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JP3805268B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP3805268B2
JP3805268B2 JP2002059215A JP2002059215A JP3805268B2 JP 3805268 B2 JP3805268 B2 JP 3805268B2 JP 2002059215 A JP2002059215 A JP 2002059215A JP 2002059215 A JP2002059215 A JP 2002059215A JP 3805268 B2 JP3805268 B2 JP 3805268B2
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健次 谷
義一 近藤
好則 中平
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製本原稿の画像データを読込み、製本の形態に応じて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コピー機、又はコピー機能とファクシミリ機能とを有する複合機等の画像形成装置にあっては、印刷した用紙を二つ折りにし、その折り目である中央を綴じる中綴じの製本機能を備えたものがある。
【0003】
このような画像形成装置による中綴じ製本は、例えば、製本原稿の画像データを読取った後に、一枚の用紙の片面に二頁分づつ、表裏両面で合計四頁分を並べて出力し、各用紙を重ね合わせて、その中央部を綴じ、この綴じられた中央部に沿って二つ折りにすることによって製本している。このような画像形成装置は、簡易な製本装置として知られている。
【0004】
しかし、このような中綴じ機能を有する画像形成装置は、複雑な機能を備えるために装置が大型化してしまうと言う問題点がある。
そこで、例えば、特開平11−157725号公報、及び特開2001−287846号公報に開示されている画像形成装置では、中綴じ機能を採用せずに用紙の端部のみを綴じる機能を備えることによって、画像形成装置自体を小型化することができ、現在、画像形成装置として主流となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の特開平11−157725号公報及び特開2001−287846号公報で開示されている画像形成装置のように端部のみ綴じる機能を備えた装置においても、製本印刷を行いたいという要望がある。
【0006】
しかし、このような装置で製本印刷のためにブック原稿の表表紙および裏表紙を、普通に原稿をセットする場合と同じ様に同時にセットして印刷した場合、表表紙および裏表紙の画像を同一の用紙の表裏に両面印刷した後、用紙が綴じられるため、各頁の配列がオリジナルの製本とは異なる位置関係で綴じられてしまうという問題がある。
【0007】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、見開いた製本原稿を読み込む場合、原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを製本原稿と同じ頁順で、先頭頁を用紙の片面に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷することにより、製本された原稿であっても、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、製本原稿を読み込む場合、少なくとも表表紙1頁分の画像データを読み取り、さらに見開いた原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを製本原稿と同じ頁順で表表紙の画像データと原稿本文の先頭頁とを1枚の用紙の表裏に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷することにより、表表紙を有する製本原稿であっても、表表紙と原稿本文とをオリジナルの製本原稿と同じ頁順で画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、製本原稿の表紙の有無に関する情報の入力を受付ける手段を更に備えており、表紙がある場合には、表紙の画像データを表表紙及び裏表紙に分割して記憶させる構成としていることにより、表紙を有する原稿が読込まれた場合であっても、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、分割して記憶させた画像データを最初の用紙と最後の用紙とに分けて画像形成を行わせる構成とすることにより、オリジナルの製本原稿の表紙と異なる頁順で表紙の画像データを入力した場合であっても、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
本発明の更に他の目的は、用紙に付するべき頁情報を生成し、画像形成を行う際、生成した頁情報を付加して画像形成を行う構成とすることにより、頁を付加した上、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
