JP3863712B2 - 弾性表面波共振器 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、通信機器等に用いられる弾性表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾性表面波装置は、圧電基板上に配置されたすだれ状の電極によって構成されるインターディジタルトランスデューサ(Interdigital Transducer:以下IDTと略す)によって、電気信号と弾性表面波(Surface Acoustic Wave:以下SAWと略す)との相互変換を行う素子である。この弾性表面波装置の中でも、特に弾性表面波共振器(以下SAW共振器と略す)は、小型、軽量、無調整といった長所があり、通信機器用等の素子として広く利用されている。
【0003】
図1は従来のSAW共振器の基本的構成を示す平面図である。圧電基板101の表面に、すだれ状に配列された電極指102、対向して配置されそれぞれに前記電極子102が交互に接続されているバスバー104、入出力端子となる105および106、および、バスバーに接続されている電極指102の開放端側で該電極指102に対向して配置されるとともに対向するバスバーに接続されて反射器として機能する電極指107、で構成されるIDTが形成されている。入出力端子105、106間に高周波電気信号を印加すると、すだれ状電極で構成された電極指102間に生じる電界によって圧電基板101表面にSAWが励振される。励振されたSAWのうち、電極指102の配置周期Pと同じ波長と、矢印103と平行な波数ベクトルを持つSAWは、電極指交差部内ですべて位相がそろっているため、最も強く励振される。図1のSAW共振器では、IDTの両側からSAWがIDT外部に漏洩するためエネルギー損失が大きく、共振器のQ値が低い。
【0004】
図2は図1の従来例を改良し、Qの向上を図ったSAW共振器の電極構成例である(特開平6−85602および清水洋、鈴木勇次「格段に小形低容量比の高結合ラブ波型弾性表面波共振子電子情報通信学会論文誌 A Vol. J. 75-A No. 3 pp. 458-466 1992年3月」。本例は、電極指102が交差するSAWが励振される破線で囲って示す菱形の領域108(以下励振部と呼称する)において、電極指102の交差幅Wが、IDTの中央部で最大となり、両端で0となるような重み付け(アポタイズ)を施すことにより、上記のスプリアス応答を抑圧している。また、励振部108がIDT両側で狭く、かつ、電極指102に対向して配置された励振部108周辺のグレーティングされた電極指107により構成される反射部109がSAWを反射するため、IDT両側から外部へのSAWの漏洩が少い。したがって、エネルギー損失を小さくすることができ、Q値を向上させることができる。なお、反射部109として機能するのは電極指107に限らず、電極指102のこの領域にある部分も反射部として機能する。すなわち、電極指102は励振部として機能する部分と反射部として機能する部分とが、その存在する場所によって異なるものとなっている。
【0005】
図2の電極構成の共振器では、しかしながら、IDTの両側部の電極指が平行に向き合った形になっている。そのため、IDT両側部の電極指で矢印103と平行な波数ベクトルを持つSAWの成分(縦モードの非調和高次モード成分)が反射され、201のような波形を持つ定在波が生じる。また、図2の電極構成の共振器では、反射部109の領域とバスバー104の境界線が平行に向かい合っている。そのため、矢印103と垂直な波数ベクトルをもつSAWの成分(横モードの非調和高次モード成分)が反射部109とバスバー104の境界線で反射され、202のような波形をもつ定在波が生じる。これらの定在波は、共振器のインピーダンス特性にスプリアス応答を生じさせる。
【0006】
図2に示した従来例のSAW共振器のインピーダンス特性の例を図3に示す。本例のSAW共振器は、圧電基板に15度回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム(以下15°YX−LNと略す)を用い、上記基板上に蒸着法によりアルミニウムを付着させ、ホトリソグラフィ法およびドライエッチング法によりIDT電極パターンを形成したものである。本図中の112はSAW共振器の直列共振周波数に相当するピークである。本例のSAW共振器では、直列共振周波数より低周波側の周波数領域113に多数のスプリアス応答が生じている。これらのスプリアス応答は、SAW共振器を電圧制御発振器(VCO)の発振素子として用いる場合特に問題となる。SAW共振器をVCOの発振素子として用いる場合、SAW共振器に伸長コイルを接続し、SAW共振器の直列共振周波数より低周波側の周波数領域113で用いる。VCOの発振周波数帯域のスプリアス応答は周波数跳びの原因となるため、領域113のスプリアス応答は致命的な欠陥となる。
