JP3888165B2 - 携帯用切断機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回転駆動する鋸刃をベースでガイドして被切削材を切断または切削する携帯用切断機に関し、特に、鋸刃を支持する丸鋸本体がベースに対して回動可能で、鋸刃のベースに対する傾斜角を調整可能とした携帯用丸鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯用丸鋸を図14、図15に示す。従来の携帯用丸鋸101は、被削材に対向配置されるベース10と、ベース10に対して回動可能に設けられた丸鋸本体120とにより主に構成される。ベース10は切断作業時には被切断材W上に対向配置される。
【0003】
丸鋸本体120は、鋸刃21を丸鋸軸21Aを中心に回転可能に支持すると共に、鋸刃21を回転駆動するための図示せぬ電動モータや動力伝達機構が内蔵されている。丸鋸本体120の頂部にはメインハンドル22が設けられ、また丸鋸本体120の切削方向前方側にはサブハンドル23が設けられる。また鋸刃21の上半分を覆うために丸鋸本体120にはソーカバー124が一体に設けられる。そして不使用時に鋸刃21の下半分を覆うための図示せぬセフティカバーが丸鋸軸21Aを中心に回動可能に設けられ、セフティカバーには指先でその回動位置を保持するためのセフティカバーレバー25が設けられている。被切断材Wをその後端面から前方に向かって切断をするときは、セフティカバーは自動的に回動して鋸刃21の下半分を露出させる。また窓切り作業など被削材の上方から下方に鋸刃を移動させる必要があるときは、セフティカバーレバー25を指先に掛けて、セフティカバーの開状態を維持する。
【0004】
切削方向においてベース10の前部からは、角度目盛りが付された傾斜位置固定体111が立設されている。またソーカバー124の前部であって傾斜位置固定体111に対向する位置には、ピン12を介して傾斜位置固定体111に回動可能に設けられた傾斜板126が設けられる。ここでピン12はベース10と平行かつ鋸軸21Aと直角に延び、従って丸鋸本体120は、ピン12を中心として図14に示される直立位置と、図15に示される傾斜位置とに回動可能である。
【0005】
傾斜位置固定体111には、傾斜板126の回動軸であるピン12を中心とした半径の円弧状長穴111aが形成され、ベース10に対する鋸刃21が所望の傾斜角度となった位置で傾斜板126を傾斜位置固定体111に固定するために、締結具30が設けられる。締結具30は、円弧状長穴111aを貫通して傾斜板126と螺合するネジ部と、ネジ部の一端に設けられたレバー31により構成され、レバー31の基端面は面押圧部をなし、レバー31の回動によるネジ部の螺進退により、面押圧部にて傾斜位置固定体111を押圧しその押圧を解除する。レバー31を設けたことで、付加的な工具を要することなく、少ない力でネジ部を回転させることができる。レバー31は、鋸刃21がベース10に対して直角な状態のときには、ベース10に水平な姿勢となる。
【0006】
使用者が携帯用丸鋸101を使用する場合、図14に示されるように鋸刃21がベース10に対して直角な状態では、例えば右手でメインハンドル22を握り、左手でサブハンドル23を把持して被切断材W方向に丸鋸本体1120を押し当て、ベース10を被切断材W上を摺動させながら前方に移動させる。このときレバー31はベース10に対して略平行に指向しているので、鋸刃21の直前にある被切断材Wを容易に視認でき、墨線Mを確認しながら切断が実行でき、またサブハンドル23を押圧する指がレバー31に当たることがない。
【0007】
また図15に示されるような傾斜切りを行う際は、レバー31を一旦緩め、鋸刃21がベース10に対して所望の傾斜角度θとなるようにベース10に対して相対的にピン12を中心として丸鋸本体120を回動させる。すると傾斜位置固定体111に対する傾斜板126の相対的位置関係が変化する。この状態でレバー31を締めて傾斜位置固定板111に対する傾斜板126の位置が固定され、鋸刃21の傾斜角度が固定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の携帯用丸のこでは、図15に示される傾斜切りを行う際、傾斜位置固定板111の厚み寸法が一定であると締結のためのレバー回動量も一定であるため、レバー31の締結後の姿勢は鋸刃21の傾斜角度θに応じて初期の水平姿勢よりも起き上がる。そのためレバー31は、使用者に対して切断の目印となる墨線Mの手前に起き上がる位置となり、墨線Mの視認性が低下し、切断方向を正確に把握できなくなる。また、サブハンドル23を把持する指に直立ぎみのレバー31が当たり、レバー31が邪魔となる。