本発明の更に他の目的は、右綴じ製本用の画像データであるか、又は左綴じ製本用の画像データであるかの選択を受付ける手段を備えることにより、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、画像形成がされた用紙を綴じる手段を更に備えることにより、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で画像形成を行った後、用紙を綴じることができる画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置は、原稿から画像データを読取る画像読取手段と、読取られた画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成手段とを備える画像形成装置において、見開いた製本原稿を読み込む場合、前記画像読取手段で原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを前記記憶手段に記憶させる手段と、該記憶手段に記憶させた画像データを製本原稿と同じ頁順で、先頭頁を用紙の片面に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、原稿から画像データを読取る画像読取手段と、読取られた画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成手段とを備える画像形成装置において、製本原稿を読み込む場合、前記画像読取手段で少なくとも表表紙1頁分の画像データを読み取り、さらに見開いた原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを前記記憶手段に記憶させる手段と、該記憶手段に記憶させた画像データを製本原稿と同じ頁順で表表紙の画像データと原稿本文の先頭頁とを1枚の用紙の表裏に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、見開いた製本原稿を読み込む場合、原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データ記憶させると共に記憶させた画像データを製本原稿と同じ頁順で、先頭頁を用紙の片面に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷する。したがって、製本原稿を見開いて順次読み込ませた場合であっても、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
また、本発明にあっては、製本原稿を読み込む場合、少なくとも表表紙1頁分の画像データを読み取り、さらに見開いた原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを製本原稿と同じ頁順で表表紙の画像データと原稿本文の先頭頁とを1枚の用紙の表裏に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷することにより、表表紙を有する製本原稿であっても、表表紙と原稿本文とをオリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
【0016】
本発明に係る画像形成装置は、製本原稿の表紙の有無に関する情報の入力を受付ける手段を更に備え、表紙がある場合、読取られた表紙の画像データを表表紙及び裏表紙に分割して記憶させるべくなしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、分割して記憶させた画像データを最初の用紙と最後の用紙とに分けて画像形成を行わせる手段を備えることを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、製本原稿の表紙の有無に関する情報の入力を受付けるようにしている。したがって、表表紙および裏表紙を同時に読込ませた場合であっても、表表紙の画像データと裏表紙の画像データとを分けて印刷することが可能であるため、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
また、本発明にあっては、さらに、表表紙および裏表紙を同時に読込ませた場合であっても、表表紙の画像データと裏表紙の画像データとを最初の用紙と最後の用紙に分けて印刷することが可能であるため、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
【0018】
本発明に係る画像形成装置は、用紙に付すべき頁情報を生成する頁情報生成手段と、生成した頁情報を前記記憶手段に記憶してある原稿本文の画像データに関連付けて記憶する手段とを備え、画像形成を行う際、頁情報を付加して画像形成を行うべくなしてあることを特徴とする。
【0019】
本発明にあっては、用紙に付すべき頁情報を生成し、生成した各画像データに関連付けて記憶するようにしている。したがって、印刷時には所望の頁順に並べ替えて印刷される。
【0022】
本発明に係る画像形成装置は、画像形成を行うべき画像データが、右綴じ製本用の画像データであるか、又は左綴じ製本用の画像データであるかの選択を受付ける手段を更に備え、該手段で受け付けた選択に応じて、右綴じ製本又は左綴じ製本と同じ頁順に画像データを生成すべくなしてあることを特徴とする。
