JP3873329B2 - Arc furnace with preheater - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予熱装置付きアーク炉に係わる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、アーク炉の真上に塔体状の予熱装置を備え、溶解原料を加熱してそれを溶解させると共に、その時に生ずる排ガス熱を、次に溶解をすべき溶解原料の予熱に利用し、省エネルギーを図り得るようにしている。
【0003】
この種のアーク炉としては、特公表平3−505625号公報が知られている。このアーク炉は、炉体内部にスクラップを溶解するための空間を備える炉本体と、その炉本体の上側を塞ぐ炉蓋とから構成され、炉蓋には上記溶解により生ずる排ガスを排出するための開口部が備えてある。上記炉蓋にはスクラップの加熱用の電極が付設されて、又スクラップを貯留するための内部空間を備える塔体が上記開口部と連通する状態に付設してある。上記炉体は出湯のために傾動自在に構成してある。
【0004】
上記のようなアーク炉によれば、上記電極からのアークによってスクラップを加熱して溶解させることができる。しかもその時に生ずる高温の排ガスを上記内部空間に通してそこに貯留したスクラップを予熱できるので、排熱を利用して省エネルギーを図ることができる。
【0005】
しかし、このような予熱装置では、炉蓋と塔体が一体になっており、全ての場合一体で移動させるしかできない。だから溶湯の出湯の際、炉体から炉蓋を予熱装置と共に炉体上から移動させて、炉体と炉蓋の間に大きく隙間を開けてやらないと炉体を傾動させることができなかった。そのため傾動中の熱放散が大きい。
【0006】
そこで、本願出願人は、特願平7−282633号で予熱装置と炉蓋を切り離し出湯の際に炉蓋を載せたまま傾動できるよう上方に円弧状の周縁を有したものを出願してある。
しかし、このものも、予熱装置と炉蓋とが切り離されてはいるが、予熱装置と炉蓋を移動しようとすると、台車で予熱装置を移動し、その後天井クレーン等で炉蓋を吊り上げ、別々に移動しなければならなかった。
【0007】
そのため、別々に置くための広いスペースが必要だったり、高温の炉蓋をいちいち玉掛けして吊り上げたりしなければならず、作業性がよくなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は炉体を傾動させて出湯するように構成した予熱装置付きアーク炉において、出湯時の熱放散を防止することができると共に、炉蓋開放に際して広いスペースや玉掛け作業を必要としないようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発明の効果】
本発明は、スクラップの溶解を行なう為の溶解空間と、該スクラップの溶解によって生じた排ガスを排出する為の開口部付き炉蓋、及び該炉蓋に抜き差し自在に取り付けられる電極を備え、前記溶解空間内の溶湯を傾動によって出湯し得るように構成された炉体と、
該炉体の前記炉蓋の開口部に連通され、スクラップを貯留するための内部空間を有する搭状の予熱装置とからなる予熱装置付きアーク炉において、前記予熱装置と前記炉蓋とを別体にすると共に、前記炉蓋の開口部の周縁を前記炉体の傾動の中心軸を中心とする円弧状に形成することにより、前記予熱装置を不動のままで前記炉体を傾動させて出湯が可能となるように構成し、前記予熱装置に、該予熱装置を横方向に移動させるための台車を取り付け、該予熱装置と前記炉蓋とを、必要に応じて接続させる接続手段を備え、さらに、前記接続手段が、前記予熱装置側から昇降自在に垂下される引っ掛け部材と、前記炉蓋側に設けられ、前記引っ掛け部材と係合される被係合部材とにより構成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明によると、出湯の際、予熱装置から炉蓋を切り離して炉体の上に載せたまま炉体を傾動できる。だから、炉蓋を開けずに炉体を傾動できるから、出湯時の熱放散を防ぐことができる。又、予熱装置に炉蓋を接続させて台車で移動できるから、スクラップの装入の際には予熱装置と炉蓋を一緒に移動させることができる。従って、予熱装置と炉蓋を別々に移動しなくて済むから、予熱装置と炉蓋を別々に置くための広いスペースがいらないし、炉蓋をいちいち玉掛けしたりする必要がないから作業性がよい。
【0011】
又、前記接続手段が、前記予熱装置側から昇降自在に垂下される引っ掛け部材と、前記炉蓋側に設けられ、前記引っ掛け部材と係合される被係合部材とにより構成すると、引っ掛け部材で被係合部材を引っ掛けたり、外したりすることによって、予熱装置に炉蓋を着けたり、切り離したりすることができる。
【0012】
さらに、前記台車の軌条を、該台車が前記予熱装置を前記炉体の外側から該炉体の中心部まで移動可能なように設けると、予熱装置を介さないで他のバスケットからスクラップを装入する際に、炉蓋と予熱装置を一緒に炉体の外側に退避させて置き、バスケットから炉体の中心部にスクラップを投下することができる。又、予熱装置内のスクラップを装入する際には、炉蓋と予熱装置を一緒に、アーク炉の中心部まで移動し、予熱装置内のスクラップを投下させることができる。