【0007】
図4は図2の従来例を改良した従来のSAW共振器の電極構成例である(礒部敦ら「電圧制御発振器用広帯域SAW共振器の高Q化」第20回超音波シンポジウム pp.63 1999年11月)。本例は、バスバー104の内側を励振部108の外周と平行に構成することにより、SAWの伝搬方向に対して定在波の位相や定在波の生ずる周波数を異なるようにして、スプリアス応答を抑制したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示した従来のSAW共振器は、スプリアス応答を強力に抑制しているが、VCOの発振素子として用いるにはまだ問題がある。図5は図4に示した従来のSAW共振器のインピーダンス特性の例を示したグラフである。本例のSAW共振器は、圧電基板に15°YX−LNを用い、上記基板状に蒸着法によりアルミニウムを付着させ、ホトリソグラフィ法およびドライエッチング法によりIDT電極パターンを形成したものである。
【0009】
本例のSAW共振器は、直列共振周波数を示すピーク112より低い周波数領域で、ほとんどスプリアス応答のない平坦なインピーダンス特性が得られているが、207MHz付近にリップル111が存在する。本例のSAW共振器をVCOの発振素子として用いると、上記リップル111の周波数前後に発振周波数の不連続が生じる。したがって、本例のSAW共振器はリップル111をまたいだ周波数帯のVCOの発振素子としては使用できない。
【0010】
本発明の目的は、上記インピーダンス特性のリップル発生を抑制し、広帯域なVCOに利用可能なSAW共振器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、図5のインピーダンス特性のリップル111の発生原因が、図4に示したSAW共振器の反射部109によるSAWの散乱にあると考えた。そこで、この反射部109を構成する電極指107の配置を、励振部108の電極指102と相対的にずらす、もしくは反射部109の電極指107の長さを最適化することによって、リップルの発生を抑制する方法を提案するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図6は本発明の第1の実施例を示す平面図である。本実施例は、励振部108の電極指102と反射部109の電極指107がSAWの群速度方向103にずれていることを特徴とする。図7は、図6の丸110で囲った付近の拡大図である。この例では、励振部108の電極指102と反射部109の電極指107のずれ量sは、電極指102の配置周期Pの1/8としてある。また、電極指102の交差長は中心が最も長く、両側で最も短くなるようなひし形の重み付けがなされており、バスバー104の内周が励振部108の外周と平行になるように配置されている。
【0013】
図6のSAW共振器のインピーダンス特性の例を図8に示す。本実施例のSAW共振器は、図5で示したインピーダンス特性を示す従来例のSAW共振器と同じ製造工程を用いて製作したものであり、圧電基板も従来例と同じ15°YX−LNで、アルミニウム電極の膜厚、電極指の配置ピッチも同じである。本実施例では、図5で見られたインピーダンス特性のリップル111が十分に除去されており、広い周波数帯域で利用可能なSAW共振器が得られている。
【0014】
本実施例では、ずれ量sをP/8としたが、sは必ずしもこの大きさである必要はない。発明者らは、ずれ量sがP/16、P/8、3P/16、P/4および7P/16の共振器を試作してインピーダンス特性を評価し、いずれの場合も207MHz付近のリップル111の発生を抑制できることを確認した。
【0015】
図9は本発明の第2の実施例を示す平面図である。本実施例は、電極指102と電極指107のずれ量sは上記第1の実施例と同じP/8であるが、ずらす方向を逆向きにしたものである。本実施例も上記第1の実施例と同等の効果が得られる。
【0016】
なお、反射部は、前述したように電極指107と、電極指102とが反射部を構成する電極指として機能するので、反射部の電極指はP/2のピッチで配置されていることとなる。このため、例えばずれ量sに対して、(数2)で示す関係になるようにずれ量を設定すると同等の効果が得られるものとなる。
【0017】
【数2】