【0023】
本発明にあっては、右綴じ製本用の画像データであるか、又は左綴じ製本用の画像データであるかの選択を受付ける手段を備えている。したがって、左右何れの方向に綴じる製本原稿であっても、そのオリジナルの製本原稿と同じ位置に印刷を行うことが可能となる。
【0026】
本発明に係る画像形成装置は、画像形成がされた用紙を綴じる手段を更に備えることを特徴とする。
【0027】
本発明にあっては、画像形成がされた用紙を綴じる手段を備えているため、オリジナルの製本原稿と同じ位置に表表紙、裏表紙、本文の原稿が印刷された後、製本される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。図中1は画像形成部であり、原稿読取部2により読取られた原稿の画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う。画像形成部1にて画像データが印刷された用紙Pは用紙処理部3でステープル処理が行われた後、用紙スタック部4に排出される。
【0029】
原稿読取部2は、上面に透明なガラス等からなる原稿台5を有しており、この原稿台5の下方にスキャナ光学系6が配されている。スキャナ光学系6は、露光用光源7、複数の反射鏡8,9,10、結像レンズ11、及びCCDカメラのような光電変換装置12を備えている。
【0030】
原稿台5に載置される原稿に対して、露光用光源7からの照射光により光走査が行われ、原稿からの反射光が反射鏡8,9,10、及び結像レンズ11を介して光電変換装置12に導かれる。光電変換装置12によって読取られた画像データは、画像処理が施され、画像形成部1に送られる。
【0031】
原稿読取部2は、それ自体公知の技術であり、原稿を自動的に搬送する機能を有する自動原稿搬送部を備えたものであってもよい。
【0032】
画像形成部1は、図1に示した白抜矢符の方向に回転駆動されるドラム形状の感光体16を備えており、感光体16の周囲に、感光体16を所定の電位に帯電させる主帯電器17、帯電された感光体16の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成するレーザ光照射装置18、レーザ光によって露光された感光体16の表面の静電潜像をトナーにより可視像に現像する現像装置19、感光体16上のトナー像を用紙Pに転写する転写チャージャ20、及び感光体16の表面の残留トナーを除去するクリーニング装置21が順に配置されている。
【0033】
本発明の画像形成装置を複写機として使用する場合、レーザ光照射装置18は、光電変換装置12により読取られて、画像処理が施された画像データに基づいてレーザ光を感光体16の表面に照射し、静電潜像を形成する。
【0034】
画像形成部1は、その下部に給紙搬送部15を備えており、給紙搬送部15は、次のように構成されている。
画像形成部1内の第1排紙部13の下方に用紙Pが収納された用紙カセット22が装着され、用紙カセット22の先端部に、用紙Pを給紙するための呼込みローラ23及び用紙さばき部24が配されている。用紙さばき部24は、例えば、ローラと摩擦シート部材又は逆転ローラとからなる。
【0035】
画像形成装置1の外側の下部に手差しトレイ25が設けられ、その先端部に呼込みローラ26及び用紙さばき部27が配されている。用紙カセット22及び手差しトレイ25の下流側に、用紙Pの通過を検知するためのレジスト前検知スイッチ(不図示)、及びこのレジスト前スイッチの信号に基づいて感光体16上のトナー像と用紙Pとの位置合わせを行うレジストローラ28が配置され、用紙Pをレジストローラ28に導く用紙搬送路29,30が形成されている。
【0036】
転写チャージャ20の下流側に、用紙P上のトナー像を熱により定着させる1対の定着ローラ31,32、及び用紙Pが定着ローラ31,32を通過したことを検知する定着紙検知スイッチ(不図示)が配置されている。画像形成部1の第1排紙部13の上方に、用紙Pを第1排紙部13に排出するための第1の排紙ローラ33、及び排紙ローラ33の前で用紙Pが通過したことを検知する排紙検知スイッチ(不図示)が配置されている。
【0037】
定着ローラ31,32と排紙ローラ33との間に、用紙Pを導く用紙搬送路34,35,36が形成されている。用紙搬送路35の上流側端部は、上流側に向かって、用紙搬送路34と、用紙Pに両面印字を行う場合に使用する副搬送路37とに分岐しており、この分岐部に、両面印字時に用紙Pを用紙搬送路35から副搬送路37に導くためのデフレクタ38が設けられている。副搬送路37の他端部は、レジストローラ28の上流側に合流している。また、用紙搬送路35の下流側端部は、用紙搬送路36と、用紙Pを用紙処理部3に導くための用紙搬送路39とに分岐しており、この分岐部に、用紙Pを2つの用紙搬送路36,39に振り分けるためのデフレクタ40が設けられている。
【0038】
用紙処理部3には、画像形成部1の用紙搬送路39の下流端に接続されて用紙Pを用紙処理部3の内部に搬送する用紙搬送路41が形成されている。用紙搬送路41の下流側端部は上側のエスケープ搬送路42と下側のステープル用搬送路43とに分岐しており、この分岐部に、用紙Pを振り分けるためのデフレクタ44が設けられている。
【0039】
