JP3801685B2 - Camera shutter device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円形の露光用開口部を、撮影に際し、複数枚のシャッタ羽根によって開閉するレンズシャッタと言われているタイプのカメラ用シャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のシャッタは、露光作動に際して、シャッタ羽根が、露光用開口部を、光軸中心から開いて行き、その後、光軸中心に向けて閉じて行くようにしたものであって、その作動中には、出来るだけ円形に近い開口形状を保っていることが理想とされている。そのため、かつては、露光用開口部の周辺位置に等間隔に複数枚(5枚が多い)のシャッタ羽根を配置し、それらを、光軸を中心にして往復回転する駆動リングによって作動させていた。しかしながら、そのような構成のシャッタは、駆動リングの摺動面における摩擦抵抗が極めて大きく、シャッタの高速化に対応できるようにするためには種々の工夫が必要となる。そのため、コスト高となり、時代の要請である低コスト化に応じるのが難しいという問題点があった。
【0003】
その後、フィルム技術やレンズ技術の進歩と共に、上記した作動中の開口形状については余り厳しく言われなくなり、むしろ低コスト化の方が重視されるようになってきた。そのため、駆動リングを用いるタイプのものは、プロ用の大型シャッタを除いて姿を消し、それに代わって、古くはバリオタイプと言われていた2枚羽根のシャッタが主流になってきた。しかしながら、ある程度の性能を要求される通常のグレード以上のシャッタにおいては、上記した作動中の開口形状が大きく崩れて良いわけがなく、円形に近い最小限の形状は保たれるようにする必要がある。そのため、各羽根の外形形状及び寸法は、それに沿うようにして決められていた。ところが、最近になると、低コスト化は勿論のことであるが、むしろ、小型化,電動化についての要請の比重が大きくなり、特に小型化についての要請が極めて大きくなってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レンズシャッタを小型化するという場合には、露光用開口部を全開した場合におけるシャッタ羽根の収容スペースの大きさが、言い換えれば、その収容のために必要な光軸を中心とした環状平面部の径方向の寸法が、一つの大きな目安となる。しかし、上記のような2枚羽根構成のシャッタにおいては、既に、これ以上小型化すると、通常のグレードのシャッタとして、円形に近い最小限の形状を維持できないところまで小型化されている。そこで、その点を解消し、更に小型化するためには、どうしてもシャッタ羽根を3枚以上にすることが必要になる。しかし、その場合、上記した理由によって駆動リングを用いる訳にはいかない。まして、電動化への要請から駆動源にモータを使用する場合には、シャッタの小型化の趣旨から、モータ自体をも小型化する必要があり、その結果、駆動力が弱くならざるを得なくなっている。また、消費電力を少なくする趣旨からも駆動力が弱くて済むようにすることが要求されている。従って、そのような点からも摩擦抵抗力が大きい上記の駆動リングを用いることは適当でない。
【0005】
他方、上記のような駆動リングの代わりに、摩擦抵抗力が小さくて済むリンク部材と称する作動部材を設け、それによってシャッタ羽根を開閉作動させるシャッタが本件出願人から提案され、実開平7−5131号公報で知られている。しかし、このような構成のシャッタは摩擦抵抗力が小さい点で有利であるものの、この作動部材の往復作動は光軸を横切る方向に対して行われるため、シャッタを小型化するために、上記した環状平面部における径方向の寸法を小さくしていくと、上記作動部材と、いずれか一つの羽根の動点部との連結部が、作動上、露光用開口部内へ侵入してしまうという事態を生じることになる。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光軸を横切る方向に往復運動を行う作動部材が、3枚以上のシャッタ羽根を開閉作動させるようにしたシャッタ装置において、小型化しても該作動部材が露光用開口部内へ侵入しないで済むようにしたカメラ用シャッタ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用シャッタ装置においては、所定の距離間隔で各々支点部と動点部とを有しており光軸を中心にして円形をした露光用開口部の周りで該支点部において同じ方向へ往復回動することによって該露光用開口部を開閉する3枚以上のシャッタ羽根と、前記各シャッタ羽根の動点部と回転可能に連結されており光軸を横切る方向へ往復運動することによって前記各シャッタ羽根を各々の支点部において往復回動させる作動部材と、前記作動部材に連結され該作動部材に往復運動をさせる駆動手段とを備え、前記シャッタ羽根の開閉作動において前記露光用開口部に最も近づく動点部を有するシャッタ羽根の支点部の光軸間距離が他のシャッタ羽根の支点部の光軸間距離よりも長くなるように設定する。