【0009】
レバー31と指との当接を避けるためには、サブハンドル23をメインハンドル22に近づけるようにやや後方に配置すればよいが、すると、丸鋸101を押さえつける力のバランスが崩れるばかりか、窓切り作業持のときの操作性が著しく低下する。即ち窓切り作業時には、セフティカバーを手動で開くためにセフティカバーレバー25を図14に示されるような前方回動位置で保持する必要がある。セフティカバーレバー25を保持するのは、サブハンドル23を押えているのと同じ手の指で行われる。よって、サブハンドル23が、メインハンドル22に近づいた位置に設けられると、サブハンドル23を押さえたまま、その押さえている手でセフティカバーレバ−25を前方で保持することが不可能となり、窓切り作業に支障をきたす結果となる。
【0010】
また切断時に鋸刃21を覗き込んだときに鋸刃21が見えるようにするためには、サブハンドル23は鋸軸21A方向において鋸刃21から離間した位置に設けられるのが好ましい。しかし、この離間位置に設けると、起き上がったレバー31の自由端がサブハンドル23に当接し、サブハンドル23の操作性が低下する。
【0011】
そこで本発明は、傾斜切りの際にも切断方向の視認性が良好でかつ操作性に優れた携帯用切断機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明は、被削材に対向配置されるベースと、鋸刃を支持収容する丸鋸本体と、切削方向において該ベースの前部から立設された傾斜位置固定体と、該丸鋸本体と共に該ベースに対して回動可能に設けられ、該傾斜位置固定体に対向する位置に配置された傾斜板と、該ベースに対する該鋸刃が所望の傾斜角度となった位置で該傾斜板を該傾斜位置固定体に固定するために、該傾斜位置固定体を貫通して該傾斜板と螺合するネジ部と該ネジ部の一端のレバー付き面押圧部が設けられ、該面押圧部にて該傾斜位置固定体を押圧する螺合締結手段とを備えた携帯用切断機において、該傾斜位置固定体の該面押圧部と当接する当接面は、該鋸刃の傾斜角度に関わらず該レバーの姿勢が略一定となるように、該鋸刃の傾斜角度が増大するにつれて、該ネジ部の回転量を増大させるように構成されている携帯用切断機を提供している。ここで、該傾斜位置固定体の該面押圧部と当接する当接面は、該鋸刃の傾斜角度にかかわらず該レバーの姿勢が該ベースに対して略一定となるように、該鋸刃の傾斜角度が増大するにつれて、該ネジ部の回転量を増大させるように構成されていることが好ましい。
【0013】
ここで該当接面は、該鋸刃の傾斜角度の増大に比例して該ネジ部の回転量を増大させる所定勾配の傾斜面をなしているのが好ましい。
【0014】
また、該傾斜位置固定体には該ネジ部を挿通させると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径の円弧状長穴が形成され、該長穴の最下端にネジ部が位置する初期状態時の該面押圧部が面する部位の傾斜位置固定体の厚さをy、初期状態から該鋸刃の該ベースに対する傾斜角度がθのときの該面押圧部が面する部位の傾斜位置固定体の厚さをz、該ネジ部のネジピッチをpとし、該初期状態のレバーの締結位置姿勢が該ベースと略平行であるとき、該傾斜面は、z≦y―(θ/360)・p 及びz≧y―p/2―(θ/360)・pの関係式を満たすことが好ましい。
【0015】
ここで、該傾斜位置固定体は、その高さ方向において厚さが一定の固定体本体と、該固定体本体に取付けられ反取付面側が上記所定勾配の傾斜面をなす調整板とにより構成されているのが好ましい。
【0016】
又は、該傾斜位置固定体の該当接面は、該ベースに対して直角に延びる鉛直面と、鉛直面に引き続き徐々に該傾斜位置固定体の肉厚が減少する傾斜面とを備えているのが好ましい。
【0017】
又は、該傾斜位置固定体には、該ネジ部を挿通させると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径の円弧状長穴が形成され、該円弧状長穴は、初期状態から該鋸刃の該ベースに対する所定の傾斜角度の範囲までの該鋸刃の傾斜を許容する第1の円弧状長穴と、該第1の円弧状長穴の半径と異なる半径で該所定の傾斜角度から最大傾斜角度範囲までの該鋸刃の傾斜を許容する第2の円弧状長穴とを有し、第1の円弧状長穴の末端部と該第2の円弧状長穴の基端部とが該半径の方向に延びる半径方向スロットで連絡されており、該傾斜板には、該ネジ部の該半径方向スロット内の移動を許容するためのガイド溝が形成された連結部材と、該ガイド溝内に摺動可能に配置され該ネジ部と螺合する螺合部材とが設けられているのが好ましい。
