JP3881807B2 - 局部発振器およびアンテナユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は誘電体発振器に関し、特にKu帯受信用またはKu帯よりも高い周波数帯(Ka帯等)受信用のアンテナユニット(Low Noise Block downconverter :以下LNBという)に使用される誘電体発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衛星放送および衛星通信には約10GHz〜13GHzの受信周波数帯域からなるKu帯が用いられている。図11に代表的なKu帯衛星放送受信システムを示す。なお、図中同一符号は同一または相当する部材を示す。
【0003】
Ku帯衛星放送受信システムは、アウトドア部200とインドア部210に分けられる。アウトドア部200は、アンテナ201とそれに接続されたLNB202とを含み、インドア部210は、インドアレシーバ204とテレビジョン209とを含む。LNB202は、アンテナ201で受信した衛星からの電波を低雑音増幅し、同軸ケーブル203を介して接続されるインドアレシーバ204に低雑音でかつ十分なレベルの信号を供給する。インドアレシーバ204は、DBSチューナ205とFMデモジュレータ206と映像および音声回路207とRFモジュレータ208とを含む。LNB202から同軸ケーブル203を介してインドアレシーバ204に与えられる信号はこれらの回路によって処理されてテレビジョン209に与えられる。
【0004】
一般的なKu帯受信用LNBとして、国内CS受信用LNBの回路ブロック図の一例を図12に示す。入力周波数12.2GHz〜12.75GHzの到来信号は、導波管内のアンテナプローブ251で受信され、低雑音増幅回路(以下LNAという)252で低雑音増幅された後、バンドパスフィルタ(以下BPFという)253を通過する。BPF253は、所望の周波数帯域を通過させることによりイメージ周波数帯域の信号を除去する役目を持つ。
【0005】
BPF253を通過した信号は、局部発振器(LO.:Local Oscillator)256からの11.2GHzの発振信号とともに混合回路(以下MIXという)254に注入され、MIX254で1000〜1550MHzの中間周波数帯域の信号に周波数変換される。そして、適切な雑音特性と利得特性を持つように中間周波増幅回路(以下IF AMPという)257により増幅され、出力端子261から出力される。電源258は、LNA252、IF AMP257、局部発振器256に電力を供給するための電源である。
【0006】
上述の構成を有するKu帯の衛星放送受信システムおいて、LNB202に用いられる局部発振器256は、LNB202の性能を左右する重要な部品である。局部発振器256としては、一般にドレイン接地帯域反射型誘電体発振器と呼ばれている誘電体発振器(DRO:Dielectric Resonator Oscillator )が使われている。
【0007】
一方、受信周波数が約16GHz〜24GHzのKa帯を用いた衛星放送および衛星通信が行なわれる予定である。出願人は、特願平10−189010号で、Ka帯受信用のLNBに用いられる局部発振器を開示している。
【0008】
図13は、国内COMETSに用いられるKa帯衛星放送受信システムの一例を示す図である。Ka帯衛星放送受信システムは、アウトドア部300とインドア部310に分けられる。アウトドア部300は、アンテナ301とそれに接続されるLNB302とを含む。インドア部310は、インドアレシーバ304とターミナル308とを含む。LNB302は、アンテナ301で受信した衛星からの微弱電波を低雑音増幅し、同軸ケーブル303を介して接続されるインドアレシーバ304に低雑音でかつ十分なレベルの信号を供給する。インドアレシーバ304では、LNB302より入力された信号をDBSチューナ305とFMデモジューレータ306で復調し、デコーダ307で符号解読してデータをターミナル308に伝達する。ターミナル308は、いわゆるデジタル信号が処理できるデータ処理機器で、たとえばパーソナルコンピュータやテレビジョン、モデムやFAX等である。
【0009】
図14は、Ka帯受信用LNBの概略を示す回路ブロック図である。入力周波数20.4GHz〜21.0GHzの到来信号は、導波管内のアンテナプローブ351で受信され、LNA352で低雑音増幅された後、BPF353でイメージ除去される。BPF353を通過した信号は、局部発振器355からの18.7GHzの発振信号とともにMIX354に注入される。MIX354で1700MHz〜2300MHzの中間周波数帯域の信号に周波数変換される。そしてIF AMP357で増幅され、出力端子361から出力される。電源358は、LNA352、IF AMP357、局部発振器356に電力を供給する電源である。