【0013】
このように炉体の中心部にスクラップを装入できるから熱効率がよいし、炉壁付近に溶け残りができない。
【0014】
【実施例】
本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、予熱装置付きアーク炉1を側面から見た断面図である。
図1に示すように、アーク炉20の上方に予熱装置10を配置してある。
【0015】
アーク炉20は、炉体21と炉蓋30とからなり、溶解空間22を有し、上部に開口部32を有する偏心アーク炉を用いており、僅かな傾動角度で出湯できる形をしている。又、アーク炉20は、炉蓋30を載せたままで傾動できるようにしてある。
【0016】
炉蓋30は、下部に開口部31を有すると共に、上部に予熱装置10の下部の開口12に合わせて開口部32が設けてある。36は開口部32の周縁を示し、傾動中心軸25を中心とする円弧状に形成してある。又、図2に示すように、38は炉蓋30と予熱装置10の間の隙間を塞ぐためのシールである。シール38は炉蓋30の裾部33の上面にシリンダー39が取付され、シリンダー39の動作でシール38が点線で示すように昇降可能にしてある。又、図3は予熱装置付アーク炉1の正面から見た断面図である。図3に示すように、炉蓋30は、炉蓋30の中心からずらして電極挿通孔37を設けてある。この電極挿通孔37に電極28を抜き差し自在に設けてある。
【0017】
炉蓋30の上方の開口部32に合わせて予熱装置10を備えてある。
又図1に戻り、18は予熱装置10の下部開口部12の周緑である。周縁18は前記炉蓋30の開口部32の周縁36と機械的に干渉せず且つ開口部32の周縁36との間に一定の間隔の隙間ができるよう中心軸25を中心とする円弧状となるように形成してある。
【0018】
図3に示すように、予熱装置10は、炉壁23から外側に一部分はみださせて設けてある。予熱装置10は、上方にスクラップの装入口11を有し、下方に炉蓋30と接続させるための開口12を有しており、装入口11と開口12との間に内部空間13を有する塔体14を設けてある。尚、塔体14の内部空間13に通気孔を有した開閉可能な上段のゲート17と下段のゲート18を設けてある。
【0019】
15はバイパスダクトで下方の内部空間13aから上方の内部空間13bに排ガスを送るためのものである。16は排出ダクトである。
又図1に戻り、予熱装置10は下方に台車19を備え、台車19には炉蓋30を昇降させたり、着脱させたりするための吊具巻き上げ機構60と吊具70を備えてある。
【0020】
吊具巻き上げ機構60は、図1,図4に示すように、台車19に支持台61を設け、支持台61上にモータ65を設け、モータ65の軸線上に巻取りドラムを夫々に設けてある。尚、シャフト66でモータ65と巻取りドラム62を接続させてある。
【0021】
又、吊具70は、吊具巻き上げ機構60の下方に、軌条40の内側に軌条40に平行になるように2本の竿71を昇降可能に夫々設け、炉蓋30の吊手35に引っ掛けるための引っ掛かりを有する吊鈎72を垂下させて竿71の端の方に設けてある。垂下させた吊鈎72の上部に備えた、後で説明する夫々の吊鈎回転機構80で吊鈎72を回動可能にしてある。竿71の上方には、吊具巻き上げ機構60のワイヤーロープ63と接続させるためのプーリー75を夫々に設けてある。尚、巻取りドラム62と吊具70のプーリー75とはワイヤーロープ63を介して接続させてある。竿71を横ずれさせないようにするために、台車19に昇降ガイド67を備え、昇降ガイド67の開口孔に挿通させたガイドシャフト68が竿71の上部に夫々に取り付けてある。
【0022】
吊鈎72及び吊鈎回転機構80は、図5,図6,図7に示すように、竿71に垂下させて吊鈎72を設けてある。吊鈎72は、シャフト72aの下部の周面から両側に直線状に延びる羽根72bを有している。そして、羽根72bと係合する吊手35が炉蓋30の側方のフレーム34上に設けてある。吊手35は、シャフト72aと羽根72bが挿通できるだけの開口36を上部に有し、挿通後に羽根72bが回転できるだけの空間をもたせてある。吊鈎72は、竿71の上部に取付てあるアーム82とシリンダー85によって回動自在にしてある。尚、シリンダーロツド83でアーム82とシリンダー85とを接続させてある。シリンダー85はブラケット86を介して竿71に固定してある。
【0023】
又、前記電極28の昇降装置は、図8に示すように、軌道40の外側に旋回支軸29を傾動床上に設け、電極28を引き上げて点線で示すように45度の位置まで旋回できるようにしてある。これは、軌道間の中央部に旋回軸を備えると少なくとも90度旋回させないと電極を退避させることができないが、軌道40の外側に旋回支軸29を設けると45度旋回させるだけで、電極28を退避させたり元の位置に戻したりできるから電極28の移動時間が短縮できる。
【0024】
さらに、予熱装置10と炉蓋30が図9(a)〜(c)に示すように、炉体21の外側から炉体21の中央まで移動できるように軌道40を備えてある。
