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JP3857605B2 - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

車両用自動開閉装置 Download PDF

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    • E05Y2900/531Doors

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に装着された開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関し、特に、異物の挟み込みを防止するための安全機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車等の車両には、ドア、サンルーフ、ハッチゲート等、車両に開閉自在に装着された開閉部材が随所に設けられている。特に、ワゴン車やワンボックス車等では、車両の側部にスライドドアを設け、車両側方からの乗降や荷物の積み下ろし等を容易に行い得るようにしたものが多くみられる。このようなスライドドアは、車両に固定されたスライドレールに案内されて車両の前後方向に移動自在つまり開閉自在に装着されており、手動により開閉動作が行われるようになっている。
【0003】
ところが、このようなスライドドアは、ドア開閉用のスペースをとらずに比較的大きな開口部を得ることができる反面、その分大きく、またその開閉が重くなりがちである。そのため、女性や子供などでは、その開閉動作を自在に行うことが困難な場合があった。特に、坂道では、自重によりさらに開閉が重くなったり、逆に、自重により開閉が軽くなりすぎて急に閉じてしまうなどの問題があった。そこで、ワンボックス車等のファミリーユースが増加している状況の下、女性や子供でも容易に開閉できるようにスライドドアの自動開閉装置を搭載した車両が登場し、増加する傾向にある。また、自動開閉装置を設置すれば運転席から手が届かなくともスライドドアを遠隔操作できるため、この利便性からも自動開閉装置の取り付け要請は少なくない。
【0004】
このような自動開閉装置は電動モータが装着されたスライドアクチュエータを有しており、この電動モータを駆動源としてスライドドアを駆動するようになっている。この場合、それぞれスライドドアの開閉方向の各端部に接続されたワイヤがプーリアッシーを介してスライドアクチュエータのドラムに巻き付けられており、このドラムが電動モータに回転されることによりスライドドアがワイヤに引かれながら移動つまり開閉するようになっている。
【0005】
このようなスライドドアの自動開閉装置では、乗員保護のため、スライドドア開閉時における人や荷物等の挟み込みに対する安全対策が求められる。一般にスライドドアの自動開閉装置では、開閉スイッチONによりスライドドア全閉状態から全開状態もしくは全閉状態から全開状態に動作するようになっているため、開閉スイッチ操作後に乗降が行われると、スライドドアと車両との間に人や荷物等の異物が挟まれる恐れがある。また、スライドドアが開く際には、その端部と外部の障害物との間に人や荷物が挟まれる場合も考えられ、これらの挟み込みに対する安全機構を設けることがスライドドアの自動開閉装置には必須となっている。
【0006】
そのため、たとえば特開平10-131612号公報に示すスライドドアの自動開閉装置では、挟み込みにより生じる電動モータの回転周期の伸びを捉え、それに基づいて挟み込みを防止するようにしている。つまり、移動中のスライドドアと車体等の間に異物が挟み込まれると、スライドドアの移動に負荷が加わり電動モータの回転周期が伸びる。そして、この伸びが予め設定された挟み込み検出値以上となったときに挟み込みを検出し、スライドドアの移動を停止し、もしくは逆転させて、挟み込みを防止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなスライドドアの自動開閉装置では、異物がスライドドアと接してから挟み込みが検出されることになるため、挟み込みが検出された時点では異物はすでにスライドドアに挟まれた状態となる場合がある。特に、挟み込まれる異物が柔らかいものである場合には、異物が電動モータの回転周期へ与える影響が小さいため、挟み込みの検出がさらに遅れることになる。そのため、挟み込みが検知されるまでの間、異物はスライドドアから挟み込み荷重を受けることになる。
【0008】
また、開閉動作中のスライドドアには、風や振動等、外部からの入力が加わる場合があるため、これらの外乱による挟み込み誤検知を防止するためには、挟み込み検出値をある程度大きく設定して異物の検出精度を低下させることが必要となる。そのため、挟み込み検出の精度を向上させて異物に加えられる挟み込み荷重を低減することは困難であり、十分な安全性を確保するには至らなかった。