【0018】
又は、該傾斜位置固定体の当接面は、該丸鋸本体の段階的な複数の傾斜角度に対応した段差面をなしているのが好ましい。
【0019】
更に、該丸鋸本体の頂部にはメインハンドルが設けられ、また該丸鋸本体の該切削方向前方側にはサブハンドルが設けられ、該サブハンドルは該丸鋸本体の可及的下方に位置しているのが好ましい。ここで該サブハンドルは、該ネジ部よりも該鋸刃から離間した位置に設けられているのが好ましい。
【0020】
又、該傾斜板には該鋸刃の回転軸に平行な回動軸が備えられ、該丸鋸本体は該回動軸を中心に回動可能に設けられて切削方向に関して前傾可能であり、該丸鋸本体の選択された前傾位置を保持するため、該切削方向において該ベースの後部位置には前傾位置保持機構が設けられているのが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の携帯用切断機を携帯用丸鋸に適用した第1の実施の形態について図1乃至図7に基づき説明する。これらの図において図14、図15に示される従来の携帯用丸鋸と同一の部材は同一の番号を付し、説明を省略する。
【0022】
第1の実施の形態による携帯用丸鋸1の丸鋸本体20は、図14に示される従来の丸鋸本体と傾斜位置固定体11を除いてはほとんど同様である。なお図2には、鋸刃21の上半分を覆うために丸鋸本体20に一体に設けられたソーカバー24と、電動丸鋸1不使用時に鋸刃21の下半分を覆うためのセフティカバー28が示されている。上述したようにセフティカバーは28は丸鋸軸21Aを中心に回動可能に設けられ、指先でその回動位置を保持するためのセフティカバーレバー25が一体に設けられている。
【0023】
ソーカバー24の前部は、鋸軸21Aと平行な回動ピン27により、傾斜板26に回動可能に接続されている。従って丸鋸本体20は、傾斜板26のピン12を中心とした回動に伴って図1の矢印A方向に鋸刃21の傾斜角度が変化可能であると共に、この鋸刃21の傾斜角度を維持しつつ回動ピン27を中心として図1の矢印B方向にも回動可能であり、切断方向に関して丸鋸本体20を前傾(ヒップアップ)姿勢とすることができる。このことにより、被切断材に対する鋸刃21の切込み深さを調整することができる。
【0024】
図3は、丸鋸本体20の前傾姿勢を維持するための切込み深さ調整機構40を示す。ベース10の後部上面からはソーカバー24の背面側に隣接してリンク41が立設され、リンク41には回動ピン27を中心とする半径の円弧状スロット41aが形成されている。また、丸鋸本体20の後部には、クランプレバー42が回動可能に取付けられている。クランプレバー42は図示せぬボルトが円弧状スロット41aを貫通しソーカバー24に螺合可能に設けられる。クランプレバー42の回動操作によって、丸鋸本体20の前傾角度を固定しまた解除可能に構成される。例えば図3において、丸鋸本体20を矢印B方向に回動させてその位置を固定すると、鋸刃21のベース10から下方への突出量が減少し、切り込みを浅くすることができる。
【0025】
更に本実施の形態では、サブハンドル23は、丸鋸本体20の切削方向前方側にあって丸鋸本体20の可及的下方に位置している。そのことにより、サブハンドル23をメインハンドル22から離間させて、作業中の丸鋸1全体の保持がバランスよく行える。加えてサブハンドル23は、ネジ部32よりも鋸刃21から離間した位置に(鋸軸21A方向において鋸刃21から離間した位置に)設けられている。そのことにより作業中に鋸刃21を覗き込んだときに鋸刃21を容易に視認できる。
【0026】
傾斜位置固定体11は、切削方向においてベース10の前部から立設されており、その厚さW(図2)は、上方に向かって徐々に減少している。傾斜位置固定体11には、傾斜板26の回動軸であるピン12を中心とした半径の円弧状長穴11a(図1)が形成され、ベース10に対する鋸刃21が所望の傾斜角度となった位置で傾斜板26を傾斜位置固定体11に固定するため、締結具30が設けられる。締結具30は、円弧状長穴11aを貫通して傾斜板26と螺合するネジ部32と、ネジ部32の一端に設けられたレバー31により構成され、レバー31の基端面は面押圧部33をなし、レバー31の回動によるネジ部32の螺進退により、面押圧部33にて傾斜位置固定体11を押圧して丸鋸本体20の傾斜角度を維持し、またその押圧を解除する。レバー31を設けたことで、付加的な工具を要することなく、少ない力でネジ部32を回転させることができる。本実施の形態では、レバー31は、鋸刃21がベース10に対していかなる傾斜角度に固定されているときも、締結完了時において、その自由端がネジ部32よりも高くならないように構成される。即ち面押圧部33と当接する傾斜位置固定体11の当接面11Aは、鋸刃21の傾斜角度の増大に比例してネジ部32の回転量を増大させる所定勾配の傾斜面をなしている。