エスケープ搬送路42の下流側端部は上側の用紙搬送路45と下側の用紙搬送路46とに分岐しており、この分岐部に、用紙Pを2つの用紙搬送路45,46に振り分けるためのデフレクタ47が設けられている。用紙搬送路45の下流側端部に、第2の排紙ローラ48が配置されている。ステープル用搬送路43の下流端寄りの部分に用紙Pの所定位置にステープル処理を行うためのステープルユニット49が設けられている。ステープル用搬送路43の下流端は用紙搬送路46の下流端と合流しており、この部分に第3の排紙ローラ50が設けられている。
【0040】
用紙スタック部4は、上側の第2排紙部51と下側の第3排紙部52とを備えている。第2排紙部51には、第2の排紙ローラ48から排出される用紙Pを受ける第1用紙スタックトレイ53が設けられている。第3排紙部52には、第3の排紙ローラ50から排出される用紙Pを受ける第2用紙スタックトレイ54が設けられている。第2用紙スタックトレイ54は、上下に移動可能であり、第2用紙スタックトレイ54の位置を検出する上限センサ(不図示)により、常に排紙ローラ50との距離を一定に保ち、排紙性能の向上と大容量のスタックとを可能にしている。
【0041】
本発明の画像形成装置では、用紙Pは、用紙カセット22又は手差しトレイ25から用紙搬送路29,30の何れかを通じて給紙され、レジストローラ28を通じて感光体16と転写チャージャ20との間に搬送される。用紙カセット22又は手差しトレイ25の選択は、たとえば、選択された各用途の機能、使用者の設定等に基づいて行われる。用紙Pは、転写チャージャ20により感光体16上のトナー像が転写された後、定着ローラ31,32によってトナー像の定着が行われ、共通の用紙搬送路34に導かれる。
【0042】
片面印刷の場合、トナー像の定着が終了した用紙Pは、選択された第1排紙部13、第2排紙部51、又は第3排紙部52に排出される。各排紙部13,51,52の選択は、選択された各用途の機能、使用される用紙Pのサイズ、使用者の設定等に基づいて、デフレクタ38,40,44,47を切り換えることによって行われる。
【0043】
ステープル処理が選択された場合は、デフレクタ38が用紙搬送路35側(用紙搬送路34から用紙搬送路35への移動を許容する側)に、デフレクタ40が用紙搬送路39側(用紙搬送路35から用紙搬送路39への移動を許容する側)に、デフレクタ44がステープル用搬送路43側(用紙搬送路41から用紙搬送路43への移動を許容する側)にそれぞれ切換えられて、用紙搬送路35,39,41及びステープル用搬送路43が選択され、その結果、第3排紙部52の第2用紙スタックトレイ54が選択される。
【0044】
この場合、トナー像の定着が終了した用紙Pは、用紙搬送路34,35,39,41を通ってステープル用搬送路43に搬送され、ステープル用搬送路43内の所定位置に位置決め、停止される。そして、ステープル用搬送路43内に所定枚数の用紙Pが溜まったところで、ステープルユニット49により用紙Pの所定位置にステープル処理が施され、綴じられた用紙束が第3の排紙ローラ50を通って第2用紙スタックトレイ54に排出される。
【0045】
図2は、本発明の画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。画像形成装置は、CPUから構成される制御部100を備えており、バス101,101,…を介して、ROM102、RAM103、表示部104、操作部105、画像形成部1、原稿読取部2、及び用紙処理部3等の各ハードウェアに接続されている。制御部100はROM102に格納された表示用プログラム、座標変換プログラム、キー入力処理プログラム、機能実行プログラム等の各種制御プログラムに従って、それらのハードウェアを制御する。RAM103はSRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、ROM102に格納された各種制御プログラムの実行時に発生する一時的なデータ、原稿読取部2により読込まれた画像データ等を記憶する。
【0046】
表示部104は、液晶ディスプレイのような表示装置を備えており、本発明の画像形成装置の使用状態及び設定条件について表示し、操作部105は、前記表示部104を見ながら画像形成装置を操作するために必要なテンキー、ファンクションキー、複数の機能を切り換えるために必要な機能選択キー等を備えている。
【0047】
原稿読取部2は、例えば、前述したようにCCDカメラ等の光学変換素子12を用いて、原稿の画像情報を読取って画像データを生成するものであって、生成した画像データは、図に示していない画像処理部により画像処理が施され、画像処理が施された画像データが画像形成部1により用紙に印刷されて出力される。また、必要に応じて、制御部1は制御信号を出力し、画像形成が行われた用紙に対してステープル処理を用紙処理部3に行わせる。
【0048】
本発明では、原稿読取部2から読込まれた画像データを一度RAM103に記憶し、表紙原稿の有無、原稿本文の頁数等の情報に基づいて画像データを分割して記憶し、分割した画像データを所望の頁順に並べ替えて印刷するようにしている。
【0049】