【0009】
本発明の目的は、車両用自動開閉装置の安全性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に開閉自在に装着された開閉部材と前記開閉部材を駆動するアクチュエータと、前記開閉部材に設けられ前記開閉部材の移動軌跡上にある異物と前記開閉部材との距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段の検出距離に基づいて前記アクチュエータの作動を制御する制御手段とを有し、前記開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記アクチュエータは、前記制御手段によって回転制御される電動モータと、前記電動モータの回転とともに回転するマグネットと前記マグネットの回転を検出するホールICとを備え前記電動モータの回転を検出する回転検出手段とを有し、前記制御手段は、前記回転検出手段の検出信号に基づいて割り出される前記開閉部材の閉止側端部と前記車両の閉止側開口端との距離と、前記距離検出手段により検出された距離とを比較し、前記閉止側端部と前記閉止側開口端との距離よりも前記距離検出手段により検出された距離が小さい場合に異物を検出する異物検出部と、前記異物検出部により異物が検出されたときに、前記距離検出手段により検出された距離と予め設定された減速距離とを比較し、前記距離検出手段により検出された距離が前記減速距離よりも大きい場合には前記開閉部材を通常動作させ、前記距離検出手段により検出された距離が前記減速距離よりも小さい場合には前記開閉部材の移動速度を減速させる減速距離判定部と、前記距離検出手段により検出された距離が前記減速距離判定部により前記減速距離よりも小さいと判断されたときに、前記距離検出手段により検出された距離と前記減速距離より小さい予め設定された危険距離とを比較し、前記距離検出手段により検出された距離が前記危険距離よりも小さい場合には前記開閉部材を停止または逆転させる危険距離判定部とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉部材が、前記車両の側部において、前記車両の前後方向に移動自在に装着されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉部材が前記車両の後端部に装着されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の車両用自動開閉装置は、前記アクチュエータは、前記開閉部材に取り付けられたワイヤと、前記ワイヤを巻回するためのドラムをさらに備え、前記電動モータによって前記ドラムを動作させるものであって、前記開閉部材と前記ドラムの間には、テンショナー機構が設けられていることを特徴とする
【0014】
本発明の車両用自動開閉装置は、前記距離検出手段が超音波センサであることを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、開閉部材の移動軌跡上に有る異物と開閉部材との距離を検出し、この距離が予め設定された減速距離以下となったときには、開閉部材の移動速度を減速するようにしたので、異物を開閉部材の移動軌跡上から移動させる時間が確保されることになり、この車両用自動開閉装置の安全性を向上させることができる。
【0016】
また、本発明にあっては、開閉部材の移動軌跡上に有る異物と開閉部材との距離が予め設定された減速距離より小さい危険距離以下となったときには開閉部材を停止もしくは逆転させるようにしたので、異物と開閉部材とが接触すること無く挟み込みを防止することができ、この車両用自動開閉装置の安全性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の一実施の形態であるパワースライドドア装置の構成を示す説明図であり、図2は図1に示すスライドアクチュエータの詳細を示す断面図である。また、図3は図1に示すスライドドアを車両側方から見た説明図であり、図4は図1に示すパワースライドドア装置の挟み込み防止制御時における制御手順を示すフローチャートである。
【0019】
図1に示す車両用自動開閉装置としてのパワースライドドア装置1は、車両2に装着された開閉部材としてのスライドドア3と、スライドドア3を駆動する駆動手段としてのスライドアクチュエータ4とを有しており、スライドドア3を自動的に開閉するようにしたものである。
【0020】