【0027】
図4、図5は、傾斜位置固定体11と締結具30との関係を示している。これらの図において、円弧状長穴11aの最下端にネジ部32が位置する初期状態が、鋸刃21が直立した状態であり、このときの面押圧部33が面する部位の傾斜位置固定体11の厚さをy、初期状態から鋸刃21のベース10に対する傾斜角度がθのときの面押圧部33が面する部位の傾斜位置固定体11の厚さをz、ネジ部32のネジピッチをpとし、図5のAに示される姿勢のように初期状態のレバー31の締結完了位置姿勢がベース10と略平行であるとする。なお、この状態では、ネジ部32の位置はピン12を中心としてベース10からβの角度の位置にあるとする。
【0028】
以上を前提とすると、傾斜面11Aは、z≦y―(θ/360)・pの関係式を満たすことが必要である。このことにより、ネジ部32は少なくとも(θ/360)・pだけ余分に回転することができ、図5のBの姿勢のように、レバー31の自由端がネジ部32よりも上側に位置することがなくなる。ただし、y−zが大きすぎると、レバー31の回転量が大きすぎる結果となり、図5のDの位置を越えて例えばCの姿勢となるので、それを排除する必要がある。よって、z≧y―p/2―(θ/360)・pの関係式も満たす必要がある。そのことにより、レバー31は最大でも図5のDの姿勢までに留まり、レバー31の自由端がネジ部32よりも上側に位置することがなくなり、鋸刃21を傾斜させて切断する場合に、レバー31が墨線Mを視認する際の障害になることがなくなる。
【0029】
より具体的に説明すると、傾斜角度θが0°から55°まで調整可能なものとし、ネジ部32のネジピッチが1mmとする。またy寸法を10mmとする。ここで傾斜面11Aは、鋸刃21の傾斜角度が大きくなるにつれて厚さWが徐々に小さくなり、45°時の厚さが9.875mmとなるように設定される。また図5に示されるように、例えば傾斜角度θ=0°時にレバー31を締付けた時のレバーの姿勢がベース10に平行となっていると仮定する。傾斜角度θ=45°時は、傾斜位置固定体11の幅寸法Wが傾斜角度θ=0°時に比べ0.125mm小さいため、ネジ部32はその分だけ多く回転できることになる。この距離はネジピッチが1mmだから、360°×0.125=45°となり、傾斜角度θ=0°時に比べ、45°多く締付けられることになる。このため、傾斜角度θ=45°時も、レバー31は、ベース10と平行な姿勢で締結が完了することになる。
【0030】
以上の構成において、図6に示されるように鋸刃21を直立させて被切断材Wをその後端面から前方に向かって切断をするときは、セフティカバー28(図2)は自動的に回動して鋸刃21の下半分を露出させる。例えば右手でメインハンドル22を握り、左手でサブハンドル23を把持して被切断材W方向に丸鋸本体120を押し当て、ベース10を被切断材W上を摺動させながら前方に移動させる。このときレバー31はベース10に対して略平行に指向しているので、鋸刃21の直前にある被切断材を容易に視認でき、墨線Mを確認しながら切断が実行でき、またサブハンドル23を押圧する指がレバー31に当たることがない。
【0031】
また窓切り作業など被削材Wの上方から下方に鋸刃21を移動させる必要があるときは、セフティカバーレバー25を指先に掛けて、セフティカバー28の開状態を維持する。即ち窓切り作業時には、セフティカバー28を手動で開くためにセフティカバーレバー25を図1に示されるような前方回動位置で保持する必要がある。ここでサブハンドル23は丸鋸本体20の可及的前方に位置しているため、セフティカバーレバー25の前方保持位置がサブハンドル23に近接することができ、セフティカバーレバー25とサブハンドル23との操作を同じ手の指で行うことが容易となる。
【0032】