このような予熱装置付アーク炉1は、次のように操作される。先ず、電極28を炉蓋30から引き上げて側方に退避させ、シリンダー39でシール38を下降してから、吊鈎72の羽根72bを吊手35に引っ掛かる位置に置いて、モーター65を作動し、ワイヤー63を巻き上げ、吊具70を吊り上げる。それから、炉蓋30を上昇させて、図9(a)に示すように、予熱装置10と炉蓋30をアーク炉20の横に移動し、アーク炉20内にバスケツトからスクラップを装入し、次に、図9(b)に示すように、予熱装置10と炉蓋30とをアーク炉20上の元の位置に戻し、ワイヤー63を巻下げし、炉蓋30をアーク炉20上に固定する。そして、シール38を上昇させて炉蓋30と予熱装置10との間の隙間をシールする。その後、電極28をアーク炉内に挿入してから、予熱装置10の装入口11からゲート17,ゲート18上にスクラップを装入する。次に電極28に通電し、アーク炉20内のスクラップをアーク熱或は酸素を負荷した燃焼熱でスクラップを加熱し溶融する。この際に発生する排ガスはアーク炉20内を上昇して炉蓋30を介して上方の予熱装置10の塔体14内の内部空間13に入り、一部の排ガスは下段ゲート18の隙間を通過して下段ゲート18上のスクラップを加熱し、一部の排ガスは下方の内部空間13aからバイパスダクト15を通り上方の内部空間13bに送られて、上段のゲート17の隙間を上から下に通過しながらゲート17上のスクラップを加熱する。スクラップを加熱した後の排ガスは排出ダクト16から排出される。
【0025】
このようにして加熱されたスクラップはアーク炉20内に追加装入される。
追加装入は、電極28を引き上げ側方に退避させてから、前記のスクラップの装入の際と同様の操作で炉蓋30を吊り上げる。そして図9(c)に示すように、予熱装置10の中心部とアーク炉20の中心部がほぼ一致するように台車19を移動する。
【0026】
この位置でゲート18,17を開き予熱装置10内で加熱されたスクラップをアーク炉20内に装入する。このようにして追加装入が終了すると台車19を図9(b)で示す元の位置に戻し、炉蓋30を前記のスクラップの装入の際と同様の操作で元の位置に下げてアーク炉20上に固定し、電極28を再度アーク炉20内に挿入する。再びゲート17,18上にスクラップを装入し、電極28に送電する。このようにして所定量の溶湯がアーク炉20内に溜ると、炉蓋30に備えてあるシール38を下降させ、吊鈎72を吊鈎回転機構80で水平方向に回し、炉蓋30の吊手35の開口孔36に羽根72aが通過できるように羽根72aの向きを合わせ、ワイヤーロープを巻き上げ吊具70を上昇させて、炉蓋と予熱装置10とを切り離し、図9(d)に示すように、アーク炉20を一般に用いられている傾動装置で、中心軸25を中心とさせて矢印方向に傾動させながら出湯する。
【0027】
出湯が終了したら傾動を元の位置に戻して終る。後は、この繰り返しである。上述のように、台車19に炉蓋30を着脱自在に設け、予熱装置10と同時に移動させたり切り離したりできるようにしたから、スクラップを装入する際は炉蓋30を吊り上げて予熱装置10と共に台車19で移動できので、初装入及び追加装入のどちらもアーク炉20の中心近傍にスクラップを装入させることができる。従って、熱効率がよいし、スクラップが溶け残るようなことがない。
【0028】
又、出湯の際は炉蓋30を予熱装置10から切り離して炉体21上に載せたままで炉体21を傾動できる。従って、炉蓋30と炉体21との間に隙間が開かないから傾動中の熱放散を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の予熱装置付きアーク炉の側面から見た要部を表す断面図。
【図2】 シールの取付状況を表す要部断面図。
【図3】 予熱装置付きアーク炉の正面から見た要部を表す断面図。
【図4】 図1のA−Aから見た吊具の要部を表す正面図。
【図5】 吊鈎の係合の要部を表し、(a)は吊手の断面図、(b)は(a)のA−A断面図。
【図6】 吊鈎回転機構の要部を表す説明図。
【図7】 吊鈎回転機構の要部を表す平面図。
【図8】 電極旋回軸の配置を表す平面図。
【図9】 予熱装置とアーク炉の動作を表す説明図。
【符号の説明】
1…予熱装置付きアーク炉、10…予熱装置、13…内部空間、14…塔体、17,18…ゲート、20…アーク炉、21…炉体、22…溶解空間、25…中心軸、30…炉蓋、32…開口部、35…吊手、60…吊具巻き上げ機構、70…吊具、80…吊鈎回転機構、40…軌条。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an arc furnace with a preheating device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a tower-shaped preheating device has been provided directly above the arc furnace to heat the melting raw material and melt it, and the exhaust gas heat generated at that time is used for preheating the melting raw material to be melted next. To save energy.