【0010】
図15は、Ka帯受信用LNBに用いられる局部発振器の回路の一例を示す回路図である。Ka帯用の局部発振器は、FET401と、誘電体共振器402とを含む。FET401のゲート端子Gには、結合線路403と、50Ω終端チップ抵抗404とが直列接続され、50Ω終端チップ抵抗404は他端をアースに接続されている。
【0011】
FET401のドレイン端子Dには、DC電源414とアース接地用コンデンサ405とが接続され、アース接地用コンデンサ405の他端はアースに接続されている。
【0012】
FET401のソース端子Sには、出力整合スタブ406が接続され、出力整合スタブ406の他端には結合コンデンサ407およびインダクタンス408とが接続され、インダクタンス408の他端には、接地用コンデンサ409と接地用チップ抵抗410とが並列接続されている。接地用コンデンサ409と接地用チップ抵抗410の他端は、アースに接続される。
【0013】
図16は、Ka帯用の局部発振器の回路パターン図である。図16を参照して、Ka帯誘電体発振器は、導電性のステム428上にベアチップのFET401と、チップ抵抗404,410と、チップコンデンサ405,409,413と、誘電体共振器402と、プリント基板426,427とが直接ダイボンディングされている。プリント基板426,427上には、出力整合スタブ406と、マイクロストリップライン408,430,411,403とが形成されている。マイクロストリップライン411の一端には結合チップコンデンサ407が装着され、他端の出力部412は局部発振器の出力端子131に接続されている。マイクロストリップライン430の一端の入力部414は、誘電体発振器の電源端子132に接続されている。そして、これらの素子は図15に示した回路を構成するようにワイヤ415〜424により接続されている。
【0014】
Ka帯の局部発振器のパワー、周波数温度ドリフト、位相雑音特性および負荷変動特性等の発振特性は、誘電体共振器402と結合線路403との間の距離、誘電体共振器402とFET401との間の距離、ソース端子Sに設けられた出力整合用スタブ406の幅や長さによって最適化される。
【0015】
特に誘電体共振器402は、FET401のゲート端子Gからの距離と、FET401のゲート端子Gに接続された結合線路403からの距離とが最適となる位置に接着剤にて固定される。この接着剤は、高周波損失が少ないことおよびその他の部品を装着する工程と同一工程で塗布および硬化が可能となることを条件に選択される。
【0016】
図17は、Ka帯用の局部発振器の構造を説明するための図である。誘電体発振器は、いわゆるキャン構造をなしており、ステム428上にプリント基板426,427と誘電体発振器402とチップ部品(図示しない)をダイボンディングし、各素子の端子をワイヤボンディングで接続した後、ステム428にカバーを溶接して密封した構造となっている。
【0017】
以上説明したように特願平10−189010号に開示のKa帯の局部発振器は、発振用素子にベアチップのFETを用いることでパッケージが有するインダクタンス成分が発振特性に与える影響をなくしている。また、発振素子のドレイン接地をチップコンデンサで直接接地しているので、高周波成分が広帯域で接地され、その結果寄生発振が抑えられるようになっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特願平10−189010号に開示のKa帯の局部発振器は、ダイボンド仕様のチップ部品を採用していること、および複数の基板をワイヤボンディングにて接続していることから、生産が難しくなるとともに部品単価が上昇し、コストアップしてしまうものであった。また、チップ部品間をワイヤで接続して回路を構成しているため、発振特性を最適にするための回路設計において、設計の柔軟性に欠け、設計が困難であった。さらに、設計変更による発振特性の改善の際に、従来行なわれていた基板のパターン修正といった簡単な対応をとれないといった問題点があった。
【0019】
この発明は、特願平10−189010号に開示の局部発振器を改善して上述の問題点を解決するためになされたもので、作りやすく、コストを低減するとともに安定した発振特性を発揮することのできる局部発振器を提供することを目的とする。
【0020】