また図7に示されるような傾斜切りを行う際は、レバー31を一旦緩め、鋸刃21がベース10に対して所望の傾斜角度θとなるようにベース10に対して相対的にピン12を中心として丸鋸本体20を回動させる。すると傾斜位置固定体11に対する傾斜板26の相対的位置関係が変化する。この状態でレバー31を締めると傾斜位置固定板11に対する傾斜板26の位置が固定され、鋸刃21の傾斜角度が固定される。
【0033】
この傾斜切りの際にもレバー31はベース10に対して略平行に指向しているか、レバー31の自由端がネジ部32よりも下方に位置しているので、鋸刃21の直前にある被切断材Wを容易に視認でき、墨線Mを確認しながら切断が実行できる。またサブハンドル23を押圧する指がレバー31に当たることがなく、良好な操作性が確保できる。このことはまた、サブハンドル23を可能な限り前方側に配置することができることを意味し、メインハンドル22とサブハンドル23とを可能な限り離間させて、押圧操作のバランスを向上させることができる。また、サブハンドル23は、鋸軸21A方向で可能な限鋸刃21から離間させているが、その場合であってもサブハンドル23を把持している指がレバー31に当たることがない。
【0034】
更にいずれの切断又は切削の態様においても、傾斜位置固定板11は、下方に向かって肉厚が厚くなる構成なので、作業中に丸鋸本体をベース10方向に押圧したとき、締結具30の面押圧部33が傾斜面11Aに対してより押圧力を増すことになるので、丸鋸本体20を伴った傾斜板26のベース方向への予期せぬ回動落下を防止することができる。
【0035】
加えて、切込み深さ調整機構40により丸鋸本体20姿勢を前傾に固定したときにも、サブハンドル23はより下方に位置することとなるが、上述したように、レバー31の自由端が上方に向くことがないので、依然としてサブハンドルを把持した指がレバー31に干渉することを防止でき、操作性を向上できる。
【0036】
本発明の第2の実施の形態による携帯用切断機について図8に基づき説明する。第1の実施の形態では、傾斜位置固定体11は面押圧部33と当接する面が傾斜面11Aであり反当接面側がベース10に略直角な面の単一の部材により構成されているが、第2の実施の形態では、傾斜位置固定体51は、その高さ方向において厚さが一定の固定体本体51Aと、固定体本体51Aに取付けられ反取付面側が所定勾配の傾斜面51Baをなす調整板51Bとにより構成されている。
【0037】
このような構成では、固定体本体51Aをラフに製造しても、別体で軽量な調整板51Bのみを精度よく製作することで傾斜位置固定体51全体としてはより製造が簡単となる。また、必要に応じ固定体本体51Aと調整板51Bとの間にシート材を介在させることができ、傾斜面51Baの傾斜角度の微調整が可能となる。
【0038】
本発明の第3の実施の形態による携帯用切断機について図9に基づき説明する。本実施の形態による傾斜位置固定体61は、締結具30の押圧部33との当接面が、ベース10に対して直角に延びる鉛直面61Aと、鉛直面に引き続き徐々に肉厚が減少する傾斜面61Bとを有する。
【0039】
係る構成によれば、丸鋸本体20の傾斜角θが小さい領域、即ちレバー自由端の立ち上がり傾向が小さい領域については、レバー31の自由端の立ち上がり傾向を許容し、丸鋸本体の傾斜角θが大きくレバー41との干渉傾向が強まる領域についてのみ、レバー31の自由端を立ち上がらせないようにすることができる。
【0040】
本発明の第4の実施の形態による携帯用切断機について図10に基づき説明する。本実施の形態による傾斜位置固定体71は、締結具30の面押圧部33との当接面が、丸鋸本体20の段階的な複数の傾斜角度に対応した段差面71A、71B、71Cをなしている。係る構成によれば、被切断材の代表的な切断角度である例えば15度、30度、45度の傾斜角度について、締結具30の面押圧部33がクリック感を伴って位置決めすることができ、鋸刃21の特定の傾斜角度を簡単に固定することができる。
【0041】
本発明の第5の実施の形態による携帯用切断機について図11〜図13に基づき説明する。本実施の形態では、傾斜位置固定体81の円弧状長穴形状を変更すると共に、傾斜板側に連結部材86を設けている。具体的には、傾斜位置固定体81には、ネジ部32を挿通させると共に傾斜板の回動軸心(図1のピン12の軸心)を中心とした半径の円弧状長穴が形成されるが、円弧状長穴は、初期状態から鋸刃21の傾斜角度45度の範囲まで鋸刃21の傾斜を許容する第1の円弧状長穴81aと、第1の円弧状長穴81aの半径よりも小さく鋸刃傾斜角度45度から最大傾斜角度である55度の範囲までの鋸刃21の傾斜を許容する第2の円弧状長穴81bとが形成されている。そして、第1の円弧状長穴81aの末端部81a1と第2の円弧状長穴81bの基端部81b1とが上記した半径の方向に延びる半径方向スロット81cで連絡される。しかしてネジ部32は、図11の一点鎖線で示すクランク状の経路を移動可能である。