図1に示すように、スライドドア3は車両2の側部2aに設けられており、車両2の側部2aに沿って車両2の前後方向に移動自在に装着されている。一方、車両2の側部2aには矩形の乗降口2bが開口しており、スライドドア3が移動することによりこの乗降口2bが開閉されるようになっている。つまり、スライドドア3が全閉状態のときには、スライドドア3の車両前方側となる閉止側端部5と乗降口2bの車両前方側となる閉止側開口端6とが接した状態となって乗降口2bはスライドドア3により閉止され、また、スライドドア3が車両後方側に移動されることにより閉止側端部5と閉止側開口端6との間が広がり、乗降口2bが開けられることになる。
【0021】
このスライドドア3にはセンタローラアッシー7が固定されており、さらに、センタローラアッシー7は車両2に固定されたスライドレール8に案内されて車両前後方向に移動可能となっている。センタローラアッシーに7は、それぞれプーリアッシー9a,9bを介して車両2の前後方向から導かれたワイヤ10の端部10a,10bがそれぞれ固定されており、このワイヤ10が作動することによりセンタローラアッシー7を介してスライドドア3が駆動されるようになっている。また、スライドレール8の車両前方側には曲線部8aが形成されており、センタローラアッシー7がこの曲線部8aに案内されることにより、スライドドア3は車両2の側部2aと面一となるように車室内側に引き込まれるようになっている。つまり、スライドドア3は図1中実線で示す全開位置と、図1中一点鎖線で示す全閉位置との間で開閉自在に装着されている。
【0022】
スライドアクチュエータ4は車両2に固定されており、図2に示すように、その本体ケーシング4aにはスライドモータ11が装着されている。スライドモータ11は制御手段としてのコントロールユニット12に電気的に接続されており、このコントロールユニット12を介して図示しないバッテリから供給される電流により作動するようになっている。
【0023】
コントロールユニット12は、制御信号を演算するマイクロプロセッサ(CPU)と、制御プログラム、演算式およびマップデータなどが格納されるROMと、一時的にデータを格納するRAMなどを有しており、本体ケーシング4aに固定されている。
【0024】
このスライドモータ11の出力軸11aには周方向に向けて多数の磁極が着磁されたマグネット13が固定されており、また、本体ケーシング4aにはこのマグネット13に近接させてホールIC14が取り付けられている。また、ホールIC14の出力信号はコントロールユニット12に入力されるようになっており、スライドモータ11が回転すると、その回転数に応じたパルス信号がホールIC14から出力され、そのパルス信号がコントロールユニット12に送られるようになっている。
【0025】
スライドモータ11の回転は減速歯車15を介してワイヤ10が巻回されるドラム16に伝達されるようになっている。ドラム16には、それぞれプーリアッシー9a,9bを介して車両の前方側もしくは後方側から導かれた前述のワイヤ10が巻きつけられており、スライドモータ11の回転に伴いドラム16が回転されるといずれか一方の側のワイヤ10がドラム16に巻き取られるようになっている。この場合、いずれの側のワイヤ10が巻き取られるかはスライドモータ11の回転方向により決まることになる。つまり、スライドモータ11によりドラム16が図2中時計回りに回転されると、車両前方側のワイヤ10が巻き取られ、スライドドア3を閉方向に移動させることになる。反対にドラムが図2中反時計回りに回転すると、車両後方側のワイヤ10が巻き取られてスライドドア3を開方向に移動させることになる。ドラム16の前段にはテンショナー機構17が設けられており、ワイヤ10の緩みを取ってワイヤの張力を常に一定範囲に維持できるようになっている。この場合、テンショナー機構17には、固定プーリ18と移動プーリ19とが設けられており、ワイヤ10は固定プーリ18から移動プーリ19に掛け回された後ドラム16に巻き取られる。また、移動プーリ19にはテンションスプリング20によりワイヤ10が引き回される経路を増加させる方向にばね力が加えられており、ワイヤ10が緩むと移動プーリ19がワイヤ10の経路を増す方向に自動的に移動して緩みが取られて所定の張力が保持されるようになっている。なお、本実施の形態においては、スライドモータ11の動力はワイヤ10を介してスライドドア3に伝達されるようになっているが、これに限らず、非金属製のベルト部材等、他の部材を用いるようにしてもよい。
【0026】
スライドドア3の閉止側端部5には、距離検出手段としての3つの超音波センサ21,22,23が、それぞれ閉止側端部5の車両上下方向に等間隔に並べて取り付けられている。超音波センサ21,22,23は、それぞれ所定の出力の超音波を発信する図示しない発信器と発信された超音波の反射波を受信する図示しない受信器とを有しており、超音波の発信方向がスライドドア3の移動軌跡上に向くように配置されている。ここで、スライドドア3の移動軌跡とは、スライドドア3の閉止側端部5が、スライドドア3が全開位置から全閉位置にまで移動する際の軌跡であり、この移動軌跡上はスライドドア3の閉止側端部5と車両2の閉止側開口端6との間に異物24が挟み込まれる危険がある場所である。