さらにこの発明の他の目的は、設計変更が生じた場合に発振特性を容易に変更することができる局部発振器を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面によると、プリント基板上にチップ部品と電源に接続したバイアス回路と第1の接地用スタブとを配置した局部発振器であって、チップ部品は少なくとも2つのドレイン端子を有する発振素子を含み、第1の接地用スタブは発振素子の第1のドレイン端子に接続され、バイアス回路を構成する部分のうち発振素子の第2のドレイン端子に接続する部分と第1の接地用スタブとの間に発振素子を配置し、バイアス回路は、高インピーダンス線路と第2の接地用スタブとを含み、チップ部品は接地用のコンデンサをさらに含み、コンデンサと第2の接地用スタブとを高インピーダンス線路で接続したことを特徴とする。
【0022】
この発明に従うと、1枚のプリント基板上に局部発振器の回路を形成することができるので、組立作業が削減され、製造コストをさらに改善した局部発振器を提供することができる。
【0023】
また、発振素子のドレイン端子に接続する第1の接地用スタブとバイアス回路とを分離して配置したので、接地用スタブとバイアス回路との間で生じる干渉を低減できるとともに、設計段階でバイアス回路への高周波を阻止するための最適化、たとえば高周波阻止用スタブのパターン最適化の検討をドレイン接地用スタブと切り離して検討することができる。
【0025】
さらに、コンデンサを接地用スタブに直接接続せず、高周波阻止用のインピーダンス線路を介して接続したので、発振素子のドレイン端子と接地用のコンデンサとの間で生じる帰還による寄生発振を抑制することができる。
【0026】
好ましくは、バイアス回路はコの字形のインピーダンス線路を含み、インピーダンス線路の一部分とそれとは異なる部分とをワイヤで接続したことを特徴とする。
【0027】
この発明に従うと、インピーダンス線路をコの字形にし、ワイヤボンディングによってワイヤで短絡するようにしたので、インピーダンス線路の長さを容易に調整することができ、設計変更による発振特性の改善を容易にすることができる。
【0028】
また、ワイヤボンダの精度の範囲内の高い精度で長さを調整するので、精度の高いインピーダンス線路の長さ調節が可能となり、発振特性を容易に改善することができる。
【0029】
好ましくは、Ka帯の信号を受信するために用いられる局部発振器である。
【0030】
この発明に従うと、1枚のプリント基板上に局部発振器の回路を形成することができるので、組立作業が削減され、製造コストをさらに改善した局部発振器を提供することができる。
【0033】
この発明の他の局面によるアンテナユニットは、上記の局部発振器を含む。
【0034】
好ましくはアンテナユニットは、局部発振器のプリント基板が、局部発振器の回路とは異なる回路をさらに配置したことを特徴とする。
【0035】
これらの発明に従うと、同一基板上に局部発振器の回路とそれとは異なる回路とを形成するので、アンテナユニットを構成する回路を接続するためのコネクタを廃止することができ、組立作業が削減され、製造コストをさらに削減したアンテナユニットを提供することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下本発明の実施の形態の1つにおける局部発振器について図面を参照しながら説明する。なお、図中において同一符号は同一または相当する部材を示す。
【0037】
図1は、本発明の第1の実施の形態における局部発振器の回路図である。Ka帯用の局部発振器は、HEMT(High Electron Mobility Transistor )101と、誘電体共振器102とを含む。HEMT101のゲート端子Gには、結合線路103と50Ω終端チップ抵抗104とが接続され、50Ω終端チップ抵抗104は他端をアースに接続されている。
【0038】
HEMT101のドレイン端子Dには、ドレイン接地用スタブ105と高周波阻止用高インピーダンス線路106とが接続されている。高周波阻止用高インピーダンス線路106の他端は、高周波接地用オープンスタブ107と接地用チップコンデンサ109と高周波阻止用高インピーダンス線路108に接続されている。高周波阻止用高インピーダンス線路108の他端は、直流バイアスチップ抵抗110と接地用チップコンデンサ111とに接続されている。接地用チップコンデンサ111の他端はアースに接続され、直流バイアスチップ抵抗110の他端はDC電源に接続されている。
【0039】
HEMT101のソース端子Sには、出力整合スタブ112が接続され、出力整合スタブ112の他端には結合チップコンデンサ116および高周波阻止用高インピーダンス線路113とが接続され、高周波阻止用高インピーダンス線路113の他端には、接地用チップコンデンサ114と直流バイアスチップ抵抗115とが並列接続されている。接地用チップコンデンサ114と直流バイアスチップ抵抗115の他端はアースに接続されている。
【0040】