[0003]
Japanese Patent Publication No. 3-505625 is known as this type of arc furnace. This arc furnace is composed of a furnace body having a space for melting scrap inside the furnace body, and a furnace lid that closes the upper side of the furnace body, and the furnace lid is for discharging exhaust gas generated by the melting. An opening is provided. An electrode for heating the scrap is attached to the furnace lid, and a tower body having an internal space for storing the scrap is attached in a state of communicating with the opening. The furnace body is configured to be tiltable for hot water.
[0004]
According to the arc furnace as described above, the scrap can be heated and melted by the arc from the electrode. In addition, since the high-temperature exhaust gas generated at that time passes through the internal space and the scrap stored therein can be preheated, it is possible to save energy by utilizing the exhaust heat.
[0005]
However, in such a preheating device, the furnace lid and the tower are integrated, and in all cases, they can only be moved together. Therefore, when the molten metal was discharged, the furnace body could not be tilted unless the furnace cover was moved from the furnace body together with the preheating device from the top of the furnace body and a large gap was made between the furnace body and the furnace lid. . Therefore, heat dissipation during tilting is large.
[0006]
Therefore, the applicant of the present application has filed a patent application in Japanese Patent Application No. 7-282633 which has an arcuate periphery on the upper side so that the preheating device and the furnace lid can be separated and the furnace lid can be tilted while pouring out. .
However, in this case, the preheating device and the furnace lid are separated from each other. However, if the preheating device and the furnace lid are moved, the preheating device is moved by a carriage, and then the furnace lid is lifted by an overhead crane or the like. Had to move to.
[0007]
For this reason, a large space is required for placing them separately, and a high-temperature furnace lid must be hung up and down one by one.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the arc furnace with a preheating device configured to tilt the furnace body to discharge the hot water, it is possible to prevent heat dissipation at the time of hot water discharge and does not require a large space or a slinging operation when opening the furnace lid. The purpose is to do so.
[0009]
Means for Solving the Problems, Embodiments of the Invention, and Effects of the Invention
The present invention includes a melting space for melting scrap, a furnace lid with an opening for discharging exhaust gas generated by melting the scrap, and an electrode that is detachably attached to the furnace lid, A furnace body configured to allow the molten metal in the space to be discharged by tilting;
In the arc furnace with a preheating device, which is communicated with the opening of the furnace lid of the furnace body and has a tower-like preheating device having an internal space for storing scrap, the preheating device and the furnace lid are separated from each other. In addition, the periphery of the opening of the furnace lid is formed in an arc shape centering on the central axis of the tilting of the furnace body, so that the furnace body can be tilted without moving the preheating device, and the hot water can be discharged. possible and configured to be, in the preheater, attaching the dolly to move the preheating device laterally, with a connection means and said furnace cover and preheating device, is connected if necessary, further The connecting means includes a hooking member that is suspended from the preheating device side so as to be movable up and down, and an engaged member that is provided on the furnace lid side and engages with the hooking member. And
[0010]
According to the present invention, the furnace body can be tilted while the furnace lid is separated from the preheating device and placed on the furnace body when the hot water is discharged. Therefore, since the furnace body can be tilted without opening the furnace lid, it is possible to prevent heat dissipation during the tapping. Moreover, since the furnace lid is connected to the preheating device and can be moved by the carriage, the preheating device and the furnace lid can be moved together when scrap is charged. Therefore, since it is not necessary to move the preheating device and the furnace lid separately, there is no need for a large space for placing the preheating device and the furnace lid separately, and it is not necessary to hang the furnace lid one by one, so that workability is good. .