【0018】
例えば、P/8とした場合と、ずれ量を5P/8とした場合とは同等の効果が得られる。同様に、ずれ量がP/16と9P/16の場合と、3P/16と11P/16の場合、およびP/4と3P/4の場合はそれぞれ同等の効果が得られる。ただし、実際問題としては、隣の電極子を飛越した位置までずらすことは構造を複雑にするだけであるので、図6で説明したと同様に、たかだか7P/16程度の範囲で最適値を探すのが良い。
【0019】
図10は本発明の第3の実施例を示す平面図である。本実施例は、電極指102の交差部の外周とバスバー104の内周の距離を最適化することにより、SAWが励振部外で散乱されないようにしたものである。図11は図10の丸110付近の拡大図である。
【0020】
図13を用いて、電極指102の交差部の外周と、バスバー104の内周の距離の最適条件を説明する。発明者らは、励振部の電極指の先端601で励振され、矢印602の方向に伝搬するSAWが、バスバー104に到達するまでに反射部109として機能する電極指の何本により散乱されるかという点に着目した。上記のSAWが散乱される電極指の本数を変えたSAW共振器を試作して比較検討した結果、10本以上で上記インピーダンス特性のリップル111が生じることを見いだした。この本数はバスバー104の内周と電極指102の交差部の電極指までの距離lと、バスバーの内周とSAWの伝搬方向のなす角θ、および電極の配置周期Pの関数となる。上記条件をl、θおよびPを用いた関係式で表現すると、
【0021】
図13から分かるように、(数3−1)が成立する。
【数3−1】
ここで、Nは矢印602の方向に伝搬するSAWが、バスバー104に到達するまでに散乱に寄与する反射部109として機能する電極指の数である。ここで(数3−1)を変形すると、(数3−2)が得られる。
【数3−2】
上述したように、10本以上で上記インピーダンス特性のリップル111が生じることを見いだしたのであるから、N <10であることは明らかである、したがって(数3−3)が得られる。
【数3−3】
【0022】
となる。本実施例は、(数3)においてl=0とした場合に相当する。ここで、(数3)においてl=0とした場合には、配置周期P(ただしP≠0)あるいはバスバーの内周とSAWの伝搬方向のなす角θの如何にかかわらず、(数3)は成立する。しかし、SAW共振器の構造として、例えば、θ≧90°はあり得ず、Pおよびθは、他の制約によって決まる妥当な値を選ぶべきことは言うまでもない。
【0023】
図10に示すSAW共振器のインピーダンス特性の例を図12に示す。図12を参照して明らかなように、図5で問題にした207MHz付近に存在したリップル111は表れていない。本実施例のSAW共振器も、図5で示したインピーダンス特性を示す従来例のSAW共振器と同等の製造工程を用いて製作したものであり、圧電基板およびアルミニウム電極の膜厚、電極指の配置ピッチも同じである。図5で見られたインピーダンス特性のリップル111が完全に除去されており、広い周波数帯域で利用可能なSAW共振器が得られている。
【0024】
図14は本発明の第4の実施例を示す平面図である。本実施例は、励振部108の電極指102の交差幅Wの重み付けを、余弦関数型にしたものである。すなわち、励振部108の中心から図の水平方向への距離xにおける交差幅Wが(数4)と表現されるものとした例である。、
【0025】
【数4】
【0026】
図15は本発明の第5の実施例を示す平面図である。本実施例は、励振部108の電極指102の交差幅Wの重み付けを、余弦関数の2乗型にしたものである。すなわち、励振部の中心から図の水平方向への距離xにおける、交差幅Wが(数5)と表現されるものとした例である。
【0027】
【数5】
【0028】
図16は本発明の第6の実施例を示す平面図である。本実施例は、励振部108の電極指102の交差幅Wの重み付けを、円形の外周をもつ様にしたものである。すなわち、励振部の中心から図の水平方向への距離xにおける、交差幅Wが(数6)と表現されるものとした例である。
【0029】
【数6】
【0030】
さらに、本発明は、上記(数4)、(数5)および(数6)の関数型だけでなく、そのほかの交差幅の重み付け型に対しても有効である。例えば、(数4)および(数5)の余弦関数を、逆余弦関数に置き換えたものでも効果が得られる。
【0031】