【0008】
また、本発明のカメラ用シャッタ装置においては、好ましくは、前記各シャッタ羽根の支点部の光軸間距離が全て異なるように設定する。
また、本発明のカメラ用シャッタ装置においては、好ましくは、前記シャッタ羽根のうち少なくとも一つのシャッタ羽根と前記作動部材との連結がピンと長孔による嵌合結合であるようにする。
更に、本発明のカメラ用シャッタ装置においては、好ましくは、前記駆動手段がモータであって、前記作動部材との連結がピンと円孔、又はピンと長孔による嵌合結合であるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1乃至図7に示した実施例によって説明する。図1は実施例の平面図であり、シャッタ閉鎖状態を示している。図2は図1に示されている駆動モータ部の断面図であり、図3はその駆動モータに用いられている永久磁石の取付部を示す説明図である。図4は図1に示された作動部材の説明図である。図5は作動部材とシャッタ羽根との連結構成を示す断面図であり、図6はシャッタ羽根の位置検出機構を示す断面図である。また、図7はシャッタ全開状態を示している平面図である。尚、図1,図4,図7は図面の表面側がフィルム面側であって、背面側が被写体側になる。また、その他の図面においては上方がフィルム面側であって、下方が被写体側になる。
【0010】
先ず、本実施例の構成から説明する。シャッタ地板1と補助地板2は合成樹脂製であって、共に光軸を中心にした円形の開口部1a,2aを有している。この場合、開口部1aの直径の方が開口部2aの直径よりも僅かに小さいため、開口部1aが露光用開口部となっている。図2に示すように、シャッタ地板1と補助地板2とは、シャッタ地板1に形成された可撓性のあるフック部1bを補助地板2の縁に掛けることによって相互に取り付けられ、それらの間に空間部を形成している。尚、本実施例においては、このようなフック部1bを3箇所に設けているが、図1及び図7においては、そのうちの1箇所を省略して示してある。
【0011】
補助地板2の外周縁には、所々に複数の壁2bが形成されており、図5及び図6から分かるように外周方向からの遮光に役立っている。また、これらの図から分かるように、壁2bの上端がシャッタ地板1に接することによって、シャッタ地板1と補助地板2との間隔が決められているが、場所によっては図2に示すように、シャッタ地板1と補助地板2に夫々突起部1c,2cを形成し、それらを接触させることによっても間隔を規制できるようにしている。そして、シャッタ地板1と補助地板2との間に形成された空間部には、作動部材3と3枚のシャッタ羽根4,5,6が、それらの一部を重ねるようにして配置されている。その場合、作動部材3が一番補助地板2側であって、シャッタ地板1側に向けてシャッタ羽根4,5,6の順になっている。
【0012】
図1と同じようにシャッタ閉鎖状態における作動部材3とシャッタ羽根4が図4に示されている。この図から分かるように、作動部材3は環状をしており、縦長で同じ形状をした三つの長孔3a,3b,3cと、横長形状の二つの長孔3d,3eと、二つの円孔3f,3gと、三つの張出部3h,3i,3jとが形成されており、それらのうち三つの張出部3h,3i,3jは、図1に示されているように補助地板2に形成された三つの台部2d,2e,2fに摺接するようになっている。尚、この作動部材3は、以後の説明からも理解されるように、環状ではなく、一部を切断して、C又は逆C状に形成しても差し支えない。
【0013】
3枚のシャッタ羽根のうちシャッタ羽根5,6は同じ形状をしており、先端に夫々張出部5a,6aが形成されているが、両者は配置上、支障がないので、同じ形状にしているだけであり、本実施例においては、張出部6aは何の意味も有しない。また、張出部5aを形成している理由については後で説明する。シャッタ羽根4,5,6の各支点部には、符号を付けていないが夫々円孔が形成されており、それらの円孔は、シャッタ地板1に形成された軸1d,1e,1fに回転可能に嵌合している。そして、各軸1d,1e,1fの先端は、上記した作動部材3の長孔3a,3b,3cに緩く挿入されている。尚、図1で示すように、軸1eと軸1fは光軸中心からの距離が共にL1 であるが、軸1dは光軸中心からの距離がL1 より長く、L2 となるように設定されている。