【0042】
傾斜板側には、ネジ部32の半径方向スロット81c内での半径方向の移動を許容するための四角形状のガイド溝86aが形成された連結部材86aが設けられ、ガイド溝86a内に摺動可能に、ネジ部32と螺合する螺合部材87が、連結部材86から離脱不能に設けられている。なお、締結具30の面押圧部と当接する傾斜位置固定体81の当接面は、上述した実施の形態と同様な傾斜面81Aとなっていることはいうまでもない。なお、図11に示される構成では、鋸刃21が直立になっている状態で、ネジ部32はピン12を中心としてベースから角度βだけずれた位置にあるため、傾斜位置固定体81の角度目盛りの位置と、実際のネジ部32の位置が多少ずれている。
【0043】
以上の構成において、鋸刃21の傾斜角度が45度未満のときは、第1の実施の形態と同様にネジ部32は第1の円弧状長穴81a内を移動し、鋸刃21が所望の傾斜角度となったときにレバー31を締結操作する。
【0044】
鋸刃21の傾斜角度を45度に固定するためには、ネジ部32が第1の円弧状長穴81aの末端部81a1まで当接したときに、ネジ部32は半径方向スロット81c内を半径方向内方に移動し得る状態となり、手操作によりネジ部32を半径方向内方に移動させると、ネジ部32と螺合関係にある螺合部材87は、ガイド溝86aに沿って、図12の矢印E方向に摺動し、ネジ部32は第2の円弧状長穴81b内に導かれる。従って、傾斜切り切断作業において頻繁に採用される45度の傾斜角度の固定を簡単に行うことができる。
【0045】
本発明による携帯用切断機は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、第2の実施の形態における調整板の傾斜面側に第4の実施の形態における段差面を形成するようにしてもよい。また、第2の実施の形態における調整板に、第3の実施の形態のような鉛直面61Aと傾斜面61Bとを形成してもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の携帯用切断機によれば、傾斜位置固定体の当接面は、鋸刃の傾斜角度が増大するにつれて、徐々に傾斜位置固定体の厚さを減ずるように構成されているので、作業中に丸鋸本体をベース方向に押圧したとき、締結具の押圧面が傾斜面に対してより押圧力を増すことになるので、丸鋸本体を伴った傾斜板のベース方向への予期せぬ回動落下を防止することができる。このことは更に、レバーの締結や締結の解除をより軽い力で行えることを意味する。そして請求項2記載の携帯用切断機によれば、直立切りのみならず傾斜切りの際にも、レバーの傾斜角度が適正な範囲にあるため、切断方向でみたとき丸鋸前方側の被切断材や墨線を視認する際にレバーが邪魔になることがなく、レバーが操作性に影響を及ぼさない。
【0047】
請求項3記載の携帯用切断機によれば、傾斜位置固定体の当接面を単に所定勾配の傾斜面としたことのみで、傾斜切りの際のレバーの傾斜角度を適正な範囲内に留めることが可能となる。
【0048】
請求項4記載の携帯用切断機によれば、請求項3の効果に加えて、レバーの自由端を常にネジ部よりも下側に位置させることができる。
【0049】
請求項5記載の携帯用切断機によれば、調整板についてのみ加工精度の高さを要求すればよく、傾斜面の傾斜角度の調整が簡単に行える。
【0050】
請求項6記載の携帯用切断機によれば、丸鋸本体の傾斜角が大きくレバーとの干渉傾向が強まる領域についてのみ、レバーの自由端を立ち上がらせないようにすることができる。
【0051】
請求項7記載の携帯用切断機によれば、傾斜切り切断作業において頻繁に採用される所定の傾斜角度、例えば45度の傾斜角度の固定を簡単且つ確実に行うことができる。
【0052】
請求項8記載の携帯用切断機によれば、被切断材の代表的な切断角度である例えば15度、30度、45度の傾斜角度について、締結具の面押圧部がクリック感を伴って各段差面にて位置決めすることができ、鋸刃の特定の傾斜角度を簡単に選択して固定することができる。
【0053】