図3は、本発明に係る画像形成装置の出力イメージを説明する模式図である。本発明の画像形成装置では、ステープル処理を施して得られた製本が左開きとなるように綴じる「左綴じモード」と右開きとなるように綴じる「右綴じモード」とを操作部105から選択できるようになっている。例えば、横書き原稿の場合には「左綴じモード」が選択され、縦書き原稿の場合には「右綴じモード」が選択される。
【0050】
本発明の画像形成装置では、綴じ位置を用紙の左端又は右端に切換えて、左開きの製本又は右開きの製本を得ているのではなく、後述するように画像形成を行う頁の順序を「左綴じモード」と「右綴じモード」とで変更し、予め定められた何れか一方の端部で用紙を綴じることによって左開きの製本と右開きの製本とを得ている。
【0051】
「左綴じモード」では、用紙の表面に第N頁、裏面に第N+1頁を印刷し、「右綴じモード」では、用紙の表面に第N+1頁、裏面に第N頁を印刷する(図3(a),(b))。なお、図3では便宜的に、連続した2つの矩形において、左側を用紙の表面、右側を用紙の裏面としている。
【0052】
表表紙、裏表紙、及び合計N頁の原稿本文がある場合、「左綴じモード」では、まず、用紙の表面に最終頁である第N頁が印刷され、その裏面に裏表紙が印刷される。次いで、降順に第4頁及び第5頁、第2頁及び第3頁と用紙の表面及び裏面に印刷され、用紙の表面に表表紙が印刷され、その裏面に第1頁が印刷される(図3(c))。そして、ステープル処理が施される場合、表表紙の左端が綴じられる。また、原稿が表表紙および裏表紙のみである場合、用紙の表面と裏面とにそれぞれ印刷される(図3(d))。
【0053】
「右綴じモード」では、同様に、まず用紙の表面に第1頁が印刷され、その裏面に表表紙が印刷される。次いで、第3頁、第2頁、…と順次用紙の表面及び裏面に印刷され、裏表紙が用紙の表面に印刷された後、その裏面に第N頁が印刷される(図3(e))。そして、ステープル処理が施される場合、表表紙の右端が綴じられる。また、原稿が表表紙および裏表紙のみである場合、用紙の表面と裏面とにそれぞれ印刷される(図3(f))。
【0054】
図4は、本発明に係る画像形成装置の処理手順を説明する模式図である。本発明の画像形成装置によって製本原稿を読込む場合、まず、表表紙および裏表紙を原稿読取部2にて同時に読込む。そして、順次、原稿本文の第i頁および第i+1頁(i=1,,…)を同時に読込んでゆく(図4(a))。原稿読取部2によって同時に読込む2頁分の原稿は、各頁が一枚の用紙に記録されている原稿であってもよく、また、2枚の用紙に夫々記録されている原稿であってもよい。
【0055】
読込まれた表表紙および裏表紙の画像データ、原稿本文の第i頁および第i+1頁の画像データは、RAM103上で2分割されて、RAM103の各別の記憶領域に記憶される(図4(b))。また、原稿本文の最終頁が偶数でない場合、すなわち、図4(b)に示す第6頁に相当する頁がない場合、最終頁の画像データとして空白の画像に対応した画像データをRAM103の適宜の記憶領域に記憶させる。
【0056】
そして、RAM103に記憶させた画像データを画像形成部1によって用紙上に出力する際には、まず、原稿本文の最終頁の画像データと裏表紙の画像データとを夫々、1枚の用紙の表面と裏面とに印刷する。そして、第i+1頁および第i+2頁(i=1,,…)の画像データを降順に、1枚の用紙の表面と裏面とに印刷してゆき、表表紙の画像データと第1頁の画像データとを1枚の用紙の表面と裏面とに印刷する(図4(c))。
【0057】
このように、表表紙および裏表紙を原稿読取部2によって同時に読取った場合であっても、表表紙の画像データと裏表紙の画像データとを分割して記憶し、原稿本文の最終頁の後に裏表紙の画像データを印刷することができるため、オリジナルの製本と同じ配置で印刷した後に、用紙処理部3にて綴じることが可能となる。
【0058】
図5及び図6は、本実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を説明するフローチャートである。
まず、画像形成装置の制御部100は、操作部105により「左綴じモード」又は「右綴じモード」の何れかのモードの選択を受付けたか否かの判断を行う(ステップS1)。モードの選択を受付けていない場合(S1:NO)、モードの選択を受付けるまで待機する。
【0059】
ステップS1でモードの選択を受付けた場合(S1:YES)、受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かを判断する(ステップS2)。受付けたモードが「左綴じモード」である場合(S2:YES)、「左綴じモード」が選択され(ステップS3)、受付けたモードが「左綴じモード」でない場合(S2:NO)、「右綴じモード」が選択される(ステップS4)。
【0060】
次いで、表示部104に表表紙および裏表紙を読込むか否かについての質問情報を表示させることによって、画像形成装置を操作している者に表表紙および裏表紙の読込みを行うか否かの選択をさせる。そして、画像形成装置の制御部100は、受付けた選択に基づき、表表紙および裏表紙の読込みを行うか否かの判断をして(ステップS5)、表表紙および裏表紙の読込みを行うと判断した場合には(S5:YES)、表表紙および裏表紙の画像データを原稿読取部2によって同時に読込む(ステップS6)。
【0061】