【0014】
シャッタ羽根4,5,6の各動点部は、夫々連結軸7,8,9によって、作動部材3に対して回転可能に取り付けられている。それらの連結構成を主として図5によって説明する。この図5に示されているのは、作動部材3とシャッタ羽根5の連結構成である。連結軸8には、直径の異なる軸部8a,8bが形成されており、軸部8aには作動部材3の円孔3fが回転可能に嵌合している。また軸部8bにはシャッタ羽根5に形成された孔を嵌合させた後、かしめ加工によって両者を一体化している。シャッタ羽根4,6も同じようにして、作動部材3の孔3e,3gの位置で、各連結軸7,9によって取り付けられている。更に、図5に示すように、補助地板2には、各連結軸7,8,9が干渉せずに作動できるようにするために、各連結軸の作動領域に対応させて逃げ溝2gが形成されている。但し、図1及び図7においては、図面を分かりやすくするために、連結軸9に対する逃げ溝の図示を省略してある。
【0015】
次に、主に図1,図2,図3を用いて本実施例の駆動モータ部の構成を説明する。シャッタ地板1の表面側にはヨーク部材10が二つのビス11によって取り付けられている。このモータの回転子12はコイルボビンであって、図2から分かるように、シャッタ地板1とヨーク部材10によって回転可能に支持されている。この回転子12には、その回転軸を避けるようにして回転方向とは直交する方向にコイル13が巻かれており、また回転子12と一体に形成された駆動ピン12aが、シャッタ地板1に円弧状に形成されている孔1gを貫通し、作動部材3の長孔3dに嵌合している。そして、モータの固定子となる円筒形の永久磁石14は、シャッタ地板1に設けられた椅子状の二つの台座1h,1i(図3参照)に載置され、接着剤等の適宜な手段によって固定されている。尚、図1及び図7においては、駆動ピン12aが夫々シャッタ閉鎖状態と全開状態の位置で示されているが、回転子12は、図面が分かりにくくならないようにするために、いずれも故意に閉鎖状態と全開状態の中間位置で示してある。
【0016】
本実施例には、シャッタ羽根の開き作動位置の検出装置が設けられている。その装置の構成を、主に図1及び図6を用いて説明する。補助地板2には、検出素子としてフォトリフレクタ15が取り付けられている。このフォトリフレクタ15は発光部15aと受光部15bを有しており、発光部15aから出射された光は、補助地板2に形成されたスリット状の孔2hからシャッタ羽根5の作動空間に入り、シャッタ地板1に取り付けられた反射シート16で反射され、受光部15bに入射するようになっている。そして、発光部15aから反射シート16に出射された光は、上記したシャッタ羽根5の張出部5aによって遮断され得るようになっている。
【0017】
次に、本実施例の作動を説明する。図1のシャッタ閉鎖状態において、シャッタがレリーズされると、先ず、電源スイッチが閉じ、フォトリフレクタ15が通電状態となる。それによって、発光部15aの出射光は反射シート16で反射され、受光部15bに達するので、フォトリフレクタ15は図示していない露光時間制御回路にHレベルの信号を発することになる。そして、その直後に、回転子12に巻かれたコイル13に対し、一方方向への通電が行われると、回転子12が反時計方向へ回動する。それによって、駆動ピン12aが円弧状の孔1g内を上方へ移動するため、長孔3dとの嵌合関係によって作動部材3も上方へ移動する。そして、その上方への移動は、シャッタ羽根4,5,6の支点部(軸1d,1e,1fの位置)と動点部(連結軸7,8,9の位置)との距離が不変であり、作動部材3の円孔3f,3gが連結軸8,9と嵌合(リンク結合)していることから、円弧を描くようにして行われることになる。
【0018】
このようにして、作動部材3が作動を開始すると、それに伴ってシャッタ羽根4,5,6も、夫々軸1d,1e,1fを中心にして反時計方向へ回転を開始する。そして、シャッタ羽根5の張出部5aがフォトリフレクタ15の光路を遮断すると、その出力信号であるLレベルの信号によって露光時間制御回路によるカウントが開始される。その後、シャッタ羽根4,5,6が、露光用開口部1aを光軸を略中心にして開いて行き、全開位置で停止した状態が図7に示されている。
【0019】
