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JP3853616B2 - 通信型ナビゲーションシステム - Google Patents

通信型ナビゲーションシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載されたナビゲーション装置と、このナビゲーション装置と情報の送受信を行う情報サーバとを備えた通信型ナビゲーションシステムに関し、特に、案内経路の更新を行うタイミングを設定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平10−160498号公報に開示ナビゲーション装置のように、例えば車両の走行中における所定の経過時間や所定の走行距離毎に、車両の現在位置と目的地の情報を外部の情報センタへ送信し、情報センタ側にて現在の交通情報を考慮して新たに算出された経路情報を受信して、目的地までの経路設定を自動的に更新するナビゲーション装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術の一例によるナビゲーション装置においては、情報センタと通信を行って目的地までの経路設定を更新するタイミングは、単に、予め設定された所定の経過時間や所定の走行距離、さらには、予め操作者により設定された所定の通過点等に基づいて決定されているだけであって、例えば車両の走行状態や経路設定の更新が必要とされる道路状況等は考慮されていない。
このため、運転者が経路設定の更新を必要としていない場合においても、ナビゲーション装置は情報センタと通信を行い、過剰な頻度で経路設定を更新してしまう虞があり、運転者が煩わしさを感じるという問題が生じる。
しかも、ナビゲーション装置と情報センタとの通信が、例えば自動車電話や携帯電話等の通信回線を利用して行われる場合には、通信に要する費用が嵩むという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、リアルタイムでの道路交通情報を考慮して適切なタイミングで目的地までの経路設定の更新を行うことが可能な通信型ナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の通信型ナビゲーションシステムは、車両に搭載されたナビゲーション装置(例えば、後述する実施の形態におけるナビゲーション装置11)と、前記ナビゲーション装置と通信接続可能とされた情報サーバ(例えば、後述する実施の形態における情報サーバ12)とを備えた通信型ナビゲーションシステムであって、前記ナビゲーション装置は、前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段(例えば、後述する実施の形態における現在位置検出部23)と、前記現在位置または予め設定された出発地と、目的地とを前記情報サーバへ発信する通信手段(例えば、後述する実施の形態における通信部21)とを備え、前記情報サーバは、道路交通情報を記憶する交通情報記憶手段(例えば、後述する実施の形態における交通情報記憶部31)と、道路地図情報を記憶する地図情報記憶手段(例えば、後述する実施の形態における地図情報記憶部32)と、前記ナビゲーション装置とデータの送受信を行うサーバ側通信手段(例えば、後述する実施の形態におけるサーバ側通信部33)と、前記ナビゲーション装置から受信した前記現在位置または前記出発地と、前記目的地と、前記交通情報記憶手段に格納した前記道路交通情報とに基づいて案内経路を算出する案内経路算出手段(例えば、後述する実施の形態における案内経路算出部34)と、前記案内経路算出手段にて算出した前記案内経路に基づいて、前記ナビゲーション装置から前記情報サーバに対して通信要求を行う通信要求地点を抽出する通信要求地点抽出手段(例えば、後述する実施の形態における通信要求地点抽出部35)とを備え、前記サーバ側通信手段は、前記ナビゲーション装置から前記情報サーバに対する前記通信要求に応じて、前記案内経路と前記通信要求地点とを前記ナビゲーション装置へ送信することを特徴としている。
【0005】
上記構成の通信型ナビゲーションシステムによれば、車両のナビゲーション装置から情報サーバに対して、車両の現在位置または予め設定された出発地と目的地との情報が送信されると、情報サーバの案内経路算出手段は、交通情報記憶手段に格納した道路交通情報を考慮して目的地までの案内経路を算出する。次に、この案内経路に基づいて、次回以降の案内経路の更新が必要とされる地点、つまりナビゲーション装置から情報サーバに対して通信要求を行い車両の現在位置等の情報を送信するための通信要求地点を抽出する。そして、情報サーバは、算出した案内経路と抽出した通信要求地点との情報をナビゲーション装置へ送信し、これらの情報を受信したナビゲーション装置は案内経路および通信要求地点を更新する。