次いで、制御部100は、ステップS1にて受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かの判断を行い(ステップS7)、「左綴じモード」である場合(S7:YES)、ステップS6にて読込まれた画像データを二分し、左側を裏表紙、右側を表表紙に設定する(ステップS8)。また、ステップS7で「左綴じモード」でないと判断された場合(S7:NO)、ステップS6にて読込まれた画像データを二分し、左側を表表紙、右側を裏表紙に設定する(ステップS9)。
【0062】
ステップS5で表表紙および裏表紙の読込みを行わないと判断した場合(S5:NO)、又はステップS6で読込まれた画像データの表表紙および裏表紙の設定を行った場合(S8,S9)、本文の読込みを開始する(ステップS10)。そして、読込んだ画像データをRAM103に記憶させる際の頁情報としてカウンタをN=1に設定する(ステップS11)。
【0063】
次いで、制御部100は本文の読込みが終了したか否かの判断を行い(ステップS12)、本文の読込みが終了していないと判断した場合(S12:NO)、本文の2頁分の画像データを原稿読取部2によって同時に読込む(ステップS13)。
【0064】
次いで、制御部100は、ステップS1にて受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かの判断を行い(ステップS14)、「左綴じモード」である場合(S14:YES)、ステップS13にて読込まれた画像データを二分し、左側をN頁、右側をN+1頁に設定する(ステップS15)。また、ステップS14で「左綴じモード」でないと判断された場合(S14:NO)、ステップS13にて読込まれた画像データを二分し、左側をN+1頁、右側をN頁に設定する(ステップS16)。
そして、ステップS15又はステップS16で頁の設定をした後、カウンタの値を2だけ増加させ(ステップS17)、処理をステップS12へ戻す。
【0065】
ステップS12で本文の読込みが終了したと判断した場合(S12:YES)、ステップS1にて受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かの判断を行い(ステップS18)、「左綴じモード」である場合(S18:YES)、左綴じの画像配置で用紙Pに画像形成を行い、必要に応じて用紙処理部3にてステープル処理を行った後、出力する(ステップS19)。また、ステップS1で受付けたモードが「左綴じモード」でないと判断した場合には(S18:NO)、右綴じの画像配置で用紙Pに画像形成を行い、必要に応じて用紙処理部3にてステープル処理を行った後、出力する(ステップS20)。
【0066】
実施の形態2.
本実施の形態では、原稿読取部2にて読込まれた表表紙および裏表紙の原稿の寸法が、本文の原稿の寸法と同じであるか否かを判定させる点が実施の形態1と異なる。
図7〜図9は、本実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を説明するフローチャートである。まず、画像形成装置の制御部100は、操作部105により「左綴じモード」又は「右綴じモード」の何れかのモードの選択を受付けたか否かの判断を行う(ステップS31)。モードの選択を受付けていない場合(S31:NO)、モードの選択を受付けるまで待機する。
【0067】
ステップS31でモードの選択を受付けた場合(S31:YES)、受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かを判断する(ステップS32)。受付けたモードが「左綴じモード」である場合(S32:YES)、「左綴じモード」が選択され(ステップS33)、受付けたモードが「左綴じモード」でない場合(S32:NO)、「右綴じモード」が選択される(ステップS34)。
【0068】
次いで、表示部104に表表紙および裏表紙を読込むか否かについての質問情報を表示させることによって、画像形成装置を操作している者に表表紙および裏表紙の読込みを行うか否かの選択をさせる。そして、画像形成装置の制御部100は、受付けた選択に基づき表表紙および裏表紙の読込みを行うか否かの判断をして(ステップS35)、表表紙および裏表紙の読込みを行うと判断した場合には(S35:YES)、表表紙および裏表紙の画像データを原稿読取部2によって同時に読込む(ステップS36)。
【0069】
次いで、制御部100は、ステップS31にて受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かの判断を行い(ステップS37)、「左綴じモード」である場合(S37:YES)、ステップS36にて読込まれた画像データを二分し、左側を裏表紙、右側を表表紙に設定する(ステップS38)。また、ステップS37で「左綴じモード」でないと判断された場合(S37:NO)、ステップS36にて読込まれた画像データを二分し、左側を表表紙、右側を裏表紙に設定する(ステップS39)。
【0070】
ステップS35で、表表紙および裏表紙の読込みを行わないと判断した場合(S35:NO)、又はステップS36で読込まれた画像データの表表紙および裏表紙の設定を行った場合(S38,S39)、本文の読込みを開始する(ステップS40)。そして、読込んだ画像データをRAM103に記憶させる際の頁情報としてカウンタをN=1に設定する(ステップS41)。