この図7において、作動部材3とシャッタ羽根5,6との連結部(即ち、シャッタ羽根5,6の動点部である連結軸8,9の近傍部)は、露光用開口部1aから完全に離れた位置にあるが、作動部材3とシャッタ羽根4との連結部は露光用開口部1aの近接位置にある。もしも、軸1dの光軸間距離が、軸1e,1fと同じようにL1 (図1参照)であった場合には、この連結部は完全に露光用開口部1a内に侵入していることになってしまう。しかしながら、本実施例においては、図1に示すように、軸1dの光軸間距離がL1 より長く、L2 であるから、露光用開口部1a内に侵入せずに済んでいる。
【0020】
このような図7の全開状態において、露光時間制御回路が所定のカウントを終了すると、その出力信号に応じて、コイル13には、上記とは逆向きの通電が行われる。そのため、回転子12は時計方向へ回転し、駆動ピン12aによって作動部材3に復帰作動を行わせる。従って、シャッタ羽根4,5,6は、夫々軸1d,1e,1fにおいて時計方向へ回転され、露光用開口1aを閉鎖し、図1の状態で停止する。そして、コイル13とフォトリフレクタ15への通電が断たれ、一回の撮影が終了する。
【0021】
尚、上記の実施例においては、作動部材3に形成された孔3e,3f,3gのうち、孔3eを長孔にしているが、本来であれば、この孔3eも円孔であることが好ましい。しかしながら、実施例においては、製造上の誤差に対応できるようにするために、機能上に問題のない範囲内で、孔3eを長孔にした場合の例を示している。このように、本発明においては、実施例のほかに種々の実施態様が考えられる。例えば、孔3eのほかにもう一つの孔(孔3f又は3g)を長孔としてもよいし、また、長孔3dを円孔とすることによって三つの孔3e,3f,3gを全て長孔とすることも可能である。更に、作動部材3を、摩擦抵抗力の小さい適宜なガイド手段によって直線運動するように構成した場合には、長孔3dを円孔にしないでおいて、孔3e,3f,3gを全て長孔とすることも可能である。
【0022】
また、上記の実施例は、低コスト化の観点からシャッタ羽根を3枚にしているが、本発明は、それに限定されず、それ以上であっても差し支えない。また、上記の実施例においては、軸1dの光軸間距離L2 のみを、他の軸1e,1fの光軸間距離L1 と異なるようにしているが、全ての光軸間距離が異なるようにしても差し支えない。更に、上記の実施例においては、駆動源であるモータと作動部材との連結を、ピンと長孔(スロット)との嵌合連結にしているが、上記した実開平7−5231号公報記載のもののように歯車による噛合連結ににしても差し支えない。更には、駆動源はモータに限定されず、周知のような、ばね駆動の開閉レバーを用いるようにしても構わない。
【0023】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、光軸を横切る方向に往復運動を行う作動部材が3枚以上のシャッタ羽根を開閉作動させるように構成しても、該作動部材が、シャッタ羽根との連結近傍部を露光用開口部内へ侵入させることのないようにすることが可能となるので、摩擦抵抗力の小さい小型のシャッタとして極めて有効な構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図であり、シャッタ閉鎖状態を示している。
【図2】実施例における駆動部の断面図である。
【図3】実施例における永久磁石の取付部を示す説明図である。
【図4】実施例における作動部材の説明図である。
【図5】実施例における作動部材とシャッタ羽根との連結構成を示す断面図である。
【図6】実施例におけるシャッタ羽根の位置検出機構を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例の平面図であり、シャッタ全開状態を示している。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a,2a 開口部
1d,1e,1f 軸
1h,1i 台座
2 補助地板
2d,2e,2f 台部
2g 逃げ溝
3 作動部材
3a,3b,3c,3d,3e 長孔
3f,3g 円孔
3h,3i,3j,5a 張出部
4,5,6 シャッタ羽根
7,8,9 連結軸
10 ヨーク部材
12 回転子
12a 駆動ピン
14 永久磁石[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a camera shutter device of a type called a lens shutter that opens and closes a circular exposure opening by a plurality of shutter blades when photographing.