図2は、本実施の形態における局部発振器の回路パターン図である。図2を参照して、局部発振器は、導電性のステム129上にプリント基板128が装着され、プリント基板128上にベアチップのHEMT101と、チップ抵抗104,115,110と、チップコンデンサ109,111,114,116と、誘電体共振器102とがマウントされている。プリント基板128上にはさらに、結合線路103と、スタブ105,107,112と、高インピーダンス線路106,108,113とが形成されている。さらに、接地用スルーホール付アースパターン122〜126が形成されており、50Ω終端チップ抵抗104がアースパターン122に、接地用チップコンデンサ111がアースパターン123に、接地用チップコンデンサ109がアースパターン124に、接地用チップコンデンサ114がアースパターン125に、直流バイアスチップ抵抗115がアースパターン126にそれぞれ接続されてアースされている。局部発振器の出力端子131はステム129を貫通しており、出力端子131とステム129との間には誘電体133が設けられて絶縁されている。プリント基板128上に形成されたマイクロストリップライン117の他端と出力端子131とが、ワイヤ140により接続されている。これに対して電源端子132はプリント基板128上に形成されたスルーホール付パターン127と接続されている。
【0041】
HEMT101は、ドレイン端子を2つ持ち、一方のドレイン端子D1は高周波阻止用高インピーダンス線路106とワイヤ119で接続され、他方のドレイン端子D2はドレイン接地用スタブ105とワイヤ121で接続されている。ゲート端子Gは結合線路103とワイヤ120で接続され、ソース端子Sは出力整合スタブ112とワイヤ118で接続されている。
【0042】
このように構成された局部発振器の回路において、ベアチップのHEMT101は2つのドレイン端子D1,D2を有し、ドレイン端子D1にはバイアス回路として直流バイアスチップ抵抗110、高インピーダンス線路108、高周波接地用オープンスタブ107および高周波阻止用高インピーダンス線路106を経て直流電流が供給される。一方、ドレイン端子D2はドレイン接地用スタブ105によって高周波的に接地されている。
【0043】
そして、ソース端子Sより出力整合スタブ112および結合チップコンデンサ116を経て発振パワーが出力端子131に出力される。
【0044】
ドレイン端子D1,D2の両端子に高周波阻止のためのオープンスタブを組込むこともできるが、バイアス回路にオープンスタブを設けても、オープンスタブに接地効果を期待できる周波数帯域が狭いため、完全にバイアス回路へ高周波成分を阻止することが難しく、バイアス回路に阻止用のパターンや高インピーダンス線路や他のオープンスタブやチップコンデンサなどを使って、オープンスタブで接地できなかった周波数帯域をカバーする必要がある。そしてその最適化は寄生発振を防止するためのドレイン接地のパターン最適化と同時に行なわなければならない。
【0045】
本実施の形態における局部発振器は、ドレイン端子のバイアス回路側を高周波的にオープン状態にし、もう一方のドレイン端子側のオープンスタブだけで高周波接地を行なうようにした。その結果、バイアス回路では、ドレイン接地のパターン最適化を行なわずに寄生発振阻止等の検討をすることができる。
【0046】
本実施の形態における局部発振器の場合、誘電体共振器102は、チップ抵抗、チップコンデンサ等の他の回路部品とともにプリント基板128の同一平面上に自動マウンタ装置で同時に搭載される。なお、発振素子であるHEMT101はベアチップの状態で基板上にダイボンディングされ、各端子は基板上のパターンにワイヤボンディングによって接続される。
【0047】
誘電体共振器102は、HEMT101のゲート端子Gからの距離とゲート端子Gに接続された結合線路103からの距離とが最適となる位置に接着剤にて固定される。ここで用いられる接着剤の選択については、高周波損失が少ないことおよびその他の部品と同一工程で塗布および硬化が可能となることが条件となる。
【0048】
局部発振器のパワー、周波数温度ドリフト、位相雑音特性および負荷変動特性等の発振特性は、誘電体共振器102と結合線路103との間の距離、誘電体共振器102とHEMT101との間の距離、ドレイン接地用スタブ105の幅や長さ、ソース端子Sに設けられた出力整合スタブ112の幅や長さを調整することによって最適化される。
【0049】
図3は本実施の形態における局部発振器の構造を説明するための図である。局部発振器はいわゆるキャン構造をなしており、誘電体共振器102とチップ部品(図示しない)をプリント基板128上にマウントし、発振素子も同基板上にダイボンディングし、発振素子の各端子をワイヤボンディングで接続し、ステム129上に装着した後、カバー130を溶接して密封した構造となっている。
【0050】