【0006】
これにより、例えば渋滞情報や規制情報等のリアルタイムでの道路交通情報に基づいて案内経路を適切に更新することができる。さらに、更新された案内経路において、次回以降の経路更新が必要とされる地点(例えば、渋滞発生地点近傍の交差点等からなる通信要求地点)を道路交通情報に基づいて抽出することによって、適切な頻度かつタイミングで経路更新を行うことができる。これにより、運転者等が経路更新に対して煩わしさを感じることを防止して、経路更新時にナビゲーション装置と情報サーバとの間で行われる通信に要する費用の削減に資することができる。
【0007】
さらに、請求項2に記載の本発明の通信型ナビゲーションシステムでは、前記通信要求地点は、高速道路または有料道路の出入口であることを特徴としている。
上記構成の通信型ナビゲーションシステムによれば、通信要求地点を高速道路または有料道路の出入口に設定することによって、適切なタイミングで経路更新を行うことができる。
【0008】
さらに、請求項3に記載の本発明の通信型ナビゲーションシステムでは、前記ナビゲーション装置は、前記情報サーバから前記通信部を介して受信した前記案内経路に基づいて経路案内を行う経路案内手段(例えば、後述する実施の形態における表示部22)を備え、前記通信部は、前記車両の現在位置が前記通信要求地点の近傍に設定する通信開始地点に到達した時点で前記現在位置および前記目的地を前記情報サーバへ送信し、これらの前記現在位置および前記目的地に基づき前記案内経路算出手段にて新たに算出された前記案内経路を前記情報サーバから受信することを特徴としている。
【0009】
上記構成の通信型ナビゲーションシステムによれば、ナビゲーション装置は、情報サーバにて抽出された通信要求地点の近傍に設定する通信開始地点に到達した時点で情報サーバと通信を行う。このため、例えば交差点や分岐路等に設定された通信要求地点に到達する以前に、新たに更新された案内経路を取得することができる。これにより、運転者は、走行経路の確認や変更等を余裕を持って行うことができる。
【0010】
さらに、請求項4に記載の本発明の通信型ナビゲーションシステムでは、前記ナビゲーション装置は、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段(例えば、後述する実施の形態における車両状態検出部25)と、該走行状態検出手段にて検出された前記走行状態の情報に基づいて前記通信開始地点を変更する通信開始地点変更手段(例えば、後述する実施の形態における通信開始地点変更部26)とを備えたことを特徴としている。
上記構成の通信型ナビゲーションシステムによれば、例えばリアルタイムでの道路交通情報に加えて、例えば車両の走行速度や加速度等を含む車両の走行状態に応じて通信要求地点を変更する。例えば車両の走行速度が相対的に大きい場合には、通信要求地点を車両の現在位置に近づけることで、運転者は更新された案内経路に基づく走行経路の確認や変更等を余裕を持って行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る通信型ナビゲーションシステムについて添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る通信型ナビゲーションシステム10のブロック構成図である。
本実施の形態による通信型ナビゲーションシステム10は、車両に搭載されたナビゲーション装置11と、情報サーバ12とを備えて構成されている。
【0012】
ナビゲーション装置11は、例えば、通信部21と、表示部22と、現在位置検出部23と、目的地設定部24と、車両状態検出部25と、通信開始地点変更部26と、出発地設定部27とを備えて構成されている。
通信部21は、例えばナビゲーション装置11に接続された携帯端末や自動車電話等を介して、情報サーバ12と通信接続可能とされている。そして、通信部21は、後述するように、情報サーバ12に対して通信要求を発信し、車両の現在位置または出発地と目的地との情報を送信すると共に、情報サーバ12から案内経路と通信要求地点との情報を受信する。