[0002]
[Prior art]
In this type of shutter, during the exposure operation, the shutter blade opens the exposure opening from the center of the optical axis and then closes toward the center of the optical axis. Therefore, it is ideal to keep the opening shape as close to a circle as possible. For this reason, in the past, a plurality of (five many) shutter blades are arranged at equal intervals around the exposure opening and are operated by a drive ring that reciprocally rotates around the optical axis. . However, the shutter having such a configuration has an extremely large frictional resistance on the sliding surface of the drive ring, and various measures are required to cope with the increase in the shutter speed. For this reason, there is a problem that the cost is high and it is difficult to meet the cost reduction that is required by the times.
[0003]
Since then, with the advancement of film technology and lens technology, the above-mentioned opening shape during operation has not been said so severely, and rather, cost reduction has been emphasized. For this reason, the type using a drive ring disappears except for a professional large shutter, and instead, a two-blade shutter, which was formerly called a vario type, has become mainstream. However, in a shutter of a normal grade or higher that requires a certain level of performance, the opening shape during the operation described above cannot be greatly collapsed, and it is necessary to keep the minimum shape close to a circle. is there. For this reason, the outer shape and dimensions of each blade have been determined so as to follow it. However, recently, not only cost reduction, but of course, the demand for downsizing and electrification has increased. In particular, the demand for downsizing has become extremely large.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of downsizing the lens shutter, the size of the accommodation space of the shutter blades when the exposure opening is fully opened, in other words, an annular plane centered on the optical axis necessary for the accommodation. The radial dimension of the part is one big guide. However, the shutter having the two-blade configuration as described above has already been miniaturized to a point where a minimum shape close to a circle cannot be maintained as a normal grade shutter when further miniaturized. Therefore, in order to eliminate this point and further reduce the size, it is absolutely necessary to use three or more shutter blades. However, in that case, the drive ring cannot be used for the reason described above. In addition, when using a motor as a drive source due to the demand for electrification, it is necessary to reduce the size of the motor itself for the purpose of downsizing the shutter. As a result, the driving force must be weakened. ing. Further, in order to reduce power consumption, it is required that the driving force be weak. Therefore, it is not appropriate to use the above-described drive ring having a large frictional resistance from such a point.
[0005]
On the other hand, instead of the drive ring as described above, an actuating member called a link member that requires a small frictional resistance is provided, and a shutter for opening and closing the shutter blades is proposed by the present applicant. Known in the Gazette. However, although the shutter having such a configuration is advantageous in that the frictional resistance is small, since the reciprocating operation of the operating member is performed in the direction crossing the optical axis, the above-described shutter is used to reduce the size of the shutter. When the radial dimension of the annular flat surface portion is reduced, the connecting portion between the actuating member and the moving point portion of any one of the blades enters the exposure opening in operation. Will occur.