請求項9記載の携帯用切断機によれば、サブハンドルはメインハンドルから離間して配置されるので、作業中の丸鋸全体の保持がバランスよく行える。また、請求項2の効果により、傾斜切りの際にも、レバーの自由端が上方に向かうことがないため、サブハンドルを下方に配置させても、サブハンドルを押圧する手の指がレバーと干渉することがなくなり、操作性を一層向上させることができる。
加えて、窓切り作業など、鋸刃のセフティカバーの開状態を維持するためにセフティカバーレバーを指先に掛けて前方で保持する必要があるときにも、セフティカバーレバーの前方保持位置がサブハンドルの前方下方位置に近接することができ、セフティカバーレバーとサブハンドルとの操作を同じ手の指で行うことが容易となる。
【0054】
請求項10記載の携帯用切断機によれば、サブハンドルは、ネジ部よりも鋸刃から離間した位置に設けられているので、作業中に鋸刃を容易に覗き込むことができる。また、請求項2の効果により、傾斜切りの際にも、レバーの自由端が上方に向かうことがないため、サブハンドルを横方向に鋸刃から離間して配置させても、サブハンドルを押圧する手の指がレバーと干渉することがなくなり、操作性を一層向上させることができる。
【0055】
請求項11記載の携帯用切断機によれば、鋸刃の被削材に対する切り込み深さが調整可能となり、より多様な切断や切削が可能となる。また、丸鋸本体を前傾位置に保持したときには、サブハンドルは更にベースに近づくように下方位置に移動するが、その場合であっても請求項2の効果によって、サブハンドルを押圧操作する手の指がレバーと干渉することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による携帯用切断機である携帯用丸鋸を示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸を示す側面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の切込み深さ調整機構を操作した状態を示す斜視図。
【図4】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の傾斜位置固定体、傾斜板、締結具を示す部分拡大側面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の締結具のレバーの姿勢と傾斜板の回動角度との関係を示す説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の正立切断状態を示す斜視図。
【図7】本発明の第1の実施の形態による携帯用丸鋸の傾斜切断状態を示す斜視図。
【図8】本発明の第2の実施の形態による携帯用丸鋸の要部を示す側面図。
【図9】本発明の第3の実施の形態による携帯用丸鋸の要部を示す側面図。
【図10】本発明の第4の実施の形態による携帯用丸鋸の要部を示す側面図。
【図11】本発明の第5の実施の形態による携帯用丸鋸の傾斜位置固定体とレバーを示す側面図。
【図12】本発明の第5の実施の形態による携帯用丸鋸に用いられる連結板を示す図。
【図13】本発明の第5の実施の形態による携帯用丸鋸に用いられる連結板と螺合部材と締結具との接続関係を示す断面図。
【図14】従来の携帯用丸鋸を示す斜視図。
【図15】従来の形態用丸鋸の傾斜切断状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 携帯用切断機である携帯用丸鋸
10 ベース
11、51、61、71、81 傾斜位置固定体
11A、51Ba、61B、81A 傾斜面
11a、81a、81b 円弧状長穴
11A 当接面
12 ピン
20 丸鋸本体
21 鋸刃
21A 丸鋸軸
22 メインハンドル
23 サブハンドル
24 ソーカバー
25 セフティカバーレバー
26 傾斜板
27 回動ピン
28 セフティカバー
30 締結具
31 レバー
32 ネジ部
33 面押圧部
40 調整機構
51A 固定体本体
51B 調整板
61A 鉛直面
71A 段差面
81c 半径方向スロット
81b1 基端部
81a1 末端部
86 連結部材
86a ガイド溝
87 螺合部材
M 墨線
W 被切断材
Claims (11)
- 被削材に対向配置されるベースと、
鋸刃を支持収容する丸鋸本体と、
切削方向において該ベースの前部から立設された傾斜位置固定体と、
該丸鋸本体と共に該ベースに対して回動可能に設けられ、該傾斜位置固定体に対向する位置に配置された傾斜板と、
該ベースに対する該鋸刃が所望の傾斜角度となった位置で該傾斜板を該傾斜位置固定体に固定するために、該傾斜位置固定体を貫通して該傾斜板と螺合するネジ部と該ネジ部の一端のレバー付き面押圧部が設けられ、該面押圧部にて該傾斜位置固定体を押圧する螺合締結手段とを備え、