【0027】
そして、スライドドア3の移動軌跡上に乗員や荷物等の異物24がある場合には、超音波センサ21,22,23はこの異物24により反射された反射波を受信し、その反射波の出力された超音波に対する減衰率からスライドドア3の閉止側端部5と異物24との距離つまり異物間距離Lfを検出することができるようになっている。そして、この超音波センサ21,22,23の検出信号は、コントロールユニット12に向けて出力されるようになっている。なお、本実施の形態においては、距離検出手段として超音波センサ21,22,23が用いられているが、これに限らず、スライドドア3と異物24との異物間距離Lfを検出できるセンサであれば、赤外線やレーザー等の他の距離検出手段を用いるようにしてもよい。
【0028】
一方、コントロールユニット12には、前述のホールIC14、超音波センサ21,22,23に加え、車室内に設けられた図示しないスライドドア開閉スイッチが接続されている。
【0029】
そして、コントロールユニット12は、ホールIC14から入力されたパルス信号をスライドドア3が所定の位置となったときを基点として積算することによりスライドドア3の現在位置を認識するようになっている。
【0030】
また、コントロールユニット12の図示しないメモリ内には、減速距離Ldと危険距離Lcとが格納されている。ここで、減速距離Ldは予め実験等により設定された値であり、閉方向に移動中のスライドドア3とこのスライドドア3の移動軌跡上にある異物24との距離Lfが、スライドドア3の減速が必要となる程度にまで接近したが、異物24を挟み込むにはまだ余裕があると判断される距離とされている。一方、危険距離Lcも予め実験等により設定された値であり、これ以上スライドドア3が異物24に近づくと挟み込みが発生する危険があると判断される距離である。したがって、危険距離Lcは減速距離Ldよりも小さな値に設定されている。そして、コントロールユニット12は、減速距離Ldおよび危険距離Lcと、異物間距離Lfとを比較することができるようになっている。
【0031】
次に、このような構造を持つパワースライドドア装置1の作動について説明する。
【0032】
まず、たとえばスライドドア3が全閉の状態から開閉スイッチの開側をオンすると、スライドモータ11はドラム16を図2中反時計回りに回転させるように制御され、スライドドア3は車両後方につまり乗降口2bを開く方向に移動を開始することになる。そして、センタローラアッシー7がスライドレール8の車両後方側の端部にまで達するとスライドモータ11は停止されスライドドア3は全開状態となる。反対に、スライドドア3が全開の状態から開閉スイッチの閉側がオンされると、スライドモータ11はドラム16を図2中時計回りに回転させるように制御され、スライドドア3は車両前方つまり乗降口2bを閉じる方向に移動されることになる。そして、閉止側端部5と閉止側開口端6との間隔が徐々に狭まり、これらにより乗降口2bが閉止されてスライドドア3が全閉状態となるとスライドモータ11が停止して閉動作が終了する。
【0033】
この際、スライドドア3の移動軌跡上に異物24が無い場合では、超音波センサ21,22,23から発信される超音波は車両の閉止側開口端6において反射されることになる。つまり、超音波センサ21,22,23はスライドドア3の閉止側端部5と閉止側開口端6との閉止距離Lsを検出することになる。これに対して、コントロールユニット12はこの閉止距離Lsと、ホールIC14からのパルス信号を積算した結果得られるスライドドア3の現在位置から割り出される閉止側端部5と閉止側開口端6との距離とを比較して、これらが同一の値の場合には異物24が無いと判断する。一方、超音波センサ21,22,23が検出した閉止距離Lsが、スライドドア3の現在位置から得られる距離より小さい場合には、コントロールユニット12は異物24を認識して挟み込み防止制御を行うことになる。
【0034】
次に、このような構造を持つパワースライドドア装置1の挟み込み防止制御について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0035】
まず、ステップS1において、スライドドア3の閉止側端部5と異物24との異物間距離Lfが減速距離Ld以下か否かが判断される。
【0036】
ここで、異物間距離Lfが減速距離Ld以下ではないと判断された場合には、ステップS2においてスライドドア3は通常の移動速度で駆動されることになる。