[0006]
The present invention has been made to solve such problems, and an object thereof is to open and close three or more shutter blades by an operating member that reciprocates in a direction crossing the optical axis. It is an object of the present invention to provide a camera shutter device in which the operating member does not need to enter the exposure opening even if the shutter device is downsized.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the camera shutter device of the present invention, an exposure opening having a fulcrum and a moving point at predetermined distance intervals and having a circular shape about the optical axis. Three or more shutter blades that open and close the opening for exposure by reciprocatingly rotating in the same direction around the fulcrum, and an optical axis that is rotatably connected to the moving point of each shutter blade. An operation member that reciprocally rotates each shutter blade at each fulcrum by reciprocating in a direction across the shutter, and a drive unit that is connected to the operation member and causes the operation member to reciprocate. In the opening / closing operation, the distance between the optical axes of the fulcrum portions of the shutter blades having the moving point portion closest to the opening for exposure is set to be longer than the distance between the optical axes of the fulcrum portions of the other shutter blades.
[0008]
In the camera shutter device of the present invention, it is preferable that the distances between the optical axes of the fulcrum portions of the shutter blades are all different.
In the camera shutter device of the present invention, it is preferable that the connection between at least one of the shutter blades and the operating member is a fitting connection by a pin and a long hole.
Furthermore, in the camera shutter device of the present invention, preferably, the driving means is a motor, and the connection with the operating member is a fitting connection by a pin and a circular hole or a pin and a long hole.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the examples shown in FIGS. FIG. 1 is a plan view of the embodiment, showing a shutter closed state. FIG. 2 is a cross-sectional view of the drive motor unit shown in FIG. 1, and FIG. 3 is an explanatory view showing a permanent magnet mounting part used in the drive motor. FIG. 4 is an explanatory view of the actuating member shown in FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view showing the connection configuration of the actuating member and the shutter blade, and FIG. 6 is a cross-sectional view showing the position detection mechanism of the shutter blade. FIG. 7 is a plan view showing a fully opened state of the shutter. 1, 4, and 7, the front side of the drawing is the film side, and the back side is the subject side. In other drawings, the upper side is the film surface side and the lower side is the subject side.
[0010]
First, the configuration of the present embodiment will be described. The
[0011]
A plurality of
[0012]
As in FIG. 1, the operating
[0013]
Of the three shutter blades, the
[0014]
The moving point portions of the
[0015]
Next, the configuration of the drive motor unit of the present embodiment will be described mainly with reference to FIGS. A
[0016]
In this embodiment, a detection device for the opening operation position of the shutter blade is provided. The configuration of the apparatus will be described mainly with reference to FIGS. A
[0017]
Next, the operation of this embodiment will be described. When the shutter is released in the shutter closed state of FIG. 1, first, the power switch is closed and the
[0018]
Thus, when the
[0019]
In FIG. 7, the connecting portion between the actuating
[0020]
In the fully opened state of FIG. 7, when the exposure time control circuit finishes a predetermined count, the
[0021]
In the above embodiment, the
[0022]
In the above embodiment, three shutter blades are used from the viewpoint of cost reduction. However, the present invention is not limited to this and may be more than that. In the above embodiment, only the distance L 2 between the optical axes of the
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even if the operating member that reciprocates in the direction crossing the optical axis is configured to open and close three or more shutter blades, the operating member is connected to the shutter blades. Since it is possible to prevent the vicinity of the connection from entering the opening for exposure, the configuration is extremely effective as a small shutter having a small frictional resistance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of an embodiment of the present invention, showing a shutter closed state.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a drive unit in the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory view showing a permanent magnet attachment portion in the embodiment.
FIG. 4 is an explanatory view of an operation member in the embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view illustrating a connection configuration between an operation member and a shutter blade in the embodiment.
FIG. 6 is a sectional view showing a shutter blade position detection mechanism in the embodiment.
FIG. 7 is a plan view of the embodiment of the present invention, showing a fully opened state of the shutter.
[Explanation of symbols]
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JP (1) | JP3801685B2 (en) |
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1996
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