表示部22は、例えば現在位置検出部23にて検出した車両の現在位置あるいは出発地設定手段27において設定された出発地と、目的地設定部24において操作者により直接入力された目的地との間の案内経路や通信要求地点等を、記憶部(図示略)から検索した地図データ上に表示する。
【0013】
現在位置算出部23は、例えば人工衛星を利用して車両の位置を測定するためのGPS(Global Position System)信号や、例えば適宜の基地局を利用してGPS信号の誤差を補正して測位精度を向上させるためのD(Differential)GPS信号等の測位信号を受信する測位信号受信部を備えている。
また、現在位置算出部23には、例えば、水平面内での車両の向きや鉛直方向に対する傾斜角度の角度変化量等を検出する圧電素子やジャイロセンサー等からなるヨーレイトセンサと、車両の速度や加速度を検出する車速センサとを備えてなる車両状態検出部25が接続されている。
【0014】
そして、現在位置検出部23は、測位信号受信部にて受信したGPS信号やDGPS信号等の測位信号や、ヨーレイトセンサおよび車速センサから出力される検出信号に基づく自律航法の算出処理によって、車両の現在位置を算出する。さらに、算出した車両の現在位置と地図データとに基づいてマップマッチングを行う。
【0015】
通信開始地点変更部26は、後述するように、通信部21にて情報サーバ12から受信した案内経路および通信要求地点の情報と、車両状態検出部25から出力される車両状態の検出信号(例えば、車速センサにて検出される車両の速度等)とに基づいて、案内経路上における通信開始地点を変更する。
例えば車両の走行速度が相対的に大きい場合には、通信開始地点を車両の現在位置に近づける。
【0016】
情報サーバ12は、交通情報記憶部31と、地図情報記憶部32と、サーバ側通信部33と、案内経路算出部34と、通信要求地点抽出部35とを備えて構成されている。
交通情報記憶部31は、例えば外部の情報提供センタ等から各道路における最新の道路交通情報を取得して記憶する。
地図情報記憶部32は、道路地図情報等を含む地図情報を記憶する。
【0017】
サーバ側通信部33は、例えばナビゲーション装置11に接続された携帯端末や自動車電話等を介して、ナビゲーション装置11の通信部21と通信接続可能とされている。
そして、サーバ側通信部33は、後述するように、ナビゲーション装置11から情報サーバ12に対する通信要求を受信し、車両の現在位置または出発地と目的地との情報を受信すると共に、ナビゲーション装置11へ案内経路と通信要求地点との情報を送信する。
【0018】
案内経路算出部34は、例えば、ナビゲーション装置11から受信した車両の現在位置または出発地と目的地との情報と、交通情報記憶部31に記憶した最新の道路交通情報と、地図情報記憶部32に記憶した地図情報とに基づいて、目的地までの案内経路を算出する。
通信要求地点抽出部35は、例えば、案内経路算出部34にて算出した案内経路と、交通情報記憶部31に記憶した最新の道路交通情報と、地図情報記憶部32に記憶した地図情報とに基づいて、案内経路上における通信要求地点を抽出する。
ここで、通信要求地点とは、例えば高速道路や有料道路の出入口や、例えばリアルタイムでの渋滞発生地点や交通規制箇所、さらには、過去の履歴に基づく渋滞多発地点等の手前に存在する交差点や分岐点等のように、例えば車両の走行状態や道路状況等に応じて経路設定の更新が必要とされる可能性がある重要分岐点である。
【0019】
本実施の形態による通信型ナビゲーションシステム10は上記構成を備えており、次に、この通信型ナビゲーションシステム10の動作について添付図面を参照しながら説明する。
図2から図4は目的地に至るまでの車両の現在位置と、情報サーバ12から受信する案内経路の情報とを示す図であり、図5は通信型ナビゲーションシステム10の動作、特に、ナビゲーション装置11と情報サーバ12との間で送受信される情報と、ナビゲーション装置11および情報サーバ12の各動作を示す図である。
【0020】
先ず、図5に示すステップS01において、例えば図2に示すように、車両Aが出発地Sから発進すると、ナビゲーション装置11は、車両の出発地Sと目的地Gとの情報を情報サーバ12へ送信する。
次に、図5に示すステップS02において、情報サーバ12は、ナビゲーション装置11から受信した出発地Sおよび目的地Gの情報と、交通情報記憶部31に記憶した最新の道路交通情報と、地図情報記憶部32に記憶した地図情報とに基づいて、出発地Sから目的地Gまでの第1案内経路R1(例えば、図2に示す点線R1)を算出する。
【0021】