【0037】
一方、ステップS1において異物間距離Lfが減速距離Ld以下であると判断された場合には、ステップS3において、異物間距離Lfが危険距離Lc以下か否かが判断される。
【0038】
そして、ステップS3にて異物間距離Lfが危険距離Lc以下ではないと判断された場合には、ステップS4においてスライドドア3は減速制御されることになる。つまり、ステップS3において異物間距離Lfが危険距離Lc以下ではないと判断された場合には、異物間距離Lfがスライドドア3の減速が必要となる程度にまで接近したが、異物24を挟み込むにはまだ余裕があると判断されて、スライドドア3を停止させるのではなく、スライドドア3の移動速度をコントロールユニット12により所定の値にまで減速させて対応するのである。したがって、スライドドア3が異物24に接近する速度は低減することになり、異物24をスライドドア3の移動軌跡上から移動させる時間が確保されることになる。
【0039】
一方、ステップS3において異物間距離Lfが危険距離Lc以下であると判定された場合には、スライドドア3はコントロールユニット12によりその移動を停止されることになる。つまり、異物間距離Lfが危険距離Lc以下となったときには異物24の挟み込みが発生する危険があるので、スライドドア3の移動を停止して異物24の挟み込みを防止するのである。なお、本実施の形態においては、異物間距離Lfが危険距離Lc以下となったときにはスライドドア3の移動を停止させるようにしているが、これに限らず、スライドドア3の移動方向を逆転させるようにしてもよく、この場合、逆転後、所定の距離を移動してスライドドア3を停止させるようにしてもよい。
【0040】
このように、本発明のパワースライドドア装置1では、スライドドア3の移動軌跡上にある異物24とスライドドア3の閉止側端部5との異物間距離Lfを検出し、異物間距離Lfが予め設定された減速距離Ld以下となったときにはスライドドア3の移動速度を減速させるようにしたので、異物24をスライドドア3の移動軌跡上から移動させる時間が確保されることになり、このパワースライドドア装置1の安全性を向上させることができる。
【0041】
また、異物間距離Lfが予め設定された危険距離Lc以下となったときにはスライドドア3を停止させるようにしたので、スライドドア3の閉止側端部5と異物24とが接触すること無く挟み込みを防止することができ、このパワースライドドア装置1の安全性を向上させることができる。
【0042】
さらに、異物間距離Lfが予め設定された危険距離Lc以下となった場合にのみスライドドア3の移動が停止されることになるので、スライドドア3の移動軌跡上に異物24があることのみでスライドドア3の移動が停止されることが無く、このパワースライドドア装置1の操作性を向上することができる。
【0043】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態においては、開閉部材は車両2の側部2aにおいて車両2の前後方向に移動自在に装着されたスライドドア3となっているが、これに限らず、車両2の後端部に開閉自在に装着されたリヤハッチゲートや車両のルーフ部分に装着された開閉自在のサンルーフなどとしてもよい。
【0044】
また、本実施の形態においては、超音波センサ21,22,23はスライドドア3の車両前方側となる閉止側端部5に設けられ、スライドドア3の閉方向の移動の際にのみ挟み込み防止制御が行われるようになっているが、これに限らず、スライドドア3の車両後方側の端部などに設置するなど、開閉部材から開閉部材の移動軌跡上にある異物24までの異物間距離Lfを検出できる場所であればいずれの場所に設置してもよい。
【0045】
さらに、本実施の形態においては、異物間距離Lfが減速距離Ld以下となったときには、スライドドア3の移動速度は所定の値に減速されるようになっているが、これに限らず、その減速度合いが異物間距離Lfに応じて変化する、つまり、異物間距離Lfが予め設定された減速距離Ldに近い場合にはその減速度合いを小さく設定し、異物間距離Lfが予め設定された危険距離Lcに近づくほどその減速度合いを大きく設定するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、開閉部材の移動軌跡上に有る異物と開閉部材との距離が予め設定された減速距離以下となったときには、開閉部材の移動速度は減速されることになるので、異物を開閉部材の移動軌跡上から移動させる時間が確保されることになり、この車両用自動開閉装置の安全性を向上させることができる。
【0047】
また、本発明によれば、開閉部材の移動軌跡上に有る異物と開閉部材との距離が減速距離より小さい危険距離以下となったときには、開閉部材は停止もしくは逆転されることになるので、異物と開閉部材とが接触すること無く挟み込みを防止することができ、この車両用自動開閉装置の安全性を向上させることができる。