該鋸刃の傾斜角度が増大するにつれて、該ベースからの該面押圧部の位置が上昇する携帯用切断機において、
該面押圧部と該傾斜板とを結ぶ方向における該傾斜位置固定体の厚さは、該傾斜位置固定体の下部が上部よりも厚いことを特徴とする携帯用切断機。 - 該傾斜位置固定体の該面押圧部と当接する当接面は、該鋸刃の傾斜角度にかかわらず該レバーの姿勢が該ベースに対して略一定となるように、該鋸刃の傾斜角度が増大するにつれて、該ネジ部の回転量を増大させるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯用切断機。
- 該当接面は、該鋸刃の傾斜角度の増大に比例して該ネジ部の回転量を増大させる所定勾配の傾斜面をなしていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用切断機。
- 該傾斜位置固定体には該ネジ部を挿通させると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径の円弧状長穴が形成され、該長穴の最下端にネジ部が位置する初期状態時の該面押圧部が面する部位の傾斜位置固定体の厚さをy、初期状態から該鋸刃の該ベースに対する傾斜角度がθのときの該面押圧部が面する部位の傾斜位置固定体の厚さをz、該ネジ部のネジピッチをpとし、該初期状態のレバーの締結位置姿勢が該ベースと略平行であるとき、該傾斜面は、
z≦y―(θ / 360)・p 及び
z≧y―p / 2―(θ / 360)・p
の関係式を満たすことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用切断機。 - 該傾斜位置固定体は、その高さ方向において厚さが一定の固定体本体と、該固定体本体に取付けられ反取付面側が上記所定勾配の傾斜面をなす調整板とにより構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の携帯用切断機。
- 該傾斜位置固定体の該当接面は、該ベースに対して直角に延びる鉛直面と、鉛直面に引き続き徐々に該傾斜位置固定体の肉厚が減少する傾斜面とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用切断機。
- 該傾斜位置固定体には、該ネジ部を挿通させると共に該傾斜板の回動軸心を中心とした半径の円弧状長穴が形成され、該円弧状長穴は、初期状態から該鋸刃の該ベースに対する所定の傾斜角度の範囲までの該鋸刃の傾斜を許容する第1の円弧状長穴と、該第1の円弧状長穴の半径と異なる半径で該所定の傾斜角度から最大傾斜角度範囲までの該鋸刃の傾斜を許容する第2の円弧状長穴とを有し、第1の円弧状長穴の末端部と該第2の円弧状長穴の基端部とが該半径の方向に延びる半径方向スロットで連絡されており、
該傾斜板には、該ネジ部の該半径方向スロット内の移動を許容するためのガイド溝が形成された連結部材と、該ガイド溝内に摺動可能に配置され該ネジ部と螺合する螺合部材とが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用切断機。 - 該傾斜位置固定体の当接面は、該丸鋸本体の段階的な複数の傾斜角度に対応した段差面をなしていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用切断機。
- 該丸鋸本体の頂部にはメインハンドルが設けられ、また該丸鋸本体の該切削方向前方側にはサブハンドルが設けられ、該サブハンドルは該丸鋸本体の可及的下方 に位置していることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用切断機。
- 該サブハンドルは、該ネジ部よりも該鋸刃から離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項9記載の携帯用切断機。
- 該傾斜板には該鋸刃の回転軸に平行な回動軸が備えられ、該丸鋸本体は該回動軸を中心に回動可能に設けられて切削方向に関して前傾可能であり、
該丸鋸本体の選択された前傾位置を保持するため、該切削方向において該ベースの後部位置には前傾位置保持機構が設けられていることを特徴とする請求項9記載の携帯用切断機。
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