次に、図5に示すステップS03において、案内経路算出部34にて算出した第1案内経路R1と、交通情報記憶部31に記憶した最新の道路交通情報と、地図情報記憶部32に記憶した地図情報とに基づいて、この第1案内経路R1上における第1通信要求地点P1を抽出する。
次に、図5に示すステップS04において、情報サーバ12は、案内経路算出部34にて算出した第1案内経路R1と、通信要求地点抽出部35にて抽出した第1案内経路R1上の第1通信要求地点P1との情報をナビゲーション装置11へ送信する。
【0022】
次に、図5に示すステップS05において、例えば図3に示すように、車両Aの現在位置が第1案内経路R1上における第1通信要求地点P1近傍の所定の手前位置である通信開始地点Q1に到達した時点で、ナビゲーション装置11は情報サーバ12へ通信要求を送信する。
なお、ナビゲーション装置11は、車両状態検出部25から出力される車両状態の検出信号(例えば、車速センサにて検出される車両の速度等)に基づいて、案内経路上における通信開始地点を変更してもよい。例えば車両Aの速度が相対的に大きい場合には、通信開始地点Q1を車両の現在位置に近づけるように変更する。
そして、図5に示すステップS06において、ナビゲーション装置11は、車両Aの現在位置(つまり、通信開始地点Q1)および目的地Gの情報を情報サーバ12へ送信して、案内経路の更新要求を行う。
【0023】
次に、図5に示すステップS07において、情報サーバ12は、ナビゲーション装置11から受信した現在位置Q1および目的地Gの情報と、交通情報記憶部31に記憶した最新の交通情報と、地図情報記憶部32に記憶した地図情報とに基づいて、新たに、現在位置Q1から目的地Gまでの第2案内経路R2(例えば、図4に示す点線R2)を算出する。
【0024】
そして、図5に示すステップS08において、案内経路算出部34にて算出した第2案内経路R2と、交通情報記憶部31に記憶した最新の道路交通情報と、地図情報記憶部32に記憶した地図情報とに基づいて、この第2案内経路R2上における第2通信要求地点P2を抽出する。
次に、図5に示すステップS09において、情報サーバ12は、案内経路算出部34にて算出した第2案内経路R2と、通信要求地点抽出部35にて抽出した第2案内経路R2上の第2通信要求地点P2との情報をナビゲーション装置11へ送信する。
【0025】
なお、情報サーバ12は、新たに算出した第2案内経路R2が先に算出した第1案内経路R1と同等の経路であっても、この第2案内経路R2をナビゲーション装置11へ送信することとなる。
そして、車両の現在位置が目的地Gに到達するまで、上述したステップS05からステップS09の処理を繰り返す。
【0026】
上述したように、本実施の形態による通信型ナビゲーションシステム10によれば、例えば渋滞情報や規制情報等のリアルタイムでの道路交通情報に基づいて案内経路を適切に更新することができる。さらに、更新された案内経路において、次回以降の経路更新が必要とされる地点、つまり通信要求地点を道路交通情報に基づいて抽出することによって、適切な頻度かつタイミングで経路更新を行うことができる。
これにより、運転者等が経路更新に対して煩わしさを感じることを防止して、経路更新時にナビゲーション装置11と情報サーバ12との間で行われる通信に要する費用の削減に資することができる。
しかも、リアルタイムでの道路交通情報や地図情報等の大容量のデータの格納と、案内経路の算出および通信要求地点の抽出処理とを、情報サーバ12側で行うようにしたことで、車両に搭載されるナビゲーション装置11の構成が複雑化することを防ぎ、ナビゲーション装置11で実行される処理の負荷を軽減することができる。
【0027】
なお、上述した本実施形態においては、ナビゲーション装置11に、例えばFM多重放送や路上等に配置されたビーコン装置からの光信号や電波信号等によって配信される道路交通情報を受信する交通情報取得部を備えてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の通信型ナビゲーションシステムによれば、リアルタイムでの道路交通情報に基づいて案内経路を適切に更新することができる。さらに、更新された案内経路において、次回以降の経路更新が必要とされる地点を道路交通情報に基づいて抽出することによって、適切な頻度かつタイミングで経路更新を行うことができる。
これにより、運転者等が経路更新に対して煩わしさを感じることを防止して、経路更新時にナビゲーション装置と情報サーバとの間で行われる通信に要する費用の削減に資することができる。
【0029】