【0048】
さらに、本発明によれば、開閉部材の移動は、開閉部材の移動軌跡上の異物と開閉部材との距離が予め設定された危険距離以下となった場合にのみ停止されることになるので、移動軌跡上に異物があることのみで開閉部材の移動が停止されることが無く、この車両用自動開閉装置の操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるパワースライドドア装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示すスライドアクチュエータの詳細を示す断面図である。
【図3】図1に示すスライドドアを車両側方から見た説明図である。
【図4】図1に示すパワースライドドア装置の挟み込み防止制御時における制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パワースライドドア装置
2 車両
2a 側部
2b 乗降口
3 スライドドア
4 スライドアクチュエータ
4a 本体ケーシング
5 閉止側端部
6 閉止側開口端
7 センタローラアッシー
8 スライドレール
8a 曲線部
9a,9b プーリアッシー
10 ワイヤ
10a,10b 端部
11 スライドモータ
11a 出力軸
12 コントロールユニット
13 マグネット
14 ホールIC
15 減速歯車
16 ドラム
17 テンショナー機構
18 固定プーリ
19 移動プーリ
20 テンションスプリング
21,22,23 超音波センサ
24 異物
Lf 異物間距離
Ld 減速距離
Lc 危険距離
Ls 閉止距離

Claims (5)

  1. 車両に開閉自在に装着された開閉部材と前記開閉部材を駆動するアクチュエータと、前記開閉部材に設けられ前記開閉部材の移動軌跡上にある異物と前記開閉部材との距離を検出する距離検出手段と、前記距離検出手段の検出距離に基づいて前記アクチュエータの作動を制御する制御手段とを有し、前記開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    前記アクチュエータは、
    前記制御手段によって回転制御される電動モータと、
    前記電動モータの回転とともに回転するマグネットと前記マグネットの回転を検出するホールICとを備え前記電動モータの回転を検出する回転検出手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記回転検出手段の検出信号に基づいて割り出される前記開閉部材の閉止側端部と前記車両の閉止側開口端との距離と、前記距離検出手段により検出された距離とを比較し、前記閉止側端部と前記閉止側開口端との距離よりも前記距離検出手段により検出された距離が小さい場合に異物を検出する異物検出部と、
    前記異物検出部により異物が検出されたときに、前記距離検出手段により検出された距離と予め設定された減速距離とを比較し、前記距離検出手段により検出された距離が前記減速距離よりも大きい場合には前記開閉部材を通常動作させ、前記距離検出手段により検出された距離が前記減速距離よりも小さい場合には前記開閉部材の移動速度を減速させる減速距離判定部と、
    前記距離検出手段により検出された距離が前記減速距離判定部により前記減速距離よりも小さいと判断されたときに、前記距離検出手段により検出された距離と前記減速距離より小さい予め設定された危険距離とを比較し、前記距離検出手段により検出された距離が前記危険距離よりも小さい場合には前記開閉部材を停止または逆転させる危険距離判定部とを有することを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉部材が、前記車両の側部において、前記車両の前後方向に移動自在に装着されていることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉部材が前記車両の後端部に装着されていることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記アクチュエータは、前記開閉部材に取り付けられたワイヤと、前記ワイヤを巻回するためのドラムをさらに備え、前記電動モータによって前記ドラムを動作させるものであって、前記開閉部材と前記ドラムの間には、テンショナー機構が設けられていることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記距離検出手段が超音波センサであることを特徴とする車両用自動開閉装置。
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