以上説明したとおり本実施の形態における局部発振器は、発振素子として2つのドレイン端子を持つHEMTを用い、一方のドレイン端子D2にドレイン接地用スタブ105を接続し、他方のドレイン端子D1に電源を供給するためのバイアス回路を接続し、ドレイン接地用スタブ105と電源を供給するバイアス回路とを分離して配置したので、ドレイン接地用スタブ105とバイアス回路との干渉を低減することができる。さらに、バイアス回路における高周波を阻止するための最適化、たとえば高周波接地用オープンスタブ107のパターン最適化の検討をドレイン接地用スタブ105と切り離して検討することが可能となる。
【0051】
<変形例>
次に、第1の実施の形態における局部発振器の変形例を説明する。
【0052】
上述のバイアス回路に高周波成分を阻止するためのパターン、高インピーダンス線路、オープンスタブ、およびチップコンデンサを用いれば、高周波成分を阻止することができるとともに、寄生発振を防止するためのドレイン接地のパターン最適化を行なうことができる。
【0053】
このように、バイアス回路のみで高周波成分の阻止と寄生発振を防止することができる場合には、上述のHEMT101のドレイン端子D2をオープンスタブ105に接続する必要はない。したがって、1つのドレイン端子を有する発振素子HEMTを用いることができる。
【0054】
図4は、1つのドレイン端子を有するHEMTを用いた場合の局部発振器の回路パターン図である。図2に示した2つのドレイン端子を有するHEMT101を、1つのドレイン端子を有するHEMT170に置換えたものである。その他の構成については、図2に示したパターン図と同じであるので、ここでの説明は繰返さない。HEMT170のドレイン端子D1は、バイアス回路を構成する高周波阻止用高インピーダンス線路106とワイヤ119で接続されているが、ドレイン接地用スタブ105とは接続されていない。この変形例においては、高周波阻止用高インピーダンス線路106と、高周波接地用オープンスタブ107と、接地用チップコンデンサ109と、高周波阻止用高インピーダンス線路108と、直流バイアスチップ抵抗110と、接地用チップコンデンサ111とにより形成されるバイアス回路において、高周波成分が阻止されるとともに、寄生発振が防止される。
【0055】
このように、変形例における局部発振器においては、バイアス回路に高インピーダンス線路とオープンスタブとチップコンデンサを用いて高周波成分を阻止するとともに、寄生発振を防止することができるので、HEMT170のドレイン端子をドレイン接地用スタブ105と接続する必要がなく、1つのドレイン端子を有するHEMTを用いることができる。したがって、HEMTのドレイン、ソース、ゲートのそれぞれの端子の数によらず安定した発振特性を得ることができる。また、ドレイン、ソース、ゲートのそれぞれの端子の数に依存せずにHEMTを選択することができるので、製造コストの低減および組立作業を削減することができる。
【0056】
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態における局部発振器について説明する。図5は、第2の実施の形態における局部発振器の回路図である。図5を参照して、高周波接地用オープンスタブ107と接地用チップコンデンサ109との間に高インピーダンス線路108Aを接続したことの他は、第1の実施の形態における局部発振器の回路図(図1)と同じなので、ここでの説明は繰返さない。
【0057】
図6は、第2の実施の形態における局部発振器のパターン図である。図を参照して、第2の実施の形態における局部発振器は、接地用チップコンデンサ109を、高周波接地用オープンスタブ107に直接接続せず、高周波接地用オープンスタブ107と接地用チップコンデンサ109との間に高周波阻止用高インピーダンス線路108Aを接続している。
【0058】
ここで高インピーダンス線路について説明する。一般的に信号ラインとして信号の周波数でインピーダンスが50[Ω]となるマイクロストリップラインが使われる(以下「50Ω線路」という)。高インピーダンス線路とは、50Ω線路よりも相対的にインピーダンスの高いマイクロストリップラインをいう。図7は、マイクロストリップラインを形成したセラミック基板の断面図である。セラミック基板150はその下面にアース面として導体151が形成され、上面にはマイクロストリップライン153が形成されている。たとえば、セラミック基板150の誘電率をεr =9.4、厚さをH=0.38[mm]とし、マイクロストリップライン153の厚さをt=0.015[mm]とした場合、信号の周波数がf=18.75GHzにおける50Ω線路の幅はW=0.364[mm]となる。一方、高インピーダンス線路の線路幅をW=0.2[mm]とすれば、特性インピーダンスはZ0 =63.9[Ω]である。このことは、マイクロストリップラインにおいて線路幅を50Ω線路よりも細くするとインダクタンス成分が増加し、線路がコイルと同じ特性を持つためにインピーダンスが50[Ω]よりも高い値となることによる。この値は周波数が高いほどインピーダンスも高くなる。