[0011]
Further, when the connecting means is constituted by a hooking member that is suspended from the preheating device side so as to be movable up and down, and an engaged member that is provided on the furnace lid side and is engaged with the hooking member, By hooking or removing the engaged member, the preheater can be attached to or detached from the furnace lid.
[0012]
Furthermore, when the carriage rail is provided so that the carriage can move the preheating device from the outside of the furnace body to the center of the furnace body, scrap is charged from another basket without using the preheating device. In doing so, the furnace lid and the preheating device can be retracted and placed together outside the furnace body, and scrap can be dropped from the basket to the center of the furnace body. Moreover, when charging the scrap in the preheating device, the furnace lid and the preheating device can be moved together to the center of the arc furnace, and the scrap in the preheating device can be dropped.
[0013]
Thus, since the scrap can be charged in the center of the furnace body, the thermal efficiency is good, and the undissolved portion cannot be left near the furnace wall.
[0014]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view of an
As shown in FIG. 1, a
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The preheating
Returning to FIG. 1,
[0018]
As shown in FIG. 3, the preheating
[0019]
Returning to FIG. 1, the preheating
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 4, the lifting
[0021]
In addition, the hanging
[0022]
As shown in FIGS. 5, 6, and 7, the hanging
[0023]
Further, as shown in FIG. 8, the lifting / lowering device for the
[0024]
Further, as shown in FIGS. 9A to 9C, the preheating
Such an
[0025]
The scrap thus heated is additionally charged into the
In the additional charging, the
[0026]
At this position, the
[0027]
When pouring is finished, return the tilt to the original position and finish. The rest is this repetition. As described above, since the
[0028]
In addition, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a main part viewed from the side of an arc furnace with a preheating device according to an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a principal part showing a mounting state of a seal.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a main part viewed from the front of an arc furnace with a preheating device.
4 is a front view showing the main part of the hanging tool as seen from AA in FIG. 1. FIG.
5A and 5B show a main part of engagement of a hanging rod, where FIG. 5A is a cross-sectional view of a hanging hand, and FIG. 5B is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a main part of a hanging rod rotating mechanism.
FIG. 7 is a plan view showing a main part of a hanging rod rotating mechanism.
FIG. 8 is a plan view showing the arrangement of electrode pivot axes.
FIG. 9 is an explanatory diagram showing the operation of the preheating device and the arc furnace.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
該炉体の前記炉蓋の開口部に連通され、スクラップを貯留するための内部空間を有する搭状の予熱装置と
からなる予熱装置付きアーク炉において、
前記予熱装置と前記炉蓋とを別体にすると共に、前記炉蓋の開口部の周縁を前記炉体の傾動の中心軸を中心とする円弧状に形成することにより、前記予熱装置を不動のままで前記炉体を傾動させて出湯が可能となるように構成し、
前記予熱装置に、該予熱装置を横方向に移動させるための台車を取り付け、該予熱装置と前記炉蓋とを、必要に応じて接続させる接続手段を備え、
さらに、前記接続手段が、前記予熱装置側から昇降自在に垂下される引っ掛け部材と、前記炉蓋側に設けられ、前記引っ掛け部材と係合される被係合部材とにより構成されていることを特徴とする予熱装置付きアーク炉。A melting space for melting scrap, a furnace lid with an opening for discharging exhaust gas generated by melting of the scrap, and an electrode that is detachably attached to the furnace lid, the molten metal in the melting space A furnace body configured to be able to discharge hot water by tilting,
In the arc furnace with a preheating device, which is communicated with the opening of the furnace lid of the furnace body and has a tower-like preheating device having an internal space for storing scrap,
The preheating device and the furnace lid are separated from each other, and the periphery of the opening of the furnace lid is formed in an arc shape centering on the central axis of the tilting of the furnace body. It is configured so that the furnace body can be tilted and the hot water can be discharged.
The preheating device is provided with a connecting means for attaching a cart for moving the preheating device in the lateral direction, and connecting the preheating device and the furnace cover as necessary .
Further, the connecting means is constituted by a hook member that is suspended from the preheating device side so as to be movable up and down, and an engaged member that is provided on the furnace lid side and engages with the hook member. An arc furnace with a preheating device.
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