore, a loop is created using a surgical tool that is difficult for normal internal ligation. With the simple operation in the body cavity, the knot can be securely and tightly knotted, the tissue can be sutured enough to heal, and the number of forceps is not increased at the time of suturing. Can be limited.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of a suturing tool according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially exploded view of the suturing tool of FIG.
FIG. 3 is a perspective view of the suturing tool of FIG. 1;
FIG. 4 is an explanatory diagram of a loop formed in a yarn used in the embodiment of FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a knot formed from the loop of FIG. 4;
6 is a schematic view of a forceps to which the suturing tool of FIG. 1 is attached.
7 is an explanatory view showing a state in which the suturing tool of FIG. 1 is attached to the distal end portion of a forceps. FIG.
8 is an explanatory diagram of a state in which the inner cylinder is removed from the state of FIG. 7 and a thread is mounted on the forceps.
FIG. 9 is an explanatory view showing a state in which a suturing tool is attached to a forceps and sutured.
FIG. 10 is an explanatory diagram when the loop is extracted from the forceps and ligated.
FIG. 11 is an explanatory view showing a state in which a knot is formed using a loop extracted from the forceps.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a state in which a yarn is pulled and ligated.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a knot for ligating body tissues.
FIG. 14 is a perspective view of a suturing tool according to a modification of the first embodiment.
15 is a schematic cross-sectional view of the suturing tool of FIG.
FIG. 16 is a perspective view of a suturing tool according to a second embodiment.
17 is a perspective view showing a state in which the suturing tool of FIG. 16 is attached to forceps.
FIG. 18 is a perspective view showing a part of a suturing tool according to a modification of the second embodiment.
FIG. 19 is a perspective view of a suturing tool according to a third embodiment.
FIG. 20 is an explanatory diagram showing a state of suturing using the suturing tool according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
体組織縫合用糸の一部に形成されたループを軸方向に摺動自在に保持する糸巻付部と、前記外筒の先端に着脱可能に嵌合する固定部と、この固定部側で終端する内孔とを有する内筒と、からなり、
前記外筒は、前記ループから延びる糸の延長部を固定する糸固定部を有し、
前記外筒に挿入した手術用具を、前記内筒の前記内孔に挿入して押圧することにより、この内筒が外筒から取外される縫合用具。 An outer tube that can be moved forward and backward in a surgical instrument for suturing and is fitted tightly;
A thread winding portion for holding a loop formed in a part of the body tissue suture thread so as to be slidable in the axial direction, a fixing portion that is detachably fitted to the tip of the outer cylinder, and ends on the fixing portion side An inner cylinder having an inner hole to be
The outer cylinder, have a thread fixing unit for fixing the extension of the thread extending from said loop,
A suturing tool in which the inner cylinder is removed from the outer cylinder by inserting and pressing the surgical instrument inserted into the outer cylinder into the inner hole of the inner cylinder .
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