【0059】
高インピーダンス線路と50Ω線路との電圧定在波比(VSWR)は、上述の具体例ではρ=1.28となり、周波数がf=18.75GHzの信号は高インピーダンス線路を通過しづらくなる。
【0060】
したがって、高インピーダンス線路は特定の周波数を有する高周波の信号を遮断することができる。
【0061】
本実施の形態においては、発振素子HEMT101のドレイン端子D1に電源供給するバイアス回路において、接地用チップコンデンサ109を高周波阻止用高インピーダンス線路108Aを介して高周波接地用オープンスタブ107に接続することにより、ドレイン端子D1と接地用チップコンデンサ109との間で生じる帰還による寄生発振を抑制することができ、安定した発振特性を有する局部発振器となる。
【0062】
<変形例>
第2の実施の形態における局部発振器においても、1つのドレイン端子を有するHEMTを用いることができる。これは、第1の実施の形態において説明したとおり、バイアス回路で高周波成分の阻止と寄生発振の防止を行なうことができることにより可能となるものである。図8に示すパターン図は、図6に示したパターン図の2つのドレイン端子を有するHEMT101を1つのドレイン端子を有するHEMT170に置換えたものである。その他の構成については図6に示したパターン図と同じであるのでここでの説明は繰返さない。
【0063】
図8に示すように、第2の実施の形態における変形された局部発振器は、1つのドレイン端子を有するHEMT170を用いたので、HEMT170のドレイン端子の数によらず、安定した発振特性を得ることができる。
【0064】
これは、HEMT170のドレイン端子D1に接続されるバイアス回路が、高周波阻止用高インピーダンス線路106と、高周波接地用オープンスタブ107と、接地用チップコンデンサ109と、高周波阻止用高インピーダンス線路108,108Aと、直流バイアスチップ抵抗110と、接地用チップコンデンサ111とから形成されるため、高周波成分の阻止と寄生発振を防止することができるからである。そして、バイアス回路で高周波成分の阻止と寄生発振の防止とがされるため、HEMT170のドレイン端子をドレイン接地用スタブ105に接続する必要がなくなる。
【0065】
以上説明したように、第2の実施の形態における変形された局部発振器は、上述の効果に加えて、HEMTのドレイン端子の数にかかわらず、安定した発振特性を得ることができる。
【0066】
[第3の実施の形態]
次に第3の実施の形態における局部発振器について説明する。第3の実施の形態における局部発振器は、第2の実施の形態における局部発振器の回路パターンを修正して発振特性の改善を図ったものである。
【0067】
図9は、図6中の400で示す領域を拡大した図である。図を参照して、高周波阻止用高インピーダンス線路106の形状はコの字形に形成されている。そして、高周波阻止用高インピーダンス線路106で囲まれた間隙をまたぐように高周波阻止用高インピーダンス線路106の2箇所をワイヤ401で接続している。
【0068】
このように、高周波阻止用高インピーダンス線路106の形状をコの字形にすることで、ワイヤにより高周波阻止用高インピーダンス線路の2箇所を容易に短絡することができる。したがって、設計変更により発振特性を改善する場合でも回路パターンの修正を行なうことなく発振特性を変更することができる。また、製造のばらつきにより生じる発振特性のばらつきを容易に調節することができる。
【0069】
さらに、ワイヤの接続はワイヤボンダにより行なわれるので、ワイヤボンダの精度の範囲内でワイヤの接続位置を調節することが可能となる。したがって、ワイヤを接続する位置を変更することのできる精度で発振特性を調整することができ、精度の高い調整が可能となる。
【0070】
<変形例>
また、1つのドレイン端子を有するHEMTを用いる場合においても同様に、第2の実施の形態における変形された局部発振器の回路パターンを修正することにより、発振特性の改善を図ることができる。図10は、第3の実施の形態における変形された局部発振器の回路パターンの一部を示す図であり、図8中の500で示す領域を拡大した図である。図を参照して、HEMT170は1つのドレイン端子D1を有し、高周波阻止用高インピーダンス線路106の形状はコの字形に変形されている。そして、高周波阻止用高インピーダンス線路106で囲まれた間隙をまたぐように高周波阻止用高インピーダンス線路106の2箇所をワイヤ401で接続している。