さらに、請求項2に記載の本発明の通信型ナビゲーションシステムによれば、通信要求地点を高速道路または有料道路の出入口に設定することによって、適切なタイミングで経路更新を行うことができる。
さらに、請求項3に記載の本発明の通信型ナビゲーションシステムによれば、運転者は、走行経路の確認や変更等を余裕を持って行うことができる。
また、請求項4に記載の本発明の情報サーバ装置によれば、道路交通情報に加えて車両の走行状態に応じて通信開始地点を変更することで、運転者は更新された案内経路に基づく走行経路の確認や変更等を余裕を持って行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る通信型ナビゲーションシステムのブロック構成図である。
【図2】 目的地に至るまでの車両の現在位置と、情報サーバから受信する案内経路の情報とを示す図である。
【図3】 目的地に至るまでの車両の現在位置と、情報サーバから受信する案内経路の情報とを示す図である。
【図4】 目的地に至るまでの車両の現在位置と、情報サーバから受信する案内経路の情報とを示す図である。
【図5】 通信型ナビゲーションシステムの動作、特に、ナビゲーション装置と情報サーバとの間で送受信される情報と、ナビゲーション装置および情報サーバの各動作を示す図である。
【符号の説明】
10 通信型ナビゲーションシステム
11 ナビゲーション装置
12 情報サーバ
21 通信部(通信手段)
22 表示部(経路案内手段)
23 現在位置検出部(現在位置検出手段)
25 車両状態検出部(走行状態検出手段)
26 通信開始地点変更部(通信開始地点変更手段)
31 交通情報記憶部(交通情報記憶手段)
32 地図情報記憶部(地図情報記憶手段)
33 サーバ側通信部(サーバ側通信手段)
34 案内経路算出部(案内経路算出手段)
35 通信要求地点抽出部(通信要求地点抽出手段)

Claims (4)

  1. 車両に搭載されたナビゲーション装置と、前記ナビゲーション装置と通信接続可能とされた情報サーバとを備えた通信型ナビゲーションシステムであって、
    前記ナビゲーション装置は、前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置または予め設定された出発地と、目的地とを前記情報サーバへ発信する通信手段とを備え、
    前記情報サーバは、道路交通情報を記憶する交通情報記憶手段と、道路地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記ナビゲーション装置とデータの送受信を行うサーバ側通信手段と、
    前記ナビゲーション装置から受信した前記現在位置または前記出発地と、前記目的地と、前記交通情報記憶手段に格納した前記道路交通情報とに基づいて案内経路を算出する案内経路算出手段と、
    前記案内経路算出手段にて算出した前記案内経路に基づいて、前記ナビゲーション装置から前記情報サーバに対して通信要求を行う通信要求地点を抽出する通信要求地点抽出手段とを備え、
    前記サーバ側通信手段は、前記ナビゲーション装置から前記情報サーバに対する前記通信要求に応じて、前記案内経路と前記通信要求地点とを前記ナビゲーション装置へ送信することを特徴とする通信型ナビゲーションシステム。
  2. 前記通信要求地点は、高速道路または有料道路の出入口であることを特徴とする請求項1に記載の通信型ナビゲーションシステム。
  3. 前記ナビゲーション装置は、前記情報サーバから前記通信部を介して受信した前記案内経路に基づいて経路案内を行う経路案内手段を備え、前記通信部は、前記車両の現在位置が前記通信要求地点の近傍に設定する通信開始地点に到達した時点で前記現在位置および前記目的地を前記情報サーバへ送信し、これらの前記現在位置および前記目的地に基づき前記案内経路算出手段にて新たに算出された前記案内経路を前記情報サーバから受信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の通信型ナビゲーションシステム。
  4. 前記ナビゲーション装置は、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段にて検出された前記走行状態の情報に基づいて前記通信開始地点を変更する通信開始地点変更手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の通信型ナビゲーションシステム。
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