【0071】
次いで、制御部100は本文の読込みが終了したか否かの判断を行い(ステップS42)、本文の読込みを終了していないと判断した場合(S42:NO)、本文の2頁分の画像データが原稿読取部2によって同時に読込む(ステップS43)。
【0072】
次いで、制御部100は、ステップS31にて受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かの判断を行い(ステップS44)、「左綴じモード」である場合(S44:YES)、ステップS43にて読込まれた画像データを二分し、左側をN頁、右側をN+1頁に設定する(ステップS45)。また、ステップS44で「左綴じモード」でないと判断された場合(S44:NO)、ステップS43にて読込まれた画像データを二分し、左側をN+1頁、右側をN頁に設定する(ステップS46)。
そして、ステップS45又はステップS46で頁の設定をした後、カウンタの値を2だけ増加させ(ステップS47)、処理をステップS42へ戻す。
【0073】
ステップS42にて、本文の読込みが終了したと判断された場合(S42:YES)、ステップS36で読込んだ表表紙および裏表紙の原稿の寸法とステップS43で読込んだ本文の原稿の寸法とが異なるか否かを判断する(ステップS48)。
両者の原稿寸法が異なると判断された場合(S48:YES)、表表紙のみが読込まれており、裏表紙が読込まれていないと判断して、新たに裏表紙を読込むか否かを問う質問情報を表示部104に表示する。そして、制御部100は、裏表紙の読込みを行うか否かの判断を行い(ステップS49)、裏表紙を読込むと判断した場合(S49:YES)、原稿読取部2により裏表紙を読込む(ステップS50)。裏表紙を読込まないと判断した場合(S49:NO)、裏表紙を読込まずに次の処理を行う。
【0074】
次いで、表表紙および裏表紙の画像データを設定する(ステップS51)。ステップS50で裏表紙の画像データを読込んだ場合、読込まれた画像データを裏表紙の画像データであると設定し、また、ステップS36で読込まれた画像データを二分せずに表表紙の画像データとして設定する。
裏表紙を読込まずに表表紙および裏表紙の画像データの設定をする場合、白紙の画像データを裏表紙に設定し、ステップS36で読込まれた画像データを二分せずに表表紙の画像データとして設定する。
【0075】
表表紙および裏表紙の画像データの設定が終了した場合(ステップS51)、又はステップS48で表表紙および裏表紙の原稿寸法が本文の原稿寸法と同じであると判断された場合(S48:NO)、ステップS31にて受付けたモードが「左綴じモード」であるか否かの判断を行い(ステップS52)、「左綴じモード」である場合(S52:YES)、左綴じの画像配置で用紙Pに画像形成を行い、必要に応じて用紙処理部3にてステープル処理を行った後、出力する(ステップS53)。また、ステップS1で受付けたモードが「左綴じモード」でないと判断した場合には(S52:NO)、右綴じの画像配置で用紙Pに画像形成を行い、必要に応じて用紙処理部3にてステープル処理を行った後、出力する(ステップS54)。
【0076】
以上のように、図7〜図9に示すフローチャートに従って処理動作を行うことにより、使用者が裏表紙の原稿を読取らせることを忘れた場合であっても、本発明の画像形成装置が自動的に判別して裏表紙の原稿がない旨の情報を表示部104に表示させて使用者に報知するため、再度、裏表紙の読み取りを実行することが可能となる。
【0077】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明による場合は、見開いた製本原稿を読み込む場合、原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データ記憶させると共に、記憶させた画像データを製本原稿と同じ頁順で、先頭頁を用紙の片面に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷する。したがって、製本原稿を見開いて順次読み込ませた場合であっても、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
また、本発明による場合は、製本原稿を読み込む場合、少なくとも表表紙1頁分の画像データを読み取り、さらに見開いた原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを製本原稿と同じ頁順で表表紙の画像データと原稿本文の先頭頁とを1枚の用紙の表裏に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷することにより、表表紙を有する製本原稿であっても、表表紙と原稿本文とをオリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
【0078】
また、本発明による場合は、製本原稿の表紙の有無に関する情報の入力を受付けるようにしている。したがって、表表紙および裏表紙を同時に読込ませた場合であっても、表表紙の画像データと裏表紙の画像データとを分けて印刷することが可能であるため、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