【0071】
したがって、第3の実施の形態における変形された局部発振器は、上述の効果に加えて、1つのドレイン端子を有するHEMTを用いるので、組立作業が削減され、製造コストを削減することができる。
【0072】
以上説明した第1〜第3の実施の形態における局部発振器は、1枚の基板に回路を形成するようにした。したがって、LNBの回路を構成するLNA、MIX、およびBPFを形成する基板と同じ基板に局部発振器を形成することができる。その結果、LNBの組立の作業が削減され、LNBを構成するそれぞれの回路を接続するためのコネクタを廃止することができ、生産性および製造コストをさらに改善することができる。
【0073】
また、ドレイン端子の数にかかわらず、発振素子を選択できるので、発振素子の選択の幅が広がり、設計の自由度が増すとともに、部品コストの削減が可能となる。
【0074】
なお、本実施の形態において、図2、図4、図6、図8、図9および図10に示したパターン図は、1枚の基板で最適化されたパターンの基本形を示すものであり、これらの図に示すパターンに限定されるわけではない。
【0075】
さらに、本実施の形態ではKa帯受信用LNBに用いられる局部発振器について説明したが、Ku帯受信用LNBに用いられる局部発振器に適用できることは言うまでもない。また、発振素子にHEMTを用いたが、HBT(Hetero Bipolar Transistor )やFETを用いることもできる。
【0076】
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における局部発振器の回路図である。
【図2】第1の実施の形態における局部発振器の回路パターン図である。
【図3】第1の実施の形態における局部発振器の構造を示す図である。
【図4】第1の実施の形態における局部発振器に1つのドレイン端子を有するHEMTを用いた場合の変形された回路パターン図である。
【図5】第2の実施の形態における局部発振器の回路図である。
【図6】第2の実施の形態における局部発振器の回路パターン図である。
【図7】上面にマイクロストリップラインを形成したセラミック基板の断面図である。
【図8】第2の実施の形態における局部発振器に1つのドレイン端子を有するHEMTを用いた場合の変形された回路パターン図である。
【図9】図6の400部分に相当する部分の第3の実施の形態における拡大図である。
【図10】図8の500部分に相当する部分の拡大図であり、第3の実施の形態の変形例を示す図である。
【図11】Ku帯衛星放送受信システムの概略を示すブロック図である。
【図12】Ku帯受信用LNBの概略を示す回路ブロック図である。
【図13】Ka帯衛星放送受信システムの概略を示すブロック図である。
【図14】Ka帯受信用LNBの概略を示す回路ブロック図である。
【図15】従来の局部発振器の回路図である。
【図16】従来の局部発振器の回路パターン図である。
【図17】従来の局部発振器の構造を示す図である。
【符号の説明】
101 HEMT
102 誘電体共振器
104,110,115 チップ抵抗
105,107,112 スタブ
106,108,113 高インピーダンス線路
109,111,114,116 チップコンデンサ
118〜121 ワイヤ
Claims (5)
- プリント基板上にチップ部品と電源に接続したバイアス回路と第1の接地用スタブとを配置した局部発振器であって、
前記チップ部品は少なくとも2つのドレイン端子を有する発振素子を含み、
前記第1の接地用スタブは前記発振素子の第1のドレイン端子に接続され、
前記バイアス回路を構成する部分のうち前記発振素子の第2のドレイン端子に接続する部分と前記第1の接地用スタブとの間に前記発振素子を配置し、
前記バイアス回路は、高インピーダンス線路と第2の接地用スタブとを含み、
前記チップ部品は接地用のコンデンサをさらに含み、
前記コンデンサと前記第2の接地用スタブとを前記高インピーダンス線路で接続したことを特徴とする、局部発振器。 - 前記バイアス回路はコの字形のインピーダンス線路を含み、
前記インピーダンス線路の一部分とそれとは異なる部分とをワイヤで接続したことを特徴とする、請求項1に記載の局部発振器。 - 前記局部発振器は、Ka帯の信号を受信するために用いられる、請求項1に記載の局部発振器。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の局部発振器を含むアンテナユニット。
- 前記プリント基板は、前記局部発振器の回路とは異なる回路をさらに配置したことを特徴とする、請求項4に記載のアンテナユニット。
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