以上、本発明弾性表面波素子の実施例として弾性表面波共振器に適用した場合に付いて述べたが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、弾性表面波フィルタ、コンボルバ等、すだれ状電極を用いた弾性表面波素子に本発明を適用することにより、同様の効果を得ることができる。また、上記各実施例においては、圧電基板にニオブ酸リチウムを用いたが、例えば、タンタル酸リチウム、水晶、ニオブ酸カリウム、ランガサイトなどを用いてもよく、その場合にも同様の効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によりSAW共振器のインピーダンス特性にリップルが現れることを抑制できる。このことにより、SAW共振器を広帯域で使用可能なVCOの発振素子として用いることが可能となる。また、本発明は電極の形状の変更のみであるので、製造工程を複雑化することがなく、さらに素子面積増大も伴わないため、小型で量産性に優れ、低価格で高性能な弾性表面波装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の弾性表面波共振器の電極構成を示した平面図。
【図2】従来の弾性表面波共振器の電極構成を示した平面図。
【図3】図2の弾性表面波共振器のインピーダンス特性を示したグラフ。
【図4】従来の弾性表面波共振器の電極構成を示した平面図。
【図5】図4の弾性表面波共振器のインピーダンス特性を示したグラフ。
【図6】本発明の第1の実施例を示した平面図。
【図7】図6の110部を拡大した説明図。
【図8】図6の弾性表面波共振器のインピーダンス特性を示したグラフ。
【図9】本発明の第2の実施例を示した平面図。
【図10】本発明の第3の実施例を示した平面図。
【図11】図10の符号110の部分を拡大した説明図。
【図12】図10の弾性表面波共振器のインピーダンス特性を示したグラフ。
【図13】本発明の弾性表面波装置において、反射器の電極指が満たすべき条件を説明する説明図。
【図14】本発明の第4の実施例を示した平面図。
【図15】本発明の第5の実施例を示した平面図。
【図16】本発明の第6の実施例を示した平面図。
【符号の説明】
101…圧電基板、102…電極指、103…SAWの群速度方向を示す矢印、104…バスバー、105…入力端子、106…出力端子、107…反射器の電極指、108…励振部、109…反射部、110…拡大する部分を示す円、111…反射部の散乱によるインピーダンス特性のリップル、112…共振器の直列共振周波数に相当するインピーダンス特性のピーク、113…直列共振周波数以下の周波数領域、201…横モードの不要定在波の波形、202…縦モードの不要定在波の波形、601…SAWが励振される点を示す説明、602…601で励振されたSAWが伝搬する方向を説明する矢印。
Claims (6)
- 圧電性基板と、上記圧電性基板の平面上に形成され、第1と第2のバスバーと、該第1のバスバーに接続された第1の複数の電極指と、該第2のバスバーに接続された第2の複数の電極指とを有するすだれ状電極とを備え、上記すだれ状電極の上記第1、第2の複数の電極指が交互に配置された交差部を有し、上記第1、第2のバスバーと、上記第1、第2の複数の電極指のグレーティングとの間の各境界線は、上記すだれ状電極から励振される弾性表面波の群速度方向と非平行であり、バスバーの内周と電極指のグレーティングの電極指までの距離l、電極の配置周期P、および、バスバーの内周(バスバーの内周は微分可能である)とSAWの伝搬方向のなす角θの関係が(数1)を満足するものとされ、
- 請求項1に記載の弾性表面波素子において、上記交差部は、アポタイズ法により重み付けされていることを特徴とする弾性表面波共振器。
- 請求項2に記載の弾性表面波素子において、上記交差部の包絡線の形状は菱形であり、上記各境界線は対応する包絡線とそれぞれバスバーの内周と電極指のグレーティングの電極指までの距離lだけ離れて平行であることを特徴とする弾性表面波共振器。
- 請求項2に記載の弾性表面波素子において、上記交差部の包絡線の形状は円弧であり、上記各境界線は対応する包絡線とそれぞれバスバーの内周と電極指のグレーティングの電極指までの距離lだけ離れた円弧であることを特徴とする弾性表面波共振器。
- 請求項2に記載の弾性表面波素子において、上記交差部の包絡線の形状は余弦関数曲線であり、上記各境界線は対応する包絡線とそれぞれバスバーの内周と電極指のグレーティングの電極指までの距離lだけ離れた余弦関数曲線であることを特徴とする弾性表面波共振器。
- 請求項1に記載の弾性表面波素子において、上記圧電性基板がニオブ酸リチウムで形成されていることを特徴とする弾性表面波共振器。
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