また、本発明による場合は、表表紙および裏表紙を同時に読込ませた場合であっても、表表紙の画像データと裏表紙の画像データとを最初の用紙と最後の用紙とに分けて印刷することが可能であるため、オリジナルの製本原稿と同じ頁順で印刷物を得ることが可能である。
【0079】
更に、本発明にあっては、用紙に付すべき頁情報を生成し、生成した各画像データに関連付けて記憶するようにしている。したがって、印刷時には所望の頁順に並べ替えて印刷される。
【0081】
更に、本発明にあっては、右綴じ製本用の画像データであるか、又は左綴じ製本用の画像データであるかの選択を受付ける手段を備えている。したがって、左右何れの方向に綴じられた製本原稿であっても、その製本原稿と同じ位置に印刷を行うことが可能となる。
【0083】
更に、本発明にあっては、画像形成がされた用紙を綴じる手段を備えているため、オリジナルの製本原稿と同じ位置に表表紙、裏表紙、本文の原稿を印刷して製本することが出来る等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の出力イメージを説明する模式図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置の処理手順を説明する模式図である。
【図5】本実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【図6】本実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【図7】本実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【図8】本実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【図9】本実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成部
2 原稿読取部
3 用紙処理部
100 制御部
101 バス
102 ROM
103 RAM
104 表示部
105 操作部

Claims (7)

  1. 原稿から画像データを読取る画像読取手段と、読取られた画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成手段とを備える画像形成装置において、
    見開いた製本原稿を読み込む場合、前記画像読取手段で原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを前記記憶手段に記憶させる手段と、
    該記憶手段に記憶させた画像データを製本原稿と同じ頁順で、先頭頁を用紙の片面に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿から画像データを読取る画像読取手段と、読取られた画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像データに基づいて用紙上に画像形成を行う画像形成手段とを備える画像形成装置において、
    製本原稿を読み込む場合、前記画像読取手段で少なくとも表表紙1頁分の画像データを読み取り、さらに見開いた原稿本文の2頁分の画像データを順次読取り、読み取って得られた画像データを前記記憶手段に記憶させる手段と、
    該記憶手段に記憶させた画像データを製本原稿と同じ頁順で表表紙の画像データと原稿本文の先頭頁とを1枚の用紙の表裏に印刷し、2頁目以降の順次読み取って得られた各画像データを1枚の用紙の表裏に順次印刷し、最後の頁を用紙の片面に印刷する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 製本原稿の表紙の有無に関する情報の入力を受付ける手段を更に備え、表紙がある場合、読取られた表紙の画像データを表表紙及び裏表紙に分割して記憶させるべくなしてあることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 分割して記憶させた画像データを最初の用紙と最後の用紙とに分けて画像形成を行わせる手段を備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 用紙に付すべき頁情報を生成する頁情報生成手段と、生成した頁情報を前記記憶手段に記憶してある原稿本文の画像データに関連付けて記憶する手段とを備え、画像形成を行う際、頁情報を付加して画像形成を行うべくなしてあることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成を行うべき画像データが、右綴じ製本用の画像データであるか、又は左綴じ製本用の画像データであるかの選択を受付ける手段を更に備え、
    該手段で受け付けた選択に応じて、右綴じ製本又は左綴じ製本と同じ頁順に画像データを生成すべくなしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかひとつに記載の画像形成装置。
  7. 画像形成がされた用紙を綴じる手段を更に備えることを特徴とする請求項乃至請求項6の何れかひとつに記載の画像形成装置。
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